JP2710459B2 - 被搬送体送り装置 - Google Patents

被搬送体送り装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、振動波駆動装置を用いて被搬送体を送る被
搬送体送り装置に関する。
[従来の技術] 従来、プリンタのシート送り装置、特にシートをピッ
チ送りして、印字ヘッドを左右に駆動するシリアル・プ
リンタに於けるシート送り装置は、駆動源にステップモ
ータを用い、歯車伝達機構、あるいはプーリベルトを介
してプラテンローラを駆動し、プラテンによりシートを
送るようにしているのが普通である。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、モータの動力を歯車
を介して、あるいはプーリベルトを介してプラテンロー
ラに伝えて紙等のシートを動かす構造であったので、こ
の歯車の歯車精度の誤差、バックラッシュ等によって紙
の送り量に誤差を生じていた。
シリアル・プリンタでは、印字ヘッドを左右に動かし
て一行印字した後、シート送り装置によって、ヘッドの
印字幅だけ紙を送る。しかし、紙の送り量には誤差があ
るので、次の行を印字したときに前の行との間に隙間が
できたり、重なって印字が濃くなったりしていた。その
他歯車が騒音を発生せしめるし、部品点数も多くなる、
構造が大きくなるという欠点も有していた。
そこで、本出願人は進行波を発生させて移送力を得る
振動波駆動装置を利用したシート送り装置を提案してい
る。
振動波駆動装置の基本的な駆動原理については公知で
あるので、ここでは詳述しないが、振動波駆動装置をシ
ート送り装置に用いる構成を簡単に説明する。
振動波駆動装置は、長円環形状の弾性体の片面側に圧
電素子を接着した振動弾性体からなり、この圧電素子に
交流電界を印加することにより該弾性体の表面に進行性
振動波を励起させ、この弾性体の表面に被搬送体である
シートを押圧させることにより、シートに駆動力を付与
し、シートの搬送を行うものである。
しかし、このようなシート搬送方式において、弾性体
とシートとは直接に接触しているので、紙種による摩擦
係数の違により搬送可能な紙の種類が限定されること、
また前記弾性体の接触部は紙の片側なので幅広の紙は送
りにくいこと、さらに紙の斜行をおさえる部分が短いた
め、斜行量を少なくすることは難しい、という欠点を有
していた。
本発明の目的は、従来の問題を解決し、シート等の被
搬送体を高精度に送ることができる被搬送体送り装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的を実現する構成は、無端回動可能に配置
させたベルト状の搬送体と、該搬送体の平面領域の一方
面側に接触するものであって、進行波が形成される弾性
体と、該搬送体の該平面領域の他方面側であって、該搬
送体と該弾性体とを圧接させるために該搬送体に加圧力
を与える加圧部材と、該搬送体に接する給送部材とを備
え、前記弾性体に形成される進行波により前記搬送体を
回動させ、該搬送体と該給送部材との間に挟持されるシ
ート状被搬送体を搬送することを特徴とする被搬送体送
り装置にある。
[作 用] 上記した構成の被搬送体送り装置は、弾性体に対して
加圧部材を介して搬送体が圧接されることにより、振動
波駆動装置としての機能が発揮されて搬送体が進行波に
より直接無端回動される。そして、無端回動する搬送体
と給送部材の間に挟持したシート状被搬送体を搬送する
ので、シート状被搬送体の種類やサイズ等に関係なく被
搬送体を高精度に送ることができる。
[実 施 例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は、本発明による被搬送体送り装置の一実施例
を示し、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面図を示
す。1は長円環形状に形成された金属からなる弾性体
で、櫛歯形状の凹凸面に形成された下面とは反対面(即
ち上面)に、第3図に示すパターンを有する圧電素子1b
が接着されている。この圧電素子1bの駆動用A相電極群
(A相)と駆動用B相電極群(B相)とは、位置的にλ
/4(λは波長)の位相差を有して配置されたA相とB相
に90゜の位相差を有する交流電圧を印加することによ
り、第2図に示すように、弾性体1の表面に、例えばU
方向に進行する符号Aで示すような楕円運動、いわゆる
進行波が発生する。
本実施例は弾性体1に形成される進行波のうち弾性体
1の一方の直線部1cに形成される進行波を駆動波として
利用するもので、該直線部1cの延長上の前後にローラ4,
5を配置し、これらのローラ4,5に、厚み方向に変形しに
くい硬質材料でできた無端ベルト2を張架しており、ベ
ルト2の上側搬送軌道面は、弾性体1の直線部1c表面に
接触している。
3はベルト2を弾性体1の直線部1cに押圧する加圧ロ
ーラで、不図示の回転軸を不図示のバネにより図示上向
きに付勢し、該押圧力を発生するようにしている。
6は給紙側に設けられているローラで、ベルト2に不
図示のバネで押圧されている。
シートが入るとベルトを動かし、排紙側に設けられた
ローラ9まで運ばれ、印字開始する。ローラ9も不図示
のバネでベルト2に押圧されている。
このように構成した被搬送体送り装置において、第2
図に示す如く弾性体1に矢印U方向に進行する進行波を
形成すると、弾性体1の一方の直線部1cの表面に発生す
る楕円運動によって、該表面には進行方向Uとは逆方向
の力が働き、この力が加圧ローラ3を介してベルト2に
作用し、ベルト2を矢印の方向に移動させる。
従ってベルト2の回動により、ローラ4,5が夫々矢印
方向に回転することとなり、シート10は搬送されること
となる。この時、シート10が弾性体1側によって行かな
いようにガイド部材101が配設されている。これらは拍
車状の円盤形状をなしており不図示のバネによってベル
ト2に押圧されている。よって、ベルト2が第1図矢印
方向に回動するとガイド部材101も同図矢印方向につら
れて回転する。この時、上記ガイド部材101の外周部
(拍車状の突起部)はベルト2の表面に押しつけられて
いるためシート10の端部をガイドすることができる。な
お、弾性体1の他方の直線部1aには、一方の直線部1cと
は逆向きの進行波が形成されるので、搬送されるベルト
2がこの他方の直線部1aに接触すると、ベルト2が蛇行
等の発生原因になるので、この領域まではベルト2がか
からないようにしている。なお、この部分は別の駆動系
となすことも可能である。
第4図は他の実施例を示す概略側面図である。
本実施例は、バブルジェットなどの非接触型印字ヘッ
ドを用いたプリンタに応用したもので、ローラ14とロー
ラ15との間に無端のベルト12を張架し、ベルト12の回転
ループ内に弾性体1を配置し、一方の長線部1cの表面を
ベルト12の搬送面の裏面に接触させ、加圧ローラ13によ
りベルト12を弾性体1の一方の長線部1cに圧接させてい
る。
また、ローラ14とローラ15には夫々排紙用のローラ17
と給紙用のローラ16とが押圧され、加圧ローラ13とロー
ラ17と印字ヘッド20が配置され、シートの搬送について
超音波モータにより駆動されるベルト12に依存してい
る。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、無端回動
可能に配置されたベルト状の搬送体に、進行波が形成さ
れる弾性体を圧接して該搬送体を回動させ、該搬送体と
給送部材との間に挟持されるシート状被搬送体を搬送す
るようにしたので、ギア等を用いた際での送り量に差が
生じるという問題が少なくなり、シート状被搬送体の高
精度搬送を実現することができる。また、搬送の際での
低騒音化も図れる。
さらに、進行波が形成される弾性体をベルト状の搬送
体の平面領域で加圧部材を用いて圧接させたので、圧接
力の設定管理が容易となり、組立調整を簡易とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による被搬送体送り装置の一実例を示
し、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面図である。 第2図は駆動原理を説明する図。 第3図は圧電素子の配置図。 第4図は他の実施例の概略図である。 1……弾性体、2……ベルト 3……加圧ローラ 4,9……排紙側ローラ 5,6……給紙側ローラ 10……紙、20……印字ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−8127(JP,A) 特開 昭57−9606(JP,A) 特開 平3−51239(JP,A) 特開 平1−283071(JP,A) 特開 昭63−230443(JP,A) 特公 平8−18721(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端回動可能に配置させたベルト状の搬送
    体と、該搬送体の平面領域の一方面側に接触するもので
    あって、進行波が形成される弾性体と、該搬送体の該平
    面領域の他方面側であって、該搬送体と該弾性体とを圧
    接させるために該搬送体に加圧力を与える加圧部材と、
    該搬送体に接する給送部材とを備え、前記弾性体に形成
    される進行波により前記搬送体を回動させ、該搬送体と
    該給送部材との間に挟持されるシート状被搬送体を搬送
    することを特徴とする被搬送体送り装置。
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