JPH03102031A - シート送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔ａ業上の利用分野〕 本発明は、超音波モータを利用したプリンター等に用い
られるシート送り装置社関する．［従来の技術］ 従来、プリンターのシート送り装置、特にシートをピッ
チ送りして印字ヘッドを左右に駆動するシリアルプリン
タにおけるシート送り装置は、駆動源にステップモータ
を用い、歯車伝達機構を介してプラテンローラを駆動し
、プラテンによりシートを送るようにしているのが普通
である． ［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、上記従来例では、モータの動力を歯車を
介してプラテンローラに伝えて紙を動かす構造であった
ので、この歯車の歯型精度の誤差、バックラッシュ等に
よマて紙の送り量に誤差を生じていた． シリアルプリンタでは、印字ヘッドを左右に動かして一
行印字した後、紙送り装置によってヘッドの印字幅だけ
紙を送る．しかし、紙の送り量には誤差があるので、次
の行を印字したときに、前の行との間に隙間ができたり
、重なって印字が濃くなったりしていた．その他、歯車
が騒音を発生する、部品点数が多い、構造が大きくなる
といった欠点を有していた． 本発明の目的は、従来の問題点を解決し、シートを高精
度に送れ、シートのピッチ送りに精度を要求されるプリ
ンタ等に好適なシート送り装置を提供することにある． ［課題を解決する手段］ 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、シ
ート給紙側とシート排紙側との間に無端回勤可能に配置
されたシート送りベルトと、該ベルトに接触する進行波
が形成される弾性体と、該ベルトを該弾性体の進行波形
成面に圧接する加圧ローラとを備え、該進行波により該
ベルトを摩擦駆動し、シートを該ベルトと共に摩擦力に
より給紙側から排紙側へ送ることを特徴とするシート送
り装置にある． ［作　　　用コ 上記した構成のシート送り装置は、弾性体に形成される
進行波で直接シート送るベルトを駆動し、シートを給紙
側から排紙側へ送る．［実　　施　　例コ 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る． 第１図は本発明によるシート送り装置の一実施例を示す
斜視図である． １は長円環形状に形成された金属からなる弾性体で、櫛
歯形状の凹凸面に形成された上面とは反対面に第３図に
示すパターンを有する圧電素子！ｂが接着されている．
この圧電素子１ｂの駆動用Ａ相電極群（Ａ相）と駆動用
Ｂ相電極群（Ｂ相）とは、位置的にλ／４（λは波長）
の位相差を有して配置され、また、Ａ相とＢ相に９０”
の位相差を有する交流電圧を印加することにより、第２
図に示すように、弾性体１の表面に例えば矢印Ｕ方向に
進行する符合ａで示すような楕円運動、所謂進行波が発
生する．本実施例は、弾性体１に形成される進行波のう
ち、弾性体１の一方の直線部１ｃに形成される進行波を
駆動波として利用するもので、該直線部１ｃの延長上の
前後にローラ４ａ，５ａを配置し、これらのローラ４ａ
，５ａに厚み方向に変形しにくい硬質材料でできた無端
ベルト２を張架しており、ベルト２の下側搬送軌道面は
弾性体１の直線部ＩＣ表面に接触している．３はベルト
２を弾性体１の直線部ＩＣに押圧する加圧ローラで、不
図示の回転軸を不図示のバネにより図中下向きに付勢し
、該押圧力を発生するようにしている． ６は給紙側に設けられている回転軸でローラ５ａとゴム
等の弾性体からなるローラ５ｂとが固定され、例えば給
紙カセット（不図示）に積載されているシート１０の最
上位置のシートがこれらのローラ５ａと５ｂに不図示の
バネにより押し付けられている． ８．９は排紙側に上下に離隔して設けられている回転軸
で、上側の回転軸８＆：はローラ４ａとゴム等の弾性体
からなるローラ４ｂとが固定され、下側の回転軸９には
ベルト２を介してローラ４ａと圧接する゛ゴム等の弾性
体からなるローラ７ａと、ローラ４ｂと圧接するゴム等
の弾性体からなるローラ４ｂとが固定されている． このように構成したシート送り装置において、弾性体１
に矢印Ｕ方向に進行する進行波を形成すると、弾性体１
の一方の直線部１ｃの表面に発生する楕円運動によって
、該表面には進行方向Ｕとは逆の方向に力が働き、この
力が加圧ローラ３を介してベルト２に作用し、ベルト２
を矢印方向に移動させる． したがって、ベルト２の回動により回転軸６．８が夫々
矢印方向に回転することになり、給紙側の最上位置のシ
ート１０がローラ５ｂとベルト２の摩擦力及び不図示の
分離爪の作用によって給紙カセットから取り出されて矢
印方向Ｃ搬送されることになる． 搬送されたシート１０が達すると、弾性体１の一方の直
線部１ｃに発生している楕円運動はシート１０に伝えら
れ、シート１ｏとベルト２との摩擦力により、シート１
０とベルト２は同様にして移動する． シート１０が加圧ローラ３を通過すると、ベルト２と弾
性体１とが加圧ローラ３により押圧され、同様にして同
一方向にベルト２が回動され、シート１０を排紙側に向
け移動させ、シート１０の先端がローラ４ａ，４ｂ，７
ａ，７ｂにより構戊される排紙ローラに挟持され排紙さ
れることとなる． なお、弾性体１の他方の直線部１ａには、方の直線部１
ｃとは逆向きの進行波が形成されるので、搬送されるシ
ート１０がこの他方の直線部１ａに接触すると斜行等の
発生原因になるので、この他方の直線部１ａを一方の直
線部ＩＣの面位置よりも低くすることが望ましい． 第４図は他の実施例を示す概略側面図である。

本実施例は、バブルジェットなどの非接触型印字ヘッド
を用いたプリンタに応用したもので、ローラ１４とロー
ラ１５との間に無端のベルト１２を張架し、ベルト１２
の回勤ルーブ内に弾性体１を配置し、一方の長線部１ｃ
の表面をベルト１２の上側搬送面の裏面に接触させ、加
圧ローラ１３によりベルト１２を弾性体１の一方の長線
部１ｃに圧接させている． また、ローラ１４とローラ１５には、夫々排紙用のロー
ラ１７と給紙用のローラ１６とが押圧され、加圧ローラ
１３とローラ１７との間に印字ヘッド２０が配置されて
いる． すなわち、回勅するベルト１２によって搬送されるシー
ト１０は、ローラ１６とローラ１７との間において、加
圧ローラ１３を除きその上面を覆うものがないので、印
字ヘッド２０の配置の自由度が大きく、また本実施例の
ように印字後の排紙の距離を十分にとることができる． ［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、弾性体に形
成される進行波を利用して直接シート送りベルトを９Ｗ
Ａ駆動するので、シートをピッチ送りする場合のように
起勤一停止を繰り返す場合でも、起動遅れや停止に要す
る距離が非常に短くなり、シートを高精度に所定量送る
ことができる。

また、歯車伝達機構を用いないので、低騒音化ができる
といった効果が得られる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるシート送り装置の一実施例を示す
斜視図、第２図は駆動原理を説明する図、第３図は圧電
素子の配置図、第４図は他の実施例の概略図である． １・・・弾性体　　　　　１ｂ・・・圧電素子２，ｌ２
・・・ベルト　　３．１３・・・加圧ローラ４ａ，４ｂ
，５ａ，５ｂ−・・ローラ ６，８．９・・・回転軸 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　シート給紙側とシート排紙側との間に無端回動可能
   に配置されたシート送りベルトと、該ベルトに接触する
   進行波が形成される弾性体と、該ベルトを該弾性体の進
   行波形成面に圧接する加圧ローラとを備え、該進行波に
   より該ベルトを摩擦駆動し、シートを該ベルトと共に摩
   擦力により給紙側から排紙側へ送ることを特徴とするシ
   ート送り装置。 ２　シート給紙側およびシート排紙側には、ベルトにシ
   ートを圧接する圧接ローラが夫々配置されていることを
   特徴とする請求項１に記載のシート送り装置。