JPH09226976A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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Publication number
JPH09226976A
JPH09226976A JP8041656A JP4165696A JPH09226976A JP H09226976 A JPH09226976 A JP H09226976A JP 8041656 A JP8041656 A JP 8041656A JP 4165696 A JP4165696 A JP 4165696A JP H09226976 A JPH09226976 A JP H09226976A
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JP
Japan
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roller
document
pulley
transport roller
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8041656A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yoshimizu
英毅 吉水
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1搬送ローラのニップ部を原稿後端が抜け
た瞬間に発生する第1搬送ローラの線速の増加に起因す
る画質の低下を防止する。 【解決手段】 モータプーリ20を回転モータ11に設置
し、この回転モータ11の出力軸11aに設けたモータプー
リ20と第1搬送ローラ6の第1プーリ14と第2搬送ロー
ラ9の第2プーリ15とにベルト17を架設することで、回
転モータ11から直接第1搬送ローラ6に回転を伝達す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、普通紙複写機、スキャナ等の画像形成装置に適用さ
れる原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はファクシミリ装置における原稿搬
送部の外観を示す側面図、図10は従来の原稿搬送装置の
内部の概略構成を示す側面図であり、1は原稿載置台、
2はピックアップコロ、3は加圧パッド、4はフィード
コロ、5はフィードコロ4に当接する分離コロ、6は第
1搬送ローラ、7は第1搬送ローラ6に当接しかつ従動
する第1加圧コロ、8は原稿の画像情報を読み取るイメ
ージセンサ、9は第2搬送ローラ、10は第2搬送ローラ
9に当接しかつ従動する第2加圧コロ、11は回転モー
タ、12は回転モータ11に設置されたモータギヤ、13はモ
ータギヤ12に噛合する減速ギヤ、14は第1搬送ローラ6
に対して同軸に設けられた第1プーリ、15は第2搬送ロ
ーラ9に対して同軸に設けられた第2プーリ、16は減速
ギヤ13に対して同軸に設けられたプーリ、17は第1プー
リ14と第2プーリ15とプーリ16との間に架設するベルト
を示す。
【0003】原稿載置台1に原稿をセットしたとき、最
下位の原稿にはピックアップコロ2が当接し、最上位の
原稿には加圧パッド3が当接し、この加圧パッド3によ
って、原稿がピックアップコロ2側に押圧される。ピッ
クアップコロ2が図中矢印方向に回転すると、最下位の
原稿からフィードコロ4と分離コロ5との当接部に送ら
れ、この当接部において原稿が1枚ずつ分離されて第1
搬送ローラ6と第1加圧コロ7との当接部に原稿が送ら
れる。そして、原稿は、第1搬送ローラ6によって所定
の速度でイメージセンサ8側に送られ、イメージセンサ
8によって画像読取が行われながら、第2搬送ローラ9
によって外部に排出される。
【0004】第1搬送ローラ6および第2搬送ローラ9
は回転モータ11を駆動源としており、回転モータ11の回
転を減速ギヤ13によって減速し、この減速ギヤ13の回転
を、プーリ16、第1プーリ14および第2プーリ15を介し
てベルト17によって第1搬送ローラ6および第2搬送ロ
ーラ9に伝達することにより、第1搬送ローラ6および
第2搬送ローラ9が回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のファ
クシミリ装置では、搬送速度を遅くするためにモータ軸
の1段目の減速にはギヤ(減速ギヤ13)を使用して減速比
を大きくとっていた。このため、原稿後端が第1搬送ロ
ーラ6を抜けるときに、第1搬送ローラ6を回転させる
力が働き、減速ギヤ13の回転がモータギヤ12の回転より
も速くなって、バックラッシュの分、減速ギヤ13はモー
タギヤ12と再度噛合するまで回転し、その後停止状態と
なる。そのため、回転モータ11の回転に減速ギヤ13が追
従するまでに、原稿の搬送が止まる現象が生ずる。この
ような現象が起こった結果、図11に示すように、イメー
ジセンサ8によって読み取られた画像Gは、部分的に鋸
歯状のジッター(jitter)が発生する。すなわち、図中A
の部分は、減速ギヤ13が規定搬送速度よりも早く回転す
ることに因るものであり、図中Bの部分は、回転モータ
11の回転に減速ギヤ13が追従するまで原稿の搬送が止ま
ることに因るものである。
【0006】次に、前記した現象が発生する理由につい
て図面を参照して説明する。
【0007】図12は、原稿D後端が第1搬送ローラを抜
けた直後の、第1搬送ローラおよび第1加圧コロの状態
を示す説明図であり、R1は第1加圧コロ半径、R0は第
1搬送ローラ6の半径、δnはニップ幅、Pは加圧力、
Fは原稿D後端が第1搬送ローラ6を抜けた直後に原稿
D先端に働く力、fhはFの接線方向の分力、fvはFの
軸心方向の分力、Thは原稿Dが抜けた直後に発生する
トルクを示す。
【0008】原稿D後端が第1搬送ローラ6を抜けると
きに働く第1搬送ローラ6を回転させる力には分力fh
が相当する。そこで、分力fhは理論的には(数1),(数
2)に示す式で表すことができる。
【0009】
【数1】fh=Fsinθ1 θ1は、第1搬送ローラ6の中心を基準として、第1加
圧コロ7と第1搬送ローラ6との当接点と、原稿D先端
と第1搬送ローラ6との当接点とからなす角度である。
【0010】
【数2】Th=R0h なお、原稿Dが第1搬送ローラ6に突入する場合におけ
るトルク、および原稿D後端が第1搬送ローラ6を抜け
る場合におけるトルクは、それぞれ方向は異なるが絶対
値は同じであり、どちらの場合においても(数1),(数
2)に示した数式が成り立つ。
【0011】ここで、原稿Dが第1搬送ローラ6から抜
けると同時に、第1搬送ローラ6と第1加圧コロ7とが
非接触状態から接触状態になると仮定する。すなわち、
非接触状態においては、加圧力Pが原稿D先端を通じて
第1搬送ローラ6へ伝えられると仮定すると、P=Fの
関係が成り立つため、
【0012】
【数3】fh=Fsinθ1=Psinθ1
【0013】
【数4】Th=R0h=R0Psinθ1 が成り立つ。
【0014】図13はモータギヤと減速ギヤとの噛合状態
を示す説明図であり、図13(a)は原稿を搬送していると
きの状態、図13(b)は原稿後端が搬送ローラを抜けた直
後の状態、図13(c)は図13(b)の状態から所定の時間が経
過した後の状態を示すものである。
【0015】原稿後端が第1搬送ローラ6を抜ける際、
第1搬送ローラ6には分力fhなる力が働き、等速回転
状態に加速度が働くことで速度が上がろうとする。この
時、回転速度を決定している回転モータ11が減速手段と
してのギヤに連結されている場合、バックラッシュの量
だけそのギヤが回転することになる。
【0016】すなわち、図13(a)に示すように、モータ
ギヤ12の歯aと減速ギヤ13の歯a´とが接している状態
から、分力fh(図12)なる力が働くことで、減速ギヤ13
の回転速度がモータギヤ12の回転速度よりも早くなるこ
とにより、図11の図中Aの部分が発生するとともに、図
13(b)に示すように、モータギヤ12の歯aに対して減速
ギヤ13の歯a´の次の歯b´が当接する。さらに、モー
タギヤ12の歯aに対して減速ギヤ13の歯b´が当接した
時点で減速ギヤ13の回転が停止し、その停止状態が、図
13(c)に示すように、モータギヤ12の歯aの次の歯bが
減速ギヤ13の歯b´に当接するまで継続する。この間モ
ータギヤ12と減速ギヤ13との間が離れるため、第1搬送
ローラ6の駆動がとぎれ、モータ軸のメカ負荷が激減す
る。そしてこのときに図11の図中Bの部分が発生する。
【0017】また、加圧力Pや原稿の厚さtが一定であ
る等の条件のもとでは、低速回転しているほど、図13
(b)の状態から図13(c)の状態になるまで時間がかかるた
めに、分力fhによるジッターへの影響は大きく、逆
に、高速回転では相対的に影響は小さい。
【0018】そこで、前記ジッターの発生を防止する策
としては、次の2つの方法が考えられる。1つは根本の
原因である分力fhの低減、もう一つは駆動伝達系の改
善である。
【0019】分力fhの低減については、(数1)および
図12からも分かるように、角度θ1は原稿の厚さtに応
じて一定の値を取り、さらに力Fは加圧力Pによって決
定されるために、分力fhは一義的に決定される。加圧
力Pは、分力fhに対して最も大きく寄与するものであ
り、分力fhを低減させるには加圧力Pが小さい方が良
い。しかし、原稿Dの安定した搬送を考慮するならば、
特に、バックテンションが大きな場合、3kgf程度の加
圧力が必要となる。また、原稿の厚さtについては薄い
方が角度θ1を小さくできるので分力fhを低減させるこ
とになるが、製品規格上固定した要因であり、分力fh
の低減に寄与させることは難しい。
【0020】また、駆動伝達系の改善については、モー
タギヤ12と減速ギヤ13とのバックラッシュを極力小さく
することで図11に示した現象の発生を防ぐことができ
る。
【0021】本発明は、第1搬送ローラのニップ部を原
稿後端が抜けた瞬間に発生する第1搬送ローラの線速の
変動に起因する画質の低下を防止した原稿搬送装置を提
供することをその課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を有効に解決達
成するための技術手段としての本発明は、原稿を画像読
取位置に搬送する第1搬送ローラと、この第1搬送ロー
ラに当接する第1加圧コロと、前記画像読取位置を通過
した原稿を搬送する第2搬送ローラと、この第2搬送ロ
ーラに当接する第2加圧コロと、少なくとも前記第1搬
送ローラを回転駆動する回転モータとを備えた原稿搬送
装置において、前記駆動手段にプーリを設け、前記第1
搬送ローラに前記回転モータからの回転駆動力を直接伝
達するためのタイミングベルトを、少なくとも前記第1
搬送ローラと前記プーリとの間に設けたことを特徴とす
る。このような構成により、モータから直接的に第1搬
送ローラに回転が伝達され、なおかつ、従来における減
速ギヤを介して第1搬送ローラを回転させるものではな
いので、バックラッシュを起因とした第1搬送ローラの
回転変動を低減させることができる。
【0023】また、第1搬送ローラをゴム硬度5°〜40
°(HS(JIS-A))のゴム材により形成したことを特徴とす
る。このような構成により、第1搬送ローラと第1加圧
コロの間のニップ幅を確保することができ、その結果、
第1加圧コロによって第1搬送ローラにかけられる圧力
を、原稿後端が第1搬送ローラと第1加圧コロの間を抜
ける瞬間において、原稿から第1搬送ローラに伝わる力
と、第1搬送ローラに直接加えられる力とに分けること
ができる。よって、原稿から第1搬送ローラに伝わる力
を低減できるようになり、それによって第1搬送ローラ
を回転させようとする力が低減される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0025】図1は本発明の一実施形態を説明するため
原稿搬送装置の内部の構成を示す側面図、図2は図1の
装置における搬送ローラの回転駆動機構を示す斜視図、
図3は図1の装置における要部の説明図であり、6aは
第1搬送ローラ6の回転軸、9aは第2搬送ローラ9の
回転軸、20はモータプーリを示し、回転軸6aには第1
プーリ14が同軸に固定されており、回転軸9aには第2
プーリ15が同軸に固定されている。なお、図9または図
10に示す従来の技術における部材と同一の部材について
は同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
【0026】モータプーリ20は回転モータ11の出力軸11
aに固定され、回転モータ11から直接回転が伝達され
る。このモータプーリ20と第1プーリ14と第2プーリ15
とにベルト17が架設されている。すなわち、図10に示す
従来の技術では、回転モータ11の回転が第1搬送ローラ
6と第2搬送ローラ9に減速ギヤ13を介して伝達される
ことに対し、本実施形態は、図1〜図3に示すように、
回転モータ11の回転がモータプーリ20からベルト17を介
して第1プーリ14と第2プーリ15に伝達され、さらに第
1プーリ14が回転軸6aを回転させ、第2プーリ15が回
転軸9aさせることで、第1搬送ローラ6と第2搬送ロ
ーラ9に回転が伝達するように構成されている。
【0027】また、第1搬送ローラ6および第1加圧コ
ロ7を構成するゴムの硬度は比較的小さく、両者の間に
ニップが形成されている。
【0028】ところで、図12では、第1搬送ローラ6お
よび第1加圧コロ7を構成するゴムの硬度が小さい場合
は、第1搬送ローラ6および第1加圧コロ7との間にニ
ップが形成されるため、原稿Dが第1搬送ローラ6を抜
ける際に、図4(a)に示すように、第1搬送ローラ6と
第1加圧コロ7とが非接触状態でかつ原稿D1を介して
力(図中F)が加わる部分と、第1搬送ローラ6と第1加
圧コロ7とが接触状態になって第1加圧コロ7から第1
搬送ローラ6に力(図中F´)が直接加わる部分とが形成
される。ここで、第1加圧コロ7と第1搬送ローラ6と
の間の接触により伝わる力をF´(図12参照)とすると、
P=F+F´の関係が成り立つ。
【0029】すなわち、第1搬送ローラ6および第1加
圧コロ7との間にニップを設けた場合は、ニップを設け
ない場合よりも力F´分だけ、力Fが小さくなり、その
ため分力fhが小さくなり、その結果、画像ジッターの
発生を防止することができる。
【0030】このように構成したことにより、まず、ベ
ルト17によってモータプーリ20から第1搬送ローラ6に
直接回転モータ11の回転が伝達され、さらに、従来のよ
うに減速ギヤを介して第1搬送ローラ6を回転させるも
のではないので、バックラッシュの影響による第1搬送
ローラ6の回転の変動が防止され、その結果、読み取っ
た画像におけるジッターの発生が防止できる。また、第
1搬送ローラ6および第1加圧コロ7を構成するゴムの
硬度を小さくして、第1搬送ローラ6および第1加圧コ
ロ7との間にニップを形成することにより、原稿が第1
搬送ローラ6を抜けると同時に発生する分力fhを小さ
くすることができるので、第1搬送ローラ6を速く回転
させようとする方向の力を低減することができる。その
結果、第1搬送ローラ6の回転を安定させることができ
る。
【0031】なお、本装置によれば、モータプーリ20と
第1搬送ローラ6の第1プーリ14と第2搬送ローラ9の
第2プーリ15とにベルト17が架設されたものであるが、
図5に示すように、モータプーリ20と第1搬送ローラ6
の第1プーリ14とにベルト21を架設し、モータプーリ20
と第2搬送ローラ9の第2プーリ15とにベルト22を架設
してもよい。また、そのようにすることにより、第1搬
送ローラ6におけるトルクの変動を小さくすることがで
きる。
【0032】
【実施例】次に、本実施形態の実施例について説明す
る。
【0033】図6は第1搬送ローラ突入時の負荷変動を
示すグラフであり、原稿の厚さtが異なる3種類の原稿
における加圧力PとトルクThとの関係を理論的および
実験的に求めたものである。
【0034】理論的には、(数2)に示すように、トルク
hは加圧力Pに比例し、傾きは角度θ1によって決定す
る。すなわち原稿の厚さt(図12参照)が大きくなるにし
たがって、傾きが大きくなる。なお、図6においては、
ニップの影響が考慮されていないが、ニップによって力
Fが50%低減されたとすると、図7に示すように、傾き
が1/2になる。
【0035】図6において、理論値と実験値とを比較す
ると、薄紙の方が理論値に対して大きく下回る結果とな
っており、図7に示す薄紙の理論値に近づいていること
が分かる。すなわち、このような結果は、前述したよう
に薄紙の場合には、図4(a)に示すように、原稿D1後端
が第1搬送ローラ6と第1加圧コロ7との間から抜ける
際に、第1搬送ローラ6と第1加圧コロ7とが接触し
て、加圧力Pが力Fと力F´とに分かれるため、分力f
hが小さくなったと考えられる。
【0036】なお、厚紙の場合には、原稿D2後端が第
1搬送ローラ6と第1加圧コロ7との間から抜ける際
に、図4(b)に示すように第1搬送ローラ6と第1加圧
コロ7とが接触していないため、加圧力Pが力Fとな
り、分力fhが第1搬送ローラ6にそのまま伝達される
と考えられる。
【0037】以上のことから、第1搬送ローラ6と第1
加圧コロ7とのニップ幅δ(図12参照)を大きく設定する
ことで、読取画像のジッターを低減できると考えられ
る。
【0038】図8は一定の加圧力における第1搬送ロー
ラおよび第1加圧コロを構成するゴムの硬度とニップ幅
δとの関係を示すグラフであり、ゴム硬度が大きくなる
にしたがって、ニップ幅δが小さくなることが分かる。
【0039】そこで、一定の加圧力のもとで第1搬送ロ
ーラおよび第1加圧コロのゴム硬度を変えてニップを形
成させ、そのニップに厚さの異なる用紙を通すことで搬
送状態を検査した。
【0040】その結果、厚さが0.4mm程度の用紙の場
合、ゴム硬度が40°以上(HS(JIS-A))になると、原稿後
端がニップから抜け出るときに、ジッターの原因である
第1搬送ローラの線速が一瞬速くなる現象が発生する傾
向にある。また、ゴム硬度が5°以下になると、薄紙の
搬送時に皺が生じ易くなり、なおかつローラ自体の耐久
性も低減する。
【0041】したがって、ゴム硬度が5°〜40°の範囲
にあれば、必要なニップ幅δを確保することができ、少
なくとも一般によく使用されている0.08〜0.14mm程度の
厚さの普通紙には十分に対応できる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、モータから第1搬送ローラに回転が直接伝達
され、かつ従来における減速ギヤを介して第1搬送ロー
ラを回転させるものではないので、バックラッシュが起
因となって、第1搬送ローラの回転が変動することによ
る画像上におけるジッターの発生を防止することができ
る。
【0043】また、第1搬送ローラと第1加圧コロのゴ
ム硬度を5°〜40°に設定することにより、第1搬送ロ
ーラと第1加圧コロの間のニップ幅を確保することがで
き、その結果、原稿後端が第1搬送ローラと第1加圧コ
ロの間を抜ける瞬間におけるトルク変動を緩和すること
が可能となり、第1搬送ローラの速度が変動することに
よる画像上におけるジッターの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するため原稿搬送装
置の内部の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態における要部の説明図であ
る。
【図4】第1搬送ローラと第1加圧コロとの間を原稿が
抜け出た際の第1搬送ローラと第1加圧コロの状態を示
す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態の要部を示す説明図であ
る。
【図6】原稿の第1搬送ローラ突入時の負荷変動を示す
グラフである。
【図7】第1搬送ローラと第1加圧コロとの間にニップ
を形成して、原稿を介して第1搬送ローラにかかる力を
50%低減させたときの、原稿の第1搬送ローラ突入時の
負荷変動を示すグラフである。
【図8】一定の加圧力における第1搬送ローラおよび第
1加圧コロを構成するゴムの硬度とニップ幅との関係を
示すグラフである。
【図9】ファクシミリ装置における原稿搬送部の外観を
示す側面図である。
【図10】従来の原稿搬送装置の内部の概略構成を示す
側面図である。
【図11】減速ギヤの回転の変動によって生ずる画像ジ
ッターを示す説明図である。
【図12】原稿後端が第1搬送ローラを抜けた直後の、
第1搬送ローラおよび第1加圧コロの状態を示す説明図
である。
【図13】モータギヤと減速ギヤとの噛合状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…原稿載置台、 2…ピックアップコロ、 3…加圧
パッド、 4…フィードコロ、 5…分離コロ、 6…
第1搬送ローラ、 7…第1加圧コロ、 8…イメージ
センサ、 9…第2搬送ローラ、 10…第2加圧コロ、
11…回転モータ、 12…モータギヤ、 13…減速ギ
ヤ、 14…第1プーリ、 15…第2プーリ、16…プー
リ、 17,20,21…ベルト、 20…モータプーリ。
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するため原稿搬送
装置の内部の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態における搬送ローラの回転
駆動機構を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態における要部の説明図であ
る。
【図4】第1搬送ローラと第1加圧コロとの間を原稿が
抜け出た際の第1搬送ローラと第1加圧コロの状態を示
す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態の要部を示す説明図であ
る。
【図6】原稿の第1搬送ローラ突入時の負荷変動を示す
グラフである。
【図7】第1搬送ローラと第1加圧コロとの間にニップ
を形成して、原稿を介して第1搬送ローラにかかる力を
50%低減させたときの、原稿の第1搬送ローラ突入時
の負荷変動を示すグラフである。
【図8】一定の加圧力における第1搬送ローラおよび第
1加圧コロを構成するゴムの硬度とニップ幅との関係を
示すグラフである。
【図9】ファクシミリ装置における原稿搬送部の外観を
示す側面図である。
【図10】従来の原稿搬送装置の内部の概略構成を示す
側面図である。
【図11】減速ギヤの回転の変動によって生ずる画像ジ
ッターを示す説明図である。
【図12】原稿後端が第1搬送ローラを抜けた直後の、
第1搬送ローラおよび第1加圧コロの状態を示す説明図
である。
【図13】モータギヤと減速ギヤとの噛合状態を示す説
明図である。
【符号の説明】 1…原稿載置台、 2…ピックアップコロ、 3…加圧
パッド、 4…フィードコロ、 5…分離コロ、 6…
第1搬送ローラ、 7…第1加圧コロ、 8…イメージ
センサ、 9…第2搬送ローラ、 10…第2加圧コ
ロ、 11…回転モータ、 12…モータギヤ、 13
…減速ギヤ、 14…第1プーリ、 15…第2プー
リ、 16…プーリ、 17,20,21…ベルト、
20…モータプーリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を画像読取位置に搬送する第1搬送
    ローラと、この第1搬送ローラに当接する第1加圧コロ
    と、前記画像読取位置を通過した原稿を搬送する第2搬
    送ローラと、この第2搬送ローラに当接する第2加圧コ
    ロと、少なくとも前記第1搬送ローラを回転駆動する回
    転モータとを備えた原稿搬送装置において、前記駆動手
    段にプーリを設け、前記第1搬送ローラに前記回転モー
    タからの回転駆動力を直接伝達するためのタイミングベ
    ルトを、少なくとも前記第1搬送ローラと前記プーリと
    の間に設けたことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1搬送ローラをゴム硬度5°〜40
    °(HS(JIS-A))のゴム材により形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の原稿搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246797A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Noritsu Koki Co Ltd 画像露光装置
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JP2006347688A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Funai Electric Co Ltd プリンタのフィードローラ装置
US7478809B2 (en) 2003-04-09 2009-01-20 Minolta Company, Ltd. Apparatus for transporting a sheet into a reading position

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