JP2708782B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2708782B2
JP2708782B2 JP63138542A JP13854288A JP2708782B2 JP 2708782 B2 JP2708782 B2 JP 2708782B2 JP 63138542 A JP63138542 A JP 63138542A JP 13854288 A JP13854288 A JP 13854288A JP 2708782 B2 JP2708782 B2 JP 2708782B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は混載原稿を自動的に循環させて一つのサイ
ズの転写紙に複写する複写装置に関する。
〔従来技術〕
複写装置において混載原稿を処理する場合には、一般
に1回の複写ごとに原稿のサイズを検出し、その検出し
たサイズに対応したサイズの転写紙を複写の度に選択し
て複写したり、あるいは、予め転写紙のサイズが決めら
れている場合には、複写の度に光学系を移動させて変倍
率を選択していた。
また、混載原稿を処理可能な原稿循環送り装置を備え
た複写装置の一例が特開昭61−263534号に開示されてい
る。この従来例に係る複写装置は、原稿トレイに載置さ
れた複数枚の原稿を最下部に位置するものから順に原稿
台に搬送し、原稿台上の原稿を原稿トレイに載置されて
いる原稿の最上部に排出する原稿循環送り装置を備える
とともに、片面複写済み用紙をその搬送方向を転写して
再度複写プロセス部に搬送する自動両面複写機におい
て、原稿トレイからの給紙中に原稿の紙サイズを検出す
る原稿サイズ検知手段と、複写動作開始前に原稿トレイ
に載置された原稿を一循環し、この間に上記原稿サイズ
検知手段が検出した紙サイズを順に記憶する原稿サイズ
記憶手段と、この原稿サイズ記憶手段の内容を順に読み
出し、隣接する同一紙サイズごとにグループ化する手段
と、を設けた構成になつている。
そして、この構成により両面複写動作時に、隣接する
同一紙にサイズ毎に原稿をグループ化して複写動作を行
うことができるという効果をうたつている。
しかし、前者の従来例にあつては、混載原稿の処理に
際し、原稿サイズに応じてその原稿に対応するサイズの
転写紙を選択したり、光学系をその度に移動しなければ
ならないので複写の作業効率が悪いという問題がある。
また、後者の従来例にあつては、同一サイズ毎にグルー
プ化しそのグループ化されたサイズと同一サイズの両面
コピーを得るように意図されたものであり、同一サイズ
の転写紙に高効率で複写することは出来ない。
〔目的〕
この発明は、上記のような技術的背景に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、同一サイズの転写紙に異
なつたサイズの原稿を能率よく複写可能な複写装置を提
供することにある。第2の目的は、同一サイズの転写紙
に異なつたサイズの原稿を能率よく複写するために、原
稿のサイズに応じて最適な転写紙のサイズを自動的に選
択可能な複写装置を提供することにある。第3の目的
は、同一サイズの転写紙に異なつたサイズの原稿を能率
よく複写するために、異なつたサイズの原稿を複写する
場合に、原稿のサイズに応じて二つの異なつた倍率で自
動的に複写することができる複写装置を提供することに
ある。
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明は、混載原稿の自動
送りが可能な循環式自動原稿送り手段と、原稿のサイズ
検出手段と、循環式自動原稿送り手段によって混載原稿
を一旦循環させ、前記サイズ検出手段により各原稿のサ
イズを読み取ることにより全ての原稿のサイズを記憶可
能な記憶手段と、複写紙に転写する原稿のサイズを変倍
する変倍手段とを備えた複写装置において、複写した転
写紙を一時貯めておく中間トレイと、前記記憶手段に記
憶された全ての原稿のサイズに基づき、複数のサイズの
原稿を二つのサイズ区分に二分して同一のサイズの転写
紙に、原稿と同一の倍率を含む異なる二つの倍率でそれ
ぞれ転写する第1の複写モード、および一つのサイズ区
分に属する原稿のみを先に複写して複写後の転写紙を中
間トレイに貯め、次いで他の区分に属する原稿を複写し
て、混載原稿を混載順に排紙する第2の複写モードが設
定された制御手段とを有することを特徴とする。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
〈全体構成〉 第1図は、実施例に係る複写機の全体構成を示す概略
説明図である。
実施例に係る複写装置としての複写機1は、複写機本
体100と、混載原稿の自動送りが可能な循環式自動原稿
送り装置(Recycling Document Handler 以下、RDHと
称する)200と、複写機本体100から送られる転写紙101,
102,103をスタツクまたはステイプレするフイニツシヤ3
00とから主に構成されている。
複写機本体100は概略的には、コンタクトガラス104上
の原稿像を感光体ドラム105上に導く光学系106と、感光
体ドラム105上に像形成する作像系107と、転写紙101,10
2,103をスタツクして感光体ドラム105側に供給する給紙
系108とからなつている。
光学系106は、露光ランプ109、第1ミラー110、第2
ミラー111、第3ミラー112、レンズ113および第4ミラ
ー114とからなり、作像系107は、感光体ドラム105と、
感光体ドラム105の表面を帯電する帯電チヤージヤ115、
現像ユニツト116、転写チヤージヤ117、分離チヤージヤ
118および定着ユニツト119とからなつている。また、給
紙系108は3種類の転写紙101,102,103がそれぞれセツト
出来る給紙トレイ120,121,122と、一度転写された転写
紙を反転させる反転ユニツト123と、反転ユニツト123を
経て導入された転写紙101,102,103をスタツクする中間
トレイ175を備え、再度感光体ドラム105側に搬送可能な
両面ユニツト124とから主に構成されている。
上記のような構成により、コンタクトガラス104上の
原稿像は露光ランプ109により露光され、上記第1,2,3ミ
ラー110,111,112を介してレンズ113に入射し、レンズ11
3によつて集光された後、第4ミラー114から感光体ドラ
ム105に投影される。感光体ドラム105は帯電チヤージヤ
115により帯電されており、そこに投影された光像によ
り露光される。露光された像は現像ユニツト116により
現像され、顕像化される。一方、給紙トレイ120,121,12
2のいずれかから選択された一つのサイズの転写紙、例
えば101が、図示しない給紙クラツチがONすることによ
り1枚ずつ給紙され、感光体ドラム105まで搬送され
る。そして、転写チヤージヤ117により感光体ドラム105
上の像が転写された後、分離チヤージヤ118によつて感
光体ドラム105から分解され、定着ユニツト119で転写し
た像が定着される。
定着ユニツト119で像が定着された転写紙101は、反転
ユニツト123でそのままフイニツシヤ300に排紙するか、
両面ユニツト124側に排紙するかが選択される。
〈操作部〉 第2図は実施例に係る複写機1の操作部を示す正面図
である。同図において、操作部125の右下の切欠部分に
はメインスイツチ126が配され、操作部125の表面には、
右側からソート/スタツクを指示するソート/スタツク
キー127とその表示部128、ステイプルの是非およびステ
イプルの方向を指示するステイプルキー129およびその
表示部130、プリントスタートキー131、コピー枚数や寸
法の入力に用いられるテンキー132、ガイダンスあるい
は選択されているモードを指示するLCD表示部133、給紙
トレイ120,121,122にスタツクされた転写紙101,102,103
のいずれかあるいは、後述の自動選択モードを選択する
転写紙選択キー134および転写紙選択表示部135、複写倍
率を選択する複写倍率選択キー136、複写倍率表示ブロ
ツク137、倍率表示部138およびスペシヤルフアンクシヨ
ンキー群139がそれぞれ設けられている。
上記操作部125では、メインスイツチ126がONされる
と、上記各キーのランプが点灯し、LCD表示部133にガイ
ダンスあるいは選択されているモードが表示される。転
写紙選択キー134によつて選択された転写紙のサイズは
転写紙表示部135に表示される。この転写紙選択は転写
紙選択キー134の操作により、操作者自らが選択するこ
ともできるし、自動選択モードを選択することにより、
予め複写機1に設定された後述の自動選択モードにした
がつて、給紙トレイ120,121,122のいずれかが自動的に
選択されるようにすることもできる。第2図の場合、第
1の給紙トレイ120にはB4サイズの転写紙101が、第2の
給紙トレイ121にはA4サイズの転写紙102が、また、第3
の給紙トレイにはA3サイズの転写紙103がそれぞれセツ
トされており、転写紙選択キー134を押し下げる度に転
写紙選択表示部135の〔 〕の点灯位置が移動し、自動
選択モードを含む4行のうちの一つが表示される。ここ
では、複写倍率が倍率表示部138に%で表示され、同時
に定形サイズの原稿と転写紙の組み合わせが表示され
る。図示の例では、縮小のキー136aが選択され、その変
倍率が70.7%であることを示す。なお選択されたモード
は上記キー136aに設けられた小窓136bが点灯することに
よつて確認できる。
また、自動倍率選択キー140がスペシヤルフアンクシ
ヨンキー群139内の最下端に設けられている。この自動
倍率選択キー140が押し下げられている状態では、変倍
率は原稿サイズ、転写紙サイズその他の予め設定された
後述のモードに従つて自動的に決定される。
ステイプルキー129は転写された転写紙を綴じるため
のもので、このステイプルキー129を押し下げることに
より、ステイプルすなわち転写紙を綴じるか否かが選択
され、さらに右綴じか左綴じかの選択モードが表示部13
0に表示される。
〈変倍機構〉 次に光学系106の変倍機構180を第3図に示す。第3図
は変倍機構の要部平面図である。
同図において、変倍機構180はレンズ駆動モータ141
と、レンズ駆動モータ141の回転をY方向移動用ブラケ
ツト142とX方向移動用ブラケツト143に伝達する変倍カ
ムプーリ144とを備えている。レンズ駆動モータ141は指
定された変倍率によつて予め設定された回転を行い、そ
の回転はタイミングプーリ145、タイミングベルト146、
ウオームホイール147およびウオームギヤ148を介して変
倍カムプーリに伝達される。この変倍カムプーリ144に
は別途Y方向移動用ブラケツト142が固定されたレンズ
駆動ワイヤ149が巻き掛けられている。Y方向移動用ブ
ラケツト142はガイドロツド150に沿つて摺動自在に設置
され、Y方向にガイドされている。
一方、上記Y方向移動用ブラケツト142にはX方向移
動用ブラケツト143をX方向にガイドするガイドロツド1
51が固定されており、X方向移動用ブラケツト143はこ
のガイドロツド151に沿つて摺動自在に取り付けられて
いる。また、X方向移動用ブラケツト143はレンズガイ
ドとしての溝カム153に案内されて移動するように設定
され、これにより、X方向移動用ブラケツト143に固定
されたレンズ152は、レンズ駆動モータ141の回転に応
じ、ガイドロツド150,151および溝カム153に沿つてY方
向,X方向に移動可能で、指定された変倍率によつて予め
設定されたレンズ位置に移動することができる。
また、ガイドロツド51のY方向移動用ブラケツト142
の端部側にはレンズホームセンサ154が設けられ、Y方
向移動用ブラケツト142に固定された検知フイラ155を検
出することで、例えば、等倍位置に規定されたレンズ15
2のホームポジシヨンを検知する。
〈転写紙のサイズ検知〉 第4図(a)は、給紙トレイ120,121,122にセツトさ
れた転写紙のサイズ検知手段の一例を示す概略断面図で
ある。
同図において、給紙トレイ120には、ガイドロツド156
に沿つて転写紙101の長手方向に摺動自在にペーパーガ
イド157が設けられ(長手方向と直角な方向でもよ
い)、ペーパーガイド157の下面にはフイラー158が取り
付けられている。このフイラー158に対向する給紙トレ
イ120の底面にはサイズ検知セサ159,160がそれぞれ配設
されフイラー158の位置検出を行うことにより転写紙の
サイズを検出するようになつている。第4図の例ではA
4,B4,A3の3種類の転写紙のサイズの検出が可能なよう
に設定されており、小サイズ(A4)時にはフイラー158
はどちらのサイズ検知センサ159,160にも検知されず、
中間サイズ(B4)時には一方のサイズ検知センサ159に
のみ検知され、大サイズ(A3)時には両方のサイズ検知
センサ159,160に検知される。この状態を第4図(b)
に示す。
なお、この第4図(a)に示した実施例では、3種類
のペーパーサイズの検出ができるように設定されている
が、検出可能なペーパーサイズの種類はセンサ159,160
の数やフイラー158の配置を変えることにより自由に選
定できる。
〈反転ユニツト〉 給紙系の一部をなす反転ユニツト123は、第5図の要
部斜視図に示すように、主反転ローラ161と前側版コロ1
62および後側反転コロ163を備え、さらに前側反転コロ1
62と後側反転コロ163の位置を移動するための反転ソレ
ノイド164を備えている。反転ソレノイド164は反転クラ
ツチ165を駆動するためのもので、反転クラツチ165によ
り前側反転コロ162および後側反転コロ163の回転軸162
a,163aを支持するアーム166,167を揺動させて、両反転
コロ162,163を互いに近接する方向と離間する方向に駆
動し、第5図において、実線で示した位置と点線で示し
た位置の2位置を取るように切り替えることができるよ
うになつている。
この反転ユニツト123の詳細を第6図に示す。第6図
において、主反転ローラ161の外周面には前側反転コロ1
62と後側反転コロ163が当接し、主反転ローラ161の回転
に従動して回転している。また、これらの主反転ローラ
161および前後反転コロ162,163を中心として排紙ガイド
板168が配設されており、両面ユニツト124を排紙する排
紙ガイド板168aとフイニツシヤ300側へ排紙する排紙ガ
イドバン168bの間には、第7図の要部側面図に示すよう
な分岐ソレノイド169によつて軸171を中心として揺動駆
動される分岐爪170が設けられている。
この分岐爪170は上記分岐ソレノイド169によつて、第
6図実線(第7図鎖線)で示す立つた位置と第6図鎖線
(第7図実線)で示す倒れた位置の2位置となるように
設定され、立つた状態では搬送された転写紙が分岐爪17
0の腹に当たるように、また、倒れた状態では転写紙が
分岐爪170の頂部170bに当たるように意図されている。
定着ユニツト119から反転ユニツト123へ転写紙を搬送
する排紙ガイド板168cの下側には定着ジヤムセンサ172
が設けられている。この定着ジヤムセンサ172には定着
ユニツト119でのジヤムを検知する一方、反転ソレノイ
ド164と分岐ソレノイド169の動作タイミングの決定に使
用される。
上記のように構成された反転ユニツト123では、次に
述べるような四種類の反転動作が設定されている。
定着ユニツトを119からそのままフイニツシヤ300に
搬送する場合(第8図) この場合には、反転ソレノイド164、分岐ソレノイド1
69ともにOFFで、両反転コロ162,163は第5図および第6
図において実線で示す閉じた状態になつており、分岐爪
170は倒れた状態になつている。これにより転写紙Pは
両反転コロ162,163によつて主反転ローラ161の表面に沿
つて押し付けられて分岐爪170の頂部170bによつて進行
方向が規制され、排紙ガイド板168bからフイニツシヤ30
0側に搬送される。
定着ユニツト119から反転してフイニツシヤ300に搬
送する場合(第9図,第10図) この場合には、反転ソレノイド164がONとなり、両反
転コロ162,163は第5図および第6図において鎖線で示
す開いた状態になる。この時、分岐ソレノイド169はOFF
のままで、分岐爪170も倒れた状態のままである。この
状態で、定着ユニツト119から転写紙Pが搬送される
と、転写紙Pは主反転ローラ161と前側反転コロ162に挟
まれ、上側の反転用排紙ガイド板168dに沿つて先端が矢
印a方向に上昇する(第9図)。その後、転写紙Pの下
端が主反転ローラ161と前側反転コロ162の間を取り抜け
ると、その下端が主反転ローラ161の回転に従つて後側
反転コロ163側に移動し、今度は主反転ローラ161と後側
反転コロ163の間に挟持される。そして、上記下端が分
岐爪170の頂部170bに当接して偏向し、排紙ガイド板168
bに沿つてフイニツシヤ300側に搬送される。
定着ユニツト119からそのまま両面ユニツト124に搬
送する場合(第11図) この場合には、反転ソレノイド164はOFF状態で、両反
転コロ162,163は第5図,第6図実線で示す閉じた状態
になる。一方、分岐ソレノイド169はONとなり、分岐爪1
70は第11図に示すように立つた状態になつている。これ
により、定着ユニツト119から搬送されてきた転写紙P
は分岐爪170の腹170aに当接して下方に偏向し、排紙ガ
イド板168aに沿つて両面ユニツト124側に搬送される。
定着ユニツト119から反転して両面ユニツト124へ搬
送する場合(第12図) この場合には、反転ソレノイド164および分岐ソレノ
イド169ともにONになり、これにより両反転コロ162,163
は閉じた状態に、また、分岐爪170は立つた状態にな
る。この状態になると、定着ユニツト119から排紙ガイ
ド板168cに沿つて搬送された転写紙Pは上記と同様に
して上側の反転用排紙ガイド板168dに沿つて上昇し、主
反転ローラ161と前側反転コロ162を転写紙Pの下端が通
り過ぎた後、後側の反転コロ163と主反転ローラ161に挟
まれて反転する。そして、上記下端が分岐爪170の腹170
aに当接して下方に導かれ、両面ユニツト124側に搬送さ
れる。
〈循環式原稿送り装置−RDH〉 引き続き、RDH200について説明する。
第13図はRDH200を説明するための概略構成図である。
RDH200は複写機本体100のコンタクトガラス104上に図示
しないヒンジを介して開閉自在に設けられている。この
RDH200は原稿トレイ201にセツトされた原稿Dを、捌き
コロ202と分離ベルト203を介して下から一枚々々分離し
た後搬送ベルト204に送り、搬送ベルト204によりコンタ
クトガラス104に対向させ、その後、さらに中継ローラ2
05、排出ローラ206を経て原稿トレイ201に集積された元
の原稿の束の上に戻すようになつている。
さらに詳しくは、原稿トレイ201上にセツトされた原
稿Dの最上ページを検知するために原稿最終ページ検知
フイラー207が、最終ページの原稿Dのフイードにより
落下すると、フオトインタラプタ208によりこれを検出
してフイラーリセツトモータ209をONにする。これによ
り、フイラーリセツトモータ209が回転し、原稿最終ペ
ージ検知フイラー207は第13図矢印bで示した軌跡を通
つて再び原稿D群の最上面に戻る。一方、原稿Dのフイ
ードにあたり、捌きコロ202が原稿Dの先端に振動を与
え、これと平行して給紙ローラ215が回転し、また分離
ベルト203が駆動される。このようにして、原稿Dは捌
かれながら分離ベルト203に当接して、整列した状態か
ら一枚々々搬送コロ210に導かれ、コンタクトガラス104
に対向する露光部に搬送される。
また、搬送ローラ215から搬送コロ210に至る間の搬送
路には、原稿サイズ検出器211が設けられている。この
原稿サイズ検出器211は原稿幅を検出するとともに、原
稿Dの通過時間を測定することによつて、原稿サイズや
搬送タイミングなどが設定される。さらに、原稿Dの通
過をカウントすることにより原稿枚数が計測される。原
稿Dはこのように原稿サイズの検出およびカウントが行
われた後、コンタクトガラス104上に送られる。また、
原稿Dはこの間、搬送ベルト204によつて搬送され、コ
ンタクトガラス104の搬送方向下流側の搬送路212の中継
ローラ205によつて挟持されて上方に送られる。そし
て、さらに排出ローラ206によつて原稿トレイ201方向に
偏向され、元の原稿D群の上に元のページ順で積層され
る。この原稿Dの搬送に際しては、給紙ローラ215や排
出ローラ206などの搬送系は給紙モータ213によつて駆動
され、コンタクトガラス104と対向する露光部での原稿
Dの正確な搬送には、専用の搬送ベルト駆動モータ214
が使用される。
〈フイニツシヤ〉 第14図は、前述の反転ユニツト123から転写紙Pが搬
送されるフイニツシヤ300の概略構成図である。
フイニツシヤ300は、ベルト搬送部301と、ベルト搬送
部301から送られた転写紙Pを綴じないでそのまま第1
の排紙トレイ302に排紙するか、綴じた後、第2の排紙
トレイ303に排紙するかを選択する分岐部304と、分岐部
304によつて綴じる側に搬送された転写紙P群を綴じる
ステイプル部305とから主に構成されている。
搬送路306のベルト搬送部301の上流側に入口センサ30
7が設けられ、ベルト搬送部301の搬送方向下流側の搬送
路308の末端側は、前記第1の排紙トレイ302の上側で解
放されている。また、前記分岐部304のゲート310の下方
には、ステイプル部305に転写紙Pを導く搬送路309が延
出している。さらに、搬送路309の下端には、転写紙P
のステイプル部305への搬送を検出する排紙センサ311が
設けられている。
入口センサ307は第15図に示すように転写紙Pの長手
方向の2箇所に第1のセンサ307a、第2のセンサ307bを
一対として設けられている。この第1のセンサ307aはA3
サイズとB4サイズの長手方向の長さの中間部にあたる位
置に、また、第2のセンサ307bはA4サイズの長手方向の
長さよりも短い位置にそれぞれ設けられ、第16図に示す
ような出力と、転写紙Pの通過時間を検出することによ
り、転写紙Pのサイズを識別している。
第17図はベルト搬送部301の概略構成図で、ベルト搬
送部301は、搬送路306に続くベルト312と、基準変更コ
ロユニツト313とからなつている。この基準変更コロユ
ニツト313は、転写紙Pをベルト312の両端側に若干離れ
て立設された左右の基準壁314a,314b方向に移動される
基準変更コロ315と、この基準変更コロ315を転写紙に対
し当接離間動作させる基準変更コロ接離装置316と、転
写紙Pを押さえるボール体317とを備えている。このボ
ール体317はガイド部材によりいずれの方向にも回転自
在に支持されている。また、基準変更コロ接離装置316
は支点318によつて揺動自在に支持された揺動杆319と、
この揺動杆319の一端に垂下され、先端に基準変更コロ3
15を支持した作動杆320と、他端側に連結された基準変
更コロ駆動ソレノイド321と、同他端側に連結され、基
準変更コロ315を常時転写紙Pから離間する方向に弾性
付勢するコイルばね322とからなり、基準変更コロ駆動
ソレノイド321のON時に基準変更コロ315が転写紙Pに当
接し、OFF時に上記コイルばね322の弾性力により、転写
紙Pから離間するようになつている。また、上記基準変
更コロ315は図示しないモータによつて、図示矢印c方
向に回転されるようになつている。
ステイプル部305には寄せコロユニツト333が、第18図
および第19図の動作説明図に示すように設けられてい
る。この寄せコロユニツト333は、転写紙Pを左右の基
準壁334a,334b方向に移動させる寄せコロ335と、この寄
せコロ335を転写紙Pに対し当接離間動作させるコロ接
離装置336と、綴じた転写紙Pを第2の排紙トレイ303に
落とすベルト装置337と、上部に設けられたラツク323と
を備えている。左右の基準壁334a,334bはスタツカ338の
両端側に若干離れた位置に設けられ、上記寄せコロユニ
ツト333は両基準壁334a,334b間で往復移動可能に設定さ
れている。また、上記基準変更コロ接離装置316と同様
に構成されたコロ接離装置336は支点339によつて揺動自
在に支持された揺動杆340と、この揺動杆340の一端に垂
下され、先端に寄せコロ335を支持した作動杆341と、他
端側に連結された寄せコロ駆動ソレノイド342と、同他
端側に連結され、寄せコロ335を常時転写紙Pから離間
する方向に弾性付勢するコイルばね343とからなり、寄
せコロ駆動ソレノイド342のON時に寄せコロ335が転写紙
Pに当接し、OFF時に上記コイルばね343の弾性力によ
り、転写紙Pから離間するようになつている。さらに、
寄せコロユニツト333には上記寄せコロ335を駆動する寄
せコロ駆動モータ324が設けられ、その回転はベルト325
によつて寄せコロ335に伝達されるようになつている。
一方、上記ラツク323の上部にはそのラツク323に噛合す
るピニオン326を回転軸327に軸着した寄せコロユニツト
駆動モータ328が設けられている。なお、第18図におい
てラツク323の左上、また第19図においてラツク323の右
上にはそれぞれ寄せコロユニツト333の左右の位置決め
用の位置決めセンサ329,330が配設されている。
上記のように大略構成されたフイニツシヤ300の動作
について引き続き説明する。
各複写プロセスを終えた転写紙Pは、複写機本体100
の排紙口173から排紙され、フイニツシヤ300に受け渡さ
れる。フイニツシヤ300に受け入れられた転写紙Pは図
示しないメインモータによつて駆動される搬送ローラ33
1により搬送され入口センサ307を通過する。そして、前
記入口センサ307a,307bにより転写紙Pの進入を検知す
ると同時に、前述のようにして転写紙Pのサイズも識別
する。サイズが識別された転写紙Pはベルト搬送部301
に送られる。ベルト搬送部301に達した転写紙Pは入口
センサ307からの適当なタイミングで、必要な場合、基
準変更コロユニツト313を作動させて例えば右綴じの場
合には転写紙Pを右側基準に合わせる。すなわち、第17
図に示すように、初期状態では基準変更コロ駆動ソレノ
イド321はOFF状態になつており、これによりコイルばね
222の弾性力で基準変更コロ315はベルト312から離れて
いる。この状態で転写紙Pは左側の基準壁314aに沿つて
搬送されてくる。このとき、ステイプルが左綴じの場合
にはそのまま通過させる。しかし、ステイプルを右綴じ
にする必要がある時には、左側基準壁314aに沿つて搬送
されてくる転写紙Pを全て右側の基準壁314bに突き当て
て揃える必要がある。この際、搬送されてくる転写紙P
はサイズの違いにより揃わない状態で搬送されてくる
が、入り口センサ307による転写紙Pの先端検知を基準
として、あらかじめ設定されたタイミングで基準変更コ
ロ駆動ソレノイド321をON,OFF制御し、ソレノイド321ON
により基準変更コロ315を転写紙Pに接触させ、搬送さ
れている転写紙Pに矢印c方向に回転している基準変更
コロ315により、図示右方向に駆動力を与える。これに
より、転写紙Pは搬送されている途中で基準変更コロ31
5により右側の基準壁314bに押し当てられ、この基準変
更コロユニツト313以降、右側基準で搬送される。
このようにしてベルト搬送部301を通過した転写紙P
は、左右いずれかの基準壁314a,314bに沿つて搬送さ
れ、分岐部304に達する。この分岐部304では、転写紙P
を綴じる必要がない場合にはゲート310が閉じたまま
で、そのまま第1の排紙トレイ302に排紙されてスタツ
クされる。
これに対し、一部ずつ綴じる必要がある場合には、ゲ
ート310が開き、ベルト搬送部301から搬送された転写紙
Pはゲート310を通過後反転しながら搬送路309を経て搬
送される。ゲート310の構造や制御については特に詳し
く説明しないが、例えば、予めステイプルモード(綴じ
るモード)とノンステイプルモード(綴じないモード)
とを設定しておき、そのモードに応じてソレノイドなど
を用いてゲート310の開閉動作を行わせればよい。
上記ゲート310を通過して反転しながら搬送される転
写紙Pは、排紙センサ311を通過後、ステイプル部305の
スタツカ338にスタツクされる。このスタツカ338におい
ては、次のステイプル動作に備えて転写紙の左端あるい
は右端をさらに精度良く揃えるため、寄せコロユニツト
333が排紙センサ311の転写紙Pの検出あるいは通過に基
づくタイミングで作動し、スタツクされた転写紙Pを左
右いずれかの基準壁334a,334bに当接させる。このと
き、転写紙Pの先端はステイプル部305のステイプラ334
の一部345に突き当てられて、揃えられる。
左綴じの場合には、転写紙Pは前述のように左側の基
準壁314aに沿つて左基準で送られてくるが、搬送路309
を搬送されてスタツカ338に至るまでにスキユーなどに
よつて、転写紙Pの左端は若干ずれを生じている。この
ずれを修正しないまま綴じてしまうと、綴じた後の転写
紙Pの束が不揃いになるため、スタツカにおけるスタツ
ク動作中に寄せコロユニツト333により整列動作をおこ
なわせる。整列動作は、左綴じでは、第18図に示すよう
に、寄せコロユニツト駆動モータ328が右回転し、ピニ
オン326とラツク323により、寄せコロユニツト333を左
側に移動させる。そして、左側の位置決めセンサ329が
寄せコロユニツト333を検出した位置で停止させる。こ
の停止位置は、左基準において、少なくとも最小サイズ
の転写紙Pに寄せコロ335が接触する位置よりも左にな
るように設定されている。この時には、寄せコロ駆動ソ
レノイド342はOFFになつており、寄せコロ335はコイル
ばね343の弾性力によりスタツカ338から離間している。
この状態で転写紙Pがスタツカ338に導入されると、セ
ンサ311による転写紙Pの先端検知信号を基準として、
綴じるべき転写紙Pのグループがスタツカ338に完全に
受け入れられるタイミングで寄せコロ駆動ソレノイド34
2がONになり、寄せコロ335が転写紙Pに接触する。これ
と同時に、寄せコロ駆動モータ324によつて第18図示時
計方向(矢印d方向)に回転させられ、これにより、転
写紙Pは左側基準壁334aに突き当てられ、左側の端が揃
えられる。
一方、右綴じの場合は、初めに寄せコロユニツト駆動
モータ328が第19図反時計方向に回転して、寄せコロユ
ニツト333を右側に移動させる。この移動は右側の位置
決めセンサ330によつて寄せコロユニツト333が検出され
るまで持続し、検出された時点で上記モータ328が止ま
り、寄せコロユニツト333は第19図の位置で停止する。
この停止位置は、右基準において、少なくとも最小サイ
ズの転写紙Pに寄せコロ335が接触する位置よりも右に
なるように設定されている。その後の寄せコロユニツト
333の動作は前記左基準の場合と同じであるが、寄せコ
ロ駆動モータ324は前述の場合とは逆方向に回転し、そ
れ故、寄せコロ335も第19図反時計方向(矢印e方向)
に回転することになる。
上記のようにして、左基準あるいは右基準に揃えられ
た転写紙Pの束は、ステイプラ344で所定位置を綴じら
れた後、図示しないクラツチがONされ、クラツチに連結
したベルト装置337が回転し、ベルト346に立設された突
起347により第2の排紙トレイ303上に排紙される。この
ような動作により、サイズの異なる複数の転写紙Pを左
基準または右基準で綴じることが可能になる。
〈複数機本体の制御システム〉 第20図は実施例に係る複写機1の制御システムを示す
ブロツク図である。
複写機1には複写機本体100の制御を司る本体制御部4
00と、RDH200の制御を司るRDH制御部500と、フイニツシ
ヤ300の制御を司るフイニツシヤ制御部600とが設けられ
ており、本体制御部400の主制御部401と、RDH制御部500
およびフイニツシヤ制御部600はそれぞれインタフエイ
スライン501および601を介して接続されている。ハスラ
イン405,406,407等を介して接続された本体制御部400は
さらに、主制御部401、操作部402、給紙制御部403、レ
ンズ制御部404、および複写機1の制御システムに直流
電圧を供給する電源部409等を備えている。
この本体制御部400のさらに詳細な制御ブロツク図を
第21図に示す。同図において、主制御部401は複数のタ
イマ・カウンタ機能を有する第1および第2のタイマ40
9,410と、制御プログラムが記憶されている第1および
第2のROM411,412と、操作部125、給紙制御部403、レン
ズ制御部404などのユニツト制御部およびRDH制御部50
0、フイニツシヤ制御部600との入出力制御を行なう第1
ないし第6のI/O413,414,415,416,417,418と、レンズ制
御部404と第2のI/Oおよび給紙制御部403と第3のI/Oと
の間のバスライン407,406にそれぞれ設けられたドライ
バ・バツフアアレイ419,420と、定着ジヤムセンサ72お
よび両面ユニツト124内に転写紙Pがあるか否かを検出
する両面エンプテイセンサ421のそれぞれのドライバ42
2,423と、反転クラツチ165、反転ソレノイド164、分岐
ソレノイド169をそれぞれ駆動するためのバツフア424,4
25,426と、これらの各素子を制御するCPU427と、制御用
クロツクの基準発振子428、制御用データを一時記憶す
るRAM441およびこれらの各素子を接続するバスライン42
9とから基本的に構成されている。上記RAM441は後述の
ように原稿のサイズすなわちオリジナルサイズデータを
記憶する記憶手段としても機能する。また、CPU427と第
1のタイマ409との間には、各々1msec割込制御、10msec
割込制御に使用される1KHzタイマ出力信号ライン430と1
00Hsタイマ出力信号ライン431とが接続されている。
操作部125は、主制御部401との入出力制御を行なうI/
O432と、操作キー部433と、表示部434と、メインスイツ
チ126等によつて構成されている。この表示部434は、前
記各機能を表示する表示部128,130,135,138等を総括的
に示している。
給紙制御部403は、三つの同一の制御回路436を並列に
備え、その各々の制御回路436には、前記バスライン406
と接続され、主制御部401との入出力制御を行なうI/O43
7、転写紙サイズを検出する転写紙のサイズ検知センサ1
59,160および転写紙給紙クラツチ174がそれぞれ設けら
れている。
レンズ制御部404は、主制御部401との入出力制御を行
なうI/O438と、レンズ駆動時の基準位置となるレンズホ
ームスイツチ439と、レンズ駆動モータ141と、このレン
ズ駆動モータ141を駆動するための駆動用ドライバ440と
からなつている。
〈RDHの制御システム〉 第22図はRDH200の制御ブロツク図である。同図におい
てRDH200はRDH主制御部250を備え、この主制御部250
は、タイマ制御部251、RDH200の制御プログラムが記憶
されているROM252、制御用データを一時記憶するRAM25
3、これら各ブロツクを制御するCPU254、入出力を制御
するI/O255、これらを接続するバスライン256および制
御用クロツクの基準発振子257等からなるワンチツプマ
イクロコンピユータ258と、第1ないし第3の三つの出
力ドライバ259,260,261と、第1ないし第3の三つの入
力バツフア262,263,264とから構成され、I/O255と、バ
スライン501を介して複写機本体100の主制御部401と接
続されている。
上記第1の出力ドライバ259は、フイラーリセツトモ
ータ209を駆動するドライバ、第2の出力ドライバ260は
給紙モータ213を駆動するドライバ、第3の出力ドライ
バ261は搬送ベルト駆動モータ214を駆動するドライバで
あり、搬送ベルト駆動モータ214は、このモータ214と同
期して回転する回転検出器265によつて検出されたモー
タ214の速度信号に基づいて、回転制御部266で精密な制
御ができるようになつている。また、第1および第2の
入力バツフア262,263は原稿サイズ検出器211に設けられ
ている原稿サイズセンサ267,268に出力をマイクロコン
ピユータ258に入力するためのバツフアで、これらのセ
ンサ267,268により3種類の原稿サイズの検出が可能に
なつている。すなわち、大サイズ(例えばA3)のときに
は原稿サイズセンサ267,268の両方が“H"、小サイズ(A
4)と中間サイズ(B4)のときは一方の原稿サイズセン
サ267のみが“H"となり、原稿サイズセンサ267の“H"に
なる時間差により小サイズ(A4)と中間サイズ(B4)と
を区別する。さらに、第3の入力バツフア264は、原稿
最終頁検知フイラー207を介して原稿Dの最終頁を検出
するフオトインタラプタ208の出力をマイクロコンピユ
ータ258側に入力するためのバツフアである。
〈フイニツシヤの制御システム〉 次に、フツニツシヤ300の制御ブロツク図を第23図に
示す。
同図において、フイニツシヤ主制御部350は、複数の
タイマ機能を有するタイマ制御部351、フイニツシヤ300
の制御プログラムが記憶されているROM352、フイニツシ
ヤ300の制御用データを一時記憶するRAM353、入出力制
御を司る第1ないし第3のI/O354,355,356、これら各ブ
ロツクを制御するCPU357、これらの各ブロツクを接続す
るバスライン358および制御用クロツクの基準発振子359
等からなるマイクロコンピユータ360と、第1ないし第
9の出力ドライバ361〜369と、第1ないし第5の入力バ
ツフア380〜384とから基本的に構成され、複写機本体10
0の主制御部401と第3のI/O356およびバスライン601を
介して接続されている。
第1ないし第4の出力ドライバ361〜364は、それぞれ
コピーして綴じられたコピーセツトを第2の排紙トレイ
303に排出する際に使用される排出クラツチ370を駆動す
るためのドライバ、ステイプルソレノイド371を駆動す
るためのドライバ、寄せコロ駆動ソレノイド342を駆動
するためのドライバおよび基準変更コロ駆動ソレノイド
321を駆動するためのドライバであり、第4の出力ドラ
イバ364は例えば左綴じの場合には、転写紙Pのサイズ
によつて、そのドライバ364のON時間が異なるような制
御をして正確な搬送基準変更を行なわせる。
第5および第6の出力ドライバ356,366は寄せコロユ
ニツト駆動モータ328を駆動するためのドライバで、モ
ータ328は駆動素子372a,372b,372c,372dを介して駆動さ
れる。すなわち、第5の出力ドライバ365をONにして駆
動素子372a,372dをONにすると、上記寄せコロユニツト
駆動モータ328は第23図時計方向(第19図反時計方向)
に回転して寄せコロユニツト333を第19図右方向に移動
させて、右綴じ基準になるように設定する。これに対
し、第6の出力ドライバ366をONにすると、駆動素子372
b,372cがONになり、これによつて寄せコロユニツト駆動
モータ328は第23図反時計方向(第18図時計方向)に回
転し、寄せコロユニツト333を第19図左方向に移動させ
て、左綴じ基準になるように設定する。
第7および第8の出力ドライバ367,368は寄せコロユ
ニツト333内の寄せコロ駆動モータ324を駆動するための
ドライバで、第7の出力ドライバ367をONにすると、駆
動素子373a,373dがONになり、リバーシブルモータ324は
第23図時計方向(第18図矢印d方向)に回転して転写紙
Pを左側基準壁334a側に移動させ、第8の出力ドライバ
をONにすると、駆動素子373b,373cがONになり、リバー
シブルモータ324は第23図反時計方向(第19図矢印e方
向)に回転して転写紙Pを右側基準壁334b側に移動させ
る。
第9の出力ドライバ369はフイニツシヤ300の主駆動用
同期モータ374を駆動するためのドライバで、上記モー
タ374をON,OFF制御するソリツドステツトリレー(SSR)
375を介して駆動制御が行なわれる。
第1の入力バツフア380は前記第2の入口センサ307b
の出力をマイクロコンピユータ360側に入力するための
バツフア、第2の入口バツフア381は前記第1の入力セ
ンサ307aの出力を入力するためのバツフアであり、前述
の第15図,第16図で説明したような検出状態により、転
写紙Pのサイズ検知を行なうことができる。また、この
検出結果、特に入口センサ307aの検出結果が、それ以後
のフイニツシヤ内制御の基準になる。
第3の入力バツフア382は、前記寄せコロユニツト333
の寄せコロ335を転写紙Pに接離させるための寄せコロ
駆動ソレノイド342の駆動タイミングを設定するための
排紙センサ311の出力状態を入力するためのバツフア、
第4および第5の入力バツフア383,384は、寄せコロユ
ニツト333の位置決めセンサ329,330の出力状態を入力す
るためのバツフアで、これらの位置決めセンサ329,330
の検出状態により、寄せコロユニツト駆動モータ328の
駆動を制御して、寄せコロユニツト333の位置決めを行
なう。
〈複写機本体の制御〉 次に、上記のように構成された制御システムの制御動
作について詳しく説明する。
第24図は複写機本体100のメイン制御フローを示すフ
ローチヤートである。
まず、複写機本体100のメインスイツチ126をONにする
と主制御部401に電源部408から制御用の電流が供給さ
れ、第22図に示す制御プログラムがスタートする。この
プログラムでは、まず、複写システム制御に必要な初期
データモードを設定する“初期設定(I)”のサブルー
チンをステツプS1として実行し、次いでステツプS2とし
て変倍率を初期倍率(例えば100%)にセツトする“変
倍率初期設定”のサブルーチンを実行する。この初期設
定を実行した後、ステツプS3で“操作キー入力チエツ
ク”のサブルーチンを実行して操作部125上の操作キー
部433のキー入力状態をチエツクし、入力データ,モー
ド等を決定する。ステツプS3でチエツクが終了すると、
フイニツシヤ関連信号であるステイプル信号を出力(ス
テツプS4)し、コピー枚数データをステツプS3における
操作キー入力チエツクに従つてフイニツシヤ300に出力
(ステツプS5)し、さらにフイニツシヤ300に対して右
綴じか左綴じかの信号を出力(ステツプS6)した後、ス
テツプS7の“転写紙サイズチエツク”のサブルーチンを
移行する。このステツプS7におけるサブルーチンでは、
前記給紙トレイ120,121,122内に設置されたサイズ検知
サイズ159,160の出力状態を前述のようにして決定す
る。これらのサイズ検知センサ159,160によつて給紙ト
レイ120,121,122内の転写紙のサイズが決定されると、
次ステツプS8で複写機本体100の諸条件が確定し、コピ
ー可能状態であるかどうか判断する。ステツプS8でコピ
ー可能状態になつていないと判断されたときには、ステ
ツプS9-2で複写機本体100のコピー待機状態を制御する
サブルーチン“コピー待機プロセス”を実行後、ステツ
プS3の直前に復帰する。ステツプS8でコピー可能状態に
なつていると判断されたときには、次ステツプS9-1で自
動倍率選択モード(以下、AMSモードとも称する)が設
定されているかどうか判断する。
このステツプS9-1でAMSモードが設定されていないと
判断されたときには、ステツプS10で自動用紙選択モー
ド(以下、APSモードとも称する)が設定されているか
否かを判断する。このステツプS10でAPSモードが設定さ
れていると判断された場合には、ステツプS11でコピー
がスタートしているかどうか、すなわち、プリントスタ
ートキー131がONされたかどうか判断し、プリントスタ
ートキー131がONされていなくてコピーがスタートして
いない場合には(ステツプS3の直前)に復帰し、ONに
なつてコピーがスタートしていると判断された場合に
は、ステツプS12の“コピーAPSプロセス”のサブルーチ
ンを実行することによりAPSコピーモードを行う。そし
て、APSコピーモードによるコピーが終了したかどうか
をステツプS13で判断し、終了していなければステツプS
12をさらに実行し、終了した場合にはステツプS14
“コピーエントプロセス”のサブルーチンを行った後、
に復帰する。
また、ステツプS10でAPSモードが設定されていないと
判断された場合には、ステツプS15でプリントスタート
キー131がONされてコピーがスタートされているかどう
か判断し、コピーがスタートしていない場合にはに復
帰し、ONされてコピーがスタートしている場合には、次
のステツプS16で“コピースタンダードプロセス”のサ
ブルーチンを実行することにより通常のコピーモードで
コピーを実施する。そして、ステツプS17でコピーが終
了したと判断されたときに始めて次のステツプS18でサ
ブルーチン“コピーエンドプロセス”を実行し、に復
帰する。
一方、前記ステツプS9-1でAMSモードが設定されてい
ると判断されたときには、ステツプS19でプリントスタ
ートキー131がONされて、コピーがスタートしているか
どうか判断し、コピーがスタートしていないときには
に復帰し、コピーがスタートしているときには、ステツ
プS20の“制御モード初期設定”のサブルーチンを実行
し、AMSコピーに必要な制御上のデータやモード等の初
期設定を行ない、ステツプS21でRDH200へフリーランサ
イクルモード信号(RMODE)を出力し、ステツプS22
“コピーフリーランプロセス”のサブルーチンを実行
後、ステツプS23の“オリジナルサイズリスト”のサブ
ルーチンに移行する。ステツプS22はRDH200がフリーラ
ンサイクルモードを実行中の複写機本体100の待期モー
ド制御を実行するサブルーチンで、ステツプS23はRDH20
0から出力された原稿サイズ信号により、各原稿Dのサ
イズを原稿セツト順にRAM441の任意アドレスから順次記
憶させた後述の第28図に示すようなオリジナルリストを
作成するサブルーチンである。
ステツプS23でオリジナルリストが作成されると、ス
テツプS24でRDH200のフオトインタラプタ208からRDH主
制御部250の第3の入力バツフア264を介して入力される
原稿エンド信号の出力があるかどうか判断し、出力がな
い場合には(ステツプS22の直前)に復帰し、出力が
ある場合には、ステツプS25でRDH200からBUSY信号が出
力されたかどうか判断する。BUST信号が出力されている
場合、すなわち、RDH200で原稿交換中のときにはに復
帰し、出力されていない場合、すなわち、RDH200で原稿
Dの用意ができているときには、次ステツプS26でフリ
ーランサイクル信号(RMODE)をOFFし、フイニツシヤ30
0にスタート信号を出力し(ステツプS27)し、ステツプ
S28で後述する設定モードに従つて転写紙を決定する
“転写紙セレクト(I)”のサブルーチンを実行する。
次いで、ステツプS29で原稿Dに対応した二つの変倍率
を決定する後述の“変倍率セレクト”のサブルーチンを
実行し、さらに、後述するステツプS30のサブルーチン
“AMSプロセスセレクト”を実行し、後述するLMモード
あるいはBTモードのいずれかコピー処理時間の短くなる
ほうを予め設定された条件に従つて選択する。そして、
ステツプS31でLMモードが選択された場合、“LMモード
プロセス”のサブルーチンをステツプS32で実行し、
に復帰する。
ステツプS31でBTモードが選択された場合、まず後述
する“優先変倍率セレクト”のサブルーチンをステツプ
S33で実行し、前記ステツプS29のサブルーチン“変倍率
セレクト”で決定された2個の変倍率のうち、先に実行
する倍率を予め設定された条件に従つて決定する。次い
で、ステツプS34で後述するサブルーチン“オリジナル
イニシヤルセツト”を実行し、前記ステツプS33で決定
された倍率に適合する原稿Dをコンタクトガラス104上
にセツトすべくRDH200を動作させ、ステツプS33で後述
する“BTモードプロセス”のサブルーチンを実行した
後、に復帰し、次のコピーに備える。次に、主要なサ
ブルーチンについて説明する。
〈転写紙セレクト(I)〉 この発明にあつては、原稿Dのサイズに応じた転写紙
のサイズ選択と変倍率の選択が最も重要な動作になる。
このうち、転写紙のサイズ選択については、最多の原稿
サイズを基準とする最多サイズセレクトモードと、中間
の原稿サイズを基準とする中間サイズセレクトモードの
二つのモードが設定される。
まず、最多サイズセレクトモードについて説明する。
第25図はステツプS28の“転写紙セレクト”の最多サ
イズをセレクトモードのサブルーチンの手順を示すフロ
ーチヤートで、このステツプS28では、ステツプS28-1
自動用紙選択(APS)が設定されているかどうかチエツ
クし、設定されていなければステツプS28-2で“マニア
ル転写紙決定”のサブルーチンを実行し、転写紙選択キ
ー134によつてマニアルで選択されたトレイ内の転写紙1
01,102,103のいずれかを選択し、APSが設定されている
ならば、“最多サイズセレクト”のサブマーチンをステ
ツプS28-3で実行する。最多サイズセレクトとは、前記
ステツプS23の“オリジナルサイズリスト”で作成され
たオリジナルサイズデータである第28図のオリジナルリ
ストから原稿Dの最多サイズを選択し、この最多の原稿
Dのサイズと同一のサイズの転写紙を選択する。なお、
原稿サイズが異るものが2種類ある場合には例えば最大
のサイズのものが選択され、3種類ある場合には中間の
サイズのものが選択される。
オリジナルリストは、前述のRDH200の原稿サイズ検出
器211によつて読み取つた原稿のサイズを原稿の積層順
に記憶して作成される。
一方、中間サイズセレクトモードは第26図フローチヤ
ートに示すように、ステツプS28-4でAPSが設定されてい
るかどうかチエツクし、設定されていなければ上記の最
大サイズセレクトモードと同様に“マニアル転写紙決
定”のサブルーチンがステツプS28-5で実行され、APSが
設定されているならば、ステツプS28-6で前記“オリジ
ナルサイズリスト”で作成されたオリジナルリストを参
照して原稿サイズが3種類以上あるかどうかチエツクす
る。もし3種類以上なければ、例えば2種類であれなら
ば、ステツプS28-7でそのうちの最大サイズを選択する
“最大サイズセレクト”のサブルーチンを実行してメイ
ンフローに復帰し、3種類以上あれば次ステツプS28-8
で原稿サイズの種類が奇数であるか偶数であるかチエツ
クする。このステツプS28-8で原稿サイズの種類が偶数
であると判断されるとステツプS28-9で“原稿サイズ種
類÷2番目のサイズセレクト”のサブルーチンを実行
し、中間サイズに相当する原稿のサイズを選択し、メイ
ンフローに復帰する。具体的には、原稿サイスの種類が
オリジナルサイズデータから例えば、A4,B4,A5,B5の4
種類あつた場合には、4÷2=2で2番目に大きなサイ
ズ、すなわちB4サイズの転写紙が選択される。
ステツプS28-8で原稿サイズの種類が奇数と判断され
た場合には、ステツプS28-10で“中間サイズセレクト”
のサブルーチンが実行され、3種類以上の原稿のサイズ
から、その中間にあたるサイズがオリジナルリストを参
照して選択され、選択後メインフローに復帰する。具体
的には、例えばオリジナルリストにA3,B4,A4の3種類の
原稿サイズが記憶されている場合には、中間のA4サイズ
の転写紙が自動的に選択される。
なお、このステツプS28の“転写紙セレクト(I)”
において、転写紙選択キー134によつて自動選択が指示
されている場合に、“最大サイズセレクトモード”を適
用するか“中間サイズセレクトモード”を適用するかど
うかは、予め主制御部401のCPU427にそのモードが設定
されているので、その設定されたモードに応じて選択さ
れる。この場合、複写機本体100内に設けた切換スイツ
チ等によつて、最大サイズセレクトモードと中間サイズ
セレクトモードのいずれかを選択できるように構成する
ことも可能である。
〈変倍率セレクト〉 ステツプS28で転写紙のサイズが選択されるとステツ
プS29で“変倍率セレクト”が実行され、転写紙サイズ
に応じた変倍率が選択される。第27図は“変倍率セレク
ト”のサブルーチンの手順を示すフローチヤートであ
る。
このステツプS29においては、まず、“倍率データチ
エツク”のサブルーチンをステツプS29-1として実行す
る。このサブルーチンは、ステツプS28で選択された転
写紙サイズと、ステツプS23で作成されたオリジナルサ
イズデータと、主制御部401内の第1のROM411内に記憶
されている第29図に示すような倍率データテーブルとか
ら、各原稿Dに対する適正な倍率を決定する。次いで、
ステツプS29-2の“最大倍率(MAX.R)、最小倍率(MIN.
R)決定”のサブルーチンを実行し、ステツプS29-1で決
定された倍率の中から最大倍率と最小倍率を選択する。
この最大倍率と最小倍率が選択されると、次ステツプS
29-3で“倍率リスト”のサブルーチンを実行し、ステツ
プ28で選択された転写紙サイズより大きな原稿に対して
は最小倍率、転写紙サイズより小さいか等しい原稿に対
しては最大倍率という条件で各原稿に対する倍率を決定
し、第30図に示すような各原稿に対する倍率データであ
る倍率リストを作成する。
〈AMSプロセスセレクト〉 ステツプS29で倍率リストが作成されると、ステツプS
30の“AMSプロセスセレクト”が実行され、コピープロ
セスをLMモードで実行するかBTモードで実行するかが決
定される。
LMモードとは、異なるサイズが混合した原稿束のAMS
モード選択時に、各原稿毎に前記ステツプS29で決定さ
れた二つの倍率のうち、いずれかを選択してコピープロ
セスを実行するモードである。また、BTモードとは、RD
H200の原稿Dの原稿トレイ201からの送り動作、両面ユ
ニツト124の中間トレイ175への一時スタツク動作、およ
び中間トレイ175からの再給紙動作等の組合せにより、
より実行処理時間の短いAMSプロセスを実行するモード
である。
以下、このステツプS30のサブルーチンの内容を第31
図を参照して説明する。
AMSプロセスセレクトのステツプに入ると、ステツプS
30-1でまず制御変数Nに数値“2"をセツトし、ステツプ
S30-2で第30図の倍率リスト上の第1原稿に対する倍率
データ、倍率データ(1)と第N原稿に対する倍率デー
タ、倍率データ(N)が等しいかどうかチエツクする。
ステツプS30-2で両者が等しいと判断された場合には、
ステツプS30-3で前記変数Nに“1"を加算し、ステツプS
30-4でN>LASTすなわち前記倍率リスト上の最終原稿の
順番より変数Nが大きいかどうかチエツクする。変数N
が小さい場合には、ステツプS30-2の直前に戻り、大き
い場合には、次ステツプS30-5のLMモードの実行を決定
するLMモードフラグ(F:LMMOD)をセツトし、メインフ
ローに復帰する。
また、ステツプS30-2において倍率データ(1)と倍
率データ(N)が一致しない場合には、ステツプS30-6
で前記変数Nに“1"を加算し、次ステツプS30-7でN>L
ASTをチエツクする。このステツプS30-7でN>LASTが成
立すると判断された場合には、前記ステツプS30-5と同
様にステツプS30-8でLMモードフラグをセツトしてメイ
ンフローに復帰する。もし、ステツプS30-7でNがLAST
以下だと判断されるとステツプS30-9で倍率データ
(1)と倍率データ(N)とが等しいかどうか前記ステ
ツプS30-2と同様にして判断し、等しくなければ前記ス
テツプS30-6の直前に戻り、等しい場合にはステツプS
30-10でBTモードの実行を決定するBTモードフラグF:BTM
OD)をセツトしてメインフローに復帰する。
したがつて、このステツプS30のサブルーチンを実行
すると、各原稿に適合する倍率データが全て等しい場
合、又は、前記ステツプS29の“変倍率セレクト”にお
いて選択された二つの倍率が、それぞれ第30図に示すよ
うな倍率リスト上で少なくとも1個以上連続した二つの
ブロツクとして存在する場合、LMモードフラグがステツ
プS30-5,S30-8でセツトされ、それ以外の場合、BTモー
ドフラグがステツプS30-10でセツトされる。
〈LMモードプロセス〉 ステツプS31でLMモードだと判断されたときには、ス
テツプS32の“LMモードプロセス”のサブルーチンを実
行する。このサブルーチンでは第32図のフローチヤート
に示されるように、まずステツプS32-1でコピー枚数カ
ウンタ(CO・CONT)を0にし、ステツプS32-2でオリジ
ナルカウンタ(OR・CONT)を1にして両者ともクリアす
る。次いで制御用カウンタとして使用する割込カウンタ
をステツプS32-3の“割込カウンタ初期設定”のサブル
ーチンで初期設定し、ステツプS32-4でLMモードにおけ
るコピープロセスを実行する。
次にステツプS32-5でRDH200へ原稿Dのフイード信号
を出力し、ステツプS32-6でRDH200からBUSY信号が出力
されているかチエツクし、出力されているときにはステ
ツプS32-6の直前に戻つてステツプS32-6の判断を再度求
め、出力されていないときにはステツプS32-7でフイー
ド信号の出力を止め、ステツプS32-8でRDH200の原稿最
終頁検知フイラー107の最終頁検知によつてフオトイン
タラプタ208からのOFF信号が出力されて、原稿エンド信
号が出力されたかどうかチエツクする。このステツプS
32-8で原稿エンド信号が出力されていないと判断された
ときには、“倍率変更決定(I)”のサブルーチンをス
テツプS32-9として実行する。このサブルーチンにおい
ては前記第30図の倍率データのリストのオリジナルカウ
ンタの示す原稿順番の原稿に対する倍率データが、現状
セツト倍率と一致しているかどうかをチエツクし、一致
していない場合、倍率変更フラグ(F・CHRE)がセツト
される。
次いで、ステツプS32-10で倍率変更フラグ(F・CHR
E)がセツトされているかどうか判断し、セツトされて
いれば、ステツプS32-11の前記倍率データリスト上の倍
率にレンズを移動するサブルーチン“倍率変更(I)”
を実行して変倍率を変更し、次ステツプS32-12でオリジ
ナルカウンタに“1"を加算してステツプS32-3直前に復
帰する。また、ステツプS32-10で倍率変更フラグがセツ
トされていない場合には、ステツプS32-11の倍率変更を
行なわずにステツプS32-12に移り、ステツプS32-3直前
に復帰する。
これに対し、前記ステツプS32-8で原稿エンド信号が
出力されたと判断された場合には、コピー枚数カウンタ
(CO・CONT)に“1"を加算し、コピー枚数カウンタの内
容がステツプS3によつて設定されたコピー枚数データと
一致したかどうかすなわちコピーが終了したかどうかを
ステツプS32-14でチエツクする。ステツプS32-14でコピ
ーが終了していないと判断されたときにはステツプS
32-3の直前に戻り、コピーが終了したと判断されたとき
には次ステツプS32-15のサブルーチン“コピープロセス
エンド”を実行し、コピープロセスの最終処理を行なつ
た後、メインフローに復帰する。
〈優先変倍率セレクト〉 ステツプS31でBTモードだと判断された場合にはステ
ツプS33で“優先変倍率セレクト“のサブルーチンが実
行されるが、このサブルーチンでは第33図のフローチヤ
ート示すような処理が行なわれる。すなわち、まず、ス
テツプS33-1で現状のセツト倍率と前記最大倍率MAX.Rと
の倍率差を演算し、その結果をAとし、次いでステツプ
S33-2で現状のセツト倍率と前記最小倍率MIN.Rとの倍率
差を演算し、その結果をBとする。そして、ステツプB
33-3でA,B値の大小を比較し、AがB以下の場合にはス
テツプS33-4で優先変倍率として最大倍率MAX.Rにセツト
し、AがBより小さい場合には、ステツプS33-5で優先
変倍率として最大倍率MAX.Rにセツトする。これによ
り、現状セツト倍率により近い倍率が優先変倍率として
選択される。
〈オリジナルイニシヤルセツト〉 上記のようにして、優先変倍率がセレクトされた後、
今度は、第34図のフローチヤートに示すような“オリジ
ナルイニシヤルセツト”のサブルーチンが実行される。
このサブルーチンでは、まず、ステツプS34-1として
制御変数Nに数値“1"を設定する。次いで第N原稿に対
する倍率データ(N)と、ステツプS33で決定した優先
変倍率とが一致するかどうかステツプS34-2でチエツク
し、一致していなければN+1にして再度第(N+1)
原稿に対する倍率データ(N+1)と優先変倍率との一
致を判定する。これを倍率データと優先変倍率が一致す
るまで実行し、一致したら次ステツプS34-3へ移行し、
そのときのNの値をRDH200からの送り実行回数を決定す
る制御レジスタSHIFTにセツトする。次に、RDH200にフ
イード信号を出力(S34-4)し、ステツプS34-5の“オリ
ジナルイニシヤルプロセス”のサブルーチンを実行す
る。このステツプS34-5はRDH200のオリジナルイニシヤ
ルセツト中における複写機本体100の待機状態を制御す
るサブルーチンである。次いでステツプS34-6でRDH200
からBUSY信号が出力されているかどうか、すなわち1回
の原稿入替動作が終了したかどうかをチエツクし、BUSY
信号が出力されているときには原稿入替動作が終了して
いないので、ステツプS34-5の直前に戻つてステツプS
34-5,S34-6を実行し、BUSY信号が出力されていないとき
には原稿入替動作が終了しているので、RDH200へのフイ
ード信号を停止(S34-7)し、前記RDH200からの送り実
行回数を決定する制御レジスタSH1FTから“1"を引く(S
34-8)。そして、ステツプS34-9で、ステツプS34-8の結
果が“0"になつたかどうかチエツクし、“0"になつてい
ないときには、ステツプS34-4の直前に復帰して、ステ
ツプS34-4以降の手順をステツプS34-9で“0"になるまで
繰り返す。
したがつて、この“オリジナルイニシヤルセツト”の
サブルーチンを実行することにより、優先変倍率に適合
した原稿Dがコンタクトガラス104上にセツトされるこ
とになる。
〈BTモードプロセス〉 ステツプS34でオリジナルイニシヤルセツトが実行さ
れた後、ステツプS35で“BTモードプロセス”のサブル
ーチンが実行される。このサブルーチンで行なわれる手
順を第35図に示す。
まず、“BTモードプロセス”のサブルーチンに入る
と、コピー枚数のカウンタ(CO.CONT)を零クリアし(S
35-1)、ステツプS35-2のサブルーチン“中間スタツク
モードセツト”を実行する。このサブルーチンでは、コ
ピー済転写紙Pを中間トレイ175に一時スタツクするた
めに、分岐ソレノイド169をONし、転写紙Pの中間トレ
イ175への受入れ準備を行なう。次いでステツプS35-3
“割込カウンタ初期設定”のサブルーチンを実行し、制
御用カウンタとして使用する割込カウンタを初期設定す
る。この初期設定が終了するとステツプS35-4として“B
Tプロセス(I)”のサブルーチンを実行し、RDH200に
原稿のフイード信号を出力する(S35-5)。次ぎに、ス
テツプS35-6でRDH200からのBUSY信号の出力の有無をチ
エツクし、BUSY信号の出力中はこのステツプS35-6の直
前に戻り、出力がなくなつたときに始めて、次ステツプ
S35-7でフイード信号をOFFし、さらにステツプS35-8
原稿エンド信号が出力されているかどうかをチエツクす
る。
ステツプS35-8で原稿エンド信号が出力されていない
場合には、ステツプS35-9に進み“倍率変更決定(I
I)”のサブルーチンを実行する。このサブルーチン
は、コンタクトガラス104上にセツトされている原稿D
に対応する倍率データを第30図の倍率データのリストか
ら決定し、リストの倍率と現状セツトされている倍率と
が一致しているかどうかチエツクするもので、一致して
いない場合、倍率変更フラグ(F・CHRE)をセツトす
る。そして、ステツプS35-10で倍率変更フラグ(F・CH
RE)がセツトされているかどうかチエツクし、セツトさ
れていなければステツプS35-3の直前に復帰して“割込
カウンタ初期設定”のサブルーチン以下の手順を再度繰
り返し、セツトされていればRDH200にフイード信号を出
力し(S35-11)、RDH200からBUSY信号の出力があるかど
うかをステツプS35-12でチエツクする。このステツプS
35-12でBUSY信号の出力がないと判断されたときには、
ステツプS35-13でフイード信号をOFFしてステツプS35-9
の直前に復帰し、BUSY信号がまだ出力されていると判断
されたときには、RDH200のから送り動作中のBTモードに
おける複写機本体待機コピープロセスを実行するサブル
ーチン“BT・アイドルプロセス”をステツプS35-14で実
行した後、ステツプS35-12のBUSY信号の判定ステツプの
直前に復帰する。
一方、ステツプS35-8で原稿エンド信号が出力された
と判断された場合には、“倍率変更(II)”のサブルー
チンをステツプS35-15で実行する。このサブルーチン
は、変倍率を前記ステツプS29の“変倍率セレクト”に
よつて選択された二つの倍率のうち、現状セツト倍率と
は異なるもう一つの倍率に変更するためのもので、この
サブルーチンを実行後、次ステツプS35-16に移行する。
このステツプS35-16はサブルーチン“中間スタツクモー
ドリセツト“で、ステツプS35-2でセツトしたコピー済
転写紙Pの中間トレイ175への受入状態を解除するもの
である。この受入状態を解除すると、ステツプS35-17
“倍率変更決定(II)”のサブルーチンを実行し、倍率
変更の必要がある場合、倍率変更フラグ(F,CHRE)をセ
ツトし、次ステツプS35-18で倍率変更フラグ(F,CHRE)
がセツトされているかどうかチエツクする。
ここで、倍率変更フラグがセツトされていない場合に
は、前記ステツプS35-3と同様の“割込カウンタ初期設
定”のサブルーチンを実行し(S35-19)、さらに“BT・
プロセス(II)”のサブルーチンをステツプS35-20で実
行し、前記ステツプS28のサブルーチン“転写紙セレク
ト(I)”によつて選択された転写紙を積載した給紙ト
レイから転写紙を給紙して通常コピープロセスを実行
し、次ステツプS35-21に移行する。このステツプS35-21
では、RDH200にフイード信号を出力し、ステツプS35-22
でRDH200のBUSY信号の出力をチエツクし、BUSY信号の出
力があるまでこれを繰り返す。そして、BUSY信号の出力
がなくなつたときに次ステツプS35-23に移行し、フイー
ド信号をOFFする。次いでステツプS35-24で原稿エンド
信号が出力されているかどうかをチエツクし、原稿エン
ド信号が出力されていなければ、前記ステツプS35-17
直前に復帰して“倍率変更決定(II)”のサブルーチン
以下を再び繰り返し、出力されていれば、コピーカウン
タ(CO.CONT)に“1"を加算して次ステツプS35-26に移
行する。このステツプS35-26ではコピーカウンタ(CO.C
ONT)の内容がステツプS3の“操作キー入力チエツク”
で設定されたコピー枚数データと一致したか、すなわ
ち、コピーが終了したかどうかをチエツクする。この結
果によりコピーが終了していないと判断されたときに
は、前記ステツプS35-2の直前に復帰して“中間スタツ
クモードセツト“以降の手続を繰り返し、コピーが終了
したと判断されたときには、ステツプS35-27へ進み、コ
ピープロセスの最終処理を実行するサブルーチン“コピ
ーエンドプロセス”を実行した後、メインフローに復帰
する。
一方、前記ステツプS35-18で倍率変更フラグ(F.CHR
E)がセツトされていると判断された場合には、RDH200
にフイード信号を出力し(S35-28)、“割込カウンタ初
期設定”のサブルーチンをステツプS35-29として実行
し、次に、ステツプS35-30の“BTプロセス(III)”の
サブルーチンを実行する。このステツプS35-30のサブル
ーチンは、コピープロセスのうち、露光,現像,転写の
プロセスは実行せず、中間トレイ175からコピー済転写
紙を1枚給紙し、排紙するものである。このようにし
て、ステツプS35-10でコピー済転写紙の給紙および排紙
を行なつた後、次ステツプS35-31でRDH200に出力してい
たフイード信号をOFFし、ステツプS35-32で原稿エンド
信号が出力されたかどうかをチエツクする。このチエツ
クS35-32で原稿エンド信号が出力されていないと判断さ
れた場合には、再度ステツプS35-17の直前に復帰して
“倍率変更決定(II)”のサブルーチン以降を繰り返
し、原稿エンド信号が出力されたと判断された場合に
は、コピー枚数カウンタ(CO.CONT)に“1"を加算し、
前述のステツプS35-26,S35-27の手順を踏む。
このBTモードとは、以下のような手順を行なうモード
である。すなわち、異形サイズ混合原稿束のAMSモード
時に、ステツプS33の“優先変倍率セレクト”で決定さ
れた優先変倍率に適合する原稿サイズの原稿Dのコピー
プロセスを実行し、コピー済の転写紙Pは中間トレイ17
5に一時スタツクする。その間、前記優先変倍率に適合
しない原稿DはスキツプしてRDH200のから送り動作を実
行する。そして、適合サイズ原稿を全てコピーした後、
倍率を変更する。次に変更した倍率に適合する原稿サイ
ズの原稿のコピープロセスを実行し、設定倍率に適合し
ない原稿はスキツプしてRDH200のから送り動作を実行す
ると同時に、前記中間トレイ175からコピー済転写紙P
を給紙することにより、コピーのページ揃えを行なう。
この動作を繰り返すことで効率よいAMSプロセスの実行
が可能となる。
〈RDHの制御〉 第36図はRDH200のメイン制御の制御フローを示すフロ
ーチヤートである。
同図において、複写機本体100のメインスイツチ126が
ONされると、RDH200の主制御部250に直流電源408から+
5Vの制御用電源が供給され、制御プログラムがスタート
する。まず、ステツプS40でRDH200の制御に必要な初期
データ,モードが“初期設定”のサブルーチンで実行さ
れ、初期設定される。次いで、ステツプS41で複写機本
体100からの制御信号である制御モードフラグRMODEをチ
エツクし、制御モードフラグRMODEがセツトされている
場合は、ステツプS42で“フリーランリサイクルモー
ド”のサブルーチンで実行した後、ステツプS41の直前
に復帰し、制御モードフラグRMODEがセツトされていな
い場合には、ステツプS43の“コピーリサイクルモー
ド”のサブルーチンを実行した後、ステツプS41の直前
に復帰する。
ステツプS42の“フリーランリサイクルモード”と
は、RDH200の原稿トレイ201上に積載した原稿Dを、RDH
200の各構成要素により順次循環させ、各原稿Dのサイ
ズを検出して複写機本体100に出力するモードであり、
このモードを実行している間は、複写機本体100のコピ
ー作成プロセスは動作しない。また、ステツプS43
“コピーリサイクルモード”とは、複写機本体100から
の原稿給紙制御信号であるフイード信号に基づいて原稿
Dを順次循環させ、複写機本体100はRDH200と同期しな
がらコピー作成プロセスを実行するモードである。
以下、フローチヤートを参照し、上記二つのモードに
ついて詳しく説明する。
〈フリーランリサイクルモード〉 第37図はステツプS42の“フリーランリサイクルモー
ド”のサブルーチンにおける手順を示すフローチヤート
である。このフリーランリサイクルモードでは、まずス
テツプS42-1で搬送ベルト204を駆動する搬送ベルト駆動
モータ214をONし、ステツプS42-2でRDH200が原稿入替中
である状態を示すRDHBUSY信号を複写機本体100の主制御
部401に出力する。次いで原稿給紙モータ213をONし(S
42-3)、ステツプS42-4で原稿サイズ検出器211内の原稿
サイズセンサ267がONしているかどうか、すなわち、原
稿Dを検知しているかどうかをチエツクし、原稿Dを検
知していなければ再度ステツプS42-4の直前に戻り、原
稿Dを検知していれば、次のステツプS42-5で原稿給紙
モータ213をOFFする。そして、次ステツプS42-6で“原
稿サイズチエツク”のサブルーチンを実行する。このサ
ブルーチンでは原稿サイズ検出器311の原稿サイズセン
サ267,268をチエツクして原稿サイズを検出し、次ステ
ツプS42-7で複写機本体100側の主制御部401に原稿サイ
ズデータを出力する。これにより前述のように主制御部
401では、RAM441に原稿サイズデータを記憶して第28図
に示すようなオリジナルサイズデータテーブルを作成す
ることになる。
そして、ステツプS42-8でフオトインタラプタ208から
なる最終頁検知センサがONになつているかどうかチエツ
クする。最終頁検知センサがOFFと判断されたときに
は、ステツプS42-9で前記原稿サイズセンサ267がOFFに
なつているかどうかチエツクし、原稿サイズセンサ267
がONであると判断されたときは、原稿がまだ原稿サイズ
センサ267に対向する位置に存在するので、ステツプS
42-8の直前に戻り、原稿サイズセンサ267がOFFであれ
ば、このセンサ267に対向する位置には原稿Dはないが
まだ最終頁は搬送されていないということになるので、
ステツプS42-3の直前に戻つて、再度それ以降のステツ
プを繰り返す。
また、ステツプS42-8で最終頁検知センサがONになつ
ていると判断された場合には、タイマ1をステツプS
42-10でスタートさせ、ステツプS42-11でタイマ1がタ
イムアツプしたかどうかチエツクし、タイムアツプした
ときに、ステツプS42-12でタイマ1をリセツトし、搬送
ベルト駆動モータ214をステツプS42-13でOFFする。前記
タイマ1の値は、原稿がコンタクトガラス104上を経て
原稿トレイ201に排出されるに足る十分な時間に設定さ
れている。ステツプS42-13で搬送ベルト駆動モータ214
がOFFされた後、原稿最終頁検知フイラー207のフイラー
リセツトモータ209をONし(S42-14)、タイマ2をスタ
ートさせ(S42-15)、タイマ2がタイムアツプしたかど
うかステツプS42-16でチエツクし、タイムアツプしてい
なければステツプS42-16の直前に復帰し、タイムアツプ
したならばタイマ2をリセツトし(S42-17)、上記フイ
ラーリセツトモータをOFFする(S42-18)。上記タイマ
2の値は、原稿最終頁検知フイラー207が原稿トレイ201
の最上部へ十分到達するに足る時間に設定されている。
そして、ステツプS42-19でRDHREADY信号を複写機本体10
0の主制御部401に出力した後、メインフローへ復帰す
る。
〈コピーリサイクルモード〉 第38図はステツプS43の“コピーリサイクルモード”
のサブルーチンにおける制御フローを示すフローチヤー
トである。このコピーリサイクルモードでは、まず、ス
テツプS43-1で原稿入替要求信号であるフイード信号が
複写機本体100の主制御部401から出力されたかどうかを
チエツクし、出力されていない場合にはメインフローに
復帰し、出力されている場合には、ステツプS43-2でRDH
BUSY信号を上記主制御部401に出力し、引き続いて搬送
ベルト駆動モータ214をONし(S43-3)、ステツプS43-4
で最終頁検知センサとしてのフオトインタラプタ208がO
Nになつているかどうかチエツクする。ステツプS43-4
NO、すなわち最終頁にまだ達していないと判断された場
合には、ステツプS43-5で原稿給紙モータ213をONし、原
稿サイズセンサ267がONになつているかどうかをステツ
プS43-6でチエツクする。このステツプS43-6でONになつ
ていないと判断された場合には、原稿Dを検知していな
いとしてステツプS43-6の直前に戻り、ONになつている
と判断された場合には、次ステツプ43-7で原稿給紙モー
タ213をOFFし、前記ステツプS42-10ないしS42-13と同様
のステツプS43-8,S43-9,S43-10,S43-11を経て、RDHBUSY
信号をステツプS43-12でOFFし、ステツプS43-1の直前に
復帰する。
また、ステツプS43-4でフオトインタラプタ208により
最終頁検知センサがONになつていると判断された場合に
は、全原稿が搬送されたとして、前記ステツプS42-14
いしS43-17と同様のステツプS43-13,S43-14,S43-15,S
43-16,S43-17を実行し、ステツプS43-18でオリジナルエ
ンド信号、すなわち、全ての原稿DがRDH200を循環して
原稿トレイ201上に戻つたという趣旨の信号を複写機本
体100の主制御部401に出力し、ステツプS43-11の直前に
復帰し、搬送ベルト駆動モータ214をOFFし、RDHBUSY信
号をOFFしてステツプS43-1のフイード信号のチエツクス
テツプの直前に移行する。
〈フイニツシヤの制御〉 第39図にフイニツシヤの制御フローを示す。フイニツ
シヤ300では、複写機本体100のメインスイツチ126がON
されると、主制御部350に電源部408から直流+5Vの制御
電流が供給され、制御プログラムがスタートする。この
ように制御プログラムがスタートすると、まず、ステツ
プS50でフイニツシヤ300の制御に必要な初期データ,モ
ードを設定するサブルーチン“初期設定”を実行する。
次いでステツプS51で複写機本体100の主制御部401から
スタート信号が出力されたかどうかチエツクし、出力さ
れていない場合には、ステツプS52で主駆動用同期モー
タ374をOFFし、さらにステツプS52で寄せコロユニツト
駆動モータ328をOFFしてステツプS51の直前に戻る。
また、ステツプS51でスタート信号が出力されている
と、ステツプS53に移行して入口センサ307aがONになつ
たかどうか、すなわち、入口センサ307aの位置に転写紙
Pが到達しているかどうかチエツクし、到達していなけ
れば再度ステツプS53の直前に戻り、到達していれば、
次ステツプS54のサブルーチンを実行する。このサブル
ーチンは、タイマ制御部351でタイマ1に任意値TIMAを
セツトした後スタートするもので、TIMAの値は転写紙P
の先端が入口センサ307aを通過してから前述の基準変更
ユニツト313に到達するに必要な時間に設定されてい
る。このステツプS54のサブルーチンを実行後、ステツ
プS55で入口センサ370aを通過する転写紙Pの枚数をカ
ウントするレジスタすなわち転写紙カウントレジスタ
(CO.COUNT)に“1"を加え、ステツプS56でサブルーチ
ン“サイズチエツク”を実行する。このサブルーチンで
は、第15図および第16図を用いてすでに説明したよう
に、入口センサ307a,307bの出力、および入口センサ307
bの検出時間により転写紙サイズを決定する。次に、後
で詳しく説明するサブルーチン“寄せコロユニツト制
御”をステツプS57で実行し、ステツプS58でタイマ1が
タイムアツプしているかどうかチエツクする。チエツク
の結果、タイムアツプしてしなければ、再度ステツプS
58の直前に戻り、タイムアツプしていれば、次ステツプ
S59でタイマ1をリセツトし、ステツプS60で転写紙のサ
イズがA3サイズかどうかチエツクする。A3でなければス
テツプS61で右綴じモードかかどうかチエツクする。こ
の右綴じ,左綴じのモード信号はステイプルキー129の
入力により複写機本体100の主制御部401から出力され
る。このステツプS61で右綴じモードでなければ、すな
わち左綴じモードであれば基準変更コロ駆動ソレノイド
321をONして基準変更コロ315を転写紙Pに当接させ、ス
テツプS63で転写紙PのサイズがA4サイズかどうかチエ
ツクする。A4サイズであればステツプS64でタイマ制御
部351でタイマ2に任意値ONA4をセツトしてステツプS66
でタイマ2をスタートさせ、A4サイズでなければ、ステ
ツプS65でタイマ2に任意値ONB4をセツトしてステツプS
66に移行する。上記タイマ2へセツトする任意値ONA4お
よびONB4は、それぞれA4サイズ,B4サイズを最適に基準
変更するに必要な時間に設定されている。
上記のようにしてタイマ2をスタートさせた後、ステ
ツプS67でタイマ2が上記任意値に達したかどうかチエ
ツクし、達していなければステツプS67の直前に戻り、
達しておればステツプS68でタイマ2をリセツトし、ス
テツプS69で上記基準変更コロ駆動ソレノイド321をOFF
する。これらのステツプS62からS69までのプロセスによ
り、フイニツシヤ300の入口側部で、転写紙Pのサイズ
別の正確な基準変更制御を行なうことができる。
上記のようにして、基準変更が終了すると、排紙セン
サ311により転写紙Pが搬送路309を経て排紙センサ311
位置まで到達したかどうかをステツプS70でチエツクす
る。まだ到達していなければステツプS70の直前に戻
り、到達しておれば、タイマ制御部351でタイマ3に任
意値DEL1をセツトし、スタートするサブルーチンを実行
する。上記任意値DEL1は転写紙Pが前記寄せコロ335に
到達するに十分な時間に設定されている。そして、ステ
ツプS72でタイマ3がタイムアツプしているかどうかチ
エツクし、タイムアツプしていなければステツプS72
直前に戻り、タイムアツプしていればステツプS73でタ
イマ3は任意値DEL2をセツトしてスタートする。任意値
DEL2は転写紙Pを右綴じまたは左綴じ基準位置に最適に
寄せるに必要な時間に設定されている。ステツプS73
タイマ3にDEL2をセツトしてスタートした後は、まずス
テツプS74で寄せコロ駆動ソレノイド342をONにし、ステ
ツプS75でタイマ3がタイムアツプしたかどうかチエツ
クし、タイムアツプしていなければステツプS75の直前
に戻り、タイムアツプしていればステツプS76で寄せコ
ロ駆動ソレノイド342をOFFし、ステツプS77でタイマ3
をリセツトする。次いで、ステツプS78で前記転写紙カ
ウントレジスタ(CO.COUNT)のカウント値がコピー枚数
と一致しているかどうかチエツクし、一致していなけれ
ばステツプS51の直前に復帰して、再度同ステツプS51
下の手順を踏み、一致しておれば転写紙カウントレジス
タ(CO.COUNT)の値をステツプS79でリセツトする。な
お、上記コピー枚数のデータは、複写機本体100の主制
御部401からインタフエースライン601を介してフイニツ
シヤ300の主制御部350側に出力されている。
ステツプS79で転写紙カウントレジスタリセツトする
と、ステツプS80でステイプルモードかどうかチエツク
する。ステイプルモードであればステイプルソレノイド
371をステツプS81でONし、ステツプS82で、タイマ4を
タイマ制御部351によつて任意値TIMBにセツトしてスタ
ートするサブルーチンを実行し、ステツプS83でタイマ
4がタイムアツプしたかどうかチエツクする。タイマ4
にセツトされた任意値TIMBは、転写紙束をステイプルす
るに必要な時間に設定されている。そして、ステツプS
83でタイムアツプしていなければ、再度ステツプS83
直前に戻り、タイムアツプしておればステツプS84でタ
イマ4をリセツトし、次いでステイプルソレノイド371
をステツプS85でOFFする。その後、ステツプS86で排紙
クラツチ370をONし、次ステツプS87で、タイマ5をタイ
マ制御部351によつて任意値TIMCにセツトしてスタート
するサブルーチンを実行する。任意値TIMCは、ステイプ
ル後の転写紙束を第2の排紙トレイ303に排出するに必
要な時間に設定されている。ステツプS87のサブルーチ
ンを実行した後、ステツプS88でタイマ5がタイムアツ
プしているかどうかチエツクし、タイムアツプしていな
ければステツプS88の直前に戻り、タイムアツプしてお
ればステツプS89でタイマ5をリセツトし、その後、ス
テツプS90で寄せコロユニツト駆動モータ328をOFFして
前記ステツプS51の直前に復帰し、ステツプS51以下の手
順を再実行する。
また、上記ステツプS80でステイプルモードではない
と判断されたときには、ステツプS86の直前に移行し、
同様の手順を踏むことになる。
さらに、前記ステツプS60で転写紙PのサイズがA4サ
イズであると判断された場合、およびステツプS61で右
綴じモードであると判断された場合には、そのままステ
ツプS70の直前に移送し、ステツプS70以下の手順を実行
する。
〈寄せコロユニツトの制御〉 引き続き、ステツプS57の“寄せコロユニツト制御”
のサブルーチンについて説明する。
第40図は寄せコロユニツト制御のサブルーチンの内容
を示すフローチヤートである。このサブルーチンの機能
は、寄せコロユニツト333の位置を右綴じ,左綴じに応
じて基準位置に変更するものである。
このフローでは、まずステツプS57-1で右綴じが左綴
じかチエツクし、右綴じであればステツプS57-2で右側
の位置決めセンサ330がONになつているかどうか、すな
わち、規定の右基準位置にきているかどうかチエツクす
る。右基準位置にきていなければステツプS57-3で寄せ
コロユニツト駆動モータ328を第19図に示すように右基
準位置移動方向に回転し、寄せコロユニツト333を右基
準位置側に移動させ、ステツプS57-2の直前に戻るステ
ツプS57-2で寄せコロユニツト333が右基準位置にきてい
ることが確認されると、次ステツプS57-4で寄せコロユ
ニツト駆動モータ328を停止し、ステツプS57-5で寄せコ
ロ駆動モータ324を転写紙Pが右方向に移動する方向す
なわち、第19図矢印e方向に回転させ、メインフローに
復帰する。
また、ステツプS57-1で左綴じと判断された場合に
は、ステツプS57-6で左側の位置決めセンサ329がONにな
つているかどうか、すなわち、寄せコロユニツト333が
規定の左基準位置にきているかどうかチエツクする。左
基準位置にきていなければステツプS57-7で寄せコロユ
ニツト駆動モータ328を第18図に示すように左基準位置
移動方向に回転し、寄せコロユニツト333を左基準位置
側に移動させ、ステツプS57-6直前に戻る。ステツプS
57-6で寄せコロユニツト333が左基準位置にきているこ
とが確認されると、次ステツプS57-8で寄せコロユニツ
ト駆動モータ328を停止し、ステツプS57-9で寄せコロ駆
動モータを転写紙Pが左方向に移動する方向、すなわち
第18図矢印d方向に回転させ、メインフローに復帰す
る。
〈動作のまとめ〉 以上、詳細に述べた実施例に係る複写機の動作をここ
でまとめる。
まず、例えば3種類のサイズA3,B4,A4の混載原稿Dを
原稿トレイ201上に載置し、操作部125の転写紙選択キー
134を押して給紙トレイ120,121,122からの給紙をマニユ
アル選択ではなく、表示部135で表示される〔自動〕に
設定する。そして、スペシヤルフアンクシヨンキー群13
9の中から自動倍率選択キー140を押して、自動倍率に設
定する。これにより、例えばこの複写機本体100の主制
御部401に予め設定してある最多サイズセレクトモード
に従つてコピープロセスが行なわれることになる。
そして、プリントスタートキー131を押すと、まず、R
DH200が全原稿を1枚々々送り、各原稿の積層された頁
順にそのサイズを記憶する。この記憶した結果に基づい
て最も枚数の多いサイズと同一の転写紙のサイズを選択
する。これにより、そのサイズが積層された給紙トレイ
からのみ同一サイズの転写紙が供給されることになる。
このようにして、原稿サイズと転写紙サイズが決まる
と、それに応じてROM411内に記憶されている倍率データ
テーブルを参照して各原稿に対する適正な倍率を決定
し、その中から最大倍率と最小倍率を選択する。この選
択により、第41図に示すように例えばA3およびB4サイズ
の原稿に対して変倍率71%の最小倍率で、A4に対しては
変倍率100%の最大倍率で複写することになる。
そこで、各原稿に対し複写すべき倍率を設定し、まず
いずれかの倍率、例えば変倍率100%の原稿のコピーの
みRDH200を作動させて実行し、そのコピー済の転写紙P
は一時中間トレイ175にスタツクしておく。そして、他
方の倍率、この場合は変倍率71%に光学系を変更し、RD
H200を駆動させて全原稿を循環させる間に、既にコピー
したA4の原稿はスキツプしてA3,B4の原稿のみコピーす
る。このコピーの進行に伴つて、スキツプした原稿のコ
ピーも、中間トレイ175からも排紙し、フイニツシヤ300
側には、原稿トレイ201に積層した順に排紙され、最終
的に、最初の原稿の混載順に並んだ同一サイズ、すなわ
ちA4サイズのコピーの束が得られる。すなわち、図から
もわかるようにA3の原稿はA4の転写紙Pに、A3×0.71に
縮小されたコピーC(A3×0.71)を形成したものに、B4
の原稿はA4の転写紙PにB4×0.71に縮小されたコピーC
(B4×0.71)を形成したものに、A4の原稿はA4の転写紙
PにA4×1の原寸大のコピーC(A4×1)を形成したも
のにそれぞれなるわけである。
なお、最多サイズセレクトモードでも、最多の原稿サ
イズのものが上に述べたものと異なる場合や原稿の種類
が多岐にわたる場合などは、前述したフローに沿つて、
最適な処理が自動的に行なわれる。
また、中間サイズをセレクトモードであれば、中間サ
イズのものを基準に前述のサブルーチンに沿つて処理さ
れる。
さらに、この実施例にあつては、原稿サイズを3種
類、転写トレイに積層された転写紙を3種類として説明
しているが、4種類以上の原稿サイズや2種類の原稿サ
イズの場合も同様の技術思想によつて、同様の処理が行
なわれることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
これまでの説明で明らかなように、この発明は上記の
ように構成されているので、以下に述べるような効果を
奏する。
請求項(1)記載の複写装置によれば、全ての記憶し
た原稿サイズデータに基づいて原稿のサイズを二つのサ
イズ区分に二分して、原稿を同一のサイズを含む二つの
異なる倍率でのみ複写でき、同一サイズの転写紙に異な
つたサイズの原稿を能率よく複写することができる。更
に、一つのサイズ区分に属する原稿のみを先に複写し
て、中間トレイに貯め、次いで他の区分に属する原稿を
異なる倍率で複写して、混載順に排紙することもでき、
複写モードが異なるものでも、後から並べ変える必要が
なく、効率の良い複写作業が可能になる。
請求項(2)記載の複写装置によれば、中間サイズの
原稿を基準とし、その中間サイズの原稿と同一サイズの
転写紙に2種類の倍率を設定し、コピーバランス良く、
高能率でコピー作業を行うことができる。
請求項(3)記載の複写装置によれば、最多サイズの
原稿を基準とし、その最多サイズの原稿と同一サイズの
最も頻度の高い1種類の転写紙を選択して2種類の倍率
で複写するので、高能率なコピー作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は全て、この発明の実施例を説明するためのもので、
第1図は実施例に係る複写機の全体構成を示す概略説明
図、第2図は同複写機の操作部を示す正面図、第3図は
変倍機構を示す概略平面図、第4図は転写紙のサイズ検
知手段を説明するためのもので、第4図(a)は給紙ト
レイとサイズ検知センサを示す給紙トレイの概略断面
図、第4図(b)はサイズ検知センサの出力と転写紙サ
イズの関係を示す図、第5図は反転ユニツトの要部斜視
図、第6図は反転ユニツトの動作説明図、第7図は反転
ユニツトの要部側面図、第8図,第9図,第10図,第11
図および第12図はそれぞれ反転ユニツトの動作説明図、
第13図はRDHの概略構成図、第14図はフイニツシヤの概
略構成図、第15図は入口センサの配置を示す説明図、第
16図は入口センサの出力と転写紙サイズの関係を示す
図、第17図はベルト搬送部の概略構成図、第18図および
第19図はそれぞれ寄せコロユニツトの動作説明図、第20
図は複写機の制御システムを示すブロツク図、第21図は
複写機本体の本体制御部の制御ブロツク図、第22図はRD
Hの制御ブロツク図、第23図はフイニツシヤの制御ブロ
ツク図、第24図は複写機本体のメイン制御フローを示す
フローチヤート、第25図は転写紙セレクト(1)のサブ
ルーチンの制御フローを示すフローチヤート、第26図は
他の転写紙セレクト(I)の例を示すサブルーチンの制
御フローを示すフローチヤート、第27図は変倍率セレク
トのサブルーチンの制御フローを示すフローチヤート、
第28図はRAMに記憶されたアドレスとオリジナルサイズ
データ格納の関係を示す図、第29図はROMに予め記憶さ
せてある原稿と転写紙とのサイズ間における倍率を示す
図、第30図はRAMに記憶されたアドレスと倍率データと
の関係を示す図、第31図はAMSプロセスセレクトのサブ
ルーチンの制御フローを示すフローチヤート、第32図は
LMモードのサブルーチンの制御フローを示すフローチヤ
ート、第33図は優先倍率セレクトのサブルーチンの制御
フローを示すフローチヤート、第34図はオリジナルイニ
シヤルセツトのサブルーチンの制御フローを示すフロー
チヤート、第35図はBTモードのサブルーチンの制御フロ
ーを示すフローチヤート、第36図はRDHのメイン制御の
制御フローを示すフローチヤート、第37図はフリーラン
リサイクルモードのサブルーチンの制御フローを示すフ
ローチヤート、第38図はコピーリサイクルモードのサブ
ルーチンの制御フローを示すフローチヤート、第39図は
フイニツシヤの制御フローを示すフローチヤート、第40
図は寄せコロユニツト制御のサブルーチンの制御フロー
を示すフローチヤート、第41図(a),(b),(c)
はそれぞれ転写紙と複写した原稿の複写像との関係を示
す説明図である。 1……複写機、100……複写機本体、134……転写紙選択
キー、175……中間トレイ、180……変倍機構、200……R
DH、267,268……原稿サイズセンサ、RAM……441。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 378 G03G 21/00 378 (72)発明者 村井 達也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−262733(JP,A) 特開 昭63−80271(JP,A) 特開 昭61−263534(JP,A) 特開 昭60−166965(JP,A) 実開 昭62−38636(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混載原稿の自動送りが可能な循環式自動原
    稿送り手段と、原稿のサイズ検出手段と、循環式自動原
    稿送り手段によって混載原稿を一旦循環させ、前記サイ
    ズ検出手段により各原稿のサイズを読み取ることにより
    全ての原稿のサイズを記憶可能な記憶手段と、複写紙に
    転写する原稿のサイズを変倍する変倍手段とを備えた複
    写装置において、 複写した転写紙を一時貯めておく中間トレイと、 前記記憶手段に記憶された全ての原稿のサイズに基づ
    き、複数のサイズの原稿を二つのサイズ区分に二分して
    同一のサイズの転写紙に、原稿と同一の倍率を含む異な
    る二つの倍率でそれぞれ転写する第1の複写モード、お
    よび一つのサイズ区分に属する原稿のみを先に複写して
    複写済みの転写紙を中間トレイに貯め、次いで他の区分
    に属する原稿を複写して、混載原稿を混載順に排紙する
    第2の複写モードが設定された制御手段と、 を有することを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】二つの倍率が、中間のサイズの原稿を基準
    に設定されていることを特徴とする請求項(1)記載の
    複写装置。
  3. 【請求項3】二つの倍率が、最多数のサイズの原稿を基
    準に設定されていることを特徴とする請求項(1)記載
    の複写装置。
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