JPH09278265A - 用紙整合装置 - Google Patents

用紙整合装置

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JPH09278265A
JPH09278265A JP8097128A JP9712896A JPH09278265A JP H09278265 A JPH09278265 A JP H09278265A JP 8097128 A JP8097128 A JP 8097128A JP 9712896 A JP9712896 A JP 9712896A JP H09278265 A JPH09278265 A JP H09278265A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP8097128A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Katsuta
邦彦 勝田
Takuma Ishikawa
琢磨 石川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一トレイに異なる原稿群のコピー用紙を排
紙した場合において、各々の原稿群の整合処理、ステー
プル処理を行なう。 【解決手段】 第1ジョブで排紙されたコピー用紙J1
と第2ジョブで排紙されたコピー用紙J2との用紙幅が
比較され、第2ジョブでの用紙幅の方が大きいときにの
み、押出し部509は用紙を移動させ、ステープラ52
0はステープル動作を実行する。これにより、第1ジョ
ブにおける用紙群と第2ジョブにおける用紙群とを同一
トレイ上で個別にステープル処理することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は用紙整合装置に関
し、特に異なるサイズの用紙の整合を適切に行なう用紙
整合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりマルチジョブ機能を備える複写
機が知られている。マルチジョブ機能とは、2つの原稿
群(第1ジョブの原稿群および第2ジョブの原稿群)を
複写機の自動原稿送り装置(以下「ADF」という)に
セットすることにより、それらの原稿群を連続して処理
する機能である。
【0003】また、このような複写機においてコピーさ
れた用紙が複数枚あるときに、その用紙同士の位置を合
せる整合機能が設けられている。同一のトレイに排紙さ
れた第1ジョブのコピー用紙サイズと第2ジョブのコピ
ー用紙サイズとが異なる場合には、整合機能は働かない
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の複写
機では、第1ジョブと第2ジョブとでコピー用紙のサイ
ズが異なる場合には、整合機能が働かないために、コピ
ー紙が不揃いになってしまうという問題点があった。
【0005】このような問題点を解決するために、第2
ジョブでのコピー動作を、整合された第1ジョブの用紙
を取除くまで中断することも考えられる。
【0006】しかしながら、このような処理では作業の
効率が悪くなってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は用紙
サイズが異なる場合でも整合を適切に行なうことのでき
る用紙整合装置を提供することを目的としている。
【0008】その目的を達成するために請求項1に記載
の装置は、複数の用紙を重ねて積載可能な積載部と、積
載部にその各々の少なくとも一部が重ねられた状態で積
載される少なくとも2枚の用紙のそれぞれのサイズを判
別して比較する比較器と、比較器の比較結果に基づい
て、重ねられた状態で積載される少なくとも2枚の用紙
の整合を行なう整合部とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によると、積載され
る少なくとも2枚の用紙のそれぞれのサイズが比較さ
れ、その比較結果に基づいて、積載される少なくとも2
枚の用紙の整合が行なわれる。これにより、重ねられた
状態で積載される複数の用紙の適切な整合が可能とな
り、作業の効率が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
[複写機全体の構成および動作]図1は本発明の実施の
形態の1つにおける複写機の全体構成を示す図である。
【0011】図を参照して、複写機本体1の略中央部に
は、外周部に感光体層を有する感光体ドラム10が矢印
aの方向に一定の周速度vで回転駆動可能に設置されて
いる。感光体ドラム10の周囲には、その回転方向にそ
って、メインイレーサ11、帯電チャージャ12、サブ
イレーサ13、磁気ブラシ方式による現像機14、転写
チャージャ15、用紙分離チャージャ16、ブレード方
式のクリーナ17が順に配置されている。また、感光体
ドラム10の上方には光学系20が配置されている。
【0012】感光体ドラム10は、矢印aの方向へ回転
し、メインイレーサ11、帯電チャージャ12、サブイ
レーサ13によって、それぞれ除電、帯電、像間除電/
像端除電が行なわれ、原稿台ガラス29上にセットされ
た原稿の画像が光学系20によって露光される。露光に
よって感光体ドラム10上に形成された静電潜像は現像
機14によってトナー像として可視像化される。
【0013】光学系20は、原稿台ガラス29の真下に
配置されており、一端を露光基準すなわち基準位置SP
に合せてセットされた原稿の画像をスキャンしながら照
明し、その反射光を感光体ドラム10上に露光する。こ
の画像スキャン時、露光ランプ21と第1ミラー22と
が、感光体ドラム10の周速度v(等倍、変倍にかかわ
らず一定)に対してv/m(m:コピー倍率)の速度で
矢印b方向に移動する。
【0014】同時に、第2ミラー23と第3ミラー24
とがv/2mの速度で矢印b方向に移動する。また、コ
ピー倍率の変更に際しては、投影レンズ25が光軸上で
移動するとともに、第4ミラー26が揺動または回転
し、光路長を補正する。
【0015】複写シートすなわち複写用紙は上段のエレ
ベータ方式の給紙部31と下段のトレイ方式の給紙部3
4に収容されており、オペレータの選択に基づいていず
れか一方から1枚ずつ給紙される。各給紙部31,34
には給紙ローラ32,35、正転ローラと逆転ローラと
からなる捌きローラ33,36が設置されている。上段
給紙部31から給紙された用紙は搬送ローラ37b,3
7cを通じて画像転写部の直前に設置されたタイミング
ローラ38まで送り出される。下段給紙部34から給紙
された用紙は搬送ローラ37a,37b,37cを通じ
てタイミングローラ38まで送り出される。
【0016】本複写機では手差し給紙が可能で、手差し
給紙口40から挿入されるコピー用紙は給紙ローラ41
からタイミングローラ38へ送り出される。
【0017】タイミングローラ38まで送り出された用
紙は、ここで一旦待機し、感光体ドラム10上に形成さ
れた画像と同期をとってタイミングローラ38がオンさ
れることにより、転写部へ送り出される。用紙は転写部
において感光体ドラムに密着し、転写チャージャ15か
らのコロナ放電によってトナー画像が転写され、分離チ
ャージャ16からの交流コロナ放電と用紙自身の腰の強
さにより感光体ドラム10から分離される。
【0018】その後、用紙は搬送ベルト42を通じて定
着器43へ送り込まれ、トナーが定着され、搬送ローラ
44、排出ローラ45を通じてソータ400上へ排出さ
れる。一方、感光体ドラム10は転写後も矢印a方向に
回転を続け、クリーナ17で残留トナーを除去され、メ
インイレーサ11で残留電荷を消去され、次のコピー処
理に備える。
【0019】複写機本体1内には、両面/合成コピーを
処理するために再給紙ユニット50と通紙経路切換爪4
7,48が設置されている。切換爪47は通常は実線位
置にセットされ、用紙をソータ400へガイドする。両
面コピーまたは合成コピー時において、第1面(表面)
に奇数枚数の原稿の画像を転写された用紙は、切換爪4
7が反時計回り方向に若干回動した位置にセットされる
ことにより、搬送ローラ51a,51b,51c,51
dを通じて中間トレイ52へ排出され、画像面を上方に
向けて収容される。所定枚数の用紙が中間トレイ52上
に収容された後、再給紙信号が発生されると、該用紙は
再給紙ベルト53および捌きローラ54の回転により最
下層のものから1枚ずつ搬送ローラ37cへ給紙され
る。
【0020】両面コピーモードにあっては、再給紙され
た用紙は、実線位置にセットされている切換爪48によ
って上方にガイドされながらタイミングローラ38へと
送り出され、第2面(裏面)に画像が転写、定着され、
ソータ400へ排出される。
【0021】一方、合成コピーモードにあっては、再給
紙された用紙は、切換爪48が時計回り方向に若干回動
した位置にセットされることにより、搬送ローラ37d
によって矢印c方向に搬送される。用紙の後端が搬送ロ
ーラ37dのニップ部を抜ける直前に搬送ローラ37d
が逆転に切換えられ、これにより用紙は表裏および前後
反転された状態でタイミングローラ38へと送り出され
る。その後、第1面(表面)に画像が重ねて転写、定着
され、ソータ400へ排出される。
【0022】ところで、複写機本体1においては、コピ
ー処理が開始され、1枚目の用紙がタイミングローラ3
8の直前で待機しているとき、2枚目以降の用紙をも予
め給紙通路へ給紙しておく先出し給紙処理が行なわれ
る。
【0023】たとえば、下段給紙部34からの給紙にあ
っては、1枚目の用紙に続いて2枚目の用紙が給紙通路
へ給紙され、さらに3枚目の用紙も搬送ローラ37aの
直前まで給紙される。このような先出し給紙処理はマル
チコピーモードのみならず、ADF160を使用したシ
ングルコピーモードにおいても行なわれ、コピースピー
ドの向上を図っている。
【0024】[ソータ部の構成と動作]ソータ部400
は、図2に示すように、シートを分配収容するための2
0段のビン402と、縦搬送通路410と、各ビン40
2に対応する切換爪420と排出ローラ425,426
とから構成されている。このソータ400は上部10段
のビンと下部10段のビンとに分割されている。
【0025】縦搬送通路410は、縦ガイドフレーム4
11と、4個の搬送ローラ415と、それに圧接して従
動回転するピンチローラ416と、各ビン402に対応
して設置されている切換爪420と、ガイド板424
と、排出ローラ425と、それに圧接して従動回転する
ピンチローラ426とから構成されている。
【0026】中間部は、ガイド板457,458で連通
されている。ソータ400の入口部にはガイド板45
1,452と、シート受入ローラ453,454と、シ
ートを縦搬送通路410の上部へ案内するガイド板47
2,473とが設置されている。また、シート検出手段
として、上下のビン群ごとにビン402上でのシートの
有無を検出する透過型のフォトセンサSE10,SE1
1と、各ビン402へ収容される直前のシートを検出す
る透過型のフォトセンサSE13(図示せず)とが設置
されている。
【0027】切換爪420は、最下段のビン402に対
向するもの以外はそれぞれ専用のソレノイドによって支
軸421を支点として回動可能であり、各ソレノイドが
オフされているときには図2の実線位置にセットされ、
垂直面420aと縦ガイドフレーム411とでシートを
下方にガイドする。
【0028】シートは縦方向には、搬送ローラ415,
416にて搬送される。一方、切換爪420は、各ソレ
ノイドがオンされると、図2中最上段に点線で示すよう
に切換えられ、シートはその湾曲面420bおよび各ガ
イド板424にガイドされ排出ローラ425,426か
ら各ビン402へ排出される。
【0029】ソートモードが選択されているときの切換
爪420の切換動作は、シートの後端がセンサSE13
にて検出されるタイミングによって行なわれ、置数(コ
ピー部数)分上段のものから順次下段のものへと切換え
られ、シートを1段目のビン402から下段のビン40
2へ順次分配する。
【0030】なお、グルーピングモードが選択されてい
るきには、置数分のシートは同一のビン402に収容す
るため、切換爪420は置数分の最終コピーの終了に対
応して切換えられる。
【0031】また、最下段(20段目)の切換爪420
は、その湾曲面420bでシートを最下段のビン402
へガイドする位置に固定されている。
【0032】[フィニッシャ部の構成と動作]フィニッ
シャ部500は、図2および3に示されるように、手前
側に設置されたステープラ520と、ビン402に収容
されたシートを奥側の整合基準板402bに当接させる
ための整合部508と、シートを、ステープラ520に
係合させる基準となるステープル基準板402cに当接
させるための押出部509と、押出部509およびステ
ープラ520を各ビン402に対応する位置に移動させ
る移動部700とから構成されている。
【0033】各ビン402は前方(シート収容方向
“A”)に傾斜して立上がった状態で垂直方向に一定の
間隔を保持してセットされている。整合基準板402b
とステープル基準板402cは各ビン402に一体的に
形成されている。
【0034】また、各ビン402は収容されたシートの
後端を規制する逆流防止板402aを有するとともに、
両側に整合部508および押出部509が移動可能な切
欠402g,402hと、オペレータが手でシートを取
出すための切欠402iが形成されている。
【0035】整合部508は、図2および3に示される
ように、保持レバー502の両端に整合棒503と支軸
504とを取付け、支軸504を支点として水平面上で
回動可能に設置したものである。この整合部508は上
部ビン群と下部ビン群とをそれぞれ単独処理できるよう
に2つに分けて構成され、それぞれ図示しない駆動装置
(たとえばソレノイド)を備えている。
【0036】整合動作はビン402に収容されたシート
1枚ごとに行なわれる。すなわち、整合部508は1枚
のシートがビン402上に収容されるごとに支軸504
を支点に図3中一点鎖線の位置に回動し、シートを整合
基準板402bに押当て、整合棒503と整合基準板4
02bとの間でシートを整合させる。
【0037】また、シート収容方向についてはビン40
2の傾斜によってシートが自重で逆流防止板402aに
当接し、シートは自動的に整合される。
【0038】押出部509は、図3および4に示される
ように、保持レバー505の両端に押出棒506と支軸
507とを取付けたもので、支軸507を支点として水
平面上で回動可能に設置したものであり、図示しない駆
動源(たとえばソレノイド)を備えている。
【0039】この押出部509は最上段のビン402か
ら最下段のビン402まで各ビン402に対応した位置
に移動可能とされ、ステープラ520と同期して上下移
動する。シートの押出動作は、ソーティング動作が終了
した後に各ビン402ごとに行なわれる。
【0040】すなわち、押出部509は、ステープル処
理の対象となるビン402の側部にステープラ520と
ともに移動され、支軸507を支点に図3中一点鎖線の
位置に回動し、シートをステープル基準板402cに押
し当てる。これによってシートが二点鎖線に示す整合位
置P2から一点鎖線で示すステープル位置P3へ移動
し、ステープラ520に係合される。
【0041】ステープラ520はこの状態で動作し、シ
ートを綴じる。その後再び整合部508は内側に回動
し、ステープルされたシートを整合棒503によって整
合基準板402bに押し当てる。すなわちステープルさ
れたシートはステープル位置P3から整合位置P2へ戻
される。これはステープラ520からシートを退避させ
るためである。その後、押出し部509とステープラ5
20は次のビン位置に移動する。
【0042】[ステープラおよびそのステープラ移動部
700の構成と動作]ステープラ520は図5に示すよ
うに、カム522をモータ出力軸521に固定し、ピン
523を支点として揺動自在なアーム524によってカ
ム522の周部とヘッド525とを連結したものであ
る。モータによるカム522の矢印g方向への回転によ
ってアーム524を介してヘッド525が矢印i方向に
移動し、ステープル針526がビン402上で整合され
たシートを綴じる。
【0043】ステープル針526は真っ直ぐな針を接着
剤によって板状に並列して固めたものであって、予めカ
ートリッジ527内に所定枚数が図示しないばね部材で
下方に弾性的に押圧された状態で収容されており、最下
層のものから1枚ずつモータ出力軸521によって回転
駆動される搬送ベルト528によってヘッド部に送られ
る。
【0044】またこのステープラ520にはステープル
針526の有無を検出するための反射型フォトセンサS
E18が設置され、最終のステープル針526がその検
出点を通過するとセンサSE18がオフとなり、ステー
プル針526がなくなったことを検出する。さらに、ス
テープラ520にはステープルモータの回転数検出用フ
ォトセンサSE14が設置されている。このセンサSE
14はモータ出力軸521に固定された円板529の切
欠509aを検出するようになっている。
【0045】一方、ステープラ520はビン420の正
面部に立設された保護ケース510内に上下移動可能に
収容されている。保護ケース510は上端の開閉カバー
511を有している。カバー511は針補給時などに開
放され、その開閉状態はスイッチSW1によって検出さ
れる。
【0046】保護ケース510内において、ステープラ
520は図6に示されるように、ローラ543,544
にエンドレスに張渡されたベルト545に固定されてい
る。ベルト545はステッピングモータM1からベルト
542を介してローラ543へ伝達される駆動力によっ
て矢印cまたはc′方向に駆動される。
【0047】ステープラ520はベルト545の矢印c
またはc′方向の移動に伴って上下運動し、所定のビン
位置へセットされる。押出部509も図示しない連係部
を介してステープラ520と同期して上下方向に移動す
る。
【0048】ステープラ520はステープル処理の初期
位置においては1段目のビン402に対応するホームポ
ジションに復帰しており、このホームポジションにセッ
トされていることはフォトセンサSE15によって検出
される。ステープル処理はステープラ520がビン40
2に対応して1ビンずつステップ的に下降し、ビン40
2上のシートを1束ずつ綴じることにより行なわれる。
【0049】ステープラ520の移動量はステッピング
モータM1を駆動するパルス数によって検出かつ制御さ
れる。一連のステープル処理途中にセンサSE18によ
りステープル針526がなくなったことが検出される
と、その時点でステープル処理が中断され、ステープラ
520の位置がそれまでの駆動パルス数を用いてメモリ
される。
【0050】その後、ステープラ520はホームポジシ
ョンまで移動される。オペレータはカバー511を開け
てカートリッジ527を新しいものと取換える。このよ
うな針補給作業の終了はセンサSE18がオンし、かつ
スイッチSW1がオンすることにより検出される。
【0051】次にステープラ520はメモリされたパル
ス数だけ下方に移動され、元の位置へ復帰し、そこから
ステープル処理を継続する。
【0052】[ADFの構成と動作]ADF(自動給紙
機構)160の構成と動作について以下に説明する。
【0053】まず、図7を参照してADF160の概略
的な構成と動作を詳述する。ADF160は、概略する
と原稿給紙部601、原稿搬送部602、原稿排出部6
03、原稿移動部606および排紙トレイ動作部93
(シフトブロックともいう)により構成されている。
【0054】原稿給紙部601は先端規制板163、ピ
ックアップローラ165、捌きローラ175、正転ロー
ラ180、およびレジストローラ190を備えている。
移動トレイ161を除いた部品は開閉自在なカバー60
4で覆われている。原稿搬送部602は原稿給紙部60
1の近傍に配置された駆動ローラ196、原稿排出部6
03の近傍に配置された従動ローラ197、および搬送
ベルト195を備えており、これらは移動トレイ161
を構成しているカバー166で覆われている。
【0055】原稿排出部603は、反転ローラ200、
排出ローラ210、および排出トレイ215を備えてい
る。排紙トレイ215を除いた部品はカバー605で覆
われている。
【0056】原稿移動部606は移動トレイ161と移
動メカとで構成されている。また排紙トレイ動作部93
は排紙トレイ215を通紙面と垂直方向に動かす動作部
で構成されている。
【0057】このようなADF160は搬送ベルト19
5が原稿台ガラス29上に位置するように複写機本体1
の上面に設置され、奥側すなわち操作側と反対側に設け
られた図示しないヒンジ金具により原稿台ガラス29の
上面に対して開放可能としてある。
【0058】オペレータが手動によって原稿を原稿台ガ
ラス29上にセットする際には、ADF160を上方に
持上げて原稿台ガラス29の上面を開放する。ADF1
60の開閉は図1に示すセンサSE100で検出され
る。このセンサSE100によってADF160が正し
く閉じられていることが検出されて、初めてADF16
0の動作が可能となる。
【0059】給紙される原稿は1頁目を上方へ向けた状
態で移動トレイ166上に積載される。このとき、原稿
は側部規制板159および162によって幅方向に位置
規制され、先端規制板163によって先端が位置規制さ
れる。先端規制板163は支軸164を支点として回動
可能とされている。先端規制板163は給紙時におい
て、1枚目の原稿給紙時から最終原稿の給紙が完了する
までに上方に退避している。
【0060】ピックアップローラ165および正転ロー
ラ180は給紙時にそれぞれ時計回り方向に回転駆動す
る。原稿は最上層のものから1枚ずつ正転ローラ180
と捌きローラ175との間をくぐり抜け、レジストロー
ラ190へ送り出される。レジストローラ190は給紙
された原稿をそのニップ部で一旦待機させ、一定時間後
回転駆動されることにより原稿を原稿台ガラス29の入
口部まで搬送する。
【0061】搬送ベルト195は、原稿台ガラス29の
全面を覆うように、駆動ローラ196と従動ローラ19
7との間に無端状に張渡されている。搬送ベルト195
の内側には、ベルト195を原稿台ガラス29に圧接さ
せるため、多数のバックアップローラ198が回転自在
に設置されている。搬送ベルト195は矢印d方向に回
転駆動され、原稿をスケール220と原稿台ガラス29
との境目である露光を開始するための基準位置(露光基
準)SPに原稿の先端を合せてセットする。
【0062】反転ローラ200の近傍には、ピンチロー
ラ201,202と、両面原稿モード時に原稿を反転さ
せるために通紙経路を切換える目的で使用される切換爪
203とが設けられてある。通常、切換爪203は実線
位置にセットされる。原稿は露光終了後、原稿搬送ベル
ト195の矢印d方向への移動および反転ローラ200
の反時計回り方向の回転に基づいて原稿台ガラス29上
から排出され、ガイド板204と切換爪203とで上方
にガイドされ、排出ローラ210により移動メカを有す
る排紙トレイ215上へ排出される。両面原稿にあって
は、第2面(裏面)を先にコピー処理するため、両面原
稿を原稿台ガラス29上に送り込む際、切換爪203を
図示する状態から所定角度反時計回り方向に回転させて
おき、まず両面原稿を反転ローラ200の周囲で反転搬
送し、第2面を下に向けて原稿台ガラス29上に戻す。
このとき、搬送ベルト195は矢印dとは逆方向に回転
駆動される。さらに、両面原稿は第2面の露光終了後、
第1面(表面)のコピー処理のために再度反転ローラ2
00の周囲で反転搬送される。
【0063】反転ローラ200および排出ローラ210
は排出モータM4(不図示)によって回転駆動される。
ADF160には原稿を検出する各種センサSE1〜S
E6が設けられている。
【0064】センサSE1,SE2はトレイ166上で
の原稿の有無を検出する。センサSE4はレジストロー
ラ190の直前に設置されており、原稿の到達、通過を
検出するとともに、原稿がレジストローラ190から送
り出されていくとき、タイマと共働して原稿の長さを検
出する。
【0065】センサSE5はセンサSE4と並べて設置
され、原稿の幅方向のサイズを検出する。
【0066】センサSE4,SE5での原稿検出信号に
基づいて、原稿のサイズが、縦送り(原稿の長辺が搬送
方向と平行)か、横送り(短辺が搬送方向と平行)かが
含めて判断される。また、センサSE6は反転ローラ2
00の入口部に設置され、ここを通過する原稿を検出す
る。
【0067】センサSE3は原稿束の最終原稿の通過後
に原稿トレイ166に原稿がないことを検出するエンプ
ティセンサである。
【0068】また、本体内部には図示しない原稿のサイ
ズ、有無を検出するセンサが備えられている。また移動
トレイ161がホーム位置にあるかを検出するセンサS
E9が備えられている。
【0069】次に、マルチジョブでの動作の説明を行な
う。第1ジョブの原稿は規制板162間にセットされ、
第2ジョブの原稿は移動トレイ161上にセットされ
る。原稿の有無の検出は第1ジョブではセンサSE2、
第2ジョブではセンサSE1によってそれぞれ行なわれ
る。
【0070】セットされた原稿は最初に第1ジョブから
処理される。第2ジョブにおいては、センサSE3にて
第1ジョブ終了を検出した後、移動トレイ161によっ
て第2ジョブ上の原稿を移動し処理する。
【0071】なお、前記センサSE1は移動トレイ16
1上に設けられており、移動トレイ161とともに移動
する。移動トレイ161はあるタイミングによりホーム
ポジションへ戻される。
【0072】[シフトトレイ機構の動作]図7に示され
るシフトブロック(排紙トレイ動作部)93による原稿
排紙トレイ215のシフト動作は以下のように行なわれ
る。
【0073】マルチジョブであることが設定されると、
各原稿束の最終原稿紙が排出されたことが検出される。
第2ジョブの原稿の移動がスタートすると、原稿排紙ト
レイ215が用紙の排出方向に対して垂直方向に移動
し、排出される原稿束が各ジョブごとに仕分けられる。
【0074】[原稿束移動機構の構成と動作]エンプテ
ィセンサSE3が第1ジョブの原稿束の処理の終了を検
知した場合において、第2ジョブの原稿束の検出センサ
SE1が原稿が原稿移動トレイ161上にあることを検
出したときには、図8に示すようにモータM20が回転
して伝達機構により原稿移動トレイの後端部161で原
稿束を矢印H方向に押すことにより原稿束の移動が行な
われる。
【0075】エンプティセンサSE3が原稿が移動され
てきたことを検出するとモータM20は停止する。その
後モータM20は逆回転して、ホーム位置検出センサS
E9が原稿移動トレイがホームポジションにあることを
検知するまでモータM20は駆動される。センサSE9
の検知によりモータは停止する。
【0076】[パネルの説明]図9は操作パネル部60
0の正面図である。
【0077】図を参照して、操作パネル部600は、コ
ピー枚数や複写率などを直接設定するためのテンキー6
01と、複写動作の開始を指示するためのプリントキー
602と、複写動作を停止させるストップキー603
と、入力した設定を初期化させるオールリセットキー6
04と、マルチジョブの第1ジョブと第2ジョブの設定
を切換えるジョブ切換キー605と、マルチジョブの第
1ジョブと第2ジョブとが連続したジョブか否かを切換
えるためのジョブ連続キー606と、LCD(液晶ディ
スプレイ)表示ユニットからなるメインパネル607と
を備えている。
【0078】メインパネル607は、液晶表示装置60
8とその上に設けられた透明なタッチスイッチ609と
から構成されるタッチパネルである。
【0079】ユーザは液晶表示装置608に表示された
キー入力画面をタッチスイッチ609を通して視差なし
に認識することができる。
【0080】また、操作パネル部600にはジョブ切換
キー605の操作に応じて点灯するLED611,61
2と、ジョブ連続キー606の操作に応じて点灯するL
ED613,614とが設けられている。
【0081】メインパネル607には図9に示される第
1ジョブの設定画面と図10に示される第2ジョブの設
定画面とが切換られて表示される。メインパネル607
は表示部Aと表示部Bとに分けられている。
【0082】表示部Aには、コピー枚数、原稿枚数、モ
ード、用紙、倍率、コピー濃度およびソータモードの表
示が行われる。ユーザが、表示部Aの項目に触れると、
表示部Bにその項目の内容を設定する画面や警告を告知
する画面が表示される。
【0083】図9の表示部Bは第1ジョブにおけるコピ
ー枚数と原稿枚数とを入力するための表示が行なわれて
いる状態を示している。
【0084】図10の表示部Bは第2ジョブにおけるコ
ピー枚数と原稿枚数とを入力するための表示が行なわれ
ている状態を示している。図10の状態における表示部
Bには第2ジョブで設定することができるコピー枚数
(置数)と原稿枚数とが「第2ジョブ可能領域」として
表示されている。第2ジョブ可能領域は、枚数優先モー
ドを使用するときの領域と、ビン優先モードを使用する
ときの領域とを含んでいる。この部分に表示される範囲
内でユーザが第2ジョブの設定を行なうことができる。
【0085】図9または図10の状態から表示部Aの
「モード」の部分をユーザが触れると、図11の(C)
に表示されるモードを設定するための画面が表示部Bに
表示される。
【0086】同様に表示部Aの「用紙」の部分をユーザ
が触れると、図11の(D)に示される画面が表示部B
に表示される。
【0087】表示部Aの「倍率」の部分をユーザが触れ
ると、図11の(E)に示される画面が表示部Bに表示
される。
【0088】「コピー濃度」の部分をユーザが触れる
と、図11の(F)に示される画面が表示される。「ソ
ータモード」の部分をユーザが触れると、図11の
(G)に示される画面が表示される。
【0089】[操作パネル部の制御ブロックについて]
図12は操作パネル部600の制御ブロック図である。
【0090】制御ブロックはマイクロコンピュータ61
0と、液晶表示装置608と、液晶表示装置を制御する
ためのLCDコントローラ620と、液晶表示装置60
8の照明を行なうバックライトのためのスイッチ612
と、液晶表示装置608上に設けられたタッチスイッチ
609と、テンキー601と、プリントキー602と、
ストップキー603と、オールリセットキー604と、
ジョブ切換キー605と、ジョブ連続キー606とを含
んでいる。また、マイクロコンピュータ610はセンサ
SE100,SE1、SE2,SE3,SE6やその他
のセンサなどからの入力を受付ける。
【0091】マイクロコンピュータ610はまた、LE
D611〜614を制御する。マイクロコンピュータ
(CPU)610は、操作パネル部600の制御を行な
うとともに、使用者により設定された複写条件や、プリ
ント開始の指示を制御ラインを介してプリントヘッド部
へ伝える。
【0092】LCDコントローラ620は、CPU61
0より送られてくるデータに従って液晶表示装置608
にデータを出力する。
【0093】スイッチ612によりオン/オフされるバ
ックライトが備えられている液晶表示装置608は、L
CDコントローラ620より送られてくる制御信号に従
ってキー入力画面を表示する。ユーザは液晶表示装置6
08に表示されるキーの表示箇所をタッチスイッチ60
9を介して触れることで、タッチスイッチ609を押下
する。タッチスイッチ609は表示画面を横に20個、
縦に15個に分割した合計300個のスイッチからな
る。ユーザにより押下されたスイッチの位置データはC
PU610に送られる。CPU610はタッチスイッチ
より送られてくる位置データと、液晶表示装置608に
表示しているキー入力画面とに基づいて、使用者の押下
したキーを認識する。
【0094】また、パネル上にある数値入力のためのテ
ンキー601、複写動作スタートのためのプリントキー
602、複写動作を一時停止させるためのストップキー
603、複写モードを初期化するためのオールリセット
キー604、第1ジョブと第2ジョブとの切換のための
ジョブ切換キー605、および第1ジョブと第2ジョブ
とが連続かどうかを入力するためのジョブ連続キー60
6による使用者の指示によりCPU610は認識したキ
ーの内容に応じてLCDコントローラ620に制御信号
を送り、液晶表示装置608の表示内容を切換える。
【0095】また、LED611,612はジョブ切換
キー605のオン/オフに応じて点灯/消灯し、LED
613,614はジョブ連続キー606のオン/オフに
応じて点灯/消灯する。
【0096】また、ADFの動作時には、ADF開閉セ
ンサSE100、第2トレイ原稿エンプティセンサSE
1、第1トレイ原稿エンプティセンサSE2、給紙前ペ
ーパーエンプティセンサSE3、第2トレイホームポジ
ション検出センサSE9の信号を受け、CPUはその他
の出力によってADF動作を制御する。
【0097】[複写機の制御について]図13は図1に
示される複写機の制御のメインルーチンを示すフローチ
ャートである。
【0098】図を参照して、電源がオンされると、ステ
ップS1でマイクロコンピュータは初期状態にセットさ
れる。
【0099】ステップS2で、メインルーチンの1周期
の長さを一定、たとえば10msecにするためのルー
チンタイマをセットする。ステップS3において、操作
パネルのキーマトリクスやパネル入力などの処理が行な
われる。その詳しい内容は図14において説明する。
【0100】ステップS4において、ADFの動作が行
われる。ステップS5においてコピー動作が行なわれ
る。ステップS6において、後処理動作が行なわれる。
後処理動作とはコピーされた用紙などのステイプル処理
や整合などの処理を行なう動作である。
【0101】ステップS7において、その他の処理(た
とえばトラブル処理、警告処理など)が行なわれる。
【0102】ステップS8において、ステップS2でセ
ットされたタイマの終了を判定し、ルーチンの1周期の
時間的な長さを一定にする処理を行なう。ステップS8
での処理の後、ステップS2からの処理が繰返し行なわ
れる。
【0103】図14は図13のパネル入力処理(S3)
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0104】図を参照して、ステップS301でジョブ
切換キー605がオンであるか否かが判定される。YE
Sであれば、ステップS302において、LED612
がオンとなり、ステップS303でメインパネルには第
2ジョブを設定するための図10に示される画面が表示
される。ステップS304で第2ジョブのモードの入力
が行なわれる。
【0105】これに対して、ステップS301でNOで
あれば、ステップS305で、LED611が点灯し、
ステップS306でメインパネル607に図9に示され
る第1ジョブの設定画面が表示される。ステップS30
7で第1ジョブのモードの入力が行なわれる。
【0106】ステップS308でプリントキー602が
オンであるか否か判定され、YESであればステップS
309でプリントフラグFpが“1”とされる。ステッ
プS310において、第2ジョブの連続設定(内容は後
述)が行なわれる。
【0107】ステップS311において、警告音等を出
力する警告モード処理が行なわれ、ステップS312に
て他の入力などの処理が行なわれた後、メインルーチン
に復帰する。
【0108】図15は図14のステップS304の第2
ジョブモード入力処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【0109】図を参照して、ステップS320において
図10に示される表示の下で、コピー枚数の入力がユー
ザから行なわれ、ステップS321で同様に原稿枚数が
入力される。
【0110】ここで入力されるコピー枚数と原稿枚数に
は、第1ジョブで処理されるコピー枚数と原稿枚数に基
づいてその上限値が設定されている。上限値は図10に
示される表示部Bの下部に「第2ジョブ設定可能領域」
として表示される。第2ジョブ設定可能領域はソータモ
ードおよびコピーモードによって変化する。モードが切
換られるたびに、第2ジョブ可能領域は再計算され表示
部Bに表示される。ソータモードとしてユーザは、
(1)ソートモードとグループモードの選択、(2)ビ
ン優先モードと枚数優先モードの選択を行なうことが可
能である。
【0111】コピーモードとしてユーザは、片面→片面
コピーモード、両面→片面コピーモード、および片面→
両面コピーモードのいずれかの選択を行なうことが可能
である。
【0112】グループモードとは、コピー用紙を原稿ご
とにビンに振り分けるモードであり、置数a枚、原稿枚
数b枚のコピーが行なわれる際には、図17に示される
ようにb個のビンが使用され、各々のビンにa枚のコピ
ー用紙がストックされる。
【0113】ソートモードとは、同一のコピー用紙を各
ビンごとに振り分けるモードであり、置数a枚、原稿枚
数bのコピーが行なわれる際には、図18に示されるよ
うにa個のビンが使用され、各々のビンにb枚のコピー
用紙がストックされる。
【0114】また、ビン優先モードとは第1ジョブで使
用されたビンを第2ジョブでも使用するモードであり、
枚数優先モードとは第1ジョブで使用されたビンを第2
ジョブでは使用しないモードである。すなわち、ビン優
先モードでは図19に示されるように、第2ジョブの用
紙J2は第1ジョブの用紙J1にソータ上で重ねられ
る。これに対し枚数優先モードでは、図20に示される
ように第2ジョブの用紙J2と第1ジョブの用紙J1と
はソータ上で分けられる。
【0115】図16に示されるように、1つのビンに収
容することができる用紙の許容枚数をm、ビン数をn、
第1ジョブにおける置数をa、原稿枚数をbとすると、
片面→片面のコピーモードにおける第2ジョブの設定可
能領域は表1のように計算される。
【0116】
【表1】
【0117】同様に、両面→片面コピーモードにおける
第2ジョブの設定可能領域は表2のように計算される。
【0118】
【表2】
【0119】片面→両面コピーモードにおける第2ジョ
ブの設定可能領域は表3のように計算される。
【0120】
【表3】
【0121】具体的に、ソータの許容枚数が50[枚/
ビン]であり、ソータ数が20[ビン]であるである場
合において、第1ジョブで置数5[枚]、原稿枚数8
[枚]のコピーが行なわれた後の第2ジョブの設定可能
領域を以下に示す。
【0122】表4は、片面→片面コピーモードの場合、
表5は両面→片面コピーモードの場合、表6は片面→両
面コピーモードの場合を示している。
【0123】
【表4】
【0124】
【表5】
【0125】
【表6】
【0126】図15に戻って、ステップS322で図1
0の表示部Aのモードキーがオンされたときには、ステ
ップS323で、図11(C)の表示が行なわれる。ス
テップ324で図11(C)のモード選択が行なわれた
ときには、ステップS325で表1から3に示される計
算方法により、第2ジョブの設定可能領域が再計算され
る。ステップS326で図10の画面Bの表示が行なわ
れ、第2ジョブの設定可能領域が計算された後の値が表
示部Bの下部に表示される。
【0127】ステップS327で、図10の表示部Aの
ソータモードキーがオンとなったときには、ステップS
328において、図11(G)の表示が行なわれる。
【0128】ステップS329で図11(G)のソータ
モード選択が行なわれたときには、ステップS330で
表1から3に示される計算方法により、第2ジョブの設
定可能領域が計算され、ステップS331で図10
(B)の表示に戻り、第2ジョブの可能領域として計算
された値が表示される。
【0129】ステップS332でその他の処理が行なわ
れ、パネル入力のルーチンに戻る。図21は図14のス
テップS311の警告モードのサブルーチンでの処理を
示すフローチャートである。
【0130】このルーチンは第2ジョブの原稿をセット
してから、ある一定時間第2ジョブ設定の入力がなけれ
ば、警告音やメッセージを出力し、第2ジョブの設定入
力を促すようにするルーチンであり、また紙を途中で取
除いたときにはリセットをかける処理を行なうルーチン
である。
【0131】ステップS340において、図7の第2ジ
ョブセット検知センサSE1のオフからオンを検知する
と、ステップS341でジョブタイマTMJをスタート
させる。
【0132】ステップS340においてオフ→オンを検
知しない場合には、ステップS342で第2ジョブセッ
ト検知センサSE1のオンからオフの検出があるか否か
を判定する。ステップS342でYESであれば、ステ
ップS343でジョブタイマTMJをリセットして、パ
ネル入力ルーチンに戻る。ステップ342での処理は、
第2ジョブの紙が途中で取除かれたときに対応する処理
である。
【0133】ステップS341での処理の後、ステップ
S344でジョブタイマがある一定時間(たとえば10
0秒)経過していないと判定された場合(S344でY
ES)は、パネル入力ルーチンにそのまま戻る。
【0134】ステップS344でジョブタイマが一定時
間を超えたと判定されたのであれば、ステップS345
で、第2ジョブの入力があるか否かが判定される。ステ
ップS345でYESであれば、そのままパネル入力ル
ーチンに戻る。ステップS345でNOであれば、ステ
ップS346において、図22に示される警告のメッセ
ージが表示部Bに出力され、同時に警告音が出力され
る。その後、パネル入力ルーチンに処理は移される。図
23は図14のステップS310の第2ジョブの連続設
定のサブルーチンでの処理を示すフローチャートであ
る。
【0135】図を参照して、ステップS350でジョブ
連続キー606が押されたか否かが判定される。ステッ
プS350でYESであれば、ステップS351におい
てジョブ連続キー606のフラグF10が“1”であるか
否かの判定が行なわれる。
【0136】ステップS351でYESであれば、ステ
ップS352でフラグF10は“0”とされ、NOであれ
ば、ステップS353でフラグF10は“1”とされる。
【0137】ステップS354でフラグF10が“1”で
あるか否かが判定され、YESであればステップS35
5で連続モード表示用LED613が点灯し、NOであ
ればステップS356で個別モード表示用LED614
が点灯する。
【0138】ステップS357でフラグF10が“1”で
あるか否かが判定され、YESであれば、ステップS3
58において連続モードの処理が行なわれる。具体的に
は、第1ジョブで設定されたコピー枚数や原稿枚数など
の設定内容が第2ジョブの内容にコピーされる。その後
ステップS359で第1ジョブでステープル処理を行な
うか否かを設定する第1ジョブステープルフラグF11
“0”とすることにより、第1ジョブでのステープル処
理(後処理)を禁止する。
【0139】ステップS359での処理により、第1ジ
ョブ終了時のステープル処理は強制的にできないように
される。第2ジョブ終了後のステープル動作は第1ジョ
ブで設定されたモードで行なうことができるようにな
る。
【0140】一方ステップS357でフラグF10
“0”であるなら、第1ジョブと第2ジョブの処理を個
別に行なうために、ステップS358およびS359で
の処理は行なわず、そのままメインルーチンに戻る。
【0141】なお、ステップS350でNOであれば、
ステップS357からの処理が行なわれる。
【0142】図23に示される処理により、ジョブ連続
キー606により連続ジョブモードが設定されていると
きには、ユーザは第1ジョブの原稿群に続く原稿群を第
2ジョブとしてセットすることが可能である。第1ジョ
ブでのコピー処理が終了された後、第2ジョブのコピー
処理が終了されるまで、コピーされた用紙の後処理(ス
テープル動作)は行なわれない。これにより、第1ジョ
ブと第2ジョブで連続した処理を行なうことができるよ
うになるため、装置の使い勝手は向上する。
【0143】連続モードが設定されているときに、ユー
ザは第1ジョブと第2ジョブに連続した原稿をセットす
るが、それは具体的には図24に示されるように行なわ
れる。
【0144】図24を参照して、(A)のラストページ
システムが採用されている複写機においては、ユーザは
第1ジョブに連続した原稿の後半分を上から順にセット
する。第2ジョブに連続した原稿の初めの半分を上から
順にセットする。具体的には、連続した原稿がページ1
から100により構成されているときには、第2ジョブ
にページ1から50の原稿を上から順にセットし、第2
ジョブにページ51から100の原稿を上から順にセッ
トするのである。これにより、ソータには図(A)に示
されるように各ビンに上から順に1頁から100頁のコ
ピー用紙が載置された後に、ステープルなどの後処理が
行なわれることとなる。
【0145】一方、ファーストページシステムが採用さ
れている複写機においては、図24(B)に示されるよ
うに、ユーザは連続した原稿群の前半分を第1ジョブに
上から順にセットし、後半部分を第2ジョブに上から順
にセットする。具体的に原稿群が1頁から100頁のペ
ージにより構成されている場合には、第1ジョブには上
から順に1頁から50頁の原稿がセットされ、第2ジョ
ブには上から順に51頁から100頁の原稿がセットさ
れるのである。
【0146】この場合にも、同様にソータには図(B)
に示されるように各ビンに上から順に1頁から100頁
の原稿が出力された後に、ステープルなどの後処理が行
なわれることとなる。
【0147】このようにラストページシステムとファー
ストページシステムのいずれを採用するかにより原稿の
置き方が異なるが、その制御はいずれのシステムを用い
た場合にも同様に行なうことができる。
【0148】[ADFの動作について]図25はADF
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0149】図を参照して、ステップS401で、プリ
ント動作が行なわれる状態であるか否かをプリントフラ
グFpが“1”であるか否かにより判定する。NOであ
ればここでの処理を終了する。
【0150】ステップS401でYESであるときは、
ステップS402で図示されない複写機内部に設定され
た原稿検出センサSEがオンであるか否かを判定するこ
とにより、手置きの原稿があるかないかを判断する。手
置きの原稿があれば、ADFの動作を行なわないように
するためである。YESであればここでの処理は終了す
る。
【0151】ステップS402でNOであれば、ステッ
プS403でADF開閉センサSE100が“0”であ
るか否かを判定する。ステップS403でYESであれ
ばステップS404で給紙部ペーパーエンプティセンサ
SE3が“1”であるか否かにより第1トレイ給紙部に
原稿があるかないかが判定される。
【0152】ステップS404でYESであればステッ
プS405で第2トレイ移動タイマt1 を“0”にリセ
ットする。その後ステップS406でADF給紙動作に
入り、メインフローへ戻る。
【0153】ステップS404でNOであるときは、ス
テップS407でADFの給紙動作ルーチンに入り、一
定時間動作を停止する。
【0154】ステップS408でセンサSE1が“1”
であるか否かにより第2トレイ上に原稿が積載されてい
るか否かが判定される。第2トレイ上に原稿が積載され
ていれば、SE1は“1”となり、第2ジョブの処理に
移行する。センサSE1は第2トレイ上に配置され、第
2トレイと同時に移動する。これにより第2トレイ上で
トレイ移動中の原稿をユーザが除去したときなどを検出
することができる。また第2原稿の位置がどこであって
も原稿があることを検出できるように、複数個のセンサ
を設けてもよい。
【0155】ステップS408でYESであれば、ステ
ップS409で第1ジョブの終了が判定される。第1ジ
ョブの終了時とは、以下の(1)から(4)の4つの時
点のうちいずれかの時点である。(1)から(4)に挙
げた4種類の終了判定時のうち(1)、(2)または
(4)のいずれかのときを終了時として選択することに
より、第1ジョブの後処理動作中に第2トレイの移動が
開始するため、生産性が向上する。
【0156】(1) ADFの第1トレイ上の原稿が空
になったとき (2) 第1ジョブのコピー用紙が複写機本体から排出
されたとき (3) ステープルなどのコピー用紙の後処理が完全に
終了したとき (4) 第1ジョブの後処理が終了した直後に第2ジョ
ブのコピー用紙がビンに排出されるように設定されたタ
イミング 紙詰り(ペーパージャム)時の処理のしやすさ、システ
ム構成または生産性の向上などの目的によって、上記
(1)から(4)の時点のうち最も好ましいものを第1
ジョブ終了の時点として設定することが可能である。
【0157】ステップS409でNOであれば、ここで
の処理を終了し、YESであればステップS410でセ
ンサSE3が“1”であることにより、ADF給紙口の
原稿の有無が判定される。第1ジョブ終了後、第2ジョ
ブセットまでの間に割込の原稿があればセンサSE3が
“1”となり、割込原稿を優先処理するために、メイン
フローへ戻る。原稿がなければ、ステップS411で第
2トレイを給紙口方向へ移動させる。
【0158】次に、第1ジョブおよび第2ジョブの原稿
をともに同一排紙トレイへ排紙してしまうと、両原稿群
が混在してしまうため、シフトブロックにより排紙トレ
イをシフトさせ、両原稿群の仕分けを行なう動作を開始
する。
【0159】具体的にはステップS420において、第
2トレイの移動の開始が検知されると、ステップS42
1においてシフトブロックにより排紙トレイをシフトさ
せ、第1ジョブにおいて排出された原稿を移動させ、こ
れから行なう第2ジョブでの原稿排出の位置からずらす
作業が行なわれる。
【0160】次にステップS412において、前記ステ
ップS405で第1ジョブの原稿が第1トレイ上で空に
なったときにリセットされた第2トレイ移動タイマt1
が“0”であるか否かを判定する。
【0161】YESであれば、ステップS413におい
て、タイマt1 にジャム処理検出用タイムAが代入さ
れ、NOであれば、代入は行なわれない。
【0162】ステップS414でAが代入されたタイマ
1 から、1サイクルルーチンが回るごとに、1を減算
し、その減算された値をタイマの値t1 に代入する。
【0163】ジャム処理検出用タイムAは、原稿がセッ
トされた第2トレイが移動開始してから、ADF給紙部
にセットされるまでに必要とされる時間に、任意の時間
的な余裕を付加した値であり、原稿サイズ検出部が検出
した原稿サイズに対応する設定値により設定される。値
Aを超える時間第2トレイが移動を続けた場合には、後
述するステップS417においてトラブルであると判定
される。
【0164】ステップS415において原稿のサイズが
検出される。ステップS417において、第2ジョブの
原稿が移動不良の場合の処理が行なわれる。この詳しい
内容は、図27において説明する。
【0165】ステップS419において、第2ジョブの
設定の第1ジョブへの移行処理が行なわれる。この処理
についても後述する。
【0166】ステップS408でNOであるときは第2
トレイに原稿がない場合であり、ステップS418にお
いてペーパーエンプティに対応する処理が行なわれる。
この処理についても後述する。
【0167】ステップS403でNOであれば、ステッ
プS416においてADF開閉対応ルーチンが実行され
る。
【0168】図26は図25のADF開閉対応ルーチン
(S416)の具体的な処理を示すフローチャートであ
る。
【0169】この処理はADFがジョブ処理中に開けら
れてしまったときに、第2ジョブのトレイの移動を禁止
するための処理である。具体的には、ステップS416
01においてプリントフラグFpが“0”とされ、ステ
ップS41602において第2トレイの移動が停止され
た後、メインフローへ戻る。
【0170】図27は図25の第2原稿移動不良対応ル
ーチン(S417)での具体的な処理を示すフローチャ
ートである。
【0171】この処理は第2ジョブの原稿が移動してい
る間に異常が発生したときの対応を行なう処理である。
【0172】図を参照して、前記ステップS412、S
413およびS414においてカウントダウンしている
第2トレイ移動時間タイマt1 が、ステップS4170
1において“0”であるか否か判定される。
【0173】ステップS41701においてYESであ
れば、ステップS41702において、プリントフラグ
Fpは“0”とされる。次にステップS41703にお
いて、第2トレイの移動は停止される。
【0174】なおステップS41701においてNOで
あれば、メインルーチンに戻る。なおこれらのトラブル
が検知された場合には、図13に示されるステップS7
においてパネル上に警告メッセージが出力される。
【0175】図28は図25の第2ジョブ設定の第1ジ
ョブへの移行ルーチン(S419)での具体的な内容を
示すフローチャートである。
【0176】この処理は第2ジョブの内容を第1ジョブ
として設定する処理である。ステップS41901にお
いて、第2ジョブキーがONであるか否か判定される。
【0177】ステップS41901でYESであれば、
第2ジョブが処理されるときに、ステップS41902
において第2ジョブの設定を第1ジョブの設定へコピー
する。
【0178】一方ステップS41901においてNOで
あれば、図13のステップS7へ処理を移行し、警告ル
ーチンにおいて第2ジョブの設定を促す警告処理が行な
われる。
【0179】図29は図25のペーパーエンプティ対応
ルーチン(S418)での具体的な処理を示すフローチ
ャートである。
【0180】この処理はペーパーエンプティ時の第2ジ
ョブでの処理である。図を参照して、第1トレイのセン
サSE3が“0”となり原稿がなくなったことが検出さ
れたとき(S404でNO)に、第2トレイのセンサS
E1が“0”であるとき(S408でNO)は、ステッ
プS41801において第2ジョブの設定をキャンセル
(クリア)する。
【0181】これにより、第1トレイの原稿が空になる
までは、第2ジョブの設定や原稿のセットのやり直しを
することが可能となる。また、第2トレイ移動中にユー
ザが第2ジョブにセットされた原稿を取り去ったときに
は、ステップS41802において第2トレイホームポ
ジション検出センサSE9が“1”であるか否かを判定
し、NOであれば、ステップS41803において第2
トレイをホームポジションへ移動させる。
【0182】ホームポジションに戻ったのであれば(S
41802においてYES)、ステップS41804に
おいて第2トレイを停止させ、ステップS41805に
おいてプリントフラグFpを“0”とする。
【0183】第2トレイは第2ジョブにおいて給紙部に
移動した後、第2ジョブの終了まではそこに止まり第2
ジョブ終了後にホームポジションへ戻る。
【0184】また、連続マルチジョブを実行する場合
(第3ジョブ以上のジョブを行なう場合)は、給紙前ペ
ーパーエンプティセンサSE3が“1”となった後に、
一定時間後第2トレイがホームポジションへ戻るように
制御を行なう必要がある。
【0185】[後処理動作について]図30は図13の
後処理動作(S6)で行なわれる処理を示すフローチャ
ートである。
【0186】図30を参照して、ステップS601にお
いてプリントフラグFpが“1”であるか否かが判定さ
れる。YESであるときは、ステップS602において
ソータの制御が行なわれる。
【0187】ステップS603において第1ジョブが終
了したか否かが判定され、YESであればステップS6
04においてステープル処理が行なわれる。このとき、
第1ジョブステープルフラグF11が“0”であれば第1
ジョブにおいてステープル処理は行なわれない。
【0188】なお第1ジョブの終了の判定は、図25の
ステップS409での判定と同様に行なわれる。
【0189】なおステップS601においてNOである
ときまたはS603においてNOであるときはここでの
処理を終了する。
【0190】図31は図30のステープラ制御ルーチン
(S604)での処理を示すフローチャートである。
【0191】本実施の形態における複写機は、第1ジョ
ブおよび第2ジョブのコピー用紙を同一のビンに排出す
るときに、第1ジョブの原稿のコピー幅が第2ジョブの
原稿のコピー幅より小さいときのみ整合、ステープル処
理を行なうことを特徴としている。
【0192】図を参照して、ステップS605において
第1ジョブであるか否かが判定され、YESであればス
テップS606により整合部による整合が行なわれる。
ステップS607で第1ジョブが終了したか否かが判定
され、YESであればステップS608で第1ジョブで
のステープルフラグF11が“0”以外である場合にのみ
ステープル処理が行なわれ、ここでの処理を終了する。
ステップS607でNOであれば、ここでの処理を終了
する。
【0193】ステップS605においてNOであれば、
ステップS609で第1ジョブのコピー用紙の幅aが第
2ジョブのコピー用紙の幅bよりも小さいか否か判定さ
れる。YESであれば、ステップS610で整合処理が
行なわれ、ステップS610aで第2ジョブが終了した
か否か判定される。
【0194】ステップS610aでYESであればステ
ップS611でステープル処理が行なわれ、ここでの処
理を終了する。
【0195】ステップS610aでNOであれば、その
ままここでの処理を終了する。ステップS609でNO
であれば、ステップS610bで、ステープルモードが
選択されているか否かを判定し、選択されていれば、ス
テップS610cでステープルモードをキャンセルした
後、ここでの処理を終了する。
【0196】第2ジョブにおけるコピー用紙のコピー幅
が第1ジョブのコピー用紙の幅よりも大きいときにの
み、整合およびステープル処理を行なう理由は以下のと
おりである。
【0197】図32を参照して、第1ジョブのコピー用
紙J1よりも第2ジョブのコピー用紙J2が大きいとき
には、押出し部509により、コピー用紙の押出しが行
なわれたときに、ステープラ520によって第2ジョブ
の用紙J2のみをステープル処理することができる。
【0198】図32に示されるステープル処理の後、図
33に示されるように整合部508は第1ジョブおよび
第2ジョブの用紙を整合することができる。
【0199】なお図33において第2ジョブの原稿は位
置STにおいてステープルされることとなる。
【0200】なお本実施の形態では、第1ジョブの用紙
より第2ジョブの用紙が大きいときに整合処理およびス
テープル処理を行なうようにしたが、第2ジョブの用紙
サイズが第1ジョブの用紙サイズ以上のときに整合処理
を行なわせるようにしてもよい。この場合において第1
ジョブの用紙サイズと第2ジョブの用紙サイズとが同一
であるときは、両者を同一トレイで個別にステープル処
理することはできないが、整合処理だけは同一トレイで
行なうことができるからである。
【0201】本実施の形態における複写機での利点は以
下(1)から(3)のとおりである。
【0202】(1) 第2ジョブでのコピー用紙の幅が
第1ジョブでのコピー用紙の幅以上のときには、第1ジ
ョブでのコピー用紙が排紙トレイ上に積載されていて
も、同一トレイ上で第2ジョブのコピー用紙の整合、ス
テープルなどの後処理を行なうことが可能となる。
【0203】(2) ADFのトレイに積載することの
できる枚数を超えたコピー処理を行ないたいときには、
第1ジョブと第2ジョブに原稿を分割して積載すること
で、第1ジョブと第2ジョブの連続した処理を行なうこ
とが可能である。
【0204】(3) 第1ジョブの設定に基づいて、第
2ジョブの入力可能領域がパネル上に表示されるため、
第2ジョブでの入力の不備によるトラブルを防止するこ
とができる。
【0205】なお、入力可能領域を音声等で示すように
してもよい。また、第1ジョブにおいて実行される複写
動作モードに応じて、第2ジョブに対する複写動作モー
ドの設定を制限するために、たとえば、第1ジョブにお
いてソータのビンをすべて使用してソート動作を行なっ
た場合、第2ジョブにおいてソート動作を設定不可能と
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける複写機の構
成を示す断面図である。
【図2】図1のソータ400の構成を示す図である。
【図3】図2のフィニッシャ部500の平面図である。
【図4】図3の押出し部509の斜視図である。
【図5】ステープラ520の構成を示す断面図である。
【図6】ステープラ520を駆動する機構を示す図であ
る。
【図7】図1のADF160の断面図である。
【図8】図7の原稿移動トレイ161の駆動機構を示す
図である。
【図9】操作パネル部600の平面図である。
【図10】図9のメインパネル607に表示される第2
ジョブの設定画面を示す図である。
【図11】図10の状態から、入力が行なわれることに
より、表示される画面を示す図である。
【図12】操作パネル部600の制御を行なう回路を示
すブロック図である。
【図13】図1に示される複写機のメインルーチンを示
す図である。
【図14】図13のパネル入力ルーチン(S3)の処理
を示すフローチャートである。
【図15】図14の第2ジョブモード入力ルーチン(S
304)での処理を示すフローチャートである。
【図16】図1の複写機のソータについて説明するため
の図である。
【図17】グループモードにおいて、置数a、原稿枚数
bのコピーが行なわれた状態を示す図である。
【図18】ソートモードにおいて置数a、原稿枚数bの
コピーが行なわれた状態を示す図である。
【図19】ビン優先モードで第1ジョブと第2ジョブで
の処理が行なわれた後の状態を示す図である。
【図20】枚数優先モードにおいて、第1ジョブと第2
ジョブのコピーが行なわれた後の状態を示す図である。
【図21】図14の警告モードルーチン(S311)で
の処理を示すフローチャートである。
【図22】図21のステップS346で表示される警告
メッセージの具体例を示す図である。
【図23】図14の第2ジョブの連続設定(S310)
での処理を示すフローチャートである。
【図24】連続ジョブ設定が行なわれている場合での、
ADFへの原稿の積載方法を説明するための図である。
【図25】ADFの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図26】図25のADF開閉対応ルーチン(S41
6)での処理を示すフローチャートである。
【図27】図25の第2ジョブ原稿移動不良対応ルーチ
ン(S417)での処理を示すフローチャートである。
【図28】図25の第2ジョブ設定の第1ジョブへの移
行ルーチン(S419)での処理を示すフローチャート
である。
【図29】図25のペーパーエンプティ対応ルーチン
(S418)での処理を示すフローチャートである。
【図30】図13の後処理動作ルーチン(S6)での処
理を示すフローチャートである。
【図31】図30のステープラー制御ルーチン(S60
4)での処理を示すフローチャートである。
【図32】図31のフローチャートで行なわれる処理の
具体例を示す図である。
【図33】図32での処理の後に行なわれる処理を説明
するための図である。
【符号の説明】 160 ADF 161 移動トレイ 400 ソータ 402 ビン 500 フィニッシャ部 508 整合部 509 押出し部 520 ステープラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙を重ねて積載可能な積載手段
    と、 該積載手段に、その各々の少なくとも一部が重ねられた
    状態で積載される少なくとも2枚の用紙のそれぞれのサ
    イズを判別して比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて、前記重ねられた状態
    で積載される少なくとも2枚の用紙の整合を行なう整合
    手段とを備えたことを特徴とする用紙整合装置。
JP8097128A 1996-04-18 1996-04-18 用紙整合装置 Withdrawn JPH09278265A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8097128A JPH09278265A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 用紙整合装置
US08/839,785 US5881337A (en) 1996-04-18 1997-04-16 Sheet aligning apparatus and processing apparatus used for copying machine
US09/135,530 US6126163A (en) 1996-04-18 1998-08-18 Sheet aligning apparatus and processing apparatus used for copy machine

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206331A (ja) * 2006-05-01 2006-08-10 Ricoh Co Ltd シート状媒体処理装置
JP2008074623A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Xerox Corp 固定エッジによる縁揃えシステム

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