JP2707982B2 - 画像形成装置及びその駆動方法 - Google Patents

画像形成装置及びその駆動方法

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JP2707982B2
JP2707982B2 JP6261327A JP26132794A JP2707982B2 JP 2707982 B2 JP2707982 B2 JP 2707982B2 JP 6261327 A JP6261327 A JP 6261327A JP 26132794 A JP26132794 A JP 26132794A JP 2707982 B2 JP2707982 B2 JP 2707982B2
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photosensitive drum
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roller
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寿 深澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を利用し
た画像形成装置に関し、特に、感光体ドラム及び転写ロ
ーラ等に残存したトナーを除去して現像器側に戻し、印
字に再利用することができ、これによって、トナーの有
効利用を図ることができる画像形成装置及びその駆動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタ、ファクシミリ及び
複写機等では、電子写真方式を利用した画像形成装置が
用いられている。以下、図6を参照しつつ従来の電子写
真方式を利用した画像形成装置について説明する。図6
は従来例に係る画像形成装置を示す側面断面図である。
【0003】同図において、10は感光体ドラムであ
り、OPC(Organic Photoconduc
tive Conductor 有機光導電体)によっ
て形成してある。20は帯電部材であり、導電性を有す
るレーヨン及びアクリル等の部材からなるブラシ状、又
は、導電性部材からなるローラ状としてある。この帯電
部材20は、回転する感光体ドラム10と接触すること
により、この感光体ドラム10を均一に帯電させる。ま
た、30は露光部であり、感光体ドラム10の表面を露
光する。
【0004】40は現像器であり、トナー80を収納す
るトナー収納部41と、このトナー80を感光体ドラム
10に供給する第一及び第二トナー供給ローラ42a,
42bとからなる。そして、第一及び第二トナー供給ロ
ーラ42a,42bは、シリコンゴム、ウレタンゴム、
ニトリルゴム、天然ゴム等の可撓性を有する導電性部材
によって形成してある。また、トナー収納部41に収納
されるトナー80は、非磁性体であるポリエステル、ス
チレン、アクリル等の樹脂によって形成してある。
【0005】50は転写ローラであり、可撓性及び導電
性を有するシリコン及びウレタン等の発泡部材によって
形成してある。100はトナー回収部であり、回転する
感光体ドラム10の表面と接触し、残存したトナー80
を回収する爪部と、回収した残存トナー80を蓄積する
収納部を有している。70は定着部であり、記録媒体9
0を加熱しながら圧接する一組のヒートローラとプレッ
シャローラを有している。
【0006】次に、上記構成からなる従来の画像形成装
置の動作について、図6及び図7を参照して説明する。
図7は従来の画像形成装置の各部に印加されるバイアス
電圧を示すタイムチャートである。
【0007】まず、感光体ドラム10にトナー80と同
極性(例えば負の極性)のバイアス電圧Vp1が印加され
るとともに、帯電部材20にもトナー80と同極性のバ
イアス電圧Vc1が印加され、感光体ドラム10が均一に
帯電する。次いで、露光部30により感光体ドラム10
の表面が露光され、感光体ドラム10の表面に静電潜像
が形成される。
【0008】そして、第一及び第二トナー供給ローラ4
2a,42bにトナー80と同極性の一定のバイアス電
圧Vb1が印加され、トナー収納部41内のトナー80が
第一及び第二トナー供給ローラ42a,42bの表面に
静電気的に吸着され、感光体ドラム10に供給される。
これにより、感光体ドラム10の表面にトナー像が形成
される。
【0009】その後、転写ローラ50にトナー80と異
極性(例えば正の極性)のバイアス電圧Vt2が印加さ
れ、記録媒体搬送路60から搬送されてくる記録媒体9
0に、感光体ドラム10の表面に形成されたトナー像が
転写される。
【0010】ここで、感光体ドラム10の表面には、前
記異極性のバイアスVt2の影響によって帯電不良(低帯
電、あるいは負の電荷が弱い)の未転写のトナー80が
残存するが、この残存トナー80は、トナー回収部10
0によって回収、蓄積される。また、転写ローラによ
り、トナー像が転写された記録媒体90は、その後、定
着部70に搬送され、ここで、ヒートローラとプレッシ
ャローラによって加熱されながら圧接され、トナー像の
熱定着が行なわれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の画像形成装置では、トナー回収部100で回収した
残存トナー80を印字に再利用することができず、不経
済であり、トナー80の有効利用を図ることができない
という問題があった。また、感光体ドラム10に付着し
た残存トナーをトナー回収部100の収納部に蓄積する
構成となっていたので、現像器40のトナー80の容
量、すなわちトナー収納部41の容積を大きくすると、
これにともなって、トナー回収部100の容積も大きく
なければならず、装置全体が大型化してしまうという問
題があった。
【0012】さらに、従来の画像形成装置は、感光体ド
ラム10に付着した残存トナー80のみを除去すること
を目的としていたため、転写ローラ50に付着した残存
トナー80を除去することができず、記録媒体90の裏
面が汚れてしまうという問題があった。
【0013】なお、特開平2−109079号及び特開
平2−294677号では、感光体ドラム又は転写ロー
ラに、残存トナーを除去する清掃ブラシと、この清掃ブ
ラシに付着した残存トナーを回収する回収ロールと、こ
の回収ロールによって回収された残存トナーを集めてト
ナー回収容器に蓄積するクリーニングブレードからなる
清掃手段を設けた構成の画像形成装置が提案されてい
る。しかし、この画像形成装置でも、回収した残存トナ
ーの再利用手段が設けられておらず、不経済であり、ト
ナーの有効利用を図ることができないという問題があ
り、また、前記トナー回収容器に蓄積したトナーを人手
によって現像器側に戻すことも考えられるが、手間がか
かってしまうという問題がある。
【0014】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、感光体ドラム及び転写ローラ等に残存し
たトナーを除去して現像器側に戻し、再利用することが
でき、これによって、残存トナーの有効利用を図ること
ができる画像形成装置及びその駆動方法の提供を目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成装置は、感光体ドラム、こ
の感光体ドラムの表面を帯電させる帯電部材、前記感光
体ドラムの表面を露光して静電潜像を形成させる露光
部、前記感光体ドラムにトナーを供給し、トナー像を形
成させるトナー供給ローラ、及び、前記感光体ドラム上
に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写ローラ
を有する画像形成装置において、可撓性を有する導電性
部材によって形成され、前記感光体ドラムに接触しなが
ら回転し、前記感光体ドラムに付着した残存トナーと同
極性で、かつ、前記感光体ドラムに印加されるバイアス
電圧Vp1と絶対値においてVp1<VCLの関係を有するバ
イアス電圧VCLが印加されたとき、前記残存トナーを吸
着するクリーニングローラと、板状部材であって、前記
クリーニングローラと前記トナー供給ローラとの間に配
設され前記クリーニングローラの表面に一端部を接触さ
せて、前記クリーニングローラの表面に付着した残存ト
ナーを剥離し、その板面上に回収するクリーニングブレ
ードを備え、前記トナー供給ローラに、前記残存トナー
と同極性の一定のバイアス電圧Vb1を印加したとき、前
記トナー供給ローラが前記クリーニングブレード上の前
記残存トナーを吸着して前記感光体ドラムに供給する
成としてある。
【0016】請求項2記載の画像形成装置の駆動方法
は、請求項1記載の画像形成装置の駆動方法であって、 前記感光体ドラムにトナーを供給した後、 前記帯電部材に、前記トナーと同極性で、かつ、前記
感光体ドラムに印加されるバイアス電圧Vp1と絶対値に
おいてVp1>Vc2の関係を有するバイアス電圧Vc2を印
加して、前記帯電部材に付着した残存トナーを前記感光
体ドラムに吸着させ、 前記クリーニングローラに、前記残存トナーと同極性
で、かつ、前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1
<VCLの関係を有するバイアス電圧VCLを印加して、前
記感光体ドラムに吸着させた前記残存トナーを前記クリ
ーニングローラによって吸着し、 前記トナー供給ローラに、前記残存トナーと同極性の
一定のバイアス電圧Vb1を印加して、前記クリーニング
ブレード上の前記残存トナーを吸着し、前記感光体ドラ
ムに再び供給する方法としてある。
【0017】請求項3記載の画像形成装置の駆動方法
は、請求項1記載の画像形成装置の駆動方法であって、 前記感光体ドラムに形成されたトナー像を記録媒体に
転写した後、 前記転写ローラに、前記感光体ドラム上に残存したト
ナーと同極性で、かつ、前記感光体ドラムに印加される
バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1<Vt1の関係を
有するバイアス電圧Vt1を印加して、前記感光体ドラム
に残存したトナーを前記転写ローラに吸着させ、 この残存トナーと異極性のバイアス電圧Vt2を前記転
写ローラに印加して、前記転写ローラに付着した前記残
存トナーを前記感光体ドラムに吸着させ、 前記帯電部材に、前記残存トナーと同極性で、かつ、
前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1>Vc2の関
係を有するバイアス電圧Vc2を印加し、 前記クリーニングローラに、前記残存トナーと同極性
で、かつ、前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1
<VCLの関係を有するバイアスVCLを印加して、前記感
光体ドラムに吸着させた残存トナーを前記クリーニング
ローラによって吸着し、 前記トナー供給ローラに、前記残存トナーと同極性の
一定のバイアス電圧Vb1を印加して、前記クリーニング
ブレード上の前記残存トナーを吸着し、前記感光体ドラ
ムに再び供給する方法としてある。
【0018】
【作用】上記構成からなる請求項1記載の画像形成装置
によれば、感光体ドラムに付着した残存トナーは、クリ
ーニングローラを介してクリーニングブレード上に吸着
された後、トナー供給ローラに吸着されて再び前記感光
体ドラムに供給される。これによって、前記感光体ドラ
ムに付着した残存トナーは、全て印字に再利用される。
【0019】請求項2記載の画像形成装置の駆動方法に
よれば、前記帯電部材に蓄積した残存トナーを解放する
ことにより、前記感光体ドラムに付着した残存トナーを
全て回収することができ、前記残存トナーを印字に再利
用することができる。
【0020】また、請求項3記載の画像形成装置の駆動
方法によれば、前記転写ローラに蓄積した残存トナーを
前記感光体ドラムに吸着させて再利用することにより、
残存トナーの有効利用が図れるとともに、記録媒体裏面
の汚れを防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置及びその駆動方
法の実施例について、図面を参照しつつ説明する。ま
ず、本発明の画像形成装置の実施例について図1を参照
しつつ説明する。図1は本発明の実施例に係る画像形成
装置を示す側面断面図である。
【0022】本実施例の画像形成装置が構成上、従来の
画像形成装置と大きく異なる点は、残存トナーを回収す
るクリーニングローラとクリーニングブレードを設けた
点、及び、回収した残存トナーを印字に再利用する手段
を設けた点である。したがって、以下に説明する実施例
において、従来例と同様の部分については同一番号を付
して詳細な説明は省略する。
【0023】同図において、1はクリーニングローラで
あり、現像器40の第二トナー供給ローラ42bの近傍
に回動自在に取り付けてある。このクリーニングローラ
1は、第二トナー供給ローラ42bと帯電部材20の間
で感光体ドラム10と接触するように配置してある。
【0024】そして、クリーニングローラ1は、表面が
シリコンゴム、ウレタンゴム、ニトリルブチレンゴム、
天然ゴム又はこれらの発泡材料等の可撓性を有する導電
性材料によって形成してあり、感光体ドラム10に付着
した残存トナー80と同極性で、かつ、感光体ドラム1
0に印加されるバイアス電圧Vp1と絶対値において、V
p1<VCLの関係を有するバイアス電圧VCLが印加された
とき、感光体ドラム10の表面に付着した残存トナー8
0を静電気的に吸着する。また、バイアス電圧VCLが印
加されていないときは、電気的にフロートな状態となっ
ている。
【0025】2は平板状のクリーニングブレードであ
り、第一及び第二トナー供給ローラ42a,42bの下
方に配置してある。このクリーニングブレード2は、ウ
レタンゴム、PET(Polyethylene Te
rephthalate)フィルム、金属ばね材等の可
撓性を有する部材によって形成してあり、回転するクリ
ーニングローラ1の表面に一端部を接触させて、クリー
ニングローラ1が吸着した残存トナー80を剥離し、そ
の板面上に回収して保持する。
【0026】また、本実施例では、回収した残存トナー
80を印字に再利用する手段として、クリーニングブレ
ード2の上方に第一及び第二トナー供給ローラ42a,
42bを配置し、これら第一及び第二トナー供給ローラ
42a,42bに残存トナー80と同極性の一定のバイ
アス電圧Vb1を印加することにより、クリーニングブレ
ード2上に回収した残存トナー80を、この第一及び第
二トナー供給ローラ42a,42bに吸着し、感光体ロ
ーラ10に再び供給する構成としてある。ここで、一定
のバイアス電圧Vb1は、Vp1<Vb1の関係とする。
【0027】なお、本実施例では、上記クリーニングロ
ーラ1及びクリーニングブレード2による残存トナー8
0の回収プロセスによって、印字スピードが多少低下し
てしまうことがある。このため、所望の印字スピードを
得るために、感光体ドラム10の径を20mm〜30m
m程度の径の小さいものとし、また、感光体ドラム10
の回転速度を、本発明の残存トナーの回収プロセスを用
いない画像形成装置(従来の画像形成装置)における感
光対ドラムの回転速度より1.3〜1.5倍程度速くし
てある。
【0028】次に、上記本実施例の画像形成装置の駆動
方法の実施例について図面を参照しながら説明する。図
2(a),(b)と図3(a),(b)及び図4は、本
画像形成装置の駆動方法の実施例を示す一連の説明図で
ある。また、図5(a)〜(e)は本実施例の画像形成
装置の各部に印加されるバイアス電圧を示すタイムチャ
ートである。
【0029】図2(a)及び図5(t1)に示すように、
感光体ドラム10にトナー80と同極性の負のバイアス
電圧Vp1を印加するとともに、帯電部材20にも負のバ
イアス電圧Vc1を印加し、感光体ドラム10を均一に帯
電させる。また、このとき転写ローラ50にも、負のバ
イアス電圧Vt1を印加する。さらに、クリーニングロー
ラ1は、バイアス電圧を供給せずに電気的にフロート状
態にする。
【0030】次いで、露光部30により感光体ドラム1
0の表面を露光し、感光体ドラム10の表面に静電潜像
を形成する。そして、第一及び第二トナー供給ローラ4
2a,42bに負のバイアス電圧Vb1を印加して、トナ
ー収納部41内のトナー80を第一及び第二トナー供給
ローラ42a,42bの表面に付着させ、トナー80を
感光体ドラム10に供給する。これにより、感光体ドラ
ム10の表面にトナー像が形成される。
【0031】その後、図2(b)及び図5(t2)に示す
ように、転写ローラ50にトナー80と異極性の正のバ
イアス電圧Vt2を印加し、感光体ドラム10の表面に形
成されたトナー像を記録媒体90に転写する。
【0032】この正のバイアス電圧Vt2を印加したこと
により、図3(a)に示すように、感光体ドラム10の
表面には、帯電不良(低帯電、あるいは負の電荷が弱
い)の未転写のトナー80a,80bが残存する。
【0033】これら残存トナー80a,80bのうち、
転写ローラ50を通過した残存トナー80aは帯電部材
20に蓄積される。また、転写ローラ50を通過してい
ない残存トナー80bは、この転写ローラ50に残存ト
ナー80bと同極性で、かつ、バイアス電圧Vp1と絶対
値においてVp1<Vt1の関係を有するバイアス電圧Vt1
を印加することにより(図5(t3))、転写ローラ50の
周面に蓄積される。
【0034】次いで、図3(b)及び図5(t4)に示す
ように、帯電部材20に、トナー80と同極性で、か
つ、バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1>Vc2の関
係を有するバイアス電圧Vc2を印加する。この場合、本
実施例では、帯電部材20をGNDに接地することとし
た。その後、クリーニングローラ1に前記バイアスVp1
と絶対値においてVp1<VCLの関係を有するバイアス電
圧VCLを印加する。
【0035】また、このとき、感光体ドラム10が現像
されるのを防止するため、第一及び第二トナー供給ロー
ラ42a,42bに、バイアス電圧Vp1と絶対値におい
てVp1>Vb2の関係を有するバイアス電圧Vb2を印加す
る。この場合、本実施例では、第一及び第二トナー供給
ローラ42a,42bをGNDに接地することとした。
【0036】すると、帯電部材20に蓄積した残存トナ
ー80aが解放され、感光体ドラム10を介して、クリ
ーニングローラ1の表面に吸着される。そして、クリー
ニングローラ1の表面に吸着された残存トナー80a
は、クリーニングブレード2上に回収される。
【0037】その後、図4及び図5(t5)に示すよう
に、クリーニングローラ1をフロート状態にするととも
に、クリーニングブレード2の上方に位置する第一及び
第二トナー供給ローラ42a,42bにバイアス電圧V
b1を印加する。すると、クリーニングブレード2上の残
存トナー80aが、この第一及び第二トナー供給ローラ
42a,42bに吸着され、残存トナー80aは、感光
体ドラム10へと搬送されて印字に再利用される。
【0038】一方、帯電部材20にバイアス電圧Vc2を
印加するとともに、転写ローラ50に残存トナー80b
と異極性の正のバイアス電圧Vt2を印加する(図5(t
4)参照)。すると、転写ローラ50に付着していた残
存トナー80bが静電気的に解放され、感光体ドラム1
0に吸着されて帯電部材20側に搬送される。なお、こ
の場合のバイアス電圧Vt2は、電圧の大きさと無関係
に、残存トナー80bと異極性であれば、残存トナー8
0bを静電気的に解放することができる。
【0039】その後、図3(b)及び図5(t4)に示す
ときと同様に、クリーニングローラ1にバイアス電圧V
CLを印加するとともに、第一及び第二トナー供給ローラ
42a,42bをGNDに接地する。すると、転写ロー
ラ50に付着していた残存トナー80bがクリーニング
ローラ1の表面に吸着され、クリーニングブレード2上
に回収される。
【0040】そして、図4及び図5(t5)に示すときと
同様、クリーニングローラ1をフロート状態にするとと
もに、クリーニングブレード2の上方に位置する第一及
び第二トナー供給ローラ42a,42bにバイアス電圧
Vb1を印加することにより、クリーニングブレード2上
の残存トナー80bを、この第一及び第二トナー供給ロ
ーラ42a,42bに吸着して再利用することができ
る。
【0041】このような構成からなる本発明の画像形成
装置及びその駆動方法によれば、感光体ドラム10、帯
電部材20及び転写ローラ50に付着した残存トナー8
0を確実に除去することができ、かつ、これらから回収
した残存トナー80を、自動的に現像器40側に戻し
て、印字に再利用することができるので経済的であり、
残存トナー80の有効利用を図ることができる。
【0042】また、回収した残存トナー80を再利用す
る構成としたことにより、従来例のような残存トナー8
0の収納部(トナー回収部100)を設ける必要がなく
なり、装置の小型化を図ることができる。
【0043】さらに、感光体ローラ10に付着した残存
トナー90の表面が汚れなくなり、また、転写ローラ5
0に付着した残存トナー80bを除去することもできる
ので、記録媒体90の裏面も汚れなくなり、高品質の印
字を行なうことが可能となる。
【0044】なお、本発明の画像形成装置及びその駆動
方法は、上記実施例に限定されるものではない。上記実
施例では、クリーニングローラ1の残存トナー80の回
収時(図3(d)参照)における感光体ドラム10の現
像を防止するため、第一及び第二トナー供給ローラ42
a,42bにバイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1>
Vb2の関係を有するバイアス電圧Vb2を印加し、また、
第一及び第二トナー供給ローラ42a,42bをGND
に接地する構成としたが、これは特に限定されるもので
はなく、第一及び第二トナー供給ローラ42a,42b
のバイアス電圧を変化させる代わりに、感光体ドラム1
0に、Vp2>Vb1の関係を有するバイアス電圧Vp2を印
加する構成としてもよい。
【0045】また、上記実施例では、クリーニングロー
ラ1に吸着した残存トナー80(80a,80b)をク
リーニングブレード2によって回収し、その後、第一及
び第二トナー供給ローラ42a,42bがこれを吸着す
る構成としたが、これは特に限定されるものではなく、
クリーニングブレード2を省略し、第一及び第二トナー
供給ローラ42a,42bが、クリーニングローラ1か
ら直接残存トナー80を吸着する構成としてもよい。
【0046】さらに、上記実施例では、トナー80の供
給時及び回収時において、第一及び第二トナー供給ロー
ラ42a,42bの両方にバイアス電圧Vb1,Vb2を印
加することとしたが、第二トナー供給ローラ42bのみ
にバイアス電圧Vb1,Vb2を印加することとしても上記
実施例と同様の効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像形
成装置及びその駆動方法によれば、感光体ドラム及び転
写ローラ等に残存したトナーを除去して現像器側に戻
し、再利用することができ、これによって、残存トナー
の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置を示す側面
断面図である。
【図2】同図(a),(b)は本画像形成装置の駆動方
法の実施例を示す説明図である。
【図3】同図(a),(b)は本画像形成装置の駆動方
法の実施例を示す説明図である。
【図4】本画像形成装置の駆動方法の実施例を示す説明
図である。
【図5】同図(a)〜(e)は本実施例の画像形成装置
の各部に印加されるバイアス電圧を示すタイムチャート
である。
【図6】従来例に係る画像形成装置を示す側面断面図で
ある。
【図7】同図(a)〜(d)は従来例の画像形成装置の
各部に印加されるバイアス電圧を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 クリーニングローラ 2 クリーニングブレード 10 感光体ドラム 20 帯電部材 30 露光部 40 現像器 41 トナー収納部 42a 第一トナー供給ローラ 42b 第二トナー供給ローラ 50 転写ローラ 60 記録媒体搬送路 70 定着部 80 トナー(残存トナー) 90 記録媒体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラム、この感光体ドラムの表面
    を帯電させる帯電部材、前記感光体ドラムの表面を露光
    して静電潜像を形成させる露光部、前記感光体ドラムに
    トナーを供給し、トナー像を形成させるトナー供給ロー
    ラ、及び、前記感光体ドラム上に形成されたトナー像を
    記録媒体に転写する転写ローラを有する画像形成装置に
    おいて、 可撓性を有する導電性部材によって形成され、前記感光
    体ドラムに接触しながら回転し、前記感光体ドラムに付
    着した残存トナーと同極性で、かつ、前記感光体ドラム
    に印加されるバイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1<
    VCLの関係を有するバイアス電圧VCLが印加されたと
    き、前記残存トナーを吸着するクリーニングローラと、 板状部材であって、前記クリーニングローラと前記トナ
    ー供給ローラとの間に配設され前記クリーニングローラ
    の表面に一端部を接触させて、前記クリーニングローラ
    の表面に付着した残存トナーを剥離し、その板面上に回
    収するクリーニングブレードを備え、 前記トナー供給ローラに、前記残存トナーと同極性の一
    定のバイアス電圧Vb1を印加したとき、前記トナー供給
    ローラが前記クリーニングブレード上の前記残存トナー
    を吸着して前記感光体ドラムに供給することを特徴とし
    た画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置の駆動方法
    であって、 前記感光体ドラムにトナーを供給した後、 前記帯電部材に、前記トナーと同極性で、かつ、前記
    感光体ドラムに印加されるバイアス電圧Vp1と絶対値に
    おいてVp1>Vc2の関係を有するバイアス電圧Vc2を印
    加して、前記帯電部材に付着した残存トナーを解放し、
    前記感光体ドラムに吸着させ、 前記クリーニングローラに、前記残存トナーと同極性
    で、かつ、前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1
    <VCLの関係を有するバイアス電圧VCLを印加して、前
    記感光体ドラムに吸着させた前記残存トナーを前記クリ
    ーニングローラによって吸着し、 前記トナー供給ローラに、前記残存トナーと同極性の
    一定のバイアス電圧Vb1を印加して、前記クリーニング
    ブレード上の前記残存トナーを吸着し、前記感光体ドラ
    ムに再び供給することを特徴とする画像形成装置の駆動
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置の駆動方法
    であって、 前記感光体ドラムに形成されたトナー像を記録媒体に
    転写した後、 前記転写ローラに、前記感光体ドラム上に残存したト
    ナーと同極性で、かつ、前記感光体ドラムに印加される
    バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1<Vt1の関係を
    有するバイアス電圧Vt1を印加して、前記感光体ドラム
    に残存したトナーを前記転写ローラに吸着させ、 この残存トナーと異極性のバイアス電圧Vt2を前記転
    写ローラに印加して、前記転写ローラに付着した前記残
    存トナーを解放し、前記感光体ドラムに吸着させ、 前記帯電部材に、前記残存トナーと同極性で、かつ、
    前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1>Vc2の関
    係を有するバイアス電圧Vc2を印加し、 前記クリーニングローラに、前記残存トナーと同極性
    で、かつ、前記バイアス電圧Vp1と絶対値においてVp1
    <VCLの関係を有するバイアスVCLを印加して、前記感
    光体ドラムに吸着させた残存トナーを前記クリーニング
    ローラによって吸着し、 前記トナー供給ローラに、前記残存トナーと同極性の
    一定のバイアス電圧Vb1を印加して、前記クリーニング
    ブレード上の前記残存トナーを吸着し、前記感光体ドラ
    ムに再び供給することを特徴とする画像形成装置の駆動
    方法。
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