JP2706894B2 - 油圧ジャッキ圧入工法及び装置 - Google Patents

油圧ジャッキ圧入工法及び装置

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JP2706894B2
JP2706894B2 JP5276237A JP27623793A JP2706894B2 JP 2706894 B2 JP2706894 B2 JP 2706894B2 JP 5276237 A JP5276237 A JP 5276237A JP 27623793 A JP27623793 A JP 27623793A JP 2706894 B2 JP2706894 B2 JP 2706894B2
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敬次郎 中山
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有限会社新和建機
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全油圧式で杭打ちを可能
にした油圧ジャッキ圧入工法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自走式杭打機には、例えば、実公
昭57−12033号及び実公昭57−26923号等
に開示されたものがある。図7は従来の自走式杭打機の
一例を示す。同図において、自走車輌Aにはブーム3が
旋回かつ俯仰自在に取り付けられ、このブーム3の先端
より上部シーブケース4を介して旋回自在にリーダ1が
懸下されている。リーダ1の片側にはオーガ5が、他側
にはハンマー6及びキャップ7が配設されている。
【0003】そして、図8,図9に示すようにリーダ1
の正面で、上記シーブケース4のやや下方に輪腕8,9
を直角に突設し、ブラケット10の頂底へ突設したピン
11及びワイヤ挿通孔12をベアリング13,13…を
介して輪腕8,9へ回動自在に装着し、ブラケット10
内へ吊込用シーブ2を支承すると共にブラケット10の
下方角隅へワイヤ挿通孔14を設け、またリーダ1の正
面で杭吊込用シーブ2のやや下方へ窓孔15を切欠き、
リーダ1内へ支承した固定シーブ16の一部を窓孔15
より突出させている。
【0004】更に下端にフック17を取り付けた吊込用
ワイヤ18を杭吊込用ウインチ19よりブラケット20
内の固定シーブ21、上部シーブケース4、固定シーブ
16、窓孔15、ワイヤ挿通孔12、杭吊込用シーブ2
を経てワイヤ挿通孔14よりリーダ1の正面へ吊設して
ある。なお、22はオーブ掘進機構の巻上巻下用シー
ブ、23はハンマーの巻上巻下用シーブ、24はオーガ
用ワイヤ、25はハンマー用ワイヤである。
【0005】図7の杭打機において、杭吊込用ウインチ
19より吊込用ワイヤ18を繰り出し、フック17を下
降させ、このフックを杭のおいてある位置に引っ張れ
ば、杭吊込用シーブ2がスイングしつつ、ブラケット1
0と共にピン11及びワイヤ挿通孔12を中心として左
方へ回動し図10における1点鎖線の位置へ移動する。
次にフック17により杭を掛止し、キャップ7へ挿入
し、続いてあらかじめオーガ5により掘削した孔へ杭を
挿入し、ハンマー6により打ち込んで埋設する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて上述した従来の杭
打機において、特に問題となるのは、ハンマーにより杭
を打ち込む方法をとっているため、かなりの騒音及び振
動が発生し、市街地において施工する場合には公害の1
つとまで言われている。しかもこの方法の施工にはかな
りの時間を要する上、狭い土地では作業が困難となる問
題もある。
【0007】本発明の目的は騒音及び振動の発生が少な
く、しかも短時間での施工が可能な油圧ジャッキ圧入工
法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の油圧ジャッキ圧入工法は、地上に
立設固定したリーダに摺動可能に並設された油圧ジャッ
を用い、該油圧ジャッキは上記リーダの上端取付部に
先端部を固定したロッドと、該ロッドに案内され上記リ
ーダの縦方向側端部に沿って摺動可能なシリンダー及び
該シリンダー下端部に設けられたチャックを有し、該チ
ャックが油圧力によって地上に立てた杭を挟持した状態
で、上記シリンダーに送油して油圧ジャッキを作動させ
てチャックによって挟持された杭の土地に対する圧入を
開始させ、シリンダーをリーダに沿って徐々に下降させ
ることにより杭の圧入を進行させ限界に達すると、チャ
ックを開放して、更に地上に残存する杭の上部をチャッ
クに挟持させて圧入を行い、以後杭の圧入を完了するま
で、上記圧入開放工程をくり返すことを要旨とする。
【0009】また請求項2の発明の装置は、自走車輌に
旋回かつ俯仰自在に取り付けられたブームの先端により
旋回可能に懸吊した長尺のリーダと、該リーダに摺動可
能に並設した長尺の油圧ジャッキを備え、該油圧ジャッ
キは、上記リーダの上端取付部に先端部を固定したロッ
ドと、該ロッドに案内され上記リーダの縦方向側端部に
沿って摺動可能に縦設された第1及び第2のシリンダー
と、第2のシリンダー下端部に設けられたチャックと、
を有し、地上に立てた杭の上端部が上記チャックに係合
固着され、上記油圧ジャッキに送油することにより油圧
力により上方から徐々に杭を圧入させるように構成した
ことを要旨とする。
【0010】
【作用】本発明において、油圧ジャッキに送油して作動
させると、油圧ジャッキに係合固着された杭が押下され
て土地に対する圧入が開始され、油圧ジャッキがリーダ
に沿って徐々に下降して杭の圧入が進行する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の油圧ジャッキ圧入工法及び装置の一実施例を示す。
同図において、50はリーダ1に摺動可能に並設された
油圧ジャッキで、ロッド51、シリンダー52、及びチ
ャック53を有し、ロッド51の先端部はリーダ1の取
付部54に固定されており、またシリンダー52は摺動
金具55,56を介してリーダ1の一方の縦方向側端部
に摺動可能に係合している。またチャック53は図2に
示すように送油管53aが設けられており、これにより
供給される油圧力によって図3に示す如く杭57を挟持
するようになっている。
【0012】今、図2に示す送油管53bを介してシリ
ンダー52に送油して油圧ジャッキ50を作動させる
と、チャック53によって挟持された杭57の圧入が開
始され、油圧ジャッキ50のシリンダー52がリーダ1
に沿って徐々に下降して杭57の圧入が進行し、限界に
達すると、チャック53を開放して、更に杭57の上部
を挟持させて圧入を行い、以後杭57の圧入を完了する
まで、この工程を繰り返す。以上の工法によると、油圧
ジャッキ50及びリーダ1は比較的短い長さの小形のも
ので間に合う利点がある。
【0013】図4は比較的長尺の油圧ジャッキ60を用
いる本発明の他の実施例で、ロッド61、シリンダー6
2,63、チャック64を有し、シリンダー62,63
は摺動金具65,66,67を介してリーダ1の一方の
縦方向側端部に摺動可能に係合している。またロッド6
1の先端部はリーダ1の取付部68に固定されている
が、これは、例えば、図5に示す如く、図6の従来装置
と同様に、ブーム3の先端より上部シーブケース4を介
して旋回可能にリーダ1を懸吊し、該リーダ1の片側に
オーガ5を、他側に上記油圧ジャッキ60を配設する構
成としてもよい。
【0014】この場合、図5から明らかなように杭69
の先端部を油圧ジャッキ60のチャック64に係合固着
させ、油圧力により上方から徐々に杭69を圧入させる
ことができ、圧入工程の繰返しがないので、比較的作業
時間が短くてよい。
【0015】図6は本発明の更に他の実施例で、油圧ジ
ャッキ70は杭の圧入力を増大させるため、2つのロッ
ド71,72及び2つのシリンダー73,74がチャッ
ク75に連結された構造となっている。
【0016】
【発明の効果】以上説明した所から明らかなように本発
明によれば、全油圧式で杭を圧入させるため、騒音及び
振動の発生が非常に少ないので、特に市街地での施工に
好適である。また現場での小廻り性が良く、能率が飛躍
的に向上し、更には作業しにくい壁ぎわや、隅の杭でも
容易に打設できる。なお、N値の高い地盤ではオーガの
併用により打設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の一実施例の側面図及
び正面図である。
【図2】油圧ジャッキの一例を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施態様を示す概略図である。
【図4】(a),(b)は本発明の他の実施例の側面図
及び正面図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す概略図である。
【図6】(a),(b)は本発明の更に他の実施例の側
面図及び正面図である。
【図7】従来の自走杭打機全体を示す正面図である。
【図8】図7の杭打機の要部切欠正面図である。
【図9】図8のX−X線断面図である。
【図10】図7の杭打機の他の要部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 リーダ 2 杭吊込用シーブ 3 ブーム 4 上部シーブケース 5 オーガ 50 油圧ジャッキ 51 ロッド 52 シリンダー 53 チャック 57 杭

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に立設固定したリーダに摺動可能に
    並設された油圧ジャッキを用い、該油圧ジャッキは上記
    リーダの上端取付部に先端部を固定したロッドと、該ロ
    ッドに案内され上記リーダの縦方向側端部に沿って摺動
    可能なシリンダー及び該シリンダー下端部に設けられた
    チャックを有し、該チャックが油圧力によって地上に立
    てた杭を挟持した状態で、上記シリンダーに送油して油
    圧ジャッキを作動させてチャックによって挟持された杭
    の土地に対する圧入を開始させ、シリンダーをリーダに
    沿って徐々に下降させることにより杭の圧入を進行させ
    限界に達すると、チャックを開放して、更に地上に残存
    する杭の上部をチャックに挟持させて圧入を行い、以後
    杭の圧入を完了するまで、上記圧入開放工程をくり返す
    ことを特徴とする油圧ジャッキ圧入工法。
  2. 【請求項2】 自走車輌に旋回かつ俯仰自在に取り付け
    られたブームの先端により旋回可能に懸吊した長尺の
    ーダと、該リーダに摺動可能に並設した長尺の油圧ジャ
    ッキを備え、該油圧ジャッキは、上記リーダの上端取付
    部に先端部を固定したロッドと、該ロッドに案内され上
    記リーダの縦方向側端部に沿って摺動可能に縦設された
    第1及び第2のシリンダーと、第2のシリンダー下端部
    に設けられたチャックと、を有し、地上に立てた杭の上
    端部が上記チャックに係合固着され、上記油圧ジャッキ
    に送油することにより油圧力により上方から徐々に杭を
    圧入させるように構成したことを特徴とする油圧ジャッ
    キ圧入装置。
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