JP2704718B2 - マグネットロール用軸体 - Google Patents

マグネットロール用軸体

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JP2704718B2
JP2704718B2 JP14808996A JP14808996A JP2704718B2 JP 2704718 B2 JP2704718 B2 JP 2704718B2 JP 14808996 A JP14808996 A JP 14808996A JP 14808996 A JP14808996 A JP 14808996A JP 2704718 B2 JP2704718 B2 JP 2704718B2
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将之 古尾谷
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株式会社ダイトーエンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光電効果
と静電現象を応用した静電式複写機の静電現像用マグネ
ットロール等に用いられるマグネットロール用軸体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電現像用マグネットロールは、
非磁性シャフトに所定間隔で配置された樹脂製の支持体
に、複数の棒状永久磁石を固定して構成されていた。し
かし、非磁性シャフトのコストが高いことから、コスト
の低減を図るため、実開昭55−41856号公報に記
載されているような、両端部のみを非磁性シャフトで構
成し、永久磁石を支持する胴部分を、プレス加工によっ
て形成したマグネットロールが提案されている。
【0003】上記従来例では、プレス加工によって形成
された平面に、上記永久磁石を固定することによって、
マグネットロールが構成され、プレス加工によって、胴
部分が安価に製造でき、高価なシャフト部分が少なくな
っている点で、全体として安価に製造できるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造では、磁石を固定する面の数が少なく、保持できる磁
石数に制約がある。また、シャフトに近接した位置が磁
石の固定面であるため、磁石の作用面をスリーブの内周
面に近接させるためには、磁石自体の形状を大きくしな
ければならず、また、磁石を大きくしても、スリーブに
対向する磁石の作用面の面積は、小さくなってしまうと
いった欠点があった。
【0005】一方、近年静電複写機の性能も日増しに向
上し、より高性能の印刷性能を要求されるに至り、マグ
ネットロールの磁極も周方向や軸方向の斑をより少なく
設定するよう要請されている。このような要請に答える
ためには、磁石を周方向へ等間隔で、数多く配置する必
要があり、また、磁石の作用面を広くすることが好まし
い。また、磁石を固定する固定面に歪みがあると、磁石
と固定面との間に隙間ができるなどの不具合が生じ、磁
石から発せられる磁界に斑が発生する。また、磁石の数
を増やすために固定面を増やすと、それぞれの固定面の
平面性を高めることが難しくなる。
【0006】固定面の平面性が損なわれた結果、磁石の
発する磁界に斑が生ずると、マグネットロールの性能が
低下し、印刷の品質を下げる原因となる。また、印刷機
器全体の軽量化を図るためには、磁石も小さくかつ強力
なものを用いることが望ましいが、上記従来の構成で
は、磁石の小型化を図ることは難しい。
【0007】本発明の目的は、安価に製造可能で、かつ
マグネットロールの性能を十分に引き出すことのできる
マグネットロール用軸体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的は、以
下のような本発明によって達成される。
【0009】(1) 複数の平面を有し、該平面に永久
磁石が固定される軸部材と、該軸部材の端部に固定され
たシャフトとを有するマグネットロール用軸体であっ
て、前記軸部材は、プレス成形によって3面以上の前記
平面が形成された本体部材と、前記本体部材のプレス成
形の結果形成された開放部を覆う蓋体とを備え、前記軸
部材の横断面形状を閉じた多角形形状としたことを特徴
とするマグネットロール用軸体。
【0010】(2) 前記蓋体は、前記本体部材の開放
部に隣接する内側面に接触する接触面と、前記本体部材
における前記接触面が接触する内側面と、前記接触面の
内のいずれか一方に設けられた凸部と、他方に設けら
れ、前記凸部を収容し、収容された凸部の動きを規制す
る空間とを有し、前記凸部と前記空間は、所定間隔で軸
方向へ複数設けられている上記(1)に記載のマグネッ
トロール用軸体。
【0011】(3) さらに、前記蓋体は、先端が前記
本体部材の内側面に当接する脚部を有する上記(2)に
記載のマグネットロール用軸体。
【0012】(4) さらに、前記蓋体には、最も端に
形成されている前記凸部の端部側に形成され、前記シャ
フトに当接する当接部を有する上記(3)に記載のマグ
ネットロール用軸体。
【0013】(5) さらに、前記蓋体の前記本体部材
に対向する面が、前記本体部材の開放部の端部に当接し
ている上記(2)に記載のマグネットロール用軸体。
【0014】(6) 前記本体部材および前記蓋体は、
磁石を位置決めする位置決め突起が、前記本体部材およ
び前記蓋体と一体として形成されている上記(1)乃至
(5)のいずれかに記載のマグネットロール用軸体。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本
発明の第1実施形態を示す分解斜視図、図2は同じく組
立図、図3は、同じく組立状態における横断面図であ
る。本第1実施形態のマグネットロール用軸体1Aは、
5つの外側面21、22、23、24、25を有し、各
外側面21〜25に永久磁石31、32、33、34、
35が固定される軸部材2と、該軸部材2の両端部に固
定されたシャフト11、12とを備えている。
【0016】軸部材2は、本体部材41と、蓋体42と
を備えている。本体部材41と蓋体42は、例えばスチ
ールなどの磁性材料で構成されている。本体部材41
は、プレス成形によって横断面形状が、開口側が広がっ
たコ字形状に形成され、3つの外側面21、22、23
と、3つの内側面26、27、28および開放部29を
有する棒状体に形成されている。本体部材41の両端部
には、シャフト11、12の位置決めをするための位置
決め突起411、411が突設されており、さらに両端
には、端部材412、412が設けられている。突起4
11、411及び端部材412、412は、本体部材4
1と一体として形成されており、プレス加工時に折り曲
げられて形成されている。
【0017】位置決め突起411、411には、シャフ
ト11、12の基端が接続される半円状の係止孔が形成
されており(図7参照)、この孔と同様の断面形状に形
成されたシャフト11、12の基端部を該孔に接続し
て、軸部材2とシャフト11、12との一体回転を担保
する。さらに、シャフト11、12は、本体部材41の
内側面27に対して溶接により固定されている。シャフ
ト11、12を溶接により固定することによって、軸部
材2に対するシャフト11、12の取り付け位置の精度
をより高くすることができ、特にスポット溶接による場
合には、さらに高精度にシャフト11、12を固定する
ことが可能となる。
【0018】尚、図示しないが、シャフト11、12
と、軸部材2の位置関係を調節するために、シャフト1
1、12と、内側面27との間に、スペーサを介挿して
もよい。このような、スペーサを介挿する場合には、本
体部材41の外側面22の両端部に孔を形成し、その孔
の両側で、スペーサと本体部材41とをスポット溶接
し、その後スペーサとシャフト11、12とをスポット
溶接する。この場合、溶接の為の電極は、前記孔を介し
て、直接スペーサに押し当てられる。係止部412、4
12には、シャフト11、12を挿通するための孔41
3が設けられている。
【0019】各外側面21、22、23には、2個所な
いし3個所に、永久磁石31、32、33の位置決めを
するための突起である一対の爪414、415がそれぞ
れ設けられている。この爪414、415は、各外側面
21、22、23の対向する両側辺にそれぞれ設けら
れ、永久磁石31、32、33を両側から挟んで位置決
めをするように構成されている。
【0020】また、開放部29に隣接する内側面26、
28には、開放部29側の側端辺に近接する位置に、長
孔416が等間隔で3つ形成され、この長孔416内に
は、後述する凸部を収容する空間が形成されている。
【0021】一方、蓋体42は、プレス成形によって横
断面形状が、く字形状に形成され、2つの外側面24、
25を有する棒状体に形成されている。蓋体42の両側
辺には、図中下方へ屈曲形成された一対の脚部421
(片方の脚部は、蓋体42の陰になっており、図1中に
示されていない。)が等間隔で複数個(本実施形態の場
合には、3対)設けられている。また、上記長孔416
の形成位置に対応した位置に配置されている脚部421
a、421bの外側面は、蓋体42を本体部材41に嵌
めあわせた際に、本体部材41の内側面26、28に接
触する接触面422となっており、上記長孔416の形
成位置に対応した位置に設けられている脚部421aの
接触面422には、外側へ向けて隆起した凸部423が
それぞれ設けられている。
【0022】また、プレス成形によって横断面形状をく
字形状に形成した結果、蓋体42は、図2に示されいる
ように、2つの外側面24、25を有している。各外側
面24、25には、図3に示されているような永久磁石
34、35の位置決めをするための突起である一対の爪
424、425が、2個所乃至3個所に、それぞれ設け
られている。この爪424、425は、各外側面24、
25の対向する両側辺にそれぞれ設けられ、永久磁石3
4、35を両側から挟んで位置決めをするように構成さ
れている。
【0023】さらに、蓋体42の両端部において、各外
側面24、25の裏側面には、突起が形成されて、当接
部426が設けられている。この当接部426は、蓋体
42を本体部材41に嵌めあわせたときに、シャフト1
1、12の側面に当接する。
【0024】以上のように構成された本体部材41と蓋
体42とを組み立てる場合には、図1に示されてるよう
に、本体部材41の開放部29に対して、脚部421を
本体部材41内へ押し込むようにして、蓋体42を圧入
する。この時、脚部421aに設けられた凸部423
は、本体部材41の開放部29を押し広げながら本体部
材41内へ進入し、図3に示されているように、長孔4
16の位置に到達したときに、長孔416内の空間内に
収容され、本体部材41は、元の歪みのない状態に戻
る。この時、同時に脚部421a、421bの先端42
0は、それぞれ本体部材41の内側面27に当接する。
本実施形態の場合には、図3に示されているように、軸
部材2の断面形状は、5角形となる。
【0025】蓋体42と本体部材41との組み合わせ
は、溶接や圧入によっても可能であるが、これらの方法
を用いると、蓋体42や本体部材41などに歪みが生
じ、必要な精度が十分に得られない。例えば、各外側面
21、22、23、24、25が湾曲して、永久磁石3
1、32、33、34、35を設計された所望の精度で
固定できなくなるなどの問題が生ずる。しかし、本発明
の構成によれば、凸部423は、長孔416の空間内に
収容されるため、一旦蓋体が本体部材41に嵌め込まれ
てしまえば、蓋体42や、本体部材41に歪みを生じさ
せることなく、蓋体42を本体部材41に固定させるこ
とができる。また、蓋体42をさらに本体部材41内へ
押し込む力が加わっても、脚部421a、421bの各
先端420が、本体部材41の内側面27に当接してい
るため、蓋体42の歪みや、蓋体42がさらに本体部材
41内へ押し込まれることによる本体部材41の変形も
抑制される。また、軸方向に長い長孔であるため、加工
誤差を吸収することがてき、容易に蓋体42の取り付け
が可能である。また、蓋体42の端部については、シャ
フト11、12が当接部426に当接することによっ
て、端部の変形を抑制する。蓋体42の軸方向の位置決
めは、蓋体42の両端が、係止部412、412の内側
面に当接することによってなされる。
【0026】以上のように構成されたマグネットロール
用軸体1Aの、各外側面21、22、23、24、25
には、永久磁石31、32、33、34、35がそれぞ
れ取り付けられ、図3に示されているように、非磁性ス
リーブ5内にシャフト11、12が同心するように設け
られる。
【0027】次に、第2実施形態の構成について詳説す
る。図4は、本発明の第2実施形態を示す分解斜視図、
図5は同じく組立図、図6は、同じく組立状態における
横断面図である。第2実施形態のマグネットロール用軸
体1Bは、軸部材6の横断面形状が4角形となってい
る。
【0028】第2実施形態のマグネットロール用軸体1
Bは、4つの外側面61、62、63、64を有し、各
外側面61〜64に永久磁石36、37、38、39が
固定される軸部材6と、該軸部材6の両端部に固定され
たシャフト13、14とを備えている。
【0029】また、軸部材6は、本体部材71と、蓋体
72とを備えている。本体部材71と蓋体72は、例え
ばスチールなどの磁性材料で構成されている。本体部材
71は、プレス成形によって横断面形状が、開口側が広
がったコ字形状に形成され、3つの外側面61、62、
63と、3つの内側面65、66、67および開放部6
8を有する棒状体に形成されている。
【0030】本体部材71の両端部には、シャフト1
3、14の位置決めをするための位置決め突起711、
711が突設されており、さらに両端には、端部材71
2、712が設けられている。突起711、711及び
端部材712、712は、本体部材71と一体として形
成されており、プレス加工時に折り曲げられて形成され
ている。これらの位置決め突起711、711、端部材
712、712及びシャフト13、14との関係は、上
記第1実施形態の構成と同様であるので、説明を省略す
る。係止部712、712には、シャフト13、14を
挿通するための孔413が設けられている。
【0031】各外側面61、62、63には、2個所な
いし3個所に、永久磁石31、32、33の位置決めを
するための突起である一対の爪714、715がそれぞ
れ設けられている。この爪714、715は、各外側面
61、62、63の対向する両側辺にそれぞれ設けら
れ、永久磁石31、32、33を両側から挟んで位置決
めをするように構成されている。さらに、各外側面6
1、62、63の両端には、上記爪714、715と同
様の爪718がそれぞれ設けられ、この爪718によっ
て、固定される永久磁石31、32、33の軸方向の位
置決めがなされる。
【0032】また、開放部68に隣接する内側面65、
67には、開放部68側の側端部717、717に近接
する位置に、長孔716が等間隔で3つ形成され、この
長孔716内には、後述する凸部を収容する空間が形成
されている。また、外側面61の側端部717におい
て、シャフト13に近接した長孔716に対応する位置
には、側端部717から上方へ突出して形成された、係
合部719が形成されている。この係合部719は、後
述する蓋体72に形成された、係合凹部728と係合す
る。
【0033】一方、蓋体72は、板状に形成され、軸部
材6の1つの外側面64を構成する。蓋体72の両側辺
には、図中下方へ屈曲形成された一対の脚部721(片
方の脚部は、蓋体72の陰になっており、図4中に示さ
れていない。)がほぼ等間隔で複数個(本実施形態の場
合には、3対)設けられている。また、脚部721、7
21の外側面には、蓋体72を本体部材71に嵌めあわ
せた際に、本体部材71の内側面65、67に接触する
接触面722となっており、該接触面722における上
記長孔716の形成位置に対応した位置には、外側へ向
けて隆起した凸部723がそれぞれ設けられている。
【0034】各脚部721は、折り曲げて形成されてい
るため、各脚部721の基端部は、それぞれ蓋体72の
側辺よりも内側に凹んだ凹部となっている。この各脚部
721の基端に形成された凹部の内、上記係合部719
に対応する位置にある凹部は、組立時に上記係合部71
9が係合する係合凹部728となっている。蓋体72の
両側辺には、図6に示されているような永久磁石39の
位置決めをするための突起である一対の爪724、72
5が、4個所に、それぞれ設けられている。
【0035】以上のように構成された本体部材71と蓋
体72とを組み立てる場合には、図4に示されてるよう
に、本体部材71の開放部68に対して、脚部721を
本体部材71内へ押し込むようにして、蓋体72を圧入
する。この時、脚部721に設けられた凸部723は、
本体部材71の開放部68を押し広げながら本体部材7
1内へ進入し、図6に示されているように、長孔716
の位置に到達したときに、長孔716内の空間内に収容
され、押し広げられた本体部材71は、元の歪みのない
形に戻る。本実施形態の場合には、図6に示されている
ように、軸部材6の断面形状は、4角形となる。
【0036】本実施形態の場合も、第1実施形態と同様
の作用効果を奏し、本実施形態の構成によれば、凸部7
23は、長孔716の空間内に収容されるため、一旦蓋
体が本体部材71に嵌め込まれてしまえば、蓋体72
や、本体部材71に歪みを生じさせることなく、蓋体7
2を本体部材71に固定させることができる。
【0037】さらに、本実施形態の場合には、蓋体72
の側端部726が、本体部材71の開放部68の両端部
717、717に当接しているので、蓋体72をさらに
本体部材71内へ押し込む力が加わっても、蓋体72に
歪みが生じたり、蓋体72がさらに本体部材71内へ押
し込まれることによる本体部材71の変形も抑制され
る。また、係合部719と係合凹部728の係合によっ
て、蓋体72の軸方向の位置決めがなされるが、係合凹
部728は、脚部721を形成する際に、作られる凹部
で構成されるため、特別の位置決め構造を作る必要がな
いといった利点がある。また、係合部719も、側端部
717に設けられており、打ち抜き加工の際に本体部材
71と一体として形成することができるので特別の加工
が不要であるといった利点がある。
【0038】以上のように構成されたマグネットロール
用軸体1Bの、各外側面61、62、63、64には、
永久磁石36、37、38、39がそれぞれ取り付けら
れ、第1実施形態と同様に、非磁性スリーブ(図示しな
い)内にシャフト13、14が同心するように設けられ
る。
【0039】上記説明した本体部材の製造方法につい
て、第2実施形態の本体部材71を例にとって説明す
る。図7に示されているように、打ち抜き成形によっ
て、位置決め突起711、係止部712、孔713、爪
714、715を形成した板材を作る。次に、図8に示
されているように、各爪714、715を曲げて起こ
し、その後プレス加工によって、図4および図6にに示
されているような、横断面形状がコ字形の本体部材71
が形成される。また、プレス型を引き抜くことによっ
て、開放部68が形成される。この方法は、第1実施形
態の本体部材41および蓋体42についても同様に行わ
れる。このように、単一の板材から、位置決め突起、係
止部、爪等を一体として形成することができるので、安
価にかつ迅速に製造することができる。
【0040】以上説明した、本発明の実施形態では、軸
部材の断面形状が、4角形と、5角形の場合について説
明したが、他の多角形形状であってもよい。また、空間
は、長孔416、716によって形成される場合のほ
か、凹部によって形成されていてもよい。また、長孔に
限らず、円孔とすることもできる。さらに、凸部を本体
部材の内側面に形成し、長孔を蓋体の脚部に形成した構
成とすることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のような本発明のマグネットロール
用軸体によれば、磁石の固定される側面の平面性が確保
されるので、磁石の性能を十分に発揮させることがで
き、均一な磁界を発せさせることができる。また、軸部
材の径を大きくすれば、磁石の固定される側面を、スリ
ーブの内周面に近づけることができるので、従来より薄
型の磁石を用いることができ、また、該内周面に対向す
る磁石の作用面の面積を広くとることができるため、軽
量でかつ高性能のマグネットロールを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の全体斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の横断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の全体斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態の横断面図である。
【図7】第2実施形態の本体部材のプレス前の状態を示
す全体斜視図である。
【図8】第2実施形態の本体部材のプレス前の状態を示
す全体斜視図である。
【符号の説明】
1A,B マグネットロール用軸体 11〜14 シャフト 2 軸部材 21〜25 外側面 26〜28 内側面 29 開放部 31〜39 永久磁石 41 本体部材 411 位置決め突起 412 係止部 413 孔 414 爪 415 爪 416 長孔 42 蓋体 420 先端 421 脚部 422 接触面 423 凸部 424 爪 425 爪 426 当接部 5 スリーブ 6 軸部材 61〜64 外側面 65〜67 内側面 68 開放部 71 本体部材 711 位置決め突起 712 係止部 713 孔 714 爪 715 爪 716 長孔 717 端部 718 爪 719 係合部 72 蓋体 721 脚部 722 接触面 723 凸部 724 爪 725 爪 726 側端部 727 爪 728 係合凹部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平面を有し、該平面に永久磁石が
    固定される軸部材と、該軸部材の端部に固定されたシャ
    フトとを有するマグネットロール用軸体であって、 前記軸部材は、プレス成形によって3面以上の側面が形
    成された本体部材と、前記本体部材のプレス成形の結果
    形成された開放部を覆う蓋体とを備え、前記軸部材の横
    断面形状を閉じた多角形形状としたことを特徴とするマ
    グネットロール用軸体。
  2. 【請求項2】 前記蓋体は、前記本体部材の開放部に隣
    接する内側面に接触する接触面と、 前記本体部材における前記接触面が接触する内側面と、
    前記接触面の内のいずれか一方に設けられた凸部と、他
    方に設けられ、前記凸部を収容し、収容された凸部の動
    きを規制する空間とを有し、 前記凸部と前記空間は、所定間隔で軸方向へ複数設けら
    れている請求項1に記載のマグネットロール用軸体。
  3. 【請求項3】 さらに、前記蓋体は、先端が前記本体部
    材の内側面に当接する脚部を有する請求項2に記載のマ
    グネットロール用軸体。
  4. 【請求項4】 さらに、前記蓋体には、最も端に形成さ
    れている前記凸部の端部側に形成され、前記シャフトに
    当接する当接部を有する請求項3に記載のマグネットロ
    ール用軸体。
  5. 【請求項5】 さらに、前記蓋体の前記本体部材に対向
    する面が、前記本体部材の開放部の端部に当接している
    請求項2に記載のマグネットロール用軸体。
  6. 【請求項6】 前記本体部材および前記蓋体は、前記永
    久磁石を位置決めする突起が、前記本体部材および前記
    蓋体と一体として形成されている請求項1乃至5のいず
    れかに記載のマグネットロール用軸体。
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