JP2702826B2 - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

自動車用ヘッドランプ

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JP2702826B2
JP2702826B2 JP3143719A JP14371991A JP2702826B2 JP 2702826 B2 JP2702826 B2 JP 2702826B2 JP 3143719 A JP3143719 A JP 3143719A JP 14371991 A JP14371991 A JP 14371991A JP 2702826 B2 JP2702826 B2 JP 2702826B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヘッドランプ
に係り、特に前方上向きに傾斜する前面レンズと、リフ
レクターと略同一色の表面処理の施されたエクステンシ
ョンとを備えた自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヘッドランプは、図11に示さ
れるように、容器状のランプボディ1と前方上向きに傾
斜した前面レンズ2とによって灯室空間が形成され、こ
の灯室空間内にバルブ4の挿着されたリフレクター3が
収容されると共に、リフレクター3の周りには、灯室内
全体をリフレクター3と同一色に見せるために、表面金
属色処理(アルミ蒸着処理)の施されたエクステンショ
ン5が設けられている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし前面レンズ2に
は、図11矢印に示されるように、リフレクター3の有
効反射面で反射して配光に寄与する光が透過する他、エ
クステンション5で反射した光が前面レンズ2の略中央
部に多く集まる傾向にある。このため前面レンズ2の中
央部が熱変形するおそれがあり、熱的対策を施さねばな
らず、例えば合成樹脂製レンズは使用できない等の問題
があった。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は点灯時に前面レンズが熱変形す
るおそれのない自動車用ヘッドランプを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る自動車用ヘッドランプにおいては、容
器状のランプボディとこのランプボディの前面開口部に
組み付けられた前方上向きに傾斜する前面レンズとによ
って灯室空間が形成され、この灯室空間に光源及び光源
光を前方に反射するリフレクターが設けられ、リフレク
ターと前面レンズとの間に、リフレクターと略同一色の
表面処理の施されたエクステンションが設けられた自動
車用ヘッドランプにおいて、前記エクステンションを、
前記リフレクターの前面開口部の大きさに略倣った円筒
形状に形成するとともに、前記円筒形状エクステンショ
ンの内周面の少なくとも前面レンズに対向する上向き反
射面領域に、光を左右方向に拡散反射する前後に延びる
シリンドリカルステップを周方向に連続形成した拡散反
射面を設けるようにしたものである。また請求項2にお
いては、前記エクステンションの前端側の開口円周部を
前面レンズの傾斜に倣った形状に形成するとともに、円
筒形状エクステンションの内周面の略下半分の反射面領
域に前記拡散反射面を設けるようにしたものである。
【0006】
【作用】エクステンションがリフレクターの前面開口部
の大きさに略倣った円筒形状であるため、エクステンシ
ョンで反射された光は前面レンズ近傍に集光するおそれ
があるが、前後に延びるシリンドリカルステップを周方
向に連続形成した構造の拡散反射面で反射された光は、
円筒形状エクステンションの周方向に均一に拡散される
ので、光が前面レンズの一部だけに集まらない。また請
求項2では、特にエクステンションの前方に長く延出す
る領域で反射された光が前面レンズ近傍に集光するおそ
れがあるが、円筒形状エクステンションの略下半分の領
域に設けられた拡散反射面で反射された光は、円筒形状
エクステンションの周方向に均一に分散されるので、光
が前面レンズの一部だけに集まらない。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図
1は自動車用ヘッドランプ(ドライバーから見て左サイ
ド用)の斜視図、図2は同ヘッドランプの正面図、図3
は同ヘッドランプの縦断面図(図2に示す線III−IIIに
沿う断面図)、図4は同ヘッドランプの水平断面図(図
2に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は同ヘッドラン
プの縦断面図(図2に示す線V−Vに沿う断面図)、図6
はエクステンションと前面レンズとの固定部の断面図、
図7はエクステンションの斜視図、図8はエクステンシ
ョンの拡散反射凹凸面における光の反射の様子を説明す
る説明図である。
【0008】これらの図において、符号10は容器状の
ランプボディで、ランプボディ10の前面開口部に前方
上向きに大きく傾斜した合成樹脂製の前面レンズ12が
組み付けられて、ランプボディ10と前面レンズ12と
によって灯室空間が形成されている。符号11aはシー
ル溝で、前面レンズ12の脚がシール剤を介してこのシ
ール溝11aに係合され、前面レンズ12とシール溝1
1aとはクリップ11cによって機械的に固定されてい
る。前面レンズ12は前方上向きに大きく傾斜するとと
もに、車輌巾方向外側程後方位置となるように傾斜して
いる。このため配光調整用のレンズステップの形成され
ているレンズ有効領域12aは、図1に示されるように
正対視すると斜めに傾斜した楕円形状(光軸方向から見
ると円形状)に形成されている。なおレンズ有効領域1
2aの周りに周設されているフランジ部12bの前面に
は図示しない化粧材が配設されて、レンズ有効領域12
aだけが人目に触れる。符号10aはヘッドランプを車
体に取り付けるためのブラケットで、ランプボディ10
に一体に形成されている。
【0009】ランプボディ10内には、表面アルミ蒸着
処理の施された放物面形状のリフレクター14が2本の
エイミングスクリュー40,50と1個のピボット玉継
手60とからなるエイミング機構によってランプボディ
10に対し傾動可能に支持されており、リフレクター1
4には光源であるバルブ16が挿着されている。即ち、
玉継手60は、ランプボディ背面壁から突設された玉部
62にリフレクター側の軸受64が係合した構造で、エ
イミングスクリュー40,50は、ランプボディ背面壁
に支承されるとともに、ランプボディ背面壁を貫通して
前方に突出し、リフレクター14の背面側のナット4
2,52に螺合している。符号44,54,64はリフ
レクター14に突出形成されているブラケットで、この
ブラケット44,54,64にナット42,52,軸受
62が固着されている。そしてエイミングスクリュー4
0を回動操作すると、リフレクター14は玉継手60と
ナット52とを結ぶ垂直軸Ly回りに傾動し、エイミン
グスクリュー50を回動操作すると、リフレクター14
は玉継手60とナット42とを結ぶ水平軸Lx回りに傾
動する。このようにエイミングスクリュー40,50を
回動操作することによって、リフレクター14を傾動調
整、即ちヘッドランプの照射角度を左右方向又は上下方
向に調整することができる。なお図3符号17は、ラン
プボディ10の背面側開口部を閉塞するゴムカバー18
を開口部周縁にバヨネット係合によって固定するロッキ
ングキャップである。
【0010】リフレクター14と前面レンズ12との間
には、リフレクター14の矩形状の前面開口部に略倣っ
た円筒形状のエクステンション20が配置されている。
符号21はエクステンション20の外側面に突出形成さ
れている一対のブラケットで、図6に示されるように、
このブラケット21が前面レンズフランジ部12bの裏
側に突出形成されたボス13にねじ締結されて、エクス
テンション20が前面レンズ12に固定されている。符
号13aはねじである。エクステンション20の前面レ
ンズ側は前面レンズ12の傾斜に倣った形状に形成され
ており、エクステンション20が前面レンズ12にねじ
締結されると、エクステンション20の前端開口部は前
面レンズの有効レンズ領域12aの内側に沿って延在す
る配置となる。エクステンション20の表面にはリフレ
クター14と同様アルミ蒸着処理が施されており、前面
レンズ12を通してリフレクター14とエクステンショ
ン20とが金属色において一体化されて、灯室内を広く
かつ奥行き深く見せている。またエクステンション20
の内側の略下半分の領域には、光拡散反射用凹凸手段で
ある前後方向(図7符号L参照)に延びる外側に凸のシ
リンドリカルステップ23aが連続形成されており、こ
のステップ形成領域22において光が左右方向に拡散反
射されるようになっている。即ち、このステップ形成領
域22で反射する光は、図8に示されるように、ステッ
プ23aにおいて反射される際に左右方向に拡散される
ため、従来のように前面レンズ12の所定領域にだけに
光が集まるということがない。
【0011】またエクステンション20に形成する光拡
散反射用の凹凸手段としては、図9に示されるように、
内側に凸なるシリンドリカルステップ23bによって形
成してもよい
【0012】なお前記実施例では、本発明を放物面形状
のリフレクター14をもつ反射型ヘッドランプを例にと
って説明したが、本発明は、図10に示すように、略楕
円体形状のリフレクター34と投射レンズ32とによっ
てバルブ36の発光を投射配光する光投射ユニット30
を備えた投射型の自動車用ヘッドランプにも適用でき
る。そしてこの投射型ヘッドランプでは、エクステンシ
ョン20が光投射ユニット30の投射レンズ32と前面
レンズ12との間に配置されている。その他は前記第1
の実施例と同一であり、同一の符号を付すことによりそ
の説明は省略する。
【0013】また前記実施例では、エクステンション2
0の内側略下半分の領域に光拡散反射用の凹凸(シリン
ドリカルステップ)を形成しているが、エクステンショ
ン20の内側全面に形成するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプによれば、エクステンショ
ンの拡散反射面で反射される光は、反射する際に円筒形
状エクステンションの周方向に均一に拡散されて、この
拡散光が前面レンズ全域に導かれるため、前面レンズの
一部に光が集まって、前面レンズが局所的に熱をもつ
うなことがなく、たとえ合成樹脂製前面レンズであって
も熱的対策を考慮することなく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車用ヘッドランプ
の斜視図
【図2】同ヘッドランプの正面図
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−
IIに沿う断面図)
【図4】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
I−IIIに沿う断面図)
【図5】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−
IVに沿う断面図)
【図6】同エクステンションと前面レンズとの固定部の
断面図
【図7】エクステンションの拡大斜視図
【図8】エクステンションの拡散反射用凹凸面において
光が拡散反射する様子を説明する説明図
【図9】エクステンションに形成する他の光拡散反射用
凹凸手段を示す
【図10】本発明の他の実施例のヘッドランプの縦断面
【図11】従来のヘッドランプの縦断面図
【符号の説明】
10 ランプボディ 12 前面レンズ 14 リフレクター 16 バルブ 20 エクステンション 22 光拡散反射用凹凸手段形成領域 23a,23b 光拡散反射用凹凸手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状のランプボディとこのランプボデ
    ィの前面開口部に組み付けられた前方上向きに傾斜する
    前面レンズとによって灯室空間が形成され、この灯室空
    間に光源及び光源光を前方に反射するリフレクターが設
    けられ、リフレクターと前面レンズとの間には、リフレ
    クターと略同一色の表面処理の施されたエクステンショ
    ンが設けられた自動車用ヘッドランプにおいて、前記エ
    クステンションは、前記リフレクターの前面開口部の大
    きさに略倣った円筒形状に形成されるとともに、前記円
    筒形状エクステンションの内周面の少なくとも前面レン
    ズに対向する上向き反射面領域に、光を左右方向に拡散
    反射する前後に延びるシリンドリカルステップが周方向
    連続形成された拡散反射面が設けられたことを特徴と
    する自動車用ヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記エクステンションの前端側の開口周
    縁部が前面レンズの傾斜に倣った形状に形成されるとと
    もに、円筒形状エクステンションの内周面の略下半分の
    反射面領域に前記拡散反射面が設けられたことを特徴と
    する請求項1記載の自動車用ヘッドランプ。
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