JP2702066B2 - 書込み回路 - Google Patents

書込み回路

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JP2702066B2
JP2702066B2 JP6009636A JP963694A JP2702066B2 JP 2702066 B2 JP2702066 B2 JP 2702066B2 JP 6009636 A JP6009636 A JP 6009636A JP 963694 A JP963694 A JP 963694A JP 2702066 B2 JP2702066 B2 JP 2702066B2
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/022H-Bridge head driver circuit, the "H" configuration allowing to inverse the current direction in the head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク装置用書込み
回路、特に、書込み回路内のH(ヘッド)スイッチのた
めのヘッドルーム助長回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータディスク装置内に使用され
る磁気ディスクは、磁気表面を備え、この磁気表面の部
分の選択的な極性化によってこの表面にデータを記憶す
ることができる平坦円板レコードである。それらの極性
化された部分間の極性遷移の有無が、特定の2進値を表
示する。このディスクの表面磁気を、このディスクの近
くに磁界を印加することによって、N/S又はS/Nの
向きで永久磁化することができる。
【0003】ディスク装置内で、ディスクを磁化する磁
界は、磁気コーティングされたディスクの上方に懸垂さ
れている小型の馬蹄い形磁石によって発生される。馬蹄
形磁石は、導電コイルによって囲まれた磁気材料を含
む。磁界は、電流をこのコイルに通過させることによっ
て発生される。磁界の向きは、このコイルを通る電流の
向きによって決定される。したがって、このコイルを通
る電流の向きを変化させることによって、ホストシステ
ムは、ディスク上に記憶される磁界の向きを変化させる
ことができる。
【0004】磁気ディスク上に記憶されるデータの密度
は、そのホストシステムがそのコイルを通る電流の向き
をいかに敏速に変化させるかによって影響される。この
コイルは基本的に導体であるから、その電流の変化率は
次式に従う。
【0005】
【数1】
【0006】ここに、Vはコイルの両端間の電圧、Lは
コイルのインダクタンス、及びdi/dtはコイルを通
る電流の時間に対する変化率である。したがって、コイ
ルを通る電流の変化率はこのコイルの両端間の電圧に依
存することが判る。
【0007】コイルを通る電流及びコイルの両端間の電
圧は、磁気記録書込みヘッドに接続されたHスイッチに
よって典型的に制御される。Hスイッチは、4つのトラ
ンジスタ及び種々のバイアス抵抗器を含む。これらのト
ランジスタ及び抵抗器は、1つのトランジスタのエミッ
タもう1つのトランジスタのコレクタがその磁気記録書
込みヘッドの各側に接続されるようにして、この磁気記
録書込みヘッドの周囲で平衡している。Hスイッチに印
加される電圧に従って、電流が、この磁気記録書込みヘ
ッドを通り1つのトランシスタのエミッタからこの磁気
記録書込みヘッドの反対側上の他のトランジスタのコレ
クタへ流れる。Hスイッチに印加される電圧が反転され
ると、この電流は、その磁気記録書込みヘッドを通り反
対向きにトランジスタの異なる対を流れる。磁気記録書
込みヘッドの両端間に印加することのできる電圧値は、
そのHスイッチに利用可能な電圧源によって決定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在の卓上コンピュー
タは、5ボルト電源を提供し、これは書込みヘッド電流
にとって敏速変化率を維持するのに充分である。しかし
ながら、携帯コンピュータは、もっと低い電圧を使用す
る書込み回路を必要とする。低電圧源が現在のHスイッ
チ技術に使用されると、電流変化に必要な時間(立上が
り時間)は長くなり、重ね書き性能を劣化させる。した
がって、コンピュータの性能は、現行Hスイッチ技術に
よって制約される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
装置用書込み回路である。その書込み回路は、そのホス
トシステムから受信した書込み信号に基づいて磁気ディ
スクにデータを書き込む。その書込み回路は、磁気記録
書込みヘッド、Hスイッチ、及びヘッドルーム助回路
を含む。このヘッドルーム助回路は、その磁気記録書
込みヘッドを通る電流極性をスイッチするに当たりその
Hスイッチを助する。そのヘッドルーム助回路は、
分圧器、キャパシタ、及び充電回路を含む。この充電回
路は、このキャパシタの一方の側上の電圧を急速に変化
させる。このキャパシタの両端間の電圧は緩慢に変化す
るから、これがこのキャパシタの反対側上の電圧を同様
に変化させる。このキャパシタの反対側上の電圧変化
は、書込み電流遷移中、その磁気記録書込みヘッドの両
端間に大きな電圧を出現させるために、Hスイッチによ
って使用される。
【0010】
【実施例】
1. 総 論 図1は、ディスク装置に使用される書込みシステムのブ
ロック図である。書込みシステム18は、ホスト20、
制御器22、エンコーダ24、書込み前置補償回路2
6、書込み回路28、及び磁気ディスク30を含む。ホ
スト20は、制御器22に結合され、クロック信号42
及び書込みデータ44を供給する。書込みデータ44
は、磁気ディスク30に書き込まれるべき2進データで
ある。
【0011】制御器22は、ホスト20及びエンコーダ
24に結合される。制御器22は、ホスト20から書込
みデータ44とクロック信号42を受信し、かつエンコ
ーダ24に制御器データ46とクロック信号45を出力
する。制御器22は、ホスト20からデータを受信する
のに必要な全ての機能を遂行する。
【0012】エンコーダ24は、制御器22及び書込み
前置補償回路26に結合される。エンコーダ24は、制
御器22から制御器データ46とクロック信号45を受
信し、かつ書込み前置補償回路26にコード化データ5
0とクロック信号49を出力する。
【0013】書込み前置補償回路26は、エンコーダ2
4及び書込み回路28に結合される。書込み前置補償回
路26は、エンコーダ24からコード化データ50とク
ロック信号49を受け、かつ書込み回路28に前置補償
データ54を出力する。書込み前置補償回路26は、コ
ード化データ50内のパルスをシフトして、遷移シフテ
ィングに依存するパルス密集又はその他のパターンによ
って起こされるピークシフトを補償する。
【0014】書込み回路28は、書込み前置補償回路2
6に結合され、かつ磁気ディスク30の近傍にある。書
込み回路28は、書込み前置補償回路26から前置補償
データ54を受け、かつ磁界58を出力する。磁界58
は、ディスク30上に記憶されるべきデータを表わす磁
界遷移をディスク30上に書き込む。書込み回路28
は、前置補償データ54内の各正の立ち上がりエッジご
とに磁界58の極性を変化させる。
【0015】磁気ディスク30は、書込み回路28の近
傍にある。磁気ディスク30の小部分は、磁界58内に
存在し、かつ磁界58の向きに磁化される。磁気ディス
ク30は、書込み回路28に対して回転する。このこと
が、磁気ディスク30の異なる部分を異なる時間に書込
み回路28の近傍に存在させる。磁界58の配向の変化
が、磁気ディスク30の異なる部分に異なる磁気方向を
とらせる。磁気ディスク30上の磁気方向のこれらの遷
移は、このディスクに書き込まれたデータを表示する。
【0016】2. 書込み回路28 図2は、図1の書込み回路28の更に詳細なブロック線
図を示す。書込み回路28は、遅延回路72、フリップ
フロップ74、Hスイッチ制御器76、Hスイッチ7
8、書込みヘッド80、ワンショットマルチバイブレー
タ84、充電スイッチ86、大容量キャパシタ88、及
びダイオード90を含む。
【0017】遅延回路72は、図1の書込み前置補償回
路26、ワンショットマルチバイブレータ84、及びフ
リップフロップ74に結合される。遅延回路72は、前
置補償データ54を受信し、かつフリップフロップ74
に遅延データ信号100を出力する。遅延回路72は、
大容量キャパシタ88のスイッチングをHスイッチ78
のスイッチングと適正に時間調整するために前置補償デ
ータ54の正の立ち上がりエッジを遅延させる。このこ
とは、本明細書において後に更に詳細に説明される。
【0018】フリップフロップ74は、遅延回路72及
びHスイッチ制御器76に結合される。フリップフロッ
プ74は、遅延回路72から遅延データ100を受信
し、かつHスイッチ制御器76にフィップフロップ出力
102を供給する。フリップフロップ74は、遅延デー
タ信号100内の各正の立ち上がりエッジごとに遷移を
伴うディジタル信号を形成することによってフリップフ
ロップ出力102を発生する。
【0019】Hスイッチ制御器76は、フリップフロッ
プ74、Hスイッチ78、及び共通基準線路83に結合
される。Hスイッチ制御器76は、フリップフロップ7
6からフリップフロップ出力102を受信し、かつHス
イッチ78に差動入力電圧信号104を供給する。Hス
イッチ制御器76は、フリップフロップ出力102の電
圧を分圧することによって差動入力電圧信号104を生
成する。また、差動入力電圧信号の共通モード電圧は、
共通基準線路83によって影響される。このことは、共
通基準線路83がHスイッチ78のバイアスを制御する
ことを可能とする。
【0020】Hスイッチ78は、Hスイッチ制御器7
6、書込みヘッド80、及び共通基準線路83に接続さ
れる。Hスイッチ78は、Hスイッチ制御器76から差
動入力電圧信号104を受信し、かつ書込みヘッド80
に書込みヘッド電圧108、書込みヘッド電流106を
供給する。Hスイッチ78は、差動入力電圧信号104
に基づいて書込みヘッド電圧108及び書込みヘッド電
流106を生成する。差動入力電圧信号104の極性
は、書込みヘッド電圧108の極性及び書込みヘッド電
流106の向きを決定する。
【0021】書込みヘッド80は、Hスイッチ78に接
続され、かつ図1の磁気ディスク30の近傍にある。書
込みヘッド80は、Hスイッチ78から書込みヘッド電
圧108及び書込みヘッド電流106を受け、かつ磁界
58を生成する。磁界58は、書込みヘッド電流106
に比例する。磁界58は、図1の磁気ディスク30の部
分を磁化するのに使用される。
【0022】ワンショットマルチバイブレータ84は、
図1の書込み前置補償回路26、遅延回路72、及び充
電スイッチ86に接続される。ワンショットマルチバイ
ブレータ84は、書込み前置補償回路26から前置補償
データ54を受信し、かつ充電スイッチ86にワンショ
ット信号110を供給する。ワンショット信号110
は、前置補償データ54内の各正の立ち上がり遷移ごと
に1パルスを含む。
【0023】充電スイッチ86は、ワンショットマルチ
バイブレータ84及び大容量キャパシタ88に接続され
る。充電スイッチ86は、ワンショットマルチバイブレ
ータ84からワンショット信号110を受け、かつ大容
量キャパシタ88に対してキャパシタ電圧信号112を
供給する。ワンショットマルチバイブレータ84から受
信される各パルスごとに、充電スイッチ86は、キャパ
シタ電圧112を電源電圧から接地電位へ敏速に変化さ
せる。
【0024】大容量キャパシタ88は、充電スイッチ8
6及び共通基準線路83に接続される。定常状態におい
て、共通基準線路83は、ダイオード90の両端間のダ
イオードオン電圧に等しい正の基準電位にある。キャパ
シタ電圧112が電源電圧から接地電位へ変化すると
き、Hスイッチ78から共通基準線路83へ流れる電流
が大容量キャパシタ88内にかなりの電荷を蓄積するま
で、共通基準線路83は実質的に接地電位より下へ駆動
される。理想的には、共通基準線路83上の電圧は、電
源電圧に等しい量だけ、その定常電位より下へプルダウ
ンされる。しかしながら、充電スイッチ86及び大容量
キャパシタ88の抵抗は、共通基準線路83において測
定される実際の電圧変化を一般的には減少させる。
【0025】ダイオード90は、一端が共通基準線路8
3に接続され、他端は接地される。ダイオード90は、
グランドから共通基準線路83への電流の流れを阻止す
る。このことが、キャパシタ電圧112が電源電圧から
接地電位へ変化するとき、大容量キャパシタ88へ引き
込まれる電流がグランドから来るのではなく、Hスイッ
チ制御器76及びHスイッチ78から来ることを保証す
る。
【0026】この説明によって示されるように、本発明
は、ワンショットマルチバイブレータ84、遅延回路7
2、充電スイッチ86、大容量キャパシタ88、ダイオ
ード90、Hスイッチ制御器76を含み、遷移の際にそ
の磁気記録書込みヘッドの両端間に大きな電圧降下を生
じる。この電圧降下は、バッファされたワンショットマ
ルチバイブレータ、すなわち、ワンショットマルチバイ
ブレータ84と充電スイッチ86とが、キャパシタ88
上のキャパシタ電圧を電源電圧から接地電位へ駆動し、
これによって共通基準線路83を接地電位より下へ駆動
するときに、発生される。磁気記録書込みヘッド80に
かかる電圧を瞬時に増加させるために大容量キャパシタ
88を使用することによって、低い電圧源をディスク装
置に使用することが可能となる一方、その磁気記録書込
みヘッド内の書込み電流のスイッチング時間を維持する
ことが可能となる。
【0027】3. 書込み回路28の詳細 図3は、図1のシステム内の書込み回路28の更に詳細
な回路図である。図3において、図2に示されたものと
類似である要素には、対応する符号が付けられている。
【0028】a. 遅延回路72及びフリップフロップ
74の動作 フリップフロップ74は、Dフリップフロップであっ
て、データ入力D、出力Q、反転出力Qバー及びクロッ
ク入力CKを有する。データ入力Dは反転出力Qバーに
接続され、クロック入力CKは遅延回路72の出力に接
続される。クロック入力CKは、遅延回路72から遅延
データ信号100を受信する。反転出力Qバーは、デー
タ入力D及びHスイッチ制御器76に接続される。出力
Qは、Hスイッチ制御器76に接続される。
【0029】遅延回路72は、フリップフロップ74へ
の前置補償データ54を遅延させる。Dフリップフロッ
プ74は、クロック信号として遅延データ信号100を
使用する。このクロック信号内の正の立ち上がり遷移
は、出力Qをデータ入力Dにおける値へスイッチさせ
る。出力Q及び反転出力Qバーにとって2つの可能値
は、論理高状態電圧VQ 及び零に近い論理低状態電圧で
ある。尚、出力Q及び反転出力Qバーは、決して同じ値
にはならない。データ入力Dは反転出力Qバーに接続さ
れるから、遷移直前のデータ入力Dにおける値は、常
に、出力Qと反対である。したがって、クロック入力C
Kが正の立ち上がりパルスを受ける度に、出力Qはその
相反値へスイッチする。それゆえ、出力Q内の各遷移
は、前置補償データ54内の正の立ち上がりパルスを表
示する。
【0030】b. Hスイッチ制御器76、Hスイッチ
78、及び書込みヘッド80の詳細 Hスイッチ制御器76は、抵抗器R1及びR2、ダイオ
ードD1及びD2、抵抗器R3及びR4を含む。Hスイ
ッチ78は、抵抗器R5、R6、R7、R8、及びトラ
ンジスタQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6を含む。
【0031】Hスイッチ制御器76の抵抗器R1は、第
1側と第2側を有する。第1側は、フリップフロップ7
4の反転出力Qバーに接続される。第2側は、ダイオー
ドD2の陽極及びHスイッチ78のトランジスタQ2及
びQ4のベースに接続される。抵抗器R2は、第1側と
第2側を有する。第1側は、フリップフロップ74の出
力Qに接続される。第2側は、ダイオードD1の陽極及
びHスイッチ78のトランジスタQ1及びQ3のベース
に接続される。ダイオードD1は、陽極及び陰極を有す
る。その陽極は、抵抗器R2、及びトランジスタQ1及
びQ3のベースに接続される。その陰極は、抵抗器R4
に接続される。ダイオードD2は、陽極及び陰極を有す
る。その陽極は、抵抗器R1、及びトランジスタQ2及
びQ4のベースに接続される。ダイオードD2の陰極
は、抵抗器R3に接続される。抵抗器R4は、第1側と
第2側を有する。第1側は、ダイオードD1の陰極に接
続される。第2側は、共通基準線路83に接続される。
抵抗器R3は、第1側と第2側を有する。第1側は、ダ
イオードD2の陰極に接続される。第2側は、共通基準
線路83に接続される。
【0032】抵抗器R1及びR2は、同等の抵抗を有す
る。抵抗器R3及びR4もまた同等の抵抗を有するが、
抵抗器R1及びR2とは一般に異なっている。
【0033】抵抗器R7は、第1側と第2側を有する。
第1側は、電源電圧Vs に接続される。第2側は、トラ
ンジスタQ6のベース及びトランジスタQ1のコレクタ
に接続される。トランジスタQ6は、ベース、コレク
タ、及びエミッタを有する。トランジスタQ6のベース
は、抵抗器R7及びトランジスタQ1のコレクタに接続
される。トランジスタQ6のコレクタは電源電圧Vs
接続され、かつそのエミッタは書込みヘッド80及びト
ランジスタQ3のコレクタに接続される。
【0034】抵抗器R8は、第1側と第2側を有する。
第1側は、電源電圧Vs に接続される。第2側は、トラ
ンジスタQ5のベース及びトランジスタQ2のコレクタ
に接続される。トランジスタQ5は、ベース、コレク
タ、及びエミッタを有する。そのベースは、抵抗器R8
及びトランジスタQ2のコレクタに接続される。トラン
ジスタQ5のコレクタは電源電圧Vs に接続され、かつ
そのエミッタは書込みヘッド80及びトランジスタQ4
のコレクタに接続される。
【0035】トランジスタQ1は、ベース、コレクタ、
及びエミッタを有する。そのベースは、トランジスタQ
3のベース、ダイオードD1の陽極、及び抵抗器R2に
接続される。トランジスタQ1のコレクタは抵抗器R7
及びトランジスタQ6のベースに接続され、かつトラン
ジスタQ1のエミッタは抵抗器R5及びトランジスタQ
2のエミッタに接続される。
【0036】トランジスタQ3は、ベース、コレクタ、
及びエミッタを有する。そのベースは、トランジスタQ
1のベース、ダイオードD1の陽極、及び抵抗器R2に
接続される。トランジスタQ3のコレクタはトランジス
タQ6のエミッタ7及び書込みヘッド80に接続され、
かつトランジスタQ3のエミッタはトランジスタQ4の
エミッタ及び抵抗器R6に接続される。
【0037】トランジスタQ2は、ベース、コレクタ、
及びエミッタを有する。そのベースは、トランジスタQ
4のベース、ダイオードD2の陽極、及び抵抗器R1に
接続される。トランジスタQ2のコレクタは抵抗器R8
及びトランジスタQ5のベースに接続され、かつトラン
ジスタQ2のエミッタは抵抗器R5及びトランジスタQ
1のエミッタに接続される。
【0038】トランジスタQ4は、ベース、コレクタ、
及びエミッタを有する。そのベースは、トランジスタQ
2のベース、ダイオードD2の陽極、及び抵抗器R1に
接続される。トランジスタQ4のコレクタは、書込みヘ
ッド80及びトランジスタQ5のエミッタに接続され
る。トランジスタQ4のエミッタは、トランジスタQ3
のエミッタ及び抵抗器R6に接続される。
【0039】抵抗器R5は、第1側と第2側を有する。
第1側は、トランジスタQ1及びトランジスタQ2のエ
ミッタに接続される。第2側は、共通基準線路83に接
続される。
【0040】書込みヘッド80は、第1側と第2側を有
する。第1側は、トランジスタQ6のエミッタ及びトラ
ンジスタQ3のコレクタに接続される。第2側は、トラ
ンジスタQ5のエミッタ及びトランジスタQ4のコレク
タに接続される。書込みヘッド80の抵抗は抵抗器R9
によって表示され、かつそのインダクタンスはインダク
タL1によって表示される。
【0041】抵抗器R6は、第1側と第2側を有する。
第1側は、トランジスタQ3及びトランジスタQ4のエ
ミッタに接続される。第2側は、共通基準線路83に接
続される。
【0042】c. Hスイッチ制御器76、Hスイッチ
78、及び書込みヘッド80の動作 抵抗器R1、R3、及びR2、R4は、フリップフロッ
プ74の出力102と共通基準線路83との間に供給さ
れる電圧を分圧する分圧器として働く。ダイオードD1
及びD2は、各々、電流がこれらのダイオードを通り流
れるときダイオードオン電圧を提供し、この電圧をトラ
ンジスタQ1、Q2、Q3、Q4の個々のベース・エミ
ッタ間オン電圧に整合するように図る。この分圧電圧
は、Hスイッチ78への差動電圧入力信号104として
供給される。
【0043】抵抗器対R1、R3、及びR2、R4は、
定常状態において、Hスイッチ78内の抵抗器R6の両
端間の電圧が最低電圧VMIN より高いように選択され
る。この値は、典型的には0.35ボルト程度である。
この最低電圧は、温度変化に起因する書込みヘッド80
を通しての電流変動を減少させる。
【0044】出力Qが論理高状態にあるか又は反転出力
Qバーが論理高状態にあるかどうかに従って、かなりの
電流が抵抗器R2、R4、ダイオードD1、及びトラン
ジスタQ3の組、又は抵抗器R1、R3、ダイオードD
2、及びトランジスタQ4の組のいずれかを通して流れ
るが、しかし同時に回路要素の両方の組を通して流れる
ことはない。要素のどちらの組が電流を導通するかに従
って、トランジスタQ3又はQ4のベース・エミッタ接
合に掛かる電圧降下は、ダイオードD1又はD2の両端
間のダイオードオン電圧にほぼ等しくなる。したがっ
て、抵抗器R3又はR4の両端間の電圧は、抵抗器R6
の両端間の電圧とほぼ等しくなる。それゆえ、抵抗器R
6の両端間の電圧がVMIN 又はこれより高くなることを
保証するために、抵抗器対R1、R3、及びR2、R4
は、抵抗器R3及びR4の両端間の定常状態オン電圧が
MIN になる又はこれより高くなるように、選択される
必要がある。抵抗器R1対抵抗器R3、及び抵抗器R2
対抵抗器R4の抵抗比は抵抗器R1の両端間のオン電圧
の抵抗器R3の両端間のオン電圧に対する比に等しいか
ら、抵抗器R1、R3、及びR2、R4の値は、次式の
ように選択される。
【0045】
【数2】
【0046】ここに、VQ はフリップフロップ74から
の高状態電圧に等しい、VD はダイオードD1(又はD
2)の両端間のオン電圧に等しい、V90はダイオード9
0の両端間の電圧降下に等しい、VMIN は抵抗器R6の
両端間に必要とされる最低電圧である。
【0047】好適実施例においては、抵抗器R1の抵抗
は抵抗器R2の抵抗に等しく、かつ抵抗器R3の抵抗は
抵抗器R4の抵抗に等しい。
【0048】フリップフロップ74の出力QがVQ にあ
るとき、反転出力Qバーは零に近い。ダイオードD1の
陽極における電圧は実質的に零より高く、かつダイオー
ドD2の陽極における電圧は零に近い。ダイオードD1
の陽極における電圧は、トランジスタQ1及びQ3をタ
ーンオンさせる。ダイオードD2の陽極における正電圧
の欠如は、トランジスタQ2及びQ4をオフに維持す
る。トランジスタQ1がターンオンすると、このトラン
ジスタが抵抗器R7を通して電流を引き出す。この電流
は、抵抗器R7を通して流れ、かつ抵抗器R7の両端間
に電圧降下を起こさせる。このことが、トランジスタQ
1のコレクタにおける電圧を、トランジスタQ6をター
ンオンするのに必要な電圧より下に降下させる。したが
って、トランジスタQ6はオフされる。
【0049】トランジスタQ2及びQ4は共にオフであ
るから、電流はこれらのトランジスタのいずれのコレク
タにも流入せずかつそのエミッタから流出しない。電流
がトランジスタQ2を通して流れないことで以て、抵抗
器R8を通して極めて僅かしか電流は流れない。このこ
とが、トランジスタQ2のコレクタにおける電圧を電源
電圧Vs に近くあるようにさせる。トランジスタQ2の
コレクタにおけるこの電圧はトランジスタQ5のベース
における電圧でもあるから、トランジスタQ5はオンさ
れる。
【0050】トランジスタQ3及びQ5を共にオンさせ
ておき、かつトランジスタQ4及びQ6を共にオフさせ
ておく組合わせによって、電流がトランジスタQ5のコ
レクタに流入し、そのエミッタから流出し、書込みヘッ
ド80を通り、トランジスタQ3のコレクタに流入し、
そのエミッタから流出するように流される。この電流
は、最終的に、抵抗器R6及びダイオード90を通過す
る。
【0051】フリップフロップ74の出力Qが零に近い
とき、反転出力QバーはVQ にあり、ダイオードD2の
陽極における電圧は実質的に零より高く、かつダイオー
ドD1の陽極における電圧は実質的に零に近い。ダイオ
ードD2の陽極における電圧は、トランジスタQ2及び
Q4をターンオンさせる。ダイオードD1の陽極におけ
る正電圧の欠如は、トランジスタQ1及びQ3をオフに
維持する。トランジスタQ2がターンオンすると、この
トランジスタが抵抗器R8を通して電流を引き出す。こ
の電流は、抵抗器R8を通して流れ、かつ抵抗器R8の
両端間に電圧降下を起こさせる。このことが、トランジ
スタQ2のコレクタにおける電圧を、トランジスタQ5
をターンオンするのに必要な電圧より下に降下させる。
したがって、トランジスタQ5はオフされる。
【0052】トランジスタQ1及びQ3は共にオフであ
るから、電流はこれらのトランジスタのいずれのコレク
タにも流入せずかつそのエミッタから流出しない。電流
がトランジスタQ1を通して流れないことで以て、抵抗
器R7を通して極めて僅かしか電流は流れない。このこ
とが、トランジスタQ1のコレクタにおけるこの電圧を
電源電圧Vs に近くあるようにさせる。トランジスタQ
1のコレクタにおける電圧はトランジスタQ6のベース
における電圧でもあるから、トランジスタQ6はオンさ
れる。
【0053】トランジスタQ4及びQ6を共にオンさせ
ておき、かつトランジスタQ3及びQ5を共にオフさせ
ておく組合わせによって、電流がトランジスタQ6のコ
レクタに流入し、そのエミッタから流出し、書込みヘッ
ド80を通り、トランジスタQ4のコレクタに流入し、
そのエミッタから流出するように流される。この電流
は、最終的に、抵抗器R6及びダイオード90を通過す
る。
【0054】d. ワンショットマルチバイブレータ8
4の詳細 ワンショットマルチバイブレータ84は、Dフリップフ
ロップF2、キャパシタC2、抵抗器R10を含む。D
フリップフロップF2は、データ入力D、クロック入力
CK、リセット入力R、及び出力Qを有する。クロック
入力CKは、書込み前置補償回路26に接続され、かつ
前置補償データ54を受信する。データ入力Dは、論理
高状態電圧Hに接続される。出力Qは、抵抗器R10及
び充電スイッチ86に接続される。リセット入力Rは、
キャパシタC2及び抵抗器R10に接続される。
【0055】キャパシタC2は、第1側と第2側を有す
る。第1側は、抵抗器R10及びDフリップフロップF
2のリセット入力Rに接続される。第2側は接地され
る。抵抗器R10は、第1側と第2側を有する。第1側
は、DフリップフロップF2のリセット入力R及びキャ
パシタC2に接続される。第2側は、Dフリップフロッ
プF2の出力Q及び充電スイッチ86に接続される。
【0056】e. ワンショットマルチバイブレータ8
4の動作 前置補償データ54内のパルスは、Dフリップフロップ
F2のクロック入力CKによって受信される。このパル
スは、フリップフロップF2を動作させて出力Qを入力
Dの論理高状態電圧値にスイッチさせる。リセット入力
Rは、ディジタル値の1(論理高状態)に変わろうとす
るが、しかし抵抗器R10及びキャパシタC2によって
妨げられる。リセット入力Rがディジタル値の1に到達
すると、フリップフロップF2はリセットされ、かつ出
力Qはディジタル値の零にスイッチする。
【0057】したがって、1つの正指向パルスが、前置
補償データ54内の各正指向縁ごとに出力Q上に発生さ
れる。このパルスの持続時間は、時定数(R10・C
2)に比例する。
【0058】f. 充電スイッチ86、大容量キャパシ
タ88、及びダイオード90の詳細 充電スイッチ86は、DフリップフロップF2の出力Q
と抵抗器R10に接続された入力、及び大容量キャパシ
タ88に接続された出力を有する。充電スイッチ86
は、また、電源電圧Vs 及び接地への接続を有する。
【0059】大容量キャパシタ88は、第1側及び第2
側を有する。第1側は、充電スイッチ86に接続され、
かつキャパシタ電圧112と称される電圧を有する。第
2側は、共通基準線路38及びダイオード90に接続さ
れる。(好適にはショットキーダイオードである)ダイ
オード90は、陽極及び陰極を有する。その陰極は接地
され、その陽極は共通基準線路83及び大容量キャパシ
タ88に接続される。
【0060】g. 充電スイッチ86、大容量キャパシ
タ88、及びダイオード90の動作 ワンショットマルチバイブレータ84からのワンショッ
ト信号は2つの状態、すなわち、パルスと無パルスを有
する。無パルス状態においては、充電スイッチ86は、
キャパシタ電圧112を電源電圧Vs 近くに維持する。
ワンショット信号110がパルス状態へスイッチする
と、充電スイッチ86はキャパシタ電圧112を接地電
位へ敏速に低減させる。このことが、大容量キャパシタ
88に共通基準線路83を接地電位より下へ駆動させ
る。理想的には、共通基準線路83の電圧は、全キャパ
シタ電圧変化(すなわち、電源電圧)に等しい量だけ、
その公称電圧より下へプルダウンされる。しかしなが
ら、充電スイッチ86の抵抗及び大容量キャパシタ88
が、共通基準線路83において測定される実際の電圧変
化を、一般的に低減させる。
【0061】ワンショット信号110が無パルス状態へ
スイッチバックすると、充電スイッチ86はキャパシタ
電圧112を電源電圧Vs に近くなるように敏速にリセ
ットする。このことが、大容量キャパシタ88に共通基
準線路83をV90の公称値へリセットさせる。
【0062】Hスイッチ78への入力信号は遅延回路7
2によって遅延させられるから、共通基準線路83にお
ける上に説明された電圧変化は、Hスイッチ78内の電
流遷移の直前に開始する。このことによって、Hスイッ
チ78が書込み電流遷移中その書込みヘッドの両端間に
大きな電圧を供給することが可能となり、これがその書
込み電流のスイッチング時間を短縮する。このことによ
って、コンピューにが低電圧源を使用することが可能と
なり、これが全電力消費を減少させ、より小形のコンピ
ュータの実現を可能とする。
【0063】図4は、図2に示された書込み回路28の
好適実施例を示す。この書込み回路は、Hスイッチ制御
器76がHスイッチ78を制御するために2つの分圧器
を、これらの分圧器の1つをクランプしておいて使用す
るということを除き、図3の回路と同じように動作す
る。
【0064】Hスイッチ制御器76の第1分圧器は、図
3に見られる分圧器と同じである。図4においてただ異
なるのは、抵抗器R1がダイオードD2及びトランジス
タQ2のベースのみに接続されると云うことである。そ
の上、抵抗器R2は、ダイオードD1及びトランジスタ
Q1のベースのみに結合される。このことは、抵抗器対
R1、R3、及びR2、R4がHスイッチのバイアスト
ランジスタQ1及びQ2を制御するのみであると云うこ
とを意味する。
【0065】この新たなクランプ分圧器は、抵抗器R1
1、R12、R13、R14、R15、R16、及びダ
イオードD3、D4、D5、D6を含む。
【0066】抵抗器R15は、フリップフロップ74の
出力Q、ダイオードD3、及び抵抗器R11に接続され
る。抵抗器R16は、ダイオードD5、抵抗器R13、
及びフリップフロップ74の反転出力Qバーに接続され
る。ダイオードD3は、抵抗器R15、R11、及びダ
イオードD4に接続される。ダイオードD4は、共通基
準線路83、ダイオードD3に接続される。ダイオード
D5は、抵抗器R16、R13、及びダイオードD6に
接続される。ダイオードD6は、共通基準線路83、及
びダイオードD5に接続される。抵抗器R11は、抵抗
器R15、R12、ダイオードD3、及びトランジスタ
Q3のベースに接続される。抵抗器R12は、共通基準
線路83、及び抵抗器R11、及びトランジスタQ3の
ベースに接続される。
【0067】抵抗器R13は、抵抗器R16、R14、
ダイオードD5、及びトランジスタQ4のベースに接続
される。抵抗器R14は、共通基準線路83、及び抵抗
器R13、及びトランジスタQ4のベースに接続され
る。
【0068】h. クランプ分圧器の動作 このクランプ分圧器は平衡デバイスであり、したがっ
て、抵抗器R15、R11、R12、ダイオードD3、
D4の相互作用及び動作は、抵抗器R16、R13、R
14、ダイオードD5、D6の相互作用及び動作と同じ
である。それゆえ、抵抗器R15、R12、R11、ダ
イオードD3、D4の動作につていのみ説明する。
【0069】抵抗器R12は、その抵抗が抵抗器R15
の抵抗と等しいように選択される。抵抗器R11は、そ
の抵抗が抵抗器R15の抵抗の1/3であるように、選
択される。この関係によって、抵抗器R6の両端間の電
圧は、ダイオードD3、D4、D5、及びD6に関連し
た個々のダイオードオン電圧の1/2なるほとんど一定
値に維持させられる。このことは次の2つの事実から判
る、すなわち、抵抗器R11は抵抗器R12の値の1/
3であるので、かつ抵抗器R11とR12の両端間に2
つのダイオードオン電圧の合計が存在するので、抵抗器
R11がその両端間にダイオードオン電圧の1/2の電
圧を持つことになり、かつ抵抗器R12がその両端間に
ダイオードオン電圧の1+1/2の電圧を持つことにな
る。トランジスタQ3のベース・エミッタ接合にかかる
ダイオードオン電圧が存在すると仮定すると、これが抵
抗器R6の両端間の電圧をダイオードオン電圧の1/2
になるようにする。この配置は、図3の回路に対してそ
うであったように、抵抗器R6の両端間の電圧を共通基
準線路83の電圧に無関係にするように動作する。
【0070】図3の実施例においては、共通基準線路8
3に現れる電圧変化の部分はまた抵抗器R3又はR4の
両端間にも現れ、これが、抵抗器R5及びR6両方の両
端間にかかる電圧を直接増加させる。抵抗器R5の両端
間の増加された電圧は、トランジスタQ5及びQ6のベ
ースにおける電圧振動を増大させるが、もしそうしなか
ったならばこれらの電圧振動は書込みヘッド80の両端
間に印加されるスイッチング電圧を直接制限したであろ
う。しかしながら、抵抗器R6の両端間の増加された電
圧は、このHスイッチのヘッドルームを直接減少させ、
かつ各書込み電流遷移の僅か前、同遷移中、及び遷移の
僅か後に、書込み電流の大きさを増加させる。この書込
み電流増大は性能に益することはなく、大容量キャパシ
タ88を必要以上に速く充電することによってこのキャ
パシタの有効性を減少させる。この様に、キャパシタ8
8をスイッチすることによる電圧変化の全てが、実際に
書込みヘッド80に印加されることはない。
【0071】しかしながら、図4に示されたクランプ分
圧器は、抵抗器R6の両端間の電圧を増大することを許
さない。むしろ、この電圧は、ダイオードオン電圧の約
1/2近くで一定を維持する。したがって、共通基準線
路83において、キャパシタ88をスイッチすることに
よって引き起こされる全電圧変化が、書込みヘッド80
の両端間に印加される。このことが、更に、このキャパ
シタ補助低電圧書込み回路の性能を高める。
【0072】
【発明の効果】本発明は、磁気記録書込みヘッドに印加
される書込み電流信号内の遷移中、この書込みヘッドの
両端間に増大電圧を発生する。この増大電圧は、その回
路の共通基準線路が瞬時に接地電位へ駆動されるように
キャパシタ電圧をスイッチすることによって、発生され
る。この磁気記録書込みヘッドの両端間電圧のこの瞬時
増大は、そのディスク装置が低電圧源を使用することを
可能とする一方、この磁気記録書込みヘッド内の書込み
電流のスイッチング時間を維持することを可能とする。
低電圧源の使用は、占有空間、電力、及び財貨を節約す
る。
【0073】本発明は、好適実施例を基準して説明され
たが、当業者は、本発明の精神と範囲に反すことなく、
形状及び細部に変更がなされ得ることを認めるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装置の書込みシステムのブロック線
図。
【図2】図1のシステムに使用される本発明の書込み回
路の詳細ブロック線図。
【図3】図1のシステムに使用される本発明の書込み回
路の回路図。
【図4】図1のシステムに使用される本発明の書込み回
路の、他の回路図。
【符号の説明】
28 書込み回路 72 遅延回路 74 フリップフロップ 76 Hスイッチ制御器 78 Hスイッチ 80 磁気記録書込みヘッド 83 共通基準線路 84 ワンショットマルチバイブレータ 86 充電スイッチ 88 大容量キャパシタ 90 ダイオード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み信号を受けて、前記書込み信号に
    基づいて磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク
    装置の書込み回路であって、 磁気記録用書込みヘッドと、 前記磁気記録用書込みヘッドに接続され、かつ、H(ヘ
    ッド)スイッチ入力を有し、前記書込み信号に基づいて
    前記磁気記録用書込みヘッドを流れる電流の極性をスイ
    ッチするHスイッチと、 前記Hスイッチ入力に接続され、前記磁気記録用書込み
    ヘッドを流れる前記電流の極性のスイッチングにおいて
    前記Hスイッチを助長するヘッドルーム助長回路であっ
    て、前記書込み信号を遅延させて遅延書込み信号を生成する
    遅延手段と、 前記Hスイッチ入力に接続され、前記遅延書込み信号に
    基づいて前記磁気記録用書込みヘッドにかかる電圧を制
    御する分圧器と、 前記分圧器と前記Hスイッチとに接続されたキャパシタ
    と、 前記キャパシタに接続され、前記Hスイッチによる前記
    電流極性のスイッチングの間、前記磁気記録用書込みヘ
    ッドの両端間に現れる電圧を増大させるように、前記書
    込み信号に基づいて前記キャパシタを充放電させる充電
    手段と、 を含む前記ヘッドルーム助長回路と、 を含む前記書込み回路。
  2. 【請求項2】 入力されたデータ信号に基づいて磁気デ
    ィスクにデータを書き込む磁気ディスク装置の書込み回
    路であって、前記データ信号は正の立ち上がりエッジと
    負の立ち上がりエッジとを有し、前記書込み回路は、 前記データ信号を遅延させて遅延データ信号を生成する
    遅延手段と、 前記遅延手段に接続され、前記遅延データ信号に基づい
    て過渡電圧を生成する過渡電圧生成回路と、 前記過渡電圧生成回路に接続され、前記過渡電圧に基づ
    いて少なくとも1つのH(ヘッド)スイッチ制御信号を
    生成するHスイッチ制御手段と、 前記Hスイッチ制御手段に接続され、前記Hスイッチ制
    御信号に基づいて書込みヘッド電流を生成するHスイッ
    チと、 前記Hスイッチに接続され、前記書込みヘッド電流に基
    づいて磁界を生成する磁気書込みヘッドと、 前記Hスイッチ制御手段と前記Hスイッチとに接続さ
    れ、前記データ信号に基づいて書込み助長電圧を生成す
    る書込み助長回路であって、 前記Hスイッチに電圧パルスを供給するキャパシタと、 前記キャパシタに接続され、前記キャパシタを充放電さ
    せる充電手段と、 前記キャパシタと接地電位とに接続され、接地電位から
    の流入電流を防止する接地電流制限手段と、 を含む前記書込み助長回路と、 を含み、前記接地電流制限手段がショットキーダイオー
    ドを含むことを特徴とする前記書込み回路。
  3. 【請求項3】 書込みデータを表す相異なる電圧値であ
    ってこれらに対応する相異なる磁界を与える前記相異な
    る電圧値を有する書込み信号が入力される書込み回路で
    あって、前記相異なる磁界は前記書込み回路に近接した
    磁気媒体の選択された部分を磁化しうる値を有し、前記
    書込み回路は、前記書込み信号を遅延させて遅延書込み信号を生成する
    遅延手段と、 前記遅延書込み信号が入力され、前記遅延書込み信号の
    相異なる電圧値に基づいて電圧値の変化を有する電流ス
    イッチ制御信号を供給する電流スイッチ制御手段と、 第1の端子と第2の端子とを有し、前記電流スイッチ制
    御信号の電圧値の変化に応答して第1のモードと第2の
    モードとの間で変化する電流スイッチであって、前記電
    流スイッチが前記第1のモードで動作しているときには
    前記第1の端子から前記第2の端子への第1の電流方向
    を、また、前記電流スイッチが前記第2のモードで動作
    しているときには前記第2の端子から前記第1の端子へ
    の第2の電流方向を交互に有する書込みヘッド電流を供
    給する前記電流スイッチと、 前記電流スイッチの前記第1と第2の端子の間に電気的
    に接続され、前記書込みヘッド電流に応答して前記相異
    なる磁界を供給する磁気書込みヘッドであって、前記書
    込みヘッド電流は、前記書込みヘッドにおいて基準点の
    電圧よりも電圧降下を生じさせる、前記磁気書込みヘッ
    ドと、 第1の端子と第2の端子を有し、前記第2の端子が前記
    基準点に電気的に接続されているキャパシタと、 前記キャパシタの前記第1の端子に接続され、前記書込
    み信号の前記相異なる電圧値に基づいて前記キャパシタ
    の充放電を制御し、前記基準点の電圧を選択的に変化さ
    せるために電圧パルスを供給する充電制御手段と、 を含む前記書込み回路。
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