JP2921314B2 - 磁気記録装置の書込み回路 - Google Patents

磁気記録装置の書込み回路

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JP2921314B2
JP2921314B2 JP148193A JP148193A JP2921314B2 JP 2921314 B2 JP2921314 B2 JP 2921314B2 JP 148193 A JP148193 A JP 148193A JP 148193 A JP148193 A JP 148193A JP 2921314 B2 JP2921314 B2 JP 2921314B2
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忠彦 三浦
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置の書込み回
路に関し、特にフロッピーディスクドライブまたはハー
ドディスクドライブなどの磁気記録装置の書込み回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】まず、昇圧回路を持たない磁気記録装置
の書込み回路について図3を参照して説明する。
【0003】この磁気記録装置の書込み回路300は、
センタータップ16が電源VCCに接続された磁気ヘッ
ド1と、磁気ヘッド1の両端に接続され他端が共通の定
電流源6に接続された第1のスイッチ4および第2のス
イッチ5と、クロック端子Cが書き込みデータ入力端子
2に接続され、非反転出力Qが第1のスイッチ4の制御
端子に接続され反転出力反転Qが第2のスイッチ5の制
御端子に接続されたトグルタイプフリップフロップ3よ
り構成されている。
【0004】書込みデータ入力端子2に書込みデータが
入力されるとトグルタイプフリップフロップ3はこの信
号を1/2分周して、第1のスイッチ4および第2のス
イッチ5をコントロールする。なお、第1のスイッチ4
と第2のスイッチ5は同一のフリップフロップの非反転
出力Qおよび反転出力反転Qによって制御されるため同
時にオンすることはない。
【0005】ここで、トグルタイプフリップフロップ3
は入力データの立ち下がりで出力が変化するものとし、
スイッチ4および5は制御入力がHIGHレベルの時オ
ン状態になるものと仮定する。
【0006】今、第1のスイッチ4がオンした場合、電
流は電源VCCから磁気ヘッドのセンタータップ16を
経由し磁気ヘッド1に流れ、スイッチ4を通り定電流源
6に流れ込む。このとき第1のスイッチ4がオンして電
流が流れ始める瞬間、磁気ヘッドのインダクタンスによ
って逆起電圧が誘起される。
【0007】次に、第1のスイッチ4がオフした時、磁
気ヘッド1のインダクタンスによって前述の逆起電圧と
は逆極性の起電圧が誘起される。このため、磁気ヘッド
1と第1のスイッチ4との接続点の電位は定常状態で電
流が流れているかあるいは電流が流れていない間は電源
電圧に等しいが、第1のスイッチ4がオン/オフする瞬
間に逆起電圧によるパルスを発生する。磁気ヘッドと第
2のスイッチとの接続点の電位についても同様である。
【0008】逆起電圧の大きさは最大でも磁気ヘッド1
のセンタータップ16の電位となるため、電源電圧VC
Cによって逆起電圧の大きさが制限される。すなわち昇
圧回路を持たない磁気記録装置の書込み回路300では
逆起電圧の大きさは磁気ヘッド1のセンタータップ16
の電圧すなわち電源電圧VCCによって制限される。
【0009】磁気ヘッドのようなインダクタンスに流れ
る電流を変化させる場合、 V=−L・(di/dt)……(1) の逆起電圧がインダクタンスの両端に発生する。逆に考
えると逆起電圧が制限された場合、電流の変化スピード
も制限されることになり、逆起電圧が小さくなるほど電
流の変化のスピードも遅くなる。よって磁気ヘッド1か
ら第1のスイッチ4を介して流れる電流、磁気ヘッド1
から第2のスイッチ5を介して流れる電流は、逆起電圧
が電源電圧VCCで制限されるため立ち上がりが鈍った
波形となる。
【0010】このためより低い電源電圧で装置を動作さ
せようとする場合、十分な大きさの逆起電圧を発生させ
ることが出来ず、逆起電圧が発生している時間が長くな
り磁気ヘッドに流れる電流が鈍ってしまう。このため低
い電源電圧では磁気データを正常に記録出来なくなると
いう欠点がある。
【0011】上記の欠点の対策として、昇圧回路を有す
る磁気記録装置の書込み回路が考えられる。昇圧回路1
7を有する磁気記録装置の書込み回路400を図4を参
照して説明する。
【0012】この磁気記録装置の書込み回路400は、
センタータップ16がダイオード10のカソード側及び
コンデンサ9の一端に接続された磁気ヘッド1と、アノ
ード側が電源に接続されたダイオード10および他端が
出力バッファ8およびインバータ7を介して書込みデー
タ入力端子2に接続されたコンデンサ9よりなる昇圧回
路17と、磁気ヘッド1の両端に接続され、他端は共通
の定電流源6に接続された第1のスイッチ4および第2
のスイッチ5と、クロックが書き込みデータ入力端子2
に接続され非反転出力Qが第1のスイッチ4の制御端子
および反転出力反転Qが第2のスイッチ5の制御端子に
接続されたトグルタイプフリップフロップ3より構成さ
れる。
【0013】書込みデータがHIGHレベルの期間は出
力バッファ8の出力はLOWレベルとなる。また、ダイ
オード10はカソード側の方が低電位となるため導通状
態となる。従って、コンデンサ9の両端には電源電圧よ
りダイオード10の順方向電圧だけ低い電圧が充電され
る。
【0014】次に書込みデータがLOWレベルになる
と、出力バッファ8の出力はHIGHレベルとなる。コ
ンデンサ9は書込みデータがHIGHレベルの期間に充
電されているため、コンデンサ9のダイオード10と接
続されている端は電源電圧VCCの約2倍の電位とな
る。このためダイオード10はカソード側の方が高電位
となり非導通状態となる。
【0015】一方、トグルタイプフリッピュフロップ
3、第1のスイッチ4および第2のスイッチ5は昇圧回
路17のない磁気記録装置の書き込み回路と同様に動作
し、同様の逆起電圧を発生する。
【0016】この結果、磁気ヘッド1と第1のスイッチ
4との接続点の電位および磁気ヘッド1と第2のスイッ
チ5との接続点の電位は、磁気ヘッド1のセンタータッ
プ16の電圧波形と逆起電力によるパルスを合成したも
のになる。
【0017】このように、電流が流れ始める瞬間には磁
気ヘッド1のセンタータップに電源電圧VCCの約2倍
の電圧が印加され、低い電源電圧でも十分な大きさの逆
起電圧を発生させることが出来る。このため磁気ヘッド
に流れる電流は鈍ることなく、低い電源電圧でも磁気デ
ータを正常に記録出来る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】昇圧回路を動作させる
ためのクロックとして書込みデータを直接入力している
ため、書込み電流が切り替わって逆起電圧が発生するタ
イミングと、ヘッド1のセンタータップ16が昇圧され
るタイミングが重なってしまう。このため、逆起電圧が
発生した後にヘッドのセンタータップの電圧が上昇した
場合、センタータップの電圧が上昇する前後で書込み電
流の大きさが変化し、書込み電流波形の立ち上がりが歪
んでしまう。この結果、磁気データが正常に書き込めな
くなってしまう。
【0019】すなわち、昇圧回路を有する磁気記録装置
の書込み回路は低い電源でも磁気データを正常に記録で
きるという長所を持つ反面、ヘッドのセンタータップの
電圧が昇圧されるタイミングとライト電流が流れるタイ
ミングが同時であるため、磁気データの正常な記録が出
来ない場合があるという欠点がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録装置の
書込み回路は、書込みデータの供給を受ける書込みデー
タ入力端子と、前記書込みデータをクロックとして動作
する昇圧回路と、センタータップが前記昇圧回路に接続
された磁気ヘッドと、磁気ヘッドのそれぞれの両端に一
方が接続され他端が共通の定電流源に接続された第1の
スイッチおよび第2のスイッチと、前記書込みデータの
供給を受ける遅延回路と、クロック端子が前記遅延回路
を介して前記書き込みデータ入力端子に接続され非反転
出力が前記第1のスイッチの制御端子に接続され反転出
力が前記第2のスイッチの制御端子に接続されたトグル
タイプフリップフロップとを備えている。
【0021】
【実施例】次に本発明の磁気記録装置の書込み回路を図
面を参照して説明する。
【0022】本発明の第1の実施例の磁気記録装置の書
込み回路のブロック図を示す図1を参照すると本実施例
の磁気記録装置の書込み回路100は、センタータップ
16がダイオード10のカソード側およびコンデンサ9
の一端に接続された磁気ヘッド1と、アノード側が電源
に接続されたダイオード10および他端が出力バッファ
8およびインバータ7を介して書込みデータ入力端子2
に接続されたコンデンサ9よりなる昇圧回路17と、磁
気ヘッド1の両端に接続され、他端は共通の定電流源6
に接続された第1のスイッチ4および第2のスイッチ5
と、クロック端子Cが遅延回路11を介して書き込みデ
ータ入力端子2に接続され非反転出力Qが第1のスイッ
チ4の制御端子および反転出力反転Qが第2のスイッチ
ィ5の制御端子に接続されたトグルタイプフリップフロ
ップ3より構成される。
【0023】遅延回路11は第1のインバータ12と抵
抗13とコンデンサ14と第2のインバータ15より構
成される積分回路である。
【0024】書込みデータ入力端子2より書込みデータ
が入力されると従来例と同様にして、HIGHレベルの
期間は出力バッファ8の出力はLOWレベルとなる。ま
た、ダイオード10はカソード側の方が低電位となるた
め導通状態となる。従って、コンデンサ9の両端には電
源電圧VCCよりダイオード10の順方向電圧だけ低い
電圧が充電される。
【0025】次に書込みデータがLOWレベルになる
と、出力バッファ8の出力はHIGHレベルとなる。コ
ンデンサ9は書込みデータがHIGHレベルの期間に充
電されているため、コンデンサ9のダイオード10と接
続されている端は電源電圧VCCの約2倍の電位とな
る。このためダイオード10はカソード側の方が高電位
となり非導通状態となる。
【0026】一方、トグルタイプフリップフロップ3は
入力された書込みデータから遅延回路11によって定ま
る時間だけ遅延したクロックが印加され、第1のスイッ
チ4および第2のスイッチ5を動作させ、従来例と同様
でかつ遅延回路11によって定まる時間だけ遅れて逆起
電圧が発生する。
【0027】この結果、磁気ヘッド1と第1のスイッチ
4との接続点の電位および磁気ヘッド1と第2のスイッ
チ5との接続点の電位は、磁気ヘッド1のセンタータッ
プ16の電圧と逆起電力によるパルスを合成したものに
なる。
【0028】すなわち、書込みデータが印加されると、
磁気ヘッド1のセンタータップ16の電圧が電源電圧V
CCの約2倍に昇圧され、その後、磁気ヘッドに書込み
電流が流れ逆起電力が発生する。
【0029】上述のようにして、磁気ヘッド1のセンサ
ータップ16に電源電圧VCCの約2倍の電圧が印加さ
れ、その後に電流が流れ始める。すなわち、逆起電圧が
発生する瞬間には確実にヘッドのセンタータップ16の
電圧は昇圧されており、低い電源電圧でも十分な大きさ
の逆起電圧を発生させることが出来る。このため磁気ヘ
ッドに流れる電流は鈍ることはなく、低い電源電圧でも
磁気データを正常にかつ安定して記録することが出来
る。
【0030】次に、本発明の第2の実施例を図2を参照
して説明する。
【0031】この実施例の書込み回路200は、インバ
ータを複数個接続する遅延回路21を有している以外の
構成要素は第1の実施例と同じなので説明は省略する。
この実施例においては、面積の大きいコンデンサを用い
ることがなく、集積回路に搭載する場合素子面積を小さ
く出来るという利点がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は書込みデ
ータをクロックとして動作する昇圧回路を有する磁気記
録装置の書込み回路において、磁気ヘッドのセンタータ
ップに電源電圧の約2倍の電圧が印加した後に、ライト
電流が流れ始めるようにすることによって、低い電源電
圧でも磁気データを正常に記録することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の磁気記録装置の書込み
回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の磁気記録装置の書込み
回路を示すブロック図である。
【図3】従来技術の磁気記録装置の書込み回路を示すブ
ロック図である。
【図4】他の従来技術の磁気記録装置の書込み回路を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 書込みデータ入力端子 3 トグルタイプフリップフロップ 4 第1のスイッチ 5 第2のスイッチ 6 定電流源 7 インバータ 8 出力バッファ 9 コンデンサ 10 ダイオード 11,21 遅延回路 12 第1のインバータ 13 抵抗 14 コンデンサ 15 第2のインバータ 16 センタタップ 17 昇圧回路 100,200,300,400 磁気記録装置の書
込み回路 C クロック端子 Q 非反転出力 反転Q 反転出力 VCC 電源電圧

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込みデータの供給を受ける書込みデー
    タ入力端子と、前記書込みデータをクロックとして動作
    する昇圧回路と、センタータップが前記昇圧回路に接続
    された磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドのそれぞれの両端
    に一方が接続され他端が共通の定電流源に接続された第
    1のスイッチおよび第2のスイッチと、前記書込みデー
    タの供給を受ける遅延回路と、クロック端子が前記遅延
    回路を介して前記書き込みデータ入力端子に接続され非
    反転出力が前記第1のスイッチの制御端子に接続され反
    転出力が前記第2のスイッチの制御端子に接続されるト
    グルタイプフリップフロップとを備えていることを特徴
    とする磁気記録装置の書込み回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は抵抗素子および容量素子
    の受動素子を含んで構成されることを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録装置の書込み回路。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路は複数個のインバータを含
    んで構成されることを特徴とする請求項1または2記載
    の磁気記録装置の書込み回路。
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