JP3173129B2 - ハード・ディスク書き込み回路 - Google Patents

ハード・ディスク書き込み回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータあるいはワード・プロセッサ等の電子装置に用いら
れるハード・ディスク装置の書き込み用集積回路に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の急速なパーソナル・コンピュータ
の普及の中で、携帯に適した小型のパーソナル・コンピ
ュータあるいはワード・プロセッサが急速に普及しつつ
あり、特に外形が一般のビジネス文書と同じA4型の大
きさであるノート型と呼ばれるパーソナル・コンピュー
タあるいはワード・プロセッサは小型軽量であり携帯に
便利な上に価格が低廉であるということから人気があ
る。
【0003】一方、最近はパーソナル・コンピュータあ
るいはワード・プロセッサに対する要望がますます高度
化し、ノート型の装置に対しても、メモリの大容量化、
ハード・ディスク・ドライブの内蔵等が行われている。
【0004】携帯用のパーソナル・コンピュータ等は、
携行時は電池によって駆動されるが、使用する電池の容
量によって使用時間が制限される。したがって、より長
時間の使用を可能にするためには大容量の電池を使用す
ればよいが、電池は蓄えることのできる電力量と容積及
び重量とが比例するため、限られた容積・重量内で充分
な容量の電池を得ることは困難であり、大容量の電池を
採用すると小型・軽量との特長を損なうことになる。
【0005】一般的にパーソナル・コンピュータ等にお
いて使用されている集積回路素子の電源電圧定格はいわ
ゆるTTL規格の5Vであり、従来の携帯用のパーソナ
ル・コンピュータ等においてもこれらの集積回路をその
まま用いている。そのため、5V以上の電源電圧、すな
わち電池を用いた場合には起電力が1.5Vである通常
の2酸化マンガン電池で最低4個、起電力が1.2Vで
ある充電式のニッケル・カドミウム電池で最低5個が必
要である。
【0006】したがって、携帯用のパーソナル・コンピ
ュータ等をより小型・軽量化するために、電池の使用個
数の減を目的として当初12V以上が必要であった電源
電圧を、5Vに低下させ、さらに3.3Vにすることが
行われているが、この装置においても駆動用の電池は3
個必要である。
【0007】このような状況において、現在は電池2〜
3個の電圧である3.3V±10%、通常の2酸化マン
ガン電池を用いた場合で4.5V、充電式のニッケル・
カドミウム電池を用いた場合で3.6Vという電圧で携
帯用のパーソナル・コンピュータ等を駆動することを目
標とした開発が行われている。
【0008】電子装置において、電源電圧を低下させる
と電子装置内に流れる電流を小さくすることになり消費
電力を低下させることができるばかりでなく、信号振幅
が小さくなることによる低雑音化を図ることもできる。
【0009】このような電子装置のハード・ディスク・
ドライブにおける磁気メディアへの書き込みは書き込み
用のヘッド・コイルに流れる書き込み電流の向きを変え
ることで行われ、書き込み電流の立ち上がり立ち下がり
時間が速ければ速いほど高速にすなわち高密度にデータ
を記録することができる。
【0010】インダクタンスLであるヘッド・コイルの
電流変化ΔIと両端の電圧Vとの間には、V=L(ΔI
/ΔT)なる関係があるから、立ち上がり立ち下がり時
間ΔT=L(ΔI/V)である。
【0011】この関係から明らかなように、書き込み電
流の立ち上がり立ち下がり時間ΔTはヘッド・コイルの
両端にかけられる書き込み電圧に依存する。
【0012】図2に、従来のハード・ディスク用書き込
み回路図を示す。この回路のトランジスタQ11〜Q19
NPNトランジスタのみで構成されており、VPOS(VP
OSITIVE)は正電圧源、IWC(WRITE CURRENT)は書き込
み用定電流回路、ICは定電流回路、WDX及びWDY
は書き込み信号である。
【0013】トランジスタQ11,Q12,Q13,Q14はH
ブリッジを構成しており、負荷であるヘッド・コイルL
HEADに書き込み電流を供給する。
【0014】抵抗器R11,R12、トランジスタQ15,Q
16は、トランジスタQ13,Q14の入力に対してトランジ
スタQ11,Q12の入力を反転するためのインバータ・バ
ッファを構成している。
【0015】トランジスタQ17,Q18,Q19、抵抗器R
13,R14,R15は、カレント・ミラー回路を構成してお
り、定電流源IWCからの書き込み電流ををHブリッジに
供給する。
【0016】この回路において、WDX>WDYなる電
圧関係の書き込み信号が入力されると、トランジスタQ
13,Q15がオン、トランジスタQ14,Q16がオフとな
り、その結果トランジスタQ11がオフ,トランジスタQ
12がオンとなるため、VPOS→Q12→Y→LHEAD→X→
13→Q17→R13と書き込み電流が流れる。
【0017】逆にWDX<WDYなる電圧関係の書き込
み信号が入力されると、トランジスタはQ13,Q15がオ
フ、トランジスタQ14,Q16がオンとなり、その結果ト
ランジスタQ11がオン,Q12がオフとなるため、VPOS
→Q11→X→LHEAD→Y→Q14→Q17→R13と書き込み
電流が流れる。
【0018】このように、ヘッド・コイルLHEADに流れ
る書き込み電流がY→X,X→Yと1回反転する度に1
ビットのデータが磁気メディアに書き込まれる。
【0019】一方、Hブリッジを構成する電流吸い込み
トランジスタQ13,Q14の下にはトランジスタQ17及び
抵抗器R13からなる定電流回路が必要であり、この定電
流回路を正常に動作させるための電圧を確保する必要が
ある。
【0020】書き込み信号WDX及びWDYのハイレベ
ル電圧はトランジスタQ17が飽和しないようにする必要
があり、ここでは一例として2Vとする。
【0021】また、トランジスタQ11,Q12のベース電
圧のハイレベル電圧はほぼVPOSであり、トランジスタ
13,Q14が飽和しないようにVB13+VBE11=VB
14+VBEQ12とされる。
【0022】WDX>WDYなる電圧関係の書き込み信
号が入力されたとき、トランジスタQ13,Q12,Q15
オン、トランジスタQ14,Q11,Q16がオフであるか
ら、トランジスタQ12のベース電圧≒VPOS、VBEQ11
=0.8Vとすると、トランジスタQ11のベース電圧VB
11=WDX+VBEQ11=2.0+0.8=2.8Vとな
る。
【0023】このとき、電流は上記したようにVPOS→
12→Y→LHEAD→X→Q13→Q17→R13と流れるが、
トランジスタQ13のコレクタ電圧(=X点の電位)は、
電流を吸い込むためになるべく低い電位になろうとす
る。
【0024】しかしながら、トランジスタQ11のベース
電圧VBQ11=2.8Vであるために、X点の電位がWD
X+VBE−VBE=WDXになると、トランジスタQ11
オンとなる。そのため、X点の電位はWDXより下がる
ことができなくなる。
【0025】このようにして、従来回路では、ヘッド・
コイルLHEADの両端X,Yにかけられる書き込み電圧V
Wが制限される。
【0026】通常用いられている電源装置の出力電圧値
には±10%の許容範囲があるから、電源電圧5Vの装
置における電源装置の実際上の下限電圧は4.5Vであ
る。
【0027】ヘッド・コイルLHEADの両端X,Yにかけ
られる書き込み電圧VW=VPOS−VBE−WDXであり、
この回路を電源電圧4.5Vで使用した場合にはVPOS=
4.5V,VBE=0.8V、WDX=2.0Vであるか
ら、VW=4.5−0.8−2.0=1.7Vとなる。
【0028】また、この回路を電源電圧3Vで使用した
場合にはVPOS=3.0Vであるから、ヘッド・コイル書
き込み電圧VWは3.0−0.8−2.0=0.2Vとな
る。
【0029】ここで、LHEAD=1μH、書き込み電流I
W=±10mAとすると、VPOS=3.0Vである場合の
書き込み電流の立ち上がり立ち下がり時間T=L×I/
V=10-6×(10+10)×10-3/0.2=100
(nS)となり、前に述べたように1ビットのデータを
磁気メディアに書き込むには電流が1回反転する必要が
あるから、そのために要する最小時間は200nS、書
き込み速度は5MFC/S(Flux Change/S)とな
る。
【0030】最近用いられているハード・ディスク・ド
ライブにおいては24MbpSあるいは48MbpSと
いう高速書き込みが行われているが、このような高速書
き込みが行われているハード・ディスク・ドライブに高
データ・レートの変調方式であるRLL(1,7)変調
方式を採用しても18MFC/Sあるいは36MFC/
Sの磁化反転速度が必要であるため、3Vの電源電圧で
はこのような高速の書き込みを行うことができない。
【0031】このように、従来の書き込み回路は3Vの
電源電圧で動作させた場合には書き込み電圧を大きくす
ることができないため十分に大きな書き込み速度を得る
ことができないという問題点を有する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記従来
の書き込み回路が有する3Vの電源電圧で動作させた場
合に大きな書き込み速度を得ることができないとの問題
点を解決することを課題とするものであり、3Vの電源
電圧で動作させた場合でも従来の5Vの電源電圧を用い
ていた回路と同等の書き込み速度を得ることが可能な書
き込み回路を提供することを目的する。
【0033】
【課題を解決するための手段】本願においては、上記課
題を解決するために、VBEによる電圧降下をなくすため
に電流吐き出し側のトランジスタをP型FETとした発
明すなわち「各々2個の書き込み電流吐き出しトランジ
スタと書き込み電流吸い込みトランジスタによりHブリ
ッジを構成し、各々の書き込み電流吐き出しトランジス
タ及び各々の書き込み電流吸い込みトランジスタを交互
にスイッチングすることにより、負荷であるヘッド・コ
イルに書き込み電流を供給するハード・ディスク書き込
み回路であって、書き込み電流吐き出しトランジスタを
P型FETで構成したことを特徴とするハード・ディス
ク書き込み回路」であることを構成とする第1の発明及
び、スイッチ動作を行う書き込み電流吸い込みトランジ
スタを定電流供給用のカレント・ミラー回路を構成する
トランジスタの一方により構成することによりカレント
・ミラー回路のために確保していた電圧を不要とした発
明、すなわち「各々2個の書き込み電流吐き出しトラン
ジスタと書き込み電流吸い込みトランジスタによりHブ
リッジを構成し、各々の書き込み電流吐き出しトランジ
スタ及び各々の書き込み電流吸い込みトランジスタを交
互にスイッチングすることにより、負荷であるヘッド・
コイルにカレント・ミラー回路から書き込み定電流を供
給するハード・ディスク書き込み回路であって、書き込
み電流吸い込みトランジスタをカレント・ミラー回路を
構成するトランジスタの一方で構成したことを特徴とす
るハード・ディスク書き込み回路」であることを構成と
する第2の発明を提供する。
【0034】
【作用】上記構成を有する第1の発明においては、P型
FETである電流吐き出しトランジスタはバイポーラ・
トランジスタより小さい電圧で動作し、上記構成を有す
る第2の発明においては、カレント・ミラー回路のため
に確保していた動作電圧が不要となる。
【0035】
【実施例】図1に本願発明の実施例の回路図を示す。こ
の図において、IWC1,IWC2は書き込み電流の基準とな
る電流を発生する定電流源、VPOSは正電圧源、WDX
及びWDYは書き込み信号である。
【0036】この書き込み回路においては図2に示した
従来の回路と異なり、電流吐き出しNPNトランジスタ
11,Q12に代えてP型FET−M1,M2が用いられて
おり、このP型FET−M1,M2と電流吸い込みNPN
トランジスタQ2,Q3とでHブリッジを構成して、負荷
であるヘッド・コイルLHEADに書き込み電流を供給す
る。
【0037】また、電流吸い込みNPNトランジスタQ
2はNPNトランジスタQ1,Q5,抵抗器R2,R4,R1
とでカレント・ミラー回路1を、電流吸い込みNPNト
ランジスタQ3はNPNトランジスタQ4,Q6,抵抗器
3,R5,R1とでカレント・ミラー回路2を構成して
おり、各々のカレント・ミラー回路を構成するエミッタ
・バラスト抵抗の一方R1はカレント・ミラー回路1,
2に共通のものとされている。なお、トランジスタQ5
及びQ6はベース電流増幅用である。
【0038】定電流源IWC1からの電流はカレント・ミ
ラー回路1により電流吸い込みトランジスタQ2に供給
され、定電流源IWC2からの電流はカレント・ミラー回
路2により、電流吸い込みトランジスタQ3に供給され
る。
【0039】なお、これらのカレント・ミラー回路1,
2を構成するトランジスタQ2とQ1及びQ3とQ4の電流
増幅率は各々1:N(N≧1)の比をもっている。
【0040】書き込み信号WDXは、P型FET−M1
のゲートに供給されるとともに、インバータINV1
より反転されてショットキー・トランジスタQ7に供給
され、書き込み信号WDYは、P型FETM2のゲート
に供給されるとともに、インバータINV2により反転
されてショットキー・トランジスタQ8に供給される。
【0041】このように構成された回路において、WD
X=GND,WDY=VPOSなる電圧関係の書き込み信
号が入力されると、P型FET−M1がオン,M2がオフ
となるとともに、ショットキー・トランジスタQ7がオ
ン,Q8がオフとなる。
【0042】また、WDX=VPOS,WDY=GNDな
る電圧関係の書き込み信号が入力されると、P型FET
−M1がオフ,M2がオンとなるとともに、ショットキー
・トランジスタQ7がオフ,Q8がオンとなる。
【0043】したがって、それぞれのカレント・ミラー
回路は、ショットキー・トランジスタQ7,Q8によりど
ちらか一方のみがカレント・ミラー回路として動作する
ようにスイッチされ、P型FET−M1はカレント・ミ
ラー回路2がオンのときにオン、P型−FETM2はカ
レント・ミラー回路1がオンのときにオンとなるように
交互に動作する。
【0044】その結果、WDX=GND,WDY=VPO
Sなる電圧関係の書き込み信号が入力されたときにはVP
OS→M1→X→LHEAD→Y→Q3→R1と書き込み電流が
流れ、WDX=VPOS,WDY=GNDなる電圧関係の
書き込み信号が入力されたときにはVPOS→M2→Y→L
HEAD→X→Q2→R1と書き込み電流が流れる。
【0045】このように、ヘッド・コイルLHEADに流れ
る書き込み電流がY→X,X→Yと1回反転する度に1
ビットのデータが磁気メディアに書き込まれる。
【0046】この回路において、書き込み電流をIW
(=N・IWC1=N・IWC2)、P型FET−M1あるい
はM2のオン時の抵抗をRONとすると、ヘッド・コイル
LHEAD両端にかかる書き込み電圧VWは、 VW=VPOS−(RON×IW+VCEQ2+R1×IW) =VPOS−(RON×IW+VCEQ3+R1×IW) である。
【0047】このP型FET−M1あるいはM2のオン時
の抵抗RONは設計により10Ω程度まで小さくすること
が可能であり、この場合の書き込み電流10mAにおけ
るRONによる電圧降下=RON×IW=10×10×10
-3=0.1Vとなり、従来の回路におけるNPNトラン
ジスタQ11あるいはQ12のオン時の電圧降下VBE=0.
8Vと比較して十分に小さくすることができる。
【0048】また、VCEQ2=VCEQ3=0.5V、エミ
ッタ・バラスト抵抗R1=10Ωとした場合の電圧降下
はR1×IW=10×10×10-3=0.1Vであるか
ら、電源電圧VPOS=3.0Vのときの書き込み電圧VW
は、VPOS−(RON×IW+VCEQ2+R1×IW)=VPOS
−(RON×IW+VCEQ3+R1×IW)=3.0−(0.1
+0.5+0.1)=2.3Vである。
【0049】その結果、LHEAD=1μH、書き込み電流
IW=±10mAとした場合の電流の立ち上がり立ち下
がり時間T=L・I/V=10-6×(10+10)×1
-3/2.3=8.7(nS)となり、1ビットのデータ
を磁気メディアに書き込むために要する最小時間は約1
7.4nS、書き込み速度は57.5MFC/Sとなる。
この回路にRLL(1,7)変調方式を採用して書き
込み速度を4/3にすると76.67MbpSという高
速の書き込みを行うことができる。
【0050】なお、カレント・ミラー回路の出力側トラ
ンジスタ=電流吸い込みトランジスタQ2及びQ3のコレ
クタ電位は下がりすぎることがあるため、ベース−コレ
クタ間にショットキー・ダイオードを接続することによ
り飽和を防止してコレクタ電位を確保することが望まし
い。
【0051】この場合、トランジスタQ2のコレクタの
下限の電位VCEQ2及びトランジスタQ3のコレクタの下
限の電位VCEQ3は接続されたショットキー・ダイオー
ドの電圧降下VFにより制限され、VCEQ2=VCEQ3
VBE−VFである。VBEは0.8V、VFは通常0.4Vで
あるからVCEQ2=VCEQ3=0.8−0.4=0.4Vを
確保することができる。
【0052】通常のハード・ディスク装置は複数個のヘ
ッドを有し、そのうちの1つを選択して書き込みを行
う。図1におけるカレント・ミラー回路のベース電流増
幅用のトランジスタQ5,Q6のエミッタに挿入されたス
イッチ用N型FET−M3,M4は複数個ある書き込み回
路のうち1つだけを動作させるためのスイッチであり、
そのゲートにヘッド選択信号Head Selectを入力するこ
とにより、選択されたヘッドに書き込みを行う。
【0053】以上説明した実施例においては、Hブリッ
ジの書き込み電流吐き出しトランジスタとしてP型FE
Tを用い、書き込み電流吸い込み側トランジスタを書き
込み用の定電流回路を供給するカレント・ミラー回路を
構成するトランジスタにより構成しているが、電流吐き
出し側トランジスタをP型FETで構成することと、電
流吸い込み側トランジスタをカレント・ミラーを構成す
るトランジスタを兼用することは、同一の課題を達成す
るための異なる構成であるから、同時に行ってもよいが
必ずしも同時に行う必要はない。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願第
1番目の発明においては、Hブリッジの書き込み電流吐
き出しトランジスタとしてP型FETを用い、本願第2
番目の発明においては、Hブリッジの書き込み電流吸い
込み側トランジスタを書き込み用の定電流回路を供給す
るカレント・ミラー回路を構成するトランジスタにより
構成されているため、書き込み回路中の電圧ロスを最小
限とすることができるので、3Vとの低電源電圧で動作
させた場合であってもにも十分な書き込み速度を得るこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハード・ディスク書き込み回路実施例
の回路図。
【図2】従来例のハード・ディスク書き込み回路の回路
図。
【符号の説明】
1〜Q6,Q11〜Q19 NPNトランジスタ Q7,Q8 NPNショットキイ・トランジスタ R1〜R15 抵抗器 M1,M2 P型FET M3,M4 N型FET INV1,INV2 インバータ LHEAD 書き込みヘッド・コイル VPOS 正電圧源 IWC1,IWC2,IWC,IC 定電流源 WDX,WDY 書き込み信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々2個の書き込み電流吐き出しトラン
    ジスタと書き込み電流吸い込みトランジスタによりHブ
    リッジを構成し、各々の書き込み電流吐き出しトランジ
    スタ及び各々の書き込み電流吸い込みトランジスタを交
    互にスイッチングすることにより、負荷であるヘッド・
    コイルに書き込み電流を供給するハード・ディスク書き
    込み回路であって、前記書き込み電流吐き出しトランジ
    スタをP型FETで構成したことを特徴とするハード・
    ディスク書き込み回路。
  2. 【請求項2】 各々2個の書き込み電流吐き出しトラン
    ジスタと書き込み電流吸い込みトランジスタによりHブ
    リッジを構成し、各々の書き込み電流吐き出しトランジ
    スタ及び各々の書き込み電流吸い込みトランジスタを交
    互にスイッチングすることにより、負荷であるヘッド・
    コイルにカレント・ミラー回路から書き込み定電流を供
    給するハード・ディスク書き込み回路であって、前記書
    き込み電流吸い込みトランジスタを前記カレント・ミラ
    ー回路を構成するトランジスタの一方で構成したことを
    特徴とするハード・ディスク書き込み回路。
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