JP2700514B2 - 映像会議システム - Google Patents
映像会議システムInfo
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- JP2700514B2 JP2700514B2 JP4146402A JP14640292A JP2700514B2 JP 2700514 B2 JP2700514 B2 JP 2700514B2 JP 4146402 A JP4146402 A JP 4146402A JP 14640292 A JP14640292 A JP 14640292A JP 2700514 B2 JP2700514 B2 JP 2700514B2
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- signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離れた地の2つの会議
室を伝送路で接続して、その会議室の様子を相互に映像
及び音声で認識可能とした映像会議システムにおいて、
一方の地におけるローカルエリアネットワーク(LA
N)で接続された同一ビル又は異なるビルの他の会議室
においても、会議の様子を監視、傍聴できるようにした
システムに関する。
室を伝送路で接続して、その会議室の様子を相互に映像
及び音声で認識可能とした映像会議システムにおいて、
一方の地におけるローカルエリアネットワーク(LA
N)で接続された同一ビル又は異なるビルの他の会議室
においても、会議の様子を監視、傍聴できるようにした
システムに関する。
【0002】
【従来技術】従来、遠隔地の2つの会議室をデータ回線
で接続して、相互に、相手会議室の映像及び音声を自己
の会議室で表示、拡声するようにした映像会議システム
(テレビ会議システム)が知られている。この映像会議
システムは、それぞれの地の会議室にTV会議端末装置
を設置し、TV会議端末装置間を専用データ回線で接続
し、TV会議端末装置にテレビジョン受像器、テレビカ
メラ、マイクロホンを接続したシステムである。
で接続して、相互に、相手会議室の映像及び音声を自己
の会議室で表示、拡声するようにした映像会議システム
(テレビ会議システム)が知られている。この映像会議
システムは、それぞれの地の会議室にTV会議端末装置
を設置し、TV会議端末装置間を専用データ回線で接続
し、TV会議端末装置にテレビジョン受像器、テレビカ
メラ、マイクロホンを接続したシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、この映像会議
システムでは、2つの遠隔の地における2つの会議室間
においてのみ相互に映像及び音声の交換ができ、他の部
屋で2つの会議室の会議の様子を監視、傍聴することは
できなかった。これを解決するために、一方の会議室に
おける受信信号をそのままケーブルで他の部屋に伝送し
て、その部屋のテレビジョン受像器に表示するという方
法がある。しかし、この方法では、相手の地にある会議
室の様子を見ることができても、自己の地の会議室の様
子及び会話を聞くことができず、会議の進行を把握する
ことが困難である。又、自己の地の会議室の送信信号と
受信信号とを他の部屋に伝送させることも考えられる
が、2系統の伝送路、2系統のテレビジョン受像機が必
要となるという設備上の問題がある。会議の様子を監
視、傍聴する場合には、音声は両方が傍聴でき、映像は
一方の会議室の様子が把握できれば、充分である。さら
に、2つの会議室がビル内において固定されてしまうと
いう問題がある。即ち、TV会議端末装置は、その装置
の重量や専用のデータ回線との接続もあって簡単には移
動できないため、一方の地のビルにおいて、テレビ会議
専用の部屋が固定されてしまうという問題がある。
システムでは、2つの遠隔の地における2つの会議室間
においてのみ相互に映像及び音声の交換ができ、他の部
屋で2つの会議室の会議の様子を監視、傍聴することは
できなかった。これを解決するために、一方の会議室に
おける受信信号をそのままケーブルで他の部屋に伝送し
て、その部屋のテレビジョン受像器に表示するという方
法がある。しかし、この方法では、相手の地にある会議
室の様子を見ることができても、自己の地の会議室の様
子及び会話を聞くことができず、会議の進行を把握する
ことが困難である。又、自己の地の会議室の送信信号と
受信信号とを他の部屋に伝送させることも考えられる
が、2系統の伝送路、2系統のテレビジョン受像機が必
要となるという設備上の問題がある。会議の様子を監
視、傍聴する場合には、音声は両方が傍聴でき、映像は
一方の会議室の様子が把握できれば、充分である。さら
に、2つの会議室がビル内において固定されてしまうと
いう問題がある。即ち、TV会議端末装置は、その装置
の重量や専用のデータ回線との接続もあって簡単には移
動できないため、一方の地のビルにおいて、テレビ会議
専用の部屋が固定されてしまうという問題がある。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、映像会議室以外の部屋
においても、会議の様子を監視し、双方の会話を傍聴で
き、しかも、映像会議室を容易に変更できるようにする
ことである。
されたものであり、その目的は、映像会議室以外の部屋
においても、会議の様子を監視し、双方の会話を傍聴で
き、しかも、映像会議室を容易に変更できるようにする
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、第1会議室を発信源とする第1映像信
号及び第1音声信号を第1端末装置を介して第2端末装
置に送信し、第2会議室を発信源とする第2映像信号及
び第2音声信号を第2端末装置を介して第1端末装置に
送信することにより、第1、第2の地に設置された第1
会議室、第2会議室で、それぞれ、相手方会議室の様子
を映像及び音声で認識可能とした映像会議システムにお
いて、周波数分割多重伝送方式による複数の下りチャネ
ルと複数の上りチャネルとを用いて、信号を双方向に伝
送可能としたブロードバンドローカルエリアネットワー
ク(LAN)と、LANの下り第1チャネルの信号を復
調して得られる信号のうち第1映像信号Aを第1端末装
置の送信入力端に出力する第1復調器と、第1復調器に
より復調された第1混合音声信号a+bと、第1端末装
置の受信出力端から出力される第2音声信号bとを入力
し、第1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号b
と同一成分の信号を消去して第1音声信号aを生成し、
その第1音声信号aを第1端末装置の送信入力端に出力
する第1エコー消去装置と、第1エコー消去装置の出力
する第1音声信号aと、第1端末装置の受信出力端から
出力される第2音声信号bとを入力して、両信号を混合
する第2混合器と、第2混合器の出力する第2混合音声
信号a+bと、第1端末装置の受信出力端から出力され
る第2映像信号Bとを変調して、上り第2チャネルの信
号として、LANに出力する第2変調器と、LANに接
続され、下り第2チャネルの信号を復調して、第2映像
信号B及び第2混合音声信号a+bを出力する第2復調
器と、第2復調器の出力する第2映像信号Bに基づいて
映像を表示する映像表示装置と、第1会議室の音声を収
音して第1音声信号aに変換する収音装置と、第1会議
室の様子を撮像する撮像装置と第2復調器の出力する第
2混合音声信号a+bと、収音装置の出力する第1音声
信号aとを入力して、第2混合音声信号a+bのなかか
ら第1音声信号aと同一成分の信号を消去して第2音声
信号bを生成する第2エコー消去装置と、収音装置の出
力する第1音声信号aと第2エコー消去装置の出力する
第2音声信号bとを入力して、両信号を混合する第1混
合器と、第1混合器の出力する第1混合音声信号a+b
と、撮像装置の出力する第1映像信号Aとを入力して、
上り第1チャネルの信号として、LANに出力する第1
変調器と、第2エコー消去装置の出力する第2音声信号
b、又は、第2復調器の出力する第2混合音声信号a+
bを入力して、音声出力を行う音声発生装置と、 第1会
議室に対して別室に設けられ、ブロードバンドローカル
エリアネットワークに接続され、下り第1チャネルの信
号又は下り第2チャネルの信号を復調できる音声映像表
示装置とを有することを特徴とする。
の発明の構成は、第1会議室を発信源とする第1映像信
号及び第1音声信号を第1端末装置を介して第2端末装
置に送信し、第2会議室を発信源とする第2映像信号及
び第2音声信号を第2端末装置を介して第1端末装置に
送信することにより、第1、第2の地に設置された第1
会議室、第2会議室で、それぞれ、相手方会議室の様子
を映像及び音声で認識可能とした映像会議システムにお
いて、周波数分割多重伝送方式による複数の下りチャネ
ルと複数の上りチャネルとを用いて、信号を双方向に伝
送可能としたブロードバンドローカルエリアネットワー
ク(LAN)と、LANの下り第1チャネルの信号を復
調して得られる信号のうち第1映像信号Aを第1端末装
置の送信入力端に出力する第1復調器と、第1復調器に
より復調された第1混合音声信号a+bと、第1端末装
置の受信出力端から出力される第2音声信号bとを入力
し、第1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号b
と同一成分の信号を消去して第1音声信号aを生成し、
その第1音声信号aを第1端末装置の送信入力端に出力
する第1エコー消去装置と、第1エコー消去装置の出力
する第1音声信号aと、第1端末装置の受信出力端から
出力される第2音声信号bとを入力して、両信号を混合
する第2混合器と、第2混合器の出力する第2混合音声
信号a+bと、第1端末装置の受信出力端から出力され
る第2映像信号Bとを変調して、上り第2チャネルの信
号として、LANに出力する第2変調器と、LANに接
続され、下り第2チャネルの信号を復調して、第2映像
信号B及び第2混合音声信号a+bを出力する第2復調
器と、第2復調器の出力する第2映像信号Bに基づいて
映像を表示する映像表示装置と、第1会議室の音声を収
音して第1音声信号aに変換する収音装置と、第1会議
室の様子を撮像する撮像装置と第2復調器の出力する第
2混合音声信号a+bと、収音装置の出力する第1音声
信号aとを入力して、第2混合音声信号a+bのなかか
ら第1音声信号aと同一成分の信号を消去して第2音声
信号bを生成する第2エコー消去装置と、収音装置の出
力する第1音声信号aと第2エコー消去装置の出力する
第2音声信号bとを入力して、両信号を混合する第1混
合器と、第1混合器の出力する第1混合音声信号a+b
と、撮像装置の出力する第1映像信号Aとを入力して、
上り第1チャネルの信号として、LANに出力する第1
変調器と、第2エコー消去装置の出力する第2音声信号
b、又は、第2復調器の出力する第2混合音声信号a+
bを入力して、音声出力を行う音声発生装置と、 第1会
議室に対して別室に設けられ、ブロードバンドローカル
エリアネットワークに接続され、下り第1チャネルの信
号又は下り第2チャネルの信号を復調できる音声映像表
示装置とを有することを特徴とする。
【0006】又、他の発明は、上記発明に対して、さら
に、収音装置の出力する音声信号と、第2エコー消去装
置の出力する第2音声信号bとを入力し、収音装置の出
力する音声信号のなかから第2音声信号bと同一成分の
信号を消去して、第1音声信号aを生成し、その第1音
声信号を第2エコー消去装置に収音装置から出力される
第1音声信号として入力する第3エコー消去装置を有
し、第3エコー消去装置の出力する第1音声信号aと第
2エコー消去装置の出力する第2音声信号bとが混合器
により混合されることを特徴とする。
に、収音装置の出力する音声信号と、第2エコー消去装
置の出力する第2音声信号bとを入力し、収音装置の出
力する音声信号のなかから第2音声信号bと同一成分の
信号を消去して、第1音声信号aを生成し、その第1音
声信号を第2エコー消去装置に収音装置から出力される
第1音声信号として入力する第3エコー消去装置を有
し、第3エコー消去装置の出力する第1音声信号aと第
2エコー消去装置の出力する第2音声信号bとが混合器
により混合されることを特徴とする。
【0007】
【作用】映像会議システムの第1端末装置は、第1復調
器、第2変調器を介してLANに接続されている。即
ち、第1復調器はLANの下り第1チャンネルの信号を
復調して第1映像信号Aと第1混合音声信号a+bを得
る。第1映像信号Aは第1端末装置の送信入力端に入力
する。第1混合音声信号a+bと、第1端末装置の受信
出力端から出力される第2音声信号bは、第1エコー消
去装置に入力する。この第1エコー消去装置により、第
1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号bと同一
成分の信号が消去されて、第1音声信号aが生成され
る。この第1音声信号aは第1端末装置の送信入力端に
入力される。これにより、第1端末装置からは第1映像
信号Aと第1音声信号aとが第2端末装置に向けて送信
される。
器、第2変調器を介してLANに接続されている。即
ち、第1復調器はLANの下り第1チャンネルの信号を
復調して第1映像信号Aと第1混合音声信号a+bを得
る。第1映像信号Aは第1端末装置の送信入力端に入力
する。第1混合音声信号a+bと、第1端末装置の受信
出力端から出力される第2音声信号bは、第1エコー消
去装置に入力する。この第1エコー消去装置により、第
1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号bと同一
成分の信号が消去されて、第1音声信号aが生成され
る。この第1音声信号aは第1端末装置の送信入力端に
入力される。これにより、第1端末装置からは第1映像
信号Aと第1音声信号aとが第2端末装置に向けて送信
される。
【0008】又、第1エコー消去装置の出力する第1音
声信号aと第1端末装置の受信出力端から出力される第
2音声信号bは第2混合器に入力し、両信号が混合され
第2混合音声信号a+bが生成される。この第2混合音
声信号a+bと第1端末装置の受信出力端の出力する第
2映像信号Bとが第2変調器に入力し、LANの上り第
2チャネルの信号に変調されてLANに送出される。
声信号aと第1端末装置の受信出力端から出力される第
2音声信号bは第2混合器に入力し、両信号が混合され
第2混合音声信号a+bが生成される。この第2混合音
声信号a+bと第1端末装置の受信出力端の出力する第
2映像信号Bとが第2変調器に入力し、LANの上り第
2チャネルの信号に変調されてLANに送出される。
【0009】尚、第1映像信号Aは第1会議室を発信源
とする映像信号であり、第1音声信号aは第1会議室に
おける発言者の音声信号である。第2映像信号Bは第2
会議室を発信源とする映像信号であり、第2音声信号b
は第2会議室における発言者の音声信号である。
とする映像信号であり、第1音声信号aは第1会議室に
おける発言者の音声信号である。第2映像信号Bは第2
会議室を発信源とする映像信号であり、第2音声信号b
は第2会議室における発言者の音声信号である。
【0010】一方、第1会議室には、映像表示装置、音
声発生装置、収音装置、撮像装置、第2復調器、第1変
調器、第1混合器、第2エコー消去装置が配設されてい
る。第2復調器はLANの下り第2チャネルの信号を復
調して第2映像信号B、第2混合音声信号a+bを得
る。第2映像信号Bは映像表示装置に入力し、第2会議
室の様子が映像表示される。又、第2混合音声信号a+
bと、収音装置から得られた第1音声信号aは、第2エ
コー消去装置に入力する。第2エコー消去装置は、第2
混合音声信号a+bのなかから第1音声信号aと同一成
分の信号を消去して、第2音声信号bを生成する。第2
音声信号b又は第2混合音声信号a+bは、音声発生装
置に入力しその装置により音声出力される。即ち、第2
会議室の音声だけ、又は、第1会議室と第2会議室の混
合音声が出力される。
声発生装置、収音装置、撮像装置、第2復調器、第1変
調器、第1混合器、第2エコー消去装置が配設されてい
る。第2復調器はLANの下り第2チャネルの信号を復
調して第2映像信号B、第2混合音声信号a+bを得
る。第2映像信号Bは映像表示装置に入力し、第2会議
室の様子が映像表示される。又、第2混合音声信号a+
bと、収音装置から得られた第1音声信号aは、第2エ
コー消去装置に入力する。第2エコー消去装置は、第2
混合音声信号a+bのなかから第1音声信号aと同一成
分の信号を消去して、第2音声信号bを生成する。第2
音声信号b又は第2混合音声信号a+bは、音声発生装
置に入力しその装置により音声出力される。即ち、第2
会議室の音声だけ、又は、第1会議室と第2会議室の混
合音声が出力される。
【0011】第2エコー消去装置から出力された第2音
声信号bと、収音装置から得られた第1音声信号aは、
第1混合器で混合される。そして、第1混合器から出力
される第1混合音声信号a+bと、撮像装置から出力さ
れる第1映像信号Aとが、上り第1チャネルの信号に変
調されてLANに出力される。
声信号bと、収音装置から得られた第1音声信号aは、
第1混合器で混合される。そして、第1混合器から出力
される第1混合音声信号a+bと、撮像装置から出力さ
れる第1映像信号Aとが、上り第1チャネルの信号に変
調されてLANに出力される。
【0012】この結果、第1の地のLANの配設されて
いる別室I、II等では、第1チャネルをテレビジョン受
像機で受信すれば、第1の地における第1会議室の映像
Aを監視し、第1会議室の発言者及び第2の地における
第2会議室の発言者による混合音声a+bを傍聴するこ
とができる。又、第2チャネルをテレビジョン受像機で
受信すれば、第2の地の会議室の映像Bを監視し、同様
に両会議室の発言者の音声の混合された混合音声a+b
を傍聴することができる。
いる別室I、II等では、第1チャネルをテレビジョン受
像機で受信すれば、第1の地における第1会議室の映像
Aを監視し、第1会議室の発言者及び第2の地における
第2会議室の発言者による混合音声a+bを傍聴するこ
とができる。又、第2チャネルをテレビジョン受像機で
受信すれば、第2の地の会議室の映像Bを監視し、同様
に両会議室の発言者の音声の混合された混合音声a+b
を傍聴することができる。
【0013】又、収音装置の出力する音声信号と、第2
エコー消去装置の出力する第2音声信号bとを入力し、
収音装置の出力する音声信号のなかから第2音声信号b
と同一成分の信号を消去して、第1音声信号aを生成
し、その第1音声信号を第2エコー消去装置に収音装置
から出力される第1音声信号として入力する第3エコー
消去装置を設けた場合には、音声発生装置から出力され
る音声が収音装置に入力し、第2混合器により折り返さ
れ、又、音声発生装置から出力されることによって生じ
るハウリングエコーを防止することができる。
エコー消去装置の出力する第2音声信号bとを入力し、
収音装置の出力する音声信号のなかから第2音声信号b
と同一成分の信号を消去して、第1音声信号aを生成
し、その第1音声信号を第2エコー消去装置に収音装置
から出力される第1音声信号として入力する第3エコー
消去装置を設けた場合には、音声発生装置から出力され
る音声が収音装置に入力し、第2混合器により折り返さ
れ、又、音声発生装置から出力されることによって生じ
るハウリングエコーを防止することができる。
【0014】又、第3エコー消去装置によりエコー信号
の消去された純粋な第1音声信号a(第1会議室の発言
者だけの音声)が第2エコー消去装置に入力するので、
第2エコー消去装置は純粋な第2音声信号b(第2会議
室の発言者だけの音声)を正確に抽出することができ
る。又、第3エコー消去装置の出力する純粋な第1音声
信号aと第2エコー消去装置の出力する純粋な第2音声
信号bとが第1混合器により混合されるので、上り第1
チャネルの音声信号はエコー音の消去された純粋な第1
混合音声信号a+bとなる。
の消去された純粋な第1音声信号a(第1会議室の発言
者だけの音声)が第2エコー消去装置に入力するので、
第2エコー消去装置は純粋な第2音声信号b(第2会議
室の発言者だけの音声)を正確に抽出することができ
る。又、第3エコー消去装置の出力する純粋な第1音声
信号aと第2エコー消去装置の出力する純粋な第2音声
信号bとが第1混合器により混合されるので、上り第1
チャネルの音声信号はエコー音の消去された純粋な第1
混合音声信号a+bとなる。
【0015】この結果、第1エコー消去装置において、
純粋な第1音声信号aが分離できるので、その正確な第
1音声信号aを第2会議室に送信することができる。
又、第2混合器で混合される音声信号は、純粋な第1音
声信号aと第2音声信号bとの混合音声信号となるの
で、第2チャネルにおける音声信号もエコー音の消去さ
れた純粋な混合音声信号となる。よって、第1会議室、
第2会議室、別室において、明快な音声を聞き取ること
ができる。
純粋な第1音声信号aが分離できるので、その正確な第
1音声信号aを第2会議室に送信することができる。
又、第2混合器で混合される音声信号は、純粋な第1音
声信号aと第2音声信号bとの混合音声信号となるの
で、第2チャネルにおける音声信号もエコー音の消去さ
れた純粋な混合音声信号となる。よって、第1会議室、
第2会議室、別室において、明快な音声を聞き取ること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、第2チャネルの信号を復調し
て得られる第2混合音声信号a+bから収音装置の出力
する第1音声信号aを消去して得られる第2音声信号b
と、収音装置の出力する第1音声信号aとを混合して第
1混合音声信号として第1映像信号Aと共に変調して第
1チャネルに送出し、第1チャネルの信号を復調して得
られる第1混合音声信号a+bから第1端末装置の受信
した第2音声信号bを消去して第1音声信号aを生成
し、第1音声信号aと復調して得られた第1映像信号A
を第1端末装置を介して第2の地に送信し、分離抽出さ
れた第1音声信号aと受信された第2音声信号bとを混
合して第2混合音声信号a+bとして受信された第2映
像信号Bと共に変調して第2チャネルの信号としてLA
Nに送出するようにしたシステムである。
て得られる第2混合音声信号a+bから収音装置の出力
する第1音声信号aを消去して得られる第2音声信号b
と、収音装置の出力する第1音声信号aとを混合して第
1混合音声信号として第1映像信号Aと共に変調して第
1チャネルに送出し、第1チャネルの信号を復調して得
られる第1混合音声信号a+bから第1端末装置の受信
した第2音声信号bを消去して第1音声信号aを生成
し、第1音声信号aと復調して得られた第1映像信号A
を第1端末装置を介して第2の地に送信し、分離抽出さ
れた第1音声信号aと受信された第2音声信号bとを混
合して第2混合音声信号a+bとして受信された第2映
像信号Bと共に変調して第2チャネルの信号としてLA
Nに送出するようにしたシステムである。
【0017】従って、映像会議システムの端末装置と、
映像会議室とはLANにより接続されているので、別の
場所とすることができる。即ち、映像会議室を、固定さ
れた端末装置の設置場所とは別に、LANの配設されて
いる例えばビル内の任意の部屋に移動、変更することが
容易となる。又、LANの配設されている例えばビル内
の他の部屋において、第1チャネルを受信することによ
り、第1会議室の映像Aを監視し、第1会議室及び第2
会議室の発言者の混合音声を傍聴することができる。
又、第2チャネルを受信することにより、第2会議室の
映像Bを監視し、第1会議室及び第2会議室の発言者の
混合音声を傍聴することができる。よって、音声はいず
れのチャネルでも双方の地の会議室の発言者の音声を同
時に聞くことができる。
映像会議室とはLANにより接続されているので、別の
場所とすることができる。即ち、映像会議室を、固定さ
れた端末装置の設置場所とは別に、LANの配設されて
いる例えばビル内の任意の部屋に移動、変更することが
容易となる。又、LANの配設されている例えばビル内
の他の部屋において、第1チャネルを受信することによ
り、第1会議室の映像Aを監視し、第1会議室及び第2
会議室の発言者の混合音声を傍聴することができる。
又、第2チャネルを受信することにより、第2会議室の
映像Bを監視し、第1会議室及び第2会議室の発言者の
混合音声を傍聴することができる。よって、音声はいず
れのチャネルでも双方の地の会議室の発言者の音声を同
時に聞くことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的な一実施例に基づいて
説明する。第1実施例 図1は、第1の地における映像会議システムの構成を示
したブロック図である。このシステムの配設されたビル
内には、ローカルエリアネットワーク(以下、「LA
N」という。)2が配設されている。このLAN2は周
波数分割多重伝送方式による伝送路であり、ヘッドエン
ド1へ情報を伝達するための低群帯域の複数の上りチャ
ネルとヘッドエンド1から端末側に情報を伝達するため
の高群帯域の複数の下りチャネルとを有している。ヘッ
ドエンド1は、上りチャネルの信号を下りチャネルの信
号に変換する周波数変換機能を有している。
説明する。第1実施例 図1は、第1の地における映像会議システムの構成を示
したブロック図である。このシステムの配設されたビル
内には、ローカルエリアネットワーク(以下、「LA
N」という。)2が配設されている。このLAN2は周
波数分割多重伝送方式による伝送路であり、ヘッドエン
ド1へ情報を伝達するための低群帯域の複数の上りチャ
ネルとヘッドエンド1から端末側に情報を伝達するため
の高群帯域の複数の下りチャネルとを有している。ヘッ
ドエンド1は、上りチャネルの信号を下りチャネルの信
号に変換する周波数変換機能を有している。
【0019】このLAN2の配設されたビルの一つの固
定箇所に端末装置設置室10が設けられている。端末装
置設置室10には、LAN2の下り第1チャネルの信号
を復調する復調器12(第1復調器)が設けられてお
り、その復調器12により第1映像信号A及び第1混合
音声信号a+bが得られる。第1映像信号Aは、TV会
議端末装置11(第1端末装置)の映像及び音声の送信
入力端に入力している。TV会議端末装置11は、IS
DN回線3により第2の地に設置された第2会議室に設
けられた同一構成のTV会議端末装置(第2端末装置)
と接続されている。このTV会議端末装置11の受信出
力端からは、第2会議室からの第2映像信号B及び第2
音声信号bが出力される。
定箇所に端末装置設置室10が設けられている。端末装
置設置室10には、LAN2の下り第1チャネルの信号
を復調する復調器12(第1復調器)が設けられてお
り、その復調器12により第1映像信号A及び第1混合
音声信号a+bが得られる。第1映像信号Aは、TV会
議端末装置11(第1端末装置)の映像及び音声の送信
入力端に入力している。TV会議端末装置11は、IS
DN回線3により第2の地に設置された第2会議室に設
けられた同一構成のTV会議端末装置(第2端末装置)
と接続されている。このTV会議端末装置11の受信出
力端からは、第2会議室からの第2映像信号B及び第2
音声信号bが出力される。
【0020】復調器12により得られた第1混合音声信
号a+bは、エコー消去器15(第1エコー消去装置)
の入力端(IN)に入力し、参照端(ref)にTV会
議端末装置11の受信出力端から出力された第2音声信
号bが入力している。そして、エコー消去器15は、第
1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号bと同一
成分の信号が消去されて、第1音声信号aが生成され
る。この第1音声信号aは第1会議室の発言者の発言音
声として第1映像信号Aと共にTV会議端末装置11を
介して第2の地に送信される。
号a+bは、エコー消去器15(第1エコー消去装置)
の入力端(IN)に入力し、参照端(ref)にTV会
議端末装置11の受信出力端から出力された第2音声信
号bが入力している。そして、エコー消去器15は、第
1混合音声信号a+bのなかから第2音声信号bと同一
成分の信号が消去されて、第1音声信号aが生成され
る。この第1音声信号aは第1会議室の発言者の発言音
声として第1映像信号Aと共にTV会議端末装置11を
介して第2の地に送信される。
【0021】又、エコー消去器15の出力する第1音声
信号aとTV会議端末装置11の受信出力端から出力さ
れる第2音声信号bは、混合器14(第2混合器)によ
り混合されて、第2混合音声信号a+bが生成される。
第2混合音声信号a+bと第2映像信号Bは変調器13
(第2変調器)により変調され、上り第2チャネルの信
号としてLAN2に送出される。
信号aとTV会議端末装置11の受信出力端から出力さ
れる第2音声信号bは、混合器14(第2混合器)によ
り混合されて、第2混合音声信号a+bが生成される。
第2混合音声信号a+bと第2映像信号Bは変調器13
(第2変調器)により変調され、上り第2チャネルの信
号としてLAN2に送出される。
【0022】一方、端末装置設置室10とは別の室の映
像会議室(第1会議室)30には、LAN2から下り第
2チャネルの信号を復調する復調器(第2復調器)31
と、映像会議室30内の映像及び音声を第1チャネルの
信号に変調してLAN2に出力する変調器(第1変調
器)34と、エコー消去器(第2エコー消去装置)38
と、混合器(第1混合器)37が設置されている。復調
器31により復調された映像信号BはTV受像器32に
出力され、第2の地の会議室の映像が表示される。
像会議室(第1会議室)30には、LAN2から下り第
2チャネルの信号を復調する復調器(第2復調器)31
と、映像会議室30内の映像及び音声を第1チャネルの
信号に変調してLAN2に出力する変調器(第1変調
器)34と、エコー消去器(第2エコー消去装置)38
と、混合器(第1混合器)37が設置されている。復調
器31により復調された映像信号BはTV受像器32に
出力され、第2の地の会議室の映像が表示される。
【0023】また、復調器31により復調された第2混
合音声信号a+bは、エコー消去器38の入力端(I
N)に入力し、マイクロホン36により収音されて得ら
れた第1音声信号aはエコー消去器38の参照端(re
f)に入力している。そして、エコー消去器38におい
て、第2混合音声信号a+bのなかから第1音声信号a
と同一成分の信号が消去されて、第2音声信号bが出力
端(OT)から出力される。スピーカ33はこの第2音
声信号bを入力しており、スピーカ33から第2会議室
の発言者の音声bが出力される。
合音声信号a+bは、エコー消去器38の入力端(I
N)に入力し、マイクロホン36により収音されて得ら
れた第1音声信号aはエコー消去器38の参照端(re
f)に入力している。そして、エコー消去器38におい
て、第2混合音声信号a+bのなかから第1音声信号a
と同一成分の信号が消去されて、第2音声信号bが出力
端(OT)から出力される。スピーカ33はこの第2音
声信号bを入力しており、スピーカ33から第2会議室
の発言者の音声bが出力される。
【0024】一方、エコー消去器38で得られた第2音
声信号bとマイクロホン36の出力する第1音声信号a
(エコー消去器38の参照端(ref)から出力される
信号と同一)とは、混合器37に入力し、その混合器3
7により両信号は混合されて第1混合音声信号a+bが
出力される。第1混合音声信号a+bは、TVカメラ3
5により撮像されて得られた映像信号Aと共に変調器3
4に入力し、その変調器34で、上り第1チャネルの信
号A/a+bに変調されLAN2に出力される。
声信号bとマイクロホン36の出力する第1音声信号a
(エコー消去器38の参照端(ref)から出力される
信号と同一)とは、混合器37に入力し、その混合器3
7により両信号は混合されて第1混合音声信号a+bが
出力される。第1混合音声信号a+bは、TVカメラ3
5により撮像されて得られた映像信号Aと共に変調器3
4に入力し、その変調器34で、上り第1チャネルの信
号A/a+bに変調されLAN2に出力される。
【0025】一次的には、LAN2の第1チャネルは、
第1の地の映像会議室30における映像信号Aと音声信
号aを伝送するチャネルである。また、第2チャネル
は、第2の地の会議室の映像信号B及び音声信号bを伝
送するチャネルである。
第1の地の映像会議室30における映像信号Aと音声信
号aを伝送するチャネルである。また、第2チャネル
は、第2の地の会議室の映像信号B及び音声信号bを伝
送するチャネルである。
【0026】しかし、復調器31で第2チャネルの信号
を復調して得られる第2混合音声信号a+bのうち、第
2音声信号bが原始信号であり、第1音声信号aは映像
会議室30における発言者の音声の混合器14により返
送されるエコー信号である。エコー消去器38により原
始信号の第2音声信号bだけが抽出され、マイクロホン
36で生成された原始信号の第1音声信号aとが混合器
37で混合されて、変調器34により第1チャネルの信
号として出力される。よって、第1チャネルは原始信号
の第1音声信号aと原始信号の第2音声信号bの混合で
ある第1混合音声信号a+bが伝送することになる。
を復調して得られる第2混合音声信号a+bのうち、第
2音声信号bが原始信号であり、第1音声信号aは映像
会議室30における発言者の音声の混合器14により返
送されるエコー信号である。エコー消去器38により原
始信号の第2音声信号bだけが抽出され、マイクロホン
36で生成された原始信号の第1音声信号aとが混合器
37で混合されて、変調器34により第1チャネルの信
号として出力される。よって、第1チャネルは原始信号
の第1音声信号aと原始信号の第2音声信号bの混合で
ある第1混合音声信号a+bが伝送することになる。
【0027】同様に、復調器12で第1チャネルの信号
を復調して得られる第1混合音声信号a+bのうち、第
1音声信号aが原始信号であり、第2音声信号bは第2
会議室における発言者の音声の混合器37により返送さ
れるエコー信号である。エコー消去器15により原始信
号の第1音声信号aだけが抽出され、TV会議端末装置
11で受信された原始信号の第2音声信号bとが混合器
14で混合されて、変調器13により第2チャネルの信
号として出力される。よって、第2チャネルは原始信号
の第1音声信号aと原始信号の第2音声信号bの混合で
ある第2混合音声信号a+bが伝送することになる。
を復調して得られる第1混合音声信号a+bのうち、第
1音声信号aが原始信号であり、第2音声信号bは第2
会議室における発言者の音声の混合器37により返送さ
れるエコー信号である。エコー消去器15により原始信
号の第1音声信号aだけが抽出され、TV会議端末装置
11で受信された原始信号の第2音声信号bとが混合器
14で混合されて、変調器13により第2チャネルの信
号として出力される。よって、第2チャネルは原始信号
の第1音声信号aと原始信号の第2音声信号bの混合で
ある第2混合音声信号a+bが伝送することになる。
【0028】よって、LAN2に接続されている別室4
0,50に設置された音声映像表示装置であるTV受像
器41,51において、第1チャネルを受信すれば、映
像会議室30の映像Aを監視できると共に、第1の地の
会議室30の音声aと第2の地の会議室の音声bとの混
合音とを傍聴できる。また、第2チャネルを受信すれ
ば、第2の地の会議室の映像Bを監視できると共に、第
1の地の会議室30の音声aと第2の地の会議室の音声
bとの混合音とを傍聴できる。
0,50に設置された音声映像表示装置であるTV受像
器41,51において、第1チャネルを受信すれば、映
像会議室30の映像Aを監視できると共に、第1の地の
会議室30の音声aと第2の地の会議室の音声bとの混
合音とを傍聴できる。また、第2チャネルを受信すれ
ば、第2の地の会議室の映像Bを監視できると共に、第
1の地の会議室30の音声aと第2の地の会議室の音声
bとの混合音とを傍聴できる。
【0029】このように、本実施例では、映像会議室3
0における復調器31,変調器34をLAN2に接続す
ると共に、TV会議端末装置11を復調器12,及び変
調器13を介してLAN2に接続しているため、端末装
置設置室10が固定されて移動不可能であったとして
も、映像会議室30はLAN2が敷設されている任意の
室に移動することが容易となる。
0における復調器31,変調器34をLAN2に接続す
ると共に、TV会議端末装置11を復調器12,及び変
調器13を介してLAN2に接続しているため、端末装
置設置室10が固定されて移動不可能であったとして
も、映像会議室30はLAN2が敷設されている任意の
室に移動することが容易となる。
【0030】第2実施例 図2は第2実施例にかかるシステムの構成を示してい
る。第1実施例と同じ機能を有する装置については、同
じ番号が付されている。本実施例では、映像会議室30
において、スピーカ33から出力された音声b` がマイ
クロホン36に入力して、その結果、混合器14を介し
て第2チャネルに送出されて、その第2チャネルの信号
がスピーカ33から出力されることによる回り込みハウ
リングを防止するためにエコー消去器39(第3エコー
消去装置)が設けられている。
る。第1実施例と同じ機能を有する装置については、同
じ番号が付されている。本実施例では、映像会議室30
において、スピーカ33から出力された音声b` がマイ
クロホン36に入力して、その結果、混合器14を介し
て第2チャネルに送出されて、その第2チャネルの信号
がスピーカ33から出力されることによる回り込みハウ
リングを防止するためにエコー消去器39(第3エコー
消去装置)が設けられている。
【0031】即ち、エコー消去器38の出力端(OT)
から出力される第2音声信号bをエコー消去器39の参
照端(ref)に入力させ、マイクロホン36から出力
される第1音声信号aをエコー消去器39の入力端(I
N)に入力させ、エコー消去器39の出力端(OT)か
ら出力される第1音声信号aをエコー消去器38の参照
端(ref)に入力させる構成をとっている。マイクロ
ホン36から出力される音声信号は正確には第1音声信
号aとスピーカ33の出力する音声の回り込み信号b
‘との混合信号となる。しかし、この混合信号a+b
‘から、エコー消去器39により第2音声信号bに基づ
いて生成される疑似エコー信号b‘が消去されて、結
局、エコー消去器39によりスピーカ33からの回り込
みのない純粋な第1音声信号aのみを得ることができ
る。
から出力される第2音声信号bをエコー消去器39の参
照端(ref)に入力させ、マイクロホン36から出力
される第1音声信号aをエコー消去器39の入力端(I
N)に入力させ、エコー消去器39の出力端(OT)か
ら出力される第1音声信号aをエコー消去器38の参照
端(ref)に入力させる構成をとっている。マイクロ
ホン36から出力される音声信号は正確には第1音声信
号aとスピーカ33の出力する音声の回り込み信号b
‘との混合信号となる。しかし、この混合信号a+b
‘から、エコー消去器39により第2音声信号bに基づ
いて生成される疑似エコー信号b‘が消去されて、結
局、エコー消去器39によりスピーカ33からの回り込
みのない純粋な第1音声信号aのみを得ることができ
る。
【0032】このエコーのない第1音声信号aがエコー
消去器38の参照端(ref)に入力しているので、第
2混合音声信号a+bから第2音声信号bのみを正確に
分離することが可能となる。又、エコーのない第1音声
信号aと純粋な第2音声信号bとが混合器37により混
合される結果、エコー消去器15により純粋な第1音声
信号aの分離と、さらに、混合器14によるエコーのな
い第1及び第2の音声信号a,bの混合が可能となる。
消去器38の参照端(ref)に入力しているので、第
2混合音声信号a+bから第2音声信号bのみを正確に
分離することが可能となる。又、エコーのない第1音声
信号aと純粋な第2音声信号bとが混合器37により混
合される結果、エコー消去器15により純粋な第1音声
信号aの分離と、さらに、混合器14によるエコーのな
い第1及び第2の音声信号a,bの混合が可能となる。
【図1】第1実施例に係る映像会議システムの構成を示
したブロック図。
したブロック図。
【図2】第2実施例に係る映像会議システムの構成を示
したブロック図。
したブロック図。
1…ヘッドエンド 2…LAN 10…端末装置設置室 12…復調器(第1復調器) 13…変調器(第2変調器) 14…混合器(第2混合
器) 15…エコー消去器(第1エコー消去装置) 30…映像会議室(第1会議室) 31…復調器(第2
復調器) 34…変調器(第1変調器) 37…混合器(第1混合
器) 38…エコー消去器(第2エコー消去装置) 39…エコー消去器(第3エコー消去装置)
器) 15…エコー消去器(第1エコー消去装置) 30…映像会議室(第1会議室) 31…復調器(第2
復調器) 34…変調器(第1変調器) 37…混合器(第1混合
器) 38…エコー消去器(第2エコー消去装置) 39…エコー消去器(第3エコー消去装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000004226 日本電信電話株式会社 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 (72)発明者 水野 信三 東京都港区芝5丁目37番8号 日比谷総 合設備株式会社内 (72)発明者 阿部 富五郎 愛知県名古屋市中区千代田2丁目24番18 号 愛知電子株式会社内 (72)発明者 加納 義典 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目20番6 号 株式会社キャスト内 (72)発明者 鈴木 邦夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の地に設置された第1端末装置と第
2の地に設置された第2端末装置とを双方向伝送路で接
続し、第1の地に設置された第1会議室を発信源とする
第1映像信号及び第1音声信号を第1端末装置を介して
第2端末装置に送信し、他方、第2の地に設置された第
2会議室を発信源とする第2映像信号及び第2音声信号
を第2端末装置を介して第1端末装置に送信することに
より、第1、第2の地に設置された第1会議室、第2会
議室で、それぞれ、相手方会議室の様子を映像及び音声
で認識可能とした映像会議システムにおいて、 少なくとも、第1の地において形成された、周波数分割
多重伝送方式であって、ヘッドエンドから端末に向けて
信号が伝送される複数の下りチャネルと、端末からヘッ
ドエンドに向けて信号が伝送される複数の上りチャネル
とを用いて、信号を双方向に伝送可能としたブロードバ
ンドローカルエリアネットワークと、 前記ローカルエリアネットワークの下り第1チャネルの
信号を復調して得られる信号のうち前記第1映像信号を
前記第1端末装置の送信入力端に出力する第1復調器
と、 前記第1復調器により復調された前記第1音声信号と前
記第2音声信号とが混合した第1混合音声信号と、前記
第1端末装置の受信出力端から出力される前記第2音声
信号とを入力し、前記第1混合音声信号のなかから前記
第2音声信号と同一成分の信号を消去して前記第1音声
信号を生成し、その第1音声信号を前記第1端末装置の
送信入力端に出力する第1エコー消去装置と、 前記第1エコー消去装置の出力する前記第1音声信号
と、前記第1端末装置の受信出力端から出力される前記
第2音声信号とを入力して、両信号を混合する第2混合
器と、 前記第2混合器の出力する第2混合音声信号と、前記第
1端末装置の受信出力端から出力される前記第2映像信
号とを変調して、上り第2チャネルの信号として、前記
ローカルエリアネットワークに出力する第2変調器と、 前記ローカルエリアネットワークに接続され、下り第2
チャネルの信号を復調して、第2映像信号及び前記第2
混合音声信号を出力する第2復調器と、 前記第2復調器の出力する前記第2映像信号に基づいて
映像を表示する映像表示装置と、 前記第1会議室の音声を収音して前記第1音声信号に変
換する収音装置と、 前記第1会議室の様子を撮像する撮像装置と前記第2復
調器の出力する前記第2混合音声信号と、前記収音装置
の出力する前記第1音声信号とを入力して、前記第2混
合音声信号のなかから前記第1音声信号と同一成分の信
号を消去して前記第2音声信号を生成する第2エコー消
去装置と、 前記収音装置の出力する前記第1音声信号と前記第2エ
コー消去装置の出力する前記第2音声信号とを入力し
て、両信号を混合する第1混合器と、 前記第1混合器の出力する第1混合音声信号と、前記撮
像装置の出力する第1映像信号とを入力して、上り第1
チャネルの信号として、前記ローカルエリアネットワー
クに出力する第1変調器と、 前記第2エコー消去装置の出力する前記第2音声信号、
又は、前記第2復調器の出力する前記第2混合音声信号
を入力して、音声出力を行う音声発生装置と、 前記第1会議室に対して別室に設けられ、前記ブロード
バンドローカルエリアネットワークに接続され、前記下
り第1チャネルの信号又は前記下り第2チャネルの信号
を復調できる音声映像表示装置と を有することを特徴と
する映像会議システム。 - 【請求項2】 さらに、前記収音装置の出力する音声信
号と、前記第2エコー消去装置の出力する前記第2音声
信号とを入力し、前記収音装置の出力する音声信号のな
かから前記第2音声信号と同一成分の信号を消去して、
前記第1音声信号を生成し、その第1音声信号を前記第
2エコー消去装置に前記収音装置から出力される前記第
1音声信号として入力する第3エコー消去装置を有し、 第3エコー消去装置の出力する前記第1音声信号と前記
第2エコー消去装置の出力する前記第2音声信号とが前
記第1混合器により混合されることを特徴とする請求項
1に記載の映像会議システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146402A JP2700514B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 映像会議システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146402A JP2700514B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 映像会議システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0698318A JPH0698318A (ja) | 1994-04-08 |
JP2700514B2 true JP2700514B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=15406895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146402A Expired - Fee Related JP2700514B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 映像会議システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700514B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002078338A1 (en) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Polycom, Inc. | High resolution graphics side channel in video conference |
JP2002344916A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-11-29 | Takahisa Inoue | フォーカスグループインタビュー実行システム及びその実行方法及びフォーカスグループインタビュー実行プログラム |
EP2525533B1 (en) * | 2011-05-16 | 2014-02-26 | Alcatel Lucent | Method and apparatus for providing bidirectional communication between segments of a home network |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4146402A patent/JP2700514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0698318A (ja) | 1994-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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