JP2700237B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の迅速処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の迅速処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関し、詳しくは迅速処理が可能であり、未露光部の汚
染が防止されたハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理
方法に関する。 [発明の背景] 近年、当業界においては、公害上の問題がなく、迅速
処理できるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
が望まれている。 即ち、ハロゲン化銀カラー写真感光材料は各ラボラト
リーに設けられた自動現像機にてランニング処理するこ
とが行われているが、ユーザーに対するサービス向上の
一環として、現像受付日のその日の内に現像処理してユ
ーザーに返還することが要求され、近時では、受付から
数時間で返還することさえも要求されるようになり、ま
すます迅速処理可能な技術の開発が急がれている。 また、いわゆるミニラボブームに象徴されるように、
巷においてハロゲン化銀写真感光材料の現像処理が行わ
れるようになったため、無公害性の要請も強い。 ハロゲン化銀カラー写真感光材料では、発色現像の
後、生成した銀画像を漂白(酸化)し、かつ定着する工
程が設けられるが、近年、前記処理の迅速化の点から、
漂白と定着を同一の浴で行う漂白定着処理が有利に用い
られるようになった。 そして画像銀を漂白するための酸化剤として、赤血
塩、重クロム酸塩等の無機の酸化剤が広く用いられてい
るがこれらの無機の酸化剤を含有する漂白能を有する処
理液には、いくつかの重大な欠点が指摘された。例えば
赤血塩及び重クロム酸塩は画像銀の漂白力という点では
比較的すぐれているが、光により分解して人体に有害な
シアンイオンや六価のクロムイオンを生成する虞れがあ
り、公害防止上好ましくない性質を有している。そこ
で、公害上の問題も少なく、処理の迅速化の要請にかな
うものとして、アミノポリカルボン酸金属錯塩等の有機
酸の金属錯塩を酸化剤として漂白定着液が使用されるよ
うになってきた。 一方、迅速処理の要請の下、露光されたハロゲン化銀
カラー写真感光材料を芳香族第1級アミン系発色現像主
薬を使って現像を行う場合に発色現像促進剤を使用する
技術があり、例えば、このような発色現像促進剤として
は、米国特許2,950,970号、同2,515,147号、同2,496,90
3号、同4,038,075号、同4,119,462号、英国特許1,430,9
98号、同1,455,413号、特開昭53−51831号、同55−6245
0号、同55−62451号、同55−62452号、同55−62453号、
同51−12422号、同55−62453号、特公昭51−12422号、
同55−49728号等に記載された化合物がある。そして、
これらの中、ハロゲン化銀カラー写真感光材料における
いわゆるペーパー感材については、発色現像主薬と画像
形成カプラーとの反応促進性に優れた効果を発揮するベ
ンジルアルコールが最も多用されている。しかし、かか
るベンジルアルコールを代表例とする貧溶解性の有機溶
媒(log Pが0.4以上の溶媒)については次のような欠点
がみられる。 即ち、発色現像液の長期間に亘る使用によって、特に
低補充方式におけるランニング処理においてタールが発
生し易く、かかるタールの発生は、被処理ペーパー感材
への付着によって、その商品価値を著しく損なうという
重大な故障を招くことすらある。 また貧浴解性の有機溶媒は溶解水に対する溶解性が悪
いため、発色現像自身の調製に攪拌器具を要する等の面
倒さがある。 更に、貧溶解性の有機溶媒は、前記公害上の問題をも
抱えている。即ち、生物化学的酸素要求量(BOD)等の
公害負荷値が大であり、下水道ないし河川等に廃棄する
ことは不可であり、その廃液処理には、多大の労力と費
用を必要とする。 近時における迅速処理の要請に応じて、発色現像処理
は、ますます高温(33℃以上)化され、かつ廃液の処理
容易性から発色現像液の低補充化が要請されたことによ
って、前記欠点ないし不都合はますます顕著に現われる
ようになってきている。 そこで本発明者等は、前記諸欠点のみられるベンジル
アルコールの如き貧溶解性の有機溶媒を用いず除去する
ことを試みた。 即ち、貧溶解性の有機溶媒を用いない発色現像液と、
酸化剤として有機酸第2鉄錯塩を用いた漂白定着液とに
よって、ハロゲン化銀カラー写真感光材料を迅速処理す
ることを試みた。 しかし、かかる処理では、処理されたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料がいわゆるペーパー感材である場合、
未露光部の色素汚染が生じることが判明した。 その理由は必ずしも明らかではないが、1つは、貧溶
解性の有機溶媒の除去によって、現像処理済みのハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料中に感光色素や染料あるいは
カプラーの発色ステイン等が残存することとなり、これ
が未露光部の汚染原因になっているものと考えられる。
また、別には、漂白定着液中にハロゲン化銀カラー写真
感光材料に付着して持ち込まれる発色現像主薬が酸化さ
れ、疲労液の場合、還元力を有するチオ硫酸塩が多量に
共存し、その還元力のためハロゲン化銀の現像性が生じ
てしまい、未露光部の汚染の生じるものと考えられる。 漂白定着浴は、酸化剤である漂白剤と、還元力を有す
るチオ硫酸塩等の定着剤や亜硫酸塩等の保恒剤が同一浴
に存在するために、漂白定着浴に漂白剤として前記有機
酸第2鉄錯塩、例えばエチレンジアミン4酢酸鉄(II
I)錯塩のようなアミノポリカルボン酸の鉄(III)錯塩
を使用し、迅速処理する場合、特に漂白定着を60秒以内
に行う場合に、前記未露光部の汚染の問題が顕著に生じ
ることが判った。 また、近年、感光材料の現像処理を自動的に且つ連続
的に行うフォトフィニッシャーにおいて、環境保全と水
資源の問題が重要視しされており、定着又は漂白定着処
理に続く水洗工程において使用される多量の水洗水を低
減又はゼロにすることが望まれている。このため定着又
は漂白定着の処理の後、水洗を行わない直接安定化処理
する技術が提案されている。例えば特開昭57−8524号、
同57−132146号、同57−14834号、同58−18631号各公報
にはイソチアゾリン誘導体、ベンツイソチアゾリン誘導
体、ポリカルボン酸、可溶性鉄錯塩、有機ホスホン酸を
含有する水洗代替安定液で処理する技術が記載されてい
る。これら各公報で知られる漂白定着に続く水洗工程を
水洗代替安定液で処理する技術を使用した場合について
も前記汚染を大きくすることが判った。 更に、現像性を高め、迅速性を上げるために発色現像
液のpHを高くすることが好ましいことを見い出したが、
前記汚染が大きくなることが判った。 [発明の目的] そこで、本発明は、迅速現像処理が可能であって、未
露光部の汚染が防止できるハロゲン化銀カラー写真感光
材料の処理方法を提供することを目的とする。 [発明の構成および作用] 上記目的を達成する本発明のハロゲン化銀カラー写真
感光材料の処理方法は、感光性乳剤層中に含有されるハ
ロゲン化銀が実質的に塩臭化銀であるハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の像様露光後、少なくとも発色現像工
程、漂白定着工程及び水洗代替安定化工程により処理す
るハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法におい
て、 前記発色現像工程に用いられる発色現像液は、ベン
ゼン環上、及び/又はアミノ基に少なくとも1つのアル
キルスルホンアミドアルキル基を有するp−フェニレン
ジアミン系発色現像主薬を少なくとも一種含有してお
り、 前記発色現像液中に下記式[A]で表される容量比
の範囲で溶媒を含有し、 式[A] 前記漂白定着工程に用いられる漂白定着液は、有機
酸第2鉄錯塩及びチオ硫酸塩を主成分とし、 前記漂白定着液は後述する一般式[I]〜[VIII]
で表される化合物を少なくとも一種含有しており、 前記水洗代替安定化工程に用いられる水洗代替安定
液の補充量は、感光材料1m2当り500ml以下であることを
特徴とする。 即ち、本発明者等は、貧溶解性有機溶媒を除去した発
色現像液および有機酸第2鉄錯塩を酸化剤とする漂白定
着液による、塩臭化銀乳剤を含むハロゲン化銀カラー写
真感光材料の現像処理において、特定の発色現像主薬を
用いると共に、特定の漂白促進剤を使用することによっ
て前記目的を達成できるという驚くべき事実を見出し、
本発明に至ったものである。 本発明の好ましい実施態様は、前記発色現像液は、
pHが10.3以上であること、前記式[A]の容量比が0
〜0.001であること、前記漂白定着液は、pHが5〜9
の範囲であること、である。 以下、本発明について詳述する。 本明細書において、「実質的に塩臭化銀乳剤」とは、
塩臭化銀の他に微量の沃化銀を含んでもよいことであ
り、例えば0.3モル%以下、より好ましくは0.1モル以下
の沃化銀を含有してもよいことを意味する。しかしなが
ら本発明では沃化銀を含まない塩臭化銀乳剤が最も好ま
しい。 本発明によって処理されるハロゲン化銀カラー写真感
光材料の感光性乳剤層は、少なくともその1層が実質的
に塩臭化銀乳剤から成ればよいが、感光性乳剤層の全て
が塩臭化銀乳剤から成ることが好ましい。 特に、本発明の赤感性ハロゲン化銀乳剤層に含まれる
ハロゲン化銀は、実質的に塩臭化銀であることが好まし
い。本発明において臭化銀含有率は5〜95モル%が好ま
しく、本発明の目的の効果の点から、10〜85モル%、と
りけ20〜60モル%が好ましく、とりわけ特に30〜55モル
%が好ましい。 本発明における赤感性ハロゲン化銀乳剤層は2層以上
からなっていてもよい。そして本発明において臭化銀含
有率とは、全赤感性ハロゲン化銀乳剤層の層に含まれる
全ハロゲン化銀中に占める各層の全臭化銀の含有率をい
う。臭化銀含有率が95モル%を越えると処理安定性が悪
くなり、シアンのかぶりが生じるし、画質の低下を引起
こす。一方、臭化銀含有率は5モル%を下回ると処理安
定性が著しく劣化する。 なお青感性及び緑感性ハロゲン化銀乳剤層に含まれる
ハロゲン化銀の組成は、臭素化銀、塩臭化銀、塩沃臭化
銀のいずれでもよく、それらの混合物であってもよい
が、好ましくは、臭化銀含有律が30〜95モル%の実質的
な塩臭化銀からなることである。なおまた、本発明にお
ける青感性及び緑感性ハロゲン化銀乳剤層は2層以上か
らなっていてもよい。 本発明の発色現像液に用いられる発色現像主薬は、ベ
ンゼン環上、及び/又はアミノ基に少なくとも1つのア
ルキルスルホンアミドアルキル基を有するp−フェニレ
ンジアミン系発色現像主薬であり、具体的には下記のも
のが包含される。 [具体例] 上記本発明のp−フェレンジアミン系発色現像主薬
は、一般に発色現像液1について1.5×10-2モル以上
の濃度で使用することが好ましく、特に1.5×10-2〜15
×10-2モルで用いることが好ましい。 尚、前記本発明のp−フェニレンジアミン誘導体は有
機酸及び無機酸の塩として用いることができ、例えば塩
酸塩、硫酸塩、燐酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、亜
鉛酸塩、シュウ酸塩、ベンゼルジスルホン酸塩等を用い
ることができる。 本発明の発色現像液のpHは10.3以上で使用することが
好ましく、更に10.50以上、特に10.75以上で用いること
が好ましい。尚、上限は写真乳剤のかぶり性と関係する
が、pH13以下で使用されることが好ましく、より好まし
くはpH10.8〜11.5の範囲内で使用される。 発色現像液のpH調製に用いるアルカリ剤としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メタ硼酸ナトリウ
ム、硼砂、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。 以下、本発明の漂白添加剤について説明する。 〔上記一般式中、QはN原子を1個以上含むヘテロ環
(5〜6員の不飽和環が少なくとも1つこれに縮合して
いるものも含む)を形成するに必要な原子群を表し、A
又はn1価のヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が少なく
とも1つこれに縮合しているものも含む)を表し、Bは
炭素数1〜6個のアルキレン基を表し、Mは2価の金属
原子を表し、X及びX″は=S,=O又は=NR″を表し、
R″は水素原子、炭素原子数1〜6個のアルキル基、シ
クロアルキル基、アリール基、ヘテロ環残基(5〜6員
の不飽和環が少なくとも1つこれに縮合しているものも
含む)またはアミノ基を表し、YはN−またはCH−
を表し、Zは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウ
ム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基又はを表し、Z′はZまたはアルキル基を表し、R1は水素原
子、炭素数1〜6個のアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基、ヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が少な
くとも1つこれに縮合しているものも含む)またはアミ
ノ基を表し、R2,R3,R4,R5,R及びR′は各々、水素原
子、炭素数1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボ
キシ基、アミノ基、炭素数1〜3のアシル基、アリール
基、またはアルケニル基を表す。但しR4及びR5は−B−
SZを表してもよく、またRとR′、R2とR3、R4とR5はそ
れぞれ互いに環化してヘテロ環残基(5〜6員の不飽和
環が少なくとも1つこれに縮合しているものも含む)を
形成してもよい。 R6,R7は各々 を表し、R9はアルキル基又は−(CH2)n8SO3 -を表し
(但しR8が−(CH2)n8SO3 -のとき、lは0又は1を表
す。)G-はアニオン、m1ないしm4及びn1ないしn8はそれ
ぞれ1〜6の整数、m5は0〜6の整数を表す。R8は水素
原子、アルカリ金属原子、 又はアルキル基を表す。但し、Q′は前記Qと同義であ
る。Dは単なる結合手、単素数1〜8個のアルキレン基
またはビニレン基を表し、qは1〜10の整数を表す。複
数個のDは同じでも異なってもよく、硫黄原子と共に形
成する環は、更に5〜6員の不飽和環と縮合してもよ
い。X′は−COOM′、−OH、−SO3M′、−CONH2、−SO2
NH2、−NH2、−SH、−CN、−CO2R16、−SO2R16、−O
R16、−NR16R17、−SR16、−SO3R16、−NHCOR16、−NHS
O2R16、−OCOR16 又は−SO2R16を表し、Y′は 又は水素原子を表し、m又はnはそれぞれ1〜10の整数
を表す。R11,R12,R14,R15,R17及びR18は水素原子、低級
のアルキル基、アシル基又は を表し、R16は低級のアルキル基を表す。R13は水素原
子、置換されていない低級アルキル基、−SO2R27、−CO
2R27、−CN、−CONH2、−OH、−SO3M、−COOHから選ば
れる基の少なくとも1つで置換された低級アルキル基、
及び−COR27を表す。ここでR27は低級アルキル基、Mは
アルカリ金属原子を表す。R19は−NR20R21、−OR22又は
−SR22を表し、R20及びR21は水素原子又は低級のアルキ
ル基を表し、R22はR18と連結して環を形成するのに必要
な原子団を示す。R20又はR21はR18は連結して環を形成
してもよい。M′は水素原子又はカチオンを表す。な
お、前記一般式〔I〕〜〔V〕で示される化合物はエノ
ール化されたもの及びその塩を含む。〕 〔上記一般式中、Arは芳香族連続基、B1及びB2は、それ
ぞれ低級アルキレン基を表す。R23、R24、R25及びR
26は、それぞれヒドロキシ置換低級アルキル基を表す。
G′はアニオン、x及びyは、それぞれ0又は1の整
数、zは、0、1又は2の整数を表す。〕 本発明の漂白添加剤は前記一般式〔I〕ないし〔VII
I〕で示されるが、その代表的具体例としては、例えば
次の如きのものを挙げることができるがこれに限定され
るものではない。 〔例示化合物〕 (II−28) H2N−CSNHNHCS−NH2 (II−34) H2N−CSNH(CH22NHCS−NH2 (II−35) H2N−CSNH(CH24NHCS−NH2 (II−36) H2N−CSNH(CH25NHCS−NH2 (III−1) H2N−CH2CH2−SH (III−5) HOOC・CH2CH2・SH (VII−3) SCH2CH2NHCH2CH2CH2SO3H) (VII−17) HSCH2CH2NHCH2CH2OH 上記化合物は例えば、英国特許1,138,842号、特開昭5
2−20832号、同53−28426号、同53−95630号、同53−10
4232号、同53−141632号、同55−17123号、同60−95540
号、米国特許3,232,936号、同3,722,020号、同3,779,75
7号、同3,893,858号等に記載された公知の技術により容
易に合成することができる。 本発明は漂白添加剤は、現像で得られた銀像を漂白す
る際に存在していればよく、漂白定着浴に添加する方法
が好ましく、漂白定着浴に先立つ浴(前処理液)に添加
し、ハロゲン化銀カラー写真感光材料によって持込ませ
ることにより漂白定着浴中へ含有せしめる方法も好まし
い。この場合、製造時にあらかじめハロゲン化銀カラー
写真感光材料中に含有せしめ、漂白定着浴で処理する際
に存在せしめる方法等を用いてもよい。 これら本発明の漂白添加剤は単独で用いてもよいし、
2種以上を併用してもよく、該漂白添加剤を漂白定着液
に添加する際の添加量は一般に処理液1当り約0.01〜
100gの範囲で好結果が得られる。特に処理液1当り0.
05〜50gが好ましく、さらに好ましくは処理後1当り
0.05〜15gである。 本発明の漂白添加剤を漂白定着浴に添加する場合に
は、そのまま添加溶解してもよいが、水、アルカリ、有
機酸等に予め溶解して添加するが一般的であり、必要に
応じてメタノール、エタノール、アセトン等の有機溶液
を用いて溶解して添加してもよい。 本発明に係るlogPはn−オクタノール/水溶性の分配
計数Pより求めた値である。P値は下記の式より求ま
る。 P=n−オクタノール相中の溶質濃度/水相中の溶質濃
度 この様にして求めたPの値の対数がlogP値であり、こ
の値は脂溶性の尺度として従来より広く用いられてきた
値であり、例えばケミカル・レビュー(Chemical Revie
w)、1971年第71巻6号555頁〜613頁に記載される。さ
らに、生態化学第6巻3頁〜11頁に記載される計算方法
によって求めることもできるが、実測値を用いた方が好
ましく、本発明ではn−オクタノールを用いて測定した
値を用いた。 logP0.4以上の溶媒とはそれぞれ炭素数5〜20の脂肪
族アルコール、脂肪族グリコールエーテル、脂環式アル
コール、又は芳香族アルコールである。 具体例としては、 ベンジルアルコール logP1.10 0−ヒドロキシベンジルアルコール logP0.73 シクロヘキサノール logP1.23 2−ベンジルオキシエタノール logP0.41 アニシルアルコール logP0.70 1−ペンタノール logP0.4 以上 フェニルエチルアルコール logP1.36 P−トリルカルビノール logP1.36 n−ブタノール logP0.4 以上 フェノール logP0.4 以上 P−ヒドロキシベンジルアルコール logP0.4 以上 ベンジルアミン logP0.4 以上 ジエチレングリコールモノブチルエーテルlogP0.41 などが挙げられる。 また、logPが0.4未満の溶媒としては炭素数が0〜4
の脂肪族アルコール、有機酸等、又は極性の高い官能基
を有する炭素数5以上の化合物が挙げられる。具体例と
しては以下の溶媒が挙げられる。 酢酸、エタノール、アセトン、プロピオン酸、プロパ
ノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、トリエタノールアミン、ジエ
タノールアミン。 本発明に用いられる発色現像液に用いられる亜硫酸塩
としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫
酸、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモニウム、好ましく
は、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムである。 これら亜硫酸塩の添加量は、発色現像液1当り2×
10-3モル以上であり、好ましくは4×10-3〜100×10-3
モル、特に好ましくは6×10-3〜80×10-3モルである。 本発明においては、発色現像液が「酸化還元電位が−
300mVより卑なる組成物のみから構成される」ことが好
ましい。即ち、pH10の溶液で単体の電位が銀塩化銀電極
に対して−300mVより卑の電位を示す化合物のみから、
発色現像液から成っていることが好ましい。 なお測定は下記に示す方法で行った。 被測定化合物10g/を純水に溶かし、水酸化カリウム
と硫酸でpHを10とし、窒素をバブリングしながら、電位
を銀塩化銀電極を参照電極とし、白金電極の電位を測定
した。測定は電位の時間変化を測定し、電位が時間に対
し一定となった値を測定した。測定は約1時間程度を要
した。 本発明に用いられる酸化還元電位が−300mVより卑な
る化合物としては通常発色現像液に用いられるハロゲン
化物(塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、臭化カリウ
ム、塩化カリウム、沃化カリウム、沃化ナトリウム
等)、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の有機溶媒、エチレンジアミン四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸等のアミンポリカルボン酸、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸等の有
機ホスホン酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)もし
くはエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸等のア
ミノポリホスホン酸、クエン酸もしくはグルコン酸等の
オキシカルボン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリ
カルボン酸等のホスホノカルボン酸、トリポリリン酸も
しくはヘキサメタリン酸等のポリリン酸等、ポリヒドロ
キシ化合物等のキレート剤が挙げられる。 一方、本発明から除かれることが好ましい−300mVよ
り貴の電位をもつ化合物としては、例えば下記のものが
挙げられる。 ヒドロキシルアミン、アスコルビン酸、ヒドラジン、
水酸化ボロンハイドライド、塩化第1スズ等である。こ
れらは塩酸塩、硫酸塩、りん酸塩、p−トルエン硫酸塩
等の塩の型で使用されてもよい。これら化合物の存在は
本発明効果を低下させる。 カラー写真感光材料のハロゲン化銀を塗布するために
使用する親水性のバインダーは通常はゼラチンを使用す
るが高分子ポリマーを用いる場合もあり、膜膨潤速度T1
/2が20秒より小さくなければならず、バインダーの膜膨
潤速度T 1/2はこの技術分野において公知な任意の手法
に従い測定することができ、例えばA.Green及びG.I.P.L
evenson J.Photo.sci,Vol.20,P205〜210に記載のタイプ
のスエロメータ(膨潤計)を使用することによって測定
することができ、T 1/2は発色現像で30℃、3分30秒処
理したときに到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚と
して、この1/2の膜厚に到達する迄の時間を定義する
(第1図参照)。本発明のハロゲン化銀カラー写真感光
材料に用いられる写真構成層のバインダーはその膨潤速
度T 1/2が20秒以下であり、本発明の目的の効果から小
さい程好ましいが、加減はあまり小さいと硬膜されずス
クラッチ等の故障が生じ易くなるため2秒以上が好まし
い。特に好ましくは、15秒以下、最も好ましくは10秒以
下である。20秒より大の場合は色素画像の保存安定性が
低くなる傾向があり、かつ、充分迅速な現像時間も得ら
れず短時間に充分な色素形成が得られない。膜膨潤速度
T 1/2は硬膜剤の使用量によって調製することができ
る。 本発明において、赤感性ハロゲン化銀乳剤に用いられ
るハロゲン化銀の平均粒径は0.2〜0.8μmが好ましく、
より好ましくは0.3〜0.6μmである。 本発明の平均粒径rとは、立方体のハロゲン化銀粒子
の場合、その一辺の長さ、または立方体以外の形状の粒
子の場合、同一体積を有する立方体に換算したときの一
辺の長さであって、このような意味における個々の粒径
がriであるとき下記式によってrが定義されたものであ
る。 本発明において、赤感性層のハロゲン化銀の平均粒径
が0.2μmより下での感度が不充分であり、0.8μmより
上では現像速度が不充分となるためまた本発明の目的の
効果を充分に発揮させる点から、0.2〜0.8μmの範囲が
好ましく用いられ、とりわけ赤感性層のハロゲン化銀乳
の平均粒径が0.3〜0.6μmの範囲の際に特に好ましい効
果を奏する。 本発明に感光材料に用いられるハロゲン化銀乳は平均
粒子サイズが広い範囲に分布している多分散乳剤でもよ
いが、単分散乳剤の方が好ましい。 上記単分散乳剤とは、電子顕微鏡写真により乳剤を観
察したときに大部分のハロゲン化銀粒子が同一形状に見
え、粒子サイズが揃っていて、かつ粒径分布の変動係数
が15%以下のものをいう。 ここでいう粒径は、前記平均粒径について述べた粒径
と同義である。 縁感性ハロゲン化銀乳剤層と青感性ハロゲン化銀乳剤
層に含まれるハロゲン化銀の平均粒径は、特に限定され
ないが、0.1〜2μm、更に好ましくは0.2〜1μm、特
に好ましくは0.25〜0.8μmである。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料におけるハ
ロゲン化銀乳剤層の銀量(銀付量)は感光性ハロゲン化
銀乳剤層の全体で0.3〜1g/m2であることが好ましい。即
ち、優れた画質を得るためには、該銀量が1g/m2以下で
あることが好ましく、一方、高い最高濃度及び高い感度
を得るためには、0.3g/m2以上であることが好ましい。
本発明のにおいて特に好ましくは銀量0.4〜0.8g/m2とす
ることである。 本発明の発色現像液にトリアジルスチルベン系蛍光増
白剤を用いる際には本発明の効果をより良好に奏し、さ
らに該液の保存時のタール特性も改良されるという別な
る効果も奏するため本発明においてより好ましく用いら
れる。 本発明に用いられるトリアジルスチルベン系蛍光増白
剤は下記一般式[IX]で表されるものが好ましい。 一般式[IX] 式中、X1,X2,Y1及びY2はそれぞれ水酸基、塩素又は臭
等のハロゲン原子、モルホリノ基、アルコキシ基(例え
ばメトキシ、エトキシ、メトキシエトキシ等)、アリー
ルオキシ基(例えばフェノキシ、p−スルホフェノキシ
等)、アルキル基(例えばメチル、エチル等)、アリー
ル等(例えばフェニル、、メトキシフェニル等)、アミ
ノ基、アルキルアミノ基(例えばメチルアミノ、エチル
アミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、シクロヘキ
シルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、ジ(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ、β−スルホエチルアミノ、N
−(β−スルホエチル)−N′−メチルアミノ、N−
(β−ヒドロキシエチル−N′−メチルアミノ等)、ア
リールアミノ基(例えばアニリノ、o−、m−、p−ス
ルホアニリノ、o−、m−、p−クロロアニリノ、o
−、m−、p−トリイジノ、o−、m−、p−カルボキ
シアニリノ、o−、m−、p−ヒドロキシアニリノ、ス
ルホナフチルアミノ、o−、m−、p−アミノアニリ
ノ、o−、m−、p−アニジノ等)を表す。Mは水素原
子、ナトリウム、カリウム、アンモニウム又はリチウム
を表す。 具体的には、下記の化合物を挙げることができるがこ
れらに限定されるものではない。 〔例示化合物〕 本発明のトリアジルスチルベン系増白剤は、例えば化
成品工業協会編「蛍光増白剤」(昭和51年8月発行)8
頁に記載されている通常の方法で合成することができ
る。 これらトリアジルスチルベン系増白剤は、本発明の発
色現像液1当り0.2〜6gの範囲で好ましく使用され、
特に飲ましくは0.4〜3gの範囲である。 なお、本発明の発色現像液中に臭化物イオンが0.7×1
0-2〜3.5×10-2モル/含有する際には、前記本発明の
目的の効果をより良好に奏し、かつ高活性現像時にかぶ
りが生じにくいという別なる効果も奏するため、本発明
においてはより好ましく用いられる。 前記臭化物イオンは、通常臭化カリウム、臭化ナトリ
ウム、臭化リチウム等が供給源として用いられる。 本発明の写真感光材料の処理方式は、前記本発明に関
わる発色現像液を用いることが可能である。また、浴処
理を始めとして他の各種の方法、例えば処理液を噴霧状
にするスプレー方式、又は処理液を含浸させた担体との
接触によるウェップ方式、あるいは粘性処理液による現
像方法等各種の処理方式を用いることができる。 上記の他、本発明の写真感光材料の処理方法について
は各種の処理方法が適用できる。例えば、その代表的な
ものとしては、発色現像後、漂白定着処理を行い次いで
安定処理を行う方法がある。 本発明の漂白定着液に用いられる漂白剤としては、ア
ミノポリカルボ酸または蓚酸、クエン酸等の有機酸で鉄
イオン配位したものが用いられる。そして上記のアミノ
ポリカルボン酸の代表的な例としては次のものを挙げる
ことができる。 エチレンジアミンテトラ酢酸 ジエチレントリアミンペンタ酢酸 プロピレンジアミンテトラ酢酸 ニトリロトリ酢酸 イミノジ酢酸 グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸 エチレンジアミンテトラプロピオン酸 エチレンジアミンテトラ酢酸ジメトリウム塩 ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩 ニトリロトリ酢酸ナトリウム塩 本発明の漂白定着液は、前記漂白剤のほかにハロゲン
化銀定着剤を含有する組成の液であり、該漂白定着液に
は更に例えば臭化カリウムの如きハロゲン化合物を含有
させてもよい。そして前記の漂白液の場合と同様に、そ
の他の各種の添加剤、例えばpH緩衝剤、蛍光増白剤、消
泡剤、界面活性剤、保恒剤、キレート剤、安定剤、有機
溶媒等を添加、含有させてもよい。 本発明の漂白定着液に用いられるハロゲン化銀定着剤
は、チオ硫酸塩であり、例えばチオ硫酸ナトリウム、チ
オ硫酸アンモニウムが挙げられる。なお、チオシアン酸
カリウム、チオシアン酸ナトリウム、またはチオ尿素、
チオエーテル等の通常の定着処理に用いられるようなハ
ロゲン化銀と反応して水溶性の銀塩を形成する化合物を
一部併用することを拒まない。 本発明の漂白定着液のpH値5〜9が好ましい。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料の発色現像
は30℃以上、120秒以内で行われ得る。また漂白定着も2
5℃、好ましくは30秒以上60秒以内に行われ得る。更に
安定化等の各種処理工程の処理温度についても迅速処理
の見地から30℃以上で行われるのが好ましい。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は特開昭58
−14834号、同58−105145号、同58−134634号及び同58
−18631号並びに特願昭58−2709号及び同59−89288号等
に示されるような水洗代替安定化処理を行う際に、logP
が0.4より大なる化合物に起因する高温高湿時の画像保
存性(特に未露光部のステイン)の悪さを改良するとい
う別なる効果もあるため、本発明においては、より好ま
しく用いられる。 本発明において「水洗代替安定液による処理」とは定
着能を有する処理液による処理後直ちに安定化処理して
しまい実質的に水洗処理を行わない安定化処理のための
処理を指し、該安定化処理に用いる処理液を水洗代替安
定液といい、処理槽を水洗代替安定浴(槽)又は安定浴
(槽)という。 本発明において水洗代替安定槽は1槽でもよいが、望
ましくは2〜3槽であり、多くても9槽以下であること
が好ましい。即ち、補充量が同じであれば、槽が多けれ
ば多いほど最終水洗代替安定浴中の汚染成分濃度は低く
なる。 上記の如く本発明の水洗代替安定液による処理は定着
能を有する処理液による処理液、行われるものである。 本発明において水洗代替安定液に好ましく用いられる
化合物としては鉄イオンに対するキレート安定度定数が
8以上であるキレート剤が挙げられ、これらは本発明の
目的を達成する上で好ましく用いられる。 ここにキレート安定度定数とは、L.G.Sillen・A.E.Ma
rtell著、“Stebility Constants of Metalion Complex
es",The Chemical Society,London(1964)。S.Chabere
k・A.E.Martell著、“Organic Sequestering Agents",W
iley(1959)等により一般に知られた定数を意味する。 本発明の水洗代替安定液に好ましく用いられる鉄イオ
ンに対するキレート安定度定数が8以上であるキレート
剤としては、有機カルボン酸キレート剤、有機リン酸キ
レート剤、無機リン酸キレート剤、ポリヒドロキシ化合
物等が挙げられる。なお上記鉄イオンとは、第2鉄イオ
ン(Fe3+)を意味する。 第2鉄イオンとのキレート安定度定数が8以上である
キレート剤の具体的化合物例としては、下記化合物が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。即ち、
エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢酸、ジ
アミノプロパン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエ
チレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、
エチレンジアミン二酢酸、エチレンジアミン二プロピオ
ン酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸、ジアミノプロパノール四
酢酸、トランスシクロヘキサンジアミン四酢酸、グリコ
ールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ
キスメチレンホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホ
ン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸、1,1−ジホスホノエタン−2−カルボン酸、2−ホ
スホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1−ヒドロキ
シ−1−ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、
カテコール−3,5−ジホスホン酸、ピロリン酸ナトリウ
ム、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナ
トリウムが挙げられ、特に好ましくはジエチレントリア
ミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリロトリメチレンホ
スホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸等であり、中でも1−ヒドロキシエチリデン−1,1
−ジホスホン酸が最も好ましく用いられる。 上記キレート剤の使用量は水洗代替安定液1当り0.
01〜50gが好ましく、より好ましくは0.05〜20gの範囲で
ある。 更に本発明の水洗代替安定液に添加する化合物とし
て、アンモニウム化合物が特に好ましい化合物として挙
げられる。 これらは各種の無機化合物のアンモニウム塩によって
供給されるが、具体的には水酸化アンモニウム、臭化ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム、次
亜リン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、亜リン酸
アンモニウム、フッ化アンモニウム、酸性フッ化アンモ
ニウム、フルオロホウ酸アンモニウム、ヒ酸アンモニウ
ム、炭酸水素アンモニウム、フッ化水素アンモニウム、
硫酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、ヨウ化アン
モニウム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸アンモニウム、
酢酸アンモニウム、アジピン酸アンモニウム、ラウリン
トリカルボン酸アンモニウム、安息香酸アンモニウム、
カルバミン酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、ジ
エチルジチオカルバミン酸アンモニウム、ギ酸アンモニ
ウム、リンゴ酸水素アンモニウム、シュウ酸水素アンモ
ニウム、フタル酸アンモニウム、酒石酸水素アンモニウ
ム、チオ硫酸アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、エチ
レンジアミン四酢酸アンモニウム、エチレンジアミン四
酢酸第2鉄アンモニウム、乳酸アンモニウム、リンゴ酸
アンモニウム、マレイン酸アンモニウム、シュウ酸アン
モニウム、フタル酸アンモニウム、ピクリン酸アンモニ
ウム、ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム、サ
リチル酸アンモニウム、コハク酸アンモニウム、スルフ
ァニル酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、チオグリ
コール酸アンモニウム、2,4,6−トリニトロフェノール
アンモニウム等である。これらアンモニウム化合物の中
でも特にチオ硫酸アンモニウムが本発明の効果を達成す
る上で好ましい。 アンモニウム化合物の添加量は1.0×10-5以上が好ま
しく、より好ましくは安定液1当り0.001〜5.0モルの
範囲であり、更に好ましくは0.002〜1.0モルの範囲であ
る。 又本発明における水洗代替安定液に本発明の目的に反
しない範囲つまりバクテリアの発生等がない範囲で亜硫
酸塩を含有すること望ましい。 本発明において水洗代替安定液に含有させる亜硫酸塩
は亜硫酸イオンを放出するものであれば、有機物、無機
物等いかなるものでもよいが、好ましくは無機塩であ
り、好ましい具体的化合物としては、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ア
ンモニウム、重亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、
メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ
重亜硫酸アンモニウム及びハイドロサルファイト、カル
タルアルデヒドビス重亜硫酸ナトリウム、コハク酸アル
デヒドビス重亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。 上記亜硫酸塩は水洗代替安定液中に少なくとも1.0×1
0-5モル/になるような量が添加されることが好まし
く、より好ましくは5×10-5モル//1.0×10-1モル/
になるような量が添加されることである。添加方法は
水洗代替安定液に直接添加してもよいが、水洗代替安定
補充液に添加することが好ましい。 本発明において用いられる水洗代替安定液は、望まし
くは防バイ剤を含有することであり、これによって塩化
防止及び画像保存性をより向上できる。 本発明の安定液に添加して好ましい防バイ剤はソルビ
ン酸、安息香酸系化合物、フェノール系化合物、チアゾ
ール系化合物、ピリジン系化合物、グアニジン系化合
物、カーバメイト系化合物、トリアゾール系化合物、モ
ルホリン系化合物、四級ホスホニウム系化合物、アンモ
ニウム系化合物、尿素系化合物、イソキサゾール系化合
物、プロパノールアミン系化合物、スルファミド系化合
物、ピロノン系化合物及びアミノ系化合物である。 前記安息香酸系化合物は、サルチル酸、ヒドロキシ安
息香酸及びヒドロキシ安息香酸のエステル化合物として
メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、
ブチルエステル等があるが、好ましくは、ヒドロキシ安
息香酸のn−ブチルエステル、イソブチルエステル、プ
ロピルエステル及びサルチル酸であり、より好ましくは
前記ヒドロキシ安息香酸エステル3種の混合物である。 フェノール系化合物は、ハロゲン原子、ニトロ基、水
酸基、カルボン酸基、アミノ基、アルキル基(特に、ア
ルキル基がC1〜6のアルキル基)又はフェニル基等を置
換基として持ってもよい化合物であり、好ましくはオル
トフェニルフェノール及びオルトシクロヘキシルフェノ
ール、ニトロフェノール、クロロフェノール、クレゾー
ル、グアヤコール、アミノフェノール、フェノール等で
ある。 チアゾール系化合物は、五員環に窒素原子及びイオウ
原子を持つ化合物であり、好ましくは1,2−ベンツイソ
チアゾリン3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン
3−オン、2−オクチル−4−イソチアゾリン3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリ3−ノ
ン、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾールであ
る。 ピリジン系化合物は具体的には、2,6−ジメチルピリ
ジン、2,4,6−トリメチルピリジン、ソジウム−2−ピ
リジンチオール−1−オキサイド等があるが、好ましく
はソジウム−2−ピリジチオール−1−オキサイドであ
る。 グアニジン系化合物は具体的には、シクロヘキシジ
ン、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、ドデシル
グアニジン塩酸塩等があり、好ましくはドデシルグアニ
ジン及びその塩である。 カーバメント系化合物は具体的には、メチル−1−
(ブチルカーバモイル)−2−ベンツイミダゾールカー
バメント、メチルイミダゾールカーバメイト等がある。 モルホリン系化合物は具体的には、4−(3−ニトロ
ブチル)モルホリン、4−(3−ニトロブチル)モルホ
リン等がある。 四級ホスホニウム系化合物は、テトラアルキルホスホ
ニウム塩、テトラアルコキシホスホニウム塩等がある
が、好ましくは、テトラアルキルホスホニウム塩であ
り、更に具体的な好ましい化合物はトリ−nブチル−テ
トラデシルホスホニウムクロライド及びトリ−フェニル
・ニトロフェニルホスホニウムクロライドである。 四級アンモニウム系化合物は具体的には、ベンザルコ
ニウム塩、ベンゼトニウム塩、テトラアルキルアンモニ
ウム塩、アルキルピリジウム塩等があり、更に具体的に
はドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、
ドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ラウリルピ
リジニウムクロライド等がある。 尿素系化合物は具体的には、N−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−N′−(4−クロロフェニル)尿素、N−
(3−トリフルオロメチル)−N′−(4−クロロフェ
ニル)尿素等がある。 イソキサゾール系化合物は具体的には、3−ヒドロキ
シ−5−メチル−イソキサゾール等がある。 プロパノールアミノ系化合物は、n−プロパノール類
のイソプロパノール類があり、具体的にはDL−2−ベン
ジルアミノ−1−プロパノール、3−ジエチルアミノ1
−プロパノール、2−ジメチルアミノ−2−メチル−1
−プロパノール、3−アミノ−1−プロパノール、イソ
プロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N,N
−ジメチル−イソプロパノールアミン等がある。 スルファミド系化合物は具体手には、o−ニトロベン
ゼンスルファミド、p−アミノベンゼンスルフアミド、
フッ素化スルファミド、4−クロロ−3,5−ジニトロベ
ンゼンスルファミド、α−アミノ−p−トルエンスルフ
ァミド、スルファニルアミド、アセトスルファグアニジ
ン、スルファチアゾール、スルファジアジン、スルファ
メラジン、スルファメタジン、スルファイソオキサゾー
ル、ホモスルファミン、スルファミジン、スルファグア
ニジン、スルファメチゾール、スルファピラジン、フタ
ルイソスルファチアゾール、スクシニルスルファチアゾ
ール等がある。 ピロノン系化合物としては具体的には、デヒドロ酢酸
等がある。 アミノ酸系化合物は具体的には、N−ラウリル−β−
アラニンがある。 トリアゾール系化合物は具体的には、2−アミノトリ
アゾール、ベンゾトリアゾール、5−メチル−ベンゾト
リアゾールがある。 なお上記防バイ剤のなかで本発明において好ましく用
いられる化合物はチアゾール系化合物、スルファミド系
化合物、ピロノン系化合物である。 安定液への防バイ剤の添加量は、安定液1当り0.00
1〜30g範囲で用いられることが好ましく、より好ましく
は0.003〜5gの範囲で使用される。 本発明に用いられる安定液のpHは、特に限定されない
が、好ましくpH0.5〜12.9の範囲であり、更に好ましく
はpH5.0〜9.0の範囲であり、特に好ましくはpH6.0〜9.0
の範囲である。 本発明の安定液の補充量は、感光材料1m2当り500ml以
下であり、特に好ましくは50ml〜500mlの範囲である。 本発明における安定液はキレート剤と併用して金属塩
を含有することが好ましい。 かかる金属塩としては、Ba,Ca,Ce,Co,In,La,Mn,Ni,B
i,Pb,Sn,Zn,Ti,Zr,Mg,Al又はSrの金属塩であり、ハロゲ
ン化物、水酸化物、硫酸塩、炭酸磯、リン酸塩、酢酸塩
等の無機塩又は水溶性キレート剤として供給できる。使
用量としては安定液1当り1×10-4〜1×10-1モルの
範囲であり、好ましくは4×10-4〜2×10-2モルの範囲
である。 本発明の処理方法は発色現像−漂白定着−安定化処理
であり、処理時間の合計は好ましくは6分以内の場合が
本発明に好ましく、更に好ましくは5分以内であり、特
に好ましくは2分から3分30秒の範囲である。 更に本発明において水洗代替安定液に添加できるその
他の化合物としては、有機酸塩(クエン酸、酢酸、コハ
ク酸、シュウ酸、安息香酸等)、pH緩衝剤(リン酸、ホ
ウ酸塩、塩酸、硫酸等)あるいは界面活性剤等がある
が、これら化合物の添加量は本発明による水洗代替安定
液のpHを維持するに必要でかつカラー写真画像の保存時
の安定性と沈澱の発生に対し悪影響を及ぼさない範囲
で、どのような化合物を、どのような組合せで使用して
もさしつかえない。 安定化処理に際しての処理温度は50℃以下、特に15℃
〜50℃が好ましく、より好ましくは30℃〜45℃の範囲が
よい。また処理時間も迅速処理の観点から短時間である
ほど好ましいが、通常20秒〜10分間、最も好ましくは1
分〜5分間であり、複数槽安定化処理の場合は前段槽ほ
ど短時間で処理し、後段槽ほど処理時間が長いことが好
ましい。特に前槽の20%〜50%増しの処理時間で順次処
理することが望ましい。本発明による安定化処理の後に
は水洗処理を全く必要としないが、極く短時間内での少
量水洗によるリンス、表面洗浄等は必要に応じて任意に
行うことはできる。 本発明に係る安定化処理工程での水洗代替安定液の供
給方法は、多層カウンターカレント方式にした場合、後
浴に供給して前浴からオーバーフローさせることが好ま
しい。もちろん単槽で処理することもできる。又上記化
合物等を添加する方法としては、安定化槽に濃厚液とし
て添加するか、または安定化槽に供給する水洗代替安定
液に上記化合物及びその他の添加剤を加え、これを水洗
代替安定補充液に対する供給液とする、等各種の方法が
あるが、どのような添加方法によって添加してもよい。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料の写真構成
槽には、水溶性または発色現像液で脱色する染料(AI染
料)を添加することができ、該AI染料としては、オキソ
ノール染料、ヘミオキソノール染料、メロシアニン染料
及びアゾ染料が包含される。中でもオキソノール染料、
ヘミオキソノール染料及びメロシアニン染料等が有用で
ある。用い得るAI染料の例としては、英国特許584,609
号、同1,277,429号、特開昭48−85130号、同49−99620
号、同49−114420号、同49−129537号、同52−108115
号、同59−25845号、同59−111640号、同59−111641
号、米国特許2,274,782号、同2,533,472号、同2,956,87
9号、同3,125,448号、同3,148,187号、同3,177,078号、
同3,247,127号、同3,260,601号、同3,540,887号、同3,5
75,704号、同3,653,905号、同3,718,472号、同4,071,31
2号、同4,070,352号に記載されているもの挙げることが
できる。 これらのAI染料は、一般に乳剤槽中の銀1モル当り2
×10-3〜5×10-1モル用いることが好ましく、より好ま
しくは1×10-2〜1×10-1モルを用いる。 ハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶でも双晶でもその
他でもよく、[1.0.0]面と[1.1.1]面の比率は任意の
ものが使用できる。更に、これらのハロゲン化銀粒子の
結晶構造は、内部から外部まて均一なものであっても、
内部と外部が異質の層状構造(コア・シエル型)をした
ものであってもよい。また、これらのハロゲン化銀は潜
像を主として表面に形成する型のものでも、粒子内部に
形成する型のものでもよい。さらに平板状ハロゲン化銀
粒子(特開昭58−113934号、特願昭59−170070号参照)
を用いることもできる。 本発明に特に好ましく用いられるハロゲン化銀粒子
は、前述したように実質的に単分散性のものであり、こ
れは、酸性法、中性法またはアンモニア法等のいずれの
調製法により得られたものでもよい。 また例えば種粒子の酸性法でつくり、更に、成長速度
の速いアンモニア法により成長させ、所定の大きさまで
成長させる方法でもよい。ハロゲン化銀粒子を成長させ
る場合に反応釜内のpH、pAg等をコントロールし、例え
ば特開昭54−48521号に記載されているようなハロゲン
化挙銀粒子の成長速度に見合った量の銀イオンとハライ
ドイオンを逐次同時に注入混合することが好ましい。 本発明に係わるハロゲン化銀粒子の調製は以上のよう
にして行われるのが好ましい。該ハロゲン化銀粒子を含
有する組成物を、本明細書においてハロゲン化銀乳剤と
いう。 これらのハロゲン化銀乳剤は、活性ゼラチン;硫黄増
感剤例えばアリルチオカルバミド、チオ尿素、シスチン
等の硫黄増感剤;セレン増感剤;還元増感剤例えば第1
スズ塩、二酸化チオ尿素、ポリアミン等;貴金属増感剤
例えば金増感剤、具体的にはカリウムオーリチオシアネ
ート、カリウムクロロオーレート、2−オーロチオ−3
−メチルベンゾチアゾリウムクロライド等あるいは例え
ばルテニウム、パラジウム、白金、ロジウム、イリジウ
ム等の水溶性塩の増感剤、具体的にはアンモニウムクロ
ロパラデート、カリウムクロロプラチネートおよびナト
リウムクロロパラデート(これらの或る種のものは量の
大小によって増感剤あるいはカブリ抑制剤等として作用
する。)等により単独であるいは適宜併用(例えば金増
感剤と硫黄増感剤の併用、金増感剤とセレン増感剤との
併用等)して化学的に増感されていてもよい。 本発明に係わるハロゲン化銀乳剤は、含硫黄化合物を
添加して化学熟成し、この化学熟成する前、熟成中、又
は熟成後、少なくとも1種のヒドロキシテトラザインデ
ンおよびメルカプト基を有する含窒素ヘテロ環化合物の
少なくとも1種を含有せしめてもよい。 本発明に用いられるハロゲン化銀は、各々所望の感光
波長域に感光性を付与するために、本発明外の増感色素
をハロゲン化銀1モルに対して5×10-8〜3×10-3モル
添加して光学像感させてもよい。本発明外の増感色素と
しては種々のものを用いることができ、また各々増感色
素を1種又は2種以上組合せて用いることができる。 本発明に関わる赤感性ハロゲン化銀乳剤層、青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層及び緑感性ハロゲン化銀乳剤層にはそ
れぞれカプラー、即ち、発色現像主薬の酸化体と反応し
て色素を形成し得る化合物を含有させることができる。 本発明に使用できるイエローカプラーとしては、開鎖
ケトメチレン化合物さらにいわゆる2当量型カプラーと
称される活性点−o−アリール置換カプラー、活性点−
o−アシル置換カプラー、活性点ヒダントイン化合物置
換カプラー、活性点ウラゾール化合物置換カプラーおよ
び活性点コハク酸イミド化合物置換カプラー、活性点フ
ッ素置換カプラー、活性点塩素あるいは臭素置換カプラ
ー、活性点−o−スルホニル置換カプラー等が有効なイ
エローカプラーとして用いることができる。用い得るイ
エローカプラーの具体例としては、米国特許2,875,057
号、同3,265,506号、同3,408,194号、同3,551,155号、
同3,582,322号、同3,725,072号、同3,891,445号、西独
特許1,547,868号、西独出願公開2,219,917号、同2,261,
361号、同2,414,006号、英国特許1,425,020号、特公昭5
1−10783号、特開昭47−26133号、同48−73147号、同51
−102636号、同50−6341号、同50−123342号、同50−13
0422号、同51−21827号、同50−87650号、同52−82424
号、同52−115219号、同58−95346号等に記載されたも
のを挙げることができる。 また本発明において使用できるマゼンタカプラーとし
ては、ピラゾロン系、ピラゾロトリアゾール系、ピラゾ
リノベンツイミダゾール系、インダゾロン系の化合物を
挙げることができる。これらのマゼンタカプラーはイエ
ローカプラーと同様4当量型カプラーだけでなく、2当
量型カプラーであってもよい。併用できるマゼンタカプ
ラーの具体例としては米国特許2,600,788号、同2,983,6
08号、同3,062,653号、同3,127,269号、同3,311,476
号、同3,419,391号、同3,519,429号、同3,558,319号、
同3,582,322号、同3,615,506号、同3,834,908号、同3,8
91,445号、西独特許1,810,464号、西独特許出願(OLS)
2,408,665号、同2,417,945号、同2,418,959号、同2,42
4,467号、特公昭40−6031号、特開昭51−20826号、同52
−58922号、同49−129538号、同49−74027号、同50−15
9336号、同52−42121号、同49−74028号、同50−60233
号、同51−26541号、同53−55122号、特願昭55−110943
号等に記載されたものを挙げることができる。 さらに本発明において使用できるシアンカプラーとし
ては、例えばフェノール系、ナフトール系カプラー等を
挙げることができる。そしてこれらのシアンカプラーは
イエローカプラーと同様4当量型カプラーだけでなく、
2当量型カプラーであってもよい。併用できるシアンカ
プラーの具体例としては米国特許2,369,929号、同2,43
4,272号、同2,474,293号、同2,521,908号、同2,895,826
号、同3,034,892号、同3,311,476号、同3,458,315号、
同3,476,563号、同3,583,971号、同3,591,383号、同3,7
67,411号、同3,772,002号、同3,933,494号、同4,004,92
9号、西独特許出願(OLS)2,414,830号、同2,454,329
号、特開昭48−59838号、同51−26034号、同48−5055
号、同51−146827号、同52−69624号、同52−90932号、
同58−95346号、特公昭49−11572号等に記載のものを挙
げることができる。 本発明のハロゲン化銀乳剤層、その他の写真横成層中
には非拡散性DIR化合物、カラードマゼンタ又はシアン
カプラー、ポリマーカプラー、拡散性DIR化合物等のカ
プラーを併用してもよい。非拡散性DIR化合物、カラー
ドマゼンタ又はシアンカプラーにつては本出願人による
特願昭59−193611号の記載を、またポリマーカプラーに
ついては本出願人による特願昭59−172151号の記載を各
々参照できる。 本発明に使用できる上記カプラーの添加量は限定的で
はないが、銀1モル当り1×10-3〜5モルが好ましく、
より好ましくは1×10-2〜5×10-1モルである。 上記カプラー等を本発明に係わるハロゲン化銀乳剤中
に含有せしめるには、該カプラーがアルカリ可溶性であ
る場合には、アルカリ性溶液として添加してもよく、油
溶性である場合には、例えば米国特許第2,322,027号、
同第2,801,170号、同第2,801,171号、同第2,272,191号
および同第2,304,940号各明細書に記載の方法に従って
カプラーを高沸点溶媒に、必要に応じて低融点溶媒を併
用して溶解し、微粒子状に分散してハロゲン化銀乳剤に
添加するのが好ましい。このとき必要に応じて他のハイ
ドロキノン誘導体、紫外線吸収剤、褪色防止剤等を併用
してもさしつかえない。また2種以上のカプラーを混合
して用いてもさしつかえない。 この他、上記カプラー等はラテックス分散法を用いて
分散してもよい。ラテックス分散法およびその効果は、
特開昭49−74538号、同51−59943号、同54−32552号各
公報やリサーチ・デイスクロージャー1976号8月、No.1
4850、77〜79頁に記載されている。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料には他に各
種の写真用添加剤を含有せしることができる、例えばリ
サーチ・デイスクロージャー誌17643号に記載されてい
るかぶり防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、色汚染防止
剤、蛍光増白剤、色画像褪色防止剤、帯電防止剤、硬膜
剤、界面活性剤、可塑剤、湿潤剤等を用いることができ
る。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料において、
乳剤を調製するために用いられる親水性コロイドには、
ゼラチン、誘導体ゼラチン、ゼラチンと他の高分子との
グラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質、
ヒドロキシエチルセルロール誘導体、カルボキシメチル
セルロース等のセルロース誘導体、澱粉誘導体、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルイミダゾール、ポリアクリ
ルアミド等の単一あるいは共重合体の合成親水性高分子
等の任意のものが包含される。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料の支持体と
しては、例えばバライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリ
プロピレン合成紙、反射層を併設した、又は反射体を併
用する透明支持体、例えばガラス板、セルロースアセテ
ート、セルロースナイトレート又はポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステルフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム
等が挙げられ、その他通常の透明支持体であってもよ
い。これらの支持体は感光材料の使用目的に応じて適宜
選択される。 本発明において用いられるハロゲン化銀乳剤層及びそ
の他の写真構成層の塗設には、デイッピング塗布、エア
ードクター塗布、カーテン塗布、ホッパー塗布等種々の
塗布方法を用いることができる。また米国特許2,761,79
1号、同2,941,898号に記載の方法による2層以上の同時
塗布法を用いることもできる。 本発明においては各乳剤層の塗設位置を任意に定める
ことができる。例えばフルカラーの印画紙用感光材料の
場合には、支持体側から順次青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、赤感性ハロゲン化銀乳
剤層の配列とすることが好ましい。これらの感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層は各々2以上の層から成っていてもよ
い。そして、これら全ての感光性乳剤層が実質的に塩臭
化銀乳剤から成るときに本発明の効果が大である。 本発明の感光材料において、目的に応じて適当な厚さ
の中間層を設けることは任意であり、更にフィルター
層、カール防止層、保護層、アンチハレーション層等の
種々の層を構成層として適宜組合せて用いることができ
る。これらの構成層には結合剤としては前記のような乳
剤層に用いることのできる親水性コロイドを同様に用い
ることができ、またその層中に前記の如き乳剤層中に含
有せしめることができ種々の写真用添加剤を含有せしめ
ることができる。 [発明の効果] 本発明によれば、迅速現像処理が可能であって、多く
の写真感光材料の処理によって例え発生現像液に疲労し
たとしても未露光部の汚染を防止できる。 [実施例] 以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様はこれらに限定されない。 実施例 1 ポリエチレンをラミネートした紙支持体上に、下記の
各層を支持体側より順次塗設し、ハロゲン化銀カラー写
真感光材料試料を作成した。 層1・・・1.1g/m2のゼラチン、0.30g/m2(銀換算、以
下同じ)の青感性塩臭化銀ゼラチン乳剤(90モル%の臭
化銀含有、平均粒系0.6μm)、0.45g/m2のジオクチル
フタレートに溶解した、0.80g/m2のイエローカプラー
(Y−1)を含有する青感性ハロゲン化銀乳剤層。 層2・・・0.68g/m2のゼラチン、10mg/m2のイラジエー
ション防止染料(AI−1)、5mg/m2の(AI−2)からな
る中間層。 層3・・・1.26g/m2のゼラチン、0.29g/m2の緑感性塩臭
化銀ゼラチン乳剤(80モル%の臭化銀含有、平均粒径は
0.5μm)、0.30g/m2のジオクチルフタレートに溶解し
た0.60g/m2のマゼンタカプラー(M−1)を含有する緑
感性ハロゲン化銀乳剤層。 層4・・・1.1g/m2のゼラチンからなる中間層。 層5・・・1.35g/m2のゼラチン、0.26g/m2の赤感性塩臭
化銀ゼラチン乳剤(80モル%の臭化銀含有、平均粒径は
0.4μm)、0.20g/m2のジオクチルフタレートに溶解し
た0.44g/m2のシアンカプラー(C−1)を含有する赤感
性ハロゲン化銀乳剤層。 層6・・・0.40g/m2のゼラチンを含有する保護層。 尚、青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀
乳剤層、赤感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれのハロゲン
化銀は一般的増感色素により色増感したものを使用し
た。 なお、硬膜剤として、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキ
シ−S−トリアジンナトリウムを層2、4及び6中に、
それぞれゼラチン1g当り0.02gになるように添加した。
なお乾燥後下記発色現像液を用いて30℃にてゼラチン膜
膨潤速度T 1/2を測定した結果約7秒であった。測定は
レベンソン型膨潤度計を用いた。 上記感光材料試料を光学ウエッジを通して露光後、次
の工程で処理した。 処理工程(38℃) 発色現像 表1に記載 漂白定着 表1に記載 安定化処理 60秒 乾燥 60〜80℃ 120秒 各処理液の組成は下記の通りである。 [発色現像タンク液] 純水 800ml ベンジルアルコール(logP1.1) 表1に記載 臭化カリウム 0.6g 亜硫酸カリウム 4.25g トリエタノールアミン(logP0.27) 2.0g 発色現像主薬(例示化合物−1) 表1に記載 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%水溶液) 1.5ml 塩化マグネシウム 0.3g 炭酸カリウム 40g 純粋を加えて1とし、20%水酸化カリウム又は10%
希硫酸で表1に示す各pHに調整する。 [漂白定着タンク液] 純水 550ml エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩65g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 85g 亜硫酸水素ナトリウム 10g メタ重亜硫酸ナトリウム 2g エチレンジアミン四酢酸−2ナトリウム 5g 漂白添加剤(一般式[I]〜[VIII])表1に記載純
水を加えて1と、アンモニア水又は酢酸にてpH7.0に
調整する。 [発色現像補充液] 純水 800ml ベンジルアルコール(logP1.1) 下記 亜硫酸カリウム 5.0g トリエタノールアミン(logP0.27) 2.0g 発色現像主薬(例示化合物−1) 表1の1.25倍 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%水溶液) 2.0ml 塩化マグネシウム 0.4g 炭酸カリウム 40g 純水を加えて1とし、水酸化カリウム又は10%希硫
酸を用いてpHを表1の値に調整後、水酸化カリウム5g/
を添加した。 [漂白定着補充液] 純水 550ml エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 120g 亜硫酸水素ナトリウム 12g メタ重亜硫酸ナトリウム 2.3g エチレンジアミン四酢酸−2ナトリウム 5g 漂白添加剤(一般式[I]〜[VIII]) 表1に記載 純水を加えて1とし、アンモニア水又は酢酸にてpH
6.5に調整する。 [安定化処理タンク液及び補充液] 純水 800ml 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−
オン 0.1g エチレングリコール 2.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%水溶液) 3.g アンモニア水(28%水溶液) 2.0g 純水を加えて1とし、アンモニア水と希硫酸にてpH
8.2した。 表1には発色現像タンク液の組成が示してあり、発色
現像補充液中のベンジルアルコール、発色現像主薬は発
色現像タンク液の1.25倍を使用した。なお、補充液のpH
は、それぞれ表1記載のタンク液のpHを維持するように
適宜水酸化カリウム及び希硫酸を使用した。 上記の中で、例示化合物−1は、その硫酸塩を表す。 なお、前記記載の方法で発色現像液中の各組成物を銀
塩化銀電極を参照電極とし、白金電極の電位を測定した
ところ、硫酸ヒドロキシルアミンを除き、他は全て−30
0mVより卑であった。 自動現像機に上記の発色現像タンク液、漂白定着タン
ク液および(水洗代替)安定化処理タンク液を満たし、
絵焼き露光した前記カラーペーパーを処理しながら3分
間隔毎に上記の発色現像補充液と漂白定着補充液と安定
化補充液をベローズポンプを通じて補充しながら連続処
理を行った。補充量はカラーペーパー1m2当りそれぞれ
発色現像タンクへの補充量として170ml、漂白定着タン
クへの補充量として漂白定着補充液を150ml、安定化槽
への補充量は200mlで行った。 自動現像機の安定化槽は感光材料の流れの方向に第1
槽〜〜第3槽となる安定化槽とし、第3槽から補充を行
い、第3槽からオーバーフローを第2槽に流入させ、さ
らに第2槽のオーバーフローを第1槽に流入させる多段
向流方式とした。 連続処理は発色現像液総補充量が発所現像層容量の3
倍となる時点まで行った。 前記、発色現像液中のベンジルアルコール(logPが0.
4以上の溶媒の例、即ち該ベンジルアルコールはlogPが
1.1)の量を表1に示す如く変化させ、それぞれ前記連
続処理後、発色現像液のpH値を表1に記載した値にKOH
とH2SO4で調整し、現像処理を行い、未露光部のイエロ
ー(440nm)およびマゼンタ(540nm)反射濃度をスペク
トラム330分光光度計(日立製作所社製)を用いて測定
した。 前記表1から明らかなように、ベンジルアルコール
(logPが1.1)がなく漂白添加剤を用いた場合、未露光
部のイエロー及びマゼンタ汚染が少なく、非常に好まし
い結果を奏することが判る。 尚、No.9の漂白添加剤(II−100)に代えて、I−31,
I−37,II−2,II−8,II−11,II−20,II−26,II−35,II−
60,II−80,IV−24,IV−34,V−3,V−17,V−27,V−40,V−
58,V−97,V−134,V−160,VII−1,VII−4,VII−6,VII−1
2,VII−17,VIII−2,VIII−5,VIII−7について同じ実験
を行った所、同様の結果が得られた。 実施例 2 実施例1で作成したカラーペーパーの赤感性ハロゲン
化銀乳剤層(層5)中の、赤感性塩臭化銀ゼラチン乳剤
のハロゲ化銀組成を下記表2に示すように変化させ、他
は実施例1と同様にしてカラーペーパー試料を作成し
た。 発色現像液は実施例1(実験No.6)のものを使用し
た。処理後の試料の未露光部の汚染(イエロー及びマゼ
ンタ濃度)を測定した。 上記表2より、本発明の効果が、実質的に塩臭化銀を
含む感光性層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
に対してのみみられるものであることが判った。 実施例 3 実施例1で用いたカラーペーを実験No.6の現像液を用
い、現像処理を行った。但し、漂白定着のpH値を表3の
ように変化させた。 又、発色現像処理温度は、40℃とし、漂白定着温度
は、30℃とした。連続処理後の未露光部のイエロー及び
マゼンタ反射濃度を測定した。その結果を表3に示し
た。 上記表3により、特に漂白定着液のpH値が5〜9の場
合に未露光部の汚染が少なく良好であることが判った。 実施例 4 実施例1の実験No.6で用いた漂白定着液の温度を表4
に示すように変化させ、他は同じ実験を行った。結果を
表4に示す。 これにより、漂白定着温度が15〜55℃が好ましく、特
に25〜55℃が好ましいことが判った。 実施例 5 表5に示す如く、発色現像及び漂白定着工程を変化さ
せ、実施例1で得たペーパー試料を処理した。処理後の
未露光部の汚染を実施例1に同じく測定し、表5に示し
た。 これにより発色現像液のpH値が10.5以上の場合、発色
現像時間が120秒以下及び漂白定着時間が60秒以下で更
に好ましい本発明の効果が得られることが判った。 実施例6 実施例1の実験No.6において、発色現像液中へ、硫酸
ヒドロキシルアミンを表6に示すように添加量を変化さ
せて加えたこと、また、漂白促進剤も表6に示すものに
代えたことのみ異ならせ、他は同様に行った。 実施例1と同じ、処理後の未露光部の汚染を測定し、
結果を表6に示した。 なお、発色現像45秒、漂白定着40秒、水洗代替安定45
秒(15秒×3槽)とした。 表6から明らかなように、発色現像液中の硫酸ヒドロ
キシルアミン(酸化還元電位が−300mVより貴なる組成
物の例)の添加量は、少ない方が本発明の効果が良好で
あることが判った。 実施例7 実施例1の実験No.6において、水洗代替安定液の補充
量を表7に示す如く変化させたことのみ異ならせ、他は
同様に実験を行った。但し、漂白定着液中の漂白添加剤
は用いない場合と、VII−6を1.0g/用いた場合につい
て行った。 実施例1と同じく、処理後未露光部の汚染を測定し、
結果を表7に示した。 なお、水洗代替安定又は水洗は33℃で行った。 表7から明らかなように、水洗代替安定液の補充量が
例え500ml/m2以下に減ったとしても、本発明の効果が得
られることが判った。 実施例8 実施例1の実験No.6において、表8に示すように発色
現像主薬の種類及び添加量を変化させ、他は同様にして
実験を行った。 実施例1と同じく、処理後の未露光部の汚染を測定
し、結果を表8に示した。 表8から明らかなように、本発明の効果は、本発明の
発色現像主薬(例示化合物)を用いた発色現像液におい
てのみ見られたものであり、他の前記No.6やNo.7を用い
た発色現像液による処理では、処理後における未露光部
の汚染が防止できないことが判った。 尚、No.79,80に使用した発色現像主薬の例示化合物−
1に代えて、例示化合物−2,3,4,5について同じ実験を
行った所、所要の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】 第1図はバインダーの膜膨潤速度T 1/2を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高林 直樹 日野市さくら町1番地 小西六写真工業 株式会社内 合議体 審判長 高橋 武彦 審判官 市野 要助 審判官 多喜 鉄雄 (56)参考文献 特開 昭60−230140(JP,A) 特開 昭60−230654(JP,A) 特開 昭60−262121(JP,A) 特開 昭61−4048(JP,A) 特表 昭63−502222(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.感光性乳剤層中に含有されるハロゲン化銀が実質的
    に塩臭化銀であるハロゲン化銀カラー写真感光材料を像
    様露光後、少なくとも発色現像工程、漂白定着工程及び
    水洗代替安定化工程により処理するハロゲン化銀カラー
    写真感光材料の処理方法において、 前記発色現像工程に用いられる発色現像液は、ベン
    ゼン環上、及び/又はアミノ基に少なくとも1つのアル
    キルスルホンアミドアルキル基を有するp−フェニレン
    ジアミン系発色現像主薬を少なくとも一種含有してお
    り、 前記発色現像液中に下記式[A]で表される容量比
    の範囲で溶媒を含有し、式[A] 前記漂白定着工程に用いられる漂白定着液は、有機
    酸第2鉄錯塩及びチオ硫酸塩を主成分とし、 前記漂白定着液は下記一般式[I]〜[VIII]で表
    される化合物を少なくとも一種含有しており、 前記水洗代替安定化工程に用いられる水洗代替安定
    液の補充量は、感光材料1m2当り500ml以下である ことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
    理方法。 〔上記一般式中、QはN原子を1個以上含むヘテロ環
    (5〜6員の不飽和環が少なくとも1つこれに縮合して
    いるものを含む)を形成するのに必要な原子群を表し、
    Aは 又はn1価のヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が少なく
    とも1つこれに縮合しているものを含む)を表し、Bは
    炭素数1〜6個のアルキレン基を表し、Mは2価の金属
    原子を表し、X及びX″は=S,=O又は=NR″を表し、
    R″は水素原子、炭素原子数1〜6個のアルキル基、シ
    クロアルキル基、アリール基、ヘテロ環残基(5〜6員
    の不飽和環が少なくとも1つこれに縮合しているものを
    含む)またはアミノ基を表し、Yは>N−または>CH−
    を表し、Zは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウ
    ム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基又は を表し、Z′はZまたはアルキル基を表し、R1は水素原
    子、炭素数1〜6個のアルキル基、シクロアルキル基、
    アリール基、ヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が少な
    くとも1つこれに縮合しているものを含む)またはアミ
    ノ基を表し、R2,R3,R4,R5,R及びR′は各々、水素原
    子、炭素数1〜6個のアルキル基、ヒドロキシ基、カル
    ボキシ基、アミノ基、炭素数1〜3個のアシル基、アリ
    ール基、またはアルケニル基を表す。但しR4及びR5は−
    B−SZを表してもよく、またRとR′、R2とR3、R4とR5
    はそれぞれ互いに環化してヘテロ環残基(5〜6員の不
    飽和環が少なくとも1つこれに縮合しているものを含
    む)を形成してもよい。 R6,R7は各々 を表し、R9はアルキル基又は−(CH2)n8SO3 -を表し
    (但しR8が−(CH2)n8SO3 -のとき、lは0又は1を表
    す。)、G-はアニオン、m1ないしm4及びn1ないしn8はそ
    れぞれ1〜6の整数、m5は0〜6の整数 を表す。R8は水素原子、アルカリ金属原子、 又はアルキル基を表す。但し、Q′は前記Qと同義であ
    る。Dは単なる結合手、炭素数1〜8個のアルキレン基
    またはビニレン基を表し、qは1〜10の整数を表す。複
    数個のDは同じでも異なってもよく、硫黄原子と共に形
    成する環は、更に5〜6員の不飽和環と縮合してもよ
    い。X′は−COOM′、−OH、−SO3M′、二CONH2、−SO2
    NH2、−NH2、−SH、−CN、−CO2R16、−SO2R16、−O
    R16、−NR16R17、−SR16、−SO3R16、−NHCOR16、−NHS
    O2R16、−OCOR16又は−SO2R16を表し、Y′は 又は水素原子を表し、m及びnはそれぞれ1〜10の整数
    を表す。R11,R12,R14,R15,R17及びR18は水素原子、低級
    のアルキル基、アシル基又は を表し、R16は低級のアルキル基を表す。 R13は水素原子、置換されていない低級アルキル基、−S
    O2R27、−CO2R27、−CN−、−CONH2、−OH、−SO3M、−
    COOHから選ばれる基の少なくとも1つで置換された低級
    アルキル基、及び−COR27を表す。ここでR27は低級アル
    キル基、Mはアルカリ金属原子を表す。R19は−NR
    20R21、−OR22又は−SR22を表し、R20及びR21は水素原
    子又は低級のアルキル基を表し、R22はR18と連結して環
    を形成するのに必要な原子団を表す。R20又はR21とR18
    は連結して環を形成してもよい。M′は水素原子又はカ
    チオンを表す。なお、前記一般式〔I〕〜〔V〕で示さ
    れる化合物はエノールされたもの及びその塩を含む。〕 〔上記一般式中、Arは芳香族連結基、B1及びB2は、それ
    ぞれ低級アルキレン基を表す。R23、R24、R25及びR
    26は、それぞれヒドロキシ置換低級アルキル基を表す。
    G′はアニオン、x及びyは、それぞれ0又は1の整
    数、zは0、1又は2の整数を表す。〕
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