JP2700085B2 - フィルム圧着方法及びラミネータ - Google Patents

フィルム圧着方法及びラミネータ

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JP2700085B2
JP2700085B2 JP6005836A JP583694A JP2700085B2 JP 2700085 B2 JP2700085 B2 JP 2700085B2 JP 6005836 A JP6005836 A JP 6005836A JP 583694 A JP583694 A JP 583694A JP 2700085 B2 JP2700085 B2 JP 2700085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント配線用等の
基板の表面にフィルムを張付けるためのラミネータに関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器に使用される
プリント配線板の製造過程において、プリント配線用基
板の表面に積層体フィルムを張付ける工程がある。
【0003】上記のような積層体フィルムを張付けるた
めのフィルム張付装置は、フィルム供給ロールに装填さ
れている連続フィルムをガイドロールを経て、搬送手段
により搬送されてくる基板の先端に導き、仮付け手段に
よって該基板の先端に仮付けした後、圧着ロールによ
り、フィルムを基板に圧着しつつ、基板を搬送するよう
にされている。
【0004】前記フィルムは、先端側から一定量圧着ロ
ールによって基板に圧着されたとき、カッターにより後
端側が切断される。
【0005】この時、切断されたフィルム後端部がカッ
ターから離れた時点で不規則に垂れることがあり、垂れ
たフィルム後端部が引張力を与えらることなく、そのま
ま基板に圧着されてしまうことにより、皺や気泡が発生
してしまう。
【0006】このような問題点を解決するために、従
来、例えば特公平3−16906号公報に開示されるよ
うな、フィルム後端を、負圧が印加された吸引孔を有す
るフィルム吸引部材(バキュームバー)により吸着保持
したまま、該フィルム吸引部材を圧着ロール周速以下の
回転速度で圧着ロール外周に沿って回転させ、フィルム
が基板上に垂れ下がることを防止すると同時に、一定の
引張力を与えるようにしたものがある。
【0007】同様の、フィルム後端(終端)を吸着保持
したまま、圧着ロール外周に沿って回転するバキューム
バーを備えたラミネータは、例えば特開平3−2902
32号公報、特開平5−169548号公報等に開示さ
れている。
【0008】又、圧着ロールの近傍に固定型のフィルム
吸引部材を設け、フィルム後端がこのフィルム吸着部材
の表面と摺接しつつ移動するようにし、且つフィルム後
端をフィルム吸着部材の吸引孔により基板に垂れ下がら
ないように保持したものが、特公昭62−49169号
公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような切断され
たフィルム後端を吸着保持するフィルム吸引部材を設け
ても、その吸引孔を、圧着ロールによるフィルム圧着点
に接近させるには限界がある。
【0010】圧着ロール外周に沿って回転するバキュー
ムバーの場合でも、フィルム後端が該バキュームバーか
ら外れたとき、その後端と圧着ロールによるフィルム圧
着点迄の距離が従来は25〜30mmであり、これが限界
であった。
【0011】従って、この範囲では、フィルム後端がバ
キュームバーの吸引孔から外れると、後端がカールして
気泡を噛み込んだ状態とか、皺になった状態で基板上に
垂れ落ち付着してしまい、その状態で、圧着ロールによ
って基板に圧着されてしまい、このため前記25〜30
mmの範囲では、気泡や皺が発生し易いという問題点があ
る。
【0012】一方、最近のこの種プリント配線用等の基
板における回路の集積度の向上、部品の実装密度の向上
等により、基板のできるだけ端縁に近い部分も有効に利
用しなければならないが、前述の如く、張付けたフィル
ムに気泡や皺が発生し易いので、この部分は使用するこ
とができない場合があった。
【0013】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、圧着ロールによって基板に圧着され
るフィルムの後端近傍も気泡や皺が発生することなく、
基板に張付けて基板表面の利用効率を向上させるように
したフィルム圧着方法及びラミネータを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、移動する基
板の表面に、所定長さに切断されたフィルムをその先端
から後端まで圧着ロールにより順次圧着する際に、前記
フィルムの少なくとも後端部をフィルム吸引部材によ
り、基板から離して吸引保持するフィルム圧着方法にお
いて、遅くともフィルム後端が前記フィルム吸引部材か
ら離間した直後から、該フィルム後端部と前記基板との
間に加圧気体を吹付けるようにして上記目的を達成する
ものである。
【0015】又、請求項2のように、加圧気体を、圧着
ロールの表面温度と基板の表面温度との間の温度として
もよい。
【0016】請求項3の発明は、基板に対向して配置さ
れ、所定長さに切断されたフィルムを、その先端から後
端まで、移動する前記基板に順次圧着する圧着ロール
と、この圧着ロールの回転軸と平行に延在して、且つ圧
着ロール外周に接近して配置され、少なくとも前記基板
に対向する面に、負圧が印加される1又は2以上の吸引
孔を備えたフィルム吸引部材と、を有してなるラミネー
タにおいて、前記フィルム吸引部材に、フィルム後端と
基板との間に加圧気体を吹込む気体噴出手段を設けるこ
とにより上記目的を達成するものである。
【0017】又、請求項4のように、前記気体噴出手段
は、前記フィルム吸引部材における基板との対向面に設
けられた吸引孔の少なくとも一部及びこの吸引孔に加圧
気体を供給する手段を含んで構成されるようにしてもよ
い。
【0018】更に、請求項5のように、前記吸引孔を、
基板対向面で、フィルム送り方向に複数列配置し、且
つ、フィルム送り方向の最後端側から少なくとも第1列
における吸引孔から加圧気体噴出可能としてもよい。
【0019】更に又、請求項6のように、前記複数列の
吸引孔のうち、フィルム送り方向の最前端側から少なく
とも第1列における吸引孔を、常時負圧が印加されるよ
うにしてもよい。
【0020】又、請求項7のように、前記基板対向面に
は、最前端列と最後端列の吸引孔の間の位置で、圧着ロ
ールの回転軸と平行に、且つ、フィルム吸引部材の略全
幅範囲に渡って溝を形成するようにしてもよい。
【0021】又、請求項8のように、前記フィルム後端
通過直後に、少なくとも最後端側第1列の吸引孔に印加
された負圧を正圧に切換えると共に、該負圧が残りの列
の吸引孔に印加されるように切換える切換え手段を設け
るようにしてもよい。
【0022】又、請求項9のように、前記基板対向面に
おけるフィルム送り方向の最前端列の吸引孔を、フィル
ム吸引部材の前端面に沿って配置するようにしてもよ
い。
【0023】更に、請求項10のように、前記基板対向
面におけるフィルム送り方向の最後端列の吸引孔を、該
基板対向面の後端に沿って配置するようにしてもよい。
【0024】又、請求項11のように、前記加圧気体を
噴出する吸引孔を、基板に対して斜め前方に向けて形成
するようにしてもよい。
【0025】更に又、請求項12のように、前記フィル
ム吸引部材を、該フィルム吸引部材がフィルム後端部を
保持した状態で、前記圧着ロールの外周に沿って、該圧
着ロールの周速以下の速度で回転駆動するフィルム吸引
部材回転駆動手段により支持するようにしてもよい。
【0026】又、請求項13のように、前記フィルム吸
引部材は、圧着ロール近傍に固定されると共に、前記基
板対向面からフィルム送り方向と逆方向に連続して、且
つ、前記圧着ロールの外周に沿って延在する円弧状面
と、この円弧状面に、フィルム送り方向に複数列形成さ
れた吸引孔と、を有してなり、前記フィルムが、円弧状
面及び基板対向面の吸引されつつ移動されるようにして
もよい。
【0027】又、請求項14のように、前記フィルム吸
引部材は、基板との対向面に吸引孔を備え、前記気体噴
出手段は、前記基板との対向面における前記吸引孔より
も、フィルム送り方向の後端側に形成された気体ノズル
であり、該ノズルは、フィルム後端の通過直後から加圧
気体を噴出するようにしてもよい。
【0028】又、請求項15のように、前記気体噴出手
段を、前記フィルム吸引部材に外付けされた気体ノズル
としてもよい。
【0029】
【作用及び効果】請求項1の発明によれば、遅くともフ
ィルム後端がフィルム吸引部材から離間した直後に該フ
ィルム後端部と基板との間に加圧気体が吹付けられるの
で、フィルム後端が基板上に垂れ下がっても吹上げら
れ、、従って、圧着ロールによって基板に圧着されたと
き、気泡や皺が発生し難いという効果がある。
【0030】請求項2の発明によれば、吹付けられる加
圧気体により、圧着ロールと基板が過剰に冷却された
り、加熱されたりすることがないので、良好なフィルム
圧着が得られる。
【0031】請求項3の発明によれば、切断後のフィル
ム後端を吸引して保持するフィルム吸引部材に、気体噴
出手段を設けたので、フィルム後端がフィルム吸引部材
から外れた直後に、フィルム後端と基板との間に加圧気
体を吹込むことができる。
【0032】請求項4の発明によれば、フィルム吸引部
材における吸引孔から加圧気体が噴出されるので、別途
気体ノズル等を設ける必要がなく、且つ、別部材の気体
ノズルを設けた場合よりも、フィルム後端に接近した位
置で加圧気体を吹込むことができる。
【0033】請求項5の発明によれば、フィルム送り方
向の最後端側の列における吸引孔から加圧気体を噴出さ
せることによって、フィルム後端の基板側から加圧気体
を吹付けて、フィルム後端がフィルム吸引部材から外れ
た後、後端がカールしたまま基板上へ垂れ下がることを
確実に防止することができる。
【0034】請求項6の発明によれば、フィルム後端
が、フィルム送り方向最前端の列における吸引孔により
フィルム吸引部材から離れる直前迄吸引保持されるの
で、フィルム吸引部材から外れたフィルム後端が基板上
に落ちる迄の時間的余裕を大きくして、加圧気体噴出に
よって確実にフィルム垂れ下がりを防止することができ
る。
【0035】請求項7の発明によれば、最後端列の吸引
孔から外れたフィルム後端は該最後端列の吸引孔から噴
出される加圧気体によって、最前端列との間の位置の溝
に入り込み、より確実に基板方向への垂れ下がりを防止
することができる。
【0036】請求項8の発明によれば、フィルム後端が
通過した後の加圧気体が噴出される吸引孔に印加されて
いた負圧が他の吸引孔に加えられるので、フィルム後端
を通過した吸引孔による吸引力の不足を補って、吸引保
持することができる。
【0037】請求項9の発明によれば、最前端列の吸引
孔がフィルム吸引部材の前端面に沿って配置されている
ので、圧着ロールによるフィルム圧着点に最も近い位置
に吸引孔が設けられていることになり、フィルム吸引部
材から離れた時点でのフィルム後端と圧着ロールとの距
離、即ち気泡や皺が発生し易い範囲を短くすることがで
きる。
【0038】請求項10の発明によれば、フィルム後端
がフィルム吸引部材の最後端列の吸引孔を通過したとき
から加圧気体が噴出されるので、より早い時点から加圧
気体によりフィルムの垂れ下がりを抑制することができ
る。
【0039】請求項11の発明によれば、加圧気体を噴
出する吸引孔が斜めに形成されているので、噴出した加
圧気体を確実にフィルム後端と基板との間に吹込むこと
ができる。
【0040】請求項12の発明によれば、フィルム後端
部は、フィルム吸引部材によって引張力が保持されて、
皺及び気泡の発生を抑制することができる。
【0041】請求項13の発明によれば、フィルム吸引
部材は固定され、フィルム後端は吸引孔によって吸引さ
れた状態で円弧状面及び基板対向面に摺接して移動する
ので、その抵抗力によってフィルムに引張力が与えられ
ることになる。
【0042】請求項14の発明によれば、フィルム吸引
部材の基板対向面に設けられた気体ノズルは、吸引孔を
兼ねていないので、気体供給管路に切換弁が不要とな
る。
【0043】請求項15の発明によれば、フィルム吸引
部材に側付けされた気体ノズルから加圧気体が噴出され
る構造であるので、フィルム後端が吸着されている状態
のときから気体を吹付けることができる。又、既に設置
稼働されているラミネータについても容易に本発明を適
用することができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0045】まず、本発明の実施例に係るラミネータR
の概略構成を図2を参照して説明する。
【0046】積層体フィルム1は、透光性樹脂フィル
ム、感光性樹脂層及び透光性樹脂フィルムの3層構造か
らなり、供給ロール2に連続的に巻回されている。
【0047】供給ロール2からの積層体フィルム1は、
ガイドロール3を経て、フィルム分離部材3Aで透光性
樹脂フィルム(保護膜)1A、一面(接着面)が露出さ
れた感光性樹脂層及び透光性樹脂フィルムの積層体から
なるフィルム1Bのそれぞれに分離される。
【0048】前記分離された透光性樹脂フィルム1Aは
巻取りロール4により巻取られるように構成されてい
る。前記供給ロール2及び巻取りロール4は、基板搬送
経路I−Iを中心に上下対称に一対ずつ設けられてい
る。
【0049】前記分離された他方のフィルム1Bの供給
方向の先端側は、スイングロール5を経てメインバキュ
ームプレート(フィルム供給部材)6に供給されるよう
になっている。
【0050】前記メインバキュームプレート6は、負圧
が印加される多数の吸引溝及び吸引孔(共に図示省略)
が表面に設けられ、フィルム1Bを吸着できるようにさ
れ、且つ、フィルム張付け位置に近接し且つ離反する
(上下方向に移動する)ように構成されている。
【0051】又、メインバキュームプレート6はガイド
レール7に摺動自在に取付けられ、このガイドレール7
はメインバキュームプレート用支持板8に取付けられて
いる。このメインバキュームプレート用支持板8は、装
置本体の取付枠(図示省略)にラックギヤとピニオンギ
ヤ10を介して上下動移動可能に設けられている。前記
ラックギヤは駆動モータ11により上下動されるように
なっている。
【0052】又、前記メインバキュームプレート用支持
板8には先端巻付用フィルム保持部材12が前後ガイド
レール(図示省略)に摺動自在に設けられている。
【0053】この先端巻付用フィルム保持部材12に
は、負圧が印加される吸引溝及び吸引孔(共に図示省
略)が設けられ、特に、ロータリーカッターの固定刃1
5側の先端領域には吸引孔のみが設けられ、これにより
先端巻付用フィルム保持部材12によるフィルム1Bの
保持が確実になされるようになっている。
【0054】又、前記先端巻付用フィルム保持部材12
には、連結棒13がフィルム1Bに対して進退方向に拘
束され、且つ、上下方向には摺動自在に遊嵌され、この
連結棒13は、固定刃支持部材14に取付けられ、更
に、固定支持部材14には前記固定刃15が支持されて
いる。
【0055】図2の符号16は回転刃支持部材であり、
この回転刃支持部材16により回転刃17が、前記固定
刃15に対向する位置に回転自在に支持され、ロータリ
ーカッターを構成している。
【0056】前記回転刃支持部材16の上下にはそれぞ
れフィルムへ向けてエアーを吹付けるための空気吹付管
19、20が設けられている。この空気吹付管19、2
0には、前記フィルム1Bに対向する側に、空気吹出し
孔(図示省略)が、各管の長手方向に沿って例えば20
mmピッチで多数穿設されている。
【0057】図2の符号21は圧着ロール(ラミネーシ
ョンロール)、22はプリント配線板用基板、23Aは
駆動用ロール、23Bは従動用ロール、24は基板押え
部材、25はバキュームバーをそれぞれ示す。圧着ロー
ル21は良好な圧着を得るために通常は加熱されてい
る。
【0058】前記基板押え部材24は、基板押えロール
24Aとそれを上下動させる基板押えロール用エアーシ
リンダー24Bとから構成されている。
【0059】前記圧着ロール21〜基板押え部材24の
関係は次の如くである。
【0060】基板搬送路の近傍に設けられた基板先端検
出センサ27でプリント配線板用基板22の先端が検知
され、所定時間後にフィルム仮付け位置までプリント配
線板用基板22が搬送されると、駆動用ロール23Aの
回転が停止される。これと同時に前記基板押え部材24
で基板を押えるように、基板押えロール24Aを移動さ
せる基板押えロール用エアーシリンダー24Bが作動さ
れる。
【0061】前記基板押えロール24Aにより、プリン
ト配線板用基板22の動きが確実に停止され、メインバ
キュームプレート6の先端部6Aがプリント配線板用基
板22に当接してもプリント配線板用基板22が位置ず
れせず、フィルム1Bの仮付けが確実に行われる。
【0062】前記基板押えロール24Aによるプリント
配線板用基板22の押えは、圧着ロール21がプリント
配線板用基板22に当接するまで行われ、圧着ロール2
1の当接タイミングと同調して基板押えロール用エアー
シリンダー24Bが解除作動される。
【0063】図1に拡大して示されるように、前記バキ
ュームバー25は、バキュームバー回転駆動手段30に
より前記圧着ロール21の回転中心軸21Aに、圧着ロ
ール21の外周に沿って一定範囲で回転駆動されるよう
に支持されている。
【0064】このバキュームバー回転駆動手段30は、
圧着ロールの回転中心軸21Aに基端が支持され、自由
端側が前記バキュームバー25を支持するバキュームバ
ー支持レバー30Aと、このバキュームバー支持レバー
30Aの基端にこれと一体的に形成されたピニオン30
Bと、このピニオン30Bと噛み合うラック30Cと、
このラック30Cを駆動するシリンダ装置30Dと、か
ら構成され、シリンダ装置30Dによりラック30Cを
進退させることによって、圧着ロール回転中心軸21A
を中心として、バキュームバー25を圧着ロール21の
外周に沿って駆動させるものである。
【0065】前記バキュームバー25は、フィルム1B
が圧着ロール21によって基板22に圧着される圧着点
21Bの手前の位置まで、所定長さに切断されたフィル
ム1Bの後端を吸引保持するための吸引孔32A、32
Bが形成された基板対向面34を備えている。
【0066】この基板対向面34は、図3に示されるよ
うに、カッターによって切断された直後のフィルム1B
の後端を吸着し、圧着ロール21の回転に従って、その
外周での周速よりも遅い速度で、即ち、フィルム1Bの
後端に引張力を与えるようにして図3の反時計方向に移
動し、フィルム1Bの後端が圧着ロール21Aと基板2
2の間の圧着点21Bの直前迄フィルム1Bの後端を保
持しつつ引張力を与えるものである。
【0067】前記基板対向面34における吸引孔32
A、32Bはそれぞれ、該基板対向面34のフィルム送
り方向の前端側列33A及び後端側列33Bを構成する
ように基板対向面34の略全幅範囲に渡って複数個整列
形成され、その各々に負圧が印加されるようになってい
る。
【0068】これら前端側列33A及び後端側列33B
の吸引孔32A、32Bに負圧を印加するための空気圧
回路は図4に示されている。
【0069】同図に示されるように、負圧源36の負圧
は分配弁38及び切換弁40を経てバキュームバー25
内に配置された、2つのパイプ42A、42Bに供給さ
れるようになっている。
【0070】前記バキュームバー25内のパイプ42
A、42Bは該バキュームバー25を幅方向に横断して
配置され、パイプ42Aには前端側列33Aにおける吸
引孔32Aが接続され、又、パイプ42Bには後端側列
33Bの吸引孔32Bが接続されている。
【0071】前記切換弁40には、ポンプ44が接続さ
れ、切換弁40が制御装置46によって制御されること
により、負圧源36の負圧又はポンプ44の正圧を選択
的に前記パイプ42A、42Bを経て吸引孔32A又は
32Bに切換え供給できるようにされている。
【0072】制御装置46は、ロータリーカッター17
によるフィルム1Bの切断時点を検出する切断センサ4
8からの信号に基づいて、該信号の入力から一定時間後
に切換弁40を、負圧源36からポンプ44側に切換え
るようにされている。具体的には、前記制御装置46に
よる切換弁40の切換えタイミングは、カッターにより
フィルム1Bの後端が切断された時点からバキュームバ
ー25の先端が基板22に最も近づいた後、フィルム1
Bの後端が吸引孔32Aを外れる時点迄のフィルム1B
後端の移動距離に対応する圧着ロール21の回転による
パルス信号を計数することによって割出すようにされて
いる。
【0073】次に上記実施例に係るラミネータRの作用
について説明する。
【0074】供給ロール2から巻き出された積層体フィ
ルム1はフィルム分離部材3Aを通過するときに透光性
樹脂フィルム1Aとフィルム1Bに分離され、フィルム
1Bは先端がメーンバキュームプレート6の仮付部6A
に巻き付けられる。この仮付部6Aにより、フィルム1
Bは基板22の先端に仮付けされ、次に圧着ロール21
により、基板22に圧着開始される。
【0075】圧着ロール21によるフィルム1Bの基板
22Aの圧着が進行し、同時に基板22が図2において
右方向に進み、フィルム1Bの後端がカッターの位置迄
きたとき、メインバキュームプレート6によるフィルム
1Bの吸着、及びカッターによるフィルム1Bの切断が
行われる。
【0076】このカッターにより切断されたフィルム1
Bの後端位置には、前記圧着ロール21と共に接近して
きているバキュームバー25が、該フィルム1Bの後端
を吸着する。このバキュームバー25は、バキュームバ
ー回転駆動手段30により、圧着ロール21の回転周速
よりも遅い周速で移動され、図3に示されるように、圧
着ロール21の回転に従って、フィルム1Bの後端に引
張力を与えつつ図において反時計方向に、圧着点21B
近傍迄フィルム1Bの後端を保持しつつ回転する。
【0077】バキュームバー25が、反時計方向の限界
位置に迄揺動するとそこで停止し、従って、吸引されて
いるフィルム1Bが、図5に示されるように、バキュー
ムバー25の基板対向面34に摺接しつつここから離間
して行く。
【0078】即ち、図5(A)に示されるように、フィ
ルム1Bの後端は後端側列33Bの吸引孔32Bから外
れ、次に図5(B)に示されるように、前端側列33A
の吸引孔32から外れ、図5(C)示されるように一旦
わずかの時間、基板22上に落下する。
【0079】この瞬間に、制御装置46からの信号によ
り切換弁40が駆動され、負圧源36からの負圧が遮断
されると同時に、ポンプ44からの加圧空気がポイプ4
2A、42Bを介して吸引孔32に供給される。
【0080】従って、加圧空気が吸引孔32から噴出さ
れ、図5(D)に示されるように、噴出された加圧空気
により、フィルム1Bの後端が基板22から離れて圧着
ロール21の外周に吹付けらることになる。
【0081】この加圧空気によって、圧着ロール21の
外周に吹付けられ、押付けられたフィルム1Bは、皺等
が伸されて、密着した状態となり、圧着点21Bにおい
て圧着ロール21により基板22に圧着されるとき、気
泡や皺が発生することがない。
【0082】フィルム1Bの後端が圧着点21Bにかな
り接近すると、吸引孔32からの加圧空気の基板22に
当る場所がフィルム後端から大きく離間してフィルム1
B後端をめくる力が弱くなると共に、フィルム1Bの末
圧着部分が短く、又、フィルム1Bの弾性があるので、
フィルム1Bは図5(E)に示されるように、カールす
ることなく基板22上に落ちて、圧着ロール21よって
圧着されたとき、気泡や皺が発生することがない。
【0083】次に図6に示される本発明の第2実施例に
ついて説明する。
【0084】この第2実施例は、前記図4に示される切
換弁40を、後端側列33Bのパイプ42Bへの負圧管
路にのみ配置し、前端側列33Aのパイプ42Aを、パ
イプ42Bから独立分離して分配弁38に接続したもの
である。
【0085】この実施例においては、制御装置46によ
る切換弁40の切換えタイミングは、フィルム1Bの後
端が、後端側列33Bの吸引孔32を通過した時点とさ
れている。
【0086】この実施例においては、フィルム1Bの後
端が基板対向面34における後端側列33Bの吸引孔3
2Bを通過した直後に該吸引孔32Bから加圧空気が噴
出され、このとき、前端側列33Aの吸引孔32Aによ
って、フィルム1Bの後端は基板対向面34に吸着され
ている。
【0087】前記第1実施例においては、吸引孔32の
負圧を正圧に切換える際に、フィルム1Bが基板22上
に落下したが、この実施例においては、前端側列33A
の吸引孔32Aにフィルム1Bの後端が吸着された状態
のまま後端側列33Bの吸引孔32Bから加圧空気が噴
出されるので、フィルム1Bの後端が基板22上にわず
かな時間でも落下することがない。又、分配弁38から
パイプ32Bに至る管路の途中に設けられた切換弁40
によって負圧が遮断され、且つ、分配弁40からの負圧
はパイプ42Bに供給されるので、後端側列33Bの吸
引孔32Bに印加されていた負圧も前端側列33Aの吸
引孔32Aに付加されることになり、フィルム1Bの後
端を前端側列33Aの吸引孔32Aにより十分に吸引し
た状態を維持することができる。
【0088】次に図7に示される本発明の第3実施例に
ついて説明する。
【0089】この第3実施例は、基板対向面34におけ
る吸引孔32の列を、前記第1及び第2実施例における
前端側列33A、後端側列33Bと、その間の中間列3
3Cの3列にすると共に、後端側列33B及び中間列3
3Cの吸引孔32に、それぞれ独立した切換弁40及び
40Aを介して負圧及び正圧を切換え供給できるように
したものである。
【0090】これらの切換弁40、40Aの負圧から正
圧への切換えタイミングは、それぞれの列における吸引
孔32B、32Cをフィルム1Bの後端が通過した時点
とされている。
【0091】この実施例においては、フィルム1Bの後
端が通過した列から順次加圧空気が噴出され、残りの列
の吸引孔32Aによってフィルム後端が吸着された状態
が維持されるので、より確実にフィルム1Bの後端の垂
れ下がりを防止して、且つ圧着ロール21の外周面にフ
ィルム1Bの後端を吹付けることができる。
【0092】次に図8に示される本発明の第4実施例に
ついて説明する。
【0093】この第4実施例は、前記第1及び第2実施
例と同様に基板対向面34における吸引孔は前端側列3
3Aと後端側列33Bの2列とされているが、前端側列
33Aの吸引孔32Aはバキュームバー25の前端に沿
って配置され、又後端側列33Bの吸引孔32Bは、バ
キュームバー25の後端に沿って配置され、且つ各吸引
孔32A、32Bは、斜め前方に向けて配置されてい
る。更に、前記基板対向面34における前端側列33A
と後端側列33Bの間には、バキュームバー25の略全
幅範囲に渡る溝50が形成されている。
【0094】この実施例においては、前端側列33Aの
吸引孔32Aがバキュームバー25の前端に最も接近し
た状態で形成されているので、フィルム1Bの後端を、
圧着ロール21による圧着点21Bに最も近い位置にま
で吸着することができる。又、後端側列33Bの吸引孔
32Bがバキュームバー25の後端に最も接近した状態
で配置されているので、フィルム1Bの後端が通過する
ときに早いタイミングで加圧空気を吹出すことができ
る。従って、フィルム1Bの送り速度が速い場合により
容易に対応することができる。
【0095】更に、この実施例においては、吸引孔32
A、32Bが斜め前方に向けて形成されているので、こ
こから吹出す加圧空気をより確実にフィルム1Bの後端
と基板22の間に吹込むことができる。
【0096】更に、基板対向面34には、前端側列33
Aと後端側列33Bの間に溝50が形成されているの
で、後端側列33Bを通過したフィルム1Bの後端が加
圧空気によって吹上げられるとき、この溝50内に入込
み、より加圧空気流の影響を受け易い状態にすることが
できる。
【0097】次に図9に示される本発明の第5実施例に
ついて説明する。
【0098】この第5実施例は、固定型のバキュームバ
ー(フィルム吸引部材)52を設けたものであり、この
バキュームバー52は、基板対向面52Aの、フィルム
送り方向と逆向きに連続して、且つ、圧着ロール21の
外周に沿って延在する円弧状面52Bを備えている。こ
の円弧状面52Bには、多数の吸引孔33が設けられて
いる。
【0099】この実施例における基板対向面52Aに
は、前記第1〜第4実施例における基板対向面34と同
様に、吸引孔及びこれに負圧及び正圧を印加する手段が
設けられているが、第1〜第4実施例と類似の構成であ
るので説明は省略する。
【0100】次に図10、図11に示される本発明の第
6実施例について説明する。
【0101】この実施例はバキュームバー56に、フィ
ルム送り方向前端側から、吸引孔56A、56B及びエ
アー噴出孔56Cをこの順で設け、吸引孔56A、56
Bでは、負圧によりフィルム1Bを吸引すると共にフィ
ルム後端通過後に、正圧に切換えられ、エアー噴出孔5
6Cは、フィルム1Bを吸引することなく、フィルム後
端通過後に加圧空気を吹出すようにしたものである。
【0102】図11の符号58A、58Bは負圧側電磁
弁、60A〜60Cは正圧側電磁弁を示す。他の構成は
前記実施例と同様であるので説明を省略する。
【0103】次に図11に示される本発明の第7実施例
について説明する。
【0104】この第7実施例は、バキュームバー25
に、加圧気体を噴出するノズル62を外付けしたもので
ある。ノズル62はバキュームバー25の基板対向面3
4のフィルム送り方向後側に隣接した位置で、バキュー
ムバー25と平行に配置されたパイプ64に形成されて
いる。
【0105】この実施例においては、ノズル62がバキ
ュームバー25に外付けされているので、バキュームバ
ー25の基板対向面34に吸引されている状態のとき
に、フィルム1Bの後端に対して加圧気体を噴出させる
ことができる。従って、フィルム1Bが基板対向面から
離間したときに垂れ下がったりすることがない。
【0106】なお、上記各実施例において、気体噴出手
段はバキュームバーに取付けられているが、フィルム後
端を負圧により吸着するフィルム吸引部材であればプレ
ート状であればよい。
【0107】又、前記各実施例は加圧空気を噴出するも
のであるが、これは窒素ガス等の他の加圧された気体で
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラミネータの実施例の要部を示す
略示斜視図
【図2】本発明に係るラミネータの実施例の概略を示す
略示断面図
【図3】同実施例における圧着ロールとバキュームバー
及びフィルムとの関係を示す略示断面図
【図4】同実施例におけるバキュームバー吸引孔での負
圧及び正圧を供給する空気圧回路を示す一部断面図を含
む回路図
【図5】同実施例におけるバキュームバーの作用を示す
略示断面図
【図6】本発明の第2実施例における空気圧回路を示す
図4と同様の回路図
【図7】本発明の第3実施例における空気圧回路を示す
図4と同様の回路図
【図8】本発明の第4実施例に係るバキュームバーを示
す断面図
【図9】本発明の第5実施例に係るバキュームバーを示
す略示断面図
【図10】本発明の第6実施例に係るバキュームバーを
示す略示断面図
【図11】同第6実施例の空気圧回路を示す回路図
【図12】本発明の第7実施例の要部を示す斜視図
【符号の説明】
1B…フィルム 21…圧着ロール 21A…回転中心軸 22…基板 25、52、56…バキュームバー 30…バキュームバー回転駆動手段 32A、32B、32C、33、56A、56B…吸引
孔 33A…前端側列 33B…後端側列 34、52A…基板対向面 36…負圧源 40…切換弁 44…ポンプ 46…制御装置 50…溝 52B…円弧状面 56C…エアー噴出孔 62…ノズル

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動する基板の表面に、所定長さに切断さ
    れたフィルムをその先端から後端まで圧着ロールにより
    順次圧着する際に、前記フィルムの少なくとも後端部を
    フィルム吸引部材により、基板から離して吸引保持する
    フィルム圧着方法において、遅くともフィルム後端が前
    記フィルム吸引部材から離間した直後から、該フィルム
    後端部と前記基板との間に加圧気体を吹付けることを特
    徴とするフィルム圧着方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記加圧気体を、圧着
    ロールの表面温度と基板の表面温度との間の温度とした
    ことを特徴とするフィルム圧着方法。
  3. 【請求項3】基板に対向して配置され、所定長さに切断
    されたフィルムを、その先端から後端まで、移動する前
    記基板に順次圧着する圧着ロールと、この圧着ロールの
    回転軸と平行に延在して、且つ圧着ロール外周に接近し
    て配置され、少なくとも前記基板に対向する面に、負圧
    が印加される1又は2以上の吸引孔を備えたフィルム吸
    引部材と、を有してなるラミネータにおいて、前記フィ
    ルム吸引部材に、フィルム後端と基板との間に加圧気体
    を吹込む気体噴出手段を設けたことを特徴とするラミネ
    ータ。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記気体噴出手段は、
    前記フィルム吸引部材における基板との対向面に設けら
    れた吸引孔の少なくとも一部及びこの吸引孔に加圧気体
    を供給する手段を含んで構成されたことを特徴とするラ
    ミネータ。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記吸引孔は、基板対
    向面で、フィルム送り方向に複数列配置され、且つ、フ
    ィルム送り方向の最後端側から少なくとも第1列におけ
    る吸引孔から加圧気体噴出可能とされたことを特徴とす
    るラミネータ。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記複数列の吸引孔の
    うち、フィルム送り方向の最前端側から少なくとも第1
    列における吸引孔は、常時負圧が印加されることを特徴
    とするラミネータ。
  7. 【請求項7】請求項5又は6において、前記基板対向面
    には、最前端列と最後端列の吸引孔の間の位置で、圧着
    ロールの回転軸と平行に、且つ、フィルム吸引部材の略
    全幅範囲に渡って溝が形成されたことを特徴とするラミ
    ネータ。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7において、前記フィル
    ム後端通過直後に、少なくとも最後端側第1列の吸引孔
    に印加された負圧を正圧に切換えると共に、該負圧が残
    りの列の吸引孔に印加されるように切換える切換え手段
    を設けたことを特徴とするラミネータ。
  9. 【請求項9】請求項5乃至8のいずれかにおいて、前記
    基板対向面におけるフィルム送り方向の最前端列の吸引
    孔は、フィルム吸引部材の前端面に沿って配置されたこ
    とを特徴とするラミネータ。
  10. 【請求項10】請求項5乃至9のいずれかにおいて、前
    記基板対向面におけるフィルム送り方向の最後端列の吸
    引孔は、該基板対向面の後端に沿って配置されたことを
    特徴とするラミネータ。
  11. 【請求項11】請求項4乃至10のいずれかにおいて、
    前記加圧気体を噴出する吸引孔は、基板に対して斜め前
    方に向けて形成されたことを特徴とするラミネータ。
  12. 【請求項12】請求項3乃至11のいずれかにおいて、
    前記フィルム吸引部材は、該フィルム吸引部材がフィル
    ム後端部を保持した状態で、前記圧着ロールの外周に沿
    って、該圧着ロールの周速以下の速度で回転駆動するフ
    ィルム吸引部材回転駆動手段により支持されたことを特
    徴とするラミネータ。
  13. 【請求項13】請求項3乃至11のいずれかにおいて、
    前記フィルム吸引部材は圧着ロール近傍に固定されると
    共に、前記基板対向面からフィルム送り方向と逆方向に
    連続して、且つ、前記圧着ロールの外周に沿って延在す
    る円弧状面と、この円弧状面に、フィルム送り方向に複
    数列形成された吸引孔と、を有してなり、前記フィルム
    は、円弧状面及び基板対向面の吸引されつつ移動される
    ことを特徴とするラミネータ。
  14. 【請求項14】請求項2において、前記フィルム吸引部
    材は、基板との対向面に吸引孔を備え、前記気体噴出手
    段は、前記基板との対向面における前記吸引孔よりも、
    フィルム送り方向の後端側に形成された気体ノズルであ
    り、該ノズルは、フィルム後端の通過直後から加圧気体
    を噴出するようにされたことを特徴とするラミネータ。
  15. 【請求項15】請求項2において、前記気体噴出手段
    は、前記フィルム吸引部材に外付けされた気体ノズルで
    あることを特徴とするラミネータ。
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