JP2980871B2 - フィルム貼着方法及びラミネータ - Google Patents

フィルム貼着方法及びラミネータ

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム貼着方法
及びラミネータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧着ローラを使用して基板にプラ
スチックフィルム(ドライフィルムともいう)を貼着す
るようにしたラミネータ(フィルム貼着装置)が知られ
ている。本願の出願人は、基板の後端付近においてフィ
ルムの反圧着面側を吸着具にて吸着保持した状態でフィ
ルムを切断するとともに、吸着保持している該フィルム
の先端部をフィルム供給方向へ繰り出して圧着ローラの
真下、すなわち基板に対して正しく位置決めができるよ
うにして貼着品質の向上と生産性の向上を図ったラミネ
ータを開示した(特開平9−94882号公報)。な
お、圧着前のフィルムを吸着保持する場合、吸着具と圧
着ローラとの干渉を避けるためにはフィルムの先端部を
吸着具から突出させておく必要があるが、フィルムにあ
る程度の厚み(剛性)があれば、フィルムの先端は真っ
直ぐに延びた姿勢を維持することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
比較的大形の基板に対して極薄い(例えば、16μm程
度)のフィルムを貼着したいという要請があり、このよ
うに薄くてしかも腰のないフィルムを保持すると、フィ
ルムの先端部がおじぎをするように垂れて不安定になり
易い結果、気泡の巻き込みやしわの発生確率が高くなる
といった問題が出てくる。なお、上記のフィルムの先端
部に下からエアを吹きつけて持ち上げるようにして姿勢
の是正を図ることも考えられるが、フィルムが踊って安
定性に欠けるほか、特にクリーンルームではほこりがた
つのを嫌うため、この方法は一般的には採用できない。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、圧着開始前にフィルム
の先端部が貼着対象物の上に正しく載るようにして貼着
品質の向上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
なフィルム貼着方法及びラミネータを創作した。すなわ
ち、第1の発明は、圧着ローラを使用してフィルムを貼
着するフィルム貼着方法であって、前記フィルムの先端
部の圧着面側をフィルム支持部材により支持した状態で
該フィルムの先端部と圧着ローラと貼着対象物とを近接
させ、次いで、該フィルム支持部材を該フィルムの先端
部の略延長方向に移動して該フィルムから離隔させたう
えで該圧着ローラによる圧着を開始するようにしたこと
を特徴とする。
【0006】上記の方法において、圧着前のフィルムは
先端部がフィルム支持部材にて支持されているので先端
部の姿勢が不安定になることが避けられる。そして、フ
ィルム支持部材は圧着ローラに近接する位置でフィルム
の先端部の略延長方向に移動し、そのフィルムの先端部
を真っ直ぐ延ばすように圧着面側を撫でるようにしてフ
ィルムから離れる。したがって、フィルムの先端部が貼
着対象物に正しく当接するようになり、圧着時にフィル
ムにしわが生じたり貼着対象物とフィルムとの間に気泡
が入ったりすることが防がれる。
【0007】また、第2の発明は、基板を移送する移送
手段と、該基板に沿わせるフィルムを供給する供給手段
と、該基板に該フィルムを圧着する圧着ローラとを有し
てなるラミネータにおいて、前記フィルムの先端部の圧
着面側を前記基板及び前記圧着ローラに近接するフィル
ム支持位置で支持可能に形成したフィルム支持部材と、
該フィルム支持部材を、該圧着ローラによる圧着開始前
に、前記フィルム支持位置から略基板進行方向に移動し
て該フィルムから離隔させる移動機構とを備えたことを
特徴とする。
【0008】上記のラミネータにおいて、フィルムの先
端部はフィルム支持部材にて支持されるので姿勢が不安
定になることが避けられる。そのフィルム支持部材は移
動機構の作用により圧着ローラに近接する位置で基板進
行方向に移動してそのフィルムの先端部を真っ直ぐ延ば
すように圧着面側を撫でるようにしてフィルムから離れ
る。したがって、フィルムの先端部が基板上に正しく載
るようになり、圧着時にフィルムにしわが生じたり基板
とフィルム間に気泡が入ったりすることが防がれ、貼着
品質が向上する。なお、圧着開始前にフィルム支持部材
が該圧着ローラをくぐり抜けるようにすることによっ
て、比較的簡素な構成でもって、基板及び圧着ローラに
より近接する位置でフィルムの先端部の姿勢の是正が可
能となる。
【0009】また、第3の発明は、請求項2記載のラミ
ネータにおいて、前記フィルムの先端部付近の反圧着面
側を吸着保持可能な吸着具を備えたことを特徴とする。
【0010】上記のラミネータでは、フィルムの先端部
付近を吸着具が吸着保持しているから、フィルム支持部
材はその吸着具から突出する部分だけを支持すればよ
く、したがって、圧着開始前のフィルムの先端部の姿勢
を規制し、あるいは是正することが容易にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図8はプリント基板等の基
板PにフィルムFを貼着するラミネータの要部を示す側
面断面図であって、ラミネータの作動を順に説明したも
のである。先ず、図1を参照してラミネータの基本構成
を説明する。同図に示すように、ラミネータの固定フレ
ーム1に、基板Pを略水平方向に移送する供給ローラ2
及び押えローラ2aと、基板Pを滑らせて案内するガイ
ド板3が設けられている。そして、詳しくは後述する
が、その基板Pを載せて回転し、圧着ローラ8の押圧力
で基板PにフィルムFを貼着させる駆動ローラ4と、フ
ィルムFが貼着された基板Pを送り出す送りローラ5
a,5bが配設されている。供給ローラ2、駆動ローラ
4及び送りローラ5a,5bは、図示省略の駆動装置に
て回転駆動されるようになっている。本発明でいう移送
手段は上記のように構成されている。なお、図中の3a
は基板Pを検出する光電式センサの一例である。
【0012】また、固定フレーム1には可動フレーム6
が支軸1a回りに回動可能に取付けられており、可動フ
レーム6の下端部をシリンダ装置7が押動できるように
なっている。図中の1bはシリンダ本体7aを固定フレ
ーム1に回動可能な状態にして取付けている取付軸であ
り、7bはシリンダロッド7cと可動フレーム6とを接
続する接続部材である。
【0013】そして、可動フレーム6には圧着ローラ8
を回動自在に支持しているアーム8aが支軸6a回りに
回動可能に取付けられ、アーム8aの後端部をシリンダ
装置9が持ち上げることによって圧着ローラ8を駆動ロ
ーラ4上の基板Pに対して押しつけるようになってい
る。図中の6bはシリンダ本体9aを可動フレーム6に
回動可能な状態にして取付ける取付軸であり、9bはシ
リンダロッド9cとアーム8aとを接続する接続部材で
ある。この可動フレーム6に、後述するフィルム先端是
正装置16が備えられている。
【0014】さらに、可動フレーム6にはサブフレーム
10が支軸6c回りに回動可能に取付けられ、サブフレ
ーム10をシリンダ装置11が押動できるようになって
いる。図中の6dはシリンダ本体11aをサブフレーム
10に回動可能な状態にして取付ける取付軸であり、1
1bはシリンダロッド11cとサブフレーム10とを接
続する接続部材である。
【0015】上記のサブフレーム10に、図外のフィル
ムロールから供給されるフィルムFをはさむニップロー
ラ12a,12bと、ガイドローラ12cと、吸着具1
3とが設けられている。これらのローラ12a〜12c
は駆動機構を有しておらず、フィルムFが圧着ローラ8
の作用で引き込まれるように基板Pに貼着されていく
と、それに従動して自由に回転できるようになってい
る。ただし、ニップローラ12bは一方向(フィルム供
給方向)にしか回転できないようにワンウェイ機構が備
えられている。また、前記フィルムロールにはブレーキ
装置が設けられており、フィルムFに適宜な張力がかか
るようになっている。本発明でいうところのフィルム供
給機構(供給手段)は上記のように構成されている。
【0016】また、上記の吸着具13は、フィルムFを
横断する方向(圧着ローラ8の軸線と略平行)に延びる
吸着部13aに図外の吸引装置に連通する多数の通気孔
が形成されたものであって、吸着具13は吸着保持して
いるフィルムFとともにサブフレーム10の回動によっ
て圧着ローラ8に接近するように構成されている。
【0017】次に、フィルム切断機構について説明す
る。固定フレーム1に圧着ローラ8の軸線と平行に延び
るロッドレスシリンダ14が取付けられ、ロッドレスシ
リンダ14のスライド部14aにカッター支持体14b
が取付けられ、カッター支持体14bのスピンドル14
cにカッター刃(丸刃)14dが装着されている。この
カッター支持体14bは、常にはフィルムFから離隔す
る退避位置にあるが、ロッドレスシリンダ14が作動す
るとスピンドル14cを回転させながらフィルムFを横
断する方向に走行し、カッター刃14dにてそのフィル
ムFを切断する。なお、可動フレーム6には、カッター
刃14dの走行軌跡と圧着ローラ8との間に位置する吸
着具15がフィルムFに近接するように配設されてお
り、この吸着具15と前記吸着具13とによって切断開
始前にフィルムFの反圧着面側を吸着保持するようにな
っている。
【0018】次に、フィルム支持部材とフィルム支持部
材を移動させる移動機構とからなるフィルム先端是正装
置16について説明する。可動フレーム6に取付けられ
たリニアガイド17によってロッド18が圧着ローラ8
の軸線直角方向に進退移動可能に支持されている。ロッ
ド18の先端には圧着ローラ8の軸線と平行に延びる薄
板状のフィルム受け18aが取付けられ、ロッド18の
下面にはラック18bが形成されていて、ラック18b
に噛合するピニオン19に、可動フレーム6に取付けら
れたモータ20の軸端のギヤ20aが噛合している。そ
して、モータ20の回転によってロッド18が進退移動
し、図9に示すように、フィルム受け18aが圧着ロー
ラ8の前方(フィルムFが圧着ローラ8に引き込まれる
側)に位置する状態(図9(a)、図2及び図3参照)
と、圧着ローラ8に近接するフィルム支持状態(図9
(b)及び図4参照)と、圧着ローラ8の後方(フィル
ムFが貼着された基板Pが送り出される側)に退避した
状態(図9(c)及び図6参照)とをとり得るようにな
っている。図1中の21a,21b,21cはロッド1
8の移動位置を検出するためのセンサである。なお、こ
のフィルム受け18aが本発明でいうところのフィルム
支持部材であり、フィルム受け18aの形状は薄板状で
なくても、棒状その他の適宜な形状にすることができ
る。
【0019】フィルム先端是正装置16は上記のように
構成され、図9参照、吸着具13で吸着保持されたフィ
ルムFの吸着具13から突出する先端部Faが、一旦、
圧着ローラ8に近接した位置でフィルム受け18aにて
若干持ち上げられるようにして支持されるようになって
おり、その後、フィルム受け18aは圧着ローラ8の下
をくぐり抜けるように基板Pの進行方向(先端部Faの
略延長方向)に移動し、その先端部Faを真っ直ぐ延ば
すように圧着面側を撫でるようにしてフィルムFから離
れる。したがって、おじぎをするように垂れ易い圧着前
のフィルムFの先端部Faの姿勢が是正されて正しく基
板Pに載るようになる。
【0020】次に、上記のように構成したラミネータの
作用について説明する。ここでは、長方形の基板Pに帯
状のフィルムFを供給して圧着及びカットする。なお、
フィルムFは、具体的にはごく薄い感光性樹脂フィルム
であるが、紙その他の適宜な材質のものであっても構わ
ない。図1には、基板Pの先端部から後端部付近の所定
位置までフィルムFを貼り進んだ様子が示されている。
そして、駆動ローラ4と送りローラ5a,5bが一時停
止し、吸着具13,15がフィルムFの反圧着面側を吸
着保持した後、カッター刃14dがフィルムFを切断す
る。その後、カッター支持体14bは退避位置に移動
し、駆動ローラ4と送りローラ5a,5bが回転して基
板Pを図示左方向に送り出すとともに、フィルムFの切
断端部(後端部)は吸着具15の吸着が解除されて圧着
ローラ8の作用で基板Pの後端部に貼着される。なお、
フィルムFのもう一方の切断端部(先端部)は吸着具1
3により吸着保持されたままである。
【0021】さて、先行する基板Pを送り出した後のラ
ミネータは、図2に示すように、シリンダ装置7の作動
で可動フレーム6が支軸1a回りに反時計回転方向に若
干回動し、圧着ローラ8が持ち上げられて駆動ローラ4
との間に比較的大きな隙間ができている。これと同時に
モータ20、ギヤ20a及びピニオン19が回転してロ
ッド18を前進させ、フィルム受け18aを圧着ローラ
8の前方(圧着前のフィルムFの先端部Faが位置する
側)に突出させる。そのときのロッド18の位置はセン
サ21c及び制御装置(図示省略)にて検出される。
【0022】次に、図3に示すように、シリンダ装置9
の作動でアーム8aが支軸6a回りに回動して圧着ロー
ラ8と駆動ローラ4との間隔が広げられる一方、シリン
ダ装置11の作動でサブフレーム10が支軸6c回りに
回動して吸着具13が圧着ローラ8に接近する。このと
き、フィルムロ−ルから導かれているフィルムFはニッ
プローラ12a,12bにはさみつけられて保持されて
いるのでフィルムFが吸着具13に対して位置ずれを起
こすのが防がれる。そして、図9(a)に示すように、
吸着具13の下降によってフィルムFの先端部Faは、
フィルム受け18aと圧着ローラ8との間の空間にほぼ
はまり込んだ状態となって圧着ローラ8に近づき、かつ
フィルム受け18aの高さ位置より低くなっている。こ
の場合、先端部Faはおじぎをするように垂れており、
姿勢が不安定である。
【0023】次に、図4に示すように、モータ20、ギ
ヤ20a及びピニオン19が逆転してロッド18が後退
し、フィルム受け18aが圧着ローラ8のほぼ真下に近
接する。そのロッド18の位置はセンサ21bにて検出
される。このとき、おじぎをするように垂れていたフィ
ルムFの先端部Faが、図9(b)参照、フィルム受け
18aにて若干持ち上げられるように支持され、ほぼ真
っ直ぐに伸びた姿勢に是正されている。なお、フィルム
Fを貼着する基板Pは、供給ローラ2及び押えローラ2
aにて先端が駆動ローラ4に達する位置まで移送され
る。
【0024】続いて、図5に示すように、シリンダ装置
7の作動にて可動フレーム6が時計回転方向に若干回動
して直立姿勢に戻り、圧着ローラ8が駆動ローラ4に接
近する。この間、フィルム受け18aは先端部Faを支
持した状態のままである。そして、図6に示すように、
モータ20を回転させてロッド18をセンサ21bの検
出位置まで後退させ、フィルム受け18aを圧着ローラ
8の下をくぐらせるようにして反対側の退避位置に移動
させる。このとき、フィルム受け18aは先端部Faを
真っ直ぐ延ばすように圧着面側を撫でるようにしてフィ
ルムFから離れる。すなわち、先端部Faは姿勢が是正
された状態で基板Pの上に静かに落ちて正しい位置に載
る。
【0025】次に、図7に示すように、シリンダ装置9
の作動でアーム8aが回動して圧着ローラ8が下がり、
図9(c)参照、駆動ローラ4の上で基板Pとフィルム
Fの先端部Faが圧着される。続いて、吸着具13の吸
着を解除した後、図8に示すように、シリンダ装置11
の作動でサブフレーム10を反時計回りに回動させて吸
着具13を初期位置に戻す。この間、フィルムFの先端
部Faは圧着ローラ8で押さえられたままであるから、
吸着具13が圧着ローラ8から離れた距離分、フィルム
Fが引っ張られてニップローラ12a,12bから先へ
繰り出される。
【0026】その後、駆動ローラ4が回転して圧着ロー
ラ8によるフィルムFの圧着が開始される。基板Pはフ
ィルムFが貼着されつつ送り出され、ローラ5a,5b
にて移送される。そして、図1に示したように、基板P
の後端付近までフィルムFを貼り進んだら、駆動ローラ
4及び送りローラ5a,5bが止まり、吸着具13及び
15がフィルムFを吸着保持し、さらに、フィルム切断
機構のカッター刃14dがフィルムFを切断する。この
ようにして、上記の工程を繰り返して連続的に複数の基
板PにフィルムFを順次貼着することができる。
【0027】なお、本実施形態のラミネータは上記のよ
うに構成したが、当業者の知識に基づき、種々の変更を
加えた態様で本発明を実施し得ることは勿論である。例
えば、フィルムの性状に対応させて圧着ローラに加熱手
段を備えても良い。また、貼着対象物に対して圧着ロー
ラを平行移動して自転させるようにしたり、あるいは直
接回転駆動するという構成も可能であろう。さらに、前
述したラックピニオン式の移動機構に代えてシリンダ装
置その他の適宜な機構を用いることにしても構わない。
【0028】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、フィルム支持部材により圧着前のフィルムの先端
部の姿勢が是正され、フィルムの先端部が貼着対象物
(基板)に正しく当接してから圧着ローラによる圧着が
開始されるので圧着時にフィルムにしわが生じたり貼着
対象物とフィルムとの間に気泡が入ったりすることが防
がれ、貼着品質が向上する。なお、フィルムの先端部付
近を吸着具にて吸着保持し、フィルムの先端部をフィル
ム支持部材により支持することにより、フィルムの先端
部の姿勢の規制あるいは是正が容易かつ効果的にできる
ようになり、貼着品質の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、基板の後端部までフィルムを貼り進んだ状態
を説明する図である。
【図2】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、フィルム切断後、圧着ローラを持ち上げた状
態を説明する図である。
【図3】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、吸着具を圧着ローラに接近させた状態を説明
する図である。
【図4】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、フィルム受けにてフィルムの先端部を圧着ロ
ーラに接近させて支持した状態を説明する図である。
【図5】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、圧着ローラとフィルムの先端部と基板とを接
近させた状態を説明する図である。
【図6】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、フィルム受けをフィルムの先端部からひき離
した状態を説明する図である。
【図7】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、圧着ローラでフィルムと基板の先端部を押圧
した状態を説明する図である。
【図8】実施形態のラミネータの要部を示す側面断面図
であって、吸着具の吸着を解除して圧着ローラによる圧
着を開始した状態を説明する図である。
【図9】実施形態のラミネータが備えるフィルム受けの
作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 固定フレーム 3 供給コンベヤ 5a,5b 送りローラ 6 可動フレーム 8 圧着ローラ 10 サブフレーム 13 吸着具 16 フィルム先端是正装置 18 ロッド 18a フィルム受け(フィルム支持部材) 20 モータ P 基板 F フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−117961JP,A) 特開 平9−94882(JP,A) 特開 平5−162212(JP,A) 特開 平4−246060(JP,A) 特開 平3−7342(JP,A) 特開 昭60−184843(JP,A) 特開 平4−344237(JP,A) 特開 平2−191958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 65/00 - 65/78 B32B 31/00 - 31/30 H05K 3/06,3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧着ローラを使用してフィルムを貼着す
    るフィルム貼着方法であって、 前記フィルムの先端部の圧着面側をフィルム支持部材に
    より支持した状態で該フィルムの先端部と圧着ローラと
    貼着対象物とを近接させ、次いで、該フィルム支持部材
    を該フィルムの先端部の略延長方向に移動して該フィル
    ムから離隔させたうえで該圧着ローラによる圧着を開始
    するようにしたフィルム貼着方法。
  2. 【請求項2】 基板を移送する移送手段と、該基板に沿
    わせるフィルムを供給する供給手段と、該基板に該フィ
    ルムを圧着する圧着ローラとを有してなるラミネータに
    おいて、 前記フィルムの先端部の圧着面側を前記基板及び前記圧
    着ローラに近接するフィルム支持位置で支持可能に形成
    したフィルム支持部材と、 該フィルム支持部材を、該圧着ローラによる圧着開始前
    に、前記フィルム支持位置から略基板進行方向に移動し
    て該フィルムから離隔させる移動機構とを備えたラミネ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のラミネータにおいて、 前記フィルムの先端部付近の反圧着面側を吸着保持可能
    な吸着具を備えたラミネータ。
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