JP3226805U - 包装フィルム加工装置 - Google Patents

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亀田 稔
稔 亀田
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トキワ工業株式会社
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Abstract

【課題】非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより形成された摘み部付きテープまたは摘み部付きラベルに印刷を施すことが可能な包装フィルム加工装置を提供する。【解決手段】包装フィルム加工装置は、摘み部付きテープ形成部と、テープ切断部と、フィルム移送部材6と、ラベル貼付部7と、インクジェットヘッド4とを具備する。摘み部付きテープ形成部は、非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより、摘み部付きテープを形成する。テープ切断部は、摘み部付きテープを切断して摘み部付きラベル9cを作成する。ラベル貼付部は、開封用切込が形成された領域に摘み部付きラベルを貼付する。インクジェットヘッドは、摘み部付きテープまたは摘み部付きラベルに、インクを吐出する。【選択図】図9

Description

本考案は、包装フィルム加工装置、包装機、および、包装フィルム加工方法に関する。
印刷が施された開封ラベルが知られている。開封ラベルに印刷を行うに際しては、剥離台紙上のラベルシートに印刷を行うことが一般的である。
関連する技術として、特許文献1には、ラベル連続体が開示されている。特許文献1に記載のラベル連続体では、対象物に剥離可能に貼り付けられる複数のラベルが、長尺の剥離台紙に保持されている。また、ラベルの一端部の表面には、めくり上げ開始箇所であることを示す文字やマーク等の表示が印刷されている。
また、特許文献2には、ラベル貼付装置が開示されている。特許文献2に記載のラベル貼付装置は、開封ラベルテープを折曲加工する折曲加工部と、開封ラベルテープを切断して開封用ラベルを形成する切断部と、開封用ラベルを包装用フィルムにおける開封用切込が形成された領域に貼付する貼付部とを備える。なお、特許文献2には、ラベルに印刷を施すことについての記述はない。
特開2014−232142号公報 特開2016−204026号公報
剥離台紙上のラベルシートに印刷を施す技術は広く知られているが、非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより形成された摘み部付きテープまたは摘み部付きラベルに印刷を施す技術は開発されていない。また、印刷が施された粘着テープの巻回体は知られているが、このような巻回体から繰り出された粘着テープを切断する場合、印刷位置と切断位置とを所望の位置関係とするのが困難である。
そこで、本考案の目的は、非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより形成された摘み部付きテープまたは摘み部付きラベルに印刷を施すことが可能な包装フィルム加工装置、包装機、および、包装フィルム加工方法を提供することである。
以下に、考案を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と考案を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における包装フィルム加工装置は、非粘着層(92)と粘着層(91)とを有するテープ(9a)を折り返すことにより、第1側部(93)に貼付部(94)を有し、第2側部(95)に摘み部(96)を有する摘み部付きテープ(9b)を形成する摘み部付きテープ形成部(3)と、前記摘み部付きテープ(9b)を切断して摘み部付きラベル(9c)を作成するテープ切断部(5)と、開封用切込(C)が形成された包装フィルム(F)を移送するフィルム移送部材(6)と、前記開封用切込(C)が形成された領域に前記摘み部付きラベル(9c)を貼付するラベル貼付部(7)と、前記摘み部付きテープ(9b)または前記摘み部付きラベル(9c)に、インクを吐出するインクジェットヘッド(4)と、を具備する。
上述の包装フィルム加工装置は、前記摘み部付きテープ(9b)の表面を吸着しつつ前記摘み部付きテープ(9b)を移送する吸着ドラム(8)を更に具備していてもよい。また、前記テープ切断部(5)は、前記吸着ドラム(8)の外周面に対向するように配置され、かつ、前記インクジェットヘッド(4)は、前記吸着ドラム(8)の外周面に対向するように配置されていてもよい。
上述の包装フィルム加工装置は、前記吸着ドラム(8)を支持するドラム支持部材(82)と、前記インクジェットヘッド(4)を支持するヘッド支持部材(42)とを更に具備していてもよい。また、前記ヘッド支持部材(42)は、前記ドラム支持部材(82)に取り付けられていてもよい。また、前記ヘッド支持部材(42)および前記ドラム支持部材(82)は、包装フィルム加工装置本体部(10)に対して位置調整可能であってもよい。
上述の包装フィルム加工装置において、前記インクジェットヘッド(4)は、前記摘み部付きテープ(9b)の粘着層(91)または前記摘み部付きラベル(9c)の粘着層(91)にインクを吐出してもよい。
上述の包装フィルム加工装置において、前記インクジェットヘッド(4)は、前記ラベル貼付部(7)よりも前記包装フィルム(F)の移送方向下流側に配置されていてもよい。前記インクジェットヘッド(4)は、前記包装フィルム(F)に貼付された前記摘み部付きラベル(9c)の非粘着性表面に向けてインクを吐出してもよい。
上述の包装フィルム加工装置は、前記摘み部付きテープ(9b)の表面を吸着しつつ前記摘み部付きテープ(9b)を移送する吸着ドラム(8)と、前記インクジェットヘッド(4)からのインクの吐出タイミングを制御する制御装置(11;11a)とを更に具備していてもよい。また、前記制御装置(11;11a)は、前記吸着ドラム(8)の回転に同期して前記インクジェットヘッドにインク吐出信号を送信するか、あるいは、前記摘み部付きラベル(9c)または前記包装フィルム(F)の色付部が検出器(12)によって検出されることに応じて前記インクジェットヘッド(4)にインク吐出信号を送信してもよい。
いくつかの実施形態における包装機は、上述のいずれかの段落に記載の包装フィルム加工装置(1A;1B)と、前記包装フィルム(F)を筒形状に形成する筒形成部(106)と、前記筒形成部(106)に被包装物(G)を供給する被包装物供給装置(108)とを具備する。
いくつかの実施形態における包装フィルム加工方法は、非粘着層(92)と粘着層(91)とを有するテープ(9a)を折り返すことにより、第1側部(93)に貼付部(94)を有し、第2側部(95)に摘み部(96)を有する摘み部付きテープ(9b)を形成する摘み部付きテープ形成工程と、前記摘み部付きテープ(9b)を切断して摘み部付きラベル(9c)を作成する切断工程と、開封用切込(C)が形成された包装フィルム(F)を移送するフィルム移送工程と、前記開封用切込(C)が形成された領域に前記摘み部付きラベル(9c)を貼付する貼付工程と、前記摘み部付きテープ(9b)または前記摘み部付きラベル(9c)に向けて、インクを吐出するインク吐出工程とを具備する。
本考案により、非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより形成された摘み部付きテープまたは摘み部付きラベルに印刷を施すことが可能な包装フィルム加工装置、包装機、および、包装フィルム加工方法を提供することができる。
図1は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の概要を示す模式図である。 図2は、インクジェットヘッドと摘み部付きテープとの配置関係を模式的に示す図である。 図3は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の一例を示す概略正面図である。 図4は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の一例を示す概略平面図である。 図5は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の他の一例を示す概略正面図である。 図6は、ラベル貼付部の一例を示す概略側面図である。 図7は、第1の実施形態における包装フィルム加工方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態における包装フィルム加工装置の概要を示す模式図である。 図9は、第2の実施形態における包装フィルム加工装置の一例を示す概略側面図である。 図10は、第2の実施形態における包装フィルム加工方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施形態における包装機の一例を示す概略側面図である。 図12Aは、第3の実施形態における包装機によって製造される包装体の一例を示す概略斜視図である。 図12Bは、第3の実施形態における包装機によって製造される他の包装体の一例を示す概略斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態における包装フィルム加工装置、包装機、および、包装フィルム加工方法について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、同一の機能を有する部位、部材については同一の符号を付し、同一の符号が付された部位、部材についての繰り返しとなる説明は省略する。
(用語の定義)
本明細書において、摘み部付きテープ9bの移送方向を「第1方向」と定義し、包装フィルムFの移送方向を「第2方向」と定義する。よって、例えば、摘み部付きテープ9bの移送方向下流側は、「第1方向下流側」と呼ばれ、包装フィルムFの移送方向下流側は、「第2方向下流側」と呼ばれることがある。
(第1の実施形態)
図1および図2を参照して、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の概要について説明する。図1は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置の概要を示す模式図である。図2は、インクジェットヘッド4と摘み部付きテープ9bとの配置関係を模式的に示す図である。
第1の実施形態における包装フィルム加工装置は、摘み部付きテープ形成部3と、インクジェットヘッド4と、テープ切断部5と、フィルム移送部材6と、ラベル貼付部7とを備える。
図1において例示されるように、実施形態において使用されるテープ9aは、粘着層91と非粘着層92とを有するテープである。図1に記載の例では、粘着層91は、第1表面層(裏面層)を構成し、非粘着層92は、第2表面層を構成している。図1に記載の例では、テープ9aの第1表面(裏面)の全面が粘着面であり、第1表面とは反対側の第2表面の全面が非粘着面である。
摘み部付きテープ形成部3は、テープ9aを、テープ9aの長手方向に沿う第1直線L1に沿って折り返すことにより、第1側部93に貼付部94を有し、第2側部95に摘み部96を有する摘み部付きテープ9bを形成する。貼付部94は、包装フィルムFに貼付される部分である。他方、摘み部96は、開封時に消費者によって把持される部分であり、包装フィルムFに接着されない部分である。なお、形成された摘み部付きテープ9bは、貼付部94と摘み部96との間の境界線L2に沿う方向の長さが、境界線L2に垂直なテープ幅よりも長い長尺テープである。
インクジェットヘッド4は、摘み部付きテープ9bにインクを吐出する。その結果、摘み部付きテープ9bには、矢印等の図形および/またはOPEN等の文字が印刷される。本明細書では、矢印等の図形および/またはOPEN等の文字が印刷された領域のことを印刷領域Rと呼ぶ。
図2に示されるように、インクジェットヘッド4の長手方向は、境界線L2に垂直であることが好ましい。換言すれば、インクジェットヘッド4の長手方向は、摘み部付きテープ9bの移送方向に垂直であることが好ましい。図2に記載の例では、インクジェットヘッド4の長さが摘み部付きテープ9bのテープ幅W1よりも大きい。代替的に、インクジェットヘッド4の長さは、摘み部付きテープ9bのテープ幅W1より小さくてもよい。
図1に記載の例では、インクジェットヘッド4は、摘み部付きテープ9bの裏面にインクを吐出する。なお、本明細書において、「摘み部付きテープの裏面」は、包装フィルムFに面することとなる面を意味する。
インクジェットヘッド4は、摘み部付きテープ9bの貼付部94および摘み部96のうちのいずれか一方のみにインクを吐出してもよいし、摘み部付きテープ9bの貼付部94および摘み部96の両方にインクを吐出してもよい。なお、インクを、摘み部付きテープ9b(または、後述の摘み部付きラベル9c)の粘着層91に吐出する場合には、インクが摘み部付きラベル9cと包装フィルムFとの間に挟まれてインクが保護されることとなる。
テープ切断部5は、摘み部付きテープ9bを切断して摘み部付きラベル9cを作成する。図1に記載の例では、テープ切断部5は、境界線L2を横切る方向(より具体的には、境界線L2に垂直な方向)に、摘み部付きテープ9bを切断する。
図1に記載の例では、切断によって得られる摘み部付きラベル9cは、長方形形状を有する。摘み部付きラベル9cの境界線L2に沿う方向の長さ(すなわち、ラベル幅D1)は、摘み部付きラベル9cの境界線L2に垂直な方向の長さ(すなわち、長手方向長さD2)よりも短い。
実施形態において、印刷領域Rの位置と、テープ切断部5によって形成される摘み部付きラベル9cの側縁Eの位置とが所望の位置関係にあること、換言すれば、印刷領域Rの位置ずれが抑制されることが好ましい。印刷領域Rの位置ずれを抑制する方法については後述される。
フィルム移送部材6は、開封用切込Cが形成された包装フィルムFを移送する。フィルム移送部材6は、例えば、移送ローラ61を含む。
ラベル貼付部7は、包装フィルムFにおける開封用切込Cが形成された領域に摘み部付きラベル9c(より具体的には、摘み部付きラベル9cの貼付部94)を貼付する。図1に記載の例では、第2方向(包装フィルムFの移送方向)と、包装フィルムFに貼付された摘み部付きラベル9cの長手方向とが一致している。
以上のとおり、第1の実施形態における包装フィルム加工装置では、非粘着層と粘着層とを有するテープ9aを折り返すことにより形成された摘み部付きテープ9bに印刷を施すことができる。
なお、図1に記載の例では、摘み部付きテープ9bに印刷が施されてから、摘み部付きテープ9bが切断される。代替的に、摘み部付きテープ9bが切断されてから、切断により作成される摘み部付きラベル9cに印刷が施されてもよい。この場合、テープ切断部5を、インクジェットヘッド4よりも、第1方向下流側(摘み部付きテープ9bの移送方向下流側)に設けるのに変えて、テープ切断部5を、インクジェットヘッド4よりも、第1方向上流側に設ければよい。
(第1の実施形態のより詳細な説明)
図3乃至図6を参照して、第1の実施形態の一例についてより詳細に説明する。図3は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置1Aの一例を示す概略正面図である。図4は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置1Aの一例を示す概略平面図である。図5は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置1Aの他の一例を示す概略正面図である。図6は、ラベル貼付部7の一例を示す概略側面図である。なお、図4において、図面の複雑化を避けるために、インクジェットヘッド4等の一部の部材の記載が省略されている。
図3に記載の例では、包装フィルム加工装置1Aは、摘み部付きテープ形成部3、インクジェットヘッド4、テープ切断部5、フィルム移送部材6、および、ラベル貼付部7に加えて、テープ9aを繰り出すテープ繰出部2、吸着ドラム8、制御装置11を具備する。
(テープ繰出部2)
テープ繰出部2は、テープ巻回体9を支持し、テープ巻回体9からテープ9aを繰り出す。テープ繰出部2は、包装フィルム加工装置1Aの本体部10によって支持されている。テープ繰出部2によって支持されるテープ巻回体9は、テープ層間に離型紙が介在しないタイプのテープ巻回体である。代替的に、テープ巻回体9は、テープ層間に離型紙が介在するタイプのテープ巻回体であってもよい。この場合、離型紙は、テープ繰出部2と摘み部付きテープ形成部3との間の領域において、テープ9aから除去される。
(摘み部付きテープ形成部3)
摘み部付きテープ形成部3は、テープ9aを折り返すことにより、摘み部付きテープ9bを形成する。なお、摘み部付きテープ形成部3によって折曲加工されるテープ9aは、離型紙を含まないテープである。
図4に記載の例では、摘み部付きテープ形成部3は、テープ9aの第1側部領域90aをテープ9aの他の領域90bに対して立ち上げる立上部31と、立ち上げられた第1側部領域90aが他の領域90bに重なるようにテープ9aを折り曲げる折曲部32と、テープ9aを折り曲げることによって形成された摘み部付きテープ9bを移送する一対の挟持ローラ35とを備える。なお、図4に記載の例では、一対の挟持ローラのうちの一方のローラ35aが、駆動ローラであり、摘み部付きテープ9bは、駆動ローラの駆動力によって、第1方向に移送される。なお、立上部31、折曲部32、一対の挟持ローラ35の各々は、包装フィルム加工装置1Aの本体部10によって支持されている。
(吸着ドラム8)
図4に記載の例では、包装フィルム加工装置1Aは、摘み部付きテープ形成部3よりも第1方向側に、吸着ドラム8を備える。吸着ドラム8は、回転軸AXまわりに回転自在となるように、包装フィルム加工装置1Aの本体部10にドラム支持部材82を介して支持されている。
吸着ドラム8の外周面には、複数の吸着孔81が設けられ、当該吸着孔81は、図示しないバキューム装置(真空ポンプ等)に連通している。第1方向に移送される摘み部付きテープ9bは、吸着ドラム8の外周面に接触するように案内される。なお、吸着ドラム8の外周面に接触するのは、摘み部付きテープ9bの非粘着性表面である。図4に記載の例では、摘み部付きテープ9bの非粘着性表面が、複数の吸着孔81による吸引力によって、吸着ドラム8の外周面に位置決め保持される。
第1の実施形態では、摘み部付きテープ9bが吸着ドラム8の外周面に位置決め保持された状態で、摘み部付きテープ9bに印刷加工、および、切断加工の両方が行われる。このため、印刷領域Rの位置と、摘み部付きラベル9cの側縁Eの位置とが所望の位置関係となり、印刷領域Rの位置ずれが抑制される。
図3に記載の例では、吸着ドラム8を支持するドラム支持部材82(ブラケット等)は、包装フィルム加工装置1Aの本体部10に対して位置調整可能(例えば、スライド移動可能)である。より具体的には、本体部10は、ドラム支持部材82のスライド移動を案内する長孔15を備え、ドラム支持部材82を長孔15に沿って移動させることにより、本体部10に対するドラム支持部材82の位置を調整可能である。ドラム支持部材82の位置が調整されることにより、包装フィルムFに対する摘み部付きラベル9cの貼付位置が調整される。より具体的には、ドラム支持部材82を、フィルム移送部材6(移送ローラ61)の長手方向に平行に移動させることにより、吸着ドラム8を包装フィルムFの幅方向に平行に移動させる。その結果、包装フィルムFに対する摘み部付きラベル9cの貼付位置が調整される。
(インクジェットヘッド4)
図3に記載の例では、インクジェットヘッド4は、吸着ドラム8の外周面に対向するように配置されている。より具体的には、インクジェットヘッド4は、吸着ドラム8の上側外周面に対向するように配置されている。
インクジェットヘッド4は、吸着ドラム8の外周面に位置決め保持された摘み部付きテープ9bにインクを吐出する。換言すれば、インクジェットヘッド4は、摘み部付きテープ9bが吸着ドラム8によって吸着されている時に、摘み部付きテープ9bの裏面(例えば、粘着層91)にインクを吐出する。このため、インクが吐出されている時に、摘み部付きテープ9bの位置がずれることがない。
インクジェットヘッド4は、印刷時に移動しない固定型のインクジェットヘッドであることが好ましい。インクジェットヘッド4が固定型のインクジェットヘッドであることにより、包装フィルム加工装置1Aの製造コストが低減される。また、インクジェットヘッド4が印刷時に移動しないため、インクジェットヘッド4が故障しにくい。さらに、インクジェットヘッド4が印刷時に移動しないため、印刷領域Rにおける印刷の仕上がり状態がよい。なお、インクジェットヘッド4としては、例えば、公知のインクジェットプリンタで使用される汎用のヘッドが使用される。
インクジェットヘッド4は、包装フィルム加工装置1Aの本体部10に、ヘッド支持部材42(ブラケット等)を介して支持される。ヘッド支持部材42は、吸着ドラム8を支持するドラム支持部材82に取り付けられていてもよい。ヘッド支持部材42がドラム支持部材82に取り付けられ、かつ、ドラム支持部材82が本体部10に対して位置調整可能である場合、インクジェットヘッド4および吸着ドラム8を一体的に位置調整すること(例えば、スライド移動させること)ができる。このため、吸着ドラム8の位置を調整して包装フィルムFに対する摘み部付きラベル9cの貼付位置を変更する際に、吸着ドラム8とインクジェットヘッド4との間の位置関係を再調整する必要がない。
なお、図5に示されるように、包装フィルム加工装置1Aが、摘み部付きテープ9bを吸着ドラム8に押し付ける押えローラ18を備える場合には、インクジェットヘッド4は、押えローラ18よりも第1方向側(摘み部付きテープ9bの移送方向下流側)に配置されることが好ましい。図5に記載の例では、インクジェットヘッド4は、押えローラ18とテープ切断部5との間に配置されている。
(テープ切断部5)
図3に記載の例では、テープ切断部5は、吸着ドラム8の外周面に対向するように配置されている。テープ切断部5は、切断刃51を備える。切断刃51が、吸着ドラム8の外周面に近づく方向に移動することにより、摘み部付きテープ9bが切断され、切断の結果、摘み部付きラベル9cが形成される。吸着ドラム8は、切断刃51の先端を受け入れる溝86を備えることが好ましい。図3に記載の例では、複数の溝86が、吸着ドラム8の外周面に一定間隔で設けられている。なお、切断刃51の先端が溝86に進入している時には、吸着ドラム8の回転駆動は、停止されることが好ましい。換言すれば、吸着ドラム8のドラム駆動部は、吸着ドラム8を間歇回転させることが好ましい。
図3に記載の例では、テープ切断部5は切断刃駆動部58を備え、切断刃駆動部58は切断刃51を駆動する。切断刃駆動部58は、例えば、切断刃51を往復移動させることが可能なアクチュエータである。
図3に記載の例では、テープ切断部5(例えば、切断刃51)は、インクジェットヘッド4とラベル貼付部7との間に配置されている。換言すれば、吸着ドラム8の外周面に沿って、インクジェットヘッド4、テープ切断部5、ラベル貼付部7が、この順番で配置されている。なお、図3に記載の例では、切断刃51の移動方向は、吸着ドラム8の半径方向(ラジアル方向)に沿う方向であり、また、フィルム移送部材6(移送ローラ61)の長手方向に平行な方向である。
(ラベル貼付部7)
図3に記載の例では、ラベル貼付部7は、吸着ドラム8の外周面に対向するように配置されている。図3に記載の例では、ラベル貼付部7と吸着ドラム8との間の空間に、摘み部付きラベル9cおよび包装フィルムFが供給される。そして、ラベル貼付部7が、摘み部付きラベル9cおよび包装フィルムFを吸着ドラム8に押し付けることによって、摘み部付きラベル9cが包装フィルムFに貼付される。
より具体的には、図6に示されるように、ラベル貼付部7は、押圧ローラ78等の押圧部材と、押圧部材を駆動するアクチュエータ79とを具備する。なお、押圧ローラ78の回転軸は、フィルム移送部材6(例えば、ラベル貼付部7からの距離が最も近い移送ローラ61)の長手方向に平行であることが好ましい。アクチュエータ79は、包装フィルムFの開封用切込Cが、吸着ドラム8によって保持された摘み部付きラベルに対向した時、押圧部材を吸着ドラム8に向けて移動させる。その結果、摘み部付きラベルが包装フィルムFに貼付される。なお、図6に記載の例では、ラベル貼付位置における包装フィルムFの移送方向は、吸着ドラム8の回転軸AXと平行である。
(フィルム移送部材6)
フィルム移送部材6は、開封用切込Cが形成された包装フィルムFを移送する部材である。フィルム移送部材6は、例えば、移送ローラ61を含む。
(制御装置11)
図3および図4を参照して、包装フィルム加工装置1Aは、制御装置11を備える。制御装置11は、吸着ドラム8の回転に同期してインクジェットヘッド4にインク吐出信号を送信し、インクの吐出タイミングを制御する。より具体的には、制御装置11は、吸着ドラム8の隣接した2つの溝86間の領域にインクジェットヘッド4が対向したタイミングでインクが吐出されるように、インクジェットヘッド4を制御する。
吸着ドラム8が、ドラム駆動部88によって、間歇駆動される場合を想定する。この場合、制御装置11は、ドラム駆動部88が吸着ドラム8を回転させている時に、インクジェットヘッド4からインクが吐出されるようにインクジェットヘッド4を制御することが好ましい。制御装置11は、吸着ドラム8の回転制御と、インクジェットヘッド4からのインクの吐出制御との両方を実行してもよい。付加的に、制御装置11は、切断刃51の駆動制御を実行してもよい。代替的に、あるいは、付加的に、制御装置11は、吸着ドラム8の回転角を検出する検出器からの信号に応答して、インクジェットヘッド4からのインクの吐出を制御してもよい。
図3乃至図6に記載の例では、テープ切断部5が、吸着ドラム8の外周面に対向するように配置され、かつ、インクジェットヘッド4が、吸着ドラム8の外周面に対向するように配置されている。このため、印刷領域Rの位置と、摘み部付きラベル9cの側縁Eの位置とが所望の位置関係となり、印刷領域Rの位置ずれが抑制される。
(包装フィルム加工方法)
図1および図7を参照して、第1の実施形態におけるフィルム加工方法について説明する。図7は、第1の実施形態におけるフィルム加工方法の一例を示すフローチャートである。
第1ステップST1は、摘み部付きテープ形成工程である。図1に示されるように、第1ステップST1では、非粘着層92と粘着層91とを有するテープ9aを折り返すことにより、第1側部に貼付部94を有し、第2側部に摘み部96を有する摘み部付きテープ9bが形成される。
第2ステップST2は、インク吐出工程である。第2ステップST2では、摘み部付きテープ9bに向けてインクが吐出される。インクの吐出により、摘み部付きテープ9bには、印刷領域Rが形成される。なお、第2ステップST2では、吸着ドラム8に吸着された摘み部付きテープ9bに、インクが吐出されることが好ましい。また、第2ステップST2では、摘み部付きテープ9bの裏面にインクが吐出されることが好ましい。また、第2ステップST2において、インクの吐出は、吸着ドラム8の回転に同期して実行されることが好ましい(例えば、吸着ドラム8が回転しているタイミングに同期して実行されることが好ましい)。
第3ステップST3は、摘み部付きテープ9bを切断する切断工程である。第3ステップST3では、摘み部付きテープ9bを切断することにより摘み部付きラベル9cが作成される。なお、第3ステップST3では、摘み部付きテープ9bが吸着ドラム8に吸着された状態で、テープ切断部5(切断刃51)によって摘み部付きテープ9bが切断されることが好ましい。
第4ステップST4は、フィルム移送工程である。第4ステップST4では、開封用切込Cが形成された包装フィルムFが移送される。なお、第4ステップST4は、上述の第1ステップ乃至第3ステップST3、および、後述の第5ステップST5と並行して実施されることが好ましい。
第5ステップST5は、貼付工程である。第5ステップST5では、包装フィルムFにおける開封用切込Cが形成された領域に摘み部付きラベル9cが貼付される。なお、第5ステップST5は、押圧ローラ78等の押圧部材と吸着ドラム8との間で、摘み部付きラベル9cおよび包装フィルムFを挟むことにより実行されることが好ましい。なお、第5ステップST5の実行後、被包装物が包装フィルムFによって包装されるようにしてもよい。
第1の実施形態における包装フィルム加工方法は、上述の包装フィルム加工装置1Aを用いて実行されてもよいし、他の包装フィルム加工装置を用いて実行されてもよい。
(第2の実施形態)
図8を参照して、第2の実施形態における包装フィルム加工装置の概要について説明する。図8は、第2の実施形態における包装フィルム加工装置の概要を示す模式図である。
第2の実施形態では、インクジェットヘッド4が、ラベル貼付部7よりも第2方向側(包装フィルムFの移送方向下流側)に配置されている点で、第1の実施形態とは異なる。その他の点では、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様である。よって、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。
第2の実施形態における「摘み部付きテープ形成部3」、「テープ切断部5」、「フィルム移送部材6」、「ラベル貼付部7」は、それぞれ、第1の実施形態における「摘み部付きテープ形成部3」、「テープ切断部5」、「フィルム移送部材6」、「ラベル貼付部7」と同様である。よって、これらの構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
第2の実施形態における包装フィルム加工装置1Bは、ラベル貼付部7よりも第2方向側に配置されたインクジェットヘッド4を備える。インクジェットヘッド4は、包装フィルムFに貼付された摘み部付きラベル9cの非粘着性表面(摘み部付きラベル9cの裏面と反対側の面)に向けてインクを吐出する。
図8に示されるように、インクジェットヘッド4の長手方向は、貼付部94と摘み部96との間の境界線L2に平行であることが好ましい。摘み部付きラベルのラベル幅D1は、摘み部付きテープ9bのテープ幅W1よりも短いため、第2の実施形態では、第1の実施形態と比較して、インクジェットヘッド4の長手方向長さを、より一層短くすることができる。なお、図8に記載の例では、インクジェットヘッド4の長手方向は、フィルム移送部材6の長手方向と平行である。
第2の実施形態における包装フィルム加工装置では、非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより形成された摘み部付きラベル9cに印刷を施すことができる。
また、第2の実施形態において、インクジェットヘッド4の長手方向が、貼付部94と摘み部96との間の境界線L2に平行である場合には、短いインクジェットヘッド4を用いて、摘み部付きラベル9cの長手方向に沿って長い図形(あるいは、長いメッセージ)を印刷することが可能となる。
(第2の実施形態のより詳細な説明)
図9を参照して、第2の実施形態の一例についてより詳細に説明する。図9は、第2の実施形態における包装フィルム加工装置1Bの一例を示す概略側面図である。
包装フィルム加工装置1Bは、テープ繰出部2、摘み部付きテープ形成部3、インクジェットヘッド4、テープ切断部5、フィルム移送部材6、および、ラベル貼付部7に加えて、吸着ドラム8、制御装置11a、および、検出器12を具備する。
第2の実施形態における「テープ繰出部2」、「摘み部付きテープ形成部3」、「テープ切断部5」、「フィルム移送部材6」、「ラベル貼付部7」、「吸着ドラム8」は、それぞれ、第1の実施形態における「テープ繰出部2」、「摘み部付きテープ形成部3」、「テープ切断部5」、「フィルム移送部材6」、「ラベル貼付部7」、「吸着ドラム8」と同様である。よって、これらの構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
(インクジェットヘッド4)
インクジェットヘッド4は、包装フィルムFに貼付された摘み部付きラベル9cの非粘着性表面に向けてインクを吐出する。
インクジェットヘッド4は、印刷時に移動しない固定型のインクジェットヘッドであることが好ましい。インクジェットヘッド4が、固定型のインクジェットヘッドであることにより、包装フィルム加工装置1Bの製造コストが低減される。また、インクジェットヘッド4が印刷時に移動しないため、インクジェットヘッドが故障しにくい。さらに、インクジェットヘッド4が印刷時に移動しないため、印刷領域Rにおける印刷の仕上がり状態がよい。
インクジェットヘッド4は、包装フィルム加工装置1Bの本体部10に、ヘッド支持部材42a(ブラケット等)を介して支持される。なお、図9において、本体部10とヘッド支持部材42aとの間の連結機構は、図面の複雑化を避けるために記載が省略されている。
インクジェットヘッド4は、フィルム移送部材6(例えば、移送ローラ)の長手方向に平行な方向に位置調整自在であることが好ましい。この場合、インクジェットヘッド4を、ヘッド支持部材42aに対して位置調整自在に設けてもよいし、ヘッド支持部材42aを本体部10に対して位置調整自在に設けてもよい。インクジェットヘッド4の位置は、包装フィルムFの幅方向に平行な方向における摘み部付きラベル9cの位置に応じて、調整される。
(制御装置11a)
包装フィルム加工装置1Bは、制御装置11aを備える。制御装置11aは、摘み部付きラベル9cまたは包装フィルムFの色付部が検出器12によって検出されることに応じてインクジェットヘッド4にインク吐出信号を送信し、インクの吐出タイミングを制御する。
検出器12が摘み部付きラベル9cを検出する場合を想定する。この場合、制御装置11aは、検出器12とインクジェットヘッド4との間におけるフィルム移送距離をフィルム移送速度で除算することによって、ラベル到着時間を計算する。そして、制御装置11aは、検出器12による摘み部付きラベル9cの検出時刻からラベル到着時間を経過したタイミングで、インクジェットヘッド4がインクを吐出するように、インクジェットヘッド4を制御する。
代替的に、検出器12が包装フィルムFの色付部を検出する場合を想定する。包装フィルムFの色付部と摘み部付きラベル9cとの間の位置関係は一定である。この場合、色付部と摘み部付きラベル9cとの間の距離(包装フィルムFの移送方向に沿った距離)をフィルム移送速度で除算することによって得られる時間を用いて、上述のラベル到着時間を補正すればよい。そして、制御装置11aは、検出器12による色付部の検出時刻から補正されたラベル到着時間を経過したタイミングで、インクジェットヘッド4がインクを吐出するように、インクジェットヘッド4を制御する。
さらに代替的に、制御装置11aは、吸着ドラム8の回転に同期してインクジェットヘッド4にインク吐出信号を送信してもよい。例えば、制御装置11aは、吸着ドラム8とインクジェットヘッド4との間におけるフィルム移送距離をフィルム移送速度で除算することによって、ラベル到着時間を計算する。そして、制御装置11aは、吸着ドラム8から摘み部付きラベル9cが離脱した時刻(ラベル貼付部7による摘み部付きラベル9cの貼付が完了した時刻)からラベル到着時間を経過したタイミングで、インクジェットヘッド4がインクを吐出するように、インクジェットヘッド4を制御する。なお、本例では、検出器12は省略されてもよい。
包装フィルム加工装置1Bが、上述の制御装置11a(または、上述の制御装置11aおよび検出器12)を備える場合、印刷領域Rの位置と、摘み部付きラベル9cの前後縁の位置とが所望の位置関係となり、印刷領域Rの位置ずれが抑制される。
(包装フィルム加工方法)
図8および図10を参照して、第2の実施形態におけるフィルム加工方法について説明する。図10は、第2の実施形態におけるフィルム加工方法の一例を示すフローチャートである。
第1ステップST101は、摘み部付きテープ形成工程である。図8に示されるように、第1ステップST101では、非粘着層92と粘着層91とを有するテープ9aを折り返すことにより、第1側部に貼付部94を有し、第2側部に摘み部96を有する摘み部付きテープ9bが形成される。
第2ステップST102は、摘み部付きテープ9bを切断する切断工程である。第2ステップST102では、摘み部付きテープ9bを切断することにより摘み部付きラベル9cが作成される。なお、第2ステップST102では、摘み部付きテープ9bが吸着ドラム8に吸着された状態で、テープ切断部5(切断刃51)によって摘み部付きテープ9bが切断されることが好ましい。
第3ステップST103は、フィルム移送工程である。第3ステップST103では、開封用切込Cが形成された包装フィルムFが移送される。なお、第3ステップST103は、上述の第1ステップST101および第2ステップST102、並びに、後述の第4ステップST104および第5ステップST105と並行して実施されることが好ましい。
第4ステップST104は、貼付工程である。第4ステップST104では、包装フィルムFにおける開封用切込Cが形成された領域に摘み部付きラベル9cが貼付される。なお、第4ステップST104は、押圧ローラ78等の押圧部材と吸着ドラム8との間で、摘み部付きラベル9cおよび包装フィルムFを挟むことにより実行されることが好ましい。
第5ステップST105は、インク吐出工程である。第5ステップST105では、摘み部付きラベル9cに向けてインクが吐出される。インクの吐出により、摘み部付きラベル9cには、印刷領域Rが形成される。なお、第5ステップST105では、摘み部付きラベル9cの非粘着性表面にインクが吐出されることが好ましい。また、第5ステップST105において、インクの吐出は、吸着ドラム8の回転に同期して実行されるか、摘み部付きラベル9cの検出に同期して実行されるか、あるいは、包装フィルムFの色付部の検出に同期して実行されることが好ましい。なお、第5ステップST5の実行後、被包装物が包装フィルムFによって包装されるようにしてもよい。
第2の実施形態における包装フィルム加工方法は、上述の包装フィルム加工装置1Bを用いて実行されてもよいし、他の包装フィルム加工装置を用いて実行されてもよい。
(第3の実施形態)
図11、図12Aおよび図12Bを参照して、第3の実施形態における包装機について説明する。図11は、第3の実施形態における包装機100の一例を示す概略側面図である。図12Aは、第3の実施形態における包装機100によって製造される包装体P1の一例を示す概略斜視図である。図12Bは、第3の実施形態における包装機100によって製造される他の包装体P2の一例を示す概略斜視図である。
包装機100は、上述の包装フィルム加工装置1Aまたは包装フィルム加工装置1Bに加えて、包装フィルム繰出部102、切込形成部104、筒形成部106、被包装物供給装置108を備える。
包装フィルム繰出部102は、フィルム巻回体101を支持し、フィルム巻回体101から包装フィルムFを繰り出す。包装フィルムFは、シュリンクフィルムであってもよいし、非シュリンクフィルムであってもよい。
切込形成部104は、包装フィルム繰出部102から繰り出された包装フィルムFに、一定間隔毎に開封用切込Cを形成する。開封用切込Cは、包装機100によって製造された包装体P1、P2(図12A、図12Bを参照)を開封する際に利用される。より具体的には、摘み部付きラベル9cの摘み部96を引っ張ることにより、貼付部94とともに開封用切込Cが形成された領域が引っ張られ、切込が拡大する。こうして、包装体P1、P2が開封される。
切込形成部104は、例えば、切込刃104a、受台104b、および、アクチュエータ104cを備える。切込刃104aが、アクチュエータ104c等によって包装フィルムFを横切るように駆動されることにより、包装フィルムFには、開封用切込Cが形成される。
切込形成部104よりも第2方向側(包装フィルムFの移送方向下流側)には、上述の包装フィルム加工装置1Aまたは包装フィルム加工装置1Bが配置されている。
包装フィルム加工装置(1A;1B)よりも第2方向側(包装フィルムFの移送方向下流側)には、筒形成部106、および、被包装物供給装置108が配置される。
筒形成部106(「筒形成部」は、ホーマーと呼ばれることもある。)は、包装フィルムFを筒形状に加工する。
被包装物供給装置108は、被包装物Gを、筒形成部106に向けて供給する。被包装物供給装置108は、例えば、被包装物Gを搬送するコンベアである。
第3の実施形態における包装機100は、第1の実施形態における包装フィルム加工装置1Aまたは第2の実施形態における包装フィルム加工装置1Bを備える。このため、第3の実施形態は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本考案は、上述の実施形態に限定されない。本考案の範囲内において、上述の各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
1A、1B :包装フィルム加工装置
2 :テープ繰出部
3 :摘み部付きテープ形成部
4 :インクジェットヘッド
5 :テープ切断部
6 :フィルム移送部材
7 :ラベル貼付部
8 :吸着ドラム
9 :テープ巻回体
9a :テープ
9b :摘み部付きテープ
9c :摘み部付きラベル
10 :本体部
11、11a:制御装置
12 :検出器
15 :長孔
18 :押えローラ
31 :立上部
32 :折曲部
35 :挟持ローラ
35a :ローラ
42、42a:ヘッド支持部材
51 :切断刃
58 :切断刃駆動部
61 :移送ローラ
78 :押圧ローラ
79 :アクチュエータ
81 :吸着孔
82 :ドラム支持部材
86 :溝
88 :ドラム駆動部
90a :第1側部領域
90b :領域
91 :粘着層
92 :非粘着層
93 :第1側部
94 :貼付部
95 :第2側部
96 :摘み部
100 :包装機
101 :フィルム巻回体
102 :包装フィルム繰出部
104 :切込形成部
104a :切込刃
104b :受台
104c :アクチュエータ
106 :筒形成部
108 :被包装物供給装置
AX :回転軸
C :開封用切込
D1 :ラベル幅
E :側縁
F :包装フィルム
G :被包装物
L2 :境界線
P1 :包装体
P2 :包装体
R :印刷領域
W1 :テープ幅

Claims (4)

  1. 非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより、第1側部に貼付部を有し、第2側部に摘み部を有する摘み部付きテープを形成する摘み部付きテープ形成部と、
    前記摘み部付きテープを切断して摘み部付きラベルを作成するテープ切断部と、
    開封用切込が形成された包装フィルムを移送するフィルム移送部材と、
    前記開封用切込が形成された領域に前記摘み部付きラベルを貼付するラベル貼付部と、
    前記摘み部付きテープまたは前記摘み部付きラベルに、インクを吐出するインクジェットヘッドと
    を具備し、
    前記インクジェットヘッドは、前記ラベル貼付部よりも前記包装フィルムの移送方向下流側に配置され、
    前記インクジェットヘッドは、前記包装フィルムに貼付された前記摘み部付きラベルの非粘着性表面に向けてインクを吐出する
    包装フィルム加工装置。
  2. 非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより、第1側部に貼付部を有し、第2側部に摘み部を有する摘み部付きテープを形成する摘み部付きテープ形成部と、
    前記摘み部付きテープを切断して摘み部付きラベルを作成するテープ切断部と、
    開封用切込が形成された包装フィルムを移送するフィルム移送部材と、
    前記開封用切込が形成された領域に前記摘み部付きラベルを貼付するラベル貼付部と、
    前記摘み部付きテープまたは前記摘み部付きラベルに、インクを吐出するインクジェットヘッドと
    を具備し、
    前記インクジェットヘッドは、前記包装フィルムに貼付された前記摘み部付きラベルの非粘着性表面に向けてインクを吐出するものであり、
    前記インクジェットヘッドは、前記ラベル貼付部よりも前記包装フィルムの移送方向下流側に位置する複数の包装フィルム移送ローラのうち前記ラベル貼付部に最も近い包装フィルム移送ローラよりも前記包装フィルムの移送方向下流側に配置されている
    包装フィルム加工装置。
  3. 非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより、第1側部に貼付部を有し、第2側部に摘み部を有する摘み部付きテープを形成する摘み部付きテープ形成部と、
    前記摘み部付きテープを切断して摘み部付きラベルを作成するテープ切断部と、
    開封用切込が形成された包装フィルムを移送するフィルム移送部材と、
    前記開封用切込が形成された領域に前記摘み部付きラベルを貼付するラベル貼付部と、
    前記摘み部付きテープまたは前記摘み部付きラベルに、インクを吐出するインクジェットヘッドと
    を具備し、
    前記インクジェットヘッドは、前記ラベル貼付部よりも前記包装フィルムの移送方向下流側に配置され、
    前記インクジェットヘッドは、前記包装フィルムに貼付された前記摘み部付きラベルの非粘着性表面に向けてインクを吐出するものであり、
    前記インクジェットヘッドは、前記開封用切込が設けられた領域と印刷領域とが重なるように、前記摘み部付きラベルにインクを吐出する
    包装フィルム加工装置。
  4. 非粘着層と粘着層とを有するテープを折り返すことにより、第1側部に貼付部を有し、第2側部に摘み部を有する摘み部付きテープを形成する摘み部付きテープ形成部と、
    前記摘み部付きテープを切断して摘み部付きラベルを作成するテープ切断部と、
    開封用切込が形成された包装フィルムを移送するフィルム移送部材と、
    前記開封用切込が形成された領域に前記摘み部付きラベルを貼付するラベル貼付部と、
    前記摘み部付きテープまたは前記摘み部付きラベルに、インクを吐出するインクジェットヘッドと
    を具備し、
    前記インクジェットヘッドは、前記ラベル貼付部よりも前記包装フィルムの移送方向下流側に配置され、
    前記インクジェットヘッドは、前記包装フィルムに貼付された前記摘み部付きラベルの非粘着性表面に向けてインクを吐出するものであり、
    前記インクジェットヘッドは、前記包装フィルムの幅方向に平行な方向における前記摘み部付きラベルの位置に応じて位置調整可能であり、前記フィルム移送部材の長手方向に平行な方向に位置調整自在である
    包装フィルム加工装置。
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