JP2699217B2 - 合成樹脂製チャック付の袋体 - Google Patents
合成樹脂製チャック付の袋体Info
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- JP2699217B2 JP2699217B2 JP2270369A JP27036990A JP2699217B2 JP 2699217 B2 JP2699217 B2 JP 2699217B2 JP 2270369 A JP2270369 A JP 2270369A JP 27036990 A JP27036990 A JP 27036990A JP 2699217 B2 JP2699217 B2 JP 2699217B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、再開閉可能な合成樹脂製チャックを開口部
内側面に設けた袋体に関するものである。
内側面に設けた袋体に関するものである。
〈従来の技術〉 再開閉可能な合成樹脂製チャックを開口部の内側面に
設けた合成樹脂フィルムの袋体は、各種の物品包装容器
として広く利用されている。
設けた合成樹脂フィルムの袋体は、各種の物品包装容器
として広く利用されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 この種の袋体は、内容物の取り出し、あるいは収納に
おいてチャックを繰り返し開閉するが、開口の際は、咬
合している雌雄爪を解脱する操作であるため、チャック
上のつまみ片部を引張ることによって容易に得られる
が、閉じる際には、雌雄爪を咬合させるために雌雄爪を
対面して両背面より指圧を加えて閉じたり、あるいは指
圧を加えながらチャックの長手方向に指先を滑べらせて
行う必要があるので両爪を正常な咬合位置で対面咬合さ
せることは必ずしも容易ではない。
おいてチャックを繰り返し開閉するが、開口の際は、咬
合している雌雄爪を解脱する操作であるため、チャック
上のつまみ片部を引張ることによって容易に得られる
が、閉じる際には、雌雄爪を咬合させるために雌雄爪を
対面して両背面より指圧を加えて閉じたり、あるいは指
圧を加えながらチャックの長手方向に指先を滑べらせて
行う必要があるので両爪を正常な咬合位置で対面咬合さ
せることは必ずしも容易ではない。
ところで、チャックはその咬合力を保持するために、
袋体のフィルムよりも肉厚で硬い筋条となっている。そ
のため、チャックを閉鎖しようとして、チャックの背面
より指圧を加えながらチャックの長手方向に指先を滑動
させていくと、指に痛みを感じることが往々にしてあ
る。
袋体のフィルムよりも肉厚で硬い筋条となっている。そ
のため、チャックを閉鎖しようとして、チャックの背面
より指圧を加えながらチャックの長手方向に指先を滑動
させていくと、指に痛みを感じることが往々にしてあ
る。
殊にチャック部分が硬いものであればある程その傾向
が顕著であり、またチャックの背面の滑りが悪いもので
あればある程この傾向が強まる。そして、使用に際し、
このような痛みが伴うと、指圧を弱くして閉めたり、指
先を滑動しないで、長手方向に順々に指圧を加えて咬み
合わせていくなどして、痛みを感じないようにする手段
がとられていたが、その結果、咬み合わせが不十分な箇
所を生じてチャックの機能が果たせなくなってしまった
り、或いは手作業に頼る物品の収納作業においては、能
率の悪さに結びついてしまっていた。
が顕著であり、またチャックの背面の滑りが悪いもので
あればある程この傾向が強まる。そして、使用に際し、
このような痛みが伴うと、指圧を弱くして閉めたり、指
先を滑動しないで、長手方向に順々に指圧を加えて咬み
合わせていくなどして、痛みを感じないようにする手段
がとられていたが、その結果、咬み合わせが不十分な箇
所を生じてチャックの機能が果たせなくなってしまった
り、或いは手作業に頼る物品の収納作業においては、能
率の悪さに結びついてしまっていた。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされ
たものであり、その要旨とするところは、合成樹脂製の
開口部の内側面に設けた雌雄爪型チャックの背面を指先
でつまみチャックの長手方向に前記指先を滑動してチャ
ックを閉じるようにした袋体であって、前記チャックと
同等長さで滑面性を有し、かつチャック基部の接着幅よ
りも広く袋体フィルムより肉厚若しくは硬質の或いは袋
体フィルムより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィルムを
前記チャック基部背面の袋体フィルム外面にチャックの
基部に沿って接着したものである。
たものであり、その要旨とするところは、合成樹脂製の
開口部の内側面に設けた雌雄爪型チャックの背面を指先
でつまみチャックの長手方向に前記指先を滑動してチャ
ックを閉じるようにした袋体であって、前記チャックと
同等長さで滑面性を有し、かつチャック基部の接着幅よ
りも広く袋体フィルムより肉厚若しくは硬質の或いは袋
体フィルムより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィルムを
前記チャック基部背面の袋体フィルム外面にチャックの
基部に沿って接着したものである。
また、上記テープ状の樹脂フィルムの上下両端縁の長
手方向の両端縁に全長に亘って隆起状部を形成し、この
隆起状部間を滑面としたものである。
手方向の両端縁に全長に亘って隆起状部を形成し、この
隆起状部間を滑面としたものである。
〈作用〉 本発明は、上記の構成により、チャックを閉じる場合
には、指先とチャック部の間に袋体フィルムに加えて袋
体フィルムより肉厚若しくは硬質の或いは袋体フィルム
より肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィルムが介在し、指
先を加えて滑動したときの痛みを緩和ないしは解消す
る。また、硬質のテープ状の樹脂フィルムは滑面性を有
しているので、前記滑動は円滑に行われ、一方袋体フィ
ルム自体には特に滑面性を持たせていないためにチャッ
クの開口の際の妨げにはならないものである。
には、指先とチャック部の間に袋体フィルムに加えて袋
体フィルムより肉厚若しくは硬質の或いは袋体フィルム
より肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィルムが介在し、指
先を加えて滑動したときの痛みを緩和ないしは解消す
る。また、硬質のテープ状の樹脂フィルムは滑面性を有
しているので、前記滑動は円滑に行われ、一方袋体フィ
ルム自体には特に滑面性を持たせていないためにチャッ
クの開口の際の妨げにはならないものである。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、1は合成樹脂製の袋体であり、その開口部
2の内側面には再開閉可能な合成樹脂製のチャック3が
設けられている。
図において、1は合成樹脂製の袋体であり、その開口部
2の内側面には再開閉可能な合成樹脂製のチャック3が
設けられている。
このチャック3は第2図及び第3図で示すように雌爪
3aと雄爪3dとから構成された周知の雌雄爪型チャックで
ある。
3aと雄爪3dとから構成された周知の雌雄爪型チャックで
ある。
本発明は上記の袋体1において、前記チャック基部5
の背面の袋体フィルム1aの外面に、チャック3と同等長
さLで滑面性を有し、かつチャック基部5の接着幅より
も広幅Wで袋体フィルム1aより肉厚若しくは硬質の或い
は袋体フィルム1aより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィ
ルム4をチャック3の基部の背面にチャックの基部に沿
って接着した構造を要旨とするものである。
の背面の袋体フィルム1aの外面に、チャック3と同等長
さLで滑面性を有し、かつチャック基部5の接着幅より
も広幅Wで袋体フィルム1aより肉厚若しくは硬質の或い
は袋体フィルム1aより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィ
ルム4をチャック3の基部の背面にチャックの基部に沿
って接着した構造を要旨とするものである。
また、第3図で示すように、テープ状の樹脂フィルム
4は、その両端縁に高さH、幅W1の隆起状部6を形成
し、この隆起状部6間を滑面としてもよい。
4は、その両端縁に高さH、幅W1の隆起状部6を形成
し、この隆起状部6間を滑面としてもよい。
本発明は上記の通りの構造であるから、チャック基部
5の背面がテープ状の樹脂フィルム4の接着によって強
化され、チャック基部5が安定する。これにより、チャ
ック3の雌爪3a、雄爪3bは常に正常な咬合位置が確保さ
れるだけではなく、肉厚で堅い筋状となっているチャッ
ク基部5を袋体フィルム1aより肉厚若しくは硬質の或い
は袋体フィルム1aより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィ
ルム4を介して指先でつまむことになり、指圧を加えた
ときの違和感や滑動の際の痛み感が解消され、チャック
3の咬合における指圧力を弱めることがなくなり、全長
に亘って確実な咬合状態とし、これを円滑に行うことが
できる。
5の背面がテープ状の樹脂フィルム4の接着によって強
化され、チャック基部5が安定する。これにより、チャ
ック3の雌爪3a、雄爪3bは常に正常な咬合位置が確保さ
れるだけではなく、肉厚で堅い筋状となっているチャッ
ク基部5を袋体フィルム1aより肉厚若しくは硬質の或い
は袋体フィルム1aより肉厚で硬質のテープ状の樹脂フィ
ルム4を介して指先でつまむことになり、指圧を加えた
ときの違和感や滑動の際の痛み感が解消され、チャック
3の咬合における指圧力を弱めることがなくなり、全長
に亘って確実な咬合状態とし、これを円滑に行うことが
できる。
〈発明の効果〉 (a)チャック付の袋体のチャックを閉鎖する際の指先
の痛みを解消し、円滑かつ確実な閉鎖が得られるように
した。
の痛みを解消し、円滑かつ確実な閉鎖が得られるように
した。
(b)また、開口を容易に保持するためには、滑面性は
相容れない特性であるが、本発明においてはテープ状の
樹脂フィルムのみにその特性をもたせるようにしたこと
によって、繁雑な手段をとることなくこの問題を解決
し、従って開口が容易であり、また閉鎖が容易なチャッ
ク付袋体を実現することができた。
相容れない特性であるが、本発明においてはテープ状の
樹脂フィルムのみにその特性をもたせるようにしたこと
によって、繁雑な手段をとることなくこの問題を解決
し、従って開口が容易であり、また閉鎖が容易なチャッ
ク付袋体を実現することができた。
(c)チャック基部の背面がテープ状の樹脂フィルムの
接着によって強化され、チャック基部が安定するため、
チャックの雌爪,雄爪の咬合のための位置合わせが容易
である。
接着によって強化され、チャック基部が安定するため、
チャックの雌爪,雄爪の咬合のための位置合わせが容易
である。
(d)テープ状の樹脂フィルムの両端縁に隆起条部を設
けたものにおいては、指先の指圧滑動が隆起条部によっ
て案内の役目を行い、例えば指先が濡れていたり、油が
ついていたりしても、指先が滑ってテープ状の樹脂フィ
ルムから外れでしまうことがなく、所定の咬合部位を確
実に指圧滑動させることができる。
けたものにおいては、指先の指圧滑動が隆起条部によっ
て案内の役目を行い、例えば指先が濡れていたり、油が
ついていたりしても、指先が滑ってテープ状の樹脂フィ
ルムから外れでしまうことがなく、所定の咬合部位を確
実に指圧滑動させることができる。
第1図は本発明の正面図、第2図は第1図A−A断面
図、第3図は同他の実施例を示す断面図である。 1…袋体、1a…袋体フィルム、2…開口部、3…チャッ
ク、4…テープ状の樹脂フィルム、5…チャック基部、
6…隆起状部。
図、第3図は同他の実施例を示す断面図である。 1…袋体、1a…袋体フィルム、2…開口部、3…チャッ
ク、4…テープ状の樹脂フィルム、5…チャック基部、
6…隆起状部。
Claims (2)
- 【請求項1】合成樹脂製の開口部の内側面に設けた雌雄
爪型チャックの背面を指先でつまみチャックの長手方向
に前記指先を滑動してチャックを閉じるようにした袋体
であって、前記チャックと同等長さで滑面性を有し、か
つチャック基部の接着幅よりも広く袋体フィルムより肉
厚若しくは硬質の或いは袋体フィルムより肉厚で硬質の
テープ状の樹脂フィルムを前記チャック基部背面の袋体
フィルム外面にチャックの基部に沿って接着したことを
特徴とする合成樹脂製チャック付の袋体。 - 【請求項2】前記テープ状の樹脂フィルムの上下両端縁
の長手方向の全長に亘って隆起状部を形成し、この隆起
状部間を滑面とした請求項1に記載の合成樹脂製チャッ
ク付の袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2270369A JP2699217B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2270369A JP2699217B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154558A JPH04154558A (ja) | 1992-05-27 |
JP2699217B2 true JP2699217B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17485306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2270369A Expired - Fee Related JP2699217B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699217B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08156117A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-06-18 | Seisan Nipponsha Kk | 両端チャック付き合成樹脂シート |
JP5929067B2 (ja) * | 2011-09-21 | 2016-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 再封可能な包装袋 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS599428B2 (ja) * | 1976-06-24 | 1984-03-02 | 株式会社生産日本社 | 口開きを良くした咬合具付袋体 |
-
1990
- 1990-10-11 JP JP2270369A patent/JP2699217B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04154558A (ja) | 1992-05-27 |
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Legal Events
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