JP3200582B2 - 開口部の密閉具を備えた物品の密封袋 - Google Patents
開口部の密閉具を備えた物品の密封袋Info
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- B65D33/00—Details of, or accessories for, sacks or bags
- B65D33/16—End- or aperture-closing arrangements or devices
- B65D33/25—Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners
- B65D33/2508—Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor
- B65D33/2584—Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor characterized by the slider
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- B65D33/2558—Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor characterised by the slide fastener, e.g. adapted to interlock with a sheet between the interlocking members having sections of particular shape the slide fastener having a non-constant section throughout the length of the fastener, e.g. slightly undulated interlocking members or castellated stringers
Landscapes
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部の密閉具を
備えた物品の密封袋に関し、さらに詳しくは、開口部の
辺縁の両側内面に対設した密閉用の雌雄の帯条ファスナ
ーを少なくとも一条設けて構成した物品の密封袋におい
て、その雌雄の帯条ファスナーを容易確実に係着して開
口部を密閉できる利点を有する密閉具を備えた物品の密
封袋に関する。
備えた物品の密封袋に関し、さらに詳しくは、開口部の
辺縁の両側内面に対設した密閉用の雌雄の帯条ファスナ
ーを少なくとも一条設けて構成した物品の密封袋におい
て、その雌雄の帯条ファスナーを容易確実に係着して開
口部を密閉できる利点を有する密閉具を備えた物品の密
封袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、各種の密封袋の開口部を密閉する
ために、開口部の辺縁の両側内面に対設した密閉用の雌
雄の帯条ファスナーを係着する場合は、雄の帯条ファス
ナーの拡大頭部を雌のファスナーの条溝内に部分的に指
先で圧入し、帯条ファスナーの全長にわたり指先でしご
いて係着していた。
ために、開口部の辺縁の両側内面に対設した密閉用の雌
雄の帯条ファスナーを係着する場合は、雄の帯条ファス
ナーの拡大頭部を雌のファスナーの条溝内に部分的に指
先で圧入し、帯条ファスナーの全長にわたり指先でしご
いて係着していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の指
先による係着操作は相当に困難であって、一旦係着した
部分が外れたり、不完全な係着状態が発生したりし易
く、この問題はファスナーの長さが長いほど生じ易く、
特に、対設した雌雄の帯条ファスナーを二条並設したダ
ブルファスナーの場合には係着操作が一層困難であっ
て、不完全係着部が多発し易い問題があった。
先による係着操作は相当に困難であって、一旦係着した
部分が外れたり、不完全な係着状態が発生したりし易
く、この問題はファスナーの長さが長いほど生じ易く、
特に、対設した雌雄の帯条ファスナーを二条並設したダ
ブルファスナーの場合には係着操作が一層困難であっ
て、不完全係着部が多発し易い問題があった。
【０００４】また、雌雄の帯条ファスナーの不完全係着
部が微小であっても、日時の経過につれて少しずつ外気
が袋本体内に流入し、包装物の密封効果を失うといった
問題があった。
部が微小であっても、日時の経過につれて少しずつ外気
が袋本体内に流入し、包装物の密封効果を失うといった
問題があった。
【０００５】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたもので、開口部辺縁に対設した
雌雄の帯条ファスナーを少なくとも一条設けた物品の密
封袋において、該雌雄の帯条ファスナーを容易且つ確実
に係着できる利点を備えた開口部の密閉具を備えた物品
の密封袋を提供することを目的とする。
題として研究開発されたもので、開口部辺縁に対設した
雌雄の帯条ファスナーを少なくとも一条設けた物品の密
封袋において、該雌雄の帯条ファスナーを容易且つ確実
に係着できる利点を備えた開口部の密閉具を備えた物品
の密封袋を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明は、開口部を備え
た物品の密封袋と該開口部の密閉具とから成り、該密封
袋は、プラスチックフィルム製の密封袋本体の開口部以
外の辺縁は全て密閉され且つ開口部の辺縁の両側内面に
対設した雌雄の帯条ファスナーを少なくとも一条設けて
構成されており、また、上記開口部の密閉具は、連設基
部から二つ折り可能な左右の条片から成る密閉具本体の
少なくとも一方の条片の内面に、上記密封袋に設けた少
なくとも一条の帯条ファスナー部を外側から嵌入して該
帯条ファスナーを加圧係合するための少なくとも一条の
嵌入溝を設けると共に、上記左右の両条片の連設基部か
ら両条片の内面側に舌片状のストッパーを突設して、そ
の突出先端が上記嵌入溝の手前に位置するように短めに
突設して構成した密閉具本体と、二つ折りされた密閉具
本体の挾圧取付け部材とから構成されていて、この密閉
具の密閉具本体を二つ折りにして密封袋本体の開口部の
辺縁に挾挿し、該開口部の辺縁の帯条ファスナー部を密
閉具本体の嵌入溝内に嵌入させると共に、密閉具本体の
ストッパーを密封袋本体の開口部の辺縁間に挿入して該
ストッパーの先端を帯条ファスナーの手前に位置させ、
且つ密閉具本体を挾圧取付け部材により挾圧して、密閉
具を密封袋本体の開口部の辺縁に摺動自在に且つ離脱し
ないように取付け、該密閉具の摺動により上記雌雄の帯
条ファスナーを加圧係着して密封袋本体の開口部を密閉
するように構成したことを特徴とする開口部の密閉具を
備えた物品の密封袋を提供するものである。
の目的を達成する手段として、本発明は、開口部を備え
た物品の密封袋と該開口部の密閉具とから成り、該密封
袋は、プラスチックフィルム製の密封袋本体の開口部以
外の辺縁は全て密閉され且つ開口部の辺縁の両側内面に
対設した雌雄の帯条ファスナーを少なくとも一条設けて
構成されており、また、上記開口部の密閉具は、連設基
部から二つ折り可能な左右の条片から成る密閉具本体の
少なくとも一方の条片の内面に、上記密封袋に設けた少
なくとも一条の帯条ファスナー部を外側から嵌入して該
帯条ファスナーを加圧係合するための少なくとも一条の
嵌入溝を設けると共に、上記左右の両条片の連設基部か
ら両条片の内面側に舌片状のストッパーを突設して、そ
の突出先端が上記嵌入溝の手前に位置するように短めに
突設して構成した密閉具本体と、二つ折りされた密閉具
本体の挾圧取付け部材とから構成されていて、この密閉
具の密閉具本体を二つ折りにして密封袋本体の開口部の
辺縁に挾挿し、該開口部の辺縁の帯条ファスナー部を密
閉具本体の嵌入溝内に嵌入させると共に、密閉具本体の
ストッパーを密封袋本体の開口部の辺縁間に挿入して該
ストッパーの先端を帯条ファスナーの手前に位置させ、
且つ密閉具本体を挾圧取付け部材により挾圧して、密閉
具を密封袋本体の開口部の辺縁に摺動自在に且つ離脱し
ないように取付け、該密閉具の摺動により上記雌雄の帯
条ファスナーを加圧係着して密封袋本体の開口部を密閉
するように構成したことを特徴とする開口部の密閉具を
備えた物品の密封袋を提供するものである。
【０００７】さらに、本発明は、上記のように構成した
開口部に密閉具を備えた物品の密封袋において、密閉具
本体の挾圧取付け部材は、側面形状がコの字形に形成さ
れていて、その開放先端部に上向きと下向きの係合用突
条が対向突設されており、また、密閉具本体の左右の条
片の各表面には係合用凹条がそれぞれ形成されていて、
密閉具本体を挾圧取付け部材により挾持した際に、その
上向きと下向きの係合用突条が密閉具本体の各係合用凹
条にそれぞれ係合するように構成されている開口部の密
閉具を備えた物品の密封袋、及び密閉具本体に設けられ
た少なくとも一条の嵌入溝は左右の条片の対称位置にそ
れぞれ設けられている開口部の密閉具を備えた物品の密
封袋をそれぞれ提供するものである。
開口部に密閉具を備えた物品の密封袋において、密閉具
本体の挾圧取付け部材は、側面形状がコの字形に形成さ
れていて、その開放先端部に上向きと下向きの係合用突
条が対向突設されており、また、密閉具本体の左右の条
片の各表面には係合用凹条がそれぞれ形成されていて、
密閉具本体を挾圧取付け部材により挾持した際に、その
上向きと下向きの係合用突条が密閉具本体の各係合用凹
条にそれぞれ係合するように構成されている開口部の密
閉具を備えた物品の密封袋、及び密閉具本体に設けられ
た少なくとも一条の嵌入溝は左右の条片の対称位置にそ
れぞれ設けられている開口部の密閉具を備えた物品の密
封袋をそれぞれ提供するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、この実施の形態に係る開
口部に密閉具を備えた物品の密封袋は、柔軟性と加熱接
着性を有するプラスチックフィルム製の密封袋本体１
と、この実施の形態では、該密封袋本体１の開口部辺縁
の内面に一体的に並列形設した二条の密閉用の帯条ファ
スナー２、２と、上記二条の帯条ファスナー２、２を夫
々係着して密封袋本体１の開口部を密閉する密閉具５と
から構成されている。
付図面に基づいて説明すれば、この実施の形態に係る開
口部に密閉具を備えた物品の密封袋は、柔軟性と加熱接
着性を有するプラスチックフィルム製の密封袋本体１
と、この実施の形態では、該密封袋本体１の開口部辺縁
の内面に一体的に並列形設した二条の密閉用の帯条ファ
スナー２、２と、上記二条の帯条ファスナー２、２を夫
々係着して密封袋本体１の開口部を密閉する密閉具５と
から構成されている。
【０００９】而して、上記密封袋本体１は、２枚の長方
形状の透明なプラスチックフィルムを重ね合わせ、その
一辺を開放したままにして開口部６を残存形成させた状
態で、長手側の両側辺縁３、３と上側辺縁４を加熱接着
し、密閉して構成されている。
形状の透明なプラスチックフィルムを重ね合わせ、その
一辺を開放したままにして開口部６を残存形成させた状
態で、長手側の両側辺縁３、３と上側辺縁４を加熱接着
し、密閉して構成されている。
【００１０】また、上記密閉用の帯条ファスナー２、２
は、それぞれ適度の柔軟性と弾性を有するプラスチック
製の細巾テープ状基版７の表面に拡大頭部８を備えた一
つの突隆条９を一体に突設して成る雄ファスナー部材２
ａと、該雄ファスナー部材２ａと同一材質のプラスチッ
ク製の細巾テープ状基版７の表面に、上記雄ファスナー
部材２ａの突隆条９の拡大頭部８を係脱自在に密嵌係合
するための一つの条溝１０を一体に形設して成る雌ファ
スナー部材２ｂとから構成されており、これらの両ファ
スナー部材２ａ、２ｂの突隆条９、条溝１０を対向させ
た状態で、夫々の基版７、７を密封袋本体１の開口部６
の辺縁の若干内側に寄った内面に一体に対設してあり、
且つこの実施の形態では、開口部６を確実に密閉するた
めに、若干の間隔を保って二条並設してある。
は、それぞれ適度の柔軟性と弾性を有するプラスチック
製の細巾テープ状基版７の表面に拡大頭部８を備えた一
つの突隆条９を一体に突設して成る雄ファスナー部材２
ａと、該雄ファスナー部材２ａと同一材質のプラスチッ
ク製の細巾テープ状基版７の表面に、上記雄ファスナー
部材２ａの突隆条９の拡大頭部８を係脱自在に密嵌係合
するための一つの条溝１０を一体に形設して成る雌ファ
スナー部材２ｂとから構成されており、これらの両ファ
スナー部材２ａ、２ｂの突隆条９、条溝１０を対向させ
た状態で、夫々の基版７、７を密封袋本体１の開口部６
の辺縁の若干内側に寄った内面に一体に対設してあり、
且つこの実施の形態では、開口部６を確実に密閉するた
めに、若干の間隔を保って二条並設してある。
【００１１】次に、密封袋本体１の開口部６を密閉する
密閉具５は、密閉具本体１１と、この密閉具本体１１の
挾圧取付け部材１２とから構成されていて、この実施の
形態では、それぞれ硬質プラスチックを原料として金型
成形されたもので、次のように構成されている。
密閉具５は、密閉具本体１１と、この密閉具本体１１の
挾圧取付け部材１２とから構成されていて、この実施の
形態では、それぞれ硬質プラスチックを原料として金型
成形されたもので、次のように構成されている。
【００１２】即ち、上記密閉具本体１１は、図３、図５
及び図６に示すように、中間の連設基部１３の肉薄部１
３ａ、１３ａから二つ折り可能な同形同大の、挾着用の
方形状の左右の条片１１ａ、１１ａを設けて構成されて
いて、この両条片１１ａ、１１ａの内面には、該両条片
１１ａ、１１ａを折り合わせた際に、既述した密封袋本
体１の開口部の辺縁に並設した二条の帯条ファスナー
２、２を外側から嵌入抱持するための二条の嵌入溝１
４、１４が所要の間隔を保ってそれぞれ横方向に並設し
てあり、各嵌入溝１４、１４の両端は開放されている。
及び図６に示すように、中間の連設基部１３の肉薄部１
３ａ、１３ａから二つ折り可能な同形同大の、挾着用の
方形状の左右の条片１１ａ、１１ａを設けて構成されて
いて、この両条片１１ａ、１１ａの内面には、該両条片
１１ａ、１１ａを折り合わせた際に、既述した密封袋本
体１の開口部の辺縁に並設した二条の帯条ファスナー
２、２を外側から嵌入抱持するための二条の嵌入溝１
４、１４が所要の間隔を保ってそれぞれ横方向に並設し
てあり、各嵌入溝１４、１４の両端は開放されている。
【００１３】また、この密閉具本体１１には、左右の条
片１１ａ、１１ａの連設基部１３の中間部から両条片の
内面側に舌片状の細巾のストッパー１５が突設されてい
て、その長さは、先端が上記二条の嵌入溝１４、１４の
うちの連設基部１３側の嵌入溝１４の手前に位置するよ
うに短めに形成されている。
片１１ａ、１１ａの連設基部１３の中間部から両条片の
内面側に舌片状の細巾のストッパー１５が突設されてい
て、その長さは、先端が上記二条の嵌入溝１４、１４の
うちの連設基部１３側の嵌入溝１４の手前に位置するよ
うに短めに形成されている。
【００１４】また、この密閉具本体１１の左右の条片１
１ａ、１１ａの表面には、図４、図５及び図８に示すよ
うに、各条片の先端寄りの位置に、横に長い長方形状の
浅い係合用凹条１６、１６が設けてあり、且つ図４及び
図６〜図１０に示すように、各係合用凹条１６、１６と
連設基部１３の間に位置して、各条片１１ａ、１１ａの
両側表面に、外側に向かって斜降するテーパー面１７、
１７がそれぞれ形設してある。
１ａ、１１ａの表面には、図４、図５及び図８に示すよ
うに、各条片の先端寄りの位置に、横に長い長方形状の
浅い係合用凹条１６、１６が設けてあり、且つ図４及び
図６〜図１０に示すように、各係合用凹条１６、１６と
連設基部１３の間に位置して、各条片１１ａ、１１ａの
両側表面に、外側に向かって斜降するテーパー面１７、
１７がそれぞれ形設してある。
【００１５】また、上記密閉具本体１１の挾圧取付け部
材１２は、図１１〜図１３に示すように、基部１８から
所要の間隔Ｈを保って上下に一体に対向突設した方形状
の挾圧片１９、１９を備えた、側面形状が横に長いコの
字形に形成されていて、その開放端部２０に上向きと下
向きの係合用突条２１、２１が対向突設されており、且
つ各係合用突条２１、２１の上下両端の両隅角部には、
斜め外側方に向って上り傾斜する三角形状のテーパー面
２２、２２がそれぞれ形設してある。
材１２は、図１１〜図１３に示すように、基部１８から
所要の間隔Ｈを保って上下に一体に対向突設した方形状
の挾圧片１９、１９を備えた、側面形状が横に長いコの
字形に形成されていて、その開放端部２０に上向きと下
向きの係合用突条２１、２１が対向突設されており、且
つ各係合用突条２１、２１の上下両端の両隅角部には、
斜め外側方に向って上り傾斜する三角形状のテーパー面
２２、２２がそれぞれ形設してある。
【００１６】次に、上記のように構成した密閉具５を、
図１及び図１６に示すように、密封袋本体１の開口部６
の辺縁の片隅に係着して、本発明に係る開口部の密閉具
を備えた密封袋を構成するものであり、以下に密封袋本
体１に対する密閉具５の取付け構造を取付け順序にした
がって説明する。
図１及び図１６に示すように、密封袋本体１の開口部６
の辺縁の片隅に係着して、本発明に係る開口部の密閉具
を備えた密封袋を構成するものであり、以下に密封袋本
体１に対する密閉具５の取付け構造を取付け順序にした
がって説明する。
【００１７】まづ、密閉具５の密閉具本体１１の左右の
条片１１ａ、１１ａを連設基部１３の肉薄部１３ａ、１
３ａから指先で二つ折りし、そのストッパー１５を、図
１６に拡大図示するように、密封袋本体１の開口部６の
片隅において開口部６の辺縁間に挿入し、両条片１１
ａ、１１ａの内面の対称位置に並設した二条の嵌入溝１
４、１４内に、密封袋本体１の開口部６の辺縁に並設し
た二条の帯条ファスナー２、２を外側から嵌入させる。
条片１１ａ、１１ａを連設基部１３の肉薄部１３ａ、１
３ａから指先で二つ折りし、そのストッパー１５を、図
１６に拡大図示するように、密封袋本体１の開口部６の
片隅において開口部６の辺縁間に挿入し、両条片１１
ａ、１１ａの内面の対称位置に並設した二条の嵌入溝１
４、１４内に、密封袋本体１の開口部６の辺縁に並設し
た二条の帯条ファスナー２、２を外側から嵌入させる。
【００１８】然る後に、密閉具本体１１の両条片１１
ａ、１１ａを手先で閉じ合わせ、その状態において、図
１４に略示するように、該密閉具本体１１の後側一端部
に、挾圧取付け部材１２の挾圧片１９、１９間の間隔Ｈ
を介して該挾圧取付け部材１２を被嵌入し、同図に矢印
Ａ1で示す方向に回動させると、密閉具本体１１の両側
表面には外側に向って斜降するテーパー面１７、１７が
形設してあり、また、挾圧取付け部材１２の係合用突条
２１、２１の上下両端の両隅角部の内端には斜め外側方
に向って上り勾配で傾斜する三角形状のテーパー面２
２、２２が形設してある関係から、挾圧取付け部材１２
は密閉具本体１１の外側面に沿って円滑に摺動し、両部
材１１、１２は真直ぐに嵌合配置される。
ａ、１１ａを手先で閉じ合わせ、その状態において、図
１４に略示するように、該密閉具本体１１の後側一端部
に、挾圧取付け部材１２の挾圧片１９、１９間の間隔Ｈ
を介して該挾圧取付け部材１２を被嵌入し、同図に矢印
Ａ1で示す方向に回動させると、密閉具本体１１の両側
表面には外側に向って斜降するテーパー面１７、１７が
形設してあり、また、挾圧取付け部材１２の係合用突条
２１、２１の上下両端の両隅角部の内端には斜め外側方
に向って上り勾配で傾斜する三角形状のテーパー面２
２、２２が形設してある関係から、挾圧取付け部材１２
は密閉具本体１１の外側面に沿って円滑に摺動し、両部
材１１、１２は真直ぐに嵌合配置される。
【００１９】次に、図１４に矢印Ａ2で示す方向に挾圧
取付け部材１２を直進させると、該挾圧取付け部材１２
の先端部に対向突設した上下の係合用突条２１、２１が
密閉具本体１１の各条片１１ａ、１１ａの先端寄りの位
置に設けた係合用凹条１６、１６に係合し、硬質プラス
チックの金型成形品から成る挾圧取付け部材１２が有す
る弾性により密閉具本体１１を確実に挾圧し、密封袋本
体１の開口部６の辺縁に取付けた密閉具本体１１と挾圧
取付け部材１２とから成る密閉具５は、開口部６の辺縁
に確実に取付けられて離脱するおそれがなく、且つ開口
部６の辺縁に摺動自在に取付けられるものであり、この
ようにして本発明に係る開口部の密閉具を備えた物品の
密封袋を構成したものである。
取付け部材１２を直進させると、該挾圧取付け部材１２
の先端部に対向突設した上下の係合用突条２１、２１が
密閉具本体１１の各条片１１ａ、１１ａの先端寄りの位
置に設けた係合用凹条１６、１６に係合し、硬質プラス
チックの金型成形品から成る挾圧取付け部材１２が有す
る弾性により密閉具本体１１を確実に挾圧し、密封袋本
体１の開口部６の辺縁に取付けた密閉具本体１１と挾圧
取付け部材１２とから成る密閉具５は、開口部６の辺縁
に確実に取付けられて離脱するおそれがなく、且つ開口
部６の辺縁に摺動自在に取付けられるものであり、この
ようにして本発明に係る開口部の密閉具を備えた物品の
密封袋を構成したものである。
【００２０】次に、上記のように構成した密封袋の使用
状態を作用、効果と共に説明する。まづ、図１に示すよ
うに、上記密封袋本体１内に、その開口部６から、例え
ば蒲団類Ｆを収容した後に、密封袋本体１の片隅に挾着
してある密閉具５を矢印で示すように密封袋本体１の他
方の片隅まで摺動させると、開口部６の両側内面に対向
並設した二条の帯条ファスナー２、２の各雄ファスナー
部材２ａと各雌ファスナー部材２ｂは、密閉具本体１１
の内面に対向並設した二条の嵌入溝１４、１４により挾
圧抱持されているため、円滑確実に係着され、開口部６
を確実に密閉する。
状態を作用、効果と共に説明する。まづ、図１に示すよ
うに、上記密封袋本体１内に、その開口部６から、例え
ば蒲団類Ｆを収容した後に、密封袋本体１の片隅に挾着
してある密閉具５を矢印で示すように密封袋本体１の他
方の片隅まで摺動させると、開口部６の両側内面に対向
並設した二条の帯条ファスナー２、２の各雄ファスナー
部材２ａと各雌ファスナー部材２ｂは、密閉具本体１１
の内面に対向並設した二条の嵌入溝１４、１４により挾
圧抱持されているため、円滑確実に係着され、開口部６
を確実に密閉する。
【００２１】このとき、密閉具５に設けたストッパー１
５は、開口部６の辺縁間において、帯条ファスナー２、
２の手前まで挿入されているので、密閉具５の摺動に支
障を来たすおそれがないことは勿論、密閉具５の摺動操
作が完了した際には、密封袋本体１の両側辺縁３、３が
接着されているため、一方の辺縁３にストッパー１５が
当って、それ以上は進行しないので、視見していなくて
も開口部６の密閉作業が完了したことを知ることができ
る利点があると共に、密閉具５が密封袋本体１から抜脱
するのを防止できるものであり、また、密封袋本体１の
開口部６の口縁に一旦挾着された密閉具５の密閉具本体
１１は、挾圧取付け部材１２により確実に挾圧されてい
る関係から、挾圧取付け部材１２を無理に取外さない限
り、開口部６から離脱しないものである。
５は、開口部６の辺縁間において、帯条ファスナー２、
２の手前まで挿入されているので、密閉具５の摺動に支
障を来たすおそれがないことは勿論、密閉具５の摺動操
作が完了した際には、密封袋本体１の両側辺縁３、３が
接着されているため、一方の辺縁３にストッパー１５が
当って、それ以上は進行しないので、視見していなくて
も開口部６の密閉作業が完了したことを知ることができ
る利点があると共に、密閉具５が密封袋本体１から抜脱
するのを防止できるものであり、また、密封袋本体１の
開口部６の口縁に一旦挾着された密閉具５の密閉具本体
１１は、挾圧取付け部材１２により確実に挾圧されてい
る関係から、挾圧取付け部材１２を無理に取外さない限
り、開口部６から離脱しないものである。
【００２２】なお、収容した蒲団類Ｆの嵩を縮小する場
合は、従来から実施されているように、例えば、密閉さ
れている開口部６の１部の帯条ファスナー２、２の係合
を解いて少し開口し、その開口部に吸引機の吸引ノズル
（例えば電気掃除機の吸引ノズル）を挿入して密封袋本
体１内の空気を吸引放出し、本体１内を減圧して収容蒲
団類Ｆの嵩を縮小した後に、吸引ノズルを引抜いて素早
く該小さい開口部の帯条ファスナー２、２を再係合すれ
ばよく、このようにして嵩を縮小しておけば、日時が経
過しても開口部６から外気が流入するおそれがなく、コ
ンパクトに縮小された状態を長く保持できる多大な利点
がある。
合は、従来から実施されているように、例えば、密閉さ
れている開口部６の１部の帯条ファスナー２、２の係合
を解いて少し開口し、その開口部に吸引機の吸引ノズル
（例えば電気掃除機の吸引ノズル）を挿入して密封袋本
体１内の空気を吸引放出し、本体１内を減圧して収容蒲
団類Ｆの嵩を縮小した後に、吸引ノズルを引抜いて素早
く該小さい開口部の帯条ファスナー２、２を再係合すれ
ばよく、このようにして嵩を縮小しておけば、日時が経
過しても開口部６から外気が流入するおそれがなく、コ
ンパクトに縮小された状態を長く保持できる多大な利点
がある。
【００２３】また、密封袋本体１内に封入した蒲団類Ｆ
などを外部に取出す場合は、指先操作で帯条ファスナー
２、２の係合を解いて行なうが、再び蒲団類Ｆなどを密
封入する場合には、密閉具５を反対側に摺動すればよい
ものである。
などを外部に取出す場合は、指先操作で帯条ファスナー
２、２の係合を解いて行なうが、再び蒲団類Ｆなどを密
封入する場合には、密閉具５を反対側に摺動すればよい
ものである。
【００２４】以上、本発明の主要な実施の形態について
説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、挾着用の条片１１ａ、１１ａの内
面に並設した嵌入溝１４、１４は、一方の条片１１ａの
みに設けてもよいものであって、要するに、発明の目的
を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
設計変更が可能である。
説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、挾着用の条片１１ａ、１１ａの内
面に並設した嵌入溝１４、１４は、一方の条片１１ａの
みに設けてもよいものであって、要するに、発明の目的
を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
設計変更が可能である。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、前記のように構成され、上記
のようにして使用するものであるから、次の諸効果を奏
する。
のようにして使用するものであるから、次の諸効果を奏
する。
【００２６】（１） 従来のように、密封袋の開口部の
両側内面に設けた帯条ファスナーの一端部を指先で圧入
係合し、該帯条ファスナーの全長にわたってしごくとい
った煩雑な操作によることなく、予め密封袋本体の開口
部の辺縁に挾着して取付けてある密閉具を摺動する操作
のみによって、開口部を円滑確実且つ能率的に反復繰返
して密閉できる。
両側内面に設けた帯条ファスナーの一端部を指先で圧入
係合し、該帯条ファスナーの全長にわたってしごくとい
った煩雑な操作によることなく、予め密封袋本体の開口
部の辺縁に挾着して取付けてある密閉具を摺動する操作
のみによって、開口部を円滑確実且つ能率的に反復繰返
して密閉できる。
【００２７】（２） 密閉具に設けたストッパーによっ
て開口部の密閉作業が完了したことを確実に感知できる
ので、視覚的に密閉状態を確認する必要がなく、且つ摺
動密閉時に、密閉具が圧縮密封袋本体から横方向に抜脱
するおそれがない。
て開口部の密閉作業が完了したことを確実に感知できる
ので、視覚的に密閉状態を確認する必要がなく、且つ摺
動密閉時に、密閉具が圧縮密封袋本体から横方向に抜脱
するおそれがない。
【００２８】（３） 開口部の辺縁に挾着された密閉具
の密閉具本体は、挾圧取付け部材によって外側から確実
に挾圧保持されているので、該挾圧取付け部材を無理に
取外さない限り、密封袋本体の開口部の辺縁から離脱す
るおそれがなく、上記の効果を長期にわたって確実に達
成できる。
の密閉具本体は、挾圧取付け部材によって外側から確実
に挾圧保持されているので、該挾圧取付け部材を無理に
取外さない限り、密封袋本体の開口部の辺縁から離脱す
るおそれがなく、上記の効果を長期にわたって確実に達
成できる。
【図１】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う拡大断面図である。
【図３】密閉具の密閉具本体の内面を示す平面図であ
る。
る。
【図４】密閉具本体の外面を示す平面図である。
【図５】図３のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】密閉具本体の側面図である。
【図７】図６のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図８】二つ折りした密閉具本体の平面図である。
【図９】その側面図である。
【図１０】図８のＤ−Ｄ線に沿う断面図である。
【図１１】密閉具本体の挾圧取付け部材の平面図であ
る。
る。
【図１２】その側面図である。
【図１３】その正面図である。
【図１４】挾圧取付け部材を密閉具本体に被嵌係合する
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図１５】挾圧取付け部材を密閉具本体に被嵌係合した
状態の平面図である。
状態の平面図である。
【図１６】図１のＥ−Ｅ線に沿う拡大断面図である。
１ 密封袋本体 ２ 密閉用の帯条ファスナー ２ａ 雄ファスナー部材 ２ｂ 雌ファスナー部材 ３ 両側辺縁 ４ 上側辺縁 ５ 密閉具 ６ 開口部 ７ 細巾テープ状基版 ８ 拡大頭部 ９ 突隆条 １０ 条溝 １１ 密閉具本体 １１ａ 左右の条片 １２ 挾圧取付け部材 １３ 連設基部 １３ａ 連設基部の肉薄部 １４ 嵌入溝 １５ ストッパー １６ 係合用凹部 １７ テーパー面 １８ 挾圧取付け部材の基部 １９ 挾圧片 ２０ 開放端部 ２１ 係合用突条 ２２ テーパー面 Ｈ 間隔 Ｆ 衣類、蒲団類 Ａ1 矢印 Ａ2 矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−25812（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−60853（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 33/25
Claims (3)
- 【請求項１】 開口部を備えた物品の密封袋と該開口部
の密閉具とから成り、該密封袋は、プラスチックフィル
ム製の密封袋本体の開口部以外の辺縁は全て密閉され且
つ開口部の辺縁の両側内面に対設した雌雄の帯条ファス
ナーを少なくとも一条設けて構成されており、また、上
記開口部の密閉具は、連結基部から二つ折り可能な左右
の条片から成る密閉具本体の少なくとも一方の条片の内
面に、上記密封袋に設けた少なくとも一条の帯条ファス
ナー部を外側から嵌入して該帯条ファスナーを加圧係合
するための少なくとも一条の嵌入溝を設けると共に、上
記左右の両条片の連設基部から両条片の内面側に舌片状
のストッパーを突設して、その突出先端が上記嵌入溝の
手前に位置するように短めに突設して構成した密閉具本
体と、二つ折りされた密閉具本体の挾圧取付け部材とか
ら構成されていて、この密閉具の密閉具本体を二つ折り
にして密封袋本体の開口部の辺縁に挾挿し、該開口部の
辺縁の帯条ファスナー部を密閉具本体の嵌入溝内に嵌入
させると共に、密閉具本体のストッパーを密封袋本体の
開口部の辺縁間に挿入して該ストッパーの先端を帯条フ
ァスナーの手前に位置させ、且つ密閉具本体を挾圧取付
け部材により挾圧して、密閉具を密封袋本体の開口部の
辺縁に摺動自在に且つ離脱しないように取付け、該密閉
具の摺動により上記雌雄の帯条ファスナーを加圧係着し
て密封袋本体の開口部を密閉するように構成したことを
特徴とする開口部の密閉具を備えた物品の密封袋。 - 【請求項２】 密閉具本体の挾圧取付け部材は、側面形
状がコの字形に形成されていて、その開放先端部に上向
きと下向きの係合用突条が対向突設されており、また、
密閉具本体の左右の条片の各表面には係合用凹条がそれ
ぞれ形成されていて、密閉具本体を挾圧取付け部材によ
り挾持した際に、その上向きと下向きの係合用突条が密
閉具本体の各係合用凹条にそれぞれ係合するように構成
されている請求項１に記載の開口部の密閉具を備えた物
品の密封袋。 - 【請求項３】 密閉具本体に設けられた少なくとも一条
の嵌入溝は左右の条片の対称位置にそれぞれ設けられて
いる請求項１に記載の開口部の密閉具を備えた物品の密
封袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36530197A JP3200582B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 開口部の密閉具を備えた物品の密封袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36530197A JP3200582B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 開口部の密閉具を備えた物品の密封袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11180452A JPH11180452A (ja) | 1999-07-06 |
| JP3200582B2 true JP3200582B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=18483932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36530197A Expired - Lifetime JP3200582B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 開口部の密閉具を備えた物品の密封袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3200582B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7524110B2 (en) | 2005-04-12 | 2009-04-28 | Illinois Tool Works Inc. | Reclosable package with slider zipper shielded for high pressure pasteurization |
| CN108996000B (zh) * | 2018-08-18 | 2023-08-25 | 广东太力科技集团股份有限公司 | 一种可平稳放置的真空压缩袋 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP36530197A patent/JP3200582B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11180452A (ja) | 1999-07-06 |
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