JPH0637946Y2 - 合成樹脂製袋体 - Google Patents
合成樹脂製袋体Info
- Publication number
- JPH0637946Y2 JPH0637946Y2 JP1989104435U JP10443589U JPH0637946Y2 JP H0637946 Y2 JPH0637946 Y2 JP H0637946Y2 JP 1989104435 U JP1989104435 U JP 1989104435U JP 10443589 U JP10443589 U JP 10443589U JP H0637946 Y2 JPH0637946 Y2 JP H0637946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- bag
- opening
- film
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bag Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、開口部に雌雄爪型のチャックを設けた合成樹
脂製袋体の改良に関するものである。
脂製袋体の改良に関するものである。
〈従来の技術〉 第4図で示すように、袋体1の開口部2に再開閉機能を
持った雌雄爪型チャック3を有する合成樹脂製袋体は各
種の物品の包装に広く用いられている。
持った雌雄爪型チャック3を有する合成樹脂製袋体は各
種の物品の包装に広く用いられている。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来技術のチャック付の袋体においては、咬合した状態
のチャックを開脱し袋口を開口する場合は、一般的にい
って、両手の指先でチャック上部の摘み片部を把持し左
右に引張ってチャックの開脱,開口を行っていた。
のチャックを開脱し袋口を開口する場合は、一般的にい
って、両手の指先でチャック上部の摘み片部を把持し左
右に引張ってチャックの開脱,開口を行っていた。
しかしチャックには内容物を保持するための咬合緊締度
があるので、チャックの開脱には指先にある程度の力を
入れて摘み片を左右に引張ることが必要である。
があるので、チャックの開脱には指先にある程度の力を
入れて摘み片を左右に引張ることが必要である。
他方、製袋前のチャック付フィルム原反は、巻取り及び
製袋を円滑に行うためにチャックが咬合されている。従
って、製袋された個々の袋体もチャックが咬合されてお
り、この咬合状態のままでチャック付袋体が物品包装工
場に送られている。
製袋を円滑に行うためにチャックが咬合されている。従
って、製袋された個々の袋体もチャックが咬合されてお
り、この咬合状態のままでチャック付袋体が物品包装工
場に送られている。
このために、物品の充填,包装工場においては、個々の
袋体のチャックを開脱し物品の充填作業を行わねばなら
ない。よって、上記のような手法によりチャックの開
脱,開口を行う場合は、指先が痛くなるだけでなく作業
効率の低下をまねいていた。
袋体のチャックを開脱し物品の充填作業を行わねばなら
ない。よって、上記のような手法によりチャックの開
脱,開口を行う場合は、指先が痛くなるだけでなく作業
効率の低下をまねいていた。
一方、消費者がチャック付袋詰めの商品を購入し袋口を
開口する場合に、上記の手法によりチャックを開脱した
場合は、開脱時において反動が起き把持している袋体が
振れ動くので、内容物が液汁品や粉粒品である場合は、
前記の反動,振れによって内容品が飛散したりするなど
内容品の損失は勿論のこと、その後処理が大変であっ
た。
開口する場合に、上記の手法によりチャックを開脱した
場合は、開脱時において反動が起き把持している袋体が
振れ動くので、内容物が液汁品や粉粒品である場合は、
前記の反動,振れによって内容品が飛散したりするなど
内容品の損失は勿論のこと、その後処理が大変であっ
た。
なお、上記したチャックの開脱手法とは別の手法とし
て、チャック上部の摘み片の両表側を片手指先で摘み、
指先を左右にずらすことによってチャックの開脱する手
法もある。
て、チャック上部の摘み片の両表側を片手指先で摘み、
指先を左右にずらすことによってチャックの開脱する手
法もある。
しかし、フィルム面は密着性があり、チャック上下のフ
ィルム面2aが密着し合っている場合が多いので指先でチ
ャックの背面箇所を摘んだ場合は指先の幅がチャックよ
り広いので指先がチャック上下のフィルム面をも加圧す
るので、一層密着の度合が高まっていた。
ィルム面2aが密着し合っている場合が多いので指先でチ
ャックの背面箇所を摘んだ場合は指先の幅がチャックよ
り広いので指先がチャック上下のフィルム面をも加圧す
るので、一層密着の度合が高まっていた。
従って、指先でチャックの背面箇所を摘み、指先を左右
にずらせても密着によってフィルム面の滑性が阻止され
ており、逆に指先の方が滑るので、開脱,開口に難渋す
るなど甚だ手間のかかる欠点がある。
にずらせても密着によってフィルム面の滑性が阻止され
ており、逆に指先の方が滑るので、開脱,開口に難渋す
るなど甚だ手間のかかる欠点がある。
〈課題を解決するための手段〉 そこで、本考案は、開口部の内側面に雌雄爪型のチャッ
クを設けた合成樹脂製袋体において、前記チャックが形
成されている袋体フィルム内側面の両面又は片面のチャ
ック位置の上下部位のそれぞれにチャックと平行する複
数のリブ条を突設し、連続した凹凸面を設けたものであ
る。
クを設けた合成樹脂製袋体において、前記チャックが形
成されている袋体フィルム内側面の両面又は片面のチャ
ック位置の上下部位のそれぞれにチャックと平行する複
数のリブ条を突設し、連続した凹凸面を設けたものであ
る。
〈作用〉 本考案は上記の構成により、チャック位置の上下部位の
袋体フィルム面は、複数のリブ条の突出による連続した
凹凸面によってフィルムの面密着が防止される。
袋体フィルム面は、複数のリブ条の突出による連続した
凹凸面によってフィルムの面密着が防止される。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
及び第2図において、1は合成樹脂フィルムによって形
成された袋体であり、その開口部2の内側面に雌雄爪咬
合型のチャック3が設けられている。
及び第2図において、1は合成樹脂フィルムによって形
成された袋体であり、その開口部2の内側面に雌雄爪咬
合型のチャック3が設けられている。
本考案は、このような袋体1において、前記チャック3
が形成されている袋体フィルム内側面の両面のチャック
位置の上下部位にチャック3と平行する複数のリブ条4
を突出して連続した凹凸面を設けたものである。尚、前
記リブ条4は第3図で示すように袋体フィルム内側面の
片面に設けてもよい。
が形成されている袋体フィルム内側面の両面のチャック
位置の上下部位にチャック3と平行する複数のリブ条4
を突出して連続した凹凸面を設けたものである。尚、前
記リブ条4は第3図で示すように袋体フィルム内側面の
片面に設けてもよい。
本考案は上記の通りの構造であるから、チャック3の咬
合状態である袋体1の開口部2の閉鎖時においては、チ
ャック3の上下の対面した袋体フィルム面は、チャック
位置の上下部位に設けられている複数のリブ条4の凸起
による連続した凹凸面によって多数条の隙間を形成し、
非面密着状態が保たれる。
合状態である袋体1の開口部2の閉鎖時においては、チ
ャック3の上下の対面した袋体フィルム面は、チャック
位置の上下部位に設けられている複数のリブ条4の凸起
による連続した凹凸面によって多数条の隙間を形成し、
非面密着状態が保たれる。
従って、例えば工場において、物品の袋詰の作業を行う
場合、あるいは家庭において、包入物品の取出しを行う
場合のチャック3の開脱,開口を指先による摘み摺動に
より行うときには、チャック3の上下部位の袋体フィル
ムの両面密着による摩擦抵抗がないので、チャック3の
横滑りによる開脱が容易に行われる。
場合、あるいは家庭において、包入物品の取出しを行う
場合のチャック3の開脱,開口を指先による摘み摺動に
より行うときには、チャック3の上下部位の袋体フィル
ムの両面密着による摩擦抵抗がないので、チャック3の
横滑りによる開脱が容易に行われる。
また、リブ条4によりチャック3の上下部位の袋体フィ
ルムは補強されるため、指先摘みによる左右摺動を行っ
た場合にも、チャック3の上下部位の袋体フィルム面の
歪みやシワの発生がなく、チャック3の変形を防止し、
チャック3の開脱,咬合作用を確実にすると共に、摺動
力の分散が減少され、摺動力はチャック3の長手方向に
沿って加えられることになりチャック3の横滑りが促進
して開脱,開口を容易にする。
ルムは補強されるため、指先摘みによる左右摺動を行っ
た場合にも、チャック3の上下部位の袋体フィルム面の
歪みやシワの発生がなく、チャック3の変形を防止し、
チャック3の開脱,咬合作用を確実にすると共に、摺動
力の分散が減少され、摺動力はチャック3の長手方向に
沿って加えられることになりチャック3の横滑りが促進
して開脱,開口を容易にする。
また、チャック3の上部の摘み片を両手指先にて摘み、
左右に引っ張り開口する場合、このとき指先はリブ条4
により滑り止め作用を行うのでチャック3の開脱,開口
を確実、かつ静かに行うことができ、チャック3の開
脱,開口に伴う反動による袋体1の振れもなくなり、内
容品が液汁物や粉粒体であった場合、これらの物品がチ
ャック3の開脱反動により袋口から飛散するなどして手
先や衣服、あるいは床面等を汚損することがない。
左右に引っ張り開口する場合、このとき指先はリブ条4
により滑り止め作用を行うのでチャック3の開脱,開口
を確実、かつ静かに行うことができ、チャック3の開
脱,開口に伴う反動による袋体1の振れもなくなり、内
容品が液汁物や粉粒体であった場合、これらの物品がチ
ャック3の開脱反動により袋口から飛散するなどして手
先や衣服、あるいは床面等を汚損することがない。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、チャックが形成されてい
る袋体フィルム内側面の両面又は片面のチャック位置の
上下部位のそれぞれにチャックと平行する複数のリブ条
を突設し、連続した凹凸面を設けた構成であるから、チ
ャック周辺の袋体開口部のフィルム面の密着を防止し、
これによりチャックの開脱、開口操作を容易にすると共
に、リブ条によりチャックの上下部位の袋体フィルムが
補強されるため、指先摘みによりチャックの長手方向に
沿った左右摺動を行った場合にも、チャックの上下部位
の袋体フィルム面に歪みやシワが発生することがなく、
チャックの変形を防止し、チャックの開脱、咬合作用を
確実にし、また、摺動力の分散が減少され、摺動力はチ
ャックの長手方向に加えられることによりチャックの横
滑りが促進して開脱、開口を容易にする。
る袋体フィルム内側面の両面又は片面のチャック位置の
上下部位のそれぞれにチャックと平行する複数のリブ条
を突設し、連続した凹凸面を設けた構成であるから、チ
ャック周辺の袋体開口部のフィルム面の密着を防止し、
これによりチャックの開脱、開口操作を容易にすると共
に、リブ条によりチャックの上下部位の袋体フィルムが
補強されるため、指先摘みによりチャックの長手方向に
沿った左右摺動を行った場合にも、チャックの上下部位
の袋体フィルム面に歪みやシワが発生することがなく、
チャックの変形を防止し、チャックの開脱、咬合作用を
確実にし、また、摺動力の分散が減少され、摺動力はチ
ャックの長手方向に加えられることによりチャックの横
滑りが促進して開脱、開口を容易にする。
第1図は本考案の正面図、第2図は第1図II-II線拡大
断面図、第3図は設計変更例を示す断面図、第4図は従
来の袋体の断面図である。 1……袋体、2……開口部、3……チャック、4……リ
ブ条。
断面図、第3図は設計変更例を示す断面図、第4図は従
来の袋体の断面図である。 1……袋体、2……開口部、3……チャック、4……リ
ブ条。
Claims (1)
- 【請求項1】開口部の内側面に雌雄爪型のチャックを設
けた合成樹脂製袋体において、前記チャックが形成され
ている袋体フィルム内側面の両面又は片面のチャック位
置の上下部位のそれぞれにチャックと平行する複数のリ
ブ条を突設し、連続した凹凸面を設けたことを特徴とす
る合成樹脂製袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104435U JPH0637946Y2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 合成樹脂製袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104435U JPH0637946Y2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 合成樹脂製袋体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343447U JPH0343447U (ja) | 1991-04-23 |
JPH0637946Y2 true JPH0637946Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31653230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989104435U Expired - Lifetime JPH0637946Y2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 合成樹脂製袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637946Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPR105600A0 (en) * | 2000-10-27 | 2000-11-23 | International Consolidated Business Pty Ltd | Reclosable plastic bags |
JP4893149B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2012-03-07 | 大日本印刷株式会社 | 開口保形機能および開口補助機能を有するジッパ付き包装体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4736496A (en) * | 1982-12-27 | 1988-04-12 | The Dow Chemical Company | Closure for thermoplastic containers |
CA1265105A (en) * | 1985-09-26 | 1990-01-30 | Dow Consumer Products Inc. | Reclosable container with grip strip |
-
1989
- 1989-09-07 JP JP1989104435U patent/JPH0637946Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343447U (ja) | 1991-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |