JP2698629B2 - サンドイッチパネル - Google Patents

サンドイッチパネル

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堯 石川
孝信 新関
良一 田崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築物、構築物、あるいは既存外壁を改修に
用いられるサンドイッチパネルであり、断熱性、防水
性、防音性、耐震性、耐風圧性を向上したサンドイッチ
パネルに関するものである。
〔従来の技術〕
この種建築物、例えば倉庫の外壁をサンドイッチパネ
ル等で形成するパネルとしては、雄、雌型連結部を有す
る金属薄板とクラフト紙間に合成樹脂発泡体を一体に介
在した金属サンディング材、金属板間に合成樹脂発泡体
を介在し、その長手方向の側壁に凹凸部を形成し、これ
を嵌挿するサンドイッチパネル、あるいはALC、セメン
ト、ケイ酸カルシウム等を主体とした窯業系サイディン
グが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従前における金属サイディング材は表
面材とクラフト紙等のシート状物間に合成樹脂発泡体を
一体に介在し、かつ、雄、雌型連結構造で、しかも一端
のみを固定する構造としたため、化粧幅を約400mm、厚
さ25mm位以上にするとサイディング材が離脱しやすくな
ったり、化粧面が山状になったり、雄、雌型連結部に嵌
挿しにくくなる欠点があった。またサンドイッチパネル
はボルトを介して脳天打ちした構造のため美観に欠け、
かつ、クレーン等で施工しなければならない不利があっ
た。勿論、ALC、窯業系サイディング材は重く、化粧
面、厚さも限定され、施工しにくく、凍結に弱い欠点が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、方形、また
は長方形状の化粧面と、化粧面の4側縁に下方に突出し
た側壁を形成し、かつ、各側壁の下端を外方に突出して
形成した突出片とから構成した表面材と、この表面材の
化粧面と側壁によって囲まれた箱状凹部に充填すると共
に、前記突出片のうち2突出片を除き、他の2突出片の
背面を含む全領域に等厚で膨出して充填した芯材と、少
なくとも芯材の背面を被覆した裏面材とから構成するこ
とにより、断熱性、防水性、防音性、耐震性、耐風圧性
等を向上したサンドイッチパネルを提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るサンドイッチパネル
(以下、単にパネルという)の一実施例について詳細に
説明する。すなわち、第1図(a)〜(c)は上記パネ
ルAの一例を示す斜視図とその端面図であり、は表面
材で、例えば表面処理鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ
鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板(商品名ガルファ
ン、ガルバリウム鋼板、スーパージンク)、フッ素樹脂
塗装鋼板、フッ化ビニルラミネート鋼板、ステンレス
板、アルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、クラ
ッド鋼板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エ
ンボス加工板を含む)、または合成樹脂板をプレス成
形、射出成形、押出成形、ロール成形など、あるいはこ
れらを組み合わせて成形したものである。すなわち表面
は方形、または長方形状の化粧面2と、化粧面2の
4側縁を下方へ、化粧面2を直角に、あるいは傾斜して
突出させて形成した側壁3と、側壁3の下端を外方へ化
粧面2とほぼ平行に突出した突出片4とからハット状に
形成したものである。なお、4つの側壁3は図示するよ
うに互いに一体の連続したものであることが好ましいも
のである。これは、後述する芯材5として合成樹脂発泡
体等を原料で吐出し、反応、発泡させて形成する場合の
芯材5の漏洩を阻止するためと、パネルAの意匠性を向
上するためである。勿論、4つの側壁3を別々に形成す
ることも可能である。さらに説明を加えると、4つの突
出片4はその機能的性質上、重合用突出片4a、4bと支持
用突出片4c、4dとに分けることができ、支持用突出片4
c、4dはその背面に芯材5を充填した突出片4で、また
重合用突出片4a、4bは芯材5を背面に充填していない突
出片4で、パネルAを施工した場合、重合用突出片4a、
4bを支持用突出片4c、4d上に重ねるようにすることによ
り、防水性を得るものである。芯材5は断熱材、防音
材、嵩上げ材、接着材、補強材、もしくは防火材として
機能するものであり、その素材としては合成樹脂発泡
体、ロックウール、グラスウール、シージングボード、
石膏ボード、木毛セメント板、セメントモルタル等から
なり、原料で吐出し、成形、硬化、自己接着させるも
の、あるいは成形体からなるものである。なお、芯材5
として成形体を用いる場合には芯材5と表面材、裏面
材6間に接着剤(図示せず)が必要である。さらに説明
すると、芯材5としては主に合成樹脂発泡体を用い、例
えばポリウレタンフォーム用樹脂、フェノールフォーム
用樹脂、ポリイソシアヌレートフォーム用樹脂、ポリス
チレンフォーム、パーライトの周囲にフェノールフォー
ム樹脂をコーティングし、これを加温、加圧して発泡さ
せるフォーム、およびこれらに難燃材、難燃助剤(硼
砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモン、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、ベントナイト、パーライト
粒、シラスバルーン、アスベスト、各種繊維)の1種以
上を添加、あるいは積層したものなどからなる。特に、
耐火性を得たい場合には、パーライト粒を表面材、裏
面材6間の空間に密に充填し、パーライト粒間の空隙に
アスベスト繊維入りのフェノールフォームを充填して一
体化したパネルAとすると、耐火構造試験に合格し得る
ものとなる。なお、芯材5にフェノールフォーム系の合
成樹脂を用いる場合には、芯材5の酸性成分が直接表面
、裏面材6に接触しないように防錆塗料を表面材
、裏面材6の裏面に塗布することにより、表面材
裏面材6が金属板である場合の発錆を防止することも可
能である。さらに説明すると芯材5は(a)図のイ−イ
線端面図である(b)図、およびロ−ロ線端面図である
(c)図に示すように、表面材の化粧面2と側壁3に
よって囲まれた箱状凹部に充填すると共に、4つの突出
片4のうちの隣合う2つの突出片4、すなわち重合用突
出片4a、4bの背面を除き、支持用突出片4c、4dの背面を
含む全下面領域で下方へ等厚に突出せしめて充填したも
のである。このため、パネルAを施工した際、芯材5の
クッション性により、下地の振動を吸収することができ
るものとなる。裏面材6は少なくとも芯材5の裏面を覆
ってパネルAをサンドイッチ構造とし、パネルAの機械
強度の向上を図ると共に、裏打材、防火材、防水材、吸
音材、離型材などの機能を有するものであり、上記表面
と同質な素材(金属板、合成樹脂板)、あるいはシ
ート状物からなり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、
アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合
成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化
アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上
をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理さ
れたシートなどからなるものである。なお、裏面材6は
少なくとも芯材5の裏面を被覆するものであり、それ以
外の部分も被覆する場合は、表面材と接触しないよう
にすることが好ましいものである。これは、表面材
裏面材6との間の熱橋を防止するためである。また、表
面材、裏面材6にはエンボス加工を行うことも可能で
ある。
次に本発明に係るパルスAの一施工例について第2図
(a)、(b)を用いて簡単に説明する。いま、第1図
(a)〜(c)に示すようなパネルAを用いて外壁を形
成すると仮定する。まず、左右に隣接するパネルA1、A2
においては(a)図に示すように鉄骨下地、あるいは図
示しないが木造下地からなる躯体α上に、パネルA1、A2
の重合用突出片4aを下方に向け、かつパネルA1の支持用
突出片4d上にパネルA2の重合用突出片4bを重ねるように
し、釘、スクリューネジ、ボルト等からなる固定具βを
介して固定する。次にパネルA1、A2の側壁3、重合用突
出片4bによってできた目地部に固定具βを被覆するよう
にコーキング材γ(ハッチングで示す)を植設する。ま
た上下方向のパネルA3、A4同士は(b)図に示すよう
に、下段のパネルA3の支持用突出片4c上に上段のパネル
A4の重合用突出片4aを重ねるようにして固定具βで固定
し、両パネルA3、A4間の目地部にコーキング材γ(ハッ
チングで示す)を植設する。このような工程を順次くり
返すことにより、壁体を形成する。
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第3図(a)〜(e)〜第5図(a)〜(k)
に示すように形成することも可能である。すなわち第3
図(a)〜(e)は支持用突出片4c、4d、あるいは裏面
材6の4側縁に垂直片4e、6aを形成し、芯材5の側面を
被覆したパネルAで特に(d)、(e)図は、芯材5の
膨出した部分の下方を重合用突出片4a、4bの突出方向と
反対方向にずらしたパネルAである。また第4図
(a)、(b)は重合用突出片4a、4bの変形例であり、
(a)図は重合用突出片4a、4bの先端を背面側に折り返
し、そのまま延長し、芯材5にくい込ませるようにした
重合用突出片4a、4b、(b)図は重合用突出片4a、4bの
先端を(a)図と同様に折り返し、その先端を下方へ折
り曲げ、芯材5の側面を被覆するようにした重合用突出
片4a、4bである。さらに第5図(a)〜(k)は第1図
(c)に準じて示したパネルAのその他の変形例であ
り、特に(g)図は表面材側、または裏面材6側、あ
るいは表面材と裏面材6間に凹部7を形成し、無機材
(ケイカル板、石膏ボード、セメントパーライト板等の
切り板長尺物)装着用として機能するようにしたパネル
A、(h)図は表面材と裏面材6間の間隙から芯材5
が漏れないように合成樹脂板、金属板、無機質板等から
なる側板8を形成したパネルA、(i)図は芯材5の中
間、または図示しないが表面、あるいは裏面側にロック
ウール、アスベスト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミ
ド繊維等の繊維状物、繊維シート状物9を介在させたパ
ネルA、(j)図は芯材5を有機と無機の2層にしたパ
ネルA、(k)図は突出片4の裏面に補強兼隔離材、ス
トッパ材として機能する補強材(無機材が好ましい)10
を介在させたパネルAである。また図示しないが、化粧
面2は表面材成形時に、プレス加工と同時に任意形状
に成形し、意匠性を向上させることも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルによれば、パネ
ル同士の連結は、支持用突出片上に重合用突出片を重ね
合わせる構造であるため防水性が向上する。パネルは
雄、雌構造でないため、パネル端縁の形状が単純であ
り、梱包、施工が容易、かつ高能率となる。施工はパ
ネルの4側縁を固定するため、化粧面の変形を阻止し、
かつ、大型としても耐風圧性にすぐれる。躯体の振動
を芯材が吸収するため、脱落のない壁体を形成すること
ができる。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明に係るサンドイッチパネ
ルの代表的一実施例を示す斜視図と端面図、第2図
(a)、(b)は施工例と説明図、第3図(a)〜
(e)、第4図(a)、(b)、第5図(a)〜(k)
はその他の実施例を示す説明図である。 A……サンドイッチパネル、……表面材、4……突出
片、5……芯材、6……裏面材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形、または長方形状の化粧面と、該化粧
    面の4側縁に下方へ突出した側壁を有すると共に、該側
    壁の下端を外方へ突出して形成した突出片とからハット
    状に形成した表面材と、該表面材の化粧面と4側壁に囲
    まれた箱状凹部に充填すると共に4つの突出片のうち隣
    り合う2突出片の背面を除き、残りの2つの突出片の背
    面を含む全下面領域で下方へ等厚に膨出せしめて充填し
    た芯材と、該芯材の少なくとも背面を被覆した裏面材と
    から構成したことを特徴とするサンドイッチパネル。
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