JP2561703B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2561703B2
JP2561703B2 JP63146484A JP14648488A JP2561703B2 JP 2561703 B2 JP2561703 B2 JP 2561703B2 JP 63146484 A JP63146484 A JP 63146484A JP 14648488 A JP14648488 A JP 14648488A JP 2561703 B2 JP2561703 B2 JP 2561703B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落す
ることがなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しな
く、縦、横張り可能で、連結部における防火性を改善
し、耐火試験を合格し得るパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては表面材として金属製板
材、裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発泡体
等よりなる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構
造、相決り構造、引っ掛け構造の連結部を有するパネル
が数多く上市されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、これらパネルは表面材が金属材で
ある場合には熱による伸縮にも追従することができず、
化粧面に変形が生じ、意匠性を大幅に低下させるもので
あった。さらに、パネルの固定を表面材の表面側からの
固定で裏面材も固定し、外部に固定具を露出させない構
造としたパネルは存在しなかった。またこの種パネルは
耐火性に大きく問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような点を鑑み、表面材、裏面材に金属
製板材を用いると共に、表面材、裏面材を接触させない
構造とし、さらに表面材と裏面材の雄、雌連結部端に不
燃性基材を介在させたパネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、表
面材、裏面材19、芯材22、不燃性基材23からなるサン
ドイッチ構造のパネルAである。表面材、および裏面
19は金属製板材、あるいは合成樹脂材等よりなり、例
えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ
鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼
板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等の一種をプレス
成形、押出成形、ロール成形等によって形成したもので
ある。さらに詳説すると、表面材は第2図に示すよう
に、横長の化粧面部と、雄型連結部、雌型連結部13
とから樋状部1aを形成したものであり、化粧面部は化
粧面2aと、化粧面2aの長手方向の端縁を内方に任意角度
で屈曲した側壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に突出
した目地下地5とから形成したものである。雄型連結部
は目地下地5の先端をさらに外方に突出した上縁8
と、上縁8の先端を内方に略逆コ字状に屈曲した下縁9
よりなる差込縁7と、差込縁7の上縁8に形成した凹状
の固定溝10と、下縁9の先端を内方にL字状に屈曲した
補強片11と、下縁9、裏面材19、芯材22より形成された
係合溝12よりなるものである。差込縁7は後記する雌型
連結部13の嵌合溝16に挿入され躯体に固定される部分で
あると共に、固定溝10に釘等の固定具を打設してパネル
Aを躯体に固定する固定部として機能する部分である。
また凹状の固定溝10は、その凹状形によりボルト等の固
定具βを打設した場合、固定具βの頭部が目地下地5、
上縁8のそれぞれの面よりも突出しないため、差込縁7
を後記する嵌合溝16に挿入する際に固定具βの頭部が障
害にならないものととすると共に、パネルAを連結した
際にパネルA間の連結部に空隙を形成し、毛細管現象を
防止し、防水性を強化するのにも役立つものである。さ
らに補強片11は表面材の雄型連結部側の補強と、第
4図にパネルAの連結部を示すように、躯体αにパネル
Aを固定する際に、固定溝10に釘等の固定具βを打設す
ると、補強片11も固定具βにより固定され、差込縁7が
嵌合溝16に挿入された際に差込縁7が下面15により押圧
され変形するのを防止し、確実に固定するのに役立つも
のである。雌型連結部13は側壁4の下端縁を内方に屈曲
した上面14と、上面14の先端を外方に屈曲した下面15
と、上面14と下面15とから断面略逆コ字状に形成した嵌
合溝16と、下面15の先端を内方に突出した補強片17と、
下面15、裏面材19、芯材22よりなる係合縁18よりなるも
のである。この嵌合溝16は、雄型連結部の差込縁7に
係合され躯体αにパネルAを固定する部分である。裏面
19は第3図に示すように、長尺状板材の両端縁を上方
に突出した補強片20、21とから樋状部19aを形成したも
のであり、芯材22の裏面を覆ってパネルAをサンドイッ
チ構造体とし、パネルA自体の機械強度を向上すると共
に、不燃材、防水材、遮熱材、防音材、パッキング材な
どの1つの機能として役立つものであり、その素材とし
ては前記表面材と同質の素材、あるいはアスベスト
紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、
Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シー
ト、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1
種、または2種以上をラミネートしたもの、防水処理、
難燃処理されたシートなどからなるものである。その装
着は、図では補強片11、17間に張設し、表面材との間
に間隙を有して形成し、耐火性の向上を図っているが、
補強片11、17の表面側、裏面側に配設することができる
ものである。芯材22は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱
材、防水材、防音材、緩衝材、防火材等として機能する
ものであり、例えばポリイソシアヌレートフォーム、フ
ェノールフォーム、ポリウレアフォーム、ポリイミドフ
ォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡
体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤
(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン等)、骨材(パ
ーライト、ガラスビーズ等)繊維状物(長、短繊維)等
を混入したもの、パーライトの周囲にフェノールフォー
ム粉末をコーティングし、これを加温、加圧して発泡さ
せたもの、石膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボー
ド、ALC、インシュレーションボード、木片チップボー
ド、グラスウール等で、単一素材、あるいは複数の素材
を組み合わせて形成するものである。また芯材22の形成
は、図では表面材と裏面材19の樋状部1a、19aに充填
すると共に、補強片11、17と補強片20、21とが接触しな
いようにするものであり、表面材が火災等により加熱
されても、その熱が裏面材19へ伝わらないようにし、熱
橋防止による耐火性の向上を図るものである。さらに、
表面材と裏面材19の樋状部1a、19aの開口幅W1、W2
関係はW1≒W2である。また、不燃性基材23は、表面材
と裏面材19の雄、雌型連結部13端に形成し、第4図
に示すようにパネルA同士の連結部の防火性、耐火性、
耐熱性を強化すると共に、芯材22が合成樹脂発泡体のよ
うに、液状原料で吐出した際に表面材と裏面材19間よ
り液洩れしないようにするための液洩れ防止材、表面材
と裏面材19とが接触しないようにするための嵩上げ材
として機能するものである。その具体的素材としては、
ロックウール、石膏ボード、珪酸カルシウム板、炭酸カ
ルシウム板、グラスウール、泡ガラス、パーライト板等
の硬質性のもの、可撓性をもつもの、もしくはそれらに
高熱下において水を放出したり、発泡膨張する物質(例
えば珪酸塩、硼酸塩等)を含浸させたものの一種からな
るものである。その具体例としては、第5図(a)、
(b)に示すような長尺状のものである。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すようなパネルAを用いて第4図に示すように施工する
と仮定する。なお、パネルAとしては、表面材、裏面
19として0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材22として
はフェノールフォームにパーライトを混入し、これを吐
出し、反応、発泡させ、次にキュアして一体化したも
の、不燃性基材23としては珪酸カルシウム板を表面材
と裏面材19の左右端に挿入したものである。そこで主
柱、間柱、防水シート等、あるいは鉄骨下地からなる躯
体αに第n段目のパネルA1の固定溝10をボルト等の固定
具βを介して固定する。次にn+1段目のパネルA2の雌
型連結部13の嵌合溝16を、パネルA1の差込縁7に落とし
込むようにして挿入し、第4図のような横目地部を形成
するものである。この時、固定具βの頭部は差込縁7の
表面より突出することがないものである。また壁体全体
を形成するには、上記したような工程を土台から桁に向
かって行えばよいものである。なお、土台部分にはスタ
ータ(図示せず)、出、入隅等の部分(図示せず)には
コーキング材、役物を用いる必要がある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第6図(a)〜(y)〜第11図に示すように形
成することができる。すなわち、第6図(a)〜(y)
は雄型連結部側の変形例であり、(a)〜(c)図は
固定溝10を四角形、半円形、三角形状等に形成した雄型
連結部、(d)〜(p)図は差込縁7を各々変形させ
た雄型連結部、(q)〜(y)図は補強片11を各々変
形させた雄型連結部である。また第7図(a)〜
(v)は雌型連結部13側の変形例であり、(a)、
(b)図は側壁4を直角としたり、鋭角とした雌型連結
13、(c)〜(t)図は嵌合溝16を各々変形させた雌
型連結部13、(u)、(v)図は補強片17を変形した雌
型連結部13である。さらに、第8図(a)〜(h)は裏
面材19の補強片20、21の変形例である。なお、第6図〜
第8図においては、表面材、裏面材19の一部を示し、
板厚は省略してある。さらに、第9図(a)〜(j)は
主に表面材を各々変形したパネルA、第10図(a)〜
(e)は主に裏面材19を各々変形したパネルAである。
また第11図は嵌合溝16内にコーキング材、パッキング材
等24を植設し、防水性を強化したパネルAである。な
お、第9図〜第11図においては不燃性基材23を省略して
いる。勿論、第6図(a)〜(y)〜第11図を各々組み
合わせたパネルAとすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、
躯体への固定は表面材の一端縁の二重になった部分を固
定するため、パネルの躯体への固定が確実となり、剥落
等することがない。釘、ボルト等を外部へ露出させる
ことなく、大型のパネルを躯体に確実に固定できる。
パネル同士の連結部間に、不燃性基材が常時存在するパ
ネルとしたため、連結部における防火性、耐熱性を強化
すると共に、表面材と裏面材間からの液洩れ防止機能を
有するパネルとなる。不燃性基材により表面材と裏面
材の間隔が決定できるため、表面材と裏面材を接触させ
ないための嵩上げ材となる。防水性、気密性、耐震
性、断熱性、防音性、施工性を向上したパネルとなる。
さらに、固定具の頭部が目地下地と差込縁の上縁の表
面から突出しないため、差込縁と嵌合溝の係合を妨害す
ることなく、目地部が容易に形成できる。等の特徴、効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図は表面材の一例を示す説明
図、第3図は裏面材の一例を示す説明図、第4図は本発
明に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断
面図、第5図(a)、(b)は不燃性基材の一例を示す
一部切り欠き斜視図、第6図(a)〜(y)、第7図
(a)〜(v)、第8図(a)〜(h)、第9図(a)
〜(j)、第10図(a)〜(e)、および第11図はその
他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、7……差込縁、16……嵌合溝、19……裏
面材、22……芯材、23……不燃性基材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 博之 (56)参考文献 実開 昭60−91754(JP,U) 特公 昭62−62225(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充
    填した建築用パネルにおいて、前記表面材は横長の化粧
    面部と、該化粧面部の長手方向の一側縁を内方に屈曲し
    た側壁と、該側壁を外側方へ突出した上縁と、該上縁の
    先端を内方に略コ字状に屈曲した下縁よりなる差込縁
    と、該差込縁の上縁に形成した凹状の固定溝と、前記下
    縁の先端を内方にL字状に屈曲した補強片とから形成し
    た雄型連結部と、他側縁を内方に屈曲した側壁と、該側
    壁の下端縁を内方に屈曲した上面と、該上面の先端を外
    方に屈曲した下面と、該上面と該下面とから断面略コ字
    状に形成した嵌合溝と、下面の先端を内方に突出した補
    強片とから形成した雌型連結部とからなり、前記裏面材
    は表面材と接触しないように前記芯材で一体化すると共
    に、表面材と裏面材の雄、雌型連結部端に不燃性基材を
    介在させたことを特徴とする建築用パネル。
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