JP2698607B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2698607B2 JP63143950A JP14395088A JP2698607B2 JP 2698607 B2 JP2698607 B2 JP 2698607B2 JP 63143950 A JP63143950 A JP 63143950A JP 14395088 A JP14395088 A JP 14395088A JP 2698607 B2 JP2698607 B2 JP 2698607B2
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尭 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネルに関するものである。さらに詳しく
は、化粧面幅、建築用パネル厚さを大きくしても、雄、
雌嵌合構造にして壁下地より剥落することがなく、か
つ、釘等の固定具が外部へ露出せず、縦・横張り可能な
建築用パネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種構築用パネルとしては表面材として金属
製板材、裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発
泡体よりなる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構
造、相決り構造、引っ掛け構造の連結部を有する建築用
パネルが数多く上市されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこの種建築用パネルでは、躯体に固定す
るのに釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震
等による躯体の変形に追従することができず、破損して
しまう不利があった。また、化粧面幅が600〜900mm位の
大型の建築用パネルの場合には、従来、化粧面からの脳
天打ちが通常の施工法であり、これでは化粧面に釘、ボ
ルト等の固定具が露出してしまい、美感性、耐候性を大
幅に劣化させるものであった。さらに、表、裏面材が金
属製板材である場合には、連結部において表面材と裏面
材が接触してしまい、火災の際に最弱点部である連結部
において表面材の熱が裏面材側への伝播、所謂熱橋とな
り、連結部が破壊されてしまうことがあり、耐火性に問
題があった。また、実矧ぎ構図で二重の連結部を有する
建築用パネルは、連結する際に連結部が見えない構造の
ものが多く、施工するのにも問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、表面材お
よび裏面材に金属製板材を用いると共に、表面材の長手
方向の両端縁に断面略コ字状の係合溝、嵌合溝を形成し
て落とし込み構造とすると共に、嵌合溝の下面となる係
合縁を嵌合溝の上面より外方に突出させると共に、係合
縁の内部に間隙を形成して芯材を充填し、さらに、表面
材と裏面材が接触しないように芯材で一体化することに
より、建築用パネルの固定を一端で、かつ固定具が外部
に露出しなようにし、また、建築用パネルの熱膨張、収
縮、および躯体の変形(地震等)による建築用パネルの
剥落、表面材の剥落を防止し、耐火試験に合格し、さら
には化粧面の幅、厚さを大きくでき、施工が楽な建築用
パネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る建築用パネルについ
て詳細に説明する。第1図は上記建築用パネルAの代表
例であり、表面材1、裏面材21、芯材24からなるサンド
イッチ構造の建築用パネルAである。表面材1、および
裏面材21は金属製板材よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ス
テンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、
ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サ
ンドイッチ鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロー
ル成形等によって形成したものである。第1図に示す建
築用パネルAでは化粧面部2、雄型連結部6、雌型連結
部14を形成したものである。さらに詳説すると、表面材
1は第2図に示すように、横長の化粧面部2と、雄型連
結部6、雌型連結部14とから樋状部1aを形成したもので
あり、建築用パネルA面内方向を内方とし、反対方向を
外方とした場合、化粧面部2は化粧面2aの長手方向の端
縁を内方に任意角度で屈曲した側壁3、4と、側壁3の
下端縁を外方に突出した目地下地5とから形成したもの
である。雄型連結部6は建築用パネルA面内方向を内方
とし、反対方向を外方とした場合、目地下地5の先端を
内方に屈曲した上縁8と、目地下地5の先端部と上縁8
よりなる差込縁7と、上縁8の先端を外方に屈曲して突
出した下縁9と、上縁8と下縁9とから断面略コ字状に
形成した係合溝10と、下縁9をさらに外方に突出した固
定片11と、固定片11の先端を内方に垂下した補強片12
と、固定片11上に形成した溝部13よりなるものである。
差込縁7は第4図に示すように、後記する雌型連結部14
の嵌合溝17に、係合溝10は係合縁18に係合され、躯体α
に固定される部分である。また、溝部13は建築用パネル
A固定時の固定具βの打設位置の目印、および建築用パ
ネルAを連結した際に建築用パネルA間の連結部に空隙
を形成し、毛細管現象を防止し、防水性を強化するのに
役立つものである。雌型連結部14は建築用パネルA面内
方向を内方とし、反対方向を外方とした場合、側壁4の
下端を内方に屈曲した上面15と、上面15の先端を外方に
屈曲し、側壁4より外方に突出した下面16と、上面15と
下面16とから断面略逆コ字状に形成した嵌合溝17と、下
面16の先端を内方に化粧面2aと略平行に突出すると共に
下面16と間隙を有した延長部19と、下面16と延長部19と
芯材24が充填される間隙よりなる係合縁18と、延長部19
の先端を外方に垂下した補強片20とからなるものであ
る。この嵌合溝17は、差込縁7に、係合縁18は係合溝10
に係合され、躯体αに建築用パネルAを固定する部分で
あり、係合縁18は側壁4より外方に突出しているため、
建築用パネルAを係合する際に係合縁18が常時化粧面部
2側より目視でき、係合位置を確認しながら施工できる
ものである。裏面材21は第3図に示すように、長尺状の
金属製板材の両端縁を上方に突出した補強片22、23とか
ら樋状部21aを形成したものであり、芯材24の裏面を覆
って建築用パネルAをサンドイッチ構造体とし、建築用
パネルA自体の機械強度を向上すると共に、不燃材、防
水材、遮熱材、防音材、パッキング材などの1つの機能
として役立つものである。芯材24は主に合成樹脂発泡体
を用い、断熱材、防水材、防音材、緩衝材、防火材等と
して機能するものであり、例えばポリイソシアヌレート
ファーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォーム、
ポリイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら
合成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩
等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン
等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状物
(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲に
フェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、石膏ボード、岩綿ボー
ド、グラスウールボード、ALC、インシュレーションボ
ード、木片チップボード、グラスウール等で、単一素
材、あるいは複数の素材を組み合わせて形成するもので
ある。また芯材24の形成は、表面材1と裏面材21の樋状
部1a、21aに充填すると共に、補強片12、20と補強片2
2、23とが接触しないようにするものであり、表面材1
が火災等により加熱されても、その熱が裏面材21へ伝わ
らないようにし、熱橋防止による耐火性の向上を図るも
のである。さらに、表面材1と裏面材21の樋状部1a、21
aの開口幅W1、W2の関係はW1≒W2である。また、切り欠
き部24aの幅W3と膨出部24bの幅W4の関係はW3≧W4であ
る。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すような建築用パネルAを用いて第4図に示すように施
工すると仮定する。なお、建築用パネルAとしては、表
面材1、裏面材21として0.5mm厚のカラー鋼板を用い、
芯材料24としてはポリイソシアヌレートフォームを原料
で吐出し、反応、発泡させ、次にキュアして一体化した
ものである。そこで主柱、間柱、防水シート、あるいは
鉄骨下地等からなる躯体αに第n段目の建築用パネルA1
の固定片11をボルト等の固定具βを介して固定する。次
にn+1段目の建築用パネルA2の雌型連結部14の嵌合溝
17を、建築用パネルA1の差込縁7に落とし込むようにし
て挿入し、第4図のような横目地部を形成するものであ
る。また壁体全体を形成するには、上記したような工程
を土台から桁に向かって行えばよいものである。なお、
土台部分にはスタータ(図示せず)、出、入隅等の部分
(図示せず)にはコーキング材、役物を用いる必要があ
る。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係る建築用パネルAの一実
施例にすぎず、第5図(a)〜(y)〜第10図(a)、
(b)に示すように形成することができる。すなわち、
第5図(a)〜(y)は雄型連結部6側の変形例、第6
図(a)〜(v)は雌型連結部14側の変形例、第7図
(a)〜(h)は裏面材21の補強片22、23の変形例であ
り、それぞれ防水性、気密性、施工性等を向上するため
のものである。まお、第5図〜第7図においては、表面
材1、裏面材21の一部を示し、板厚は省略してある。さ
らに、第8図(a)〜(f)は主に表面材1を各々変形
した建築用パネルAであり、特に(f)図は幅方向の側
端縁を内方に屈曲し、端面壁2bを形成した建築用パネル
Aである。さらに第9図(a)〜(c)は主に裏面材21
を各々変形した建築用パネルAである。また第10図
(a)、(b)は建築用パネルAのその他の実施例を示
すものであり、(a)図は芯材24が合成樹脂発泡体のよ
うに、原料で吐出した際に表面材1と裏面材21間より液
洩れしないようにシート状物25で被覆した建築用パネル
A、(b)図は表面材1と裏面材21が接触しないように
するための嵩上げ材、耐火材(無機材)、液洩れ防止用
として機能するバックアップ材26を形成した建築用パネ
ルAである。勿論、第5図(a)〜(y)〜第10図
(a)、(b)を各々組み合わせた建築用パネルAとす
ることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る建築用パネルによれ
ば、躯体への固定は表面材の一端縁としたため化粧面
(表面材)が太陽熱等により熱せられ、金属板が伸縮し
ても、その伸縮が固定部に悪影響を与えない。化粧面
の変形がないため、意匠性を長期に亘って維持できる。
釘、ボルト等を外部へ露出させることなく、大型の建
築用ポネルを躯体に確実に固定できる。建築用パネル
を躯体に固定し、連結した際にも、建築用パネル間の表
面材と裏面材同士が接触することがなく、火災時の表面
材から裏面材への熱橋を確実に防止することができる。
係合縁は側壁より外方に突出して形成してあるため、
化粧面側から係合位置を目視により確認しながら係合で
きるため、施工が確実かつ簡単である。落とし込み構
造であるため施工が簡単である。係合縁の内部に間隙
を形成し、この間隙にも芯材を充填する構造であるため
に、連結部の強度が向上すると共に熱橋を防止し、防火
性が向上する。防水性、気密性、耐振性、断熱性、耐
火性、防音性、施工性を向上した建築用パネルとなる。
等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図は表面材の一例を示す説明
図、第3図は裏面材の一例を示す説明図、第4図は本発
明に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断
面図、第5図(a)〜(y)、第6図(a)〜(v)、
第7図(a)〜(h)、第8図(a)〜(f)、第9図
(a)〜(c)、第10図(a)、(b)はその他の実施
例を示す説明図である。 1……表面材、7……差込縁、10……係合溝、17……嵌
合溝、18……係合縁、21……裏面材、24……芯材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製板材よりなる長尺状の表面材、裏面
    材間に芯材を充填した建築用パネルにおいて、建築用パ
    ネル面内方向を内方とし、反対方向を外方とした場合、
    前記表面材は長尺状の化粧面部と、該化粧面部の一端縁
    を内方に屈曲した側壁と、該側壁の下端を外方に突出し
    た目地下地と、該目地下地の先端を内方に断面略コ字状
    に屈曲した係合溝と、該係合溝の下縁をさらに外方に突
    出し目地下地の先端よりも外方に突出した固定片とから
    なる雄型連結部と、他端縁を内方に屈曲した側壁と、該
    側壁の下端を内方に断面略逆コ字状に屈曲すると共に、
    下面を側壁よりも外方に突出した嵌合溝と、該嵌合溝の
    下面の先端を化粧面部と略平行に内方に屈曲し、下面と
    間隙を有して嵌合溝の最奥よりも内方に突出した延長部
    と、下面と延長部とからなる係合縁とからなる雌型連結
    部とから形成し、前記裏面材は芯材の裏面を覆うと共
    に、表面材と接触しないように前記芯材で一体化されて
    いることを特徴とする建築用パネル。
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