JP2698448B2 - 装飾用貴金属板の製造方法 - Google Patents
装飾用貴金属板の製造方法Info
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- JP2698448B2 JP2698448B2 JP22584989A JP22584989A JP2698448B2 JP 2698448 B2 JP2698448 B2 JP 2698448B2 JP 22584989 A JP22584989 A JP 22584989A JP 22584989 A JP22584989 A JP 22584989A JP 2698448 B2 JP2698448 B2 JP 2698448B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- plate
- noble metal
- manufacturing
- decorative
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メダル、コイン等を作成する為の装飾用貴
金属板の製造方法に関する。
金属板の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、メダル、コイン等を作成するには、所定の板厚
精度の装飾用貴金属板をプレス加工により打ち抜いて作
成していた。また装飾用貴金属板はロール圧延加工と矩
形ダイスの引抜き加工とにより製造していた。
精度の装飾用貴金属板をプレス加工により打ち抜いて作
成していた。また装飾用貴金属板はロール圧延加工と矩
形ダイスの引抜き加工とにより製造していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、装飾用貴金属は、重量の調整が重要であ
り、百分の1グラムオーダーの管理が要求され、これを
板の厚さに換算すると、数μmのオーダーとなる。
り、百分の1グラムオーダーの管理が要求され、これを
板の厚さに換算すると、数μmのオーダーとなる。
然るに上記ロール圧延加工による装飾用貴金属板の製
造では、板厚のばらつきが大きく、その制御は困難であ
った。この為、多段ロールの大型設備で多数のロール圧
延加工により製造しなければならず、工程が多くて生産
性が悪かった。
造では、板厚のばらつきが大きく、その制御は困難であ
った。この為、多段ロールの大型設備で多数のロール圧
延加工により製造しなければならず、工程が多くて生産
性が悪かった。
またロール圧延加工後に行う矩形ダイスの引抜き加工
に於いては、ロール圧延加工での長手方向の板厚のばら
つきがそのまま引抜き加工の際の引張り力のばらつきと
なり、引抜き加工中材料が切れたりしていた。この為、
引抜き加工では予め幅寸法を調整せざるを得ず、工数が
多くなっていた。
に於いては、ロール圧延加工での長手方向の板厚のばら
つきがそのまま引抜き加工の際の引張り力のばらつきと
なり、引抜き加工中材料が切れたりしていた。この為、
引抜き加工では予め幅寸法を調整せざるを得ず、工数が
多くなっていた。
そこで本発明は、板厚精度の高い装飾用貴金属板を作
ることのできる製造方法を提供しようとするものであ
る。
ることのできる製造方法を提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の装飾用貴金属板の
製造方法は、矩形ダイスにて装飾用貴金属板材を引抜き
加工するに於いて、板幅よりも幅の大きい矩形穴を有す
るダイスにて引抜き加工することを特徴とするものであ
る。
製造方法は、矩形ダイスにて装飾用貴金属板材を引抜き
加工するに於いて、板幅よりも幅の大きい矩形穴を有す
るダイスにて引抜き加工することを特徴とするものであ
る。
(作用) 上述の如く本発明の装飾用貴金属板の製造方法は、板
幅よりも幅の大きい矩形穴を有するダイスにて装飾用貴
金属板材を引抜き加工するのであるから、装飾用貴金属
板材の幅方向が拘束されることが無く、従って引抜き加
工時に装飾用貴金属板材が切れることが無く、また容易
に板厚精度の高い装飾用貴金属板が得られる。
幅よりも幅の大きい矩形穴を有するダイスにて装飾用貴
金属板材を引抜き加工するのであるから、装飾用貴金属
板材の幅方向が拘束されることが無く、従って引抜き加
工時に装飾用貴金属板材が切れることが無く、また容易
に板厚精度の高い装飾用貴金属板が得られる。
(実施例) 以下本発明の装飾用貴金属板の製造方法の一実施例を
第1図によって説明すると、幅38mm、厚さ2mm、長さ700
mmのAu99.99%の板材1を、幅40mm、高さ1.82mmの矩形
穴2を有する超硬より成るダイス3にて10枚引抜き加工
した処、10枚全て途中で切れることなく引抜き加工で
き、装飾用Au板4が得られた。
第1図によって説明すると、幅38mm、厚さ2mm、長さ700
mmのAu99.99%の板材1を、幅40mm、高さ1.82mmの矩形
穴2を有する超硬より成るダイス3にて10枚引抜き加工
した処、10枚全て途中で切れることなく引抜き加工で
き、装飾用Au板4が得られた。
一方、従来例として、実施例と同一寸法、同一材質の
板材1を、第2図に示す如く幅38mm、高さ1.82mmの矩形
穴2′を有する超硬より成る従来のダイス3′にて10枚
引抜き加工した処、10枚中3枚が途中で切れ、7枚が引
抜き加工でき、装飾用Au板4′が得られた。
板材1を、第2図に示す如く幅38mm、高さ1.82mmの矩形
穴2′を有する超硬より成る従来のダイス3′にて10枚
引抜き加工した処、10枚中3枚が途中で切れ、7枚が引
抜き加工でき、装飾用Au板4′が得られた。
然して、引抜き加工して得た実施例のAu板4及び従来
例のAu板4′の板厚を検査した処、従来例のAu板4′は
最高1.825mm、最低1.835mm、平均1.830mmで、ばらつき
が大きくて精度が低かったのに対し、実施例のAu板4は
最高1.8245mm、最低1.8215mm、平均1.8230mmで、ばらつ
きが小さくて精度が高かった。
例のAu板4′の板厚を検査した処、従来例のAu板4′は
最高1.825mm、最低1.835mm、平均1.830mmで、ばらつき
が大きくて精度が低かったのに対し、実施例のAu板4は
最高1.8245mm、最低1.8215mm、平均1.8230mmで、ばらつ
きが小さくて精度が高かった。
これはひとえに実施例が板材1の板幅よりも幅の大き
い矩形穴2を有するダイス3にて板材1を引抜き加工す
る為、板材1の幅方向が拘束されることが無く、従って
引抜き加工時途中で切れることが無く、また板厚精度を
向上できるからである。
い矩形穴2を有するダイス3にて板材1を引抜き加工す
る為、板材1の幅方向が拘束されることが無く、従って
引抜き加工時途中で切れることが無く、また板厚精度を
向上できるからである。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の装飾用貴金属板の製
造方法によれば、途中で切れることが無く、板厚精度の
高い装飾用貴金属板を容易に得ることができるという効
果がある。
造方法によれば、途中で切れることが無く、板厚精度の
高い装飾用貴金属板を容易に得ることができるという効
果がある。
第1図は本発明の装飾用貴金属板の製造方法を示す図、
第2図は従来の装飾用貴金属板の製造方法を示す図であ
る。
第2図は従来の装飾用貴金属板の製造方法を示す図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】矩形ダイスにて装飾用貴金属板材を引抜き
加工するに於いて、板幅よりも幅の大きい矩形穴を有す
るダイスにて引抜き加工することを特徴とする装飾用貴
金属板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22584989A JP2698448B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 装飾用貴金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22584989A JP2698448B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 装飾用貴金属板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390210A JPH0390210A (ja) | 1991-04-16 |
JP2698448B2 true JP2698448B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16835803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22584989A Expired - Lifetime JP2698448B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 装飾用貴金属板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698448B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100572716B1 (ko) * | 2004-09-24 | 2006-04-24 | 주식회사 리더시스템 | 핸드폰슬라이딩용 알루미늄가이드 인발방법 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22584989A patent/JP2698448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390210A (ja) | 1991-04-16 |
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