JP2697047B2 - 罫線を設けたプラスチックシートおよび罫線付設方法 - Google Patents

罫線を設けたプラスチックシートおよび罫線付設方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は折り曲げるための罫線を設けたプラスチック
シートおよび特に厚さが0.1〜1mmの硬質プラスチックシ
ートに折り曲げ用罫線を付設するための罫線付設方法に
関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) 従来プラスチックシートに折り曲げ用罫線を付設する
方法として、例えば特公昭54−31036号の公報に記載の
ものがあった。これは第3図に断面図を示すように、雄
型3と雌型4の間でプラスチックシート2を挾圧する方
法で付設したものであるが、得られる罫線1の底壁が、
プラスチックシートの一面側に突出し全体的に薄くなっ
て、折り曲げ易くなるようになってはいるが、薄いため
に外力により破損するおそれがあった。またこの方法で
は第3図に示すようにプラスチックシート2が雌型4に
引込まれるのを防ぐために弾性材料5で押えつける必要
があり、その分強い圧力を必要とし煩雑であった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので
以下図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の罫線を設けたプラスチックシートの
一例を示す斜視図、第2図は本発明の罫線付設方法を用
いてプラスチックシートに罫線を付設する状態を説明す
る断面図、第3図は従来の罫線付設方法を用いてプラス
チックシートに罫線を付設する状態の例を示す断面図で
ある。
本発明は、第1、2図に示すように 1)罫線1を設けたプラスチックシート2であって、罫
線底壁がプラスチックシート2の一面側に突出している
とともに、罫線の断面形状が中央部11で厚くその両側12
で中央部より薄くなっていることを特徴とする罫線を設
けたプラスチックシート。
2)雄型3と雌型4とによりプラスチックシート2を挾
圧して罫線1を付設する方法であって、雌型の横幅Wが
プラスチックシートの厚さTの2〜4倍、雌型と雄型と
の間隙Aをプラスチックシートの厚さTの0.2〜0.7倍と
し、雄型3をプラスチックシートの厚さの0.5〜3倍の
深さBまで雌型4に嵌合することを特徴とする罫線付設
方法。
に関するものである。
本発明のプラスチックシート2としては、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等の硬質シートあるいは半硬質シ
ートを用いることができる。その厚さは通常、0.1〜1.0
mm程度のものが使用できる。
第1図に示すように、罫線1の底壁がプラスチックシ
ートの一面側に突出していることにより折り曲げる時の
余裕となり、両側部が薄くなっていることと相まって極
めて折り曲げ易い。さらに中央部は厚いので、折り曲げ
た角部に外力がかかっても補強効果を奏し破損し難いも
のである。
このような罫線1を付設する方法としては、第2図に
示すように雌型4の幅Wはプラスチックシートの厚さT
の2〜4倍になるようにする必要がある。2倍よりも小
さいと得られる罫線の幅が小さくなり、折り曲げたとき
に無理が生ずる。一方4倍よりも大きいと得られる罫線
の幅が大きくなり、見苦しい。
雄型3は前記雌型4に応じて設定する必要があるが、
雌型4に嵌合した時の間隙Aがプラスチックシートの厚
さTの0.2〜0.7倍とするのがよい。この間隙に挾まれて
罫線1の両側12が薄く引伸ばされる。
第2図に示すようにプラスチックシート2を雌型4上
に載置し、反対面から雄型3を圧接して雌型と嵌合させ
る際、その深さBはプラスチックシート2の厚さTの0.
5〜3倍が適当である。0.5倍よりも小さいと得られる罫
線の両側12の肉薄部分がみじかくなって罫線が柔らかく
なる効果が小さい。一方3倍より大きいと、得られる罫
線1の突出度合が激しすぎて、折り曲げた時も罫線の突
出形状が残ってしまうので具合が悪く、また両側12が薄
く引き伸ばされ弱くなる。
雄型3の先端の形状は、第2図に示すように角を落し
てRをつけることによりプラスチックシートに傷が入る
のを防止することができる。しかしこのRがあまり大き
いと、雌型に嵌合する際にプラスチックシートを部分的
に引摺込んで罫線周囲に波うちを生ずる恐れがあるの
で、このRはプラスチックシートの厚さT程度が好まし
い。
雌型4の底部の断面形状は第2図のような船底状でも
あるいはU字状でもよく、さらにまた深くして雄型3を
嵌合したときにプラスチックシートが挾まれないように
してもよいし、雄型3との間で挾むことによりプラスチ
ックシートの罫線底部を一定形状に整えたり、エンボ
ス、筋目等を形成できる深さにしておいてもよい。
雄型3、雌型4あるいはプラスチックシートを加熱す
ることにより、罫線加工部を軟化させて加工応力による
白化を防止したり、加工に必要な圧力を軽減したりして
もよい。
また、雄型3あるいは雌型4に超音波振動を加えるこ
とにより、両型に挾まれたプラスチックシート2を摩擦
熱により加熱軟化させて、罫線付設に必要な挾圧力を軽
減したり、応力による白化や破損を防止したりすること
ができる。この場合、超音波振動の振幅は5〜40μ、振
動時間は0.05〜1.0秒程度が好ましい。そして、第2図
に示すように雄型を雌型に嵌合するまで続けて超音波振
動を付加してもよいし、あるいはプラスチックシートが
加熱されたら超音波振動を止めて、しかる後完全に嵌合
させるようにしてもよい。
雄型3、雌型4は平板状の台板に取り付けてもよく、
また円盤状に形成して、連続加工を可能にしてもよい。
(実施例) プラスチックシート2として、厚さ0.2mmの硬質ポリ
塩化ビニルシートを使用し、第2図において雌型4の横
幅Wが0.8mm、雄型の横幅が0.6mmしたがって雌型と雄型
との間隙Aが0.1mmとした型の間に前記プラスチックシ
ートを載置し、前記雄型3を前記雌型4に深さ0.3mmま
で嵌合するようにした結果、第1図に示す形状の、折り
曲げ易くしかも破損し難い罫線1を有するプラスチック
シートが得られた。
また、この時雄型3の温度を70℃程度に加熱しておく
と、罫線部分に全く白化が生ずることがなく安定した加
工ができた。
(発明の効果) 本発明は罫線を設けたプラスチックシートであって、
罫線底壁がプラスチックシートの一面側に突出している
とともに、罫線の断面形状が中央部で厚くその両側で中
央部より薄くなっていることを特徴とする罫線を設けた
プラスチックシートであるので、極めて折り曲げ易いと
ともに、破損し難いものである。
さらに雄型と雌型とによりプラスチックシートを挾圧
して罫線を付設する方法であって、雌型の横幅をプラス
チックシートの厚さの2〜4倍、雌型と雄型との間隙を
プラスチックシートの厚さの0.2〜0.7倍とし、雄型をプ
ラスチックシートの厚さの0.5〜3倍の深さまで雌型に
嵌合することを特徴とする罫線付設方法であるので雄型
と雌型の形状を調整するだけで容易にプラスチックシー
トに特殊な罫線を付設できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の罫線を設けたプラスチックシートの一
例を示す斜視図、第2図は本発明の罫線付設方法を用い
てプラスチックシートに罫線を付設する状態を説明する
断面図、第3図は従来の罫線付設方法を用いてプラスチ
ックシートに罫線を付設する状態の例を示す断面図であ
る。 1……罫線、11……中央部、12……両側部 2……プラスチックシート、3……雄型 4……雌型、W……雌型の横幅 T……プラスチックシートの厚さ A……雌型と雄型の間隙 B……雄型と雌型の嵌合深さ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】罫線を設けたプラスチックシートであっ
    て、罫線底壁がプラスチックシートの一面側に突出して
    いるとともに、罫線の断面形状が中央部で厚くその両側
    で中央部より薄くなっていることを特徴とする罫線を設
    けたプラスチックシート。
  2. 【請求項2】雄型と雌型とによりプラスチックシートを
    挾圧して罫線を付設する方法であって、雌型の横幅をプ
    ラスチックシートの厚さの2〜4倍、雌型と雄型との間
    隙をプラスチックシートの厚さの0.2〜0.7倍とし、雄型
    をプラスチックシートの厚さの0.5〜3倍の深さまで雌
    型に嵌合することを特徴とする罫線付設方法。
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