JP2696912B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JP2696912B2 JP2696912B2 JP63107256A JP10725688A JP2696912B2 JP 2696912 B2 JP2696912 B2 JP 2696912B2 JP 63107256 A JP63107256 A JP 63107256A JP 10725688 A JP10725688 A JP 10725688A JP 2696912 B2 JP2696912 B2 JP 2696912B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/37—Esters of carboxylic acids
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯牙に対する摩耗性が少なく、しかも清掃
効果の高い口腔用組成物に関する。
効果の高い口腔用組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 従来、歯牙に付着、沈着したステイン、プラーク、食
べかす、煙草のヤニなどの歯の汚れは、歯磨等の口腔用
組成物に配合された研磨剤の機械的作用により除去する
ことが行われている。
べかす、煙草のヤニなどの歯の汚れは、歯磨等の口腔用
組成物に配合された研磨剤の機械的作用により除去する
ことが行われている。
しかし、かかる機械的清掃法は、研磨剤の研磨力が高
くなる程、歯面を削り、傷つけ易くなり、歯牙を磨耗す
る危険性がある。逆に、歯牙の損傷を避けるために研磨
力を下げると清掃力も低下してしまうという問題点を有
している。また、歯牙に付着、沈着した食べかす等は歯
ブラシで歯面を磨くことにより除去されるが、歯ブラシ
の届かない部分は清掃することができないという問題点
もある。
くなる程、歯面を削り、傷つけ易くなり、歯牙を磨耗す
る危険性がある。逆に、歯牙の損傷を避けるために研磨
力を下げると清掃力も低下してしまうという問題点を有
している。また、歯牙に付着、沈着した食べかす等は歯
ブラシで歯面を磨くことにより除去されるが、歯ブラシ
の届かない部分は清掃することができないという問題点
もある。
このため、歯牙の汚れ、特に煙草のヤニによる汚れ等
を単に機械的作用によらず化学的作用により除去するも
のとして、本出願人は先にカルボン、アネトール又は３
−オクタノールとゲンゲ属植物の溶媒抽出物とを併用し
た口腔用組成物（特開昭61-286315号公報）を提案した
が、更に化学的清掃効果の高い口腔用組成物が望まれ
る。
を単に機械的作用によらず化学的作用により除去するも
のとして、本出願人は先にカルボン、アネトール又は３
−オクタノールとゲンゲ属植物の溶媒抽出物とを併用し
た口腔用組成物（特開昭61-286315号公報）を提案した
が、更に化学的清掃効果の高い口腔用組成物が望まれ
る。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者らは、上記事情に鑑み、化学的清掃効果の高
い口腔用組成物につき鋭意研究を進めた結果、イソブチ
ルイソブチレート、オクチルアセテート及びノニルアセ
テートから選ばれる１種又は２種以上の脂肪族エステル
が煙草のヤニ等の歯牙の汚れに対する除去効果が非常に
高いことを知見し、本発明をなすに至った。
い口腔用組成物につき鋭意研究を進めた結果、イソブチ
ルイソブチレート、オクチルアセテート及びノニルアセ
テートから選ばれる１種又は２種以上の脂肪族エステル
が煙草のヤニ等の歯牙の汚れに対する除去効果が非常に
高いことを知見し、本発明をなすに至った。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明の口腔用組成物は、イソブチルイソブチレー
ト、オクチルアセテート及びノニルアセテートから選ば
れる１種又は２種以上の脂肪族エステルを配合する。
ト、オクチルアセテート及びノニルアセテートから選ば
れる１種又は２種以上の脂肪族エステルを配合する。
これら脂肪族エステルの口腔用組成物への配合量は、
組成物全体の0.01〜20％（重量％、以下同じ）、特に0.
5〜５％の範囲とすることが好ましい。
組成物全体の0.01〜20％（重量％、以下同じ）、特に0.
5〜５％の範囲とすることが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨等の歯磨類、洗口
剤、トローチ、チューインガム等として調製、適用され
るが、この場合、本発明の他の成分としては、口腔用組
成物の種類に応じた適宜な成分が用いられる。例えば練
歯磨の場合であれば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活
性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分などを水と混和
し、常法に従って製造することができる。
剤、トローチ、チューインガム等として調製、適用され
るが、この場合、本発明の他の成分としては、口腔用組
成物の種類に応じた適宜な成分が用いられる。例えば練
歯磨の場合であれば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活
性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分などを水と混和
し、常法に従って製造することができる。
この場合、研磨剤としては、10％研磨剤水分散液のpH
が６〜９であるほぼ中性の研磨剤を使用することが好ま
しく、例えば中性シリカ系研磨剤、ピロリン酸カルシウ
ム、リン酸水素カルシウム・２水和物、リン酸水素カル
シウム・無水和物、中性化処理水酸化アルミニウム等か
ら選ばれる１種又は２種以上が好適に使用される。
が６〜９であるほぼ中性の研磨剤を使用することが好ま
しく、例えば中性シリカ系研磨剤、ピロリン酸カルシウ
ム、リン酸水素カルシウム・２水和物、リン酸水素カル
シウム・無水和物、中性化処理水酸化アルミニウム等か
ら選ばれる１種又は２種以上が好適に使用される。
発明の効果 本発明に係る口腔用組成物は、イソブチルイソブチレ
ート、オクチルアセテート及びノニルアセテートから選
ばれる１種又は２種以上の脂肪族エステルを配合したこ
とにより、ステイン、プラーク、食べかす、煙草のヤニ
等の歯牙の汚れを化学的作用で効果的に除去し得、ブラ
シの届かない部分の清掃も可能であり、歯面の美白効果
が増大する。更に、上記脂肪族エステルの清掃効果が高
いので、歯磨を調製する場合などに研磨剤の配合量を低
減でき、歯牙の研磨剤による磨耗を低減することもでき
る。
ート、オクチルアセテート及びノニルアセテートから選
ばれる１種又は２種以上の脂肪族エステルを配合したこ
とにより、ステイン、プラーク、食べかす、煙草のヤニ
等の歯牙の汚れを化学的作用で効果的に除去し得、ブラ
シの届かない部分の清掃も可能であり、歯面の美白効果
が増大する。更に、上記脂肪族エステルの清掃効果が高
いので、歯磨を調製する場合などに研磨剤の配合量を低
減でき、歯牙の研磨剤による磨耗を低減することもでき
る。
実施例 次に、実施例を示し、本発明の効果を具体的に説明す
る。
る。
第１表に示すエステルを配合した下記処方の組成物を
調製し、その清掃力を下記方法に従って評価した。結果
を第１表に示す。
調製し、その清掃力を下記方法に従って評価した。結果
を第１表に示す。
処方 第１表記載のエステル １％ ラウリル硫酸ナトリウム １ 水 98 計 100％ 清掃力評価法 煙草ヤニを通常の方法にて収集し、13.5mm角のタイル
上に均一に塗布する。これを約130〜140℃で一昼夜加熱
乾燥したのち、研磨容器にセットし、サンプル（15ml）
を用いて荷重200gにおいてブラッシングし、研磨後タイ
ルの煙草ヤニの除去率を画像処理にて評価した。
上に均一に塗布する。これを約130〜140℃で一昼夜加熱
乾燥したのち、研磨容器にセットし、サンプル（15ml）
を用いて荷重200gにおいてブラッシングし、研磨後タイ
ルの煙草ヤニの除去率を画像処理にて評価した。
なお、ブラッシング回数はヤニのロットによってそれ
ぞれ異なるため、内部標準であるｌ−カルボン（１％＋
ラウリル硫酸ナトリウム１％の水分散液、以下同じ）の
ヤニの除去率が約６となる研磨回数にその都度設定し
た。ｌ−カルボンを6.0、ペパーミント油を2.4、水を０
の基準とし、サンプルの評価はこれら内部標準の実験値
と基準値から検量線を作成し、算出した。
ぞれ異なるため、内部標準であるｌ−カルボン（１％＋
ラウリル硫酸ナトリウム１％の水分散液、以下同じ）の
ヤニの除去率が約６となる研磨回数にその都度設定し
た。ｌ−カルボンを6.0、ペパーミント油を2.4、水を０
の基準とし、サンプルの評価はこれら内部標準の実験値
と基準値から検量線を作成し、算出した。
また、ブラッシングのブラシとしては、毛束数44個、
毛の太さ（１束当たり）８ミリ（約0.2mm）、毛の長さ1
2mmのナイロン（62）材質で、材質の硬さが家庭品品質
表示法でＭのものを使用した。
毛の太さ（１束当たり）８ミリ（約0.2mm）、毛の長さ1
2mmのナイロン（62）材質で、材質の硬さが家庭品品質
表示法でＭのものを使用した。
評価基準 評点1:煙草ヤニ除去率 0〜 10％ ヤニが殆ど落ちない。
2: 〃 10〜 20 あまり落ちない。
3: 〃 20〜 30 〃 4: 〃 30〜 40 やや落ちる。
5: 〃 40〜 50 〃 6: 〃 50〜 60 かなり落ちる。
7: 〃 60〜 70 〃 8: 〃 70〜 80 殆ど落ちる。
9: 〃 80〜 90 〃 10: 〃 90〜100 完全に落ちる。
第１表の結果から、イソブチルイソブチレート、オク
チルアセテート及びノニルアセテートから選ばれる１種
又は２種以上の脂肪族エステルがヤニの清掃に高い効果
を有することが知見される。
チルアセテート及びノニルアセテートから選ばれる１種
又は２種以上の脂肪族エステルがヤニの清掃に高い効果
を有することが知見される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−63970（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−218513（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−142912（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−142913（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−75427（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−122416（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−29618（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−84511（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−89541（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−140733（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】イソブチルイソブチレート、オクチルアセ
テート及びノニルアセテートから選ばれる１種又は２種
以上の脂肪族エステルを含有することを特徴とする口腔
用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63107256A JP2696912B2 (ja) | 1987-07-29 | 1988-04-28 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-189233 | 1987-07-29 | ||
| JP18923387 | 1987-07-29 | ||
| JP63107256A JP2696912B2 (ja) | 1987-07-29 | 1988-04-28 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01104004A JPH01104004A (ja) | 1989-04-21 |
| JP2696912B2 true JP2696912B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=26447296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63107256A Expired - Fee Related JP2696912B2 (ja) | 1987-07-29 | 1988-04-28 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2696912B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2003231622A (ja) | 2001-12-04 | 2003-08-19 | Kao Corp | 口腔用組成物 |
| AU2003278604A1 (en) | 2002-10-31 | 2004-05-25 | Kao Corporation | Oral preparation and chewing gum |
| FR2908982A1 (fr) * | 2006-11-23 | 2008-05-30 | Oreal | Composition cosmetique comprenant au moins un solvant volatil hydrocarbone aprotique |
| FR2908989B1 (fr) | 2006-11-23 | 2012-08-17 | Oreal | Composition cosmetique comprenant au moins un ester volatil |
| CN102215813B (zh) | 2008-11-19 | 2014-01-08 | 花王株式会社 | 除去在牙齿表面生成的固形生成物的方法 |
| JP5573111B2 (ja) * | 2009-11-06 | 2014-08-20 | ライオン株式会社 | イソプロピルメチルフェノール含有液体口腔用組成物 |
| JP5597970B2 (ja) * | 2009-11-06 | 2014-10-01 | ライオン株式会社 | 歯磨剤組成物 |
| JP6501394B2 (ja) * | 2015-02-19 | 2019-04-17 | ライオン株式会社 | 義歯用洗浄剤、義歯用洗浄液、義歯用洗浄ユニット及び義歯の洗浄方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU7593174A (en) * | 1973-12-12 | 1976-06-03 | Wilkinson Sword Ltd | Compounds having a physiological cooling effect |
| US3920849A (en) * | 1974-10-15 | 1975-11-18 | Int Flavors & Fragrances Inc | Chewing gum containing flavor composition |
| JPS6034525B2 (ja) * | 1977-12-19 | 1985-08-09 | 長谷川香料株式会社 | シス↓−またはトランス↓−５↓−オクテン↓−１，３↓−ジオ−ル類その製法及びその利用 |
| US4287084A (en) * | 1980-06-19 | 1981-09-01 | International Flavors & Fragrances Inc. | Use of mixture of aliphatic C10 branched olefins in augmenting or enhancing the aroma of perfumed alkaline metal hypochlorite solutions |
| JPS5929618A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | T Hasegawa Co Ltd | 虫歯防止剤 |
| JPS59122416A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-14 | Lion Corp | 口腔組成物用基材 |
| JPH0231051B2 (ja) * | 1983-10-03 | 1990-07-11 | Lion Corp | Koryososeibutsu |
| JPS60142913A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-29 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
| JPS60142912A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-29 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
| JPS61218513A (ja) * | 1985-03-23 | 1986-09-29 | Sunstar Inc | 香味の変化する歯磨組成物 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP63107256A patent/JP2696912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01104004A (ja) | 1989-04-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |