JPS61286315A - 口腔用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産−輩」μへ利用−分野 本発明は歯牙に対する汚れ除去作用に優れた口腔用組成
物に関する。

■ｎ＃ａ＊＊−明逆解−医しよう１丁（…１点一般に、
歯磨やプロフイラキスペースト等の口腔用組成物中には
歯牙の清掃基剤としてスティン、プラーク、食べかす等
の歯牙に付着、沈着したものを物理的作用により効率よ
く除去するために研磨剤が配合されているが、この研磨
剤の研磨力が高くなる程、南面を削り、傷つけ易くなり
、歯牙を磨耗する危険性がある。逆に、歯牙の損傷を避
けるために研磨力を下げると清掃力も低下してしまうと
いう問題点に有している。

更に、歯牙に付着、沈着した食べかす等は歯ブラシで歯
面を磨くことにより除去されるが、歯ブラシの届かない
部分は清掃することができず、従って研磨剤によるブラ
ッシング等の物理的作用に頼らずに歯牙を清掃すること
が望まれ、このため化学的作用により歯牙へのスティン
、プラーク、食べかす等の付着、沈着を効果的に除去で
きる有効成分が要望される。

凹’ＩＭ　Ａ−を解決−す−４−！−め−の−手−晧−
Ｌ′ｃｉ作−川一本発明者らは、上記事情に鑑み、殆ど
研磨力がなく、例えばブラッシングをした場合、ブラシ
の有する研磨力程度の研磨が与えられるに過ぎない場合
でも、汚れ付着が阻止できる口腔用組成物を見出すべく
鋭意研究を進めた結果、化学的作用による歯牙汚れ付着
阻止有効成分として、ゲンゲ、モメンヅル、ムラサキモ
メンヅル、タイツリオオギ、リシリオオギ、シロウマオ
オギ等のゲンゲ属植物の溶媒抽出物の１種又は２種以上
と、カルボン、アネトール及び３−オクタノールから選
ばれる１種又は２種以上とを併用した場合、歯牙の汚れ
に対する除去効果が非常に高く、口腔用組成物に研磨力
がなくともスティン、プラーク、食べかす等の汚れを除
去し得ることを知見し、本発明をなすに至った。

従って、本発明はゲンゲ属植物の溶媒抽出物の１種又は
２種以−ヒと、カルボン、アネトール及び３−オクタノ
ールから選ばれる１種又は２種以−Ｌとを含有すること
を特徴とする口腔用組成物を提供するものである。

本発明の口腔用組成物によれば、このように化学的作用
による汚れ付着阻止有効成分としてゲンゲ属植物抽出成
分とカルボン、アネトール及び３−オクタノールから選
ばれる香料成分を配合したことにより、歯牙を強く研磨
しなくとも汚れを除去できるので、歯磨等の研磨剤を含
むものにあってはその研磨性を低減でき、また研磨剤を
含まない口腔用組成物に対しては汚れ除去性能を付与す
ることができろ。

以下、本発明を炉に詳しく説明する。

本発明の口腔用組成物は、に述したようにゲンゲ属植物
抽出物と特定の香料成分を歯牙の汚れ付着阻１１−有効
成分として配合するものである。ここで、ゲンゲ属に属
する植物としては、ゲンゲ、モメンヅル、ムラサキモメ
ンヅル、タイツリオオギ、シロウマオオギ等を挙げるこ
とができるが、これらの植物のなかでゲンゲ（Ａｓｔ、
ｒａｇａｌｕｓ　５ｊｎｉｃｕｓ■４．）が好適に用い
られる。

これらゲンゲ属植物の抽出物を得る場合、抽出原料とし
て例えばゲンゲの場合にはその花、茎、葉、根などを乾
燥し、ミルにより粉砕して得られた粉末を使用し、次い
でこの粉末より溶剤を用いて抽出する方法が好適に採用
される。この場合、抽出に用いる溶剤としてはエチルエ
ーテル、エチ＝３− レンクロライト、ジオキサン、アセトン、エタノールや
メタノール等の低級アルコール、酢酸エチル、プロピレ
ングリコール、１，３ブチレングリコールやグリセリン
等の多価アルコール、水などの極性溶媒、ｎ−ヘキサン
、石油エーテル、リグロイン、シクロヘキサン、四塩化
炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、１，２−ジクロ
ルエタン、トルエン、ベンゼンなどの非極性溶媒を挙げ
ることができ、これらの１種又は２種以上を混合して使
用することができる。これらの中では特に水及びメタノ
ール、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン
等のアルコール類並びに水とアルコール類との混合物が
好適に使用される。

抽出方法には特に制限はなく、公知の方法が採用でき、
例えば溶媒中に前記植物の１種又は２種以上の乾燥粉末
を温浸する等の方法が採用し得る。

なお、本発明においては、抽出物として上述した方法で
得られた抽出物を活性炭、珪藻土又は酸性白土等の吸着
剤で処理したり、水蒸気無情処理したもの等が使用し得
る。

また、これらゲンゲ属植物の抽出物の［１肘用組成物へ
の配合量は、組成物全体の０．０１〜３０％（重量％、
以下同じ）、特に０．１〜１０％とすることが好ましい
。

本発明は上述したゲンゲ属植物の抽出物に対しカルボン
、アネトール及び３−オクタノールから選ばれる１種又
は２種以上の香料成分を併用するものであり、これによ
りこれら両成分が相乗的に作用し、歯牙に対する汚れを
良好に除去することができる。これに対し、ゲンゲ属植
物の抽出物や上記香料成分をそれぞれ単独で使用しても
汚れ除去は不完全であり、またゲンゲ属植物に他の香料
成分を併用しても同様に汚れ除去効果は十分でなく、本
発明の目的を達成し得ない。

本発明に使用されるカルボン、アネトール、３−オクタ
ノールは精油から昨離したものでも合成したものでもよ
く、またカルボン、アネトール、３−オクタノールは、
これらを含む精油例えばミント油、アニス油などをその
まま用いても差支えない。なお、−上記ミント油及びア
ニス油はその１種を１１．独で使用しても２種以上を混
合して使用してもよく、単離又は合成カルボン、アネ１
〜−ル、３−オクタノールと組み合わせて用いてもよい
。

また、カルボン、アネトール及び３−オクタノールの配
合量はいずれも組成物全体の０．０１〜５％、特に０．
１〜２％とすることが好ましい。

なお、本発明においてはカルボン、アネトール及び３−
オクタノールに加えて他の精油、香料素材を配合しても
差支えない。

本発明口腔用組成物は、練歯磨等の歯磨類、洗口剤、ト
ローチ、チューインガム等として調製、適用されるが、
この場合、本発明の他の成分としては、口腔用組成物の
種類に応じた適宜な成分が用いられる。例えば練歯磨の
場合であれば、リン酸水素カルシウム・２水和物及び無
水物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、シリカ、アル
ミノシリケート、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、レジン等の研磨剤（配合量通常２０〜６０％）、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウムトリウム、カラゲ
ナン、アラビアガム、キサンタンガム、ポリビニルアル
コール等の粘結剤（０．３〜５％）、ポリエチレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコ
ール等の粘稠剤（１０〜７０％）、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添
加ココナツツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム
、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルザル
コシン酸ナトリウム、Ｎ−アシルグルタミン酸塩、ラウ
リルジェタノールアマイド、ショ糖脂肪酸エステル等の
界面活性剤（０〜５％）、それにサッカリンナトリウム
、ステビオサイド、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン
グリチルリチン、ペリラルチン、ｐ−メトキシシンナミ
ックアルデヒド、ソーマチンなどの甘味剤、防腐剤など
の成分を水と混和し、常法に従って製造する。また、マ
ウスウォッシュ等の口腔洗浄剤その他においても製品の
性状に応じた成分が適宜配合される。

＝７＝ また、本発明の「１肘用組成物には塩化リゾチーム、デ
キストラナーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロルヘキシ
ジン又はその塩、ソルビン酸、アレキシジン、ヒノキチ
オール、セチルピリジニウムクロライド、アルキルグリ
シン、アルキルジアミノエチルグリシン塩、アラントイ
ン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アズレン
、ビタミンＥ、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化
ナトリウム、フッ化第１錫、水溶性第１もしくは第２リ
ン酸塩、第四級アンモニウム化合物、塩化ナトリウムな
どの有効成分を配合することもできる。

発明−７１列１（ 本発明に係る口腔用組成物は、ゲンゲ、モメンヅル、ム
ラサキモメンヅル、タイツリオオギ，リシリオオギ、シ
ロウマオオギ等のゲンゲ属植物の溶媒抽出物の１種又は
２種以上とカルボン、アネトール及び３−オクタノール
から選ばれる１種又は２種以上とを併用配合したことに
より、スティン、プラーク、食べかす等の歯牙への沈着
、付着を確実に除去すると共に、これら有効成分は化学
的に作用するので歯牙を損傷するおそれがなく、非常に
安全性が高いものである。

次に、実施例を示し本発明の効果を具体的に説明する。

［実験例１］ 抽出物の製造 ゲンゲの乾燥物をミルを用いて粉砕した粉末１００ｇに
水８００ｍＱを加え、５０−６０℃の水浴上で５時間加
温し、次いで抽出液をＰ別した。

残渣に新しい水を加えて前と同様の抽出操作を２回繰り
返し、計３回の抽出操作を行なった。これら水抽出液を
エバポレーターで濃縮後まとめて凍結乾燥し、淡褐色粉
末　３６ｇを得た。

なお、他のゲンゲ属抽出物も同様にして製造し得る。

」〕記のようにして得たゲンゲ抽出物とカルボンとを含
む歯磨のスティン阻止効果を下記方法により調べた。

試＠方−囚 一般健常人４名（男性、喫煙者）を選び、それぞれスケ
ーリング後、第１表に示す歯磨（Ｎｏ、ｉ：本発明歯磨
、Ｎｏ、２：比較歯磨）を使用して１ケ月間づつ使用テ
ストした。歯磨量は歯ブラシの長さの２／３程度で、ブ
ラッシングは通常の方法により特に指導せずに行なった
。スケーリング直後、テスト開始２週間後及びテスト開
始４週間後の計３回写真撮影を行ない、スティンの付着
度合を下記の方法で評価した。

丞え不Ｚ塵毘軒九囚 間隔が３．５ｍの格子を描いた透明なプラスチックフィ
ルムを撮影した写真の上にかぶせ、汚れの付着している
升目を数えてスティンの評点とした。なお、評価部位は
３−３の上下顎唇面、合計１２本の歯を用いて評価した
。

評価結果を第２表に示す。

第１表 ＊　香料中にはカルボン、アネトール及び３−オクタノ
ールを含んでいない 第２表 第２表の結果より、比較歯磨に比ベゲンゲ抽出物とカル
ボンを配合した本発明歯磨はスティン付着阻止効果が大
きいことが知見される。

［実験例２］ 下記に示す処方の組成物を調製し、下記方法により清掃
力を調べた。結果を第３表に示す。

処方 ゲンゲ抽出物　　　　　　　０又は１．０％第３表に示
す香料　　　　　　　０．５ラウリル硫酸ナトリウム　
　　　０．５水　　　　　　　　　　　　　　−Δ−計
　　　　　　　　　　　　１．ＯＯ，Ｏ％清郷ツ１−測
、ｌＡ 煙草ヤニを通常の方法にて収集し、これを溶液状として
タイル上に均一に塗布し、加温乾燥したのち、これを研
磨容器にセットし、上記組成物を用いて荷重２００ｇに
おいて２０００回ブラッシングし、研磨後タイルの煙草
ヤニの除去率を肉眼にて評価した。

なお、ブラッシングのブラシとしては、毛束数４４個、
毛の太さく１毛束当たり）８ミル（約０．２ｎｗｎ）、
毛の長さ１２ｎＩ１１のナイロン（６２）材質で、材質
の硬さが家庭品品質表示法でＭのものを使用した。

評価基準 評　点　　１：煙草ヤニ除去率　　　０〜１０％２：　
　　１　　　　１１〜２０％ ３：　　　　’　　　　　　２１〜３０％４：　　　”
　　　　　３１〜４０％ ５：　　　　’　　　　　　４１〜５０％６：　　　　
”　　　　　　５１〜６０％７：　　　１　　　　６１
〜７０％ ８：　　　１　　　　７１〜８０％ ９：　　　”　　　　　８１〜９０％ １０：　　　　’　　　　　　９１〜］−００％第３表 以下、実施例を示す。

［実施例１］　　　歯　　磨 リン酸水素カルシウム・２水和物　　　　　４５．０％
グリセリン　　　　　１０．０ ソルビトール　　　　２５．０ カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　０．５ビ
ーガム　　　　　　　０．２ カラギーナン　　　　　　　　　　　　　　　０・３サ
ツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　０．２ラ
ウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　１．２ビタ
ミンＥ酢酸塩　　　　　　　　　　　　　０．１香料（
アネトール５％、カルボン３０％含有）１．０防腐剤　
　　　　　　　微量 ゲンゲｎ−ヘキサン抽出物　　　　　　　　０．１［実
施例２］　　　歯　　磨 リン酸水素カルシウム・２水和物　　　　　１０．０％
プロピレングリコール　　　　　　　　　　　２．０ソ
ルビトール　　　　２０．０ カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　１．４サ
ツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　０．１ラ
ウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　１．５α−
アルミナ無水物　　　　　　　　　　　　３．０コロイ
ド状シリカ　　　　　　　　　　　　　３．０香料（カ
ルボン６０％含有）１．０ 防腐剤　　　　　　　　微量 ゲンゲ水抽出物　　　　　　　　　　　　　　２．０［
実施例３］　　　歯　　磨 水酸化アルミニウム　　　　　　　　　　　１８．０％
プロピレングリコール　　　　　　　　　　　２．０グ
リセリン　　　　　２５．０ ハイドロキシエチルセルロース　　　　　　　１．２サ
ツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　０．１ラ
ウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　０．５ラウ
ロイルジエタノールアミド　　　　　　　０．８コロイ
ド状シリカ　　　　　　　　　　　　　　３．０香　　
料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０（
アネトール１０％、カルボン２２％含有）モノフルオロ
リン酸ナトリウム　　　　　　　０．７６グルコン酸ク
ロルヘキシジン　　　　　　　　０．１防腐剤　　　　
　　　　微量 ゲンゲ６０％エタノール抽出物　　　　　　　０．１［
実施例４］　　　歯　　磨 炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　１０．０％
アルミナ　　　　　　２０．０ プロピレングリコール　　　　　　　　　　　５．０グ
リセリン　　　　　２０．０ ビーガム　　　　　　　１．０ カルボキシビニルポリマー　　　　　　　　　０．２サ
ツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　０．０６
ステビオサイド　　　　　　　　　　　　　　０．０１
グリチルリチン酸カリウム　　　　　　　　　１．０ラ
ウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　１．０トラ
ネキサム酸　　　　　　　　　　　　　　０．０５コロ
イド状シリカ　　　　　　　　　　　　　　２．０防腐
剤　　　　　　　　微量 香料（カルボン６０％含有）１．０ ゲンゲ水抽出物　　　　　　　　　　　　　　０・０５
［実施例５］　　　洗　口　剤 エ　　タ　　ノ　　−　　ル　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５．０％サッカリンナトリウム　　
　　　　　　　　　　０．０５モノフルオロリン酸ナト
リウム　　　　　　　０．０５グルコン酸クロルヘキシ
ジン　　　　　　　０．００５ラウリルジエタノールア
マイド　　　　　　　０．４色　　　素　　　　　　　
　　　　　　　　　　　適　量防腐剤 酸化防止剤 香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
．０（アネトール５％、３−オクタノール５％含有）ゲ
ンゲ水抽出物　　　　　　　　　　　　　　０．５［実
施例６］　　　ト　ロ　−　チ アラビアゴム　　　　　　　　　　　　　　　　６．０
％ブ　　ド　　ウ　　糖　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　７１．０ゼラチン　　　　　　　４．０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ゲンゲ属植物の溶媒抽出物の１種又は２種以上と、
   カルボン、アネトール及び３−オクタノールから選ばれ
   る１種又は２種以上とを含有することを特徴とする口腔
   用組成物。 ２、ゲンゲ属植物がゲンゲ、モメンヅル、ムラサキモメ
   ンヅル、タイツリオオギ、リシリオオギ及びシロウマオ
   オギから選ばれたものである特許請求の範囲第１項記載
   の口腔用組成物。