JP2696719B2 - 合成樹脂製の複層フィルム - Google Patents

合成樹脂製の複層フィルム

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JP2696719B2
JP2696719B2 JP1185927A JP18592789A JP2696719B2 JP 2696719 B2 JP2696719 B2 JP 2696719B2 JP 1185927 A JP1185927 A JP 1185927A JP 18592789 A JP18592789 A JP 18592789A JP 2696719 B2 JP2696719 B2 JP 2696719B2
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重勝 中島
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、開口部に再開閉機構を持ったチャック付合
成樹脂製袋体製造用の複層フィルムに関するものであ
る。
<従来の技術> 合成樹脂製の底ガゼット付袋体は、チャック付あるい
はチャックなしの袋体を含めて各種のものが提供されて
いる。
<発明が解決しようとする課題> 従来、広く使用されている底ガゼット付袋体は、袋本
体用のフィルム材と底ガゼット用のフィルム材をそれぞ
れ別個に製造し、ガゼット材をV形状に2つ折りとし、
これを2枚の袋本体用のフィルム材の間の底辺部に逆V
状に挿入して両者の側端縁を接着シールして成形されて
いる。
そのために、袋本体用のフィルム材の内側面と逆V状
のガゼット材の外側面の所定位置に曲線状や斜線状の強
化シール部を施すと共に、底辺接地立脚部の成形のため
に、底辺端部を直線状にシールすることが必要である。
そして、このシールを施すに当たっては底部材におけ
る対面フィルム同志の接着を防止するために、逆V状の
ガゼット材間に非接着性のテープ材を挿入したり、接着
後には上記テープ材を取り外したりする面倒な作業工程
を必要としている。
さらに、ガゼット材が挿入された底辺部ではW状構成
となり、4つの面が重なり合っており、ガゼット材が挿
入された底辺部は肉厚の段差が存在しているために線状
のカットシールを行った複合は段差個所の接着が不充分
であるので、この個所にピンホールが発生していた。そ
れ故、前記肉厚部位における接着が不均一,不充分とな
り破袋の原因になっていた。
そこで、ピンホール防止のために、前記フィルム材の
単層フィルムではサイドシールを広幅状にした場合は、
シールのための加熱幅が広く、保熱量が多いため、シー
ル部分が熱収縮を起こし、歪んだ形態となり、成形され
た袋体も変形してしまうのでサイドシールは止むなく細
線状で行われていた。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記従来の問題点の改善のためになされた
もので、その特徴の1つは軟化点温度を高低異にするポ
リエチレン又はポリプロピレン等の相溶性を有する合成
樹脂複層フィルムより成り、軟化点温度の低いフィルム
層側の所定個所に、このフィルム層と同質樹脂によって
形成された雌雄爪型のチャック条を複層フィルムの長手
方向にそれぞれ平行して設けたものである。
また、その特徴の1つは軟化点温度の低いフィルム層
を内側面にし、雌雄チャック条間における複層フィルム
の幅方向の略中央部をW状に折り込んでガゼット部を設
け、所定幅のカット実施予定位置に前記内側面フィルム
層同志が部分的に溶着されるスポット状のシールピース
部と、このシールピース部の中心部に位置し、かつ複層
フィルムの幅方向に溶着した広幅シールとを備えたもの
である。
<作用> 上記の構成により、別個にガゼット材を不要とし、か
つ非接着性のテープを用いることなく軟化点温度の低い
フィルム層同志の接着を可能とする。また、広幅のサイ
ドシールを可能とし、強度の大なる袋体を製造すること
ができる。
<実 施 例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図において、1は複層フィルムである。この
複層フィルム1は、ポリエチレン又はポリプロピレンに
よるもので、第1層フィルム1aは軟化点温度の高いもの
であり、第2層フィルム1bは軟化点温度の低いものであ
る。
この複層フィルム1の前記第2層フィルム1b側の所定
個所に、この第2層フィルム1bと同質樹脂、すなわち、
軟化点温度の低い樹脂によって形成された雌雄爪型のチ
ャック条2を複層フィルム1の長手方向にそれぞれ平行
して設けたものである。
また、第3図及び第4図で示すように、上記構成の複
層フィルム1の第2層フィルム1bを内側面にし、チャッ
ク条2間における複層フィルム1の幅方向の略中央部を
W状に折り込んでガゼット部3を設け、所定幅のカット
実施予定位置に前記第2層フィルム1b同志が部分的に溶
着されるスポット状のシールピース部4と、このシール
ピース部4を中心部に位置し、複層フィルム1の幅方向
に溶着した広幅シール5とを施したものである。尚、第
4図において6は広幅シール5の中心のカット部を示
す。
本発明は上記の通りの構成による複層フィルム1によ
り、軟化点温度の低い側の第2層フィルム1bを内側面と
することによって、シールピース部4並びに広幅シール
5は第2層フィルム1bが軟化する低温による加熱温度の
シールバーで外側面の第1層フィルム1aより押圧するだ
けで第2層フィルム1b同志が溶着してシールされる。
従って、W状に折り込んだガゼット部3は軟化点温度
の高い第1層フィルム1a同志が対面するため、これが低
温のシールバーによる加熱では溶着することがなく、従
来のように非接着性のテープの介装,取り出し作業を不
要とする。
また、前記したように、低温シールによって内層フィ
ルム同志が接着するものであるから、広幅シール5であ
っても外層フィルム面には熱収縮による歪みや変形の発
生がなく、従って広幅シール5を可能とするものであ
る。
<発明の効果> 以上のように本発明の相溶性を有する合成樹脂複層フ
ィルムによると、内層フィルム同志の接着が可能となり
外層には熱変形は起こらないので、広幅のサイドシール
を行うことができ、強度大なる袋体が提供される。しか
も、ガゼット部のシールにおいては非接着性のテープの
介装,取り外しが不要となるため、作業工数を著しく低
減させることができ、能率的な製袋作業が得られる。
さらに、前記内層フィルム同志のみが接着する温度に
てシールされるので、加熱バーが接触する外面層のフィ
ルムは熱変形や損傷を与えることがなく、高品質の袋体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部断面図、第2図は斜視図、第3図
は縦断側面図、第4図は平面図である。 1……複層フィルム、1a……第1層フィルム、1b……第
2層フィルム、2……チャック条、3……ガゼット部、
4……シールピース部、5……広幅シール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟化点温度を高低異にするポリエチレン又
    はポリプロピレン等の相溶性を有する合成樹脂複層フィ
    ルムより成り、軟化点温度の低いフィルム層側の所定個
    所に、このフィルム層と同質樹脂によって形成された雌
    雄爪型のチャック条を複層フィルムの長手方向にそれぞ
    れ平行して設けたことを特徴とする合成樹脂製の複層フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】軟化点温度の低いフィルム層を内側面に
    し、雌雄チャック条間における複層フィルムの幅方向の
    略中央部をW状に折り込んでガゼット部を設け、所定幅
    のカット実施予定位置に前記内側面フィルム層同志が部
    分的に溶着されるスポット状のシールピース部と、この
    シールピース部の中心部に位置し、かつ複層フィルムの
    幅方向に溶着した広幅シールとを備えた請求項1記載の
    合成樹脂製の複層フィルム。
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