JP2696493B2 - 三脚の開閉機構 - Google Patents

三脚の開閉機構

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JP2696493B2
JP2696493B2 JP28006794A JP28006794A JP2696493B2 JP 2696493 B2 JP2696493 B2 JP 2696493B2 JP 28006794 A JP28006794 A JP 28006794A JP 28006794 A JP28006794 A JP 28006794A JP 2696493 B2 JP2696493 B2 JP 2696493B2
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JP
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leg
locking
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tripod
closing mechanism
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寿 富岡
寿一 薄井
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ハクバ写真産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の種々の装置
を支持する三脚に用いられるものであって、基台に三本
の脚体を軸支して所定の角度に開閉自在としてなる三脚
の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に三脚は雲台を取付ける基台に三本
の脚体を枢着し、各脚体を開閉自在としたものである。
このような三脚における従来の開閉機構として種々のも
のがあるが、各脚体の角度を個々に調節して多様な使い
方をしたい場合には、例えば基台か各脚体のいずれか一
方に突起を設けると共に、他方には突起に係止する止め
具を設け、この止め具を突起に係止させることにより、
脚体の開閉動作を規制してその開閉角度の調節を行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような三脚の開閉機構は、例えば脚体を開く場合には
止め具を外方に引出して突起から離し、脚体を開いた後
に止め具を内方に押入れて再び所定の突起に係止させて
脚体を固定する必要があり、また脚体を閉じる場合にも
開く場合と全く同様の動作を必要とするため、開閉の際
に複数の動作を必要とし、操作に非常に手間を要してい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような従来の三脚の
開閉機構における問題点を解決するために本発明は、基
台の周面に設けた三つの連係部の各々を脚体の上端の溝
部に納めると共に、支軸を介して軸支することにより、
上記脚体を上記基台に開閉自在に連係してなる三脚の開
閉機構において、上記各連係部の端部周面に上記支軸を
中心とした複数の段部からなる係止部を形成してなり、
上記各脚体の溝部に係止レバーを軸支し、その先端の当
接部が上記連係部の係止部を臨み、かつ、後端の操作部
が外方に突出するよう回動自在に設け、上記係止レバー
にはバネ体を装着して、その先端の当接部を上記係止部
の段部に係脱自在に係止自在としてなることを特徴とし
て構成されている。また請求項2記載の本発明は、上記
請求項1記載の本発明において、上記係止レバーはその
側面形状を略T字形状としてなり、その略中間部を軸支
部とすると共に、該軸支部を中心として回動する両端部
を上記当接部又は操作部としてなることを特徴として構
成されている。
【0005】
【実施例】以下、本発明の三脚の開閉機構の一実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施
例の全体斜視図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2
の側面図である。これら各図において本実施例は、基台
1の周面に設けた三つの連係部2,2の各々を脚体3の
上端の溝部4に納めると共に、支軸5を介して軸支する
ことにより、上記脚体3を上記基台1に開閉自在に連係
してなるものである。
【0006】上記各連係部2は短杆状の部材で、上記基
台1の周囲に配置される三本の上記脚体3に適合して三
つ設けると共に、上記基台1を中心として放射状に配置
してある。一方、各脚体3は円筒状に形成されてなるも
ので、図4に示すように、その上端部を方形短杆状の脚
頭部3Aに納めてなる。この脚頭部3Aには、上方に開
放した上記溝部4が形成してあり、この溝部4の上方に
上記連係部2を嵌合すると共に、該連係部2を貫通する
上記支軸5を側方より挿貫することにより、この脚頭部
3Aを介して上記各脚体3を上記基台1に開閉自在に連
係してある。なお本実施例においては、各脚体3を脚頭
部3Aを介して上記基台1に開閉自在に連係してある
が、各脚体3の上端部に上記溝部4を直接形成して、脚
頭部3Aを介することなく各脚体3を上記基台1に連係
しても効果は同様である。これら基台1、各連係部2、
各脚体3及び脚頭部3Aは、アルミニウム等の軽量金属
や硬質樹脂等より形成する。
【0007】上記各連係部2の端部周面には上記支軸5
を中心とした複数の段部7,7からなる係止部6を形成
している。すなわち上記各連係部2は、その外方の端部
の周面を上記支軸5を中心とした曲面状としており、こ
の曲面状の周面に略沿って複数の段部7,7を形成して
ある。この複数の段部7,7は、上記支軸5の径方向に
突出させると共に、この径方向に沿った面を上記脚体3
側に向けるように形成してあり、上記支軸5からの突出
高さが上段側のものほど高くなるようにしてある。
【0008】上記各脚体3の脚頭部3Aの溝部4に係止
レバー8を軸支してある。この係止レバー8はその側面
形状を略T字形状としてなるもので、上記溝部4側に延
出した略中間部を軸支部11とすると共に、該軸支部1
1を中心として回動する両端部を上記当接部12又は操
作部13とし、上記溝部4に嵌合されると共に、その軸
支部11においてレバー軸10を介して軸支してある。
このように係止レバー8の側面形状を略T字形状とし
て、中間部を軸支部11とすると共に、該軸支部11を
中心として回動する両端部を上記当接部12又は操作部
13としたので、この操作部13を押圧することにより
を軸支部11を支点として当接部12を大きく回動させ
ることができ、操作部13の操作を簡易化して操作性を
一層向上させることができる。
【0009】上記係止レバー8は、その先端の当接部1
2が上記連係部2の係止部6を臨み、かつ、後端の操作
部13が外方に突出するよう回動自在に設けている。す
なわち上記係止レバー8が軸支部11を中心として回動
することにより、上記当接部12が軸支部11を中心と
した円軌道上を動くと共に、この円軌道上に位置する上
記連係部2の係止部6に向かって回動し、上記脚頭部3
Aの支軸5側方において、その当接部12の当接面を上
記係止部6の段部7の当接面に当接させる。また上記軸
支部11を挟んで当接部12と対峙する操作部13は、
上記脚頭部3Aの溝部4より常時外方に突出しつつ、上
記レバー軸10を中心として回動自在とされている。こ
のように係止レバー8を各脚体3の脚頭部3Aの溝部4
に軸支し、その操作部13を外方に突出させることによ
り、各脚体3の上部を掴んだ時に係止レバー8の操作部
13を親指の内側に位置させることができ、容易に係止
レバー8を操作できてより一層操作性の向上を図ること
ができる。なお係止レバー8の後方には回止部14を上
記脚頭部3A側に突出するように設けてあり、この回止
部14を上記脚頭部3Aの側面に当接自在とすることに
より係止レバー8の回動動作を規制自在としてある。ま
たこのように回止部14が当接した時点で上記当接部1
2が上記係止部6の最上部に位置するようにしてあり、
係止レバー8を必要以上に回動させることのないように
してある。
【0010】上記係止レバー8にはバネ体9を装着し
て、その当接部12を上記係止部6の段部7に係脱自在
に係止自在としてなる。すなわち上記係止レバー8の支
軸たる上記レバー軸10には巻きバネたるバネ体9が設
けられており、このバネ体9により上記係止レバー8が
上記係止部6の段部7への係止方向に付勢され、その当
接部12が常時上記段部7に押当てられている。また上
記係止レバー8を上記バネ体9の付勢力に抗して回動さ
せることによりその当接部12が上記段部7から遠ざけ
られ、係脱自在とされている。なお、バネ体9は巻きバ
ネの他、板バネや硬質ゴムより形成されてもよく、上記
係止レバー8に上記係止部6への付勢力を与え得るもの
であれば同様の効果を奏する。
【0011】次に本実施例における三脚の開閉動作につ
いて説明する。図3に示すのは最も普通に使用される開
脚状態であり、この状態においては上記係止レバー8の
当接部12が上記係止部6の複数の段部7のうちの最も
下段側の段部7に当接し、係止されている。この状態に
おいて、上記係止レバー8の操作部13を押圧すること
により、上記係止レバー8が上記レバー軸10を中心と
して回動し、上記当接部12が上記段部7より遠ざけら
れて係脱状態となり、この状態を維持しつつ各脚体3を
外方へ開き、各脚体3が任意の位置になったら係止レバ
ー8の操作部13への押圧をやめることにより、この係
止レバー8が上記バネ体9の付勢力により自動的に回動
し、係止レバー8の当接部12が係止部6の上段側の段
部7に当接係止して各脚体3を固定でき、図4に示すよ
うな最も脚体を開いた状態とできる。すなわち係止部6
から係脱させた係止レバー8を各脚体3が任意の位置に
なった時点で離すだけでバネ体9の力により自動的に係
止部6に係止させることとでき、各脚体3をワンタッチ
で開らくことができて三脚の操作性を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0012】一方、図4に示すような最も脚体を開いた
状態において、何ら係止レバー8に触れることなく、上
記各脚体3を内方に押圧することにより、係止レバー8
の当接部12が上記バネ体9の付勢力に抗して各段部7
上を順次滑り落ち、この当接部12が上記係止部6の最
も下段側の段部7に自動的に当接し係止されて、図3に
示す最も普通に使用される開脚状態にすることができ
る。またこの状態においてさらに上記各脚体3を内方に
押圧すれば、係止レバー8の当接部12に連係部2の端
部周面の段部7の設けられていない面を滑らせつつ、各
脚体3を略垂直状となるまで閉じることができ、各脚体
3を折畳み状態とすることができる。すなわち各脚体3
を内側に閉じるだけで係止レバー8が係止部6の段部7
上を順次滑り落ちることとして係止状態を自動的に解除
でき、特別な操作をすることなく各脚体3を閉じること
ができて操作性を向上させることができる。
【0013】
【発明の効果】上記したように本発明は、各連係部の端
部周面に支軸を中心とした複数の段部からなる係止部を
形成してなり、各脚体の溝部に係止レバーを軸支して、
その先端の当接部が連係部の係止部を臨み、かつ、後端
の操作部が外方に突出状に回動自在に設け、係止レバー
にはバネ体を装着して、その当接部を係止部の段部に係
脱自在に係止自在としてなることにより、係止部から係
脱させた係止レバーを脚体が任意の位置になった時点で
離すだけでバネ体の力により自動的に係止部に係止させ
ることとでき、各脚体をワンタッチで開らくことができ
て三脚の操作性を飛躍的に向上させることができるとい
う効果がある。
【0014】しかも本発明は、各連係部の端部周面に係
止部を形成してなり、各脚体の溝部に係止レバーを軸支
して、その先端の当接部が連係部の係止部を臨み、か
つ、後端の操作部が外方に突出状に回動自在に設けら
れ、係止レバーにはバネ体を装着して、その当接部を係
止部の段部に係脱自在に係止自在としてなることによ
り、各脚体を内側に閉じるだけで係止レバーが係止部の
段部上を順次滑り落ちることとして係止状態を自動的に
解除でき、特別な操作をすることなく各脚体を閉じるこ
とができて操作性を向上させることができる。
【0015】さらに本発明は、係止レバーを各脚体の上
端部の溝部に軸支し、その操作部を外方に突出状とする
ことにより、各脚体の上部を掴んだ時に係止レバーの操
作部を親指の内側に位置させることができ、容易に係止
レバーを操作できてより一層操作性の向上を図ることが
できる。
【0016】さらにまた本発明は、係止レバーは側面形
状を略T字形状として、略中間部を軸支部とすると共
に、該軸支部を中心として回動する両端部を当接部や操
作部としてなる場合には、操作部を押圧することにより
を軸支部を支点として当接部を大きく回動させることが
でき、操作部の操作を簡易化して操作性を一層向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】各脚体を最も開いた状態における要部側面図で
ある。
【図5】図2の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 連係部 3 脚体 3A 脚頭部 4 溝部 5 支軸 6 係止部 7 段部 8 係止レバー 9 バネ体 10 レバー軸 11 軸支部 12 当接部 13 操作部 14 回止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の周面に設けた三つの連係部の各々
    を脚体の上端の溝部に納めると共に、支軸を介して軸支
    することにより、上記脚体を上記基台に開閉自在に連係
    してなる三脚の開閉機構において、 上記各連係部の端部周面に上記支軸を中心とした複数の
    段部からなる係止部を形成してなり、 上記各脚体の溝部に係止レバーを軸支し、その先端の当
    接部が上記連係部の係止部を臨み、かつ、後端の操作部
    が外方に突出するよう回動自在に設け、 上記係止レバーにはバネ体を装着して、その当接部を上
    記係止部の段部に係脱自在に係止自在としてなることを
    特徴とする三脚の開閉機構。
  2. 【請求項2】 上記係止レバーはその側面形状を略T字
    形状としてなり、その略中間部を軸支部とすると共に、
    該軸支部を中心として回動する両端部を上記当接部又は
    操作部としてなることを特徴とする上記請求項1記載の
    三脚の開閉機構。
JP28006794A 1994-10-19 1994-10-19 三脚の開閉機構 Expired - Lifetime JP2696493B2 (ja)

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JPH08121687A JPH08121687A (ja) 1996-05-17
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