JP2004028146A - 三脚 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクト化を容易に図ることができる三脚を提供する。
【解決手段】三脚11は、三脚本体12と、昇降可能なカメラ支持用杆体14と、回動可能な脚体17と、脚体17の開脚度を調節する操作体18とを備える。この操作体18は、三脚本体12の上面12aから上方に突出しない状態で、左右方向に移動可能に設ける。この操作体18は、三脚本体12の上面12aを含む平面に略沿って左右方向に移動する操作板部62を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】三脚11は、三脚本体12と、昇降可能なカメラ支持用杆体14と、回動可能な脚体17と、脚体17の開脚度を調節する操作体18とを備える。この操作体18は、三脚本体12の上面12aから上方に突出しない状態で、左右方向に移動可能に設ける。この操作体18は、三脚本体12の上面12aを含む平面に略沿って左右方向に移動する操作板部62を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作体の操作により脚体の開脚度を調節できる三脚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の三脚としては、例えば特開2000−18489号公報に記載された三脚が知られている。
【0003】
この三脚は、図22に示すように、三脚本体1を備え、この三脚本体1には、上端部にねじ部2aを有するカメラ支持用杆体2が昇降可能に設けられている。また、三脚本体1には、長さ調節可能な脚体3が水平方向の回動中心軸線Xを中心として回動可能に設けられている。さらに、三脚本体1には、脚体3の開脚度を調節するための操作体4が上下方向に移動可能に設けられている。
【0004】
また、三脚本体1の上部には、操作体4の移動量に対応した大きさの略円筒状の突部6が形成され、この突部6にて操作体4の移動スペースが常に確保されるようになっている。
【0005】
なお、脚体3の上端部には、図23に示すように、回動中心軸線Xからの距離が異なる複数、例えば3つの開脚規制用当接面7が階段状に形成されている。そして、この開脚規制用当接面7と操作体4の被当接面との当接により、脚体3が所望の開脚度をもって開脚した状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2000−18489号公報に記載された従来の三脚では、操作体4の移動スペース確保のための突部6を三脚本体1の上部に形成する必要があるため、コンパクト化を図るのが難しいという問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンパクト化を容易に図ることができる三脚を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の三脚は、三脚本体と、この三脚本体に昇降可能に設けられたカメラ支持用杆体と、前記三脚本体に水平方向の回動中心軸線を中心として回動可能に設けられた脚体と、前記三脚本体から上方に突出しない状態で水平方向に移動可能に配置され、前記脚体の開脚度を調節するための操作体とを備えるものである。
【0009】
そして、従来とは異なり操作体の移動スペース確保のための突部を三脚本体の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の三脚は、請求項1記載の三脚において、操作体は、三脚本体の上面を含む平面に略沿って水平方向に移動する操作板部を有するものである。
【0011】
そして、操作体の操作板部を操作することで、脚体の開脚度を簡単に調節することが可能となる。
【0012】
請求項3記載の三脚は、請求項1または2記載の三脚において、脚体は、回動中心軸線からの距離が同じ複数の開脚規制用当接面を有するものである。
【0013】
そして、回動中心軸線からの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、十分な強度を適切に確保することが可能となる。
【0014】
請求項4記載の三脚は、請求項1ないし3のいずれか一記載の三脚において、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るものである。
【0015】
そして、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るので、操作体の位置の確認が不要で、取扱性が良好になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の三脚の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0017】
図1および図2において、11は三脚で、この三脚11は、三脚本体12を備えている。
【0018】
この三脚本体12には、上端部に突出状のねじ部13を有する長さ調節可能な一本のカメラ支持用杆体14が昇降可能に設けられている。また、三脚本体12には、上端部に出入り可能な移動規制部16を有する長さ調節可能(伸縮可能)な三本の脚体17がこの脚体17の上端側の水平方向の回動中心軸線Xを中心として回動可能に設けられている。
【0019】
そして、脚体17の開脚度を調節するための操作レバーである操作体18が、三脚本体12および脚体17間において、三脚本体12の略平面状の上面12aから上方に突出しない状態で水平方向、例えば左右方向に移動可能に配置されている。
【0020】
ここで、三脚本体12は、図2、図8ないし図13等に示すように、例えば上側部材21、下側部材22、ねじ溝付外側筒部材23、切溝付内側筒部材24、ねじ孔付小部材25およびナット部材26にて構成された本体部31を有している。
【0021】
この本体部31の中央には、上下に貫通した挿通孔32が形成されている。この挿通孔32にはカメラ支持用杆体14が昇降可能に挿通され、この挿通されたカメラ支持用杆体14は、固定用操作摘み33の操作により本体部31に対して解除可能に固定される。
【0022】
また、この本体部31の外周側には、互いに離間対向した対をなす垂直面状の支持板35が周方向に間隔をおいて三対形成されている。この支持板35の内面側には凹状の軸受部36が形成され、この軸受部36にて脚体17の上端側が回動可能に軸支される。
【0023】
カメラ支持用杆体14は、例えば分割式のセンターポール等で、例えば連結部材41を介して連結された上側筒部材42および下側筒部材43と上側筒部材42の上面開口を閉塞する上キャップ44と下側筒部材43の下面開口を閉塞する下キャップ45とにて構成された上下面閉塞状の略円筒状の本体部51を有している。
【0024】
この本体部51の上キャップ44にはねじ52が固着され、このねじ52にてねじ部13が構成されている。このねじ部13は、本体部51の上面から上方に向って突出している。
【0025】
操作体18は、例えば金属にて一体に所定形状に形成されたもので、図3ないし図7等に示すように、例えば三脚本体12の本体部31の支持板35間において左右方向に移動する基部61と、この基部61の上部に一体に設けられ支持板35間の上方において外部に露出した状態で三脚本体12の上面12aを含む平面に略沿って左右方向に移動する操作板部62とにて構成されている。
【0026】
この基部61は、側面視略く字状に形成され、この基部61にはねじ挿入用孔64が一側方である左側方に向って開口した凹状に形成されている。そして、このねじ挿入用孔64には、操作体18を他側方である右側方に付勢する付勢体である略円筒状の第1ばね65の一端側が挿入される。なお、この第1ばね65の付勢により、操作体18は脚体17が閉脚状態になると基準位置(右側位置)に自動的に戻るようになっている。
【0027】
また、この基部61の脚体17と対向する側の面は、略円弧面状に形成されている。そして、この基部61の略円弧面状の面における上部の正面視左側の部分には、略中央から左端側に向って徐々に上方に傾斜した傾斜面67が形成されている。また、この基部61の略円弧面状の面における正面視右側の縁部分には、その縁部分の略全体にわたって略円弧状の切欠き段部68が形成されている。この切欠き段部68の段差は、図5に示されるように、上端側から下端側に向って徐々に小さくなっている。なお、この基部61の略円弧面状の面の上端から上方に向って連続した面にて、垂直面状の被当接面69が構成されている。
【0028】
また、操作板部62は、先端側が下方に向ってやや湾曲した略矩形の板状に形成されている。この操作板部62の基端部が基部61の上側縁部に一体に連結されている。
【0029】
脚体17は、例えば複数本のパイプ等にて構成された多段式の脚本体部71を有している。
【0030】
この脚本体部71の上端部は、軸方向が回動中心軸線Xに一致した略円筒状に形成されている。そして、この脚本体部71の略円筒状の上端部の両端面からは、軸受部36に嵌合して軸支される凸状の耳軸である軸部72が側方に向って突出している。
【0031】
また、この脚本体部71の略円筒状の上端部の外周側には、回動中心軸線Xからの距離が同じ複数の開脚規制用当接面、すなわち例えば第1開脚規制用当接面73、第2開脚規制用当接面74および第3開脚規制用当接面75がそれぞれ形成されている。
【0032】
すなわち、この脚本体部71の上端部外周側には、上から順に、第1開脚規制用当接面73、第2開脚規制用当接面74および第3開脚規制用当接面75が回動中心軸線Xに沿ってそれぞれ形成されている。なお、第1開脚規制用当接面73と第2開脚規制用当接面74とは、左側方を向いた第1連絡面81にて連絡されている。また、第2開脚規制用当接面74と第3開脚規制用当接面75とは、左側方を向いた第2連絡面82にて連絡されている。
【0033】
そして、図14に示すように、脚体17の第1開脚規制用当接面73が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17が通常の開脚度θ1(例えば25度前後)をもって開脚した通常開脚状態となる。
【0034】
また、図15に示すように、脚体17の第2開脚規制用当接面74が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17がセミローアングルの開脚度θ2(例えば45度前後)をもって開脚したセミローアングル開脚状態となる。
【0035】
さらに、図16に示すように、脚体17の第3開脚規制用当接面75が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17がローアングルの開脚度θ3(例えば75度前後)をもって開脚したローアングル開脚状態となる。
【0036】
また一方、脚体17の脚本体部71の上端部には、操作体18の右側方への移動を規制する略ブロック状の移動規制部材77が脚本体部71に対して出入り可能に設けられている。すなわち、脚本体部71の上端部に形成された孔部80内に移動規制部材77が上下動自在に配置されている。そして、この移動規制部材77は、付勢体である略円筒状の第2ばね78にて上方に付勢されている。なお、この移動規制部材77にて、操作体18の右側方への移動を規制する移動規制部16が構成されている。
【0037】
次に、上記一実施の形態の三脚11の使用方法について図面を参照して説明する。
【0038】
三脚11を通常開脚で使用する場合は、図17に示すように操作体18を第1ばね65の付勢により基準位置(右側位置)に位置させ、この操作体18の基部61の右側面61aを右側の支持板35の内面に当接させた状態で、閉脚状態の脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向に回動つまり開脚させる。
【0039】
すると、図18に示すように、脚体17の第1開脚規制用当接面73が操作体18の被当接面69に当接し、この第1開脚規制用当接面73と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17が通常の開脚度θ1をもって開脚した通常開脚状態となる。
【0040】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は図17に示すもとの閉脚状態となる。
【0041】
また、三脚11をローアングル開脚で使用する場合は、まず、図19に示すように、操作体18をクリックストップするまで、左方向に移動操作する。すなわち、操作体18の操作板部62を操作することにより、操作体18を第1ばね65の付勢に抗して左方向に移動させ、ローアングル用位置(左側位置)に位置させる。
【0042】
この操作体18の移動の際、脚体17の移動規制部16は、操作体18の傾斜面67にて下方に押されて脚本体部71の孔部80内に入り、その後、操作体18が通過すると、第2ばね78の付勢により孔部80内から出てもとの突出状態に戻る。そして、この突出状態の移動規制部16が操作体18の基部61の切欠き段部68の側面68aに当接することで、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動が規制され、操作体18がローアングル用位置に位置決め固定される。
【0043】
次いで、この操作体18をローアングル用位置に位置させた状態で、脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向に回動させると、図20に示すように、脚体17の第3開脚規制用当接面75が操作体18の被当接面69に当接し、この第3開脚規制用当接面75と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17がローアングルの開脚度θ3をもって開脚したローアングル開脚状態となる。
【0044】
この脚体17の開脚方向への回動途中において、突出状態の移動規制部16と操作体18の基部61の切欠き段部68の側面68aとの当接は、移動規制部16が側面68aから離れることで解除される。この移動規制部16と側面68aとの当接の解除後においては、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動は、操作体18の基部61の右側面61aと第2連絡面82との当接により規制される。このため、操作体18は、ローアングル用位置に位置した状態に維持される。
【0045】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は、図17に示すもとの閉脚状態となる。この脚体17の閉脚方向への回動の際、操作体18は、第1ばね65の付勢により右方向に移動し、通常位置である基準位置(右側位置)に戻る。
【0046】
さらに、三脚11をセミローアングル開脚で使用する場合は、脚体17を一旦ローアングル開脚状態にする必要がある。
【0047】
すなわち、三脚11をセミローアングル開脚で使用する場合は、上述のようにして脚体17をローアングル開脚状態にした後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向にゆっくりと回動させ、操作体18がセミローアングル用位置(中央位置)に位置した段階で、その閉脚方向への回動を止める。
【0048】
つまり、操作体18の基部61の右側面61aと第1連絡面81との当接により、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動が規制された状態となるまで、脚体17を閉脚方向に回動させる。
【0049】
そして、この操作体18をセミローアングル用位置に位置させた状態で、脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向にやや戻すように回動させれば、図21に示すように、脚体17の第2開脚規制用当接面74が操作体18の被当接面69に当接し、この第2開脚規制用当接面74と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17がセミローアングルの開脚度θ3をもって開脚したセミローアングル開脚状態となる。
【0050】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は、図17に示すもとの閉脚状態となる。この脚体17の閉脚方向への回動の際、操作体18は、第1ばね65の付勢により右方向に移動し、通常位置である基準位置(右側位置)に戻る。
【0051】
そして、上記一実施の形態の三脚11によれば、脚体17の開脚度を調節する操作体18を三脚本体12にその上面12aから上方に突出させることなく左右方向に移動可能に設けたので、部品点数を少なくできるばかりでなく、従来とは異なり操作体18の移動スペース確保のための突部等を三脚本体12の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることができ、よって、従来の三脚に比べて三脚本体12の上下方向の寸法を小さくでき、三脚11全体の伸縮比を向上させることができる。
【0052】
また、脚体17の回動中心軸線Xからの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、開脚規制用当接面73,74,75の十分な強度を適切に確保でき、よって、従来の三脚に比べて耐久性を向上させることができる。
【0053】
さらに、操作体18は、脚体17が閉脚状態になると、第1ばね65の付勢により基準位置に常に戻るようになっているので、前回使用時の操作体18の位置の確認を不要にでき、取扱性を良好にできる。
【0054】
なお、三脚11は、脚体17の開脚度を3段階に調節できるものには限定されず、例えば、図示しないが、2段階、4段階、5段階等、或いは無段階的に調節できるものでもよい。
【0055】
また、操作体18は、左右方向に移動可能なものには限定されず、例えば、図示しないが、左右方向以外の水平方向、例えば前後方向に移動可能なものでもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、従来とは異なり操作体の移動スペース確保のための突部を三脚本体の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることができる。
【0057】
請求項2の発明によれば、操作体の操作板部を操作することで、脚体の開脚度を簡単に調節できる。
【0058】
請求項3の発明によれば、回動中心軸線からの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、十分な強度を適切に確保できる。
【0059】
請求項4の発明によれば、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るので、操作体の位置の確認を不要にでき、取扱性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三脚の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同上三脚の分解斜視図である。
【図3】同上三脚の操作体の平面図である。
【図4】同上三脚の操作体の側面図である。
【図5】同上三脚の操作体の側面図である。
【図6】同上三脚の操作体の正面図である。
【図7】同上三脚の操作体の底面図である。
【図8】同上三脚の上側部材の平面図である。
【図9】同上三脚の上側部材の底面図である。
【図10】同上三脚の下側部材の平面図である。
【図11】同上三脚の下側部材および脚体の平面図である。
【図12】同上三脚の上側部材および下側部材の側面図である。
【図13】同上三脚の閉脚状態時における断面図である。
【図14】同上三脚の通常開脚状態時における断面図である。
【図15】同上三脚のセミローアングル開脚状態時における断面図である。
【図16】同上三脚のローアングル開脚状態時における断面図である。
【図17】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図18】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図19】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図20】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図21】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図22】従来の三脚の側面図である。
【図23】従来の三脚の脚体の上端部の斜視図である。
【符号の説明】
11 三脚
12 三脚本体
14 カメラ支持用杆体
17 脚体
18 操作体
62 操作板部
73,74,75 開脚規制用当接面
X 回動中心軸線
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作体の操作により脚体の開脚度を調節できる三脚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の三脚としては、例えば特開2000−18489号公報に記載された三脚が知られている。
【0003】
この三脚は、図22に示すように、三脚本体1を備え、この三脚本体1には、上端部にねじ部2aを有するカメラ支持用杆体2が昇降可能に設けられている。また、三脚本体1には、長さ調節可能な脚体3が水平方向の回動中心軸線Xを中心として回動可能に設けられている。さらに、三脚本体1には、脚体3の開脚度を調節するための操作体4が上下方向に移動可能に設けられている。
【0004】
また、三脚本体1の上部には、操作体4の移動量に対応した大きさの略円筒状の突部6が形成され、この突部6にて操作体4の移動スペースが常に確保されるようになっている。
【0005】
なお、脚体3の上端部には、図23に示すように、回動中心軸線Xからの距離が異なる複数、例えば3つの開脚規制用当接面7が階段状に形成されている。そして、この開脚規制用当接面7と操作体4の被当接面との当接により、脚体3が所望の開脚度をもって開脚した状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2000−18489号公報に記載された従来の三脚では、操作体4の移動スペース確保のための突部6を三脚本体1の上部に形成する必要があるため、コンパクト化を図るのが難しいという問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンパクト化を容易に図ることができる三脚を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の三脚は、三脚本体と、この三脚本体に昇降可能に設けられたカメラ支持用杆体と、前記三脚本体に水平方向の回動中心軸線を中心として回動可能に設けられた脚体と、前記三脚本体から上方に突出しない状態で水平方向に移動可能に配置され、前記脚体の開脚度を調節するための操作体とを備えるものである。
【0009】
そして、従来とは異なり操作体の移動スペース確保のための突部を三脚本体の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の三脚は、請求項1記載の三脚において、操作体は、三脚本体の上面を含む平面に略沿って水平方向に移動する操作板部を有するものである。
【0011】
そして、操作体の操作板部を操作することで、脚体の開脚度を簡単に調節することが可能となる。
【0012】
請求項3記載の三脚は、請求項1または2記載の三脚において、脚体は、回動中心軸線からの距離が同じ複数の開脚規制用当接面を有するものである。
【0013】
そして、回動中心軸線からの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、十分な強度を適切に確保することが可能となる。
【0014】
請求項4記載の三脚は、請求項1ないし3のいずれか一記載の三脚において、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るものである。
【0015】
そして、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るので、操作体の位置の確認が不要で、取扱性が良好になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の三脚の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0017】
図1および図2において、11は三脚で、この三脚11は、三脚本体12を備えている。
【0018】
この三脚本体12には、上端部に突出状のねじ部13を有する長さ調節可能な一本のカメラ支持用杆体14が昇降可能に設けられている。また、三脚本体12には、上端部に出入り可能な移動規制部16を有する長さ調節可能(伸縮可能)な三本の脚体17がこの脚体17の上端側の水平方向の回動中心軸線Xを中心として回動可能に設けられている。
【0019】
そして、脚体17の開脚度を調節するための操作レバーである操作体18が、三脚本体12および脚体17間において、三脚本体12の略平面状の上面12aから上方に突出しない状態で水平方向、例えば左右方向に移動可能に配置されている。
【0020】
ここで、三脚本体12は、図2、図8ないし図13等に示すように、例えば上側部材21、下側部材22、ねじ溝付外側筒部材23、切溝付内側筒部材24、ねじ孔付小部材25およびナット部材26にて構成された本体部31を有している。
【0021】
この本体部31の中央には、上下に貫通した挿通孔32が形成されている。この挿通孔32にはカメラ支持用杆体14が昇降可能に挿通され、この挿通されたカメラ支持用杆体14は、固定用操作摘み33の操作により本体部31に対して解除可能に固定される。
【0022】
また、この本体部31の外周側には、互いに離間対向した対をなす垂直面状の支持板35が周方向に間隔をおいて三対形成されている。この支持板35の内面側には凹状の軸受部36が形成され、この軸受部36にて脚体17の上端側が回動可能に軸支される。
【0023】
カメラ支持用杆体14は、例えば分割式のセンターポール等で、例えば連結部材41を介して連結された上側筒部材42および下側筒部材43と上側筒部材42の上面開口を閉塞する上キャップ44と下側筒部材43の下面開口を閉塞する下キャップ45とにて構成された上下面閉塞状の略円筒状の本体部51を有している。
【0024】
この本体部51の上キャップ44にはねじ52が固着され、このねじ52にてねじ部13が構成されている。このねじ部13は、本体部51の上面から上方に向って突出している。
【0025】
操作体18は、例えば金属にて一体に所定形状に形成されたもので、図3ないし図7等に示すように、例えば三脚本体12の本体部31の支持板35間において左右方向に移動する基部61と、この基部61の上部に一体に設けられ支持板35間の上方において外部に露出した状態で三脚本体12の上面12aを含む平面に略沿って左右方向に移動する操作板部62とにて構成されている。
【0026】
この基部61は、側面視略く字状に形成され、この基部61にはねじ挿入用孔64が一側方である左側方に向って開口した凹状に形成されている。そして、このねじ挿入用孔64には、操作体18を他側方である右側方に付勢する付勢体である略円筒状の第1ばね65の一端側が挿入される。なお、この第1ばね65の付勢により、操作体18は脚体17が閉脚状態になると基準位置(右側位置)に自動的に戻るようになっている。
【0027】
また、この基部61の脚体17と対向する側の面は、略円弧面状に形成されている。そして、この基部61の略円弧面状の面における上部の正面視左側の部分には、略中央から左端側に向って徐々に上方に傾斜した傾斜面67が形成されている。また、この基部61の略円弧面状の面における正面視右側の縁部分には、その縁部分の略全体にわたって略円弧状の切欠き段部68が形成されている。この切欠き段部68の段差は、図5に示されるように、上端側から下端側に向って徐々に小さくなっている。なお、この基部61の略円弧面状の面の上端から上方に向って連続した面にて、垂直面状の被当接面69が構成されている。
【0028】
また、操作板部62は、先端側が下方に向ってやや湾曲した略矩形の板状に形成されている。この操作板部62の基端部が基部61の上側縁部に一体に連結されている。
【0029】
脚体17は、例えば複数本のパイプ等にて構成された多段式の脚本体部71を有している。
【0030】
この脚本体部71の上端部は、軸方向が回動中心軸線Xに一致した略円筒状に形成されている。そして、この脚本体部71の略円筒状の上端部の両端面からは、軸受部36に嵌合して軸支される凸状の耳軸である軸部72が側方に向って突出している。
【0031】
また、この脚本体部71の略円筒状の上端部の外周側には、回動中心軸線Xからの距離が同じ複数の開脚規制用当接面、すなわち例えば第1開脚規制用当接面73、第2開脚規制用当接面74および第3開脚規制用当接面75がそれぞれ形成されている。
【0032】
すなわち、この脚本体部71の上端部外周側には、上から順に、第1開脚規制用当接面73、第2開脚規制用当接面74および第3開脚規制用当接面75が回動中心軸線Xに沿ってそれぞれ形成されている。なお、第1開脚規制用当接面73と第2開脚規制用当接面74とは、左側方を向いた第1連絡面81にて連絡されている。また、第2開脚規制用当接面74と第3開脚規制用当接面75とは、左側方を向いた第2連絡面82にて連絡されている。
【0033】
そして、図14に示すように、脚体17の第1開脚規制用当接面73が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17が通常の開脚度θ1(例えば25度前後)をもって開脚した通常開脚状態となる。
【0034】
また、図15に示すように、脚体17の第2開脚規制用当接面74が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17がセミローアングルの開脚度θ2(例えば45度前後)をもって開脚したセミローアングル開脚状態となる。
【0035】
さらに、図16に示すように、脚体17の第3開脚規制用当接面75が操作体18の被当接面69に当接することで、脚体17の開脚方向への回動(開脚)が規制され、脚体17がローアングルの開脚度θ3(例えば75度前後)をもって開脚したローアングル開脚状態となる。
【0036】
また一方、脚体17の脚本体部71の上端部には、操作体18の右側方への移動を規制する略ブロック状の移動規制部材77が脚本体部71に対して出入り可能に設けられている。すなわち、脚本体部71の上端部に形成された孔部80内に移動規制部材77が上下動自在に配置されている。そして、この移動規制部材77は、付勢体である略円筒状の第2ばね78にて上方に付勢されている。なお、この移動規制部材77にて、操作体18の右側方への移動を規制する移動規制部16が構成されている。
【0037】
次に、上記一実施の形態の三脚11の使用方法について図面を参照して説明する。
【0038】
三脚11を通常開脚で使用する場合は、図17に示すように操作体18を第1ばね65の付勢により基準位置(右側位置)に位置させ、この操作体18の基部61の右側面61aを右側の支持板35の内面に当接させた状態で、閉脚状態の脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向に回動つまり開脚させる。
【0039】
すると、図18に示すように、脚体17の第1開脚規制用当接面73が操作体18の被当接面69に当接し、この第1開脚規制用当接面73と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17が通常の開脚度θ1をもって開脚した通常開脚状態となる。
【0040】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は図17に示すもとの閉脚状態となる。
【0041】
また、三脚11をローアングル開脚で使用する場合は、まず、図19に示すように、操作体18をクリックストップするまで、左方向に移動操作する。すなわち、操作体18の操作板部62を操作することにより、操作体18を第1ばね65の付勢に抗して左方向に移動させ、ローアングル用位置(左側位置)に位置させる。
【0042】
この操作体18の移動の際、脚体17の移動規制部16は、操作体18の傾斜面67にて下方に押されて脚本体部71の孔部80内に入り、その後、操作体18が通過すると、第2ばね78の付勢により孔部80内から出てもとの突出状態に戻る。そして、この突出状態の移動規制部16が操作体18の基部61の切欠き段部68の側面68aに当接することで、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動が規制され、操作体18がローアングル用位置に位置決め固定される。
【0043】
次いで、この操作体18をローアングル用位置に位置させた状態で、脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向に回動させると、図20に示すように、脚体17の第3開脚規制用当接面75が操作体18の被当接面69に当接し、この第3開脚規制用当接面75と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17がローアングルの開脚度θ3をもって開脚したローアングル開脚状態となる。
【0044】
この脚体17の開脚方向への回動途中において、突出状態の移動規制部16と操作体18の基部61の切欠き段部68の側面68aとの当接は、移動規制部16が側面68aから離れることで解除される。この移動規制部16と側面68aとの当接の解除後においては、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動は、操作体18の基部61の右側面61aと第2連絡面82との当接により規制される。このため、操作体18は、ローアングル用位置に位置した状態に維持される。
【0045】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は、図17に示すもとの閉脚状態となる。この脚体17の閉脚方向への回動の際、操作体18は、第1ばね65の付勢により右方向に移動し、通常位置である基準位置(右側位置)に戻る。
【0046】
さらに、三脚11をセミローアングル開脚で使用する場合は、脚体17を一旦ローアングル開脚状態にする必要がある。
【0047】
すなわち、三脚11をセミローアングル開脚で使用する場合は、上述のようにして脚体17をローアングル開脚状態にした後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向にゆっくりと回動させ、操作体18がセミローアングル用位置(中央位置)に位置した段階で、その閉脚方向への回動を止める。
【0048】
つまり、操作体18の基部61の右側面61aと第1連絡面81との当接により、操作体18の第1ばね65の付勢に基づく右側方への移動が規制された状態となるまで、脚体17を閉脚方向に回動させる。
【0049】
そして、この操作体18をセミローアングル用位置に位置させた状態で、脚体17を回動中心軸線Xを中心として開脚方向にやや戻すように回動させれば、図21に示すように、脚体17の第2開脚規制用当接面74が操作体18の被当接面69に当接し、この第2開脚規制用当接面74と被当接面69との当接により脚体17の開脚方向への回動が規制され、その結果、脚体17がセミローアングルの開脚度θ3をもって開脚したセミローアングル開脚状態となる。
【0050】
なお、カメラ支持用杆体14のねじ部13には、雲台を介してカメラを取り付けたり或いはカメラを直接取り付けたりして、撮影を行う。また、撮影終了後、脚体17を回動中心軸線Xを中心として閉脚方向に回動させれば、脚体17は、図17に示すもとの閉脚状態となる。この脚体17の閉脚方向への回動の際、操作体18は、第1ばね65の付勢により右方向に移動し、通常位置である基準位置(右側位置)に戻る。
【0051】
そして、上記一実施の形態の三脚11によれば、脚体17の開脚度を調節する操作体18を三脚本体12にその上面12aから上方に突出させることなく左右方向に移動可能に設けたので、部品点数を少なくできるばかりでなく、従来とは異なり操作体18の移動スペース確保のための突部等を三脚本体12の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることができ、よって、従来の三脚に比べて三脚本体12の上下方向の寸法を小さくでき、三脚11全体の伸縮比を向上させることができる。
【0052】
また、脚体17の回動中心軸線Xからの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、開脚規制用当接面73,74,75の十分な強度を適切に確保でき、よって、従来の三脚に比べて耐久性を向上させることができる。
【0053】
さらに、操作体18は、脚体17が閉脚状態になると、第1ばね65の付勢により基準位置に常に戻るようになっているので、前回使用時の操作体18の位置の確認を不要にでき、取扱性を良好にできる。
【0054】
なお、三脚11は、脚体17の開脚度を3段階に調節できるものには限定されず、例えば、図示しないが、2段階、4段階、5段階等、或いは無段階的に調節できるものでもよい。
【0055】
また、操作体18は、左右方向に移動可能なものには限定されず、例えば、図示しないが、左右方向以外の水平方向、例えば前後方向に移動可能なものでもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、従来とは異なり操作体の移動スペース確保のための突部を三脚本体の上部に形成する必要がないため、コンパクト化を容易に図ることができる。
【0057】
請求項2の発明によれば、操作体の操作板部を操作することで、脚体の開脚度を簡単に調節できる。
【0058】
請求項3の発明によれば、回動中心軸線からの距離が異なる複数の開脚規制用当接面を有する脚体等に比べて、十分な強度を適切に確保できる。
【0059】
請求項4の発明によれば、操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻るので、操作体の位置の確認を不要にでき、取扱性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三脚の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同上三脚の分解斜視図である。
【図3】同上三脚の操作体の平面図である。
【図4】同上三脚の操作体の側面図である。
【図5】同上三脚の操作体の側面図である。
【図6】同上三脚の操作体の正面図である。
【図7】同上三脚の操作体の底面図である。
【図8】同上三脚の上側部材の平面図である。
【図9】同上三脚の上側部材の底面図である。
【図10】同上三脚の下側部材の平面図である。
【図11】同上三脚の下側部材および脚体の平面図である。
【図12】同上三脚の上側部材および下側部材の側面図である。
【図13】同上三脚の閉脚状態時における断面図である。
【図14】同上三脚の通常開脚状態時における断面図である。
【図15】同上三脚のセミローアングル開脚状態時における断面図である。
【図16】同上三脚のローアングル開脚状態時における断面図である。
【図17】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図18】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図19】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図20】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図21】同上三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【図22】従来の三脚の側面図である。
【図23】従来の三脚の脚体の上端部の斜視図である。
【符号の説明】
11 三脚
12 三脚本体
14 カメラ支持用杆体
17 脚体
18 操作体
62 操作板部
73,74,75 開脚規制用当接面
X 回動中心軸線
Claims (4)
- 三脚本体と、
この三脚本体に昇降可能に設けられたカメラ支持用杆体と、
前記三脚本体に水平方向の回動中心軸線を中心として回動可能に設けられた脚体と、
前記三脚本体から上方に突出しない状態で水平方向に移動可能に配置され、前記脚体の開脚度を調節するための操作体と
を備えることを特徴とする三脚。 - 操作体は、三脚本体の上面を含む平面に略沿って水平方向に移動する操作板部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の三脚。 - 脚体は、回動中心軸線からの距離が同じ複数の開脚規制用当接面を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の三脚。 - 操作体は、脚体が閉脚状態になると基準位置に戻る
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の三脚。
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