JP2696090B2 - 同時二軸延伸方法 - Google Patents

同時二軸延伸方法

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JP2696090B2 JP12306096A JP12306096A JP2696090B2 JP 2696090 B2 JP2696090 B2 JP 2696090B2 JP 12306096 A JP12306096 A JP 12306096A JP 12306096 A JP12306096 A JP 12306096A JP 2696090 B2 JP2696090 B2 JP 2696090B2
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ball bearing
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義之 高村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムもしくはシート状物の長手方法(縦方向)および幅
方法(横方向)の二軸に同時に連続的に延伸する同時二
軸延伸方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同時二軸延伸方法としては、実公
昭45−6785号公報に記載されているように、シー
ト状物の両縁を無端リンク装置のつかみ装置により把持
し、連続的に加熱装置内を進行させて縦横同時に延伸さ
せ、熱処理工程を経て製品としていた。そして、リンク
装置は同公報の図3から図6に記載のようになってい
た。この内、リンク軸23,ローラ軸受34′,34″
スラスト受35の部分を図5に示す。
【0003】ローラ軸受34′,34″の編成は、図6
に詳細を示すように玉軸受内輪60,玉軸受61,玉軸
受外輪62,玉軸受ハウジング63からなり、リンク軸
23に締着され、リンク軸23の底部にはスラスト受3
5が装着されている。
【0004】また、特開昭63−227323号公報で
はシート状物の縦横方向の分子配向がバランスした高機
能フィルムの製造を目的としており、縦横二方向に同時
延伸した後、縦横二方向に同時収縮させるために、リン
ク装置のつかみ装置のピッチをガイドレールによりロー
ラ軸受を拘束することによって変化させることが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の内、実
公昭45−6785号はシート状物を縦方向および横方
向の二軸に同時に引伸ばす装置としての提案であるが、
特開昭63−227323号は製品フィルムの縦横方向
の等方性を良くするために、同時に二軸方向に延伸した
後に熱処理工程を経て縦横二方向に同時に収縮させた後
冷却するという新しい提案である。このような同時に二
軸方向に収縮させる場合、リンク装置がガイドレールに
よって拘束されたまま走行しなければならず、ローラ軸
受34′の強度,剛性,寸法安定性において問題が生ず
る。
【0006】本発明の目的は、上述の同時二軸延伸装置
において、ガイドレールに拘束されたまま走行するに十
分なる強度,剛性,寸法安定性を有し円滑に走行する二
軸延伸方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来のローラ軸受構造について強度,剛性,寸法安
定性を検討し、ローラ軸受に加わる荷重とローラ軸受の
変形通,軌跡のデータを取り、これらを改良する最適の
ローラ構造を求めたものである。本発明によれば、2本
のガードレールの間を移動するリンク軸に玉軸受内輪を
嵌合し、この玉軸受内輪に対して、上記2本のガードレ
ールの両内面に当接して一体物からなる玉軸受ハウジン
グを直接玉軸受を介して回転させる。リンク装置は、同
時二軸延伸区間にあってはリンクプレート等が縮まった
最小リンクピッチの状態からガイドレールの規制と拘束
により、徐々にリンクプレート等が開きつつリンクピッ
チを拡げ、最大リンクピッチすなわち最大に開いた状態
で延伸が完了する。リンク装置は最大リンクピッチ状態
ではガイドレールによる拘束はなく、単に延伸軌跡を規
制されるのみである。延伸完了後の熱処理から冷却区間
を経て製品フィルムとなるまでは、リンク装置は最大リ
ンクピッチ状態であるのでガイドレールによる拘束はな
いが、同時収縮工程を設ける場合、最大リンクピッチ状
態からガイドレールで再度拘走することによってピッチ
を所定の収縮量(数%から10%程度)縮めるため拘束
力が強くなる。このような大きな拘束力に対して、従来
別部材とされていた玉軸受外輪を玉軸受ハウジングに一
体物化してその強度,剛性,寸法安定性を高めることに
より、リンク装置全体の強度,剛性,寸法安定性を高
め、これにより、大きな拘束力の下でも円滑な延伸・収
縮運動を可能にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図によ
り説明する。図1において、ローラ軸受34は玉軸受内
輪65,玉軸受66,玉軸受ハウジング67から成り、
リンク軸23に締着される。ローラ軸受34にはガイド
レール4,5によって拘束されるためラジアル荷重が作
用する。
【0009】図3は従来のローラ軸受34′,34″の
例を示す。玉軸受内輪60の内径25mm、玉軸受外輪
62の外径62mm、玉軸受ハウジング63の外径76
mmで、ラジアル荷重Pに対する玉軸受ハウジング63
の外径の変形量をa、この変形量aに直角方向の変形量
をbとする。
【0010】図2は本発明のローラ軸受の一例を示す。
玉軸受内輪65の内径25mm、玉軸受ハウジング67
の外径76mmで、ラジアル荷重Pと玉軸受ハウジング
の外径の変形量a,bの関係は図2と同じとする。
【0011】図4は、図2,図3に示すローラ軸受の荷
重と変形量との関係を示す特性図である。横軸に荷重P
をとり、縦軸には変形量aとbの和をとり、従来の軸受
のデータを実線にて示す。荷重2トンまではほとんど変
形はなく、荷重5トンより急激に変形量が増加し、荷重
10トン(A点で示す)にては軸受の回転ができなくな
る。荷重12トン(B点で示す)にて玉軸受内輪60,
玉軸受外輪62に割れを生じ破損に至る。
【0012】ローラ軸受34′と2本のガイドレール
4,5の内面との間、ローラ軸受34″と2本のガイド
レール6,7の内面との間は図5に示す如く僅少な間隙
Kが設けられているが、変形量の増大により軸受として
の機能は喪失することとなる。
【0013】図2に示す軸受では、荷重2トン,5トン
では変形量はほとんど無く、従来のローラ軸受では回転
しなくなる荷重10トンにても変形量は少なく健全であ
り、荷重15トンにて玉軸受ハウジング67に割れを生
じ破損に至るが、その変形量は従来の軸受の十分の一以
下である。
【0014】したがって、本実施例の軸受ローラを使用
すれば、ガイドレールに拘束されたままで円滑に走行し
得るリンク装置を提供することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ローラ軸受の変形量が
少なく、ガイドレールとの接触面での円滑な回転ができ
るので、ガイドレールによって拘束されて収縮状態とな
ったリンク装置が円滑に走行できる効果がある。また、
回転不良となるまでの耐荷重も大きく、同一荷重条件で
は回転寿命の増加の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローラ軸受一実施例を示す部分縦
断面図である。
【図2】(イ)はローラ軸受の上面図、(ロ)は側断面
図である。
【図3】(イ)は従来のローラ軸受の上面図、(ロ)は
側断面図である。
【図4】ローラ軸受の荷重と変形量の関係データを示す
特性図である。
【図5】従来のリンク装置の縦断面図である。
【図6】従来のリンク装置のローラ軸受部分の縦断面図
である。
【符号の説明】
4,5,6,7…ガイドレール、23…リンク軸、34
…ローラ軸受、35…スラスト受、65…玉軸受内径、
66…玉軸受、67…玉軸受ハウジング。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のガードレールの間を移動するリンク
    軸を備えたリンク機構により熱可塑性樹脂シート状物の
    両縁部を把持してリンクピッチの増大により縦横二方向
    に同時に延伸する工程と、延伸後のシート状物を収縮さ
    せる収縮工程とを含むシート状物の同時二軸延伸方法に
    おいて、 上記リンク軸に嵌合された玉軸受内輪に対して、上記2
    本のガードレールの両内面に当接して一体物からなる玉
    軸受ハウジングを直接玉軸受を介して回転させることを
    特徴とする同時二軸延伸方法。
  2. 【請求項2】2本のガードレールの間を移動するリンク
    軸を備えたリンク機構により熱可塑性樹脂シート状物の
    両縁部を把持してリンクピッチの増大により縦横二方向
    に同時に延伸するに際し、 上記リンク軸に嵌合された玉軸受内輪に対して、上記2
    本のガードレールの両内面に当接して一体物からなる玉
    軸受ハウジングを直接玉軸受を介して回転させることを
    特徴とする同時二軸延伸方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の同時二軸延伸方法に
    おいて、上記玉軸受ハウジングの内径は、上記2本のガ
    ードレールの両内面の間隔より僅かに小さいことを特徴
    とする同時二軸延伸方法。
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