JP2905912B2 - ベアリング装置 - Google Patents

ベアリング装置

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JP2905912B2
JP2905912B2 JP1000394A JP1000394A JP2905912B2 JP 2905912 B2 JP2905912 B2 JP 2905912B2 JP 1000394 A JP1000394 A JP 1000394A JP 1000394 A JP1000394 A JP 1000394A JP 2905912 B2 JP2905912 B2 JP 2905912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベアリング装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら軸31と該軸31に被嵌され該軸31に対して摺動する外筒
32とから成り、負荷ボール軌道33と無負荷ボール軌道34
とで構成されるボール無限循環路35を有し、このボール
無限循環路35内に複数のボール36を配したベアリング装
置が提案されている。符号37はボール保持器である。
【0003】この従来から提案されているベアリング装
置は近年開発されている産業用ロボット等に多用されて
いる。
【0004】産業用ロボットは、各部が高速で移動(直
線運動,回転運動)し、この各部の所定部分にベアリン
グ装置が用いられる訳であるが、ベアリング装置は、ボ
ールを用いた所謂「転がり運動」を利用したボールベアリ
ング装置となっている。このボールベアリング装置は、
所謂「平軸受」のベアリング装置に対し、軽い動き等に代
表される種々のメリットがあるものの、剛性の低さ,衝
撃に弱い等の欠点がある為、例えば、ボールベアリング
装置を組み込んだ各部が高速移動する場合、該各部に所
ビビリ(振動)等が生じる。
【0005】即ち、ボールベアリング装置は該ボールが
点に近い接触構造の為、低摩擦故に円滑な運動を行える
という利点はあるものの、ボールは吸振性が良好ではな
く、また、ボールは弾性変形が生じ易い為、これらに基
づく欠点がボールベアリング装置を使用した場合には生
ずる。特に、産業用ロボットの各部が高速運動した場合
にはこの欠点は顕著である。
【0006】剛性を高める為には、外筒の長さ,径を大
きくすることも考えられるが、それでは装置が大型化し
てしまう。
【0007】本発明は、装置の大型化という問題を回避
しつつボールベアリングの欠点を解決したベアリング装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】軸1と該軸1に被嵌され該軸1に対して摺
動する外筒2とから成り、負荷ボール軌道と無負荷ボー
ル軌道とで構成されるボール無限循環路5を有し、この
ボール無限循環路5内に複数のボール6を配したベアリ
ング装置において、外筒2の一側若しくは両側に軸1に
被嵌され軸1に対して摺動する環部材7を設け、転がり
軸受としての外筒2に、該環部材7により平軸受機能を
も付加せしめられるように構成し、この環部材7の内径
を適宜な手段により可変可能に構成し、この環部材7の
内径の変化により、外筒2に転がり軸受の作用のみを発
揮させたり、また、転がり軸受の作用及び平軸受の作用
の双方を発揮させたりするように構成したことを特徴と
するベアリング装置に係るものである。
【0010】軸1と該軸1に被嵌され該軸1に対して摺
動する外筒2とから成り、外筒2に形成される負荷ボー
ル溝3及び無負荷ボール軌道と、軸1に形成されるボー
ル転動溝8とで構成されるボール無限循環路5を有し、
このボール無限循環路5内に複数のボール6を配したベ
アリング装置において、外筒2の一側若しくは両側に軸
1に被嵌され、軸1に対して摺動する環部材7を設け
転がり軸受としての外筒2に、該環部材7により平軸受
機能をも付加せしめられるように構成し、この環部材7
の内径を適宜な手段により可変可能に構成し、この環部
材7の内径の変化により、外筒2に転がり軸受の作用の
みを発揮させたり、また、転がり軸受の作用及び平軸受
の作用の双方を発揮させたりするように構成したことを
特徴とするベアリング装置に係るものである。
【0011】
【作用】外筒2の一側若しくは両側に軸1に被嵌され、
軸1に対して摺動する環部材7が存するから、それだけ
剛性が高くなる。そして、環部材7の内径を可変可能に
設けたから、環部材7を軸1に当接状態にしたり若しく
は非当接状態にすることを任意に行うことができる。
【0012】
【実施例】図面は、本発明の一実施例を図示したもの
で、以下に説明する。
【0013】図面は軸1にボール転動溝8を形成したス
プラインに本発明を実施した場合であるが、ボール転動
溝8を形成しないブッシュに本発明を実施しても良いこ
とは勿論である。
【0014】真円状の軸1を設ける。真円状である為、
高精度が維持され且つ非常に加工が容易に行える。この
軸1に、図示した四条のボール転動溝8を形成する。こ
のボール転動溝8は図4に図示したように2本づつ上下
にまとめて形成され、ボール転動溝8の存しない面が可
及的に広くなるように設計されている為、環部材7の当
接する面積がそれだけ広くなり、よって、環部材7によ
る「平軸受作用」がそれだけ確実に発揮されることにな
る。
【0015】外筒2を設ける。この外筒2内には負荷ボ
ール溝3と無負荷ボール軌道が形成され、これらと前記
ボール転動溝8とでボール無限循環路5が4個形成され
る。
【0016】外筒2の両側には軸1に対して摺動可能な
内径を有する環部材7が連設される。この環部材7はそ
の内径が可変するように構成しても良い。環部材7の内
径が可変する構造は、例えば分割リングを採用し、油圧
機構等により該分割リング同志を当接若しくは離反させ
るような構造等、どのような構造でも良い。
【0017】符号4はボール保持器,9は止着リング,
10はゴムリング,11はフランジ部である。
【0018】本実施例は上記構成であるから、転がり軸
受としての機能は当然のことながら発揮し、更に、転が
り軸受の両側に平軸受(摺り軸受)が存することになる
為、剛性がそれだけ向上する。具体的には、ピッチング
方向,ラジアル方向での剛性が向上し、従って、本実施
例を高速運動する部分に使用しても正確且つ円滑な高速
運動が達成されることになる。
【0019】そして、更に、環部材7の内径を可変可能
に構成すれば、例えばある装置に本実施例を組み込んだ
場合において、外筒2の移動開始時,移動終了時におい
ては慣性力により大きな負荷がかかり振動等が発生し易
くなる為、環部材7の内径を収縮させて軸1に当接さ
せ、環部材7による「平軸受作用」を発揮せしめることが
できる。即ち、使用状態ごとに適宜「転がり軸受」のみ、
「転がり軸受」と「平軸受」の併用が選択できることにな
る。
【0020】また、この内径が可変する環部材7によ
り、外筒2の進行方向への摺動抵抗を任意に設定でき、
よって、外筒2の摺動具合を簡易に調整できるような特
徴も発揮し得ることになる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述のように転がり軸受と平
軸受とを組み合わせたから、転がり軸受,平軸受双方の
長所を発揮し得るベアリング装置を提供し得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の一部を切り欠けた正面図である。
【図2】同上の一部を切り欠けた側面図である。
【図3】本実施例の一部を切り欠けた正面図である。
【図4】図3におけるA−A指示線断面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 外筒 3 負荷ボール溝 5 ボール無限循環路 6 ボール 7 環部材 8 ボール転動溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 29/04 - 29/06 F16C 31/04 - 31/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と該軸に被嵌され該軸に対して摺動す
    る外筒とから成り、負荷ボール軌道と無負荷ボール軌道
    とで構成されるボール無限循環路を有し、このボール無
    限循環路内に複数のボールを配したベアリング装置にお
    いて、外筒の一側若しくは両側に軸に被嵌され軸に対し
    て摺動する環部材を設け、転がり軸受としての外筒に、
    該環部材により平軸受機能をも付加せしめられるように
    構成し、この環部材の内径を適宜な手段により可変可能
    に構成し、この環部材の内径の変化により、外筒に転が
    り軸受の作用のみを発揮させたり、また、転がり軸受の
    作用及び平軸受の作用の双方を発揮させたりするように
    構成したことを特徴とするベアリング装置。
  2. 【請求項2】 軸と該軸に被嵌され該軸に対して摺動す
    る外筒とから成り、外筒に形成される負荷ボール溝及び
    無負荷ボール軌道と、軸に形成されるボール転動溝とで
    構成されるボール無限循環路を有し、このボール無限循
    環路内に複数のボールを配したベアリング装置におい
    て、外筒の一側若しくは両側に軸に被嵌され、軸に対し
    て摺動する環部材を設け、転がり軸受としての外筒に、
    該環部材により平軸受機能をも付加せしめられるように
    構成し、この環部材の内径を適宜な手段により可変可能
    に構成し、この環部材の内径の変化により、外筒に転が
    り軸受の作用のみを発揮させたり、また、転がり軸受の
    作用及び平軸受の作用の双方を発揮させたりするように
    構成したことを特徴とするベアリング装置。
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