JP2693823B2 - 面取建物ユニット - Google Patents

面取建物ユニット

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JP2693823B2
JP2693823B2 JP1132028A JP13202889A JP2693823B2 JP 2693823 B2 JP2693823 B2 JP 2693823B2 JP 1132028 A JP1132028 A JP 1132028A JP 13202889 A JP13202889 A JP 13202889A JP 2693823 B2 JP2693823 B2 JP 2693823B2
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清明 大井
一浩 福本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、面取建物ユニットに関する。
[従来の技術] 複数の建物ユニットを集積してユニット建物を構成す
る時、建物の機能、外観の多様化のために、屋根の少な
くとも一部を傾斜状とする面取建物ユニットを用いるこ
とがある。
この面取建物ユニットは、下梁の両端部に立設される
長柱と短柱の各上端部間に架け渡される上梁の少なくと
も一部を、斜め上梁部とするものである。
この時、下梁と上梁と相対する柱とが形成するユニッ
トのサイドフレーム又は正面フレームに外壁パネルが取
付けられたり、内壁パネルが取付けられたりすることが
ある。
尚、ユニット建物では、所謂モジュールシステムが用
いられており、通常の箱形ユニットも面取建物ユニット
も、他のユニットと同一の基準長の整数倍から隣接する
ユニット間隔を差引いた長さを水平方向のユニット長さ
としている。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来、面取建物ユニットに用いられる前
述の壁パネルについては、モジュールシステムが採用さ
れておらず、面取建物ユニットのユニット長さが異なる
毎に異なる水平方向長さの壁パネルを用意する必要があ
り、パネルの種類が増加してしまうという問題点があ
る。
本発明は、面取建物ユニット用の壁パネルにモジュー
ルシステムを採用し、水平方向長さの等しい壁パネルを
各種サイズの面取建物ユニットに流用可能とすることを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、複数の他のユニットとと
もにユニット建物を構成し、他のユニットと同一の基準
長の整数倍から隣接するユニット間隔を差引いた長さを
水平方向のユニット長さとしており、下梁の両端部に立
設される長柱と短柱の各上端部間に架け渡される上梁の
少なくとも一部を、斜め上梁部としている面取建物ユニ
ットにおいて、面取建物ユニットは壁パネル及び内壁を
備えており、壁パネルは、基準長の整数倍又は整数倍の
長さから隣接するパネル間隔を差引いた長さを水平方向
のパネル長さとし、下梁と上梁の間に取付けられる壁パ
ネルが面取建物ユニットの水平上梁部に沿う水平上縁部
と面取建物ユニットの斜め上梁部に沿う斜め上縁部とを
備えているようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、前記基準長が、ユニット
の長辺と短辺のそれぞれについて共通であるようにした
ものである。
請求項3に記載の本発明は、前記基準長が3尺、0.9
m、0.91m等の一般的モジュールの約数であるようにした
ものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、建物ユニットのモ
ジュールシステムに対応するように、面取建物ユニット
の壁パネルをモジュールシステム化した。従って、水平
方向長さの等しい壁パネルを各種サイズの面取建物ユニ
ットに流用でき、パネル点数を低減できる。
壁パネル及び内壁を備えており、下梁と上梁の間に取
付けられる壁パネルが、面取建物ユニットの水平上梁部
に沿う水平上縁部と面取建物ユニットの斜め上梁部に沿
う斜め上縁部とを備えているので、施工現場での壁パネ
ル及び内壁の取り付けが不要となり、壁パネルの取付段
階でその上縁部をカットする等の煩瑣な作業が不必要で
あるため、作業性が良好であり、生産性を向上できる。
請求項2に記載の本発明によれば、建物ユニットの長
辺と短辺のモジュールが同一の基準長であるから、壁パ
ネルが該建物ユニットの長辺、短辺方向での別部品化を
要求されることがなく、パネル点数をより低減できる。
請求項3に記載の本発明によれば、基準長が3尺、0.
9m、0.91m等の一般的モジュールの約数となっているの
で、パネルの構成部品として市販品をそのまま使える、
パネル内に設けられる開口部に一般的なモジュール割り
ができる等のメリットがある。
[実施例] 第1図は面取建物ユニットに対する壁パネルの割付状
態を示す模式図、第2図は壁パネルを示す正面図、第3
図は壁パネルを示す背面図、第4図は壁パネルを示す側
面図、第5図は壁パネルを示す平面図、第6図は壁パネ
ルを示す縦断面図である。
面取建物ユニット10は、第1図に示す如く、各2本の
溝形鋼製下梁11、12により床構造体を構成し、下梁11の
両端部に角鋼管製長柱13と角鋼管製短柱14を立設し、長
柱13と短柱14の各上端部間に架け渡される2本の溝形鋼
製上梁15と、相対する長柱13、13の各上端部間に架け渡
される溝形鋼製上梁16と、相対する短柱14、14の各上端
部間に架け渡される溝形鋼製上梁17とにより天井構造体
を構成する。このとき、上梁15は、長柱13の側を水平上
梁部15Aとし、短柱14の側を斜め上梁部15Bとする。
これにより、面取建物ユニット10は、水平上梁部15A
に対応する天井構造体の上部に水平状屋根を形成し、斜
め上梁部15Bに対応する天井構造体の上部に傾斜状屋根
を形成し、ユニット建物の機能、外観を多様化可能とす
る。
即ち、面取建物ユニット10は、複数の他のユニットと
ともにユニット建物を構成するものであり、他のユニッ
トと同一の基準長の整数倍から隣接するユニット間隔を
差引いた長さを水平方向のユニット長さとする、モジュ
ールシステムを構成している。尚、ユニット間隔は零で
あっても良い。
このとき、上述の基準長は、ユニットの長辺と短辺の
それぞれについて共通であることが望ましい。又、該基
準長は、3尺、0.9m、0.91m等の一般的モジュールの約
数であることが望ましい。
更に、面取建物ユニット10は、下梁11と上梁15との間
に複数のパネル支持用スタッド26を所定の間隔で配設し
ている。これにより、面取建物ユニット10は、下梁11と
上梁15が長柱13、及び短柱14とともに形成するサイドフ
レームに、狭幅壁パネル17、長尺壁パネル18、及び面取
壁パネル19を取付けることとしている。
又、面取建物ユニット10は、下梁12と上梁17との間に
も複数のパネル支持用スタッド20を所定の間隔で配設し
ている。これにより、面取建物ユニット10は、下梁12と
上梁17が相対する短柱14、14とともに形成する正面フレ
ームに、複数の短尺壁パネル21を取付けることとしてい
る。
又、面取建物ユニット10は、上述のサイドフレームと
正面フレームとのコーナー部に、コーナー壁パネル22を
取付けることとしている。
また面取建物ユニット10は、内部に内壁27,27,28及び
29を備えている。
然るに、上述の壁パネル17〜19、21、22は、第2図〜
第6図に示す面取壁パネル19を代表として示すように、
パネルフレーム31に、合板と硬質木片セメント板からな
る面材32を、接着剤、及びビス併用により接合すること
にて構成されている。尚、面取壁パネル19は、水平上梁
部15Aに沿う水平上縁部33Aと、斜め上梁部15Bに沿う斜
め上縁部33Bとを予め備えて構成される。
尚、各壁パネル17〜19、21、22は、パネル面内に深溝
部34と浅溝部36とを備え、外観意匠を構成している。
又、パネル両側部には狭幅深溝部35を備え隣接するパネ
ルの突き合わせ部に、両パネルの狭幅深溝部35にてパネ
ル面内の深溝部34と同一態様の溝部を形成するように
し、隣接するパネルの視覚的連続化を図っている。
ここで上記面取建物ユニット10に用いられる壁パネル
の内、長尺壁パネル18、面取壁パネル19、及び短尺壁パ
ネル21は、それらの水平方向のパネル長さを相互に同一
としている。即ち、このパネル長さは、前述のユニット
のモジュールシステムを構成している基準長の整数倍又
は整数分の長さから隣接するパネル間隔を差引いた長さ
を水平方向のパネル長さとするものである。尚、パネル
間隔は零であっても良い。
この時、上記壁パネル18、19、及び21の鉛直方向長さ
は下梁11、12から上梁15、17までの全高さと略同等に設
定され、分割されない。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、建物ユニットのモジュールシス
テムに対応するように、面取建物ユニット10の壁パネル
18、19、及び21をモジュールシステム化した。従って、
水平方向長さの等しい壁パネル18、19、及び21を各種サ
イズの面取建物ユニット10に流用できる。
この時、上記実施例によれば、面取建物ユニット10の
長辺と短辺のモジュールが同一の基準長であるから、壁
パネル18,19、及び21が該建物ユニット10の長辺、短辺
方向での別部品化を要求されることがなく、パネル点数
をより低減できる。
そして、壁パネル18、19及び21並びに内壁27、27、28
及び29を備えているので、施工現場での壁パネル及び内
壁の取付けが不要となる。
又、上記実施例において、モジュールシステムを構成
する基準長が3尺、0.9m、0.91m等の一般的モジュール
の約数となるようにすれば、壁パネル18、19、及び21の
構成部品として市販品をそのまま使える、壁パネル18、
19、及び21のそれぞれに設けられる開口部に一般的なモ
ジュール割りができる等のメリットがある。
尚、本発明の実施において、面取建物ユニットは、そ
の上梁の全長を斜め上梁部とするものであっても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、面取建物ユニット用の
壁パネルにモジュールシステムを採用し、水平方向長さ
の等しい壁パネルを各種サイズの面取建物ユニットに流
用することができる。
壁パネル及び内壁を備えており、下梁と上梁の間に取
付けられる壁パネルが、面取建物ユニットの水平上梁部
に沿う水平上縁部と面取建物ユニットの斜め上梁部に沿
う斜め上縁部とを備えているので、施工現場での壁パネ
ル及び内壁の取り付けが不要となり、壁パネルの取付段
階でその上縁部をカットする等の煩瑣な作業が不必要で
あるため、作業性が良好であり、生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は面取建物ユニットに対する壁パネルの割付状態
を示す模式図、第2図は壁パネルを示す正面図、第3図
は壁パネルを示す背面図、第4図は壁パネルを示す側面
図、第5図は壁パネルを示す平面図、第6図は壁パネル
を示す縦断面図である。 10……面取建物ユニット、 11……下梁、 13……長柱、 14……短柱、 15……上梁、 15B……斜め上梁部、 18……長尺壁パネル、 19……面取壁パネル、 21……短尺壁パネル。
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭57−8942(JP,B2) 実願 昭61−127653号(実開 昭63− 34202号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭62−115547号(実開 昭64− 24208号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 高坂清一外2名訳「プレファブリケー ション ハンドブック」(昭40−8− 10)株式会社鹿島研究所出版会 P.8 −13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の他のユニットとともにユニット建物
    を構成し、他のユニットと同一の基準長の整数倍から隣
    接するユニット間隔を差引いた長さを水平方向のユニッ
    ト長さとしており、下梁の両端部に立設される長柱と短
    柱の各上端部間に架け渡される上梁が水平上梁部と斜め
    上梁部としている面取建物ユニットにおいて、面取建物
    ユニットは壁パネル及び内壁を備えており、壁パネル
    は、基準長の整数倍又は整数倍の長さから隣接するパネ
    ル間隔を差引いた長さを水平方向のパネル長さとし、下
    梁と上梁の間に取付けられる壁パネルが面取建物ユニッ
    トの水平上梁部に沿う水平上縁部と面取建物ユニットの
    斜め上梁部に沿う斜め上縁部とを備えていることを特徴
    とする面取建物ユニット。
  2. 【請求項2】前記基準長が、ユニットの長辺と短辺のそ
    れぞれについて共通である請求項1記載の面取建物ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】前記基準長が、3尺、0.9m、0.91m等の一
    般的モジュールの約数である請求項2記載の面取建物ユ
    ニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS578942A (en) * 1980-06-20 1982-01-18 Pioneer Electronic Corp Driving mechanism of tape recorder
JPH0452325Y2 (ja) * 1986-08-21 1992-12-09
JP2555811Y2 (ja) * 1987-07-28 1997-11-26 積水化学工業株式会社 Alc継ぎ外壁の組付構造

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
高坂清一外2名訳「プレファブリケーション ハンドブック」(昭40−8−10)株式会社鹿島研究所出版会 P.8−13

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