JP2693673B2 - ディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構 - Google Patents

ディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構

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JP2693673B2
JP2693673B2 JP3311585A JP31158591A JP2693673B2 JP 2693673 B2 JP2693673 B2 JP 2693673B2 JP 3311585 A JP3311585 A JP 3311585A JP 31158591 A JP31158591 A JP 31158591A JP 2693673 B2 JP2693673 B2 JP 2693673B2
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JP
Japan
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roller
cam
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intake
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忠一 塩崎
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Hino Motors Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
吸排弁開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のディーゼルエンジンの吸排
弁開閉機構の一例の概略を表す断面図である。1はピス
トンの上方にシリンダヘッド2を貫通して設けられ吸排
気ポート3の開閉を行なう吸排弁であり、バルブスプリ
ング4により閉側に付勢されている。
【0003】シリンダヘッド2上に前記吸排弁1が並ぶ
方向へ通り且つ吸排弁1の配設間隔と略同じ間隔を置い
て配設されたカム5aを有するカムシャフト5を設け、
該カムシャフト5と前記吸排弁1との間のシリンダヘッ
ド2上にブラケット6を設け、該ブラケット6の頂部に
カムシャフト5に平行する方向へ延びるピン6aを設
け、先端部が調整ボルト7aを介して前記吸排弁1の頂
部に当接し且つ後端部がローラ7bを介してカムシャフ
ト5のカム5aに当接するロッカアーム7を、前記ブラ
ケット6に設けたピン6aを中心として揺動し得るよう
取り付けている。
【0004】図示していないクランクシャフトに連動し
てカムシャフト5が回転すると、カム5aによりローラ
7aを介して後端部を突き上げられたロッカアーム7が
ピン6aを中心として揺動し、揺動するロッカアーム7
の先端部が調整ボルト7bを介してバルブスプリング4
の付勢力に抗して吸排弁1を押し下げる結果、吸排気ポ
ート3が開かれる。
【0005】さらに、カムシャフト5が回転するとカム
5a面がロッカアーム7の後端部のローラ7bから遠退
く方向へ作動し、該後端部が下方へ回動し得る条件が形
成されるので、バルブスプリング4の反発力により、ロ
ッカアーム7の先端部と吸排弁1とが押し上げられる結
果、該吸排弁1により吸排気ポート3が閉じられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構では、吸排弁1の
開閉のタイミングを決定するカム5aのアングルが一定
であるため、低速回転から高速回転までの全域に対し
て、オールマイティーな特性をディーゼルエンジンに付
加できないという問題があった。
【0007】本発明は、前述の実情に鑑み、ロッカアー
ムの後端部とカムとの間にエンジンの回転数や負荷に応
じて位置を変更し得るアイドルローラを挿入することに
より、吸排弁開閉のタイミングを変更し得るディーゼル
エンジンの吸排弁開閉機構を提供することを目的として
なしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ並設
方向へ通るカムシャフトに設けたカムにより、ピストン
の上方に設けた吸排弁をロッカアームを介して作動させ
るディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構において、基部
にカムシャフトに外嵌し得る孔を、先端部に前記孔の穿
設方向に平行するピンを夫々有する本体と、該本体の側
面に設けられ前記孔の穿設方向に直交する方向へ延びる
小突起とを備えて成るローラレバーをカムと同数設け、
前記小突起が反ロッカアーム側へ突出するよう前記孔を
カムシャフトに外嵌することにより前記ローラレバーを
カムシャフトの各カムに近接して回動自在に配設し、前
記ローラレバーの本体先端部のピンを中心として回動し
得るよう設けたリンクの先端に前記カムとロッカアーム
の後端部に設けられたローラとに外接して回転し得るア
イドルローラを設け、さらに、前記ローラレバーの小突
起の上面に当接して回転し得る偏芯軸をローラレバーの
本体と小突起との間を通してカムシャフトに平行する方
向へ延設し、ディーゼルエンジンの回転数や負荷の検出
値に基づいて算出された制御値を信号として発信する制
御装置により制御されるステッピングモータを前記偏芯
軸の端部に連結した構成としている。
【0009】
【作用】従って、本発明では、ディーゼルエンジンの回
転数や負荷に適応する制御を受けたステッピングモータ
が所定角度の回転を起こすと、ステッピングモータによ
り駆動される偏芯軸が所定の角度だけ回転する。回転し
た偏芯軸は、該偏芯軸に当接している小突起を動かし、
該小突起を有するローラレバーが前記偏芯軸の回転角度
に対応する偏芯量分だけ回動するので、ローラレバーの
本体先端部にピンを介して設けたリンクの先端部のアイ
ドルローラがカム面に沿って僅かに移動し、アイドルロ
ーラのカムシャフトに対する相対的位置が変わる。クラ
ンクシャフトに連動してカムシャフトが回転するときカ
ムの凹凸はカムに当接している前記アイドルローラを介
してロッカアームの後端部に設けられたローラへ伝わる
ので、前記のようにアイドルローラのカムシャフトに対
する相対的位置が変われば、カムがアイドルローラとロ
ッカアームとを介して吸排弁を作動させるタイミングが
変化する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1は本発明のディーゼルエンジンの吸排
弁開閉機構の概略を表す断面図である。図中、図2と同
じものには同じ符号を付すことにより説明を省くものと
し、以下、本発明に特有の構成について説明する。
【0012】カムシャフト5に外嵌し得る孔8を有し先
端部に前記孔8の穿設方向に平行するピン9を有する所
定長さの本体10と、該本体10の側面に設けられ前記
孔8の穿設方向に直交する方向へ延びる小突起11とを
備えて成るローラレバー12をカム5aと同数設け、前
記小突起11が反ロッカアーム7側へ突出するよう前記
孔8をカムシャフト5に外嵌することにより、前記ロー
ラレバー12をカムシャフト5の各カム5aに近接して
回動自在に配設する。
【0013】さらに、前記ローラレバー12の本体10
の先端部に設けたピン9を中心として回動し得る所定長
さのリンク13を設け、該リンク13の先端に前記カム
5aとロッカアーム7の後端部に設けられたローラ7b
とに外接して回転し得るアイドルローラ14を設ける。
【0014】前記アイドルローラ14とローラ7bの各
ピンにリンク15を掛け渡すことによってアイドルロー
ラ14とローラ7bとの間に間隙が生じないよう形成す
る。
【0015】また、前記ローラレバー12の小突起11
の上面に当接して回転し得る偏芯軸16をローラレバー
12の本体10と小突起11との間を通してカムシャフ
ト5に平行する方向へ延設し、該偏芯軸16の端部にス
テッピングモータ17を連結する。
【0016】ディーゼルエンジンの回転数や負荷を検出
し、該検出値に基づいて算出された制御値を信号として
発信する制御装置(図示していない)を前記ステッピン
グモータ17に接続する。
【0017】次に作動について説明する。図示していな
い制御装置から発信されるディーゼルエンジンの回転数
や負荷に対応した制御信号を受けたステッピングモータ
17が所定角度の回転を起こすと、ステッピングモータ
17により駆動される偏芯軸16が所定の角度だけ回転
する。
【0018】回転した偏芯軸16は、該偏芯軸16に当
接している小突起11を動かし、該小突起11を有する
ローラレバー12が前記偏芯軸16の回転角度に対応す
る偏芯量分だけ回動するので、ローラレバー12の本体
10先端部にピン9を介して設けたリンク13先端部の
アイドルローラ14がカム5a面に沿って僅かに移動
し、アイドルローラ14のカムシャフト5に対する相対
的位置が変わる。
【0019】図示していないクランクシャフトに連動し
てカムシャフト5が回転するときカム5aの凹凸はカム
5aに当接している前記アイドルローラ14を介してロ
ッカアーム7の後端部に設けたローラ7bへ伝わり、ロ
ッカアーム7を揺動させるので、アイドルローラ14の
カムシャフト5に対する相対的位置が変われば、カム5
aがアイドルローラ14とロッカアーム7とを介して吸
排弁1を作動させるタイミングが変化する。
【0020】前記によれば、カム5aとロッカアーム7
との間にカム5a面に沿って微移動し得るアイドルロー
ラ14をカム5a面に当接して回転し得るよう設け、該
アイドルローラ14のカムシャフト5に対する相対的位
置をディーゼルエンジンの回転や負荷に対応して変更し
得るよう形成したので、前記アイドルローラ14の位置
を変更することにより、カム5a面の凹凸を該アイドル
ローラ14とロッカアーム7とを介して吸排弁1へ伝え
るタイミングを変更することが可能となり、吸排弁1の
開閉のタイミングを変更することができる。
【0021】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明のディーゼルエンジンの吸排弁開
閉機構によれば、カムとロッカアームとの間にカム面に
沿って微移動し得るアイドルローラをカム面に当接して
回転し得るよう設け、該アイドルローラのカムシャフト
に対する相対的位置をディーゼルエンジンの回転や負荷
に対応して変更し得るよう形成したので、前記アイドル
ローラの位置を変更することにより、カム面の凹凸を該
アイドルローラとロッカアームとを介して吸排弁へ伝え
るタイミングを変更することが可能となり、吸排弁開閉
のタイミングを変更することができる。従って、ディー
ゼルエンジンに対して低速回転から高速回転までの全域
に対して、オールマイティーな特性を付加することがで
きるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構
の概略を表す断面図である。
【図2】従来のディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構の
一例の概略を表す断面図である。
【符号の説明】
1 吸排弁 5a カム 5 カムシャフト 7b ローラ 7 ロッカアーム 8 孔 9 ピン 10 本体 11 小突起 12 ローラレバー 13 リンク 14 アイドルローラ 16 偏芯軸 17 ステッピングモータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ並設方向へ通るカムシャフトに
    設けたカムにより、ピストンの上方に設けた吸排弁をロ
    ッカアームを介して作動させるディーゼルエンジンの吸
    排弁開閉機構において、基部にカムシャフトに外嵌し得
    る孔を、先端部に前記孔の穿設方向に平行するピンを夫
    々有する本体と、該本体の側面に設けられ前記孔の穿設
    方向に直交する方向へ延びる小突起とを備えて成るロー
    ラレバーをカムと同数設け、前記小突起が反ロッカアー
    ム側へ突出するよう前記孔をカムシャフトに外嵌するこ
    とにより前記ローラレバーをカムシャフトの各カムに近
    接して回動自在に配設し、前記ローラレバーの本体先端
    部のピンを中心として回動し得るよう設けたリンクの先
    端に前記カムとロッカアームの後端部に設けられたロー
    ラとに外接して回転し得るアイドルローラを設け、さら
    に、前記ローラレバーの小突起の上面に当接して回転し
    得る偏芯軸をローラレバーの本体と小突起との間を通し
    てカムシャフトに平行する方向へ延設し、ディーゼルエ
    ンジンの回転数や負荷の検出値に基づいて算出された制
    御値を信号として発信する制御装置により制御されるス
    テッピングモータを前記偏芯軸の端部に連結したことを
    特徴とするディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構。
JP3311585A 1991-10-30 1991-10-30 ディーゼルエンジンの吸排弁開閉機構 Expired - Fee Related JP2693673B2 (ja)

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