JP2691506B2 - プリンタ装置のシャトル機構 - Google Patents

プリンタ装置のシャトル機構

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JP2691506B2
JP2691506B2 JP5233823A JP23382393A JP2691506B2 JP 2691506 B2 JP2691506 B2 JP 2691506B2 JP 5233823 A JP5233823 A JP 5233823A JP 23382393 A JP23382393 A JP 23382393A JP 2691506 B2 JP2691506 B2 JP 2691506B2
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    • B41J25/001Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
    • B41J25/006Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface for oscillating, e.g. page-width print heads provided with counter-balancing means or shock absorbers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives

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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Impact Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットラインプリンタ
装置などにおいて印字を行なうために往復運動をするプ
リンタ装置のシャトル機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、ドットラインプリンタ装置の外
観概略図であり、図中7は紙送りユニット、8は印字ヘ
ッドを載置した印字シャトルユニットを内蔵する印字機
構部、9はインクリボンを備えたリボンユニットであ
る。紙送りユニット7にてプリンタ内部に搬送された用
紙4に対して、印字ヘッドが直線往復運動をしながらリ
ボンユニット9のインクリボンを打撃して印字し、一行
の印字動作が完了した時点で、その往復運動方向と垂直
な方向に用紙4を搬送して、連続印字を行なう。
【0003】以上のように、ラインプリンタ装置などに
おいては、印字ヘッドを載置した印字シャトルユニット
を高速にて往復運動させるので、それによって装置全体
が振動しないような構造にすることが不可欠である。そ
こで、この振動を解消するための種々の構造が従来から
提案されている。
【0004】特開昭61−169257号公報によれば、印字ヘ
ッドを載置した印字シャトルユニットを往復運動させる
ためのリニアモータを、印字シャトルユニットの下方に
固定された磁気コイルとこれを駆動するための可動型の
磁気回路部とから構成し、リニアモータの磁気回路部を
印字シャトルユニットと逆方向に移動させることによ
り、この磁気回路部を印字シャトルユニットのバランサ
として働かせて、上記振動を解消している。
【0005】ところが、上記構成においては、印字シャ
トルユニットと磁気回路部との逆位相の往復運動を長期
間にわたって持続するために、両者をワイヤにて接続さ
せておかねばならず、また、その往復運動の制御も容易
ではない。
【0006】一方、印字シャトルユニットとほぼ同重量
に作製したバランスシャトルユニットを、印字シャトル
ユニットの往復運動に連動してそれと平行かつ逆方向に
往復運動させ、印字シャトルユニットの往復運動に伴っ
てベースフレームなどに生じる反力を相殺して振動の発
生を抑制することも公知である。
【0007】しかし、上記構成においては、印字シャト
ルユニットとバランスシャトルユニットとが逆方向に平
行に移動すると、両者の移動の際の偶力による回転モー
メントが発生し、これによって装置全体に回転振動が発
生し、印字用紙の振れによって印字品質が悪いことがあ
る。
【0008】このような難点を解消すべく、特願平4−
198301号にこれの改良例が提案されている。図2はこの
改良例におけるシャトル機構の斜視図、図3は同じくそ
の側面断面図である。
【0009】中央付近に配置されたシャトル軸2には、
印字ヘッド11を搭載した印字シャトルフレーム12が摺動
自在に嵌合している。印字シャトルフレーム12はベース
フレーム6上を走行可能なローラ13とシャトル軸2とに
より支えられている。印字シャトルフレーム12の下部に
取り付けられた鉄板からなるコイルベース板14の下面に
は複数のコイル16が並べられている。印字シャトルフレ
ーム12と、これに取り付けられた印字ヘッド11及びコイ
ルベース板14と、コイル16などが一体となって、シャト
ル軸2に沿って移動可能な印字シャトルユニット10が構
成されている。
【0010】印字シャトルユニット10に配列されたコイ
ル16に対向して、ベースフレーム6に固定された鉄板か
らなるヨーク18上に、コイル16との間に僅かな隙間をあ
けて複数の永久磁石15が並べられている。これらの永久
磁石15及びコイル16によって、印字シャトルユニット10
駆動用のリニアモータが構成されている。このリニアモ
ータでは、永久磁石15による磁界の中にあるコイル16に
電流を流すことによって、フレミングの左手の法則に基
づく推力がコイル16に発生し、このコイル16を取り付け
ている印字シャトルユニット10がシャトル軸2に沿って
移動する。そして、コイル16に流す電流を制御すること
によって、印字シャトルユニット10を高速に往復運動さ
せることができる。
【0011】シャトル軸2と平行に配置されたシャトル
軸3には、印字シャトルフレーム12と同様のバランスシ
ャトルフレーム22が摺動自在に嵌合している。バランス
シャトルフレーム22はベースフレーム6上を走行可能な
ローラ23とシャトル軸3とにより支えられている。バラ
ンスシャトルフレーム22上には重り21が搭載され、バラ
ンスシャトルフレーム22の下部に取り付けられたコイル
ベース板24の下面にはコイル16と同様の複数のコイル26
が並べられている。バランスシャトルフレーム22には、
ベースフレーム6の側方に両側に突出する一対のアーム
29が連結されており、そのアーム29の先端は、印字シャ
トルユニット10の設置位置を越えて反対側に達しその先
端にバランス重り30が取り付けられている。バランス重
り30にはベースフレーム6上を走行可能なローラ31が取
り付けられている。バランスシャトルフレーム22と、こ
れに取り付けられた重り21及びコイルベース板24と、コ
イル26と、アーム29と、その先端に取り付けられたバラ
ンス重り30などが一体となって、シャトル軸3に沿って
移動可能なバランスシャトルユニット20が構成されてい
る。
【0012】バランスシャトルユニット20に配列された
コイル26に対向して、ヨーク18と同様のヨーク28上に、
コイル26との間に僅かな隙間をあけて永久磁石15と同様
の複数の永久磁石25が並べられている。これらの永久磁
石25及びコイル26によって、バランスシャトルユニット
20駆動用のリニアモータが構成されている。このバラン
スシャトルユニット20駆動用のリニアモータは、印字シ
ャトルユニット10駆動用のリニアモータと同様に、コイ
ル26に流す電流を制御することによって、バランスシャ
トルユニット20をシャトル軸3に沿って高速に往復運動
させることができる。
【0013】バランスシャトルユニット20の総重量は印
字シャトルユニット10の総重量とほぼ同じである。ま
た、バランスシャトルユニット20がシャトル軸3に沿っ
て移動するときのバランスシャトルユニット20全体の重
心の走行線が、印字シャトルユニット10がシャトル軸2
に沿って移動するときの印字シャトルユニット10全体の
重心の走行線とほぼ同じ位置になるように、バランスシ
ャトルユニット20の重量配分がなされている。なお、図
3の5は用紙4をシャトル機構(印字機構部)内に送給
するためのガイドローラである。
【0014】以上のように構成されたシャトル機構にお
いて、印字シャトルユニット10がシャトル軸2に沿って
往復運動すると、印字シャトルユニット10とほぼ同重量
のバランスシャトルユニット20がシャトル軸3に沿って
印字シャトルユニット10と逆方向に同じ速度で連動して
往復運動する。従って、印字シャトルユニット10の往復
運動に対してベースフレーム6に生じる反力は、バラン
スシャトルユニット20の往復運動によって相殺される。
また、この際、バランスシャトルユニット20の重心が印
字シャトルユニット10の重心の走行線上とほぼ同じ線上
を動くので、両者の往復運動による回転モーメントは全
く発生しない。この結果、装置全体の振動を低減でき
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成において
は、バランスシャトルフレーム22に加えてアーム29及び
バランス重り30も、印字シャトルユニット10と連動して
往復運動を行なうので、これらのために大きな実装範囲
が必要となり、要求される装置の小型化を阻害すると共
に、装置の操作性が低下するという問題がある。
【0016】上述したシャトル機構(図2,図3)で
は、印字シャトルユニット10及びバランスシャトルユニ
ット20の往復運動に伴う偶力により生じる回転モーメン
トの抑制を、バランス重り30を設置して両シャトルユニ
ット10,20の重心の走行線をほぼ同一とすることによっ
て実現しているので、このバランス重り30及びこれを取
り付けるアーム29に対する実装が問題となっている。と
ころで、このバランス重り30は、印字シャトルユニット
10とバランスシャトルユニット20との離隔距離が長いほ
ど重い重量のものが必要となり、実装設計がより大きな
制約を受ける。もし、印字シャトルユニット10とバラン
スシャトルユニット20とが近接して配置されており、両
シャトルユニット10,20の重心位置がほぼ同じである場
合には、上記のような回転モーメントは発生せず、バラ
ンス重り30を設置しなくても重り21だけによるバランス
シャトルユニット20本来のバランス動作を実現できるの
で、上述したような実装上の問題は生じない。
【0017】よって、両シャトルユニット10,20の重心
位置を出来る限り近付けるための実装方法を考案するこ
とが大切である。このためには、上述したシャトル機構
のように、バランスシャトルユニット20を用紙走行域を
挟んで印字シャトルユニット10と反対側に実装する方法
では、用紙走行経路のスペース, プラテンロールなどの
印字に関係する機構部品の設置スペースを両シャトルユ
ニット10,20間に設けなければならないので、両シャト
ルユニット10,20間の距離の短縮には限界があって、妥
当な実装方法とは言いがたい。
【0018】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、装置全体の振動を抑制できことは勿論であり、
しかもシャトル機構の小型化及び操作性の向上を実現で
きるプリンタ装置のシャトル機構を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタ装置の
シャトル機構は、印字シャトルユニット及びバランスシ
ャトルユニットが、リニアモータの原理を利用した夫々
の往復運動機構を含めて、上下に略対称をなして配置し
てあることを特徴とする。
【0020】また、上記プリンタ装置のシャトル機構に
おいて、印字シャトルユニット及びバランスシャトルユ
ニット夫々の往復運動機構における磁石を共有する構成
にしたことを特徴とする。
【0021】また、上記プリンタ装置のシャトル機構に
おいて、両シャトルユニットを往復運動させるためのガ
イド部材を共有するように構成したことを特徴とする。
【0022】更に、上記プリンタ装置のシャトル機構に
おいて、印字シャトルユニット及び/またはバランスシ
ャトルユニットの往復運動機構としてのリニアモータ
が、コイルと磁石との複数組の組み合わせを有して構成
してあることを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明のプリンタ装置のシャトル機構では、印
字シャトルユニットとバランスシャトルユニットとの重
心位置が近づくので、偶力による回転モーメントが発生
せず、従来例のようなバランス重りを設けることなく、
装置全体の振動が抑制される。また、このような実装形
態を採用することにより、両シャトルユニットにおける
磁石などの構成部品の共通化の可能性も生じる。更に、
複数個のコイルと磁石とを組み合わせることにより、大
きな推力が得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0025】(第1実施例)図4は、本発明の第1実施
例によるプリンタ装置のシャトル機構の側面断面図であ
り、図4において、図2,図3と同一番号を付した部分
は同一部分を示している。
【0026】シャトル軸2には、印字ヘッド11を搭載し
た印字シャトルフレーム12が摺動自在に嵌合され、印字
シャトルフレーム12はベースフレーム6上を走行可能な
ローラ13とシャトル軸2とにより支えられている。印字
シャトルフレーム12の下部に取り付けられた鉄板からな
るコイルベース板14の下面には複数のコイル16が並べら
れている。印字シャトルフレーム12と、これに取り付け
られた印字ヘッド11及びコイルベース板14と、コイル16
などが一体となって、シャトル軸2に沿って移動可能な
印字シャトルユニット10が構成されている。コイル16に
対向して、ベースフレーム6に固定された鉄板からなる
ヨーク18上に、コイル16との間に僅かな隙間をあけて複
数の永久磁石15が並べられている。これらの永久磁石15
及びコイル16によって、印字シャトルユニット10駆動用
のリニアモータが構成されている。
【0027】印字シャトルユニット10の下方には、ヨー
ク18の下面を対称軸として、ほぼ線対称の位置に以下に
述べる構成のバランスシャトルユニット20が設けられて
いる。シャトル軸2と平行に配置されたシャトル軸3に
は、バランスシャトルフレーム22が摺動自在に嵌合して
おり、バランスシャトルフレーム22はベースフレーム6
上を走行可能なローラ23とシャトル軸3とにより支えら
れている。バランスシャトルフレーム22下面には重り21
が取り付けられ、バランスシャトルフレーム22の上部に
取り付けられた鉄板からなるコイルベース板24の上面に
は複数のコイル26が並べられている。バランスシャトル
フレーム22と、これに取り付けられた重り21及びコイル
ベース板24と、コイル26などが一体となって、シャトル
軸3に沿って移動可能なバランスシャトルユニット20が
構成されている。コイル26に対向して、ベースフレーム
6に固定された鉄板からなるヨーク28の下面に、コイル
26との間に僅かな隙間をあけて複数の永久磁石25が並べ
られている。これらの永久磁石25及びコイル26によっ
て、バランスシャトルユニット20駆動用のリニアモータ
が構成されている。
【0028】印字シャトルユニット10側のヨーク18の下
面とバランスシャトルユニット20のヨーク28の上面とは
当接しており、その当接面を境として両シャトルユニッ
ト10,20が設けられている。また、バランスシャトルユ
ニット20の総重量は印字シャトルユニット10の総重量と
ほぼ同じである。なお、図5の5は用紙4をシャトル機
構(印字機構部)内に送給するためのガイドローラであ
る。
【0029】以上のように構成されたシャトル機構にお
いて、コイル16, コイル26に電流を流すと、印字シャト
ルユニット10がシャトル軸2に沿って往復運動すると同
時に、印字シャトルユニット10とほぼ同重量のバランス
シャトルユニット20がシャトル軸3に沿って印字シャト
ルユニット10と逆方向に同じ速度で連動して往復運動す
る。従って、印字シャトルユニット10の往復運動に対し
てベースフレーム6に生じる反力は、バランスシャトル
ユニット20の往復運動によって相殺される。また、この
際、両シャトルユニット10,20の重心位置がほぼ同じで
あるので、両者の往復運動による回転モーメントはほと
んど発生しない。この結果、装置全体の振動を抑制でき
る。また、上記のような実装形態にすることにより、シ
ャトル機構の各部品の実装領域が比較的狭い一定の領域
内に限られるので、シャトル機構をコンパクトに実装す
ることが可能となり、装置の保守性, 組み立て性も向上
でき、シャトル機構全体のユニット化も可能となる。
【0030】(第2実施例)図5は、本発明の第2実施
例によるプリンタ装置のシャトル機構の側面断面図であ
り、図5において、図4と同一部分には同一番号を付し
て説明を省略する。
【0031】第2実施例は、上述の第1実施例における
印字シャトルユニット10側のヨーク18とバランスシャト
ルユニット20側のヨーク28とを共通化した構成としてい
る。即ち、ベースフレーム6に固定された1個のヨーク
38を、永久磁石15, 25の共通ヨークとして設けている。
【0032】このような構成にすることにより、シャト
ル機構全体のユニット化と、部品点数の削減によるコス
ト低減化と、シャトル機構の小型化とを図ることができ
る。
【0033】(第3実施例)図6は、本発明の第3実施
例によるプリンタ装置のシャトル機構の側面断面図であ
り、図6において、図4と同一部分には同一番号を付し
て説明を省略する。
【0034】第3実施例は、上述の第2実施例における
印字シャトルユニット10側の永久磁石15とバランスシャ
トルユニット20側の永久磁石25とを共通化した構成とし
ている。即ち、ヨーク38を除去し、ベースフレーム6に
固定された一セットの永久磁石35を、両リニアモータ機
構共通の永久磁石として設けている。
【0035】このような構成にすることにより、シャト
ル機構全体のユニット化と、部品点数の削減によるコス
トの更なる低減化と、シャトル機構の更なる小型化とを
図ることができる。
【0036】(第4実施例)図7は、本発明の第4実施
例によるプリンタ装置のシャトル機構の斜視図であり、
図7において、図4と同一部分には同一番号を付して説
明を省略する。
【0037】第4実施例は、上述の第1,第2または第
3実施例において、印字シャトルユニット10及びバラン
スシャトルユニット20のシャトル軸を共通化した構成例
である。図7に示すように、バランスシャトルユニット
20のバランスシャトルフレーム22にアーム52を設けて、
そのアーム52を印字シャトルユニット10のシャトル軸2
に嵌合させることにより、バランスシャトルユニット20
の往復運動のガイドとなっていたシャトル軸3を削除
し、その機能をシャトル軸2に持たせることとしてい
る。なお、アーム52を設けずに、バランスシャトルフレ
ーム22自体の形状をアーム状に変更するようにしても良
い。
【0038】このような構成にすることにより、シャト
ル機構全体のユニット化と、部品点数の削減によるコス
トの低減化と、シャトル機構の操作性,組立性の向上化
と、シャトル機構の小型化とを図ることができる。
【0039】(第5実施例)図8は、本発明の第5実施
例によるプリンタ装置のシャトル機構の側面断面図であ
り、図8において、図4と同一部分には同一番号を付し
て説明を省略する。
【0040】シャトル機構における推力の増強方法とし
ては、通常、リニアモータ機構における永久磁石,コイ
ルの断面積を大きくすることが考えられる。用紙の幅方
向(プリンタの幅方向)への拡大は、印字ヘッドの往復
移動量が固定されているので不可能である。一方、図8
(a)に示すように、磁石45とコイル46とを用紙面に対
して垂直な方向(プリンタの奥行き方向)に拡大してい
くと、シャトル機構が大きくなって、実装上の問題だけ
でなく、プリンタの奥行き方向の拡大に伴う操作性の低
下という問題もある。
【0041】第5実施例は、シャトル機構に更に大きな
推力が必要とされる場合の実施例であり、図8(b)に
示すように、上述した本発明の実施例を応用して、コイ
ルを複数個(図に示す例では56a,56bの2個)に分割
し、隣合うコイルの間に永久磁石(図に示す例では55の
1個)を挟み込む構成としている。
【0042】このような構成にすることにより、小型な
シャトル機構にて大きな推力を得ることができる。な
お、コイルと永久磁石との実装方向は図示のような水平
状態に限定されるものではなく、コイルと永久磁石とを
垂直方向に実装するようにしても同様の効果が得られ
る。また、図8(b)では、印字シャトルユニット10側
の場合について図示しているが、バランスシャトルユニ
ット20側においても全く同様に構成できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
印字シャトルユニットとバランスシャトルユニットと
が、リニアモータの原理を利用した各別の往復運動機構
の動作により互いに逆方向に運動するようにしたプリン
タのシャトル機構において、印字シャトルユニット
ランスシャトルユニットとを、上下に略対称をなして配
したので、印字ヘッドの往復運動に伴う装置全体の振
動を抑制でき、また、従来例のようなバランス重りを設
けなくても回転モーメントが発生しないために実装範囲
を狭くできて機構の小型化,コストの低減化が実現可能
となり、更に、装置の操作性,信頼性の向上に寄与でき
るなど、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドットラインプリンタ装置の外観概略図であ
る。
【図2】従来のシャトル機構の斜視図である。
【図3】従来のシャトル機構の側面断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のシャトル機構の側面断面
図である。
【図5】本発明の第2実施例のシャトル機構の側面断面
図である。
【図6】本発明の第3実施例のシャトル機構の側面断面
図である。
【図7】本発明の第4実施例のシャトル機構の斜視図で
ある。
【図8】本発明の第4実施例のシャトル機構の側面断面
図である。
【符号の説明】
2 シャトル軸 3 シャトル軸 6 ベースフレーム 10 印字シャトルユニット 11 印字ヘッド 12 印字シャトルフレーム 15 永久磁石 16 コイル 20 バランスシャトルユニット 21 重り 22 バランスシャトルフレーム 25 永久磁石 26 コイル 38 ヨーク 35 永久磁石 52 アーム 56a, 56b コイル 55 永久磁石

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドが取り付けられて往復運動す
    る印字シャトルユニットと、該印字シャトルユニットと
    逆方向に往復運動するバランスシャトルユニットとを備
    、これら夫々をリニアモータの原理を利用した各別の
    往復運動機構により運動させるようにしたプリンタ装置
    のシャトル機構において、前記印字シャトルユニット及
    バランスシャトルユニットは、夫々の往復運動機構を
    含めて、前記運動の方向と直交する断面内にて、上下に
    略対称をなして配置してあることを特徴とするプリンタ
    装置のシャトル機構。
  2. 【請求項2】 前記印字シャトルユニット及び前記バラ
    ンスシャトルユニットは、夫々の往復運動機構における
    磁石を共有して構成してある請求項1記載のプリンタ装
    置のシャトル機構。
  3. 【請求項3】 前記印字シャトルユニット及び前記バラ
    ンスシャトルユニットは、夫々を往復運動させるための
    ガイド部材を共有して構成してある請求項1又は請求項
    2記載のプリンタ装置のシャトル機構。
  4. 【請求項4】 前記印字シャトルユニット及び/または
    バランスシャトルユニットの往復運動機構は、コイルと
    磁石との複数組の組み合わせを有して構成してある請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタ装置のシ
    ャトル機構。
JP5233823A 1993-09-20 1993-09-20 プリンタ装置のシャトル機構 Expired - Fee Related JP2691506B2 (ja)

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