JP2668327B2 - 振動発生機 - Google Patents
振動発生機Info
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- JP2668327B2 JP2668327B2 JP32312193A JP32312193A JP2668327B2 JP 2668327 B2 JP2668327 B2 JP 2668327B2 JP 32312193 A JP32312193 A JP 32312193A JP 32312193 A JP32312193 A JP 32312193A JP 2668327 B2 JP2668327 B2 JP 2668327B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種工業製品の振動試
験、振るい、研磨、パーツフィーダの振動発生等に用い
られる動電型の振動発生機、詳しくは、垂直方向、水平
方向の二方向から同時に加振することができる振動発生
機に関するものである。
験、振るい、研磨、パーツフィーダの振動発生等に用い
られる動電型の振動発生機、詳しくは、垂直方向、水平
方向の二方向から同時に加振することができる振動発生
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、垂直方向、水平方向の二方向から
同時に加振することができる振動発生機は、可動部は水
平方向の加振機、垂直方向の加振機との間で油圧機構に
よって支持され、可動部を支持する支持構造が油圧機構
であるので、大型で、大重量となり、設置工事が困難
で、しかも、構造が複雑でコストアップを招いている。
そのため、支持構造をクロスロ−ラベアリング等の機械
的支持としてコストの低減を図ったものがあるが、かか
るる場合には、可動部が水平方向に振動する際、支持構
造がクロスロ−ラベアリングだと、ロ−ラ保持にガタが
あり、このガタによるバックラッシュが生じ、雑音によ
る波形の歪みが発生して正確な振動試験ができなかっ
た。
同時に加振することができる振動発生機は、可動部は水
平方向の加振機、垂直方向の加振機との間で油圧機構に
よって支持され、可動部を支持する支持構造が油圧機構
であるので、大型で、大重量となり、設置工事が困難
で、しかも、構造が複雑でコストアップを招いている。
そのため、支持構造をクロスロ−ラベアリング等の機械
的支持としてコストの低減を図ったものがあるが、かか
るる場合には、可動部が水平方向に振動する際、支持構
造がクロスロ−ラベアリングだと、ロ−ラ保持にガタが
あり、このガタによるバックラッシュが生じ、雑音によ
る波形の歪みが発生して正確な振動試験ができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の欠点を解決するためになされたものであり、その目的
は、簡単な構造で、ローラ保持のガタによる雑音発生を
防止し正確な振動試験ができる振動発生機を提供するこ
とにある。
の欠点を解決するためになされたものであり、その目的
は、簡単な構造で、ローラ保持のガタによる雑音発生を
防止し正確な振動試験ができる振動発生機を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の振動発
生機は、垂直方向加振用磁器回路部と、この垂直方向加
振用磁器回路部に対し垂直方向に振動可能に取り付けら
れた垂直方向可動部と、この垂直方向可動部上に載置さ
れ、前記垂直方向可動部と共に垂直方向に振動すると共
に、前記垂直方向可動部の振動方向に対して水平方向に
振動可能な水平方向可動部と、この水平方向可動部の水
平方向の側部に固定し、且つ、垂直方向に長辺が水平方
向に短辺が位置する長方形状枠の角形コイルと、この角
形コイルの短辺との間に隙間を設けて配置され、且つ、
前記垂直方向加振用磁器回路部に固定された水平方向加
振用E型磁器回路部とからなり、前記垂直方向可動部と
前記水平方向可動部それぞれの互いに対抗する垂直側面
に三角形状溝が形成され、この三角形状溝には、枠体と
該枠体に回動可能に取り付けられたローラとからなるロ
ーラ付き枠体が設けられ、前記垂直方向加振用磁器回路
部により発生される垂直方向の振動を、前記ローラを介
して前記水平方向可動部に伝達すると共に、前記角形コ
イルと前記水平方向加振用E型磁器回路部とにより発生
される前記垂直方向可動部の振動方向に対して水平方向
の振動を、前記ローラを介して前記水平方向可動部に伝
達するものである。
生機は、垂直方向加振用磁器回路部と、この垂直方向加
振用磁器回路部に対し垂直方向に振動可能に取り付けら
れた垂直方向可動部と、この垂直方向可動部上に載置さ
れ、前記垂直方向可動部と共に垂直方向に振動すると共
に、前記垂直方向可動部の振動方向に対して水平方向に
振動可能な水平方向可動部と、この水平方向可動部の水
平方向の側部に固定し、且つ、垂直方向に長辺が水平方
向に短辺が位置する長方形状枠の角形コイルと、この角
形コイルの短辺との間に隙間を設けて配置され、且つ、
前記垂直方向加振用磁器回路部に固定された水平方向加
振用E型磁器回路部とからなり、前記垂直方向可動部と
前記水平方向可動部それぞれの互いに対抗する垂直側面
に三角形状溝が形成され、この三角形状溝には、枠体と
該枠体に回動可能に取り付けられたローラとからなるロ
ーラ付き枠体が設けられ、前記垂直方向加振用磁器回路
部により発生される垂直方向の振動を、前記ローラを介
して前記水平方向可動部に伝達すると共に、前記角形コ
イルと前記水平方向加振用E型磁器回路部とにより発生
される前記垂直方向可動部の振動方向に対して水平方向
の振動を、前記ローラを介して前記水平方向可動部に伝
達するものである。
【0005】
【作用】垂直方向可動部に入力すると、垂直方向加振用
磁気回路部と垂直方向可動部との間に磁気が流れ、その
磁気によって垂直方向可動部が垂直方向に振動すると共
に、水平方向可動部もロ−ラ付き枠体のロ−ラを介して
垂直方向可動部とともに垂直方向に振動する。水平方向
可動部の角形コイルは、その短辺が垂直方向加振用磁気
回路部に固定した水平方向加振用E型磁気回路部との間
に隙間が設けてあるので、水平方向加振用E型磁気回路
部に接触する事なく垂直方向に振動する。水平方向可動
部の角形コイルに入力すると、水平方向加振用E型磁気
回路部と水平方向可動部の角形コイルとの間に磁気が流
れ、その磁気によって水平方向可動部がロ−ラ付き枠体
のロ−ラを介して水平方向加振用E型磁気回路部に接触
する事なく水平方向に振動する。垂直方向可動部、水平
方向可動部の角形コイルに同時に入力すると、水平方向
可動部はロ−ラ付き枠体のロ−ラを介して垂直方向と水
平方向の合成した振動によって振動する。
磁気回路部と垂直方向可動部との間に磁気が流れ、その
磁気によって垂直方向可動部が垂直方向に振動すると共
に、水平方向可動部もロ−ラ付き枠体のロ−ラを介して
垂直方向可動部とともに垂直方向に振動する。水平方向
可動部の角形コイルは、その短辺が垂直方向加振用磁気
回路部に固定した水平方向加振用E型磁気回路部との間
に隙間が設けてあるので、水平方向加振用E型磁気回路
部に接触する事なく垂直方向に振動する。水平方向可動
部の角形コイルに入力すると、水平方向加振用E型磁気
回路部と水平方向可動部の角形コイルとの間に磁気が流
れ、その磁気によって水平方向可動部がロ−ラ付き枠体
のロ−ラを介して水平方向加振用E型磁気回路部に接触
する事なく水平方向に振動する。垂直方向可動部、水平
方向可動部の角形コイルに同時に入力すると、水平方向
可動部はロ−ラ付き枠体のロ−ラを介して垂直方向と水
平方向の合成した振動によって振動する。
【0006】
【実施例】本発明に係る一実施例を図1乃至図6に基ず
いて説明する。本発明の振動発生機は、図1、図6に示
すように、垂直方向加振用磁器回路部1と、この垂直方
向加振用磁器回路部1に垂直方向に振動可能に設けた垂
直方向可動部2と、この垂直方向可動部2と共に垂直方
向に振動すると共に水平方向に移動可能な水平方向可動
部3と、前記水平方向可動部3の移動方向の側部に固定
し且つ垂直方向に長辺41が水平方向に短辺42が位置
する長方形状枠の角形コイル4、4、4、4と、この角
形コイル4の短辺42、42との間に隙間A、Aを設け
て前記垂直方向加振用磁器回路部1に固定した水平方向
加振用E型磁器回路部5、5、5、5とからなり、前記
垂直方向可動部2と前記水平方向可動部3とには、互い
に対向する垂直側面21、31に、90度の夾角からな
る三角形状溝22、32を形成し、この垂直方向可動部
2の三角形状溝22と前記水平方向可動部3の三角形状
溝32には、枠体61と該枠体61に回動可能に取り付
けられたローラ62、62、‥とからなるローラ付き枠
体6が設けられている。
いて説明する。本発明の振動発生機は、図1、図6に示
すように、垂直方向加振用磁器回路部1と、この垂直方
向加振用磁器回路部1に垂直方向に振動可能に設けた垂
直方向可動部2と、この垂直方向可動部2と共に垂直方
向に振動すると共に水平方向に移動可能な水平方向可動
部3と、前記水平方向可動部3の移動方向の側部に固定
し且つ垂直方向に長辺41が水平方向に短辺42が位置
する長方形状枠の角形コイル4、4、4、4と、この角
形コイル4の短辺42、42との間に隙間A、Aを設け
て前記垂直方向加振用磁器回路部1に固定した水平方向
加振用E型磁器回路部5、5、5、5とからなり、前記
垂直方向可動部2と前記水平方向可動部3とには、互い
に対向する垂直側面21、31に、90度の夾角からな
る三角形状溝22、32を形成し、この垂直方向可動部
2の三角形状溝22と前記水平方向可動部3の三角形状
溝32には、枠体61と該枠体61に回動可能に取り付
けられたローラ62、62、‥とからなるローラ付き枠
体6が設けられている。
【0007】垂直方向加振用磁気回路部1は、図6に示
すように、ヨ−クボディ11内に、パ−マネントマグネ
ット12が設けられ、パ−マネントマグネット12の上
部にはセンタ−ポ−ル13が位置して成る。このセンタ
−ポ−ル13との間に隙間を設けて、ヨ−クプレ−ト1
4がヨ−クボディ11の上縁に固定している。ヨ−クボ
ディ11の4隅には、後述する水平方向加振用E型磁気
回路部5、5、5、5を固定するための支柱15、1
5、15、15が立設している。垂直方向可動部2は、
図1、5に示すように、垂直方向加振用磁気回路部1の
センタ−ポ−ル13上に載置し、垂直方向可動部2の下
部の筒状コイル21が垂直方向加振用磁気回路部1のセ
ンタ−ポ−ル13とヨ−クプレ−ト14の隙間に位置
し、垂直方向可動部2の下部の筒状コイル21に入力す
ると、筒状コイル21に磁界が発生し(図6矢印方
向)、垂直方向加振用磁気回路部1より与えられる磁界
との力により、垂直方向可動部2が垂直方向に振動す
る。垂直方向可動部2は、図1、6に示すように、その
上下の4側面部が垂直方向加振用磁気回路部1のロ−ラ
16、16、16、16、17、17、17、17によ
って、垂直方向に振動可能に支持されている。
すように、ヨ−クボディ11内に、パ−マネントマグネ
ット12が設けられ、パ−マネントマグネット12の上
部にはセンタ−ポ−ル13が位置して成る。このセンタ
−ポ−ル13との間に隙間を設けて、ヨ−クプレ−ト1
4がヨ−クボディ11の上縁に固定している。ヨ−クボ
ディ11の4隅には、後述する水平方向加振用E型磁気
回路部5、5、5、5を固定するための支柱15、1
5、15、15が立設している。垂直方向可動部2は、
図1、5に示すように、垂直方向加振用磁気回路部1の
センタ−ポ−ル13上に載置し、垂直方向可動部2の下
部の筒状コイル21が垂直方向加振用磁気回路部1のセ
ンタ−ポ−ル13とヨ−クプレ−ト14の隙間に位置
し、垂直方向可動部2の下部の筒状コイル21に入力す
ると、筒状コイル21に磁界が発生し(図6矢印方
向)、垂直方向加振用磁気回路部1より与えられる磁界
との力により、垂直方向可動部2が垂直方向に振動す
る。垂直方向可動部2は、図1、6に示すように、その
上下の4側面部が垂直方向加振用磁気回路部1のロ−ラ
16、16、16、16、17、17、17、17によ
って、垂直方向に振動可能に支持されている。
【0008】そして、垂直方向可動部2の上部には、図
1、6に示すように、水平方向可動部3が載置してい
る。水平方向可動部3は、その底面部には、垂直方向可
動部2に沿って、水平方向に摺動するための摺動溝33
が形成されている。水平方向可動部3の摺動溝33側の
垂直側面31と垂直方向可動部2の垂直側面21との間
には、互いに対向する垂直側面21、31に、90度の
夾角からなる三角形状溝22、32を形成し、この垂直
方向可動部2の三角形状溝22と前記水平方向可動部3
の三角形状溝32とに、前記垂直方向可動部2と前記水
平方向可動部3とに接するロ−ラ付き枠体6が設けられ
ている。垂直方向可動部2の三角形状溝22は、図2に
示すように、垂直方向可動部2の垂直側面21から内方
に形成され、垂直側面21に連続する上側面部23と下
側面部24とから成り、三角形状溝22の断面が直角二
等辺三角形を形成している。水平方向可動部3の三角形
状溝32は、垂直方向可動部2の三角形状溝22と同様
に、図2に示すように、水平方向可動部3の垂直側面3
1から内方に形成され、垂直側面31に連続する上側面
部33と下側面部34とから成り、三角形状溝32の断
面が直角二等辺三角形を形成している。垂直方向可動部
2の三角形状溝22と水平方向可動部3の三角形状溝3
2とは、その断面がロ−ラ付き枠体6よりも僅かに大き
い四角形状から成っている。そして、ロ−ラ付き枠体6
は、図3、4に示すように、断面四角形状の枠体61と
この枠体61に回動可能に取り付けたロ−ラ62とから
なり、垂直方向可動部2の垂直方向の振動を水平方向可
動部3に伝達すると共に、水平方向可動部3を垂直方向
可動部2に対して、水平方向に振動可能に支持してい
る。枠体61は、図3に示すように、直方形の外枠で、
その断面が略正方形からなり、互いに対向する側面部に
は、ロ−ラ62が水平方向可動部3と垂直方向可動部2
とに接すべくロ−ラ用穴66、66、、66、66‥が
形成されている。このロ−ラ用穴66は、隣接するロ−
ラ62が互いに直交すべく枠体61の側面部に形成され
ている。そして、ロ−ラ62は、枠体61の側面部に回
動可能に取り付けられ、隣接するロ−ラ62が互いに直
交している。ロ−ラ62は、図4に示すように、枠体6
1の側面部に固定した軸63と、この軸63の左右に取
り付けると共に軸63に対して回転可能な同型の回転子
64、64と、この回転子64、64を覆う筒状材65
とからなる。回転子64、64は、軸63に対して一つ
であっても良いが、同型の回転子64、64を複数取り
付けているのは、軸63にかかる負荷を複数の回転子に
よって減少するためである。軸63を枠体61の側面部
に固定し、回転子64、64を軸63に対して回転可能
としているのは、軸63が回転して水平方向可動部3と
垂直方向可動部2とに接触することを防止するためであ
る。筒状材65は、円筒状からなり、回転子64、64
と共に回転し、その素材はゴム、樹脂、金属等から成っ
ている。ロ−ラ付き枠体6は、図5に示すように、水平
方向可動部3の三角形状溝32と垂直方向可動部2の三
角形状溝22に位置し、隣接する一方のロ−ラ62は水
平方向可動部3の上側面部33と垂直方向可動部2の下
側面部24とに接し、隣接する他方のロ−ラ62は水平
方向可動部3の下側面部34と垂直方向可動部2の上側
面部23とに接し、水平方向可動部3が水平方向に振動
する際、垂直方向可動部2に対して、水平方向可動部3
と共に振動方向に移動する。ロ−ラ62、62‥は枠体
61に対して隣接するロ−ラ62、62が互いに直交
し、隣接する一方のロ−ラ62は水平方向可動部3の上
側面部33と垂直方向可動部2の下側面部24とに接
し、隣接する他方のロ−ラ62は水平方向可動部3の下
側面部34と垂直方向可動部2の上側面部23とに接し
ているので、垂直方向可動部2が垂直方向に振動する
際、その振動を効率良く水平方向可動部3に伝達するこ
とができる。また、水平方向可動部3が水平方向に振動
する際、ロ−ラ62が水平方向可動部3の三角形状溝3
2の上側面部33と下側面部34と接しているので、水
平方向可動部3の水平方向への振動がスム−ズに行え
る。
1、6に示すように、水平方向可動部3が載置してい
る。水平方向可動部3は、その底面部には、垂直方向可
動部2に沿って、水平方向に摺動するための摺動溝33
が形成されている。水平方向可動部3の摺動溝33側の
垂直側面31と垂直方向可動部2の垂直側面21との間
には、互いに対向する垂直側面21、31に、90度の
夾角からなる三角形状溝22、32を形成し、この垂直
方向可動部2の三角形状溝22と前記水平方向可動部3
の三角形状溝32とに、前記垂直方向可動部2と前記水
平方向可動部3とに接するロ−ラ付き枠体6が設けられ
ている。垂直方向可動部2の三角形状溝22は、図2に
示すように、垂直方向可動部2の垂直側面21から内方
に形成され、垂直側面21に連続する上側面部23と下
側面部24とから成り、三角形状溝22の断面が直角二
等辺三角形を形成している。水平方向可動部3の三角形
状溝32は、垂直方向可動部2の三角形状溝22と同様
に、図2に示すように、水平方向可動部3の垂直側面3
1から内方に形成され、垂直側面31に連続する上側面
部33と下側面部34とから成り、三角形状溝32の断
面が直角二等辺三角形を形成している。垂直方向可動部
2の三角形状溝22と水平方向可動部3の三角形状溝3
2とは、その断面がロ−ラ付き枠体6よりも僅かに大き
い四角形状から成っている。そして、ロ−ラ付き枠体6
は、図3、4に示すように、断面四角形状の枠体61と
この枠体61に回動可能に取り付けたロ−ラ62とから
なり、垂直方向可動部2の垂直方向の振動を水平方向可
動部3に伝達すると共に、水平方向可動部3を垂直方向
可動部2に対して、水平方向に振動可能に支持してい
る。枠体61は、図3に示すように、直方形の外枠で、
その断面が略正方形からなり、互いに対向する側面部に
は、ロ−ラ62が水平方向可動部3と垂直方向可動部2
とに接すべくロ−ラ用穴66、66、、66、66‥が
形成されている。このロ−ラ用穴66は、隣接するロ−
ラ62が互いに直交すべく枠体61の側面部に形成され
ている。そして、ロ−ラ62は、枠体61の側面部に回
動可能に取り付けられ、隣接するロ−ラ62が互いに直
交している。ロ−ラ62は、図4に示すように、枠体6
1の側面部に固定した軸63と、この軸63の左右に取
り付けると共に軸63に対して回転可能な同型の回転子
64、64と、この回転子64、64を覆う筒状材65
とからなる。回転子64、64は、軸63に対して一つ
であっても良いが、同型の回転子64、64を複数取り
付けているのは、軸63にかかる負荷を複数の回転子に
よって減少するためである。軸63を枠体61の側面部
に固定し、回転子64、64を軸63に対して回転可能
としているのは、軸63が回転して水平方向可動部3と
垂直方向可動部2とに接触することを防止するためであ
る。筒状材65は、円筒状からなり、回転子64、64
と共に回転し、その素材はゴム、樹脂、金属等から成っ
ている。ロ−ラ付き枠体6は、図5に示すように、水平
方向可動部3の三角形状溝32と垂直方向可動部2の三
角形状溝22に位置し、隣接する一方のロ−ラ62は水
平方向可動部3の上側面部33と垂直方向可動部2の下
側面部24とに接し、隣接する他方のロ−ラ62は水平
方向可動部3の下側面部34と垂直方向可動部2の上側
面部23とに接し、水平方向可動部3が水平方向に振動
する際、垂直方向可動部2に対して、水平方向可動部3
と共に振動方向に移動する。ロ−ラ62、62‥は枠体
61に対して隣接するロ−ラ62、62が互いに直交
し、隣接する一方のロ−ラ62は水平方向可動部3の上
側面部33と垂直方向可動部2の下側面部24とに接
し、隣接する他方のロ−ラ62は水平方向可動部3の下
側面部34と垂直方向可動部2の上側面部23とに接し
ているので、垂直方向可動部2が垂直方向に振動する
際、その振動を効率良く水平方向可動部3に伝達するこ
とができる。また、水平方向可動部3が水平方向に振動
する際、ロ−ラ62が水平方向可動部3の三角形状溝3
2の上側面部33と下側面部34と接しているので、水
平方向可動部3の水平方向への振動がスム−ズに行え
る。
【0009】水平方向可動部3は、図1に示すように、
その移動方向の側部に長方形状枠の角形コイル4、4、
4、4が固定して設けられている。角形コイル4は、図
1、6に示すように、垂直方向に長辺41が水平方向に
短辺42が位置するように形成されている。この角形コ
イル4は、垂直方向加振用磁気回路部1の支柱15、1
5、15、15に固定した水平方向加振用E型磁気回路
部5とで、磁気回路を構成する。水平方向可動部3の角
形コイル4に入力することにより、角形コイル4に図1
に示す矢印方向に磁界が発生する。水平方向加振用E型
磁気回路部5より与えられる磁界との力によって、、水
平方向可動部3が水平方向に振動する。角形コイル4
は、図6に示すように、その短辺41と水平方向加振用
E型磁気回路部5との間に隙間Aが設けられているの
で、垂直方向可動部2の垂直方向の振動によっては水平
方向可動部3が水平方向加振用E型磁気回路部5に接触
することがなく、水平方向可動部3が垂直方向可動部2
と共に垂直方向に振動する。
その移動方向の側部に長方形状枠の角形コイル4、4、
4、4が固定して設けられている。角形コイル4は、図
1、6に示すように、垂直方向に長辺41が水平方向に
短辺42が位置するように形成されている。この角形コ
イル4は、垂直方向加振用磁気回路部1の支柱15、1
5、15、15に固定した水平方向加振用E型磁気回路
部5とで、磁気回路を構成する。水平方向可動部3の角
形コイル4に入力することにより、角形コイル4に図1
に示す矢印方向に磁界が発生する。水平方向加振用E型
磁気回路部5より与えられる磁界との力によって、、水
平方向可動部3が水平方向に振動する。角形コイル4
は、図6に示すように、その短辺41と水平方向加振用
E型磁気回路部5との間に隙間Aが設けられているの
で、垂直方向可動部2の垂直方向の振動によっては水平
方向可動部3が水平方向加振用E型磁気回路部5に接触
することがなく、水平方向可動部3が垂直方向可動部2
と共に垂直方向に振動する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、垂直方向可動部と前記
水平方向可動部それぞれの互いに対向する垂直側面に三
角形状溝が形成され、この垂直方向可動部の三角形状溝
と前記水平方向可動部の三角形状溝には、ローラを介し
て水平方向可動部に垂直方向の振動を伝達すると共に、
垂直方向可動部に対して水平方向可動部の水平方向への
振動を可能にしたローラ付き枠体を設けたので、水平方
向可動部が振動する際、ローラが枠体に対してガタ付く
ことがなく、ローラ保持のガタによる雑音発生を防止し
正確な振動試験ができる。
水平方向可動部それぞれの互いに対向する垂直側面に三
角形状溝が形成され、この垂直方向可動部の三角形状溝
と前記水平方向可動部の三角形状溝には、ローラを介し
て水平方向可動部に垂直方向の振動を伝達すると共に、
垂直方向可動部に対して水平方向可動部の水平方向への
振動を可能にしたローラ付き枠体を設けたので、水平方
向可動部が振動する際、ローラが枠体に対してガタ付く
ことがなく、ローラ保持のガタによる雑音発生を防止し
正確な振動試験ができる。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、垂直方向可動部と水平
方向可動部とには、互いに対向する垂直側面に、90度
の夾角からなる三角形状溝を形成し、この垂直方向可動
部の三角形状溝と水平方向可動部の三角形状溝とに、ロ
−ラを介して前記水平方向可動部に垂直方向の振動を伝
達すると共に、垂直方向可動部に対して前記水平方向可
動部の水平方向への振動を可能にしたロ−ラ付き枠体を
設けたので、水平方向可動部が振動する際、ロ−ラが枠
体に対してガタ付くことがなく、ロ−ラ保持のガタによ
る雑音発生を防止し正確な振動試験ができる。
方向可動部とには、互いに対向する垂直側面に、90度
の夾角からなる三角形状溝を形成し、この垂直方向可動
部の三角形状溝と水平方向可動部の三角形状溝とに、ロ
−ラを介して前記水平方向可動部に垂直方向の振動を伝
達すると共に、垂直方向可動部に対して前記水平方向可
動部の水平方向への振動を可能にしたロ−ラ付き枠体を
設けたので、水平方向可動部が振動する際、ロ−ラが枠
体に対してガタ付くことがなく、ロ−ラ保持のガタによ
る雑音発生を防止し正確な振動試験ができる。
【図1】本発明に係る振動発生機の斜視図である。
【図2】図1に示す要部の拡大図である。
【図3】図2に示すロ−ラ付き枠体の斜視図である。
【図4】図3に示すロ−ラ付き枠体の分解斜視図であ
る。
る。
【図5】図2に示すV−V線に沿う部分断面図である。
【図6】図1に示す振動発生機の側面図である。
1 垂直方向加振用磁気回路部 2 垂直方向可動部 3 水平方向可動部 4 角形コイル 5 水平方向加振用E型磁気回路部 6 ロ−ラ付き枠体
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直方向加振用磁器回路部と、 この垂直方向加振用磁器回路部に対し垂直方向に振動可
能に取り付けられた垂直方向可動部と、 この垂直方向可動部上に載置され、前記垂直方向可動部
と共に垂直方向に振動すると共に、前記垂直方向可動部
の振動方向に対して水平方向に振動可能な水平方向可動
部と、 この水平方向可動部の水平方向の側部に固定し、且つ、
垂直方向に長辺が水平方向に短辺が位置する長方形状枠
の角形コイルと、 この角形コイルの短辺との間に隙間を設けて配置され、
且つ、前記垂直方向加振用磁器回路部に固定された水平
方向加振用E型磁器回路部とからなり、 前記垂直方向可動部と前記水平方向可動部それぞれの互
いに対抗する垂直側面に三角形状溝が形成され、 この三角形状溝には、枠体と該枠体に回動可能に取り付
けられたローラとからなるローラ付き枠体が設けられ、 前記垂直方向加振用磁器回路部により発生される垂直方
向の振動を、前記ローラを介して前記水平方向可動部に
伝達すると共に、 前記角形コイルと前記水平方向加振用E型磁器回路部と
により発生される前記垂直方向可動部の振動方向に対し
て水平方向の振動を、前記ローラを介して前記水平方向
可動部に伝達することを特徴とする振動発生機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32312193A JP2668327B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 振動発生機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32312193A JP2668327B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 振動発生機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148464A JPH07148464A (ja) | 1995-06-13 |
JP2668327B2 true JP2668327B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=18151324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32312193A Expired - Fee Related JP2668327B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 振動発生機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668327B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP32312193A patent/JP2668327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07148464A (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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