JP4192294B2 - 振動コンベヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特公昭54−35395号公報では、図5又は図6で示されるような振動コンベヤが開示されているが、図5において直線的なトラフ1の底壁部には、前後左右一対の車輪取付部材2、3が固定されており、これに取り付けられた軸2a、3aに車輪4、5が回動自在に軸支されている。リニアモータはコイル7を内蔵した一次側8と、これと所定の隙間をおいてトラフ1の底壁に固定された二次側6からなっているが、この二次側6は公知のように、帯状の磁極が等間隔で多数取り付けられており、またコイル7はその極数に応じた数だけ配設されているのであるが、これに順次切り替わる電流を流すことにより、二次側6との間で一方向にN極、S極…と連続的に変化する磁極を発生させ、これによってトラフ1は図において左右に車輪4、5の回動により地上9に対して水平方向に振動する。他方、一次側8は地上9に固定されているので、この時磁気吸引力の反力を受け、これは地上9に直接伝達し、図示しない他の機器に振動力を与えて悪影響を及ぼす。
【0003】
図6は同様な原理で成り立つものであるが、本従来例においては、支柱12、13は地上9に取り付けられており、これに設けた軸12a、13aに車輪4、5が回転自在に軸支されており、この上にトラフ1が載置している。リニアモータの一次側及び二次側は図5と同様な構成である。このような構成においても、上記従来例と同様な問題がある。なお、反力はトラフ1に矢印で示す方向に加振力を与えているときには、図示するようにこれと逆方向となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、振動コンベヤを設置している地面に対し、反力を与えて周囲の機器に悪影響を及ぼさない振動コンベヤを提供することを課題とする。
【0005】
以上の課題は、直線的なトラフと、該トラフを地上に水平方向に振動可能に支持する支持手段と、前記トラフを加振するリニアモータとを備えた振動コンベヤにおいて、前記リニアモータの一次側又は二次側の一方が前記トラフに固定され、他方は前記トラフに固定されたフレームに前記トラフとは同水平方向であるが反対方向に振動可能に、かつ前記一方とは所定の間隙をおくように支持体を介して支持されており、前記支持手段及び前記支持体は車輪又はローラであることを特徴とする振動コンベヤ、によって解決される。また、直線的なトラフと、前記トラフを水平方向に振動可能に支持する支持手段と、前記トラフに一次側又は二次側の一方が固定され、前記トラフを加振するリニアモータとを具備し、前記一次側又は二次側の他方は、前記一方に対して支持体によって所定の間隙を保ったまま前記トラフの振動方向とは平行な方向に振動可能であり、前記一次側及び二次側は、前記トラフを介して前記支持手段により支持されていることを特徴とする振動コンベヤ、によって解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すが、従来例に対応するものについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。なお、同一の対応する部材であっても若干その大きさ、形状は異なるものもある。
【0007】
トラフ1の底壁部には、概略的に示すが、直方形のケーシング30が固定されており、この内部においてリニアモータの一次側8がトラフ1の底壁に固定され、また二次側6は車輪20によりケーシング30の底壁部に対し左右に移動自在に配設されていて、一次側8と二次側6との間はこの車輪20により所定の間隙を保つように構成されている。車輪20は二次側6を図示するように一次側8とは所定の間隙をおいてケーシング30内に配設されているのであるが、トラフ1と同水平方向に振動を移動するように、何らかのレールガイド手段を設けているものとする。これは車輪4、5についても同様である。また、トラフ1の振動変位の大きさに比例して二次側6と移動するのであるが、この振幅を許容し得るような大きさをケーシング30は有するものとする。
【0008】
本発明の第1の実施の形態は以上のように構成されるのであるが、次にこの作用について説明する。
【0009】
リニアモータの一次側8のコイル7(複数個で成る)に通電すると、二次側6との間に水平方向に移動する磁気吸引力が発生し、これによりトラフ1は車輪4、5により地上9上で水平方向に所定の振幅で振動するのであるが、上記磁気吸引力により二次側6はトラフ1とは反対方向に変位する。また、この二次側6は、その質量に反比例した加速度で振動を行なうのであるが、トラフ1の質量は二次側6の質量より本実施の形態では小とされている。なお図をわかり易くするためにトラフ1は大きく図示されている。従って、トラフ1より小さい振幅でケーシング30内で二次側6は振動する。また、この加速度はトラフ1とは相反する方向にあり、慣性力はこれに質量をかけたものであるから、地上9に対しては力は相殺される。ケーシング30の底壁に対する車輪20の摩擦力を介して地面9に対して伝達される反力はトラフ1の車輪4、5と地面9との摩擦力を介して伝達される振動力とは相殺する。よって地面9に対する振動伝達力はほぼゼロとすることができる。
【0010】
図2は本発明の第2の実施の形態による振動コンベヤを示すが、第1の実施の形態に対応するものについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0011】
すなわち本実施の形態においては、車輪支持体12、13は地面9に固定されており、これに取り付けられた軸12a、13aに車輪4、5が軸支されており、この上にトラフ1が載置してある。作用、効果は第1の実施の形態と同様である。
【0012】
図3は本発明の第3の実施の形態による振動コンベヤを示し、上記実施の形態に対応するものについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0013】
すなわち本実施の形態によれば、ケーシング50は更に大きくなるが、これは一次側8に質量体40を固定させて、これが車輪20によりケーシング50の底壁に対し水平方向に振動自在にしているからである。また本実施の形態によれば、二次側6はトラフ1の底壁に固定されており、上記実施の形態と同様に、一次側8とは所定の間隙をおいている。
【0014】
本実施の形態においては、一次側8自体の質量のみならず、これに固定される質量体40との全体はトラフ1とこれに固定された二次側6との質量との全体よりもはるかに大きく構成されており、従って反力を受けて一次側8はトラフ1とは反対方向に移動するのであるが、その加速度はトラフ1に比べて大幅に小とされ、従ってケーシング50内での振動変位はより小さくなり、よってケーシング50の水平方向の長さを第1、第2の実施の形態よりも小さくすることができる。更にコイルを内蔵した一次側8は質量体40により上述したように全体の質量を大とさせているので、加速度及び振動変位を小さくして、コイルに接続しているリード線や図示しないけれどもこの制御のためのスイッチ等の振動による損傷の恐れを小としている。
【0015】
図4は本発明の第4の実施の形態を示し、上記実施の形態に対応するものについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0016】
本実施の形態においては、支柱12、13は地上9に固定されており、これに軸支される車輪4、5にトラフ1を載置させている。これは第2の実施の形態と同様であるが、作用、効果については第3の実施の形態と全く同様である。
【0017】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0018】
例えば以上の実施の形態では、トラフ1を地上9に水平方向に振動可能に支持する支持手段としては、トラフ1の底壁に又は地上に固定された支柱2、3、又は12、13とこれに軸支された車輪4、5を用いたが、これに限ることなく、支持手段としては、例えば、本出願人が先に提案した特願平10−92803号に開示するような支持機構を用いてもよい。すなわち、トラフ1をほぼ水平方向にブランコのように揺動自在に支持するような機構である。また二次側又は一次側をケーシング30、50の底壁上に水平方向に振動自在に支持するために車輪20が設けられたが、勿論これはローラであってもよく、これはトラフ1を支持する車輪4、5についても同様である。またこのようなローラや車輪のような回転体ではなく、レール上に凸条又は凹条を形成させ、これに係合する凹条又は凸条を一次側又は二次側に形成させて、グリースなどによりその摺動を円滑にして支持して水平方向に振動させるようにしてもよい。
【0019】
図7は上記実施の形態の変形例を示すものであるが、本変形例は実施の形態のケーシング30、50に代えて、コの字形状のフレームFを用いている。なお、本願では「フレーム」に上記実施の形態のようなケーシング30、50も含めるものとする。トラフ1の底壁部には、長方形状の取付板70が溶接により固定されており(なお、図7においては図をわかり易くするために半部のみを示す。)、この外面側で当接するようにフレームFの垂直壁部が重ね配設され、この重ね部分に長孔Faを形成して、ボルト80を取付板70に形成したボルト貫通孔に挿通し、長孔Faを貫通して、当て板90を介してナット81により取付板70に対し、フレームFは固定されている。フレームFの底壁部には上述したように、二次側又は一次側が車輪20により移動自在に配設されているのであるが、本変形例においては、一次側8と二次側6との間の間隙g’を長孔Fa内でフレームFを上下動させることにより容易に調節することができる。この間隙gはできるだけ小さいことがリニアモータの効率を向上させることができるのであるが、本出願人の先に開示した振動コンベヤにおいては、一次側と二次側との間の間隙はこの間に設けられた車輪により決定されていた。従って車輪の大きさを変えることによってのみしか一次側、二次側の間隙を調節することができなかったが、本発明によれば、これを水平方向に振動自在に支持されている二次側又は一次側の支持手段、支持体を何ら変更することなく、間隙を容易にかつできるだけ小さく調節することができ、リニアモータの効率を向上させることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の振動コンベヤによれば、地面に対して反力を零又はほとんどゼロとして、周囲の機器に対して悪影響を及ぼすことが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による振動コンベヤの概略正面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による振動コンベヤの概略正面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による振動コンベヤの概略正面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態による振動コンベヤの概略正面図である。
【図5】従来例の振動コンベヤの概略正面図である。
【図6】他の従来例の振動コンベヤの概略正面図である。
【図7】本発明の実施の形態の変形例を示す振動コンベヤの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トラフ
2 支柱
3 支柱
4 車輪
5 車輪
6 二次側
7 コイル
8 一次側
20 車輪
30 ケーシング
50 ケーシング
F フレーム

Claims (3)

  1. 直線的なトラフと、
    前記トラフを水平方向に振動可能に支持する支持手段と、
    前記トラフに一次側又は二次側の一方が固定され、前記トラフを加振するリニアモータと
    を具備し、
    前記一次側又は二次側の他方は、前記一方に対して支持体によって所定の間隙を保ったまま前記トラフの振動方向とは平行な方向に振動可能であり、
    前記一次側及び二次側は、前記トラフを介して前記支持手段により支持されていることを特徴とする振動コンベヤ。
  2. 直線的なトラフと、該トラフを地上に水平方向に振動可能に支持する支持手段と、前記トラフを加振するリニアモータとを備えた振動コンベヤにおいて、
    前記リニアモータの一次側又は二次側の一方が前記トラフに固定され、他方は前記トラフに固定されたフレームに前記トラフとは同水平方向であるが反対方向に振動可能に、かつ前記一方とは所定の間隙をおくように支持体を介して支持されており、
    前記支持手段及び前記支持体は車輪又はローラであることを特徴とする振動コンベヤ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の振動コンベヤであって、
    前記他方は、前記一次側であり、当該一次側に質量体を一体的に取り付けて、前記トラフ及び二次側の全質量より大きな質量とすることを特徴とする振動コンベヤ。
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