JP2590424B2 - ボード加振ユニット - Google Patents

ボード加振ユニット

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JP2590424B2
JP2590424B2 JP3753294A JP3753294A JP2590424B2 JP 2590424 B2 JP2590424 B2 JP 2590424B2 JP 3753294 A JP3753294 A JP 3753294A JP 3753294 A JP3753294 A JP 3753294A JP 2590424 B2 JP2590424 B2 JP 2590424B2
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JP
Japan
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vibration
magnetic circuit
diaphragm
board
magnet
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JP3753294A
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JPH07226997A (ja
Inventor
洪 田中
高志 横田
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被励振平面板を励振する
ボード加振ユニットに関し、壁体を能動制御によって高
い遮音性を確保するために、また壁体を振動平板と見做
して平板スピーカーとして機能させる場合の駆動装置と
しても利用できる建物壁面に振動を与えるボード加振ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなボード加振ユニットとし
ては、図4に示すように建物壁面に固定される振動板1
01に緩衝部材102を永久磁石を中心に構成される磁
気回路部材103を連結し、この磁気回路部材103を
ボイスコイル104に給電して振動させることにより、
その反作用として振動板101が振動して、建物壁面を
励振させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のボード
加振ユニットの構造にあっては、低周波数帯域の加振を
行うためには磁気回路部材の質量を大きくしたり、緩衝
部材のばね定数を下げる方法があるが、磁気回路部材が
緩衝部材のみによって振動板に連結されているので、垂
直に設置して使用する場合に、磁気回路部材が自重によ
って下方に垂れて偏心し、ボイスコイルと接してしまっ
て作動不良になることがある。
【0004】また、低周波数帯域の加振では磁気回路部
材の振動ストロークを長くする必要があるが、そのため
に長い緩衝部材を使用すると、同様に磁気回路部材が自
重により垂れて偏心して作動不良になることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、磁気回路部材を振動板に垂直に設けられた
レール部材に摺動可能に支持した。
【0006】
【作用】磁気回路部材が振動板に垂直に設けられたレー
ル部材に摺動可能に支持されているので、磁気回路部材
が自重で偏心することがなく、磁気回路部材の振動スト
ローク長も長くとれる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るボード加振ユニ
ットの半断面図、図2は同装置の別実施例の半断面図、
図3は同装置の更に別実施例の半断面図である。
【0008】このボード加振ユニットは、被励振平面板
である建物の壁面等に固定される振動板1に垂直に設け
た2本以上のレール部材2,2にて磁気回路部材である
マグネット3を摺動自在に支持し、2本のレール部材
2,2の他端部は振動板1に平行に対向配置した支持板
4で保持している。また、磁気回路部材3にはリニヤボ
ールベアリングを組み込み、レール部材上を滑りやすく
する。
【0009】そして、振動板1とマグネット3との間及
び支持板4とマグネット3との間にはレール部材2の外
周に緩衝部材である圧縮ばね(ゴム、スポンジ等でもよ
い。)5を介装し、振動板1にはマグネット3内に一部
が臨むボイスコイル6を取付け、更に振動板1と支持板
4との間は防塵カバー7にて覆っている。
【0010】以上のように構成したので、ボイスコイル
6に信号電流を流すことによってフレミングの左手の法
則によってマグネット3が平衡位置を基準にしてレール
部材2,2上を摺動しながら振動し、その反作用として
振動板1を押して振動板1を振動させるので、振動板1
を壁等の被励振平面板に固定することにより平面板を励
振することができる。
【0011】このとき、マグネット3はレール部材2,
2にて支持されているので、マグネット3の質量を大き
くしたり、圧縮ばね5のばね定数を下げても、垂直に設
置して使用する場合でも、マグネット3が自重により下
方に垂れ下がらず、またマグネット3の振動ストローク
を長くして加振ストロークを長くすることができるの
で、低周波数帯域の加振を行うことができる。
【0012】図2の別実施例のボード加振ユニットは、
マグネット3を支持するレール2を1本構成にしたもの
である。
【0013】図3の更に別実施例のボード加振ユニット
は、マグネット3の両側に磁気空隙を設けて振動板1及
び支持板4にボイスコイル6,6を取付けたものであ
る。この場合、2つのボイスコイル6,6を直列にか並
列に接続し、電流をながしたときに振動板1と支持板4
とが同じ方向に振動するように接続することで、ボイス
コイル6,6とマグネット3の振動変位の位置関係が両
側において反対の関係になり、一方のボイスコイル6が
磁束領域から外れる方向に動いたときに他方のボイスコ
イル6が磁束領域内に入り込むようになるため、それら
の影響が両側で相殺されて、全体として安定性の高い特
性が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気回路部材を振動板に垂直に設けられたレール部材に摺
動可能に支持したので、磁気回路部材が自重で偏心する
ことがなくなり、磁気回路部材の振動ストローク長も長
く取れて、低周波数帯域の加振も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボード加振ユニットの半断面図
【図2】同ユニットの別実施例の半断面図
【図3】同ユニットの更に別実施例の半断面図
【図4】従来のボード加振ユニットの半断面図
【符号の説明】
1…振動板、2…レール部材、3…マグネット(磁気回
路部材)、4…支持板、5…圧縮ばね(緩衝部材)、6
…ボイスコイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被励振平面板に固定される振動板に緩衝
    部材を介して連結された磁気回路部材をボイスコイルに
    給電して振動させることにより、磁気回路部材の振動の
    反作用で前記振動板を振動させて前記被励振部材を励振
    するボード加振ユニットにおいて、前記磁気回路部材が
    前記振動板に垂直に設けられたレール部材に摺動可能に
    支持されていることを特徴とするボード加振ユニット。
JP3753294A 1994-02-14 1994-02-14 ボード加振ユニット Expired - Lifetime JP2590424B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH07226997A JPH07226997A (ja) 1995-08-22
JP2590424B2 true JP2590424B2 (ja) 1997-03-12

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ID=12500145

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