JPH0640108A - プリンタのシャトル装置 - Google Patents

プリンタのシャトル装置

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JPH0640108A
JPH0640108A JP4198301A JP19830192A JPH0640108A JP H0640108 A JPH0640108 A JP H0640108A JP 4198301 A JP4198301 A JP 4198301A JP 19830192 A JP19830192 A JP 19830192A JP H0640108 A JPH0640108 A JP H0640108A
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JP
Japan
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shuttle
print
shuttle unit
unit
balance
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Application number
JP4198301A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhisa Kobayashi
篤寿 小林
Haruhiko Tokunaga
晴彦 徳永
Hitoshi Moriyama
等 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US08/088,270 priority patent/US5338121A/en
Priority to DE69331241T priority patent/DE69331241T2/de
Priority to KR1019930012922A priority patent/KR970011085B1/ko
Priority to DE69318895T priority patent/DE69318895T2/de
Priority to EP97109452A priority patent/EP0798125B1/en
Priority to EP93305387A priority patent/EP0580330B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラインプリンタ装置などにおいて印字を行うた
めに往復運動をするプリンタのシャトル装置に関し、往
復運動する印字シャトルユニットとそれと逆方向に運動
するバランスシャトルユニットとによる回転モーメント
を抑制して装置の振動を無くし、良好な印字品質を得る
ことができるプリンタのシャトル装置を提供することを
目的とする。 【構成】印字ヘッド11が取り付けられて往復運動する
ように駆動される印字シャトルユニット10と、上記印
字シャトルユニット10と略同重量に形成されて、上記
印字シャトルユニット10の往復運動と連動して重心が
上記印字シャトルユニット10の重心の走行線上と略同
じ線上を上記印字シャトルユニット10と平行に逆方向
に往復運動するように駆動されるバランスシャトルユニ
ット20とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラインプリンタ装置
などにおいて印字を行うために往復運動をするプリンタ
のシャトル装置に関する。
【0002】ラインプリンタ装置などにおいては、印字
ヘッドを載せた重い印字シャトルユニットを高速で往復
運動させるので、それによって装置が振動をしないよう
な構造にする必要がある。
【0003】
【従来の技術】そこで従来は、印字シャトルユニットと
略同重量に形成されたバランスシャトルユニットを印字
シャトルユニットの往復運動と連動して印字シャトルユ
ニットと平行に逆方向に往復駆動することによって、印
字シャトルユニットの運動によってベースフレーム等に
生じる反力を相殺して振動の発生を抑制していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印字シャトル
ユニットとバランスシャトルユニットとが平行に逆方向
に移動をすると、両シャトルユニットの運動によって回
転モーメントが発生し、それによって装置全体に回転振
動が発生して、印字用紙の振れなどによって印字品質を
劣化させていた。
【0005】そこで本発明は、往復運動する印字シャト
ルユニットとそれと逆方向に運動するバランスシャトル
ユニットとによる回転モーメントを抑制して装置の振動
を無くし、良好な印字品質を得ることができるプリンタ
のシャトル装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のプリンタのシャトル装置は、実施例を説明
するための図1に示されるように、印字ヘッド11が取
り付けられて往復運動するように駆動される印字シャト
ルユニット10と、上記印字シャトルユニット10と略
同重量に形成されて上記印字シャトルユニット10の往
復運動と連動して重心が上記印字シャトルユニット10
の重心の走行線上と略同じ線上を上記印字シャトルユニ
ット10と平行に逆方向に往復運動するように駆動され
るバランスシャトルユニット20とを設けたことを特徴
とする。
【0007】なお、上記バランスシャトルユニット20
が、駆動装置25,26によって上記印字シャトルユニ
ット10と逆方向に駆動されるバランスシャトル22
と、連結手段29によって上記バランスシャトル22と
連結されて上記印字シャトルユニット10を間にして反
対側の位置に配置された重りユニット30とを有してい
てもよく、また、上記バランスシャトルユニット20
が、駆動装置によって上記印字シャトルユニット10と
逆方向に駆動されるように上記印字シャトルユニット1
0を間にして配置された複数のバランスシャトルユニッ
ト120,120からなるように構成してもよい。
【0008】そして、本発明のプリンタのシャトル装置
は、印字ヘッド11が取り付けられて往復運動するよう
に駆動される印字シャトルユニット10と、上記印字シ
ャトルユニット10と略同重量に形成されて、上記印字
シャトルユニット10の往復運動と連動して上記印字シ
ャトルユニット10と平行に逆方向に往復運動するよう
に駆動されるバランスシャトルユニット220と、上記
印字シャトルユニット10と上記バランスシャトルユニ
ット220とを支持するベースフレーム1と、上記印字
シャトルユニット10と上記バランスシャトルユニット
220の運動によって生じる回転モーメントの中心軸位
置において上記ベースフレーム1に連結され上記回転モ
ーメントと略同じ大きさの逆方向の回転トルクを発生す
る回転トルク発生手段35とを設けてもよく、上記回転
トルク発生手段35に代えて、上記印字シャトルユニッ
ト10と上記バランスシャトルユニット220の往復運
動によって生じる回転モーメントに相当するか又はそれ
以上の慣性モーメントを有する重り36を、上記回転モ
ーメントの中心軸位置において上記ベースフレーム1に
取り付けてもよく、或いは、上記ベースフレーム1と筐
体50との間に振動吸収部材41を介装してもよい。
【0009】
【作用】バランスシャトルユニット20が、印字シャト
ルユニット10と略同重量に形成されていて印字シャト
ルユニット10と平行に逆方向に運動することによっ
て、印字シャトルユニット10の運動によってベースフ
レーム1に生じる反力が相殺されて振動の発生が抑制さ
れる。
【0010】そしてさらに、バランスシャトルユニット
20の重心が印字シャトルユニット10の重心の走行線
上と略同じ線上を運動することによって、両シャトルユ
ニット10,20により回転モーメントが発生しない。
【0011】また、印字シャトルユニット10とバラン
スシャトルユニット220とを支持するベースフレーム
1に対して、両シャトルユニット10,220の運動に
よって生じる回転モーメントと略同じ大きさの逆方向の
回転トルクを回転トルク発生手段35によって与えれ
ば、両シャトルユニット10,220によって発生する
回転モーメントが打ち消される。
【0012】同様にして、回転トルク発生手段35に代
えて両シャトルユニット10,220により生じる回転
モーメントに相当するかそれ以上の慣性モーメントを有
する重り36を設ければ、両シャトルユニット10,2
20の回転モーメントによって生じる回転振動が抑制さ
れ、ベースフレーム1と筐体50との間に振動吸収部材
41を介装すれば、回転モーメントによって生じる回転
振動が筐体50に伝わらない。
【0013】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1ない
し図3は本発明を適用したラインプリンタの第1の実施
例を示しており、図1は斜視図、図2は平面図、図3は
側面断面図である。
【0014】1は、図示されていない筐体に取り付けら
れたベースフレームであり、一対のステーシャフト2,
3の両端が、横向きに平行にベースフレーム1に固定さ
れている。ただし、図1にはベースフレーム1の図示は
省略されている。
【0015】中央付近に配置された第1のステーシャフ
ト2には、多数の印字ピンを並べた印字ヘッド11を搭
載した印字シャトル12が摺動自在に嵌合している。印
字シャトル12は、ベースフレーム1上を走行可能なロ
ーラ13と第1のステーシャフト2によって支えられて
いる。
【0016】印字ヘッド11は、例えば電磁釈放型のも
のであり、印字ピンにより1ドット単位で印字を行う6
個の印字エレメントを、前後2段に且つ上下対称に配置
した24ピン型の印字ヘッドアセンブリ11aが、横一
列に例えば12組並べられている。
【0017】印字ピンの先端は、印字ヘッド11で駆動
されて、図3に示される矢印A方向に突出し、用紙搬送
路4を矢印B方向に搬送される印字用紙を、図示されて
いないインクリボンを介して打撃してインパクトドット
印字が行われる。
【0018】印字シャトル12の下部に取り付けられた
平面状の鉄板からなるヨーク14の下面には、厚み方向
を両磁極にした長方形状の板状の多数の永久磁石15
が、第1のステーシャフト2の長手方向に並べて配列さ
れている。
【0019】この永久磁石15としては、例えばサマリ
ウムコバルト等のような磁性の強い希土類磁石が用いら
れている。したがって、フェライト磁石などを用いるの
に比べて薄くて軽量(例えば5分の1の厚さと重さ)に
なっている。
【0020】各永久磁石15は、印字ヘッドアセンブリ
11aの幅より僅かに幅広に形成されていて、図4に示
されるように、N極とS極とが交互になるように11個
連続して配列され、さらに間隔をあけて両端に1個ずつ
配置されている。
【0021】このように、印字シャトル12とそれに取
り付けられた印字ヘッド11及びヨーク14と永久磁石
15等が一体となって、第1のステーシャフト2に沿っ
て移動可能な印字シャトルユニット10が形成されてい
る。
【0022】印字シャトルユニット10に配列された永
久磁石15に対向して、ベースフレーム1に固定された
鉄板からなるコイルベース18上に、永久磁石15との
間に僅かな隙間をあけて電磁コイル16が並べて固定さ
れており、これら永久磁石15と電磁コイル16とによ
って、印字シャトルユニット10駆動用のリニアモータ
(第1のリニアモータ)が形成されている。
【0023】各電磁コイル16は、渦巻き状に巻かれて
永久磁石15の2倍の幅に形成され、図5に略示される
ように、連続して6個並べられている。なお、図5は略
示図であり、隣り合う電磁コイル16の外縁どうしは接
している。
【0024】6個の電磁コイル16のうち、両端の電磁
コイル16aは、第1のリニアモータの動作を反転させ
るためのものであり、同じリード線に直列に接続されて
いる。一方、その間の4個の電磁コイル16bは、第1
のリニアモータを定速で駆動するためのものであり、両
端の電磁コイル16aとは異なるリード線に2つずつ直
列に接続されている。
【0025】このように構成された第1のリニアモータ
は、永久磁石15による磁界の中にある電磁コイル16
に電流を流すことによって、フレミング左手の法則に基
づく推力が電磁コイル16に発生する。
【0026】しかし電磁コイル16はベースフレーム1
に対して固定されていて動かないので、その推力の反力
が永久磁石15側に作用して、その結果印字シャトルユ
ニット10が第1のステーシャフト2に沿って移動す
る。
【0027】そして、電磁コイル16に与える電流を制
御することによって、印字シャトルユニット10を、第
1のステーシャフト2に沿って高速で往復動させること
ができる。
【0028】また、図2に示されるように、印字シャト
ル12とベースフレーム1とには、透過型の光センサと
スリットとにより形成された位置検出センサ17が設け
られている。ただし、図1にはその図示は省略されてい
る。
【0029】第1のステーシャフト2と平行に配置され
た第2のステーシャフト3には、印字シャトル12と同
様に形成されたバランスシャトル22が摺動自在に嵌合
している。
【0030】バランスシャトル22上には重り21が搭
載され、下部に取り付けられたヨーク24の下面には、
印字シャトルユニット10に取り付けられた永久磁石1
5と同様の永久磁石25が並べて取り付けられている。
【0031】23は、ベースフレーム1上を走行するよ
うにバランスシャトル22に回転自在に取り付けられた
ローラであり、バランスシャトル22は、このローラ2
3と第2のステーシャフト3によって支えられている。
【0032】バランスシャトル22には、さらに、ベー
スフレーム1の側方に両側に突出する一対のアーム29
が連結されている。そして、そのアーム29の先端は、
印字シャトルユニット10の位置を越えて反対側に達
し、その先端に、重りユニット30が取り付けられてい
る。
【0033】このようにして、バランスシャトル22と
それに取り付けられた重り21及びヨーク24と永久磁
石25に、さらにアーム29とその先端に取り付けられ
た重りユニット30等によってバランスシャトルユニッ
ト20が形成されている。
【0034】このバランスシャトルユニット20は、一
体となって印字シャトルユニット10と平行に移動する
ことができる。31は、ベースフレーム1上を走行する
ように重りユニット30に回転自在に取り付けられたロ
ーラである。
【0035】バランスシャトルユニット20は、総重量
が印字シャトルユニット10の総重量と略同じになるよ
うに形成されている。そして図6に示されるように、バ
ランスシャトルユニット20が第2のステーシャフト3
に沿って移動するときのバランスシャトルユニット20
全体の重心の走行線Cが、印字シャトルユニット10が
第1のステーシャフト2に沿って移動するときの重心の
走行線Dと略同じ位置になる(e≒0)ように、バラン
スシャトルユニット20の重量配分が行われている。
【0036】図1ないし図3に戻って、バランスシャト
ル22に配列された永久磁石25に対向して、その下の
ベースフレーム1に固定されたコイルベース28上に、
永久磁石25との間に僅かな隙間をあけて、図5に示さ
れる電磁コイル16と同様の電磁コイル26が並べて固
定されており、これら永久磁石25と電磁コイル26と
によって、バランスシャトルユニット20駆動用のリニ
アモータ(第2のリニアモータ)が形成されている。
【0037】そして、電磁コイル26に流す電流を制御
することによって、バランスシャトルユニット20を、
第2のステーシャフト3に沿って高速で往復動させるこ
とができる。
【0038】図7は、第1と第2のリニアモータに対す
る回路構成を略示しており、各電磁コイル16,26に
対しては、一つの駆動回路5から同じ駆動電流が供給さ
れ、これによって印字シャトルユニット10とバランス
シャトルユニット20が相対的に逆方向に同じ速度で動
いて各々高速で往復運動を行うようになっている。
【0039】そのために、永久磁石15,25の極性又
は各電磁コイル16,26の巻き方向のいずれかを、印
字シャトルユニット10とバランスシャトルユニット2
0とで逆にしてある。
【0040】駆動回路5の動作を制御するための制御部
6には、印字シャトルユニット10側の位置検出センサ
17から反転用と定速用の検出信号が入力して、フィー
ドバック制御によって往復動のための制御が行われる。
【0041】また、バランスシャトルユニット20側の
位置検出センサ27から制御部6に入力する検出信号に
よって、バランスシャトルユニット20の暴走の発生等
が監視されている。
【0042】このように構成された上記実施例のプリン
タのシャトル装置においては、印字シャトルユニット1
0が第1のステーシャフト2に沿って往復動すると、印
字シャトルユニット10と略同重量のバランスシャトル
ユニット20が、第2のステーシャフト3に沿って印字
シャトルユニット10とは逆方向に、印字シャトルユニ
ット10と同じ速度で連動して運動する。
【0043】したがって、印字シャトルユニット10の
往復動に対してベースフレーム1に生じる反力は、バラ
ンスシャトルユニット20の往復動によって相殺されて
しまう。
【0044】またその往復動の際に、バランスシャトル
ユニット20の重心が印字シャトルユニット10の重心
の走行線上と略同じ線上を運動するので、両シャトルユ
ニット10,20の往復運動によって回転モーメントは
全く発生しない。
【0045】なお、バランスシャトルユニット20は、
アーム29に代えてロープ又はベルト等を用いてバラン
スシャトル22と重りユニット30とを連結して、重り
ユニット30がバランスシャトル22と同方向に同速度
で移動するように構成してもよい。
【0046】図8以下は本発明の他の実施例を示してお
り、上述の第1の実施例と同じ部材には第1の実施例と
同じ符号を付して、その説明は省略する。図8は第2の
実施例を略示しており、第1の実施例からアーム29と
重りユニット30を取り外した状態のバランスシャトル
ユニット120を、印字シャトルユニット10を挟んで
その両側に設けたものである。32はステーシャフトで
ある。
【0047】この場合には、二つのバランスシャトルユ
ニット120,120の合計重量を印字シャトルユニッ
ト10の重量と略同じにし、且つ二つのバランスシャト
ルユニット120,120の重心の走行線が印字シャト
ルユニット10の重心の走行線と略同じ線上に位置する
ように配置されている。そして、両バランスシャトルユ
ニット120,120は、同じ方向に同じ速度で駆動さ
れる。
【0048】なお、バランスシャトルユニット120は
3つ以上設けてもよく、或いは複数のバランスシャトル
ユニットとアーム等で連結される重りユニット等とを組
み合わせて配置してもよい。
【0049】図9は第3の実施例を略示しており、第1
の実施例に比べると、バランスシャトルユニット220
にアーム29とその先に連結された重りユニット30が
設けられておらず、バランスシャトルユニット220の
重量が印字シャトルユニット10の重量とほぼ同じに形
成されている。したがって、印字シャトルユニット10
とバランスシャトルユニット220の往復運動によって
回転モーメントが発生する。
【0050】そこでこの実施例では、両シャトルユニッ
ト10,220の運動によって生じる回転モーメントと
略同じ大きさで逆方向の回転トルクを発生するモータ3
5を、両シャトルユニット10,220による回転モー
メントと中心軸を一致させて筐体50とベースフレーム
1との間に取り付けている。
【0051】このように構成することによって、両シャ
トルユニット10,220による回転モーメントとモー
タ35の回転トルクとが相殺されて、回転振動が発生し
ない。なお、モータ35に代えてロータリーソレノイド
等を用いてもよい。
【0052】図10は、第4の実施例を略示しており、
バランスシャトルユニット220は上述の第3の実施例
と同様に構成し、ベースフレーム1を筐体50に対して
回転モーメントと同軸に回転自在に設けてある。
【0053】そして、両シャトルユニット10,220
による回転モーメントに相当するか又はそれ以上の慣性
モーメントを有し、回転モーメントの中心軸位置に重心
を有する非常に重い重り36を、ベースフレーム1に取
り付けている。37はベアリングである。
【0054】このように構成することによって、ベース
フレーム1に対する両シャトルユニット10,220に
よる回転モーメントの影響を押さえ込んで、回転振動の
発生を抑制することができる。
【0055】図11は第5の実施例を略示しており、第
4の実施例における重り36を筐体50によって形成し
たものである。ここでは、両シャトルユニット10,2
20の回転中心と同軸上に、筐体50を回転自在に支え
る固定台51を設置し、両シャトルユニット10,22
0による回転モーメントを、筐体50の慣性モーメント
によって打ち消そうとする構造である。
【0056】通常、筐体50の慣性モーメントは、両シ
ャトルユニット10,220による回転モーメントより
も十分に大きく、また、回転振動の周期が速いため、筐
体50が回転することはない。
【0057】図12は第6の実施例を示しており、ベー
スフレーム1と筐体50の締結部分に防振ゴム41を設
置して、その粘性によって回転振動を吸収し、また、回
転振動の周期が速いことも利用して、両シャトルユニッ
ト10,220による回転振動を筐体50に伝えない構
造としたものである。
【0058】通常、ベースフレーム1と筐体50とを締
結するために用いる方向の防振ゴム41aを設ければ十
分であるが、必要に応じて、回転振動を規制するための
方向にも防振ゴム41bを実装してもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明のプリンタのシャトル装置によれ
ば、印字シャトルユニットの往復運動によって生じる振
動が、それと略同重量で平行に逆方向に移動するバラン
スシャトルユニットによって打ち消され、さらに、逆方
向に運動する印字シャトルユニットとバランスシャトル
ユニットによる回転モーメントが発生せず、或いは発生
する回転モーメントが打ち消されるので、装置に発生す
る振動が著しく小さくなって良好な印字品質が得られ、
さらに騒音も低くなる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】第1の実施例の平面図である。
【図3】第1の実施例の側面断面図である。
【図4】第1の実施例の永久磁石の平面図である。
【図5】第1の実施例の電磁コイルの平面図である。
【図6】第1の実施例の平面略示図である。
【図7】第1の実施例の回路構成の略示図である。
【図8】第2の実施例の略示図である。
【図9】第3の実施例の略示図である。
【図10】第4の実施例の略示図である。
【図11】第5の実施例の略示図である。
【図12】第6の実施例の略示図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 10 印字シャトルユニット 11 印字ヘッド 12 印字シャトル 15 永久磁石 16 電磁コイル 20 バランスシャトルユニット 22 バランスシャトル 25 永久磁石 26 電磁コイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッド(11)が取り付けられて往復
    運動するように駆動される印字シャトルユニット(1
    0)と、 上記印字シャトルユニット(10)と略同重量に形成さ
    れて、上記印字シャトルユニット(10)の往復運動と
    連動して重心が上記印字シャトルユニット(10)の重
    心の走行線上と略同じ線上を上記印字シャトルユニット
    (10)と平行に逆方向に往復運動するように駆動され
    るバランスシャトルユニット(20)とを設けたことを
    特徴とするプリンタのシャトル装置。
  2. 【請求項2】上記バランスシャトルユニット(20)
    が、駆動装置(25,26)によって上記印字シャトル
    ユニット(10)と逆方向に駆動されるバランスシャト
    ル(22)と、連結手段(29)によって上記バランス
    シャトル(22)と連結されて上記印字シャトルユニッ
    ト(10)を間にして反対側の位置に配置された重りユ
    ニット(30)とを有する請求項1記載のプリンタのシ
    ャトル装置。
  3. 【請求項3】上記バランスシャトルユニット(20)
    が、駆動装置によって上記印字シャトルユニット(1
    0)と逆方向に駆動されるように上記印字シャトルユニ
    ット(10)を間にして配置された複数のバランスシャ
    トルユニット(120,120)からなる請求項1記載
    のプリンタのシャトル装置。
  4. 【請求項4】印字ヘッド(11)が取り付けられて往復
    運動するように駆動される印字シャトルユニット(1
    0)と、 上記印字シャトルユニット(10)と略同重量に形成さ
    れて、上記印字シャトルユニット(10)の往復運動と
    連動して上記印字シャトルユニット(10)と平行に逆
    方向に往復運動するように駆動されるバランスシャトル
    ユニット(220)と、 上記印字シャトルユニット(10)と上記バランスシャ
    トルユニット(220)とを支持するベースフレーム
    (1)と、 上記印字シャトルユニット(10)と上記バランスシャ
    トルユニット(220)の運動によって生じる回転モー
    メントの中心軸位置において上記ベースフレーム(1)
    に連結され上記回転モーメントと略同じ大きさの逆方向
    の回転トルクを発生する回転トルク発生手段(35)と
    を設けたことを特徴とするプリンタのシャトル装置。
  5. 【請求項5】印字ヘッド(11)が取り付けられて往復
    運動するように駆動される印字シャトルユニット(1
    0)と、 上記印字シャトルユニット(10)と略同重量に形成さ
    れて、上記印字シャトルユニット(10)の往復運動と
    連動して上記印字シャトルユニット(10)と平行に逆
    方向に往復運動するように駆動されるバランスシャトル
    ユニット(220)と、 上記印字シャトルユニット(10)と上記バランスシャ
    トルユニット(220)とを支持するベースフレーム
    (1)と、 上記印字シャトルユニット(10)と上記バランスシャ
    トルユニット(220)の往復運動によって生じる回転
    モーメントに相当するか又はそれ以上の慣性モーメント
    を有していて上記回転モーメントの中心軸位置において
    上記ベースフレーム(1)に取り付けられた重り(3
    6)とを設けたことを特徴とするプリンタのシャトル装
    置。
  6. 【請求項6】印字ヘッド(11)が取り付けられて往復
    運動するように駆動される印字シャトルユニット(1
    0)と、 上記印字シャトルユニット(10)と略同重量に形成さ
    れて、上記印字シャトルユニット(10)の往復運動と
    連動して上記印字シャトルユニット(10)と平行に逆
    方向に往復運動するように駆動されるバランスシャトル
    ユニット(220)と、 上記印字シャトルユニット(10)と上記バランスシャ
    トルユニット(220)とを支持するベースフレーム
    (1)と、 上記ベースフレーム(1)と筐体(50)との間に介装
    された振動吸収部材(41)とを設けたことを特徴とす
    るプリンタのシャトル装置。
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