JP2690426B2 - 張出しユニットの取付構造 - Google Patents

張出しユニットの取付構造

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JP2690426B2
JP2690426B2 JP4039384A JP3938492A JP2690426B2 JP 2690426 B2 JP2690426 B2 JP 2690426B2 JP 4039384 A JP4039384 A JP 4039384A JP 3938492 A JP3938492 A JP 3938492A JP 2690426 B2 JP2690426 B2 JP 2690426B2
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mounting structure
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昭治 大野
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は張出しユニットの取付構
造に係り、特に、ユニット住宅に出窓を取付ける際に利
用できる。
【0002】
【背景技術】予め工場で生産される住宅ユニット等を、
建設現場で適宜組み合わせてユニット住宅が建てられ
る。このようなユニット住宅に、出窓等の張出しユニッ
トが設けられる場合がある。
【0003】ユニット住宅に張出しユニットを取付ける
には、従来、図4に示されるような方法で行われてい
る。すなわち、同図によれば、出窓等の張出しユニット
40の取付部にボルト,ナット41によりブラケット42が固
着されている。このブラケット42には予めナット43が溶
接により固着されている。これに対して、住宅ユニット
44側にもブラケット45が設けられ、これらのブラケット
44,45はボルト46で連結されて張出しユニット40は住宅
ユニット44に設けられる。なお、符号47は住宅ユニット
44の外壁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
張出しユニットの取付構造では、ブラケット42をまず張
出しユニット40に取付け、さらに、このブラケット42を
住宅ユニット44側のブラケット45に取付けなければなら
ず、構造が複雑であり、組立が面倒であるという問題が
ある。また、ブラケット42には複数のナット43を予め溶
接しなければならず、手間がかかるとともに、住宅ユニ
ット44側のブラケット45も必要なので、製作が面倒であ
るという問題もある。
【0005】さらに、従来の張出しユニットの取付構造
では、ナット43が予め溶接されている張出しユニット側
のブラケット42に対して、住宅ユニット44側のブラケッ
ト45からボルト46を差し込んでそれらを締付けて張出し
ユニット40を取付けている。この場合、各ブラケット4
2、45のボルト穴のピッチの精度が出ず、従って、張出
しユニット40の水平方向の位置決めが困難であるという
問題がある。
【0006】ここに本発明の目的は、製作や組立が容易
であるとともに、水平方向の位置決め精度が容易に出せ
る張出しユニットの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の外側に
突出する張出しユニットを取り付ける構造であって、前
張出しユニット側および前記建物の躯体側のいずれか
一方に水平方向に伸びるスリットを挟んだ上下に挟持片
を有する水平な枠体を設け、この枠体内にスライド部材
を水平方向スライド可能に設けるとともに、当該スラ
イド部材の長手方向に前記いずれか他方に明けられたボ
ルト孔と対応する複数のボルトを所定ピッチで取り付
け、前記スライド部材と前記いずれか他方とで前記挟持
片を挟み前記ボルトにナットを螺合させて前記張出しユ
ニットを取り付けることを特徴とする張出しユニットの
取付構造としたものである。
【0008】
【作用】このような本発明では、張出しユニット側およ
び躯体側のいずれか一方に設けられた枠体内に、長手方
向に所定ピッチでボルトを取り付けたスライド部材
ライド自在に設けるとともに、このスライド部材と張出
しユニット側および躯体側のいずれか他方とで枠体の挟
持片を挟んで張出しユニットを取り付ける。
【0009】そのため、張出しユニット側および躯体側
のいずれか一方に枠体を形成しておき、所定ピッチでボ
ルトを取り付けたスライド部材を形成すればよく、特に
スライド部材は板状部材で形成できるので製作が容易で
あり、スライド部材を枠体内にスライドさせ、ボルトと
ナットとを螺合させるだけで取り付けることができるの
で取り付けが簡単である。また、枠体は水平に設けられ
ており、この枠体にスライド部材をスライドさせて取り
付ければよいので、張出しユニットの取り付けに際して
水平方向の位置決めが容易である。さらに、スライド部
材といずれか他方とで枠体の挟持片を挟み込んで取り付
けているので、広い面積での締付け固定となり、強固か
つ確実に固定できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1においてユニット住宅10の全体を説
明する。本実施例でのユニット住宅10は、躯体である
1,2階の住宅ユニット11と、中央屋根ユニット13およ
びその両側に設けられた外側屋根ユニット14からなる屋
根ユニット15等を組み合わせて構成されている。このよ
うな1,2階の住宅ユニット11には、図2,3に示され
るような張出しユニットの取付構造1により、張出しユ
ニットである出窓16が設けられている。
【0011】すなわち、図1のa部詳細を示す図2,3
において前記張出しユニットの取付構造1は、出窓16の
枠組みに連続する水平方向に長い枠体2と、この枠体2
内にその内部を水平方向にスライド可能に設けられたス
ライド部材3等により構成されている。前記枠体2は、
水平方向に延出された所定幅のスリット2Aと、さらに、
このスリット2Aを挟んでその上下に挟持片2Bとを有した
断面略リップ溝形鋼状に形成されている。
【0012】また、前記スライド部材3は板状部材で形
成されており、その長さ寸法は枠体2の水平方向の幅と
略同一となっているとともに、その幅寸法は枠体2内部
の高さ寸法よりわずかに小さい寸法となっている。この
スライド部材3の長手方向には複数のボルト穴3Aが所定
ピッチで明けられており、ボルト穴3Aにはボルト4が挿
通可能とされている。
【0013】これに対して、前記枠体2が取付けられる
住宅ユニット11側には、前記枠体2内に挿入されたスラ
イド部材3が適性位置にある時の、スライド部材3のボ
ルト穴3Aの位置に対応する取付穴11A が明けられてい
る。
【0014】ここで、前記ボルト4はスライド部材3が
枠体2内に挿入された際、ねじ部が前記スリット2Aを貫
通するように取付けられ、さらにこの時、ボルト4の頭
部の対辺が、前記枠体2内部の高さ寸法よりわずかに小
さくなり、ナット5を締付けた際、ボルト4の頭部の対
角が枠体2内部の上下の面に干渉して、ボルト4の回り
止めとなるようなサイズのものが使用されることが好ま
しい。なお、図2において符号17はバックアップ材であ
り、符号18は住宅ユニット11の外壁パネルである。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。出窓16
は、まず建設現場で住宅ユニット11等が組み合わされた
後で、この住宅ユニット11に取付けられる。出窓16の取
付けに際しては、スライド部材3の複数のボルト穴3Aに
それぞれボルト4を差し込み、ボルト4のねじ部が枠体
2のスリット2Aを貫通するようにスライド部材3を枠体
2内に挿入する。
【0016】このように、スライド部材3が枠体2内に
セットされたら、出窓16を住宅ユニット11の所定の位置
に押し当て、スライド部材3に取付けられたボルト4の
ねじ部を、住宅ユニット11側の取付穴11A に係合させ
る。次いで、ボルト4のねじ部にナット5を螺合させて
締付けると、スライド部材3が枠体2の挟持片2Bを挟み
込み、枠体2つまり、出窓16が住宅ユニット11に固定さ
れる。その後、出窓16と外壁17との隙間に、適宜バック
アップ材17を詰めるシーリング工事が行われる。
【0017】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、本実施例の張出しユニットの
取付構造1によれば、出窓16側に枠体2を形成し、この
枠体2内にスライド部材3を設け、住宅ユニット11側に
は取付穴11A を形成するだけであり、構成が簡単であ
る。従って、組立も容易となる。また、枠体2は出窓16
の枠組みと一体成形できるし、また、スライド部材3も
板状部材なのでそれらの加工も容易に行える。
【0018】さらに、出窓16を住宅ユニット11に取付け
るには、枠体2内のスライド部材3からユニット11の取
付穴11A を貫通したボルト4のねじ部にナット5を螺合
させて締付けるだけでよく、取付けが簡単に行える。従
って、作業効率が向上するものとなった。
【0019】また、出窓16の取付けに際しては、スライ
ド部材3を枠体2内で適宜スライドさせて、スライド部
材3のボルト4を住宅ユニット11側の取付穴11A に係合
させて行うので、出窓16の水平方向の位置決めが正確に
行えるという効果がある。
【0020】また、出窓16の取付けに際しては、スライ
ド部材3で枠体2の挟持片2Bを挟み込んでおり、広い面
積で固定しているので、ボルトのみで固定する従来に比
べてより確実に固定することができる。
【0021】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形等を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では出窓16側に枠体2を設け
てあるが、これに限らず、枠体2を住宅ユニット11側に
設けてもよい。この際は出窓16側に、枠体2内のスライ
ド部材3から突出したボルト4を固定する部材を設けて
おけばよい。
【0022】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の張出し
ユニットの取付構造によれば、張出しユニット側および
躯体側のいずれか一方に枠体を形成しておき、所定ピッ
チでボルトを取り付けたスライド部材を形成すればよ
く、特にスライド部材は板状部材で形成できるので製作
が容易である。また、スライド部材を水平な枠体内の所
定位置にスライドさせれば複数のボルトといずれか他方
側のボルト孔とが一致するので、ボルトとナットとを螺
合させるだけで取り付けることができ、これにより、ボ
ルトとナットとの位置合わせをそのつどせずにすみ取り
付けが簡単であるとともに、水平方向の位置決めが容易
である。 さらに、スライド部材といずれか他方とで枠体
の挟持片を挟み込んで取り付けているので、広い面積で
の締付け固定となり、強固かつ確実に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る張出しユニットの取付
構造が使用されたユニット住宅の全体図である。
【図2】図1におけるa部詳細を示し、張出しユニット
の取付構造の詳細図である。
【図3】同張出しユニットの取付構造の斜視図である。
【図4】従来の張出しユニットの取付構造図である。
【符号の説明】
1 張出しユニットの取付構造 2 枠体 2A スリット 2B 挟持片 3 スライド部材 4 ボルト 11 住宅ユニット(躯体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外側に突出する張出しユニットを
    取り付ける構造であって、前記張出しユニット側および
    前記建物の躯体側のいずれか一方に水平方向に伸びるス
    リットを挟んだ上下に挟持片を有する水平な枠体を設
    け、この枠体内にスライド部材を水平方向スライド可
    能に設けるとともに、当該スライド部材の長手方向に前
    記いずれか他方に明けられたボルト孔と対応する複数の
    ボルトを所定ピッチで取り付け、前記スライド部材と前
    記いずれか他方とで前記挟持片を挟み前記ボルトにナッ
    トを螺合させて前記張出しユニットを取り付けることを
    特徴とする張出しユニットの取付構造。
JP4039384A 1992-02-26 1992-02-26 張出しユニットの取付構造 Expired - Lifetime JP2690426B2 (ja)

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JPH05231070A JPH05231070A (ja) 1993-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6021624B2 (ja) * 1977-12-19 1985-05-28 旭化成株式会社 難燃性に優れる樹脂組成物
JPS6351586A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 山崎 慶市郎 方形の出窓ユニットの取付工法

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