JP2689710B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に多結晶シリコン膜を
使用した半導体装置の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体装置では、導電膜として多結晶シリコン
膜を用いることがあり、例えばMOS型電界効果トランジ
スタ(MOSFET)のゲート電極として使用することが多
い。
第2図はこのような多結晶シリコン膜を用いた従来の
縦型MOSFETの一例であり、特にそのチップ外周部分を製
造工程順に示す断面図である。
先ず、第2図(a)のように、N型半導体基板1上に
酸化膜を設け、この酸化膜を選択的にエッチングし、膜
厚約5000Åのマスク酸化膜2を形成する。次いで、この
マスク酸化膜2を用いてP型不純物をイオン注入法によ
り注入し、熱酸化することでP型半導体拡散層3を形成
する。このとき、熱酸化により全面にフィールド酸化膜
4が膜厚約10000Åに形成される。
次いで、第2図(b)のように、前記マスク酸化膜2
のエッジ線に沿って前記フィールド酸化膜4をエッチン
グする。これにより、前記マスク酸化膜2とフィールド
酸化膜4とが一体化された絶縁膜(以後これをフィール
ド酸化膜4で代表して示す)が形成される。
次に、第2図(c)のように、前記P型半導体拡散層
3上にゲート酸化膜を約500Å成長し、さらにその上に
多結晶シリコン膜5を約5000Å形成する。
次いで、第2図(d)のように、前記フィールド酸化
膜4のエッジ線に沿って多結晶シリコン膜5を選択的に
エッチングする。そして、この多結晶シリコン膜5をマ
スクとしてP型半導体拡散層(ベース)6を形成する。
さらに、第2図(e)のように、多結晶シリコン膜5
とフィールド酸化膜4の一部をエッチングしてそのエッ
ジ線を後退させ、その上でこれらをマスクにしてN型不
純物を注入し、チャンネルストッパとなるN型半導体拡
散層7を図外のソースと同一工程で形成する。
次いで、第2図(f)のように、層間絶縁膜8を約10
000Å成長する。そして、第2図(g)のように、前記
N型半導体拡散層7との接続領域をエッチングにより開
口した上で、表面にアルミニウムを蒸着法により成長さ
せ、かつ選択的にエッチングすることで、外周アルミニ
ウム電極9を形成し、縦型MOSFETが完成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の縦型MOSFETの場合、マスク酸化膜2,フ
ィールド酸化膜4,および多結晶シリコン膜5をいずれも
同一線上でエッチング除去している。このため、各膜に
おけるエッチングばらつきや目ずれのために、フィール
ド酸化膜4の段差部側面に多結晶シリコンが残る場合が
ある。
すなわち、第2図(b)のフィールド酸化膜4のエッ
チング時に、フィールド酸化膜4は下地のマスク酸化膜
2の段差部においてエッチングが行われるため、この部
分に横方向のエッチングが生じ、結果として第3図
(a)に示すように、エッチング後のフィールド酸化膜
4(マスク酸化膜2を含む)の端面に凹部4aが生じてし
まう。
このため、この状態で多結晶シリコン膜5を成長させ
ると、第3図(b)のように、多結晶シリコン膜5が凹
部4a内に侵入され、かつその後に多結晶シリコン膜5を
エッチングしても、第3図(c)のように、前記凹部4a
内に多結晶シリコン膜の一部5′が残存されてしまう。
したがって、この多結晶シリコン5′が以後の工程中
で脱落され、これが導電性の異物となって他の箇所に付
着し、付着箇所において電気的な短絡およびエッチング
不良を生じる原因となる。
本発明の目的は、多結晶シリコンが異物として生じる
ことがない半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上にマ
スク酸化膜を形成する工程と、このマスク酸化膜をマス
クにして半導体基板に拡散層を形成する工程と、前記マ
スク酸化膜を含む半導体基板上の領域に前記マスク酸化
膜と一体化されるフィールド酸化膜を形成する工程と、
このフィールド酸化膜を前記マスク酸化膜のエッジ線よ
りもマスク外側の線に沿ってエッチングする工程と、全
面に多結晶シリコン膜を形成する工程と、この多結晶シ
リコン膜を前記フィールド酸化膜のエッチングされたエ
ッジ線に沿ってエッチングする工程とを含んでいる。
〔作用〕
本発明方法によれば、フィールド酸化膜をマスク酸化
膜のエッジ部、すなわち段差部においてエッチングしな
いため、横方向のエッチング進行が発生せず、フィール
ド酸化膜の端面に凹部が発生することがなく、多結晶シ
リコン膜のエッチング残りが防止される。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の縦型MOSFETに適用した例を示してお
り、特にそのチップ外周部分を製造工程順に示す断面図
である。
先ず、第1図(a)のように、N型半導体基板1上に
酸化膜を設け、この酸化膜を選択的にエッチングしてマ
スク酸化膜2を膜厚約5000Åで形成する。次いで、この
マスク酸化膜2をマスクにしてP型不純物をイオン注入
法により注入し、熱酸化してP型半導体拡散層3を形成
する。この熱酸化時には全面にフィールド酸化膜4が形
成される。
次に、第1図(b)のように、マスク酸化膜2のエッ
ジ線よりもP型半導体拡散層3側に突出した線において
前記フィールド酸化膜4をエッチングする。すなわち、
エッチングに使用するマスクは、マスク酸化膜2をパタ
ーニングしたマスクに対して5μm程度チップ外周側に
設定したものを使用する。なお、以後マスク酸化膜2と
フィールド酸化膜4が一体化されたものをフィールド酸
化膜4で代表する。
次に、第1図(c)のように、前記P型半導体拡散層
3の表面にゲート酸化膜(約500Å)10を成長し、さら
にその上に多結晶シリコン膜5(約5000Å)を形成す
る。
次に、第1図(d)のように、多結晶シリコン膜5を
選択的にエッチングする。このとき、多結晶シリコン膜
5は前記フィールド酸化膜4のエッジ線に沿ってエッチ
ングを行う。そして、この多結晶シリコン5をマスクに
してP型半導体拡散層(ベース)6を形成する。
さらに、第1図(e)のように、多結晶シリコン膜5
およびフィールド酸化膜4を前記マスク酸化膜2のエッ
ジ線よりも内側に後退した線に沿ってエッチングする。
その後、これをマスクにしてN型不純物を注入し、チャ
ンネルストッパとなるN型半導体拡散層7を図外のソー
スと同一工程で形成する。
次いで、第1図(f)のように、層間絶縁膜(約1000
0Å)8をCVD法で成長する。さらに、第1図(g)のよ
うに、層間絶縁膜8の一部をエッチングして開口した上
で、アルミニウムを蒸着法等により成長し、かつ選択的
にエッチングすることで外周アルミニウム電極9を形成
し、縦型MOSFETが完成される。
この製造方法においては、第1図(b)の工程でフィ
ールド酸化膜4をエッチングする際に、マスク酸化膜2
のエッジ線上、すなわちマスク酸化膜2の段差部でエッ
チングを行わないため、マスク酸化膜2にフィールド酸
化膜4が積層されていない膜厚の薄い(約500Å)領域
でエッチングが行われることになる。この結果、エッチ
ング時間が短縮でき、フィールド酸化膜4の横方向への
エッチングの進行を抑制することができ、顕著な凹部が
生じることはない。さらに、微細な凹部が生じた場合で
も、後工程で形成される多結晶シリコン膜5の膜厚も同
じく500Åであり、この多結晶シリコン膜5のエッチン
グ時に同じく横方向のエッチングが生じたときに前記凹
部内の多結晶シリコン膜5も除去されることになるた
め、不必要な多結晶シリコン膜が残留することはなくな
り、多結晶シリコンの異物の発生が防止され、以後の工
程における短絡、エッチング不良等の発生を防止でき
る。
また、この製造方法では、従来技術による製品に対し
て適用する場合においても、フィールド酸化膜4をエッ
チングする際のマスクの変更のみで対処できるため、製
造工程の変更,追加も一切必要ない。
因に、本発明者が実際に本発明方法を実施したとこ
ろ、縦型MOSFETの場合には、チップ仕上がり時の歩留り
で約2%の向上が実現できた。
以上、縦型MOSFETのチップ外周部分について説明して
きたが、他の半導体装置についても本発明が適用できる
ことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、フィールド酸化膜をマ
スク酸化膜の段差部においてエッチングしないため、横
方向のエッチング進行が原因とされる凹部がフィールド
酸化膜の端面に発生することが抑制され、その結果とし
て、多結晶シリコン膜のエッチング残りが防止される。
これにより、以後の工程で残留多結晶シリコンが脱落し
て発生していた半導体装置の短絡不良、エッチング不良
が防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないし(g)は本発明の一実施例を製造工
程順に示す断面図、第2図(a)ないし(g)は従来の
製造方法を製造工程順に示す断面図、第3図(a)ない
し(c)は従来の問題点を説明するための工程一部の断
面図である。 1……N型半導体基板、2……マスク酸化膜、3……P
型半導体拡散層、4……フィールド酸化膜、5……多結
晶シリコン膜、6……P型半導体拡散層、7……N型半
導体拡散層、8……層間絶縁膜、9……外周アルミニウ
ム電極、10……ゲート酸化膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にマスク酸化膜を形成する工
    程と、このマスク酸化膜をマスクにして半導体基板に拡
    散層を形成する工程と、前記マスク酸化膜を含む半導体
    基板上の領域に前記マスク酸化膜と一体化されるフィー
    ルド酸化膜を形成する工程と、このフィールド酸化膜を
    前記マスク酸化膜のエッジ線よりもマスク外側の線に沿
    ってエッチングする工程と、全面に多結晶シリコン膜を
    形成する工程と、この多結晶シリコン膜を前記フィール
    ド酸化膜のエッチングされたエッジ線に沿ってエッチン
    グする工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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