JP2688647B2 - 一体鍵盤、およびその製造方法 - Google Patents

一体鍵盤、およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、電子鍵盤楽器等の鍵盤楽器の鍵盤として
用いられる一体鍵盤、およびその製造方法に関する。
[従来技術とその問題点] 電子ピアノ、電子オルガン、電子シンセサイザ等の電
子鍵盤楽器において、その鍵盤を、例えば1オクターブ
分の複数の白鍵または黒鍵を一体成形してなる所謂一体
鍵で形成したものが知られている。この場合、複数の白
鍵を一体成形してなる一体白鍵、および複数の黒鍵を一
体成形してなる一体黒鍵は鍵盤シャーシに対しそれぞれ
個別にボルト等で取り付けられる。
ところで、このように、一体白鍵と一体黒鍵とで形成
される鍵盤は、1個づつ成形された白鍵および黒鍵で形
成された鍵盤に比べて、組立作業性が頗る良好であり、
量産に適するが、一体白鍵と一体黒鍵は個別に成形され
るので、一体白鍵を成形するための専用の成形型と一体
黒鍵を成形するための専用の成形型とが必要であるとと
もに、これらの専用の成形型を用いての一体白鍵と一体
黒鍵との別の成形工程を要する上、個別に成形された一
体白鍵と一体黒鍵を鍵盤シャーシに取り付ける組立作業
も面倒であり、またその際複数の白鍵および複数の黒鍵
同士の位置決めが難しいと云った問題があった。
[発明の目的] この発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の白鍵および複数の
黒鍵を同じ成形型により同時に成形することができ、ま
た一体成形された複数の白鍵および複数の黒鍵を鍵盤シ
ャーシに対し簡単にしかも白鍵および黒鍵同士の位置決
めが正しくなされた状態で取り付けることの可能な一体
鍵盤、およびこの一体鍵盤を簡単かつ容易に製造するこ
との可能な一体鍵盤の製造方法を提供することにある。
[発明の要点] 上記目的を達成するため、この発明の一体鍵盤は、複
数の白鍵と複数の黒鍵とを備え、前記各白鍵同士および
前記各黒鍵同士がそれぞれ各基端部において個別に連結
された状態で、前記各白鍵と前記各黒鍵とが薄肉部の折
り曲げにて一体に連結形成され、且つ前記各白鍵と前記
各黒鍵とが互いにほぼ面一となるように並設されている
ことを要点としている。
また、請求項第(2)項に記載された発明の一体鍵盤
の製造方法は、複数の白鍵と複数の黒鍵とを、平面上に
おいて前記各白鍵同士と前記各黒鍵同士とが互いにその
基端部を対向させた状態で配置され且つ前記白鍵同士お
よび前記各黒鍵同士がそれぞれの基端部において個別に
連結された上、薄肉部を介して接続されるように一体成
形し、その成形後に、前記各白鍵同士と前記各黒鍵同士
の間の薄肉部を折曲させ、これにより前記各白鍵および
前記各黒鍵同士が互いにほぼ面一となるように並設した
ことを要点としている。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて具体的か
つ詳細に説明する。
第1図(a)、(b)は実施例による一体鍵盤の平面
図と正面図を示している。
この一体鍵盤は、1オクターブ分(C〜SC)の複数の
白鍵1と複数の黒鍵2とが、それらの基端部1a、2a側に
おいて連結されるように、2色成形により一体的に成形
されている。このような一体鍵盤は成形完了時点では第
2図(a)、(b)および第3図に示す状態にある。す
なわち、各白鍵1はその押鍵面1bが上に位置する正立状
態にあり、各黒鍵2はその押鍵面2bが下に位置する転倒
状態にあって、平面上において各白鍵1同士と各黒鍵2
同士とが互いにその基端部1a、2aを対向させた状態で配
置されている。そして、各白鍵1同士および各黒鍵2同
士は、薄肉部3により接続された帯状部4、5によりそ
れぞれ個別に連結されている。また、各白鍵1の基端部
1aおよび各黒鍵2の基端部2aは薄肉部6、7を介して帯
状部4、5と結合している。
各白鍵1および各黒鍵2の下面側には、押鍵時におい
てスイッチ操作を行なうための十文字状の押圧突起1c、
2cと、鍵盤シャーシに係合して、離鍵操作時の上限規制
を行なうストッパとしてのL字状のフック1d、2dとが一
体形成されている。また、各白鍵1同士および各黒鍵2
同士を連結する帯状部4、5には、この一体鍵盤を鍵盤
シャーシにボルトで固定するための複数のボルト挿通穴
8、9と、複数の白鍵1に対して複数の黒鍵2を位置決
めするための複数の係合部10、11が設けられている。こ
れらの係合部10、11の一方(係合部10)は凹状をなして
おり、他方(係合部11)は凸状をなしていて、薄肉部3
を破線位置において折り曲げ、帯状部4、5が重ね合わ
されたとき、嵌合するようになっている。この係合部1
0、11の嵌合により、各黒鍵2は各白鍵1の間の所定位
置に位置決めされる。
次に、上記一体鍵盤の製造方法について述べる。この
一体鍵盤は、まず、上述した第2図(a)、(b)およ
び第3図のようにして複数の白鍵1と複数の黒鍵2とを
一体的に成形する。このように成形された一体鍵盤は、
その成形後、第1図(a),(b)に示すように、薄肉
部3を破線の位置において折り曲げ、各白鍵1および各
黒鍵2同士が互いに平行となるように並設する(このと
き、各係合部10、11が第4図に示すように係合して、各
黒鍵2は各白鍵1の間に位置決めされる)と、鍵盤を形
成する状態の一体鍵盤が得られる。しかして、このよう
にして製造された一体鍵盤は、第5図に示すように重ね
合わされた帯状部4、5の各ボルト挿通穴8、9に挿通
される複数のボルト13で鍵盤シャーシ12に対して固定さ
れる。この場合、各白鍵1および各黒鍵2のフック1d、
2dは鍵盤シャーシ12に設けられた係止壁12aに当接す
る。このような白鍵1および黒鍵2は、押鍵操作時にお
いて、薄肉部6、7を支点として回動し、離鍵操作時に
は樹脂ばねとして機能する薄肉部6、7のばね力にて初
期位置(第1図(b))に回動復帰する。白鍵1および
黒鍵2が押鍵操作されるとき、それぞれの押圧突起1c、
2cが各鍵に対応して鍵盤シャーシ12上に配置されている
楽音発音開始指示手段としてのゴムスイッチ(図示せ
ず)を押圧してオン状態にする。
なお、上記実施例の場合、2色成形により複数の白鍵
1と複数の黒鍵2とを一体的に成形(この場合、薄肉部
3は黒鍵2と同色)したが、成形時には黒鍵2も白色で
成形し、成形後に黒鍵2の表面にメッキ等による黒色層
を形成するようにすることもある。
また、上記実施例の一体鍵盤は1オクターブ分の複数
の白鍵1と複数の黒鍵2とを一体的に成形したものであ
るが、2オクターブ、3オクターブの複数の白鍵1と複
数の黒鍵2とを一体的に成形することもある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の一体鍵盤によれば、
複数の白鍵同士および複数の黒鍵同士をそれぞれ各基端
部において個別に連結した状態で、各白鍵と各黒鍵とを
薄肉部の折り曲げにて一体に連結形成し、且つ各白鍵と
各黒鍵とを互いにほぼ面一となるように並設したので、
複数の白鍵と複数の黒鍵とが同一の成形型により同時に
一体成形できる上、複数の白鍵と複数の黒鍵とを簡単
に、しかも白鍵および黒鍵同士の位置決めが正しくなさ
れた状態で、鍵盤シャーシに取り付けることができ、鍵
盤の製造コストを大幅に低減することができる。
また、請求項第(2)項に記載された発明の一体鍵盤
の製造方法によれば、複数の白鍵と複数の黒鍵とを一体
成形してなる一体鍵を、その成形後、折り曲げるための
作業で簡単且つ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はそれぞれこの発明の一実施例を示し、第1図
(a)、(b)は実施例による一体鍵盤の平面図および
正面図、第2図(a)、(b)は同一体鍵盤の成形完了
時点の状態を示した平面図および正面図、第3図は第2
図(a)のII−II線に沿った拡大斜視断面図、第4図お
よび第5図はそれぞれ第1図(b)の要部を拡大して示
した断面図である。 1……白鍵、1a、2a……基端部、2……黒鍵、3……薄
肉部、4、5……帯状部(連結部)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の白鍵と複数の黒鍵とを備え、前記各
    白鍵同士および前記各黒鍵同士がそれぞれ各基端部にお
    いて個別に連結された状態で、前記各白鍵と前記各黒鍵
    とが薄肉部の折り曲げにて一体に連結形成され、且つ前
    記各白鍵と前記各黒鍵とが互いにほぼ面一となるように
    並設されていることを特徴とする一体鍵盤。
  2. 【請求項2】複数の白鍵と複数の黒鍵とを、平面上にお
    いて前記各白鍵同士と前記各黒鍵同士とが互いにその基
    端部を対向させた状態で配置され且つ前記各白鍵同士お
    よび前記各黒鍵同士がそれぞれの基端部において個別に
    連結された上、薄肉部を介して接続されるように一体成
    形し、その成形後に、前記各白鍵同士と前記各黒鍵同士
    の間の薄肉部を折曲させ、これにより前記各白鍵および
    前記各黒鍵同士が互いにほぼ面一となるように並設した
    ことを特徴とする一体鍵盤の製造方法。
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