JP2001343977A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

Info

Publication number
JP2001343977A
JP2001343977A JP2000163877A JP2000163877A JP2001343977A JP 2001343977 A JP2001343977 A JP 2001343977A JP 2000163877 A JP2000163877 A JP 2000163877A JP 2000163877 A JP2000163877 A JP 2000163877A JP 2001343977 A JP2001343977 A JP 2001343977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
white
black
keyboard
white key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000163877A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Okisawa
大輔 沖沢
Norizo Kamimura
法三 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2000163877A priority Critical patent/JP2001343977A/ja
Publication of JP2001343977A publication Critical patent/JP2001343977A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押鍵時における白鍵部と黒鍵部との押鍵力の
差を小さくして、ほぼ同程度の押鍵力にする。 【解決手段】 白鍵部4、白鍵変形部5、白鍵連結部6
を有する白鍵鍵盤2と、黒鍵部7、黒鍵変形部8、黒鍵
連結部9を有する黒鍵鍵盤3とが、鍵盤シャーシ1上に
白鍵部4と黒鍵部7とを並列に配置させた状態で取り付
けられる鍵盤装置において、黒鍵変形部8を白鍵変形部
5よりも押鍵操作側と反対側に位置させた。従って、黒
鍵部7の押鍵操作点F2から黒鍵変形部8の中心部まで
の距離L4と、白鍵部4の押鍵操作点F1から白鍵変形
部5の中心部までの距離L3との差(L3−L4)を、
黒鍵変形部8が白鍵変形部5よりも押鍵操作側と反対側
に位置した長さだけ小さくすることができ、これにより
押鍵時における白鍵部4と黒鍵部7との押鍵力の差を小
さくすることができ、白鍵部4と黒鍵部7とをほぼ同程
度の押鍵力にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子ピアノなど
の電子鍵盤楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器に
おいては、楽器ケース内の鍵盤シャーシ上に複数の白鍵
および複数の黒鍵を並列に配置した鍵盤装置を備えてい
る。この鍵盤装置は、低コスト化を図るために、複数の
白鍵を一体に成形した白鍵鍵盤と、複数の黒鍵を一体に
成形した黒鍵鍵盤とを組み合わせて鍵盤シャーシ上に一
度に組み付けるように構成されている。図19はその一
例を示した図である。この鍵盤装置は、楽器ケースに一
体に形成された鍵盤シャーシ1と、この鍵盤シャーシ1
上に組み合わされて取り付けられる白鍵鍵盤2および黒
鍵鍵盤3とを備えている。
【0003】白鍵鍵盤2は、押鍵操作される複数の白鍵
部4と、これら複数の白鍵部4の各後端部(図19では
右端部)にその後方に向けてほぼ水平に突出して形成さ
れ、かつ押鍵操作に応じて上下方向に弾性変形する薄肉
形状の白鍵変形部5と、これら白鍵変形部5の各後端部
が連結されて鍵盤シャーシ1上に固定される共通の白鍵
連結部6とからなり、これらが合成樹脂により一体に形
成されている。この場合、白鍵連結部6は、複数の白鍵
部4の配列方向に沿って連続して形成され、これにより
複数の白鍵部4を並列に配置させた状態で、その各白鍵
変形部5の後端部がそれぞれ連結形成されている。
【0004】また、黒鍵鍵盤3は、押鍵操作される複数
の黒鍵部7の形状、つまり黒鍵部7の長さおよびその高
さが白鍵部4と異なり、これ以外は白鍵鍵盤2とほぼ同
じ構造になっている。すなわち、黒鍵鍵盤3は、複数の
黒鍵部7の各後端部(図19では右端部)にそれぞれ押
鍵操作に応じて上下方向に弾性変形する薄肉形状の黒鍵
変形部8が後方に向けてほぼ水平に突出して形成され、
これら黒鍵変形部8の各後端部が共通の黒鍵連結部9に
連結され、この黒鍵連結部9が鍵盤シャーシ1上に固定
されるように構成されている。この場合、黒鍵連結部9
も、白鍵連結部5と同様、黒鍵部7の配列方向に沿って
連続して形成され、これにより複数の黒鍵部7を並列に
配置させた状態で、その各黒鍵変形部8の後端部がそれ
ぞれ連結形成されている。
【0005】このような白鍵鍵盤2と黒鍵鍵盤3とは、
黒鍵連結部9上に白鍵連結部6が重ね合わされて複数の
白鍵部4と複数の黒鍵部7とが並列に組み合わされる
と、白鍵部4および黒鍵部7の各後端面がその配列方向
に沿って同一直線上に位置し、かつ白鍵変形部5および
黒鍵変形部8の各中心部も白鍵部4および黒鍵部7の配
列方向に沿って同一直線上に位置することになり、この
状態で鍵盤シャーシ1上に配置され、白鍵連結部6と黒
鍵連結部9とがビス10により鍵盤シャーシ1の後端部
上に固定される。この場合、白鍵部4および黒鍵部7の
各内部には、それぞれ2つの押圧部11が白鍵部4およ
び黒鍵部7の下側に突出して形成されている。また、白
鍵部4および黒鍵部7の各前部(図19では左部)に
は、それぞれL字状のストッパ片12が白鍵部4および
黒鍵部7の下側に突出して形成されている。
【0006】一方、鍵盤シャーシ1の中間部における下
面には、スイッチ基板13が設けられており、このスイ
ッチ基板13上には、2つのゴムスイッチ14が鍵盤シ
ャーシ1に設けられた開口部(図示せず)を通して上方
に突出した状態で、白鍵部4および黒鍵部7の各押圧部
11に対応して設けられている。すなわち、これら2つ
のゴムスイッチ14は、白鍵部4および黒鍵部7が押鍵
操作されたときに、白鍵部4と黒鍵部7の各押圧部11
によってそれぞれ押圧され、これによりスイッチ動作し
てスイッチ信号を出力するように構成されている。この
場合、ゴムスイッチ14は、その前後方向における中間
部分、つまり白鍵部4および黒鍵部7の長手方向におけ
る中間部分が、白鍵部4および黒鍵部7の配列方向に沿
って鍵盤シャーシ1の同一直線上に位置した状態で配置
されている。
【0007】また、鍵盤シャーシ1の前側の下面には、
白鍵部4および黒鍵部5が押鍵されない通常状態のとき
に、ゴムスイッチ14および白鍵、黒鍵変形部5、8の
各弾性力により白鍵部4および黒鍵部7が押し上げられ
ることにより、鍵盤シャーシ1のストッパ孔15に挿入
された各ストッパ片12の先端上部が当接して白鍵部4
および黒鍵部7を所定の上限位置(初期位置)に位置規
制する上限ストッパ16が設けられている。また、この
上限ストッパ16に対応する鍵盤シャーシ1の上面に
は、白鍵部4および黒鍵部7が押鍵されたときに、白鍵
部4および黒鍵部7の各下端部が当接して白鍵部4およ
び黒鍵部7を所定の下限位置に位置規制する上限ストッ
パ17が設けられている。さらに、鍵盤シャーシ1上に
は、白鍵部4および黒鍵部7の横振れを防ぐ鍵ガイド部
18が上方に突出して形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
鍵盤装置では、図19に示すように、白鍵連結部6と黒
鍵連結部9とが重ね合わされた状態で鍵盤シャーシ1上
に固定されると、白鍵変形部5と黒鍵変形部8との各中
心部が白鍵部4および黒鍵部7の配列方向における鍵盤
シャーシ1の同一直線上に位置し、かつゴムスイッチ1
4の中間部分に対応する白鍵部4の箇所から白鍵変形部
5の中心部までの距離L0と、ゴムスイッチ14の中間
部分に対応する黒鍵部7の箇所から黒鍵変形部8の中心
部までの距離L0とが同じ長さになる。しかしながら、
この鍵盤装置では、黒鍵部7の長さが白鍵部4よりも短
いため、黒鍵部7の押鍵操作点F2から黒鍵変形部8の
中心部までの距離L2が、白鍵部4の押鍵操作点F1か
ら白鍵変形部5の中心部までの距離L1に比べて短くな
り、このため黒鍵部7と白鍵部8とで回動角が異なり、
これにより白鍵部4と黒鍵部7との押鍵力に差が生じる
という問題がある。
【0009】この発明の課題は、押鍵時における白鍵部
と黒鍵部との押鍵力の差を小さくして、白鍵部と黒鍵部
とをほぼ同程度の押鍵力にすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、押鍵操作される白鍵部がその押鍵操作に応じて弾性
変形する白鍵変形部を介して白鍵連結部に連結された白
鍵鍵盤と、押鍵操作される黒鍵部がその押鍵操作に応じ
て弾性変形する黒鍵変形部を介して黒鍵連結部に連結さ
れた黒鍵鍵盤と、前記白鍵部と前記黒鍵部とを並列に配
置させた状態で前記白鍵連結部と前記黒鍵連結部とが取
り付けられる鍵盤シャーシとを備えた鍵盤装置におい
て、前記白鍵部と前記黒鍵部とを並列に配置させた状態
で、前記黒鍵変形部を前記白鍵変形部よりも押鍵操作側
と反対側に位置させたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、白鍵部と黒鍵部とを並
列に配置させた状態で、黒鍵変形部を白鍵変形部よりも
押鍵操作側と反対側に位置させたことにより、黒鍵部の
押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの距離と、白鍵
部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部までの距離との
差を、黒鍵変形部が白鍵変形部よりも押鍵操作側と反対
側に位置した長さだけ小さくすることができ、これによ
り押鍵時における白鍵部と黒鍵部との押鍵力の差を小さ
くすることができ、白鍵部と黒鍵部とをほぼ同程度の押
鍵力にすることができる。
【0012】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
黒鍵鍵盤における前記黒鍵部と前記黒鍵変形部との間に
は黒鍵用の非変形部が設けられ、前記白鍵鍵盤における
前記白鍵変形部と前記白鍵連結部との間には白鍵用の非
変形部が設けられ、前記白鍵鍵盤と前記黒鍵鍵盤とが、
前記白鍵連結部と前記黒鍵連結部とを重ね合わせた状態
で前記鍵盤シャーシ上に取り付けられていることによ
り、黒鍵部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの
距離と、白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部ま
での距離との差を、黒鍵用の非変形部と白鍵用の非変形
部とによって相対的にずれた長さだけ小さくすることが
できる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、押鍵操作
される白鍵部がその押鍵操作に応じて弾性変形する白鍵
変形部を介して白鍵連結部に連結された白鍵鍵盤と、押
鍵操作される黒鍵部がその押鍵操作に応じて弾性変形す
る黒鍵変形部を介して黒鍵連結部に連結された黒鍵鍵盤
と、前記白鍵部と前記黒鍵部とを並列に配置させた状態
で前記白鍵連結部と前記黒鍵連結部とが取り付けられる
鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシに設けられて前記白
鍵部および前記黒鍵部の各押鍵操作に応じてスイッチ動
作するスイッチ部とを備えた鍵盤装置において、前記ス
イッチ部に対応する前記黒鍵部の箇所から前記黒鍵変形
部の中心部までの距離が、前記スイッチ部に対応する前
記白鍵部の箇所から前記白鍵変形部の中心部までの距離
よりも長く形成されていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、スイッチ部に対応する
黒鍵部の箇所から黒鍵変形部の中心部までの距離が、ス
イッチ部に対応する白鍵部の箇所から白鍵変形部の中心
部までの距離よりも長く形成されていることにより、黒
鍵部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの距離
と、白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部までの
距離との差を小さくすることができ、これにより、請求
項1に記載の発明と同様、押鍵時における白鍵部と黒鍵
部との押鍵力の差を小さくすることができ、白鍵部と黒
鍵部とをほぼ同程度の押鍵力にすることができる。
【0015】この場合、請求項4に記載のごとく、前記
スイッチ部は、前記白鍵部と前記黒鍵部とを並列に配置
させた状態で、前記白鍵部および前記黒鍵部の配列方向
に沿って前記鍵盤シャーシの同一直線上に配置され、前
記黒鍵変形部は、前記白鍵変形部よりも押鍵操作側と反
対側に位置していることにより、スイッチ部に対応する
黒鍵部の箇所から黒鍵変形部の中心部までの距離を、ス
イッチ部に対応する白鍵部の箇所から白鍵変形部の中心
部までの距離よりも長く形成することができ、これによ
り黒鍵部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの距
離と、白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部まで
の距離との差を、黒鍵変形部が白鍵変形部よりも押鍵操
作側と反対側に位置した長さだけ小さくすることができ
る。
【0016】また、請求項5に記載のごとく、前記黒鍵
鍵盤における前記黒鍵部と前記黒鍵変形部との間には黒
鍵用の非変形部が設けられ、前記白鍵鍵盤における前記
白鍵変形部と前記白鍵連結部との間には白鍵用の非変形
部が設けられ、前記白鍵鍵盤と前記黒鍵鍵盤とが、前記
白鍵連結部と前記黒鍵連結部とを重ね合わせた状態で前
記鍵盤シャーシ上に取り付けられていることにより、黒
鍵部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの距離
と、白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部までの
距離との差を、黒鍵用の非変形部と白鍵用の非変形部と
によって相対的にずれた長さだけ小さくすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
6を参照して、この発明の鍵盤装置の第1実施形態につ
いて説明する。なお、図19に示された従来例と同一部
分には同一符号を付して説明する。この鍵盤装置は、白
鍵変形部5と黒鍵変形部8との位置が白鍵部4および黒
鍵部7の長手方向において異なり、これ以外は従来例と
ほぼ同じ構造になっている。すなわち、白鍵鍵盤2の白
鍵部4の後端部には、図3および図4に示すように、そ
れぞれ押鍵操作に応じて上下方向に弾性変形する白鍵変
形部5が形成されており、この白鍵変形部5の後端部に
は、弾性変形しない白鍵用の非変形部20が白鍵部4の
配列方向に連続して形成されている。この白鍵用の非変
形部20は、剛性を確保するために、その厚みが白鍵変
形部5よりも下側に厚く形成されている。そして、この
白鍵用の非変形部20の後端部には、白鍵部4の配列方
向に連続する白鍵連結部6が形成されている。これによ
り、白鍵鍵盤2は、図4に示すように、例えば1オクタ
ーブ分の白鍵部4が並列に配置された状態で、各白鍵変
形部5および白鍵用の非変形部20を介して白鍵連結部
6に連結されている。
【0018】この場合、1オクターブ分の白鍵部4、例
えばC鍵〜B鍵に相当する白鍵部4のうち、隣接する白
鍵部4同士の間に黒鍵部7が配置されることがなく、白
鍵部4同士の接近部分が最も長いE鍵とF鍵との間に位
置する非変形部20および白鍵連結部6の箇所には、ス
リット状の切込み部21が設けられており、この切込み
部21により白鍵連結部6には、薄肉状の屈曲部22が
形成されている。この屈曲部22は、これを中心にE鍵
とF鍵とを離間させる方向に回動させて、E鍵とF鍵の
各先端側の間隔を広げ、この状態でC鍵〜B鍵の1オク
ターブ分の白鍵部4を一体成形し、その成形後に図4に
示すようにE鍵とF鍵とが互いに平行になるように屈曲
する構造になっている。なお、この白鍵連結部6の所定
箇所には、ビス10が挿入するビス孔6aおよび位置決
め孔6bが設けられている。また、白鍵変形部5の側面
または白鍵用の非変形部20の側面には、成形用金型の
ゲートが位置している。
【0019】一方、黒鍵鍵盤3の黒鍵部7の後端部に
は、図5および図6に示すように、それぞれ弾性変形し
ない黒鍵用の非変形部23がその後方に向けて突出して
形成されており、これら黒鍵用の非変形部23の各後端
部には、それぞれ押鍵操作に応じて上下方向に弾性変形
する黒鍵変形部8が形成されている。この場合、黒鍵用
の非変形部23は、剛性を確保するために、それぞれ黒
鍵変形部8よりも上側に厚く形成されている。そして、
黒鍵変形部8の各後端部には、黒鍵部7の配列方向に連
続する黒鍵連結部9が形成されている。これにより、黒
鍵鍵盤3は、図6に示すように、1オクターブ分の黒鍵
部7が並列に配置された状態で、黒鍵用の非変形部23
および黒鍵変形部8を介して黒鍵連結部9に連結されて
いる。この場合、黒鍵連結部9にも、ビス10が挿入す
るビス孔9aが白鍵連結部6のビス孔6aに対応して設
けられていると共に、白鍵連結部6の位置決め孔6bに
嵌合する位置決め突起9bが設けられている。なお、黒
鍵用の非変形部23の側面には、成形用金型のゲートが
位置している。
【0020】このような白鍵鍵盤2と黒鍵鍵盤3を鍵盤
シャーシ1に組み付ける場合には、黒鍵連結部9上に白
鍵連結部6を位置合わせして重ね合わせることにより、
図2に示すように、白鍵部4の間に黒鍵部7を配置させ
て白鍵部4と黒鍵部7を並列に組み合わせる。このとき
には、白鍵部4および黒鍵部7の各後端面がその配列方
向に沿って同一直線上に配置される。この状態で、図1
に示すように、白鍵鍵盤2と黒鍵鍵盤3とを鍵盤シャー
シ1上に配置し、白鍵連結部6と黒鍵連結部9とをビス
10によって鍵盤シャーシ1に固定する。すると、鍵盤
シャーシ1に設けられたゴムスイッチ14に白鍵部4お
よび黒鍵部7の各押圧部11が対応する。この場合、ゴ
ムスイッチ14の中間部分から白鍵連結部6までの距離
と、ゴムスイッチ14の中間部分から黒鍵連結部9まで
の距離とは、同じ長さになっている。
【0021】このような鍵盤装置では、白鍵連結部6と
黒鍵連結部9とを重ね合わせた状態で、白鍵鍵盤2と黒
鍵鍵盤3とが鍵盤シャーシ1に組み付けられると、黒鍵
鍵盤3における黒鍵部7と黒鍵変形部8との間に設けら
れた黒鍵用の非変形部23と、白鍵鍵盤2における白鍵
変形部5と白鍵連結部6との間に設けられた白鍵用の非
変形部20とにより、黒鍵変形部8が白鍵変形部5より
も押鍵操作側と反対側、つまり後方側(図1では右側)
に位置することになる。すなわち、白鍵部4および黒鍵
部7の各後端面がその配列方向に沿って同一直線上に位
置していることにより、これら各後端面を基準面とする
と、黒鍵変形部8は、その中心部が黒鍵用の非変形部2
3の長さだけ基準面から後方に離れた箇所に位置し、ま
た白鍵変形部5は、その中心部が白鍵用の非変形部20
の長さだけ基準面に接近する箇所に位置することにな
る。
【0022】これにより、黒鍵変形部8の中心部が、白
鍵変形部5の中心部よりも、黒鍵用の非変形部23と白
鍵用の非変形部20とによって相対的に後方にずれてい
る。このため、黒鍵部7の押鍵操作点F2から黒鍵変形
部8の中心部までの距離L4と、白鍵部4の押鍵操作点
F1から白鍵変形部5の中心部までの距離L3との差
(L3−L4)を、黒鍵変形部8の中心部と白鍵変形部
5の中心部とが黒鍵用の非変形部23と白鍵用の非変形
部20とによって相対的にずれた長さだけ、小さくする
ことができ、これにより押鍵時における白鍵部4と黒鍵
部7との押鍵力の差を小さくすることができ、白鍵部4
と黒鍵部7とをほぼ同程度の押鍵力にすることができ
る。
【0023】また、この鍵盤装置では、白鍵鍵盤2と黒
鍵鍵盤3とが鍵盤シャーシ1に組み付けられて、ゴムス
イッチ14が白鍵部4および黒鍵部7の配列方向に沿っ
て鍵盤シャーシ1の同一直線上に配置されると、黒鍵鍵
盤3における黒鍵部7と黒鍵変形部8との間に設けられ
た黒鍵用の非変形部23と、白鍵鍵盤2における白鍵変
形部5と白鍵連結部6との間に設けられた白鍵用の非変
形部20とによって、2つのゴムスイッチ14の中間部
分に対応する黒鍵部7の箇所から黒鍵変形部8までの距
離L6が、2つのゴムスイッチ14の中間部分に対応す
る白鍵部4の箇所から白鍵変形部5までの距離L5より
も長く(L6>L5)なる。これによっても、黒鍵部7
の押鍵操作点F2から黒鍵変形部8の中心部までの距離
L4と、白鍵部4の押鍵操作点F1から白鍵変形部5の
中心部までの距離L3との差(L3−L4)を、黒鍵変
形部8の中心部と白鍵変形部5の中心部とが黒鍵用の非
変形部23と白鍵用の非変形部20とによって相対的に
ずれた長さだけ、小さくすることができ、これにより押
鍵時における白鍵部4と黒鍵部7との押鍵力の差を小さ
くすることができ、白鍵部4と黒鍵部7とをほぼ同程度
の押鍵力にすることができる。
【0024】[第2実施形態]次に、図7〜図12を参
照して、この発明の鍵盤装置の第2実施形態について説
明する。この場合には、図1〜図6に示された第1実施
形態と同一部分に同一符号を付して説明する。この鍵盤
装置は、白鍵鍵盤30を第1白鍵鍵盤31と第2白鍵鍵
盤32とに分割した構造で、これ以外は第1実施形態と
ほぼ同じ構造になっている。すなわち、第1白鍵鍵盤3
1は、図8に示す1オクターブ分の白鍵部4のうち、図
10に示すように、1つ置きに配列された白鍵部4、例
えばC鍵、E鍵、G鍵、B鍵に相当する白鍵部4を備
え、これら白鍵部4の各後端部にそれぞれ白鍵変形部5
が設けられ、これら白鍵変形部5の各後端部に白鍵部4
の配列方向に連続する白鍵用の第1非変形部33が連結
され、この第1非変形部33の後端部に第1白鍵連結部
34が形成された構造になっている。この場合、第1非
変形部33は、剛性を確保するために、その厚みが白鍵
変形部5よりも下側に少し厚く形成されている。なお、
第1白鍵連結部34の所定箇所には、ビス10が挿入す
るビス孔34aおよび位置決め孔34bが設けられてい
る。
【0025】また、第2白鍵鍵盤32は、図8に示す1
オクターブ分の白鍵部4のうち、図12に示すように、
第1白鍵鍵盤31と異なる白鍵部4、例えばD鍵、F
鍵、A鍵に相当する白鍵部4を備えており、これ以外は
第1白鍵鍵盤31とほぼ同じ構造になっている。すなわ
ち、これら白鍵部4の後端部にはそれぞれ白鍵変形部5
が形成され、これら白鍵変形部5の各後端部には白鍵用
の第2非変形部35が連結され、この第2非変形部35
の後端部には第2白鍵連結部36が形成されている。こ
の場合、第2非変形部35も、剛性を確保するために、
その厚みが白鍵変形部5よりも上側に少し厚く形成され
ている。なお、この第2白鍵連結部36の所定箇所に
も、ビス10が挿入するビス孔36aおよび位置決め孔
36bが設けられている。
【0026】このような白鍵鍵盤30を黒鍵鍵盤3と共
に鍵盤シャーシ1に組み付ける場合には、まず、第2白
鍵鍵盤32の第2白鍵連結部36上に第1白鍵鍵盤31
の第1白鍵連結部34を重ね合わせて、第1白鍵鍵盤3
1の白鍵部4と第2白鍵鍵盤32の白鍵部4とを並列に
組み合わせ、この状態で第1白鍵連結部34が重ね合わ
された第2白鍵連結部36を黒鍵連結部9の上に重ね合
わせ、これにより図8に示すように、白鍵鍵盤30の各
白鍵部4と黒鍵鍵盤3の各黒鍵部7を並列に組み合わせ
る。このときにも、白鍵部4および黒鍵部7の各後端面
がその配列方向に沿って同一直線上に配置される。この
状態で、図7に示すように、白鍵鍵盤30と黒鍵鍵盤3
とを鍵盤シャーシ1上に配置して、第1、第2白鍵連結
部34、36および黒鍵連結部9をビス10によって鍵
盤シャーシ1に固定し、鍵盤シャーシ1に設けられたゴ
ムスイッチ14に、白鍵部4および黒鍵部7の各押圧部
11を対応させる。
【0027】このような鍵盤装置によれば、第1、第2
白鍵連結部34、36および黒鍵連結部9が重ね合わさ
れた状態で白鍵鍵盤30と黒鍵鍵盤3とが鍵盤シャーシ
1に組み付けられると、黒鍵鍵盤3における黒鍵部7と
黒鍵変形部8との間に設けられた黒鍵用の非変形部23
と、白鍵鍵盤30における白鍵変形部5と第1、第2白
鍵連結部34、36との間にそれぞれ設けられた白鍵用
の第1、第2非変形部33、35とにより、第1実施形
態と同様、黒鍵変形部8が白鍵変形部5よりも押鍵操作
側と反対側、つまり後方側(図1では右側)に位置する
ことになる。このため、黒鍵部7の押鍵操作点F2から
黒鍵変形部8の中心部までの距離L4と、白鍵部4の押
鍵操作点F1から白鍵変形部5の中心部までの距離L3
との差(L3−L4)を、黒鍵変形部8の中心部と白鍵
変形部5の中心部とが黒鍵用の非変形部23と白鍵用の
第1、第2非変形部33、35とによって相対的にずれ
た長さだけ、小さくすることができ、これにより押鍵時
における白鍵部4と黒鍵部7との押鍵力の差を小さくす
ることができ、白鍵部4と黒鍵部7とをほぼ同程度の押
鍵力にすることができる。
【0028】また、この鍵盤装置でも、白鍵鍵盤30と
黒鍵鍵盤3とが鍵盤シャーシ1に組み付けられて、ゴム
スイッチ14が白鍵部4および黒鍵部7の配列方向に沿
って鍵盤シャーシ1の同一直線上に配置されると、黒鍵
鍵盤3の黒鍵用の非変形部23と白鍵鍵盤30の白鍵用
の第1、第2非変形部33、35とによって、2つのゴ
ムスイッチ14の中間部分に対応する黒鍵部7の箇所か
ら黒鍵変形部8までの距離L6が、2つのゴムスイッチ
14の中間部分に対応する白鍵部4の箇所から白鍵変形
部5までの距離L5よりも長く(L6>L5)なる。こ
れによっても、第1実施形態と同様、黒鍵部7の押鍵操
作点F2から黒鍵変形部8の中心部までの距離L4と、
白鍵部4の押鍵操作点F1から白鍵変形部5の中心部ま
での距離L3との差(L3−L4)を、黒鍵変形部8の
中心部と白鍵変形部5の中心部とが黒鍵用の非変形部2
3と白鍵用の第1、第2非変形部33、35とによって
相対的にずれた長さだけ小さくすることができ、これに
よっても押鍵時における白鍵部4と黒鍵部7との押鍵力
の差を小さくすることができ、白鍵部4と黒鍵部7とを
ほぼ同程度の押鍵力にすることができる。
【0029】[第3実施形態]次に、図13〜図18を
参照して、この発明の鍵盤装置の第3実施形態について
説明する。この場合にも、図1〜図6に示された第1実
施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。この
鍵盤装置は、白鍵部4の後端部にゲート形成部40を形
成し、これに伴って黒鍵用の非変形部23を長く形成し
た構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造にな
っている。すなわち、白鍵鍵盤2は、図15および図1
6に示すように、白鍵部4の後端部に白鍵用のゲート形
成部40が後方に向けて突出して形成され、このゲート
形成部40の後端部に、第1実施形態と同様、白鍵変形
部5、白鍵用の非変形部20、および白鍵連結部6が形
成された構造になっている。この場合、ゲート形成部4
0は、剛性を確保するために、その厚みが白鍵部4の下
側に少し突出するように厚く形成され、その上面に白鍵
用の合成樹脂を注入する成形用金型のゲート40aが位
置するように構成されている。
【0030】黒鍵鍵盤3は、図17および図18に示す
ように、白鍵鍵盤2のゲート形成部40に伴って、黒鍵
部7の後端部に形成された黒鍵用の非変形部23の形状
が第1実施形態と異なり、これ以外は第1実施形態と同
じ構造になっている。すなわち、黒鍵用の非変形部23
は、その長さが白鍵鍵盤2のゲート形成部40の長さだ
け、第1実施形態のときよりも長く形成されている。ま
た、この黒鍵用の非変形部23は、剛性を確保するため
に、その厚みが黒鍵部7の下側に少し突出するように厚
く形成され、その上面に黒鍵用の合成樹脂を注入する成
形用金型のゲート23aが位置するように構成されてい
る。なお、鍵盤シャーシ1は、図13に示すように、そ
の後端部が一段高く形成され、この一段高い部分に白鍵
連結部6と黒鍵連結部9とが重ね合わされて取り付けら
れるように構成されている。
【0031】このような鍵盤装置では、第1実施形態と
同様の作用効果があるほか、特に白鍵部4の後端部にゲ
ート形成部40を形成し、黒鍵部7の後端部に黒鍵用の
非変形部23を長く形成したので、白鍵鍵盤2および黒
鍵鍵盤3の各成形用金型にゲート40a、23aを容易
に形成することができる。また、白鍵鍵盤2と黒鍵鍵盤
3を鍵盤シャーシ1に配置して、白鍵連結部6と黒鍵連
結部9とをビス10によって鍵盤シャーシ1の一段高い
部分に固定したときには、図14に示すように、各ゲー
ト40a、23aがその配列方向に沿って同一直線上に
位置するので、図13に示すように、白鍵部4および黒
鍵部7の後側における上方に楽器ケースの操作パネル4
1を配置することにより、この操作パネル41によって
白鍵用のゲート形成部40と黒鍵用の非変形部23を覆
うことができ、これにより各ゲート40a、23aが外
部から見えないように隠すことができる。
【0032】なお、上記第3実施形態では、1オクター
ブ分の白鍵部4を一度に形成する場合について述べた
が、これに限らず、例えば、第2実施形態のように白鍵
鍵盤を第1白鍵鍵盤と第2白鍵鍵盤とに分割して構成す
る場合にも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、白鍵変形部を有する白鍵部と黒鍵変形部
を有する黒鍵部とを並列に配置させた状態で、白鍵連結
部と黒鍵連結部とが鍵盤シャーシ上に取り付けられる鍵
盤装置において、黒鍵変形部を白鍵変形部よりも押鍵操
作側と反対側に位置させたことにより、黒鍵部の押鍵操
作点から黒鍵変形部の中心部までの距離と、白鍵部の押
鍵操作点から白鍵変形部の中心部までの距離との差を、
黒鍵変形部が白鍵変形部よりも押鍵操作側と反対側に位
置した長さだけ小さくすることができ、これにより押鍵
時における白鍵部と黒鍵部との押鍵力の差を小さくする
ことができ、白鍵部と黒鍵部とをほぼ同程度の押鍵力に
することができる。
【0034】この場合、黒鍵鍵盤における黒鍵部と黒鍵
変形部との間に黒鍵用の非変形部が設けられ、白鍵鍵盤
における白鍵変形部と白鍵連結部との間に白鍵用の非変
形部が設けられ、白鍵鍵盤と黒鍵鍵盤とが白鍵連結部と
黒鍵連結部とを重ね合わせた状態で鍵盤シャーシ上に取
り付けられていることにより、黒鍵部の押鍵操作点から
黒鍵変形部の中心部までの距離と、白鍵部の押鍵操作点
から白鍵変形部の中心部までの距離との差を、黒鍵用の
非変形部と白鍵用の非変形部とによって相対的にずれた
長さだけ小さくすることができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、白
鍵変形部を有する白鍵部と黒鍵変形部を有する黒鍵部と
を並列に配置させた状態で、白鍵連結部と黒鍵連結部と
が鍵盤シャーシ上に取り付けられ、この鍵盤シャーシに
白鍵部および黒鍵部の各押鍵操作に応じてスイッチ動作
するスイッチ部が設けられた鍵盤装置において、スイッ
チ部に対応する黒鍵部の箇所から黒鍵変形部の中心部ま
での距離が、スイッチ部に対応する白鍵部の箇所から白
鍵変形部の中心部までの距離よりも長く形成されている
ことにより、黒鍵部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心
部までの距離と、白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の
中心部までの距離との差を小さくすることができ、これ
により、請求項1に記載の発明と同様、押鍵時における
白鍵部と黒鍵部との押鍵力の差を小さくすることがで
き、白鍵部と黒鍵部とをほぼ同程度の押鍵力にすること
ができる。
【0036】この場合、スイッチ部が、白鍵部と黒鍵部
とを並列に配置させた状態で、白鍵部および黒鍵部の配
列方向に沿って鍵盤シャーシの同一直線上に配置され、
黒鍵変形部が、白鍵変形部よりも押鍵操作側と反対側に
位置していることにより、スイッチ部に対応する黒鍵部
の箇所から黒鍵変形部の中心部までの距離を、スイッチ
部に対応する白鍵部の箇所から白鍵変形部の中心部まで
の距離よりも長く形成することができ、これにより黒鍵
部の押鍵操作点から黒鍵変形部の中心部までの距離と、
白鍵部の押鍵操作点から白鍵変形部の中心部までの距離
との差を、黒鍵変形部が白鍵変形部よりも押鍵操作側と
反対側に位置した長さだけ小さくすることができる。
【0037】また、黒鍵鍵盤における黒鍵部と黒鍵変形
部との間に黒鍵用の非変形部が設けられ、白鍵鍵盤にお
ける白鍵変形部と白鍵連結部との間に白鍵用の非変形部
が設けられ、白鍵鍵盤と黒鍵鍵盤とが白鍵連結部と黒鍵
連結部とを重ね合わせた状態で鍵盤シャーシ上に取り付
けられていることにより、黒鍵部の押鍵操作点から黒鍵
変形部の中心部までの距離と、白鍵部の押鍵操作点から
白鍵変形部の中心部までの距離との差を、黒鍵用の非変
形部と白鍵用の非変形部とによって相対的にずれた長さ
だけ小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鍵盤装置の第1実施形態を示した断
面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の白鍵鍵盤の側面図。
【図4】図3の白鍵鍵盤の平面図。
【図5】図1の黒鍵鍵盤の側面図。
【図6】図5の黒鍵鍵盤の平面図。
【図7】この発明の鍵盤装置の第2実施形態を示した断
面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図7の第1白鍵鍵盤の側面図。
【図10】図9の第1白鍵鍵盤の平面図。
【図11】図7の第2白鍵鍵盤の側面図。
【図12】図11の第2白鍵鍵盤の平面図。
【図13】この発明の鍵盤装置の第3実施形態を示した
断面図。
【図14】図13の平面図。
【図15】図13の白鍵鍵盤の側面図。
【図16】図15の白鍵鍵盤の平面図。
【図17】図13の黒鍵鍵盤の側面図。
【図18】図17の黒鍵鍵盤の平面図。
【図19】従来の鍵盤装置の断面図。
【符号の説明】
1 鍵盤シャーシ 2、30 白鍵鍵盤 3 黒鍵鍵盤 4 白鍵部 5 白鍵変形部 6 白鍵連結部 7 黒鍵部 8 黒鍵変形部 9 黒鍵連結部 14 ゴムスイッチ 20 白鍵用の非変形部 23 黒鍵用の非変形部 31 第1白鍵鍵盤 32 第2白鍵鍵盤 33 白鍵用の第1非変形部 34 第1白鍵連結部 35 白鍵用の第2非変形部 36 第2白鍵連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押鍵操作される白鍵部がその押鍵操作に応
    じて弾性変形する白鍵変形部を介して白鍵連結部に連結
    された白鍵鍵盤と、押鍵操作される黒鍵部がその押鍵操
    作に応じて弾性変形する黒鍵変形部を介して黒鍵連結部
    に連結された黒鍵鍵盤と、前記白鍵部と前記黒鍵部とを
    並列に配置させた状態で前記白鍵連結部と前記黒鍵連結
    部とが取り付けられる鍵盤シャーシとを備えた鍵盤装置
    において、 前記白鍵部と前記黒鍵部とを並列に配置させた状態で、
    前記黒鍵変形部を前記白鍵変形部よりも押鍵操作側と反
    対側に位置させたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】前記黒鍵鍵盤における前記黒鍵部と前記黒
    鍵変形部との間には黒鍵用の非変形部が設けられ、前記
    白鍵鍵盤における前記白鍵変形部と前記白鍵連結部との
    間には白鍵用の非変形部が設けられ、 前記白鍵鍵盤と前記黒鍵鍵盤とは、前記白鍵連結部と前
    記黒鍵連結部とを重ね合わせた状態で前記鍵盤シャーシ
    上に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】押鍵操作される白鍵部がその押鍵操作に応
    じて弾性変形する白鍵変形部を介して白鍵連結部に連結
    された白鍵鍵盤と、押鍵操作される黒鍵部がその押鍵操
    作に応じて弾性変形する黒鍵変形部を介して黒鍵連結部
    に連結された黒鍵鍵盤と、前記白鍵部と前記黒鍵部とを
    並列に配置させた状態で前記白鍵連結部と前記黒鍵連結
    部とが取り付けられる鍵盤シャーシと、この鍵盤シャー
    シに設けられて前記白鍵部および前記黒鍵部の各押鍵操
    作に応じてスイッチ動作するスイッチ部とを備えた鍵盤
    装置において、 前記スイッチ部に対応する前記黒鍵部の箇所から前記黒
    鍵変形部の中心部までの距離が、前記スイッチ部に対応
    する前記白鍵部の箇所から前記白鍵変形部の中心部まで
    の距離よりも長く形成されていることを特徴とする鍵盤
    装置。
  4. 【請求項4】前記スイッチ部は、前記白鍵部と前記黒鍵
    部とを並列に配置させた状態で、前記白鍵部および前記
    黒鍵部の配列方向に沿って前記鍵盤シャーシの同一直線
    上に配置され、 前記黒鍵変形部は、前記白鍵変形部よりも押鍵操作側と
    反対側に位置していることを特徴とする請求項3に記載
    の鍵盤装置。
  5. 【請求項5】前記黒鍵鍵盤における前記黒鍵部と前記黒
    鍵変形部との間には黒鍵用の非変形部が設けられ、前記
    白鍵鍵盤における前記白鍵変形部と前記白鍵連結部との
    間には白鍵用の非変形部が設けられ、 前記白鍵鍵盤と前記黒鍵鍵盤とは、前記白鍵連結部と前
    記黒鍵連結部とを重ね合わせた状態で前記鍵盤シャーシ
    上に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記
    載の鍵盤装置。
JP2000163877A 2000-06-01 2000-06-01 鍵盤装置 Abandoned JP2001343977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163877A JP2001343977A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 鍵盤装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163877A JP2001343977A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 鍵盤装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001343977A true JP2001343977A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18667571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163877A Abandoned JP2001343977A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 鍵盤装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001343977A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025574A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2016080859A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ヤマハ株式会社 鍵ユニット
CN109272974A (zh) * 2018-11-27 2019-01-25 宁波海宇科技有限公司 一种用于电钢琴的按键结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025574A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP4640700B2 (ja) * 2005-07-21 2011-03-02 ヤマハ株式会社 鍵盤装置
JP2016080859A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ヤマハ株式会社 鍵ユニット
CN109272974A (zh) * 2018-11-27 2019-01-25 宁波海宇科技有限公司 一种用于电钢琴的按键结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7151212B2 (en) Compact keyboard apparatus with accurate detection of key pressing speed
US20190043459A1 (en) Pivot mechanism and keyboard apparatus
US20200043452A1 (en) Actuator, pressing device and keyboard instrument
US6617502B2 (en) Keyboard device for electronic keyboard musical instrument
JP2001343977A (ja) 鍵盤装置
JP5532670B2 (ja) 電子鍵盤楽器
US7411122B2 (en) Keyboard device for keyboard musical instrument
JP5720923B2 (ja) 鍵盤装置
JPH11175067A (ja) 鍵盤装置
JP3303624B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP2001215968A (ja) 鍵盤装置
JPH0922288A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP5050844B2 (ja) 鍵盤装置
JP3610711B2 (ja) 電子部品実装構造
JP3670485B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JP2023107580A (ja) 鍵盤ユニット
JP3684741B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP6198117B2 (ja) 鍵盤装置及び鍵盤楽器
JP3746373B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JPS59142600A (ja) タツチレスポンス鍵盤
JPH01170990A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP2005208439A (ja) 鍵盤装置
JP3746375B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JP2001222277A (ja) 鍵盤装置
JPH04166995A (ja) 鍵盤装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060118

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20080129