JPH11175067A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JPH11175067A
JPH11175067A JP9339799A JP33979997A JPH11175067A JP H11175067 A JPH11175067 A JP H11175067A JP 9339799 A JP9339799 A JP 9339799A JP 33979997 A JP33979997 A JP 33979997A JP H11175067 A JPH11175067 A JP H11175067A
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JP9339799A
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Takamichi Masubuchi
孝道 増渕
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵盤装置において鍵の下部スペースを有効利
用し、設計自由度を高めてコストを低減する。 【解決手段】 回路基板5上に配設された鍵スイッチ7
の接点ラバー72の上面に吸盤72e−1を形成する。
白鍵21の裏面に平板21bを取り付ける。平板21b
に吸盤72e−1を吸着させて、白鍵21に接点ラバー
72の上端を固定する。黒鍵11にも鍵スイッチ6の接
点ラバーの上端を固定する。接点ラバー72の上死点を
白鍵21の上限とし、鍵ストッパを省く。白鍵21の支
点部22および黒鍵11の支点部12を各鍵より幅の広
い幅広部として、鍵並び本方向に剛性を持たせて鍵ガイ
ドをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤における鍵の
上限位置を規制する機構を改良することにより、鍵の下
部スペースを有効利用できるようにした鍵盤装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器などの鍵盤装置は、押鍵
後離鍵したときに鍵が所定の位置まで復帰するように、
各鍵に鍵復帰力を与える機構を備えている。図12はこ
のような機構の一例を示す図であり、鍵10(図では黒
鍵の例を示している。)の下部に回路基板100が配設
され、この回路基板100上に鍵10の押鍵を検出する
鍵スイッチ110が配設されている。この鍵スイッチ1
10は接点式スイッチであり、弾性部材からなる接点ラ
バー110a、接点ラバー110a内に形成された可動
接点110b、回路基板100上に形成された固定接点
110cから構成されている。なお、回路基板100
は、鍵10を揺動自在に支持する図示しないフレーム等
の支持手段に固定されている。
【0003】鍵10の裏面には下端が接点ラバー110
aに当接するアクチュエータ10−1が形成されてお
り、鍵10を押鍵することによりアクチュエータ10−
1が接点ラバー110aを弾性変形させ、可動接点11
0bが固定接点110cに接触して押鍵が検出される。
そして、離鍵すると接点ラバー110aがその弾性回復
力によりアクチュエータ10−1を押し上げ、鍵10は
図12の元の位置に復帰する。すなわち、この例では、
接点ラバー110aの弾性回復力が鍵復帰力として利用
されている。
【0004】このように、鍵盤装置において、鍵には鍵
復帰力が与えられているので、離鍵時に、黒鍵同士およ
び白鍵同士の上面の面合わせを行うために、離鍵時の上
限位置を規制する鍵ストッパを備えている。例えば図1
1(A) のように、黒鍵10の先端部の一部を下方に延長
して水平断面「コ」の字型の下方延長部10aを形成す
るとともに、この下方延長部10aの下端に鍵の長手方
向に延びる当接部10bを形成し、この下方延長部10
aと当接部10bにより鍵ストッパ10cを形成してい
る。また、図11(B) のように、白鍵20についても黒
鍵10の鍵ストッパ10cと同じ位置に、水平断面
「コ」の字型の下方延長部20aと当接部20bからな
る鍵ストッパ20cが形成されている。
【0005】そして、黒鍵10と当接部10bの間およ
び白鍵20と当接部20bの間に、黒鍵白鍵の両方に共
通の上限ダンパー30が配設され、当接部10b,20
bが上限ダンパー30に当接することにより、黒鍵1
0,白鍵20の上下位置が規制される。なお、当接部1
0b,20bの下方には図示しない下限ダンパーが配設
されており、当接部10b,20bが下限ダンパーに当
接することにより下限位置が規制される。
【0006】この例の黒鍵10および白鍵20はそれぞ
れがユニット化されており、黒鍵10の後端部に支点部
10dが形成され、さらに複数の黒鍵(例えば1オクタ
ーブ分)について支点部10dを共通支持部10eで連
結して、複数の黒鍵10を一体に樹脂成形し、黒鍵ユニ
ットが構成されている。白鍵ユニットも同様に、白鍵2
0、支点部20dおよび共通支持部20eを一体に樹脂
成形したものである。そして、黒鍵ユニットの共通支持
部10eと白鍵ユニットの共通支持部20eを重ね合わ
せ、黒鍵10と白鍵20を組み付けて鍵盤が構成され
る。なお、支点部10d,20dは弾性変形が可能であ
り、黒鍵10および白鍵20は共通支持部10e,20
eによりフレーム等の支持手段に対して揺動可能に支持
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の鍵
盤は樹脂成形により形成されるが、上記のような鍵スト
ッパ10c,20cを形成すると成形用金型が複雑にな
る。特に図11のような構造では、当接部10b,20
bの部分でアンダーカットを要し、金型のコストが高く
なるという問題がある。また、アンダーカットを回避す
る方法もあるが、一般に構造が複雑になるので、金型を
分割してこの分割した金型同士の多数の合わせ面を調整
する必要があり、金型製作が困難になってコストが高く
なるという問題がある。
【0008】また、鍵盤の下部には一般に各種の部品が
配設され、鍵盤装置を多機能化しようとするとその部品
数も増えるので、上記従来のような構造では鍵ストッパ
10c,20cを設けることにより、設計上制約を受け
るという問題がある。例えば、鍵の先端側は押鍵時の変
位が大きいので、プリタッチセンサ(押鍵直前の状態に
より奏法検出等を行うためのセンサ)などを配設するの
に適している。しかし、従来の鍵ストッパ10c,20
cは鍵の左右の振れを防止するための鍵ガイドとして利
用されることが多く、そのガイド機能を高めるために鍵
ストッパ10c,20c自体が鍵の先端寄りに設けられ
る傾向にある。このため鍵ストッパ10c,20cがプ
リタッチセンサ等を設けるための障害となる。また、鍵
盤装置に鍵ハンマーを取り付けようとすると、この鍵ハ
ンマーは鍵の下に取付スペースを要し、しかも鍵ハンマ
ーは押鍵により揺動するので、鍵ストッパ10c,20
cが障害となる。すなわち、鍵盤の下部で省スペースを
図ることは設計自由度が高まるなど様々な点で有効であ
る。
【0009】また、このように鍵ストッパ10c,20
cの位置や形状が設計上の制約を生むということは、鍵
ユニットを鍵盤装置の機能に応じて設計する必要があ
り、最悪の場合、鍵盤装置の機種毎に異なる鍵盤を作成
しなければならなくなる。すなわち、鍵盤の外観形状は
共通にできるにもかかわらず、機種毎に成形用金型が必
要となってコスト高となるという問題がある。
【0010】本発明は、従来の鍵盤装置において鍵と一
体に形成していた鍵ストッパを省くことで鍵の下部スペ
ースを有効利用できるとともに、設計自由度を高めてコ
ストを低減できる新規な鍵盤装置を提供することを課題
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の鍵盤
装置は、押離鍵方向に揺動自在に支持された鍵と、該鍵
を支持する支持手段と、前記鍵の裏側に接する連動部を
有する部材であってその一部分が前記支持手段に対して
固定され、押鍵に対して鍵復帰力を与える鍵復帰力発生
部材と、前記鍵と前記鍵復帰力発生部材の前記連動部と
を連結する連結手段と、を備え、前記鍵への押鍵力の解
放時に、前記鍵復帰力発生部材の前記連動部が定位置ま
で復帰することで、該鍵復帰力発生部材に連結された前
記鍵の上限を規制するようにしたことを特徴とする。
【0012】なお、鍵復帰力発生部材について「その一
部分が支持手段に対して固定され」とは次のことを意味
する。例えば、支持手段は鍵を支持するフレーム等であ
って、この支持手段に固定された回路基板等に固定され
た接点ラバーを鍵復帰力発生部材とした場合などのよう
に、鍵復帰力発生部材が支持手段に直接固定されていな
くても、鍵復帰力発生部材の一部分(例えば接点ラバー
における回路基板との固定部分)と支持手段とが互いに
固定関係にあることをいう。
【0013】上記請求項1の鍵盤装置によれば、鍵の上
限位置は鍵復帰力発生部材のみによって規制されるの
で、従来の鍵ストッパ(10c,20c)や上限ダンパ
ー30等も不要となり、その分、鍵の下部スペースを有
効利用できる。例えばプリタッチセンサなど、各種のセ
ンサやスイッチ等を容易に設けることができる。
【0014】また、設計上制約となる鍵ストッパがない
ので、鍵の下部スペースを利用する際の設計自由度が高
まる。したがって、鍵を形成する金型を各種の機種で共
通にできる。すなわち、同一鍵を異機種の電子楽器に用
いることができ、さらに、同機種で鍵盤装置の機能を拡
張する場合でも鍵の設計変更を必要とせず、コストも低
減する。さらに、鍵ストッパを形成する必要がないの
で、金型の設計が容易になり、コストが低減する。
【0015】請求項2の鍵盤装置は請求項1の構成を備
え、前記連結手段は、前記鍵復帰力発生部材の前記連動
部に形成された吸盤と、前記鍵の裏面に形成された平坦
部とで構成され、該平坦部を該吸盤で吸着することによ
り鍵と鍵復帰力発生部材とを連結するようにしたことを
特徴とする。
【0016】上記請求項2の鍵盤装置によれば、請求項
1の作用効果に加えて、次のような作用効果を奏する。
例えば、鍵復帰力発生部材として鍵スイッチの接点ラバ
ーを、支持手段としてフレームを用いた場合を例に説明
すると、鍵盤の組み立て時に、鍵スイッチを配設した回
路基板をフレームに取り付け、次に、鍵ユニットをフレ
ームに取り付けて鍵を接点ラバーの上に配置し、最後
に、鍵を押すだけで鍵の裏面の平坦部に接点ラバーの連
動部の吸盤が吸着する。したがって、鍵と接点ラバーを
容易に連結することができ、組み立て作業も容易にな
る。
【0017】また、接点ラバーの連動部と鍵とを例えば
係合構造などによって連結する場合には、連動部と鍵と
の相互間に位置ずれがあると、鍵盤組立て後に、主に接
点ラバーにおいて鍵の水平方向に内部応力を生じること
になり、鍵の操作感が悪くなる恐れがある。しかし、請
求項2の鍵盤装置によれば、鍵盤の組み立て時に鍵を押
すことで鍵と連動部とを最後に連結することができ、し
かも、鍵の平坦部に対する吸盤の吸着位置には自由度が
あるので、鍵と連動部との相互間に位置ずれがあって
も、両者はそれなりの位置で連結される。したがって、
内部応力を生じることがなく、鍵の操作感への影響が生
じない。
【0018】請求項3の鍵盤装置は請求項1または請求
項2の構成を備え、鍵復帰力発生部材が鍵スイッチの接
点ラバーである。したがって、この請求項3の鍵盤装置
によれば、鍵スイッチを構成する部材を鍵復帰力発生部
材として兼用しているので部品点数が少なくてよいなど
の効果がある。
【0019】また、この請求項3のうち請求項2の構成
(連結手段が吸盤と平坦部)を備えた鍵盤装置によれ
ば、請求項2の前述した作用説明のように、鍵と接点ラ
バーの連動部との相互間に位置ずれがあっても、吸盤と
平坦部により両者はそれなりの位置で連結され、内部応
力を生じることがない。したがって、接点位置のずれ等
がなく、押鍵タイミングのずれ(いわゆるチャタリング
・キーオン)を生じる恐れもない。
【0020】また、鍵の裏面の平坦部の鍵長手方向の幅
を大きくしておくことで、例えば、接点ラバーの配設位
置について前後方向に自由度が高まるので、鍵スイッチ
の位置を決めるときの設計自由度が高まる。例えば、白
鍵と黒鍵は長さが異なっており、演奏を行うとき主に押
鍵する位置は支点部(10d,20d)に対して白鍵で
は遠くなり、黒鍵では近くなる。このため、白鍵および
黒鍵について、同種同形状の接点ラバーを用いた鍵スイ
ッチを同じ位置(支点部から等距離)に配置すると、梃
子の原理から白鍵と黒鍵ではタッチ感が異なってしま
う。そこで、例えば、黒鍵用の鍵スイッチ6を支点部1
2に近くし、白鍵用の鍵スイッチ7を支点部22から遠
くして配置する場合もある。また、白鍵および黒鍵の鍵
スイッチを同じ位置に配置して別の手段によりタッチ感
を補正する場合もある。しかし、請求項3の鍵盤装置は
鍵スイッチ(接点ラバー)の位置に自由度があるので、
鍵スイッチを白鍵と黒鍵で前後に異ならせて配置する場
合でも、同じ位置に並べて配置する場合でも、いずれの
場合でも同じ接点ラバーを共通に用いることができる。
【0021】請求項4の鍵盤装置は請求項1または請求
項2または請求項3の構成を備え、前記鍵の後方に幅の
広い肉薄の支点部が該鍵と一体に形成されていることを
特徴とする。この請求項4の鍵盤装置によれば、請求項
1または請求項2または請求項3の各々の構成に応じて
前記同様の作用効果が得られるとともに、次の特有な作
用効果が得られる。すなわち、支点部の部分が幅方向の
力に対して剛性を呈するので、鍵が支点部を揺動支点と
して揺動するとき左右方向(鍵の並び方向)への振れが
防止されるので、鍵ガイドが不要となり、特に、鍵の先
端側下部スペースを有効利用でき、前述のプリタッチセ
ンサやハンマー等を設けるのに効果的である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例
の鍵盤装置の断面図、図2は同鍵盤装置における鍵スイ
ッチ部分の拡大断面図、図3は同鍵スイッチ部分の押鍵
時の状態を示す拡大断面図、図4は同鍵盤装置における
黒鍵ユニットと白鍵ユニットの一部斜視図、図5は同黒
鍵ユニットと白鍵ユニットの組み付け状態を示す一部平
面図である。この第1実施例は、鍵復帰力発生部材とし
て鍵スイッチの接点ラバーを利用し、さらに鍵と鍵復帰
力発生部材とを連結する連結手段を吸盤と平板部とで構
成した実施例である。
【0023】黒鍵ユニット1は、複数の黒鍵11、黒鍵
11の後端部(演奏者と反対側の端部)から延びる板状
の支点部12および各黒鍵11の支点部12を連結する
共通支持部13を備え、これら黒鍵11、支点部12お
よび共通支持部13は黒色の合成樹脂で一体に樹脂成形
されている。また、白鍵ユニット2も同様に、複数の白
鍵21、板状の支点部22および支点部22を連結する
共通支持部23を、白色の合成樹脂で一体に樹脂成形し
たものである。
【0024】なお、図では省略してあるが、黒鍵ユニッ
ト1および白鍵ユニット2は、例えば1オクターブ分の
黒鍵11および白鍵21を備えたものである。また、黒
鍵11および白鍵21の演奏操作を行う部分の外観形状
は通常の鍵盤と同様の形状であり、黒鍵11は上部に台
形状の押鍵部を有する中空箱型の形状である。また、白
鍵21は上面を平面とした中空箱型の形状で、その片側
面または両側面を段状にして隣接する白鍵と共に黒鍵配
置部2a(図5参照)を形成している。
【0025】図4に示したように、黒鍵11および白鍵
21の側面の下縁部の中程には、鍵の幅より長さの長い
切欠き部11a,21aがそれぞれ形成されており、こ
の切欠き部11a,21aには長方形の平板11b,2
1bがそれぞれ填め込まれている。この平板11b,2
1bは切欠き部11a,21aの部分で黒鍵11、白鍵
21にそれぞれ接着されており、この平板11b,21
bにより請求項2に係る平坦部が構成されている。
【0026】以上のように構成された黒鍵ユニット1と
白鍵ユニット2は、黒鍵11を白鍵ユニット2の黒鍵配
置部2a(図5)に填め込んだ状態で、白鍵ユニット2
の共通支持部23を黒鍵ユニット1の共通支持部13の
上に重ねて組み付けられ、これにより鍵盤が構成され
る。そして、図1に示したように、この重ねられた共通
支持部13,23の部分で、ネジ3により支持手段とし
てのフレーム4の後端部41に取り付けられている。支
点部12,22は肉薄で弾性変形が可能なヒンジ部の役
目をしており、黒鍵11および白鍵21は共通支持部1
3,23によりフレーム4に対して揺動可能に支持され
ている。
【0027】また、図4および図5に示したように、支
点部12,22は黒鍵11および白鍵21の後端部より
それぞれ幅が広くなっており、これにより鍵ガイドをな
くした構成になっている。すなわち、支点部12,22
の幅が広いのでこの支点部12,22の部分が幅方向の
力に対して剛性を呈し、黒鍵11および白鍵21は左右
方向への振れが規制される。したがって、鍵ガイドがな
くてもあたかも鍵ガイドがあるが如く一定位置で上下揺
動可能になる。
【0028】図1に示したように、黒鍵11および白鍵
21の下方にはフレーム4に固定された回路基板5が配
設されており、この回路基板5上には黒鍵11および白
鍵21の押鍵操作を検出する鍵スイッチ6,7がそれぞ
れ配置されている。この実施例では、黒鍵用の鍵スイッ
チ6を白鍵用の鍵スイッチ7よりも奥(共通支持部1
3,寄り)に配設することで、黒鍵11と白鍵21の押
鍵時のタッチ感が同程度になるように設定されている。
また、回路基板5の先端縁の上部には黒鍵11および白
鍵21の下限を共通に規制する下限ダンパー8が鍵の並
び方向に敷設されている。
【0029】以下、白鍵用の鍵スイッチ7について説明
するが、黒鍵用の鍵スイッチ6も鍵スイッチ7と同じ構
造になっている。鍵スイッチ7は、回路基板5に形成さ
れた固定接点71、固定接点71を覆うように回路基板
5に取り付けられた接点ラバー72および接点ラバー7
2の内部に形成された可動接点73とで構成されてい
る。図6は接点ラバー72の斜視図である。接点ラバー
72はシリコンゴム等の弾性部材を型成形したものであ
り、回路基板5に接触するフランジ部72a、このフラ
ンジ部72aの裏面に形成された先端が矢尻状のボス部
72b、フランジ部72aの内側縁からドーム状に立ち
上がる可動部72c、この可動部72cの内側に形成さ
れ下面に可動接点73が形成された下突部72d、およ
び、可動部72cの上部に形成された円柱ブロック状の
連動部72eで構成されている。また、連動部72eの
上面は凹面とされて吸盤72e−1が構成されている。
なお、接点ラバー72はシリコンゴムなどで構成されて
いることから、金型製造時のアンダカットになるボス部
72bは無理抜きなどで対応できるので、安価に製造で
きる。
【0030】図2に示したように、接点ラバー72は、
ボス部72bを回路基板5の嵌合穴51に圧入すること
により、フランジ部72aを固定接点71の周囲で回路
基板5に接触させて固定されており、連動部72eが白
鍵21の平板21bの範囲内になるように配置されてい
る。なお、この図2は鍵盤装置の組み立て時の断面図で
あり、白鍵21と接点ラバー72がまだ連結されていな
い状態を示している。
【0031】以上の構成により、鍵盤装置の組み立て時
には次のように作用する。すなわち、接点ラバー72は
弾性部材で形成されているので、白鍵21を押下する
と、図3に示したように、平板21bが連動部72eを
押し下げることにより可動部72cが弾性変形し、下突
部72dの可動接点73が固定接点71に接触する。こ
のとき、連動部72eおよび下突部72dはブロック状
になっているので可動部72cより変形が少なく、白鍵
21を少し強く押すことにより、主に吸盤72e−1の
部分が変形して、吸盤72e−1が平板21bに吸着さ
れる。さらに少し押すと、白鍵21の下面が下限ダンパ
ー8(図1参照)に当接して、下限位置で止まる。
【0032】そして、白鍵21に対する押鍵力をなくす
と主に接点ラバー72の弾性回復力により、白鍵21が
図1の状態まで戻る。すなわち、接点ラバー72の可動
部72cはドーム状の形状を保持しようとするので、押
圧力をなくすと白鍵21を押し上げ、また、離鍵時の反
動で白鍵21が上に跳ね上がろうとしても、可動部72
cがドーム状の形状を保持しようとし、また連動部72
eと白鍵21が連結されているので白鍵21をひきと
め、瞬時に所定の上限位置で停止する。このように、接
点ラバー72により白鍵21の上限位置が規制される。
なお、以上の説明は白鍵21とこれに対応する鍵スイッ
チ7について説明したが、黒鍵11および鍵スイッチ6
についても同様に作用する。
【0033】ここで、図1に示したように、この実施例
の鍵盤装置は、回路基板5の先端側にプリタッチセンサ
ー9を備えている。このプリタッチセンサー9は、回路
基板5に配設されたL型のアーム91の上端に発光ダイ
オードと受光素子を対面させた投受光部91aが取り付
けられ、白鍵21の裏面に取り付けられた遮光板92に
は複数(この例では4つ)の透孔92aが形成されてい
る。また、この遮光板92は、白鍵21が押下されたと
きに投受光部91aの発光ダイオードと受光素子との間
を通過するように配置されている。そして、押鍵時に遮
光板92の複数の透孔92により投受光部91aが受光
するタイミングの差に基づいて、キーオン直前の押鍵の
仕方など判定し、奏法検出等を行う。このように、従来
の鍵ストッパ(図11の10c,20c)を省くことが
できるので、プリタッチセンサー9を設けることもで
き、鍵の下部スペースを有効利用することができる。
【0034】図7は第2実施例における接点スイッチ部
分の拡大断面図、図8は第2実施例における白鍵ユニッ
トおよび黒鍵ユニットの一部を示す斜視図であり、この
第2実施例は鍵と接点ラバーとを連結する連結手段の他
の実施例である。なお、以下の各実施例において、第1
実施例と同様な要素には同符号を付記してその説明は省
略する。
【0035】図8に示したように、黒鍵11および白鍵
21の裏面の鍵スイッチ対応部分には、断面十字状のア
クチュエータ11c,21cがそれぞれ形成されてい
る。このアクチュエータ11c,21cの下端部分は幅
を狭くした接点ラバー取付部11c−1,21c−1と
され、この接点ラバー取付部11c−1,21c−1の
付け根の水平な端面は当接面11c−2,21c−2と
なっている。
【0036】また、図7に白鍵21および白鍵用の鍵ス
イッチの接点ラバー72について示したように、接点ラ
バー72において、可動部72cの上部に形成された連
動部72fは内部にアクチュエータ嵌合穴72f−1が
形成された円筒形状になっており、接点ラバー72の成
形時におけるアクチュエータ嵌合穴72f−1の内径
は、アクチュエータ21cの接点ラバー取付部21c−
1の幅より小さく形成されている。また、アクチュエー
タ嵌合穴72f−1の深さは、接点ラバー取付部21c
−1の長さより深く形成されている。
【0037】そして、鍵盤装置の組み立て時に、アクチ
ュエータ21cの接点ラバー取付部21c−1を、連動
部72fのアクチュエータ嵌合穴72f−1に圧入する
ことにより、白鍵21と接点ラバー72が連結される。
また、このとき、連動部72fの上部端面が接点ラバー
取付部21c−1の付け根の当接面21c−2に当接す
ることにより、アクチュエータ21cと接点ラバー72
の取付深さが予め決められた一定位置になる。
【0038】なお、この第2実施例でも、白鍵21の押
鍵により接点ラバー72の可動部72cが弾性変形し、
また、押鍵力の解放により、この可動部72cの弾性回
復力により白鍵21が元の位置に復帰し、接点ラバー7
2によって上限位置が規制されることは第1実施例と同
様である。また、黒鍵11および黒鍵用の鍵スイッチに
おいても同様の構成になっており白鍵21の場合と同様
に作用する。
【0039】図9は第3実施例における接点スイッチ部
分の拡大断面図、図10は第3実施例における白鍵ユニ
ットおよび黒鍵ユニットの一部を示す斜視図であり、こ
の第3実施例は鍵と接点ラバーとを連結する連結手段お
よび鍵スイッチの他の実施例である。
【0040】図10に示したように、黒鍵11および白
鍵21の裏面の鍵スイッチ対応部分には、接点ラバー取
付穴11d−1,21d−1を有する円筒形状のアクチ
ュエータ11d,21dがそれぞれ形成されている。
【0041】また、図9に示したように、接点ラバー7
2において、可動部72gは、フランジ部72aの内側
縁周辺に形成されたスカート部72g−1と、このスカ
ート部72g−1からドーム状に立ち上がる椀状部72
g−2とで構成されている。また、可動部72gの上部
には白鍵21のアクチュエータ21dの接点ラバー取付
穴21d−1に嵌合する縦長の連動部72hが形成され
ており、鍵盤装置の組み立て時に、連動部72hをアク
チュエータ21dの接点ラバー取付部21c−1に圧入
することにより、白鍵21と接点ラバー72が連結され
る。
【0042】この実施例の鍵スイッチはイニシャルタッ
チセンサを備えている。すなわち、可動部72gの内側
のスカート部72g−1と椀状部72g−2の境界部分
は下突部72g−3A,72g−3Bとなっており、支
点部22側の下突部72g−3Aには第1メーク可動接
点73A設けられ、白鍵21の先端側の下突部72g−
3Bには第2メーク可動接点73Bが設けられている。
また、回路基板5において第1,第2メーク可動接点7
3A,73Bに対応する位置にはそれぞれ第1メーク固
定接点71A、第2メーク固定接点71Bが設けられて
いる。
【0043】さらに、可動部72gの上部に形成された
連動部72hは支点部22側(図9では右側)に寄って
おり、これにより押鍵時には、支点部22側のスカート
部72g−1が先に変形する。すなわち、押鍵時には、
先ず支点部22側の第1メーク可動接点73Aと第1メ
ーク固定接点71Aがオンとなり、これと時間差をおい
て第2メーク可動接点73Bと第2メーク固定接点71
Bがオンとなる。そして、このオンとなる時間差によ
り、押鍵速度(ベロシティ)が検出される。
【0044】なお、この第3実施例でも、白鍵21の押
鍵時に可動部72gが弾性変形し、押鍵力の解放により
可動部72gの弾性回復力により白鍵21が元の位置に
復帰し、接点ラバー72によって上限位置が規制される
ことは前記各実施例と同様である。また、黒鍵11およ
び黒鍵用の鍵スイッチにおいても同様の構成になってお
り白鍵21の場合と同様に作用する。
【0045】以上の実施例では、鍵復帰力発生部材とし
て接点ラバーを用いた例について説明したが、押鍵力の
解放時に弾性回復力により鍵を所定位置に停止させるも
のであればよい。すなわち、実施例における支点部1
2,22の弾性力も鍵を復帰させるのに寄与している
が、この支点部12,22の弾性力だけをみると、この
弾性力は支点部12,22の構造上、離鍵時に鍵を振動
させるような力(押鍵力と鍵の変位量が線形となるよう
な力)となっている。しかし、接点ラバー72は押鍵時
に可動部72c(72g)が挫屈現象を起こし、弾性回
復力はこの挫屈した状態をもとの形状に復帰する力であ
り、鍵を振動させるような力ではない。そこで、この接
点ラバーのような弾性回復力(鍵復帰力)を有する部材
を用いればよい。
【0046】なお、本発明は黒鍵ユニットや白鍵ユニッ
トの鍵の数など、鍵の構造に限定されるものではない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の鍵盤装置によれば、鍵への押鍵力の解放時に、この鍵
に連結された鍵復帰力発生部材の連動部が定位置まで復
帰することで、鍵の上限を規制するようにしたので、鍵
と一体に形成されるような鍵ストッパを省くことで鍵の
下部スペースを有効利用できるとともに、設計自由度を
高めてコストを低減できる。
【0048】なお、請求項2の鍵盤装置によれば、鍵の
裏面に形成された平坦部を鍵復帰力発生部材の連動部に
形成された吸盤で吸着することにより、鍵と鍵復帰力発
生部材とを連結するようにしたので、請求項1の作用効
果に加えて、次のような作用効果を奏する。鍵盤の組み
立て時に、鍵を押すだけで鍵と例えば鍵復帰力発生部材
としての接点ラバーとを容易に連結することができ、組
み立て作業も容易になる。また、鍵の平坦部に対する吸
盤の吸着位置には自由度があるので、鍵と連動部との相
互間に位置ずれがあっても、両者はそれなりの位置で連
結され、接点ラバー等の鍵復帰力発生部材に内部応力を
生じることがなく、鍵の操作感への影響が生じない。
【0049】さらに、請求項3の鍵盤装置によれば、鍵
復帰力発生部材として鍵スイッチの接点ラバーを用いて
いるので、請求項1あるいは請求項2の作用効果に加え
て、次のような作用効果を奏する。鍵スイッチを構成す
る部材を鍵復帰力発生部材として兼用しているので部品
点数が少なくなる。また、連結手段が吸盤と平坦部とす
ればば、鍵と接点ラバーの連動部との相互間に位置ずれ
があっても、接点ラバーに内部応力を生じることがな
く、接点位置のずれ等がなく、押鍵タイミングのずれを
生じる恐れもない。また、鍵の裏面の平坦部の鍵長手方
向の幅を大きくしておくことで、例えば、接点ラバーの
配設位置について前後方向に自由度が高まり、鍵スイッ
チの位置を決めるときの設計自由度が高まる。
【0050】さらに、請求項4の鍵盤装置によれば、鍵
の後方に幅の広い肉薄の支点部を該鍵と一体に形成する
ようにしたので、請求項1または請求項2または請求項
3の各々の構成に応じて前記同様の作用効果が得られる
とともに、鍵が支点部を揺動支点として揺動するとき左
右方向(鍵の並び方向)への振れが防止されるので、鍵
ガイドが不要となり、特に、鍵の先端側下部スペースを
有効利用でき、プリタッチセンサやハンマー等を設ける
のに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の鍵盤装置の断面図であ
る。
【図2】同鍵盤装置における鍵スイッチ部分の拡大断面
図である。
【図3】同鍵スイッチ部分の押鍵時の状態を示す拡大断
面図である。
【図4】同鍵盤装置における黒鍵ユニットと白鍵ユニッ
トの一部斜視図である。
【図5】同黒鍵ユニットと白鍵ユニットの組み付け状態
を示す一部平面図である。
【図6】第1実施例における接点ラバーの斜視図であ
る。
【図7】第2実施例における接点スイッチ部分の拡大断
面図である。
【図8】第2実施例における白鍵ユニットおよび黒鍵ユ
ニットの一部を示す斜視図である。
【図9】第3実施例における接点スイッチ部分の拡大断
面図である。
【図10】第3実施例における白鍵ユニットおよび黒鍵
ユニットの一部を示す斜視図である。
【図11】従来の鍵ストッパの一例を示す図である。
【図12】従来の鍵復帰力を与える機構の一例を示す図
である。
【符号の説明】
11…黒鍵、21…白鍵、21a…平板、72…接点ラ
バー、72e−1…吸盤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押離鍵方向に揺動自在に支持された鍵
    と、 該鍵を支持する支持手段と、 前記鍵の裏側に接する連動部を有する部材であってその
    一部分が前記支持手段に対して固定され、押鍵に対して
    鍵復帰力を与える鍵復帰力発生部材と、 前記鍵と前記鍵復帰力発生部材の前記連動部とを連結す
    る連結手段と、を備え、 前記鍵への押鍵力の解放時に、前記鍵復帰力発生部材の
    前記連動部が定位置まで復帰することで、該鍵復帰力発
    生部材に連結された前記鍵の上限を規制するようにした
    ことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、前記鍵復帰力発生部材
    の前記連動部に形成された吸盤と前記鍵の裏面に形成さ
    れた平坦部とで構成され、該平坦部を該吸盤で吸着する
    ことにより鍵と鍵復帰力発生部材とを連結するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】 前記鍵復帰力発生部材が、前記鍵の裏側
    の回路基板上に配設された鍵スイッチの接点ラバーであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の鍵盤
    装置。
  4. 【請求項4】 前記鍵の後方に幅の広い肉薄の支点部が
    該鍵と一体に形成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2または請求項3記載の鍵盤装置。
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