JP2001215968A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP2001215968A
JP2001215968A JP2000027560A JP2000027560A JP2001215968A JP 2001215968 A JP2001215968 A JP 2001215968A JP 2000027560 A JP2000027560 A JP 2000027560A JP 2000027560 A JP2000027560 A JP 2000027560A JP 2001215968 A JP2001215968 A JP 2001215968A
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Kazuhiro Wakao
和宏 若生
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵本体部の後方にデッドスペースが生じない
ようにする。 【解決手段】 複数の白鍵6と複数の黒鍵7を並列に配
置されてなる鍵盤装置において、複数の白鍵6は、各鍵
本体10の後端部に各弾性変形部40が鉛直下方に形成
され、各弾性変形部40の下端部に白鍵用連結固定部4
1が鉛直下方に形成され、また複数の黒鍵7は、各鍵本
体13の後端部に各弾性変形部43が鉛直下方に形成さ
れ、各弾性変形部43の下端部に黒鍵用連結固定部44
が鉛直下方に形成され、これら白鍵用連結固定部41と
黒鍵用連結固定部44とが重ね合わされた状態で、鍵盤
シャーシ部4の取付部47に固定されている。従って、
鍵本体部10、13の後方に各弾性変形部40、43、
白鍵用連結固定部41、黒鍵用連結固定部44によるデ
ッドスペースが生じないようにでき、このため操作釦部
27などの部品を鍵盤装置5の後端部に接近させて配置
でき、装置全体の小型化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子ピアノなど
の電子鍵盤楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器に
おいては、楽器ケース内の鍵盤シャーシ上に複数の白鍵
および複数の黒鍵を並列に配置した鍵盤装置を備えてい
る。この鍵盤装置は、低コスト化を図るために、複数の
白鍵を配列した状態で一体に成形し、かつ複数の黒鍵を
配列した状態で一体に成形し、これら複数の白鍵と複数
の黒鍵を組み合わせて鍵盤シャーシ上に一度に組み付け
るように構成されている。
【0003】図4はその一例を示した図である。この電
子鍵盤楽器は、楽器ケース1が下ケース2と上ケース3
とからなり、下ケース2に鍵盤シャーシ部4が形成さ
れ、この鍵盤シャーシ部4上に鍵盤装置5が配設された
構成になっている。この鍵盤装置5は、鍵盤シャーシ部
4上に複数の白鍵6と複数の黒鍵7を並列に配置した構
造になっている。この場合、複数の白鍵6と複数の黒鍵
7とは、それぞれ別々に一体成形されている。つまり複
数の白鍵6は並列に配置された状態で一体に形成されて
おり、複数の黒鍵7も並列に配置された状態で一体に形
成されている。
【0004】すなわち、白鍵6は、押鍵操作される中空
状の鍵本体部10と、この鍵本体部10の後端部(図4
では右端部)にその後方に向けてほぼ水平に突出形成さ
れ、かつ押鍵操作時に弾性変形する薄肉形状の弾性変形
部11と、この弾性変形部11の後端部にその後方に向
けてほぼ水平に突出形成され、かつ鍵盤シャーシ部4上
に固定される白鍵用連結固定部12とからなり、これら
が合成樹脂により一体に形成されている。この場合、白
鍵用連結固定部12は、白鍵6の配列方向に沿って形成
され、複数の白鍵6が並列に配置された状態で、その各
弾性変形部11の後端部がそれぞれ連結形成されてい
る。
【0005】また、黒鍵7は、押鍵操作される鍵本体部
13の形状、つまり鍵本体部13の長さおよび高さが白
鍵6の鍵本体部10と異なり、これ以外はほぼ同じ構造
になっている。すなわち、黒鍵7は、鍵本体部13の後
端部に薄肉形状の弾性変形部14が後方に向けてほぼ水
平に突出形成され、この弾性変形部14の後端部に黒鍵
用連結固定部15が後方に向けてほぼ水平に突出形成さ
れた構造になっている。この黒鍵用連結固定部15も、
白鍵用連結固定部12と同様、黒鍵7の配列方向に沿っ
て形成され、複数の黒鍵7が並列に配置された状態で、
その各弾性変形部14の後端部がそれぞれ連結形成され
ている。
【0006】この場合、白鍵用連結固定部12と黒鍵用
連結固定部15は、図4に示すように、黒鍵用連結固定
部15上に白鍵用連結固定部12を重ね合わせ、この状
態で図4に示すように鍵盤シャーシ部4上に配置されて
ビス16により固定されている。なお、白鍵6および黒
鍵7の各鍵本体部10、13の内部には、それぞれ2つ
の押圧部17が白鍵6および黒鍵7の下側に突出して形
成されている。また、白鍵6および黒鍵7の各前部(図
4では左部)には、それぞれL字状のストッパ部18が
白鍵6および黒鍵7の下側に突出して形成されている。
【0007】鍵盤シャーシ部4は、図4に示すように、
楽器ケース1の下ケース2にその手前側(同図では左
側)に位置して一体に形成されている。この鍵盤シャー
シ部4の下面には、スイッチ基板20が設けられてお
り、このスイッチ基板20上には、2つのゴムスイッチ
21が鍵盤シャーシ部4に設けられた開口部22を通し
て上方に突出して設けられている。これら2つのゴムス
イッチ21は、白鍵6および黒鍵7が押鍵操作されたと
きに、鍵本体部10、13に形成された2つの押圧部1
7によってそれぞれ押圧され、これによりスイッチ信号
を出力するように構成されている。
【0008】また、鍵盤シャーシ部4の前側(図4では
左側)の下面には、白鍵6および黒鍵7が押鍵されない
通常状態のときに、ゴムスイッチ21および弾性変形部
11、14の各弾性力により各鍵本体部10、13が押
し上げられることにより、鍵盤シャーシ部4のストッパ
孔4aに挿入された各ストッパ部18の先端部が当接し
て鍵本体部10、13を上限位置に規制する上限ストッ
パ23が設けられている。さらに、この鍵盤シャーシ部
4上には、白鍵6の鍵本体部10の内面を上下方向にガ
イドして白鍵6の横振れを防ぐ白鍵ガイド部24と、黒
鍵7の鍵本体部13の内面を上下方向にガイドして黒鍵
7の横振れを防ぐ黒鍵ガイド部25とがそれぞれ上方に
突出して形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、楽器ケース
1は、図4に示すように、下ケース2上に上ケース3が
鍵盤装置5の白鍵6および黒鍵7の各鍵本体部10、1
3を露出させた状態で設けられた構造になっている。こ
の場合、上ケース3は、鍵盤装置5の後端部、つまり白
鍵6および黒鍵7の各弾性変形部11、14、白鍵用連
結固定部12、黒鍵用連結固定部15、およびビス16
を覆い隠した状態で下ケース2上に設けられている。こ
のため、下ケース2に形成された鍵盤シャーシ部4の後
端部分と上ケース3の前端部分との間に、白鍵6および
黒鍵7の各弾性変形部11、14、白鍵用連結固定部1
2、黒鍵用連結固定部15、およびビス16によって、
他の部材を配置することのできないデッドスペース26
が生じていまい、図5および図6に示すように、演奏中
に操作するリズム制御系のスイッチ釦などの操作釦部2
7を操作しやすい位置に設けることが困難になる。
【0010】すなわち、操作釦部27は、図5および図
6に示すように、上ケース3の内面に設けられたボス2
8にスイッチ基板29をビス30により設け、このスイ
ッチ基板29上に釦部31を上ケース3の釦孔32から
外部に突出させた状態で配置した構造で、演奏者が操作
しやすいように、できるだけ鍵盤装置5に近付けて設け
ることが望ましい。
【0011】このように操作釦部27をなるべく鍵盤装
置5に近付けるためには、図5に示すように、鍵本体部
10、13の後端面と釦部31の中心との水平方向にお
ける距離S1を短くする必要がある。しかし、この場合
には、鍵盤装置5の後端部に設けられた白鍵6および黒
鍵7の各弾性変形部11、14、白鍵用連結固定部1
2、黒鍵用連結固定部15、およびビス16によって生
じるデッドスペース26を避けて、その上方に操作釦部
27のボス28やスイッチ基板29、ビス30などを位
置させて設けなければならない。このため、上ケース3
を図4に示した場合よりも高く形成する必要があり、こ
れに伴って釦部31が黒鍵7の鍵本体部13の上面から
高い位置(H1)に設置されることになり、これにより
釦部27の操作性が低下するとともに、楽器ケース1全
体の厚みも厚くなり、楽器全体が大型化になるという問
題がある。
【0012】また、操作釦部27を黒鍵7の鍵本体部1
3の上面の高さに近付けるためには、図6に示すよう
に、上ケース3を低く形成する必要がある。しかし、こ
の場合には、鍵盤装置5の後端部に設けられた白鍵6お
よび黒鍵7の各弾性変形部11、14、白鍵用連結固定
部12、黒鍵用連結固定部15、およびビス16によっ
て生じるデッドスペース26を避けて、その後方に操作
釦部27のボス28やスイッチ基板29、ビス30など
を位置させて設けなければならない。このため、鍵本体
部10、13の後端面と釦部31の中心と水平方向にお
ける距離S2が長くなり、釦部27が鍵盤装置5から後
方に離れてしまうことになり、これにより釦部27の操
作性が低下するとともに、楽器ケース1全体の奥行き長
さが長くなり、楽器全体が大型化になるという問題があ
る。
【0013】この発明の課題は、鍵本体部の後方にデッ
ドスペースが生じないようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、押鍵操作さ
れる鍵本体部と、この鍵本体部の後端部に形成されて前
記鍵本体部の押鍵操作に応じて弾性変形する弾性変形部
と、この弾性変形部に形成されて鍵盤シャーシに固定さ
れる固定部とが合成樹脂により一体に形成された鍵を備
えた鍵盤装置において、前記弾性変形部が前記鍵本体部
の後端部に鉛直方向に形成され、前記固定部が前記弾性
変形部の下端部に鉛直方向に連続して形成されているこ
とを特徴とする。この発明によれば、押鍵操作に応じて
弾性変形する弾性変形部と、鍵盤シャーシに固定される
固定部とを鉛直方向に形成したので、鍵本体部の後方に
弾性変形部および固定部によるデッドスペースが生じな
いようにすることができる。
【0015】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
鍵盤シャーシの後端部には、前記鍵の前記固定部が取り
付けられる取付部が前記鍵本体部の後端面に対応して鉛
直方向に形成されていることにより、鍵の固定部を鍵盤
シャーシの取付部に簡単に対応させて取り付けることが
できるほか、特に鍵盤シャーシの取付部が鍵本体部の後
端面に対応していることにより、鍵盤シャーシの奥行き
を従来の弾性変形部と固定部との長さ分んだけ小さくす
ることができ、これにより装置全体の小型化を図ること
ができる。
【0016】また、請求項3に記載のごとく、前記鍵
は、白鍵と黒鍵とからなり、これら白鍵と黒鍵とが並列
に配置され、前記固定部は、並列に配置された状態の前
記白鍵の各弾性変形部の下端部がそれぞれ連結形成され
た白鍵用連結固定部と、並列に配置された状態の前記黒
鍵の各弾性変形部の下端部がそれぞれ連結形成された黒
鍵用連結固定部とからなり、前記白鍵用連結固定部と前
記黒鍵用連結固定部とが重なり合った状態で前記鍵盤シ
ャーシに固定される構造であることにより、請求項1に
記載の発明と同様、白鍵用連結固定部と黒鍵用連結固定
部とを重ね合わせて鍵盤シャーシに固定しても、鍵本体
部の後方にデッドスペースが生じないようにすることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、こ
の発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態
について説明する。なお、図4〜図6に示された従来例
と同一部分には同一符号を付して説明する。この電子鍵
盤楽器は、鍵盤装置5における白鍵6と黒鍵7との各後
端部(図1では右端部)の構造および鍵盤シャーシ部4
の後端部の形状が従来例と異なり、これに伴って上ケー
ス3の形状および操作釦部27の取付位置が従来例と異
なり、これ以外は従来例とほぼ同じ構造になっている。
【0018】すなわち、白鍵6は、図2に示すように、
鍵本体部10の後端部における下端に薄肉状の弾性変形
部40が鉛直下方に向けて形成され、この弾性変形部4
0の下端に白鍵用連結固定部41が鉛直下方に向けて形
成された構造になっている。この場合にも、白鍵用連結
固定部41は、白鍵6の配列方向に沿って帯状に形成さ
れ、複数の白鍵6が並列に配置された状態で各弾性変形
部40の下端がそれぞれ連結形成され、その所定箇所に
取付孔42が設けられた構造になっている。また、この
白鍵用連結固定部41は、弾性変形部40の厚さよりも
厚く形成され、その前側面(同図では左側面)が弾性変
形部40の前側面と同一平面で、後側面(同図では右側
面)が弾性変形部40の後側面よりも後方に突出してい
る。
【0019】黒鍵7は、図3に示すように、鍵本体部1
3の後端部における下端に薄肉状の弾性変形部43が鉛
直下方に向けて形成され、この弾性変形部40の下端に
黒鍵用連結固定部44が鉛直下方に向けて形成された構
造になっている。この場合にも、黒鍵用連結固定部44
は、黒鍵7の配列方向に沿って帯状に形成され、複数の
黒鍵7が並列に配置された状態で各弾性変形部43の下
端がそれぞれ連結形成され、その所定箇所に白鍵用連結
固定部41の取付孔42に対応する取付孔45が設けら
れた構造になっている。また、この黒鍵用連結固定部4
4は、弾性変形部43の厚さよりも厚く形成され、その
後側面(同図では右側面)が弾性変形部40の後側面と
同一平面で、前側面(同図では左側面)が弾性変形部4
3の前側面よりも前方に突出している。
【0020】一方、鍵盤シャーシ部4は、図1に示すよ
うに、その後端部(同図では右端部)に白鍵用連結固定
部41と黒鍵用連結固定部44とがビス46により取り
付けられる取付部47が鉛直下方に向けて形成されてい
る。この場合、ビス46は、白鍵用連結固定部41と黒
鍵用連結固定部44とが重なり合ったときに、互いに対
応した各取付孔42、45を通して鍵盤シャーシ部4の
取付部47に設けられたねじ孔48に螺着し、これによ
り白鍵用連結固定部41と黒鍵用連結固定部44とを鍵
盤シャーシ部4の取付部47に固定する。なお、取付部
47は、鍵盤シャーシ部4の後端部の脚部としての機能
も兼ねている。
【0021】このような鍵盤装置5を楽器ケース1に組
み付ける場合には、まず、白鍵6の鍵本体部10と黒鍵
7の鍵本体部13とを並列に組み合わせるとともに、黒
鍵7の黒鍵用連結固定部44の後側面(図1では右側
面)に白鍵6の白鍵用連結固定部41の前側面(同図で
は左側面)を対応させて重ね合わせる。この状態で、黒
鍵用連結固定部44の前側面を取付部47に対応させ
て、白鍵用連結固定部41と黒鍵用連結固定部44とを
ビス46により取付部47に取り付ける。これにより、
複数の白鍵6と複数の黒鍵7とは、図1に示すように、
その各鍵本体部10、13が鍵盤シャーシ部4の上方に
配置され、各鍵本体部10、13の押圧部17がゴムス
イッチ21に対応し、このゴムスイッチ22および弾性
変形部40、43の弾性力により押し上げられ、ストッ
パ部18が上限ストッパ23に当接して上限位置に規制
され、押鍵操作が可能な状態になる。この状態で、操作
釦部27が設けられた上ケース3を下ケース2上に取り
付ける。
【0022】このように、この鍵盤装置5では、白鍵6
と黒鍵7との各弾性変形部40、43が各鍵本体部1
0、13の後端部の下端に鉛直下方に形成され、かつ白
鍵用連結固定部41と黒鍵用連結固定部44とが各弾性
変形部40、43の下端に鉛直下方に形成されているの
で、白鍵用連結固定部41と黒鍵用連結固定部44とが
重ね合わされて鍵盤シャーシ部4の後端部の取付部47
にビス46により取り付けれると、白鍵6と黒鍵7の各
鍵本体部10、13の後端部の下方に、各弾性変形部4
0、43、白鍵用連結固定部41、黒鍵用連結固定部4
4、およびビス46が位置することになり、このため各
鍵本体部10、13の後方が単純な空間となり、従来の
ようなデッドスペース26が生じないようにすることが
できる。
【0023】このため、図1に示すように、下ケース2
上に取り付けられる上ケース3に操作釦部27を鍵盤装
置5に接近させて設けることができる。すなわち、鍵盤
装置5に接近する箇所の上ケース3の内面にボス28を
形成し、このボス28にスイッチ基板29をビス30で
取り付け、このスイッチ基板29上に釦部31を鍵盤装
置5側に寄せて配置することができる。この場合には、
鍵盤装置5の各鍵本体部10、13の後方に従来のよう
なデッドスペース26が生じないので、上ケース3の前
端部の高さが黒鍵7の鍵本体部13の上面とほぼ同じ高
さになるように、上ケース3を低く形成することがで
き、これに伴って釦部31の高さも低くすることができ
る。このため、釦部27を演奏者が演奏しやすい位置に
設置することができるとともに、楽器ケース1の厚みや
奥行きを小さくでき、楽器全体の小型化を図ることがで
きる。
【0024】また、この鍵盤装置5では、鍵盤シャーシ
部4の後端部に白鍵6の白鍵用連結固定部41と黒鍵7
の黒鍵用連結固定部44とを取り付けるための取付部4
7が鉛直に形成されているので、白鍵用連結固定部41
と黒鍵用連結固定部44とを重ね合わせて鍵盤シャーシ
部4の取付部47に対応させてビス46で簡単に取り付
けることができるとともに、鍵盤シャーシ部4の脚部を
兼ねる取付部47が白鍵6および黒鍵7の各鍵本体部1
0、13の後端部に対応して形成されていることによ
り、鍵盤シャーシ部4の奥行きを従来の白鍵6の弾性変
形部11と白鍵用連結固定部12、または従来の黒鍵7
の弾性変形部14と黒鍵用連結固定部15との水平方向
における長さだけ小さくすることができ、これによって
も装置全体の小型化を図ることができる。
【0025】なお、上記実施形態では、黒鍵7の黒鍵用
連結固定部44の後側面(図1では右側面)に白鍵6の
白鍵用連結固定部41の前側面(同図では左側面)を対
応させて重ね合わせ、この状態で黒鍵用連結固定部44
の前側面を取付面47に対応させて、白鍵用連結固定部
41と黒鍵用連結固定部44とをビス46により取付部
47に取り付けたが、これに限らず、例えば白鍵6の白
鍵用連結固定部41の後側面(図1では右側面)に黒鍵
7の黒鍵用連結固定部44の前側面(同図では左側面)
を対応させて重ね合わせ、この状態で黒白用連結固定部
41の前側面を取付面47に対応させて、白鍵用連結固
定部41と黒鍵用連結固定部44とをビス46により取
付部47に取り付けるようにしても良い。また、上記実
施形態では、上ケース3に操作釦部27を鍵盤装置5に
接近させて設けた場合について述べたが、操作釦部27
に限らず、表示装置や回路基板、スピーカなどの部品を
鍵盤装置5の後端部に隣接して設けるようにしても良
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、押鍵操作に応じて弾性変形する弾性変形部と、鍵盤
シャーシに固定される固定部とをそれぞれ鉛直方向に形
成したので、鍵本体部の後方に弾性変形部と固定部とに
よるデッドスペースが生じないようにすることができ、
これにより操作釦部などの部品を鍵の後部に接近させて
設けることができるとともに、装置全体の小型化を図る
ことができる。この場合、鍵盤シャーシの後端部に鍵の
固定部が取り付けられる取付部が鍵本体部の後端面に対
応して鉛直方向に形成されていることにより、鍵の固定
部を鍵盤シャーシの取付部に簡単に対応させて取り付け
ることができるほか、特に鍵盤シャーシの取付部が鍵本
体部の後端面に対応していることにより、鍵盤シャーシ
の奥行きを従来の弾性変形部と固定部との長さ分んだけ
小さくすることができ、これによっても装置全体の小型
化を図ることができる。
【0027】また、鍵が白鍵と黒鍵とからなり、これら
白鍵と黒鍵とが並列に配置され、固定部が、並列に配置
された状態の白鍵の各弾性変形部の下端部がそれぞれ連
結形成された白鍵用連結固定部と、並列に配置された状
態の黒鍵の各弾性変形部の下端部がそれぞれ連結形成さ
れた黒鍵用連結固定部とからなり、白鍵用連結固定部と
黒鍵用連結固定部とが重なり合った状態で鍵盤シャーシ
に固定される構造であることにより、請求項1に記載の
発明と同様、白鍵用連結固定部と黒鍵用連結固定部とを
重ね合わせて鍵盤シャーシに固定しても、鍵本体部の後
部側にデッドスペースが生じないようにすることがで
き、これにより操作釦部などの部品を鍵の後部に接近さ
せて設けることができるとともに、装置全体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器に適用した
一実施形態を示した断面図。
【図2】図1の白鍵を示した断面図。
【図3】図1の黒鍵を示した断面図。
【図4】従来の電子鍵盤楽器を示した断面図。
【図5】図4の従来例において上ケースに操作釦部を鍵
盤装置に近付けて設けた場合の断面図。
【図6】図4の従来例において上ケースに操作釦部を鍵
の上面に近付けて設けた場合の断面図。
【符号の説明】
1 楽器ケース 2 下ケース 3 上ケース 4 鍵盤シャーシ部 5 鍵盤装置 6 白鍵 7 黒鍵 10、13 鍵本体部 40、43 弾性変形部 41 白鍵用連結固定部 44 黒鍵用連結固定部 47 取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押鍵操作される鍵本体部と、この鍵本体部
    の後端部に形成されて前記鍵本体部の押鍵操作に応じて
    弾性変形する弾性変形部と、この弾性変形部に形成され
    て鍵盤シャーシに固定される固定部とが合成樹脂により
    一体に形成された鍵を備えた鍵盤装置において、 前記弾性変形部が前記鍵本体部の後端部に鉛直方向に形
    成され、前記固定部が前記弾性変形部の下端部に鉛直方
    向に連続して形成されていることを特徴とする鍵盤装
    置。
  2. 【請求項2】前記鍵盤シャーシの後端部には、前記鍵の
    前記固定部が取り付けられる取付部が前記鍵本体部の後
    端面に対応して鉛直方向に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】前記鍵は、白鍵と黒鍵とからなり、これら
    白鍵と黒鍵とが並列に配置され、 前記固定部は、並列に配置された状態の前記白鍵の各弾
    性変形部の下端部がそれぞれ連結形成された白鍵用連結
    固定部と、並列に配置された状態の前記黒鍵の各弾性変
    形部の下端部がそれぞれ連結形成された黒鍵用連結固定
    部とからなり、前記白鍵用連結固定部と前記黒鍵用連結
    固定部とが重なり合った状態で前記鍵盤シャーシに固定
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤
    装置。
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Cited By (3)

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