JP2018180074A - 基板、複合基板及び鍵盤装置 - Google Patents

基板、複合基板及び鍵盤装置 Download PDF

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美智子 田之上
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Abstract

【課題】従来に比べて小型化された回路基板、又はその回路基板を複数配置した複合回路基板を提供すること。【解決手段】回路基板は、第1面に配置されたコネクタと、前記第1面に対して反対側の第2面に、第1方向に沿って配置された複数のセンサと、を備え、前記第1方向と直交する第2方向において、前記コネクタと前記複数のセンサの一つとが重なっている。前記第1面には、集積回路が配置され、前記コネクタの長手方向は、前記第2方向と略一致している。【選択図】図6

Description

本発明は、回路基板、複合回路基板及び鍵盤装置に関する。
一般的に、電子ピアノ等の電子鍵盤楽器は、鍵の動きを検知する鍵スイッチを備えている。鍵スイッチは、鍵の動きに応じて上下動する可動接点と、その可動接点の下方に配置された固定接点とを含む。このような鍵スイッチは、鍵ごとに配置されているため、固定接点は、スケール方向(鍵の並ぶ方向)に沿って複数設けられている。つまり、鍵の下方には、複数の固定接点が配置された回路基板が、スケール方向に沿って配置される。回路基板は、鍵を支持するフレームに対して固定される(特許文献1)。
特開2016−82188号公報
電子鍵盤楽器では、複数の鍵やそれらの鍵の操作に応じて回動するハンマアセンブリなどの近傍に、上述の回路基板を配置する必要がある。他方、一般家庭でも手軽にピアノ演奏を楽しめるように、電子鍵盤楽器の小型化が求められており、回路基板を配置するスペースをできるだけ小さくしたいという要望がある。
本発明の課題の一つは、従来に比べて小型化された回路基板、又はその回路基板を複数配置した複合回路基板を提供することにある。
本発明の一実施形態における回路基板は、第1面に配置されたコネクタと、前記第1面に対して反対側の第2面に、第1方向に沿って配置された複数のセンサと、を備え、前記第1方向と直交する第2方向において、前記コネクタと前記複数のセンサの一つとが重なっている。前記第1面には、集積回路が配置されていてもよい。前記コネクタの長手方向は、前記第2方向に略一致していることが望ましい。
本発明の一実施形態における複合回路基板は、前述の回路基板を前記第1方向に複数配置した複合回路基板であって、集積回路が配置される第1回路基板における前記第2方向の幅は、前記第1回路基板に隣接する第2回路基板における前記第2方向の幅よりも大きい。
本発明の一実施形態における複合回路基板は、前述の回路基板を前記第1方向に複数配置した複合回路基板であって、第1回路基板と該第1回路基板に隣接する第2回路基板とは、互いにケーブルを介して電気的に接続され、平面視において、前記ケーブルの延在する方向は、前記第1方向と略一致している。
本発明の一実施形態における鍵盤装置は、前述の複合回路基板を有する鍵盤装置であって、前記複合回路基板を支持するフレームを備え、前記フレームは、前記第1回路基板及び前記第2回路基板それぞれの後端を揃えて支持する後端支持部と、前記第1回路基板の前端を支持する第1前端支持部と、前記第1前端支持部よりも前記後端支持部に近い位置にあり、前記第2回路基板の前端を支持する第2前端支持部と、を含む。
前記後端支持部は、前記第1回路基板及び前記第2回路基板を支持するスナップフィットを含んでもよい。
前記第2回路基板は、前記第1方向に沿って少なくとも2つ配置され、隣接する前記第2回路基板の間に前記第1回路基板が配置されていてもよい。
前記第2方向において、前記第2前端支持部の幅は、前記第1前端支持部の幅よりも広いものであってもよい。
本発明の一実施形態によれば、従来に比べて小型化された回路基板、又はその回路基板を複数配置した複合回路基板を提供することができる。
本発明の一実施形態の鍵盤装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の音源装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の筐体内部の構成を側面から見た一例を示す図である。 本発明の一実施形態における筐体内部の構成を背面(下面)から見た場合の説明図である。 本発明の一実施形態における回路基板の回路配置の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における回路基板のコネクタ部の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における回路基板の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における回路基板の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における回路基板の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるコネクタ部の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるコネクタ部の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率(各構成間の比率、縦横高さ方向の比率等)は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<第1実施形態>
[鍵盤装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態における鍵盤装置の構成を示す図である。鍵盤装置1は、この例では、電子ピアノなどユーザ(演奏者)の押鍵に応じて発音する電子鍵盤楽器である。なお、鍵盤装置1は、外部の音源装置を制御するための制御データ(例えば、MIDI)を、押鍵に応じて出力する鍵盤型のコントローラであってもよい。この場合には、鍵盤装置1は、音源装置を有していなくてもよい。
鍵盤装置1は、鍵盤アセンブリ10を備える。鍵盤アセンブリ10は、白鍵100wおよび黒鍵100bを含む。複数の白鍵100wと黒鍵100bとが並んで配列されている。鍵100の数は、N個であり、この例では88個である。この配列された方向(図1のD1方向)をスケール方向という。白鍵100wおよび黒鍵100bを特に区別せずに説明できる場合には、鍵100という場合がある。以下の説明においても、符号の最後に「w」を付した場合には、白鍵に対応する構成であることを意味している。また、符号の最後に「b」を付した場合には、黒鍵に対応する構成であることを意味している。
鍵盤アセンブリ10の一部は、筐体90の内部に存在している。鍵盤装置1を上方から見た場合において、鍵盤アセンブリ10のうち筐体90に覆われている部分を非外観部NVといい、筐体90から露出してユーザから視認できる部分を外観部PVという。すなわち、外観部PVは、鍵100の一部であって、ユーザによって演奏操作が可能な領域を示す。以下、鍵100のうち外観部PVによって露出されている部分を鍵本体部という場合がある。
筐体90内部には、音源装置70およびスピーカ80が配置されている。音源装置70は、鍵100の押下に伴って音波形信号を生成する。スピーカ80は、音源装置70において生成された音波形信号を外部の空間に出力する。なお、鍵盤装置1は、音量をコントロールするためのスライダ、音色を切り替えるためのスイッチ、様々な情報を表示するディスプレイなどが備えられていてもよい。
なお、本明細書における説明において、上、下、左、右、手前および奥などの方向は、演奏するときの演奏者から鍵盤装置1を見た場合の方向を示している。そのため、例えば、非外観部NVは、外観部PVよりも奥側に位置している、と表現することができる。図1に示される方向D1は、左右方向と表現することができるが、前述のようにスケール方向と表現してもよい。図1に示される方向D2は、前後方向と表現することができる。
また、鍵前端側、鍵後端側のように、鍵100を基準として方向を示す場合もある。この場合、鍵前端側は鍵100に対して演奏者から見た手前側を示す。鍵後端側は鍵100に対して演奏者から見た奥側を示す。この定義によれば、黒鍵100bのうち、黒鍵100bの鍵本体部の前端から後端までが、白鍵100wよりも上方に突出した部分である、と表現することができる。
図2は、本発明の一実施形態における音源装置の構成を示すブロック図である。音源装置70は、信号変換部710、音源部730および出力部750を備える。複数のセンサ300−1、300−2、・・・、300−88(以下、個々に区別する必要がないときは、単に「センサ300」と呼ぶ。)は、各鍵100に対応して設けられ、鍵の操作を検知し、検知した内容に応じた信号を出力する。この例では、センサ300は、3段階の押鍵量に応じて信号を出力する。この信号の間隔に応じて押鍵速度が検知可能である。
信号変換部710は、センサ300の出力信号を取得し、各鍵100における操作状態に応じた操作信号を生成して出力する。この例では、操作信号はMIDI形式の信号である。そのため、押鍵操作に応じて、信号変換部710はノートオンを出力する。このとき、88個の鍵100のいずれが操作されたかを示すキーナンバ、および押鍵速度に対応するベロシティについてもノートオンに対応付けて出力される。一方、離鍵操作に応じて、信号変換部710はキーナンバとノートオフとを対応付けて出力する。信号変換部710には、ペダル等の他の操作に応じた信号が入力され、操作信号に反映されてもよい。
音源部730は、信号変換部710から出力された操作信号に基づいて、音波形信号を生成する。出力部750は、音源部730によって生成された音波形信号を出力する。この音波形信号は、例えば、スピーカ80または音波形信号出力端子などに出力される。
[鍵盤アセンブリの構成]
図3は、本発明の一実施形態における筐体内部の構成を側面から見た場合の説明図である。図3に示すように、筐体90の内部において、鍵盤アセンブリ10およびスピーカ80が配置されている。スピーカ80は、鍵盤アセンブリ10の奥側に配置されている。このスピーカ80は、押鍵に応じた音を筐体90の上方および下方に向けて出力するように配置されている。下方に出力される音は、筐体90の下面側から外部に進む。一方、上方に出力される音は筐体90の内部から鍵盤アセンブリ10の内部の空間を通過して、外観部PVにおける鍵100の隣接間の隙間または鍵100と筐体90との隙間から外部に進む。
鍵盤アセンブリ10の構成について、図3を用いて説明する。鍵盤アセンブリ10は、上述した鍵100の他にも、接続部180、ハンマアセンブリ200およびフレーム500を含む。鍵盤アセンブリ10は、ほとんどの構成が射出成形などによって製造された樹脂製の構造体である。フレーム500は、筐体90に固定されている。
接続部180は、フレーム500に対して回動可能に鍵100を接続する。接続部180は、板状の可撓性部材181、鍵側支持部183および棒状の可撓性部材185を備える。可撓性部材181は、鍵100の後端から延在している。鍵側支持部183は、可撓性部材181の後端から延在している。可撓性部材185は、いわゆるスナップフィットであり、鍵側支持部183およびフレーム500のフレーム側支持部585を連結している。すなわち、鍵100とフレーム500との間に、可撓性部材185が配置されている。可撓性部材185が撓むことによって、鍵100がフレーム500に対して回動することができる。
鍵100は、前端鍵ガイド151および側面鍵ガイド153を備える。前端鍵ガイド151は、フレーム500の前端フレームガイド511を覆った状態で摺動可能に接触している。前端鍵ガイド151は、その上部と下部のスケール方向の両側において、前端フレームガイド511と接触している。側面鍵ガイド153は、スケール方向の両側において側面フレームガイド513と摺動可能に接触している。この例では、側面鍵ガイド153は、鍵100の側面のうち非外観部NVに対応する領域に配置され、接続部180(板状の可撓性部材181)よりも鍵前端側に存在するが、外観部PVに対応する領域に配置されてもよい。
ハンマアセンブリ200は、フレーム500に対して回動可能に取り付けられている。このときハンマアセンブリ200の軸支持部220とフレーム500の回動軸520とは少なくとも3点で摺動可能に接触する。ハンマアセンブリ200の前端部210は、ハンマ支持部120の内部空間において概ね前後方向に摺動可能に接触する。この摺動部分、すなわち前端部210とハンマ支持部120とが接触する部分は、外観部PV(鍵本体部の後端よりも前方)における鍵100の下方に位置する。
ハンマアセンブリ200は、回動軸520よりも奥側において、金属製の錘部230が配置されている。通常時(押鍵していないとき)には、錘部230が下側ストッパ250に載置された状態であり、ハンマアセンブリ200の前端部210が、鍵100を押し戻している。押鍵されると、錘部230が上方に移動し、上側ストッパ260に衝突する。ハンマアセンブリ200は、この錘部230によって、押鍵に対して加重を与える。下側ストッパ250および上側ストッパ260は、緩衝材等(不織布、弾性体等)で形成されている。
ハンマ支持部120および前端部210の下方には、フレーム500に対し、各種信号処理を実行する回路基板400が取り付けられている。回路基板400は、断面視において、筐体90の載置面に対して平行となるように設けられている。
回路基板400上には、樹脂材料で構成された可動接点212aが設けられている。可動接点212aは、各鍵100に対応してスケール方向に複数設けられている。可動接点212aは、回路基板400の固定接点であるセンサ300(図示せず)に接触又は離間することが可能なように対向して配置される。ここで、鍵100の押鍵動作に応じてハンマアセンブリ200の前端部210によって可動接点212aが押されると、可動接点212aが変形して潰される。回路基板400上のセンサ300は、可動接点212aの有する電極との接触を検知すると、後述する集積回路410(図5)に検知信号を出力する。これにより、鍵100の押鍵動作が検知され、図2に示す信号変換部710からノートオンが出力される。
[フレームと回路基板の構成]
図4は、本発明の一実施形態における筐体内部の構成を背面(下面)から見た場合の説明図である。具体的には、図3に示した回路基板400及びフレーム500を下方から見た場合の平面図に対応する。ここでは、特に、回路基板400及びフレーム500の構成と両者の間の位置関係に着目して説明する。
まず、回路基板400の概略の構成について説明する。本実施形態の鍵盤装置1において、回路基板400は、中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lの3つに分割されて配置される。具体的には、左側回路基板400L、中央回路基板400C、右側回路基板400Rの順にスケール方向(D1方向)に沿って配置される。ただし、これは一例に過ぎず、回路基板400の分割数は任意である。
本明細書において、特に区別する必要がない場合は、中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lをまとめて回路基板400と表現する場合がある。また、中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lを個々に「回路基板」と呼ぶ場合、それらをスケール方向(D1方向)に配置してなる回路基板400を区別のために「複合回路基板」と呼ぶ場合がある。
回路基板400は、長手方向であるスケール方向(D1方向)のほぼ中心の位置に位置決め部402を有する。ここで「ほぼ中心」とは、厳密な意味での中心だけでなく、当業者であれば中心とみなせる範囲(中心付近)を含む概念である。本実施形態では、位置決め部402として回路基板400に設けた切り欠き部(凹部)を用いる。後述するように、位置決め部402は、前端支持部540が有する第1位置決め部544と係合して回路基板400の位置を決める。ただし、位置決め部402として切り欠き部に代えて突起部を設け、第1位置決め部544として突起部に代えて切り欠き部を設けることにより、同様の機能を実現してもよい。また、回路基板400に位置決め用の開口部を設け、その開口部にフレーム500又は別部材から突出する突起部等を挿入することにより、同様の機能を実現してもよい。なお、本実施形態では、位置決め部402を配置する位置を、回路基板400のスケール方向のほぼ中心の位置に定めた例を示すが、これに限られるものではない。
また、回路基板400は、開口部404及び406を有する。開口部404は、回路基板400の後端側、すなわち後述する後端支持部530近傍においてスケール方向(D1方向)に沿って配列されている。開口部406は、開口部404よりも回路基板400の前端側にスケール方向に沿って配置されている。これらの開口部404及び406は、後述する第1リブ550及び第2リブ552と重なる位置に配置される。また、本実施形態では、開口部404に比べて開口部406を配置する個数を少なくしている。ただし、これに限らず、回路基板400の回路レイアウトに応じて、開口部406は任意の個数で配置することが可能である。なお、開口部404及び406の形状は、円形に限らず、楕円形、矩形、角が丸みを帯びた四角形など、任意の形状であってもよい。
ここで、回路基板400の回路配置について図5を用いて説明する。図5は、本発明の一実施形態における回路基板400の回路配置の一例を示す図である。図5に示されるように、中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lは、スケール方向(D1方向)に沿って配列されたセンサ300を有する。さらに、中央回路基板400Cは、長手方向の中心付近に、センサ300から集められた信号を処理する集積回路410を有する。ただし、集積回路410は、長手方向の中心付近に限らず、長手方向の端部付近にあってもよい。そして、中央回路基板400Cは、コネクタ部420L及びコネクタ部420Rを介して左側回路基板400L及び右側回路基板400Rと電気的に接続される。コネクタ部420L及びコネクタ部420Rの詳細については後述する。
回路基板400のうち、中央回路基板400Cは、主に、信号処理及びセンシング処理を担う基板である。右側回路基板400R及び左側回路基板400Lは、主に、センシング処理を担う基板である。ここでいうセンシング処理とは、鍵100の押鍵動作を検知する処理である。センシング処理は、鍵ごとに設けられたセンサ300によって実行される。この例では、センサ300は、回路基板400上に配置された配線パターンで構成される固定接点であり、可動接点212a(図3)の有する導体(電極)の接触又は離間を検知する。
なお、ここではセンサ300の例として固定接点を挙げたが、固定接点と可動接点との組み合わせをセンサ300として用いてもよい。また、固定接点は、1つに限らず複数個であってもよい。例えば、複数の固定接点を1つの鍵に対応して配置し、それらを用いて押鍵の有無や押鍵速度等を検知してもよい。さらに、接触又は離間を検知する接触検知型センサだけでなく、物体の接近もしくは離間を検知する光センサ又は静電センサなどの非接触検知型センサをセンサ300として用いてもよい。
また、ここでいう信号処理とは、センサ300から集められた検知信号を処理して、各鍵100の操作状態に応じた操作信号を生成する処理である。信号処理は、中央回路基板400Cに配置された集積回路410によって実行される。なお、集積回路410で実行される信号処理をブロック図で示したものが、図2の信号変換部710に対応する。
図示は省略しているが、個々のセンサ300−m(ここでは、mは自然数)のそれぞれは、回路基板400上に形成された複数の配線を介して集積回路410と電気的に接続される。すなわち、左側回路基板400Lに配置されたセンサ300と右側回路基板400Rに配置されたセンサ300から出力された検知信号は、それぞれコネクタ部420L及び420Rを介して中央回路基板400Cに伝達され、集積回路410に集められる構成となっている。
なお、図5に示されるように、本実施形態では、コネクタ部420L、コネクタ部420R及び集積回路410と、センサ300とを回路基板400の互いに異なる面に配置している。具体的には、コネクタ部420L、コネクタ部420R及び集積回路410を第1面に配置しているとすると、センサ300を第1面に対して反対側の面(第2面)に配置した構成としている。図5では、第1面に配置したコネクタ部420L、コネクタ部420R及び集積回路410を実線で示し、第2面に配置したセンサ300を点線で示している。
このように、本実施形態では、コネクタ部420L及び420Rとセンサ300とが回路基板400の互いに異なる面に配置されているため、図5に示されるように、コネクタ部420L及び420Rとセンサ300とを、回路基板400の短手方向(D2方向)において重ねて配置することが可能である。これにより、本実施形態では、回路基板400を従来に比べて小型化することができる。
ここで、図6は、本発明の一実施形態における回路基板のコネクタ部の一例を示す図である。具体的には、図6は、図5に示すコネクタ部420Lの近傍を拡大した図である。中央回路基板400Cに配置されたコネクタ422及び左側回路基板400Lに配置されたコネクタ424は、それぞれコネクタ部420Lを構成する実装部品である。また、コネクタ422とコネクタ422は、ケーブル(束線)426で電気的に接続される。ケーブル426としては、可撓性を有する平板状ケーブル(フレキシブルフラットケーブルともいう)を用いることができる。可撓性を有する平板状ケーブルとは、例えば複数の配線を並列に並べて平板状に束ねたものであり、回路基板の高密度実装に適している。
本実施形態において、コネクタ422及び424の長手方向は、回路基板400の短手方向(D2方向)に略一致している。「略一致している」とは、完全に一致している場合だけでなく、当業者であれば一致しているとみなせる場合も含むという意味である。また、コネクタ422及び424は、いわゆる表面実装型のコネクタであり、それぞれ中央回路基板400C及び左側回路基板400Lの第1面に対して実装されている。
さらに、図6に示されるように、本実施形態では、コネクタ422及び424のそれぞれにおけるケーブル426の挿入口が、互いに向かい合っている。そのため、コネクタ422及び424に対してケーブル426を装着した際、平面視において、ケーブル426の延在する方向は、D1方向に略一致する。
近年、コネクタ等の実装部品の小型化が進み、鍵盤のスケールピッチに対してコネクタの長手方向における長さが十分に小さくなってきている。そのため、回路基板400の短手方向(D2方向)とコネクタ422及び424の長手方向(L1方向)とを一致させても、コネクタ422及び424は、回路基板400の短手方向の幅に収まる。本実施形態では、上述のコネクタのサイズダウンに着目し、表面実装型のコネクタ422及び424の長手方向を、回路基板400の短手方向(D2方向)に合わせることにより、コネクタ部420L及び420Rとセンサ300とを、D2方向において重ねて配置する構成を実現している。
なお、図6では、コネクタ部420Lを例示して説明したが、コネクタ部420Rにおいても同様の構成を有している。本実施形態の回路基板400では、コネクタ部420L及び420Rのいずれにおいても、D2方向(回路基板400の短手方向)において、複数のセンサ300−mのいずれか一つとコネクタ422(又はコネクタ424)とが重なる構成となっている。
次に、図4に戻ってフレーム500の概略の構成について説明する。フレーム500は、回路基板400の後端を支持する後端支持部530、回路基板400の前端を支持する前端支持部540、第1リブ550、及び第2リブ552を有する。なお、前端支持部540は、中央回路基板400Cの前端を支持する前端支持部540C、右側回路基板400Rの前端を支持する前端支持部540R、及び左側回路基板400Lの前端を支持する前端支持部540Lを含む。本明細書において、特に区別する必要がない場合は、前端支持部540R、及び左側回路基板400Lの前端を支持する前端支持部540Lをまとめて前端支持部540と表現する。
第1リブ550及び第2リブ552は、フレーム500の強度を上げるために設けられており、後端支持部530及び前端支持部540と一体形成されている。具体的には、第1リブ550は、後端支持部530に設けられたボス532の位置に合わせて配置され、ハンマアセンブリ200(図示せず)の後端側にかけてフレーム500を補強する。ボス532は、図3に示した筐体90とフレーム500とを固定するために使用される。第2リブ552は、後端支持部530と前端支持部540とに跨って配置され、平面視において、その一部が回路基板400と重なる。なお、図4には図示されていないが、図3に示したハンマアセンブリ200は、個々に、隣接する2つの第2リブ552の間に配置される。
第1リブ550及び第2リブ552には、それぞれ棒状(ピン形状)の突起部554及び556が設けられている。回路基板400をフレーム500に対して装着した状態において、突起部554及び556は、それぞれ、回路基板400の開口部404及び406と重なる位置に配置される。すなわち、回路基板400をフレーム500に対して装着する際、突起部554及び556は、それぞれ、回路基板400の開口部404及び406に挿入される。
本実施形態の鍵盤装置1では、後端支持部530は、中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lの後端(後方側の端部)を揃えて支持する。換言すれば、後端支持部530は、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lの後端を同一ライン上又は同一面上に揃えて支持する構成となっている。中央回路基板400C、右側回路基板400R及び左側回路基板400Lを図4のように配置すると、前端支持部540R及び540Lの前後方向(D2方向)の幅を厚くすることができるため、フレーム500の前端側の強度をより向上させることができる。
後端支持部530は、前述のボス532に加え、回路基板400の脱落を防ぐための支持部534、及び回路基板400の前後方向(D2方向)における位置を決める位置決め部536を含む。本実施形態において、支持部534は、いわゆるスナップフィットで構成されるが、これに限られるものではない。位置決め部536は、前端支持部540に向かい合う曲面を有する突起部で構成される。後述するように、位置決め部536は、回路基板400の前後方向(D2方向)の位置決めを行う機能を有する。
前端支持部540は、回路基板400の脱落を防ぐための支持部542、回路基板400のスケール方向(D1方向)における位置を決める第1位置決め部544、及び回路基板400の前後方向(D2方向)における位置を決める第2位置決め部546を含む。支持部542は、第2リブ552とは上下方向(鍵盤装置1の高さ方向)に離間した位置に配置される。回路基板400は、その前端が第2リブ552と支持部542との間に挟まれた状態で支持される。
また、第1位置決め部544は、後端支持部530に向かって突出する突起部で構成される。基本的には、第1位置決め部544が設けられた位置と、回路基板400のスケール方向(D1方向)における中心位置とを一致させることが好ましいが、これに限らず、任意の位置に設定しても構わない。第2位置決め部546は、回路基板400の前端に当接して回路基板400の前方側(演奏者側)への移動を妨げる役割を果たす。
フレーム500に対して回路基板400を装着するに当たり、まず回路基板400の前端が、第2リブ552と前端支持部540における支持部542との間に挿入される。このとき、前端支持部540における第1位置決め部544の位置と回路基板400の前端に設けられた位置決め部402の位置とを合わせる。
次に、回路基板400の後端側を第2リブ552に向かって押す。所定の位置まで回路基板400が移動すると、後端支持部530における支持部534の機能により、回路基板400が支持される。その際、回路基板400の後端は、後端支持部530の位置決め部536の曲面に沿って摺動することにより前方側へ押し出される。そして、回路基板400の前端が前端支持部540における第2位置決め部546に当接した時点で、回路基板400の前後方向の位置が決まる。
以上説明したフレームと回路基板の構成について、図7を用いてより詳細に説明する。図7は、本発明の一実施形態におけるフレーム及び回路基板の構成の一例を示す図である。具体的には、図4において左側回路基板400Lと中央回路基板400Cとの境界付近を拡大した平面図である。なお、ここでは、説明の便宜上、左側回路基板400Lと中央回路基板400Cとの境界付近を例に挙げて説明するが、右側回路基板400Rと中央回路基板400Cとの境界付近においても、同様の構成を有している。また、説明を簡略にするため、図5に示したコネクタ部420Lの図示を省略している。
図7において、左側回路基板400Lは、支持部材であるフレーム500における前端支持部540L及び後端支持部530で挟持される。中央回路基板400Cは、フレーム500における前端支持部540C及び後端支持部530で挟持される。このとき、前述のとおり、左側回路基板400L及び中央回路基板400Cの後端部は、後端支持部530によって揃えられている。
このとき、左側回路基板400Lと中央回路基板400Cとで前後方向(D2方向)の幅が異なる。すなわち、中央回路基板400Cの前後方向における幅をW1、左側回路基板400Lの前後方向における幅をW2としたとき、W1>W2の関係が成り立つ。図示はされないが、本実施形態では、右側回路基板400Rの前後方向における幅もW2であり、中央回路基板400Cと右側回路基板400Rとの間にもW1>W2の関係が成り立っている。
なお、本実施形態では、左側回路基板400Lと右側回路基板400Rの双方の前後方向における幅をW2としているが、それぞれ異なる幅としてもよい。例えば、左側回路基板400Lの前後方向における幅をW1、右側回路基板400Rの前後方向における幅をW2、中央回路基板400Cの前後方向における幅をW3とした場合、W3>W2>W1又はW3>W1>W2の関係が成り立てばよい。
また、本実施形態では、中央回路基板400Cの前後方向(D2方向)における幅が最も広い例を示したが、これに限られるものではない。左側回路基板400L又は右側回路基板400Rの前後方向(D2方向)における幅が最も広くなっていてもよい。
本実施形態の場合、図5を用いて説明したように、中央回路基板400Cに集積回路410を配置して、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rのセンサ300から出力された検知信号を中央回路基板400Cに集めている。そのため、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rには、センサ300と、センサ300から出力された検知信号を集積回路410へと伝達する配線群とを配置するだけで済む。このことは、中央回路基板400Cに比べて、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向における幅を狭くすることが可能となっている要因の一つと言える。
本実施形態では、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向における幅を狭くできるため、回路基板400の製造にかかるコストを削減することができる。つまり、回路基板400の基板部分を構成する絶縁性の樹脂基板の量を減らすことができるため、その分製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、左側回路基板400L、右側回路基板400R及び中央回路基板400Cのそれぞれの後端部を後端支持部530で略同一ラインに揃え、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向における幅(W2)と中央回路基板400Cの前後方向における幅(W1)の差で生じた空間を有効利用する。これにより、回路基板400をフレーム500に対してコンパクトに支持することが可能となる。
中央回路基板400Cに比べて、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向における幅を狭くしたことによる利点は、上述した回路基板400の製造コストの低減に限られない。すなわち、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向における幅を狭くすることにより、回路基板400の周辺における設計の自由度を向上させることができる。この点について以下に具体例を挙げて説明する。
まず、図7に示したように、左側回路基板400Lの幅が狭くなった分だけフレーム500の前端支持部540Lの幅を広くすることができる。つまり、前端支持部540Cの幅をW3とし、前端支持部540Lの幅をW4とした場合に、W3>W4の関係が成り立つ。これにより、フレーム500の前端支持部540Lの強度を向上させることができる。勿論、図示はされないが、フレーム500の前端支持部540Rの幅もW4となるため、前端支持部540Rの強度も向上させることができる。
また、前端支持部540L(及び前端支持部540R)の幅が広くなることにより、前端支持部540Lを有効利用することができる。例えば、図8に示されるように、前端支持部540Laの一部を利用して、回路基板400に電力を供給する電源610を配置するスペースを確保することができる。これにより、回路基板400の近傍に電源610を配置することが可能となり、回路基板400と電源610とを接続する配線の長さを短くすることが可能となる。その結果、回路基板400への安定した電力供給が可能になるとともに、配線の収納スペースを低減することができる。
また、電源610を配置する用途以外にも、例えば、フレーム500の下方に配置される筐体90(図3)を止める固定ネジを螺合させるためのネジ穴を配置するスペースを確保することができる。これにより、フレーム500と筐体90との間の結合を強固にすることができ、演奏時の雑音等を低減することができる。
さらに、例えば、回路基板400から引き出されたケーブル(図示せず)を束ねるための部材(いわゆる、束線止め)を固定するためのボス又はネジ穴を配置するスペースを確保することもできる。これにより、回路基板400の近傍にケーブルを束ねるための部材を固定することができるため、演奏時に振動によってケーブルから雑音が発生するなどの問題を低減することができる。さらに、回路基板400近傍にケーブルを固定することができるため、ケーブルの収納スペースを低減することができる。
また、図9に示されるように、前端支持部540Lbの幅を例えばW3として、フレーム500の形状を変更することも可能である。すなわち、本実施形態によれば、フレーム500の形状に関して設計の自由度が向上する。このような設計の自由度を活かして、例えば、鍵盤装置1を前側方向から見たときに、図3に示される筐体90(いわゆる棚板)が滑らかな曲面を構成するように鍵盤装置1を設計することができる。また、筐体90の前後方向(D2方向)における厚みが減るため、図3に示したスピーカ80からの音の通り抜けが良くなるという利点もある。
以上説明したように、本実施形態では、左側回路基板400L及び右側回路基板400Rの前後方向(D2方向)における幅を中央回路基板400Cの前後方向における幅よりも狭くすることにより、複数の素子(例えば、センサ300)を備えた回路基板400をコンパクトに支持することが可能な鍵盤装置1を提供することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、左側回路基板400Lと中央回路基板400Cとを電気的に接続するコネクタ部420Lと、右側回路基板400Rと中央回路基板400Cとを電気的に接続するコネクタ部420Rの具体的な構成について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態との構成上の差異に注目して説明を行い、同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図10及び図11は、本発明の一実施形態におけるコネクタ部の構成の一例を示す図である。具体的には、図10は、コネクタ部420L付近を拡大した平面図である。図11は、コネクタ部420L付近を拡大した側面図である。中央回路基板400Cに配置されたコネクタ422及び左側回路基板400Lに配置されたコネクタ424は、それぞれコネクタ部420Lを構成するコネクタである。これらのコネクタ422及びコネクタ424は、ケーブル426を介して電気的に接続される。
左側回路基板400Lに配置されたセンサ300からの信号は、図示しない配線群を通じてコネクタ424に接続される。コネクタ424に接続されたセンサ300からの信号は、ケーブル426を介してコネクタ422に伝達される。コネクタ422に伝達されたセンサ300からの信号は、図示しない配線群を通じて中央回路基板400Cに配置された集積回路410(図5)に接続される。
図11に示されるように、コネクタ422及び424は、それぞれケーブル426の端子部分が装着される挿入口422a及び424aを含む。これらの挿入口422a及び424aの内部には、図示しない接続端子が設けられる。また、図10及び図11に示されるように、これらの挿入口422aと挿入口424aとは、スケール方向(D1方向)に沿って互いに向かい合わせて配置される。すなわち、コネクタ422と424は、D1方向に沿って略同一直線上に配置される。このとき、コネクタ422及び424は、それぞれフレーム500の後端支持部530から略等距離に位置する。これにより、図6及び図10に示されるように、コネクタ422とコネクタ424との間をスケール方向(D1方向)に沿って配置されたケーブル426で繋ぐことができる。
センサ300は、図3に示したハンマアセンブリ200の回動中心(すなわち、フレーム500の回動軸520)に近い側に配置される。これに対し、コネクタ422及び424は、フレーム500の後端支持部530より前端支持部540に近い位置に配置される。なお、本実施形態では、中央回路基板400CのD2方向における幅が、左側回路基板400LのD2方向における幅よりも広いため、必然的に、コネクタ422と前端支持部540Lとの間の距離(L1)は、コネクタ424と前端支持部540Rとの間の距離(L2)よりも長くなる。
本実施形態では、ケーブル426は、可撓性を有する平板状ケーブル(フレキシブルフラットケーブルともいう)で構成され、コネクタ422とコネクタ424との間に、撓みを有した状態で架設される。具体的には、図11に示されるように、コネクタ422及び424にケーブル426の両端をそれぞれ接続した状態において、ケーブル426の中央付近が回路基板400から離れる方向へと湾曲するように、コネクタ422及び424に対してケーブル426が装着される。
このように、撓みを有した状態でケーブル426を架設することにより、コネクタ422及び424に対するケーブル426の脱着が容易となる。これにより、複数に分割された回路基板の電気的接続を行う際の作業性が向上する。
また、回路基板400が環境温度の変化にともなって伸びたり縮んだりしても、その変化をケーブル426の撓みで吸収することができる。そのため、例えば、左側回路基板400L及び中央回路基板400Cがそれぞれ収縮してコネクタ422とコネクタ424との間の距離が広がったとしても、ケーブル426の断線、又はコネクタ422もしくは424の接続端子の破損といった問題は生じない。
また、図11に示されるように、本実施形態では、ケーブル426の端子部分をコネクタ422又は424の挿入口422a及び424aに挿入する際、挿入方向が回路基板400の表面と略平行な方向となる。そのため、回路基板400に対してケーブル426を装着した際、ケーブル426に捩れが生じない。したがって、上述した回路基板400の伸び縮みがあっても、ケーブル426に掛かる負担を軽減することができる。
さらに、コネクタ422及び424に対してケーブル426を装着した状態において、撓みの復元力により、常にケーブル426の両端には、挿入口422a及び424aに向かう方向に力が加わる。その結果、コネクタ422及び424に対し、ケーブル426が常に抜けにくい状態に維持され、接続不良等の可能性が低減する。
以上説明したように、コネクタ422とコネクタ424との間に、撓みを有した状態でケーブル426を架設することにより、回路基板400を構成する個々の回路基板を信頼性よく接続することが可能となる。
以上、鍵盤装置を例に挙げて各実施形態について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。すなわち、ある部材(第1部材)を他の部材(第2部材)で支持する構造を有する構造体を含む装置であれば、鍵盤装置以外の装置に対しても適用可能である。例えば、操作子の動きを検知するセンサを備えた回路基板と、それを支持する支持部材とを有する構造体を含む電子楽器に適用してもよい。また、上述の各実施形態では、鍵盤装置の場合について、回路基板をフレームで支持する構成について説明したが、これに限らず、鍵盤装置の他の部位に対しても本発明は適用可能である。
なお、本発明の実施形態として説明した構成を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態の態様によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされると解される。
1…鍵盤装置、10…鍵盤アセンブリ、70…音源装置、80…スピーカ、90…筐体、100…鍵、120…ハンマ支持部、180…接続部、181…可撓性部材、181…板状の可撓性部材、185…可撓性部材、185…棒状の可撓性部材、200…ハンマアセンブリ、210…前端部、212…接点部材、212a…可動接点、212b…支持部材、213a、213b…開口部、220…軸支持部、230…錘部、250…下側ストッパ、260…上側ストッパ、300…センサ、400…回路基板、400C…中央回路基板、400L…左側回路基板、400R…右側回路基板、402…位置決め部、404、406…開口部、410…集積回路、420L…コネクタ部、420R…コネクタ部、422、424…コネクタ、422a、424a…挿入口、426…ケーブル、500…フレーム、511…前端フレームガイド、513…側面フレームガイド、520…回動軸、530…後端支持部、532…ボス、534…支持部、536…位置決め部、540…前端支持部、540C…前端支持部、540L…前端支持部、540R…前端支持部、542…支持部、544…第1位置決め部、546…第2位置決め部、550…第1リブ、552…第2リブ、554、556、556a…突起部、585…フレーム側支持部、710…信号変換部、730…音源部、750…出力部

Claims (9)

  1. 第1面に配置されたコネクタと、
    前記第1面に対して反対側の第2面に、第1方向に沿って配置された複数のセンサと、
    を備え、
    前記第1方向と直交する第2方向において、前記コネクタと前記複数のセンサの一つとが重なっている、回路基板。
  2. 前記第1面には、集積回路が配置される、請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記コネクタの長手方向は、前記第2方向と略一致している、請求項1又は2に記載の回路基板。
  4. 請求項1に記載の回路基板を前記第1方向に複数配置した複合回路基板であって、
    集積回路が配置される第1回路基板における前記第2方向の幅は、前記第1回路基板に隣接する第2回路基板における前記第2方向の幅よりも大きい、複合回路基板。
  5. 請求項1に記載の回路基板を前記第1方向に複数配置した複合回路基板であって、
    第1回路基板と該第1回路基板に隣接する第2回路基板とは、互いにケーブルを介して電気的に接続され、
    平面視において、前記ケーブルの延在する方向は、前記第1方向と略一致している、複合回路基板。
  6. 請求項4又は5に記載の複合回路基板を有する鍵盤装置であって、
    前記複合回路基板を支持するフレームを備え、
    前記フレームは、前記第1回路基板及び前記第2回路基板それぞれの後端を揃えて支持する後端支持部と、前記第1回路基板の前端を支持する第1前端支持部と、前記第1前端支持部よりも前記後端支持部に近い位置にあり、前記第2回路基板の前端を支持する第2前端支持部と、を含む、鍵盤装置。
  7. 前記後端支持部は、前記第1回路基板及び前記第2回路基板を支持するスナップフィットを含む、請求項6に記載の鍵盤装置。
  8. 前記第2回路基板は、前記第1方向に沿って少なくとも2つ配置され、
    隣接する前記第2回路基板の間に前記第1回路基板が配置される、請求項6に記載の鍵盤装置。
  9. 前記第2方向において、前記第2前端支持部の幅は、前記第1前端支持部の幅よりも広い、請求項6に記載の鍵盤装置。
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