JP5050844B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクトな電子楽器に使用して好適な鍵盤装置に関するものである。
ポータブル・キーボード等のコンパクトな電子鍵盤楽器において、鍵盤の左右端にある白鍵が、直接的に電子鍵盤楽器のケースに隣接する構造のものがある。この場合、左右端の白鍵の外側壁とケースの上端面との間に隙間があるとともに、外側壁の一部はケース上端面から露出している。
図6は、従来の鍵盤装置の一例を示す外観図である。
図中、51は上ケース、52は下ケース、53は鍵盤ユニットである。鍵盤ユニット53は、ケース内の鍵フレームに固定される。鍵フレームは、下ケース52と一体化される場合もある。鍵盤ユニット53の見えがかり部54は、上ケース51の開口部から露出している。
上ケース51の上面は操作パネルとなり、多数のスイッチ類が並設され、中央にディスプレイ窓、左右にスピーカグリルが形成されている。
上ケース51の上端面は、演奏者側に近づくにつれて低くなるように傾斜し、鍵盤ユニット53の左右に隣接する上ケース51の高さが、鍵盤ユニット53の上面よりも低い部分では、鍵盤ユニット53と上ケース51との隙間からケース内部が見えやすい。この場合、隙間から内部構造が見えてしまうので見栄えが良くない。
特に、複数の鍵をオクターブ等の所定単位でユニット化した鍵ユニットを複数組み合わせて、鍵フレームに取り付けることにより鍵盤ユニット53を構成する場合は、鍵盤ユニット53と上ケース51との間に、比較的大きな隙間ができる場合がある。
鍵フレームに仮止めされた複数オクターブ分の鍵ユニットは、オクターブ間の隣接鍵の隙間が許容値内に入るように調整し、全鍵を鍵フレームに固定する。
その際、成型精度や組み込み精度による位置ずれは、鍵盤ユニット53の左右端にある白鍵と上ケース51との隙間において吸収する。そのため、隣接鍵の隙間の許容値(例えば1mm)に比べて、左右端にある白鍵と上ケース51との隙間の許容値(例えば、2mm)を大きくしている。そのため、鍵盤ユニット53の左右端にある白鍵と上ケース51との隙間が広くなる場合がある。
そこで、鍵盤ユニット53の左右端にある白鍵は、少なくとも隙間に面した外側壁の下端を、上ケース51の上端面よりも十分低くすることにより、内部構造に目隠しをすることが考えられる。
しかし、鍵側壁の直下においては、鍵フレームを部分的に高くしたり、別部材を取り付けたりした基台を、鍵フレームの水平基板から突設させている。
特許文献1においては、鍵フレームの取付部にボス部が立設され、ボス部の上端にキーボード基板がねじ止めされ、キーボード基板を基台として、その上面に鍵スイッチが配設され、キーボード基板の裏面に上限ストッパが取り付けられている。
この他、鍵を鍵の左右方向に位置規制するための鍵ガイドの基台が突設される場合がある。このように、基台には、鍵スイッチ、鍵ガイド等、鍵に接近させることにより機能する鍵盤構成部材を取り付ける。
そのため、鍵側壁の下端は、押鍵時に、この基台に衝突しない高さまでしか低くできないという限界があった。
この基台の高さを低くすれば、鍵側壁の下端も低くできる。しかし、そうすると、基台を含む鍵フレームは、縦方向の凹凸が小さくなるために、剛性が低下する。基台の剛性が低下すると、基台に立設された鍵ガイドが変形しやすくなり、鍵タッチにも悪影響が出る。また、基台の高さを低くすると、基台を含む鍵フレームの成形時に、金型の抜けが悪くなる。
その結果、上ケース51の上端面を高くする必要があるから、電子鍵盤楽器を薄型化することができなかった。
特開平10−240252号公報(特許第3185701号公報)
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、鍵盤の左右端に位置する端部白鍵の少なくとも一方の端部白鍵の外側側壁とケースの内側壁との隙間から内部構造が見えにくくなるようにする鍵盤装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、請求項1に記載の発明においては、複数の鍵と、該複数の鍵の後部を支持する鍵支持部と前記複数の鍵の下部に対面して鍵配列方向に延在する突設基台とが設けられた鍵フレームと、前記複数の鍵の見えがかり部を残して、前記複数の鍵及び前記鍵フレームの上面を覆い、前記複数の鍵のうち、左右の端部に位置する端部白鍵の外側壁に隙間を介して対向する内側壁が設けられたケースとを有する鍵盤装置において、前記左右に位置する端部白鍵の少なくとも一方の端部白鍵は、前記突設基台のある鍵長手方向位置において、当該外側壁の少なくとも一部が、前記ケースから露出し、当該外側壁の下端が、前記ケースの上端面よりも所定長以上に低く、かつ、当該外側壁の下端の少なくとも一部が、前記突設基台の高さよりも低くなるように形成され、前記突設基台には、前記少なくとも一方の端部白鍵の外側壁の下端が当該突設基台と干渉することを防ぐ逃がし部が設けられることにより、前記少なくとも一方の端部白鍵が押下されたときに、当該外側壁の下端が、当該突設基台と前記上ケースの内側壁との間を非接触で下降するものである。
従って、少なくとも一方の端部白鍵は、突設基台のある鍵長手方向位置において、その外側壁の少なくとも一部がケースから露出するほど、ケースの上端面が低くなっているが、その外側壁の下端が、ケースの上端面よりも所定長以上に低くなるように形成されていることから、外側壁とこれに対向するケースの内側壁との隙間から、鍵盤装置の内部構造、例えば、突設基板、鍵盤構成部品、その他配線部材等が見えにくくなる。
その外側壁の下端の少なくとも一部が、突設基台の高さよりも低くなるように形成されていることから、端部白鍵に隣接するケース上端面の高さを、突設基台の高さとほぼ同じ高さか、それ以下にまで低くすることができる。
その際、キーボード基板、鍵ガイドの基台等の突設構造を変更することなく、外側壁を下方向に延長できる。
本発明によれば、鍵盤装置の外観上の見栄えが良くなるという効果がある。鍵フレームの剛性を保ちつつ、ケースの縦寸法を低くすることができるから、ケースの設計自由度が向上するという効果がある。
図1は、本発明の実施の一形態を示す説明図である。図1(a)は、鍵盤の右端近傍における鍵盤装置を示す平面図である。
図1(b)はその右側面図であるが、上ケース6及び下ケース7を一点鎖線で図示している。
図中、1は端部白鍵(図示の例では、最高音高鍵)本体部、2は中間白鍵本体部、3は黒鍵本体部である。
この実施の形態では、連続する複数の鍵がまとめられたものを、複数組用意して、鍵フレーム上に取り付ける。これらを、本願明細書では鍵盤ユニット10という。
10aは鍵盤ユニットの鍵長手方向後部にある共通基端部であり、4は鍵フレーム、4aは鍵フレームの鍵支持部である。鍵盤ユニット10は、共通基端部10aにおいて鍵支持部4aに固定される。
例えば、1オクターブ分の複数の黒鍵本体部からなり、各黒鍵本体部の後端を共通基端部で結合した構造体(黒鍵ユニット)と、1オクターブ分の白鍵本体部を少なくとも1つ置きにして櫛歯状に形成した白鍵本体部の後端を共通基端部で結合した構造体(例えば、C,E,G,Bの4鍵からなる白鍵ユニットと、D,F,Aの3鍵からなる白鍵ユニット)を、それぞれの共通基端部を重ね合わせて図示の共通基端部10aとして、鍵支持部4aに固定する。
上述した共通基端部10aは、後述する鍵支点とともに、種々の構造を採用できるので、具体的な構造については図示を省略する。
図示の鍵フレーム4においては、後方の垂直壁が鍵支持部4aとなり、その前部が水平基板4b、さらにその前部に段差部4cを経て下限規制基台4dがある。4eは鍵フレーム4の鍵配列方向端面である。
水平基板4b上に突設基台5が設けられている。5aは鍵配列方向端面である。図示の突設基台5の前面は段差部4cに接している。
突設基台5は、背景技術において説明したキーボード基板、鍵ガイドのベース部など、鍵の押鍵動作と関連した鍵盤構成部品の取付基台であって、鍵盤ユニット10の下部に対面して鍵配列方向に延在する。この突設基台5は、鍵フレーム4と別構成部品としたり、鍵フレーム4と一体成形される構成部品としたりする。
6は上ケースであって、鍵盤ユニット10の見えがかり部を残し、鍵盤ユニット10と鍵フレーム4の上面を覆い、特に、鍵盤ユニット10の左右の端部白鍵(最低音高鍵、最低音高鍵)本体部1の、後述する外側壁(右側壁1a)に対し隙間d1を介して対向する内側壁6aを有する。7は下ケースであるが、下ケース7が鍵フレーム4を兼用する場合もある。
図2は、図1に示した端部白鍵本体部1、中間白鍵本体部2を説明する拡大右側面図である。共通基端部については図示を省略している。図示の端部白鍵本体部1は、最高音高鍵である。
図2(a)に示す端部白鍵本体部1において、1aは右側壁であって、鍵盤ユニット10の外側に面する外側壁となる。1bは左側壁(破線で示す)であって、鍵盤ユニット10の内側に面する内側壁となる。1cは鍵支点である。
鍵支点1cは、端部白鍵本体部1と鍵ユニットの共通基端部との間にあって、共通基端部により回動自在に支持されている。鍵支点の構造には、軸支点を有するもの、ヒンジ支点を有するものなど、種々の構造がある。
外側壁となる右側壁1aの形状を説明する。
演奏者側の鍵先端における下端1a1は、右側壁1aの最下位置であって、下限規制基台4dに面してこれと平行である。図示の下端1a1は、水平基板4bよりも僅かに低い位置にある。
上述した右側壁1aの下端は、下端1a1から、段差部1a2を経て、後端に近づくにつれて高くなる傾斜下端1a3に連なる。
突設基台5のある鍵長手方向位置において、条件が最も厳しくなる矢視A−Aで示される一点鎖線の位置において、右側壁1aの傾斜下端1a3(Q点)は、上ケース6の上端面6bの高さ(P点)よりも所定長(例えば、2mm)以上低くなるように形成されている。この所定長は、図1(a)に示した右側壁1aと内側壁6aとの隙間d1の上からの視線に対し、内部構造が見えにくくなるようにするための条件設定例である。
同時に、右側壁1aの傾斜下端1a3(Q点)は、突設基台5の高さよりも低くなっている。従って、右側面から見て、上ケース6の傾斜した上端面6bを、突設基台5の高さとほぼ同じ高さか、それ以下にまで低くすることができる。
次に、破線で示す左側壁1bの形状を説明しておく。左側壁1bの下端は、演奏者側の鍵先端における下端については右側壁の下端1a1と同じであるが、段差部1a2よりも大きな段差部1b2を経て、水平下端1b3に連なり、後端まで続く。突設基台5のある鍵長手方向位置において、水平下端1b3は、突設基台5の高さよりも高くなるように形成されている。
端部白鍵本体部1を押下したとき、端部白鍵本体部1は鍵支点1cを中心に回動し、下端1a1が下限規制基台4dに衝突して位置規制される。その際、上述した右側壁1aの傾斜下端1a3は水平基板4bに衝突しない(図示の右側壁1aの形状においてはQ点がR点に衝突しない)ようにし、一方、左側壁1bは突設基台5に衝突しないようにする。
従来技術であれば、右側壁1aが左側壁1bと同様であるから、突設基台5のある、矢視A−Aで示される一点鎖線の位置において、上ケース6の上端面6’bの高さ(S点)は、T点よりも所定長(例えば、2mm)以上高くする必要がある。そのため、上ケース6の上端面6bが非常に高くなる。
一方、図2(b)に示す中間白鍵本体部2において、2aは右側壁であり、その下端位置は、図2(a)に示した端部白鍵本体部1の左側壁1bと同じである。すなわち、右側壁2aの下端は、鍵先端における下端2a1から、段差部2a2を経て、水平下端2a3に連なり、後端まで続く。突設基台5のある鍵長手方向位置において、水平下端2b3は、突設基台5の高さよりも高くなるように形成されている。図示されない左側壁についてもその下端位置は右側壁2aと同じである。2cは鍵支点である。
上述したように、端部白鍵本体部1の右側壁1aの下端が、突設基台5のある鍵長手方向位置において、この突設基台5の高さよりも低い位置にまで延長することを実現するには、突設基台5における右側壁1aの下端に干渉する部分をなくす必要がある。
すなわち、図1(a)に示すように、突設基台5の鍵配列方向端部5aは、右側壁1aとの間に隙間d2を設ける必要がある。
突設基台5は、鍵フレーム4上に設けられたり、鍵フレームと一体成形されたものであるから、通常であれば、鍵フレーム4の鍵配列方向端部4eまで延在するように設けられたり、形成されたりする。そこで、上述した隙間d2ができるように、突設基台5の鍵配列方向端部5aを切り欠くことにより、鍵フレーム4の鍵配列方向端部4eから突設基台5の鍵配列方向端部5aまでに、逃がし部5bが設けられている。
ただし、押鍵時に右側壁41aの下端が下降する限界よりさらに下まで突設基台5の鍵配列方向端部5aを切り欠くことは、必ずしも要しない。
図3は、図1に示した本発明の実施の一形態を断面構造で示す説明図である。鍵盤ユニット10及び鍵フレーム4を、図1(b)における矢視A−A方向から見た断面図である。鍵本体部の内部構造及び鍵盤構成部品の図示を省略している。
鍵盤構成部品が鍵スイッチである場合、鍵スイッチは、各鍵の下部に設けられたアクチュエータに被押圧部が対向するように、突設基台5であるキーボード基板上に載置される。
突設基台5には、端部白鍵本体部1の右側壁1aの下端が突設基台5と干渉することを防ぐ逃がし部5bが設けられている。この逃がし部5bは、凹部や長溝や低路等で構成され、その長さは、突設基台5の鍵配列方向端部5aと右側壁1aの内面との間の隙間d2に、右側壁1aの厚み、及び、右側壁1aの外面と上ケース6の内側壁6aとの間の隙間d1、さらに、この内側壁6aと鍵フレーム4の鍵配列方向端部4eとの間の距離を加えたものとなる。
端部白鍵本体部1の押下時に、この右側壁1aは、突設基台5の鍵配列方向端部5aと、上ケース6の内側壁6aとの間を非接触で下降する。
図4は、図2(a)に示した端部白鍵本体部1の第1変形例を示す拡大右側面図である。この端部白鍵本体部31は、右側壁の傾斜した下端を、2段階の水平下端に置き換えたものである。
演奏者側の鍵先端における下端31a1は、右側壁31aの最下位置であって、下限規制基台4dに面してこれと平行である。下端31a1は、図2(a)に示した第1の段差部1a2と同じ高さの段差部1a2を経て、突設基台5のある鍵長手方向位置において、第1の水平下端31a3となり、この第1の水平下端31a3は、突設基台5の高さより低くなるように形成されている。第1の水平下端31a3は、突設基台5の少し後方の位置において、第2の段差部1a4を経て第2の水平下端31a5に連なり後端に至る。
突設基台5のある鍵長手方向位置においては、図2(a)と同様に、右側壁31aの傾斜下端31a3(Q点)は、上ケース6の上端面6bの高さ(P点)よりも所定長(例えば、2mm)以上低くなるように形成されている。上端面6bが傾斜しているため、矢視A−Aで示される一点鎖線の位置が、最も条件が厳しい。
また、第2の段差部1a4においても、上ケース6の上端面6bの高さ(U点)と第2の水平下端31a5(V点)との差が小さくなるが、ここでも、第2の水平下端31a5(V点)の高さは、上ケース6の上端面6bの高さ(U点)よりも、所定長(例えば、2mm)以上低くなるように形成されている。
従って、図1(b)と同様に、図1(a)の隙間d1の上からの視線に対し、右側壁31aが内部構成部品を見えにくくする。
破線で示す左側壁31bの形状は、図1(a)で説明した左側壁1bと同一である。
図5は、図2(a)に示した端部白鍵本体部1の第2変形例を示す拡大右側面図である。この端部白鍵本体部41は、右側壁の傾斜下端41a3を上ケース6の上端面6bに平行となるように、傾斜角を一致させたものである。
演奏者側の鍵先端における右側壁41aの下端41a1は、右側壁41aの最下位置であって、下限規制基台4dに面してこれと平行である。下端41a1は、図2(a)に示した第1の段差部1a2と同じ高さの段差部41a2を経て、突設基台5のある鍵長手方向位置において、傾斜下端41a3となり、水平下端41a4に連結して後端に至る。
上述した傾斜下端41a3(Q点)は、矢視A−Aで示される一点鎖線の位置において、上ケース6の上端面6bの高さ(P点)よりも所定長(例えば、2mm)以上低くなるように形成されている。両者の差は、傾斜下端41a3の後端まで維持される。
左側壁41bの形状は、図1(a)で説明した左側壁1bと同一である。
上述した傾斜下端41a3は、突設基台5の演奏者側においては突設基台5の高さより低いが、鍵長手方向後方では突設基台5よりも高くなる。そのため、右側壁41aの下端の下降に干渉する部分にのみ、逃がし部5bを設ければよい。
従って、突設基台5は、鍵長手方向の全長にわたって、鍵配列方向端部5aを鍵フレーム4の鍵配列方向端部4eよりも後退させることは必要ない。
上述した説明では、鍵盤ユニット10の右端に位置する最高音高鍵について説明したが、左端に位置する最低音高鍵については、最低音高鍵の左側壁が外側壁に相当し、外側壁を同様の形状に形成する。鍵フレーム4の突設基台5についても、この最低音高鍵がある側において、同様の逃がし部を設ければよい。
上ケース6の高さが、鍵盤ユニット10の右端と左端とで異なる場合がある。上ケース6の上端面6bが十分高く、例えば、白鍵の上面よりも高ければ、従来の端部鍵のままでも条件を満たしているから、突設基台5の逃がし部5bは不要となる。
また、鍵盤ユニット10の右端と左端とで隙間の許容誤差を異ならせている場合には、許容誤差が大きい方の端部鍵についてのみ、本発明を適用してもよい。
上述した説明では、複数の鍵を鍵盤ユニットとした場合について説明したが、個別に鍵を鍵フレームに取り付ける場合でも、端部鍵とケースの内側壁との間に隙間があれば、本発明を適用することにより、上述した説明と同様の作用効果を奏する。
本発明の実施の一形態を示す説明図である。 図1に示した端部白鍵本体部、中間白鍵本体部を説明する拡大右側面図である。 図1に示した本発明の実施の一形態を断面構造で示す説明図である。 図2(a)に示した端部白鍵本体部の第1の変形例を示す拡大右側面図である。 図2(a)に示した端部白鍵本体部の第2の変形例を示す拡大右側面図である。 従来の鍵盤装置の一例を示す外観図である。
符号の説明
1,31,41…端部白鍵本体部(端部白鍵)、1a,31a,41a…右側壁(外側壁)、1b,31b,41b…左側壁、1c,31c…鍵支点、2…中間白鍵本体部、3…黒鍵本体部、4…鍵フレーム、4a…鍵支持部、4b…水平基板、4c…段差部、4d…下限規制基台、4e…鍵配列方向端面、5…突設基台、5a…鍵配列方向端部、5b…逃がし部、6…上ケース、6a…内側壁、6b…上端面、6’b…従来の上ケース上端面、7…下ケース、10…鍵盤ユニット、10a…共通基端部

Claims (1)

  1. 複数の鍵と、該複数の鍵の後部を支持する鍵支持部と前記複数の鍵の下部に対面して鍵配列方向に延在する突設基台とが設けられた鍵フレームと、前記複数の鍵の見えがかり部を残して、前記複数の鍵及び前記鍵フレームの上面を覆い、前記複数の鍵のうち、左右の端部に位置する端部白鍵の外側壁に隙間を介して対向する内側壁が設けられたケースとを有する鍵盤装置において、
    前記左右に位置する端部白鍵の少なくとも一方の端部白鍵は、
    前記突設基台のある鍵長手方向位置において、
    当該外側壁の少なくとも一部が、前記ケースから露出し、
    当該外側壁の下端が、前記ケースの上端面よりも所定長以上に低く、かつ、当該外側壁の下端の少なくとも一部が、前記突設基台の高さよりも低くなるように形成され、
    前記突設基台には、前記少なくとも一方の端部白鍵の外側壁の下端が当該突設基台と干渉することを防ぐ逃がし部が設けられることにより、前記少なくとも一方の端部白鍵が押下されたときに、当該外側壁の下端が、当該突設基台と前記ケースの内側壁との間を非接触で下降する、
    ことを特徴とする鍵盤装置。
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