JP5135968B2 - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、押鍵操作に連動して回動する質量体を有する電子楽器の鍵盤装置に関するものである。
従来、電子楽器の鍵盤装置において、押鍵操作に連動して質量体を回動させ、アコースティック・ピアノの鍵盤機構に似た鍵タッチ感、より具体的には、質量感及びストップ感を得るものがある。
特許文献1に記載のものは、鍵本体部の後端(鍵支点部)を収容する枠体の後部に上面板があり、この上面板の下面にストッパ(上限ストッパ)が固定されている。錘(質量体)の折り曲げ部(質量集中部、自由端)は、鍵本体部の後端よりもさらに後方にまで延設され、押鍵時に折り曲げ部が上限ストッパに衝突する。この構成によれば、鍵盤装置の奥行きが長くなる。しかも、錘の支点部から自由端までの距離が長くなるに応じて自由端のストローク長は長くなるが、質量体の回動角度を小さくしない限り、鍵盤装置の高さは短縮されない。
一方、上述した質量体が鍵の下方に配置されたものがある(特許文献2,3参照)。この場合、質量体がない場合に比べて、鍵盤装置の奥行きは変わらない。
特許文献2においては、ハンマーアーム(質量体)が、軸(鍵支点)よりも前方の鍵盤シャーシ(フレーム)下面に設けられている。
しかし、鍵盤装置の高さは、鍵の側壁、鍵のストローク長、鍵と鍵盤シャーシとの間のクリアランス、鍵盤シャーシの厚さ、ストッパ部材(上限ストッパ)の厚さ、ハンマーアームのストローク長、ハンマーアームの縦幅、制動部材(下限ストッパ)の厚さ、等を加えたものとなる。
従って、ハンマーアームを配置することにより、鍵盤装置の形状が高くなり、電子楽器が嵩張るという問題がある。
特許文献3においては、アーム(質量体)の軸(回動支点部)が鍵の左右側壁に形成された凹部に嵌合し、アームの緩衝材(上限ストッパ)は、鍵内部の天井面に設けられている。押鍵時には、アームが鍵の左右側壁間の内部に入り込む。
従って、鍵の左右側壁間の内部という鍵盤装置の空きを利用しているために、鍵盤装置の高さが抑制される。
しかし、緩衝材は鍵内部に設けられているため、アームが緩衝材に衝突した時の衝撃が、鍵を介して演奏者の指に伝わるという問題がある。また、緩衝材は、各鍵ごとに個別に設ける必要があるから、全鍵に共通とした場合に比べて作業性が悪く、組立コストもかかるという問題がある。
特開平9−198037号公報(特許第3060930号公報) 特開平4−142595号公報 特公平2−019468号公報
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、押鍵操作に連動して回動する質量体を有した電子楽器の鍵盤装置において、装置の奥行きを長くすることなくその高さを抑制し、かつ、良好なストップ感が得られる電子楽器の鍵盤装置を提供することを目的とするものである。
本願の発明は、請求項1に記載の発明においては、複数の鍵と、該複数の鍵の下方に位置し各鍵の押鍵操作に連動して回動する複数の各質量体と、前記複数の鍵及び前記複数の質量体が並設されたフレームと、前記複数の鍵の下方に位置し前記フレームの側に固定され、前記質量体が衝突することにより当該質量体の回動範囲の上限及び下限をそれぞれ規制する上限動作規制部材及び下限動作規制部材を有する電子楽器の鍵盤装置において、前記各質量体は、各鍵の押し切り状態において前記上限動作規制部材に当接する第1の当接部と、各鍵の離鍵状態において前記下限動作規制部材に当接する第2の当接部を有し、前記第1の当接部は、当該質量体の自由端の近傍に位置するとともに、前記第2の当接部は、前記第1の当接部よりも当該質量体の回動支点側に位置し、前記第2の当接部は、各鍵の離鍵状態において前記第1の当接部の最下端よりも高い位置にあるように形成されているものである。
従って、複数の質量体、上限動作規制部材及び下限動作規制部材が、複数の鍵の下方に配置されることにより、装置の鍵の奥行きが長くならない。
各鍵の押し切り状態において、フレーム側の上限動作規制部材に当接する第1の当接部の位置が、自由端の近傍(近傍とは、自由端を含んでも含まなくてもよい)にあるため、良好なストップ感が得られる。一方、下限動作規制部材に当接する第2の当接部の位置が、質量体の回動支点側にあっても、質量体が下限動作規制部材に衝突する際は、質量体の変形が問題とならない。
各鍵の離鍵状態において第2の当接部が第1の当接部の最下端よりも高い位置にあるため、下限動作規制部材の厚みによって装置が高くならない。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置において、前記各質量体は、各鍵の押し切り状態において、当該質量体の上部が各鍵の左右側壁間の内部に位置するように形成されているものである。
従って、鍵の左右側壁間の内部という鍵本体部の空きスペースを有効活用して、質量体と左右鍵側壁とが重なる分に応じて質量体の質量を増し、その結果、質量体の慣性モーメントを増やすことができる。
請求項3に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、前記各質量体は、下方に開口する凹部を有し、各鍵の離鍵状態において、当該凹部の天井面が前記第2の当接部となって、前記下限動作規制部材に当接するものである。
従って、凹部の前後の部分の質量を有効に利用して慣性モーメントを増大させることができる。
なお、質量体が連結部により回動支点部と質量集中部とが結合された形状のものであれば、上述した凹部は、質量集中部に配置することができる。
本発明によれば、下限動作規制部材と質量体とが干渉することなく高さ方向に重なることを利用し、鍵盤装置の奥行きを長くすることなく、鍵盤装置の高さを抑制して、質量体及び動作規制部材を配置できるという効果がある。かつ、良好なストップ感が得られるという効果がある。
その結果、この鍵盤装置を組み込む電子楽器の外形を薄くすることができる。一方、電子楽器の外形の高さを従来と同じにした場合、この鍵盤装置の鍵奥側の上部に配置される電子楽器の機能部品、例えば、操作パネル上のスイッチや表示器、を実装するための空間を広くすることができる。
図1は、本願発明の第1の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図1(a)は押鍵されていない状態(離鍵状態)を示し、図1(b)は白鍵本体部1が押し切られた状態を示している。図1(c)は、図1(b)において、矢示A−Aから見た白鍵本体部1及び鍵フレーム3を模式的に示す横断面図である。
図1(a)において、1は白鍵本体部、2は黒鍵本体部、3は鍵フレーム、4は鍵フレーム底板、8は質量体である。
鍵フレーム3は、複数の鍵の配列方向に延設されたものである。この鍵フレーム3は、例えば板金、あるいは合成樹脂製であり、その各部分(アルファベットの添字が付されている)が一体成形されたものである。
その上部取付部3aには、複数の白鍵本体部1、複数の黒鍵本体部2が並設されている。上部取付部3aは、図示の例では水平であり、鍵の長手方向(奥行き方向)の前部に段差部3bがある。段差部3bには、複数の鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔15が形成されている。
段差部3bの直前は鍵フレーム3を鍵フレーム底板4へ取り付けるための基部3cであり、さらにその前方に垂直壁3dがある。垂直壁3dには鍵ガイド5が設けられている。鍵ガイド5は白鍵本体部の先端部1aの下部に挿入される。
一方、黒鍵本体部2に対する鍵ガイド6は、上部取付部3aに立設されている。
白鍵本体部の先端部1aの下部、鍵ガイド5、垂直壁3d、及び、鍵フレーム底板4の前面は、口棒部9により覆われる。
上部取付部3aに対し、鍵の長手方向の後部に段差部3eがあり、その直後は鍵フレーム3を鍵フレーム底板4へ取り付けるための基部3fである。
上部取付部3aの後端近傍の上面において、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して、複数の支持部3gが上方に突き出るようにして並設され、各鍵を揺動自在に支持する。上部取付部3aの後方であって、支持部3gの手前には、各鍵に対応してスリット状の貫通孔16が設けられている。
図1(c)に示すように、支持部3gは、立設部3g1、垂直リブ3g4を有している。垂直リブ3g4は、鍵の配列方向の中央に位置し、立設部3g1の前面から前方に所定距離まで延在する薄板である。
この垂直リブ3g4は、鍵フレームの上部取付部3aにおいて、後述する上限ストッパ(上限動作規制部材)11が固定される部分の上面に配設されているため、固定される部分の剛性が高まる。また、立設部3g1,垂直リブ3g4は、段差部3eに近い位置に配設されている。その結果、後述する質量体8の質量集中部8eが上限ストッパ11に衝突したときに、上限ストッパ11が固定される部分の変形(撓み)が少なくなり、演奏者の指に与えるストップ感が向上する。
白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の左右側壁間の内部には、下方に開口した鍵内空間がある。
白鍵本体部1及び黒鍵本体部2に対する上述した立設部3g1及び垂直リブ3g4の上部は、白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の左右側壁と干渉することなく重なるように配設されている。
従って、垂直リブ3g4が配設されても、白鍵本体部1や黒鍵本体部2の左右側壁とが重なるために、図1(b)に示した装置の全高Hは高くならない。
また、立設部3g1の左右側面の上部に、軸部3g2,3g3を有し、これらは鍵の配列方向に突き出ている。この軸部3g2,3g3に、白鍵本体部1の後端部の左右側壁に設けられた鍵支点部1b(貫通孔)が嵌合される。一方、黒鍵本体部2に対応する図示されない支持部3gの場合も同様であり、軸部3g2,3g3に、黒鍵本体部2の後端部の左右側壁に設けられた鍵支点部2b(貫通孔)が嵌合される。白鍵本体部1,黒鍵本体部2は、鍵支点部1b,2bを中心に押離鍵方向に揺動自在に支持される。
鍵フレームの上部取付部3aの上面には、複数の鍵スイッチ14が並設され、これらに対向して、白鍵本体部1、黒鍵本体部2の上述した左右側壁間の鍵内空間において、上面裏側(天井面)から下方向に突部(アクチュエータ)が設けられている。この突部の図示は、図1(c)においても省略されている。
上部取付部3aの前端寄りの下面に質量体支持部3hが立設されている。図示のものは、白鍵本体部1に対するものである。白鍵本体部の先端部1a寄りにおいて、左右側壁の下端面から下方に力伝達部1cが延設されている。この力伝達部1cの先端は底板を有し、この底板の上部は、鍵の長手方向に貫通している。この底板の上下面に弾性部材7が固着されている。
一方、黒鍵本体部2の力伝達部は、図示を省略しているが、黒鍵本体部の先端部2aが下方に延びてから前方に向かい、力伝達部1cとは鍵の配列方向に重なる位置にある。
黒鍵本体部2に対しても、同様に、質量体支持部により回動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部の底板と弾性部材7を介して係合している。
なお、白鍵本体部1,黒鍵本体部2は対応する各質量体8の自重によって復帰するが、白鍵本体部1,黒鍵本体部2と鍵フレーム3との間に、白鍵本体部1,黒鍵本体部2を離鍵位置に戻すための復帰バネを設けてもよい。
複数の質量体8、下限ストッパ10及び上限ストッパ11は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に位置する。
各質量体8は、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応し、それぞれの押鍵操作に連動して、押離鍵方向に対応する方向に回動する。図示の質量体8は、白鍵本体部1に対するものである。
質量体8は、質量体支持部3hに支持される回動支点部8cと、この回動支点部8cの前方にあって弾性部材7を介して鍵の力伝達部1cに係合する、二股の主被駆動部8a及び副被駆動部8bと、この回動支点部8cの後方に連結部8dを介し、自由端部としての質量集中部8eを有する。
連結部8dの後端は質量集中部8eの前端部下方に結合されている。鍵の配列方向に沿った質量集中部8eの横幅は、鍵の左右側壁間の内幅よりも短い。図示のP点は、回動支点部8cから最も遠い点であり、本明細書では、これを自由端という。
連結部8d及び質量集中部8eは、回動時に大きな慣性モーメントを発生する。
質量体8は、その主被駆動部8a及び副被駆動部8bと回動支点部8cとの間において、貫通孔15を貫通している。
質量集中部8eには、前方下端面8e1と後方下端面8e2がある。図1(a)に示す離鍵状態において、前方下端面8e1の方が、後方下端面8e2よりも高い位置にある。後方下端面8e2は、鍵フレーム底板4に接触しない限度で近接している。図示の例では、両者とも水平状態にある。
前方下端面8e1は、下限ストッパ10(下限動作規制部材)に対する当接部(第2の当接部)となる。下限ストッパ10は、鍵フレーム底板4の上面に固定されている。
質量集中部8eには、前方下端面8e1の上方に前方上端面8e3があり、後方下端面8e2の上方に後方上端面8e4がある。
図1(b)に示す、鍵が押し切られた状態において、後方上端面8e4は、後述する上限ストッパ11に対する当接部(第1の当接部)となる。図示の例では、前方上端面8e3,後方上端面8e4はいずれも、鍵フレームの上部取付部3aと平行になって、水平状態である。
この実施の形態においては、前方下端面8e1(第2の当接部)は、後方上端面8e4(第1の当接部)の最下端(図示の例では、自由端Pに相当)よりも高い位置にある。
図1(a)に示す離鍵状態において、鍵本体部(図示の例では、白鍵本体部1)が押下されたとき、この鍵に対応する質量体8は重力に抗して反時計回りに回動する。質量集中部8eの前方上端面8e3は、貫通孔16を通過し、白鍵本体部1の左右側壁と干渉することなく、白鍵本体部1の左右側壁間の内部に入り込む。この間、質量体8の慣性モーメントに応じた反作用が白鍵本体部1に伝わることにより、演奏者の指に質量感が与えられる。
図1(b)に示すように、質量体の連結部8dが水平状態となって、質量集中部8eの後方上端面(第1の当接部)8e4が上限ストッパ(上限動作規制部材)11に衝突し、質量体8の上限位置が規制される。それとともに質量体8が制動されるために、鍵を介して演奏者の指にストップ感が得られる。自由端Pは、図1(b)に「ストローク長」として示した距離を移動する。
上限ストッパ11は鍵フレーム3の下面に固定されているから、質量集中部8eの後方上端面8e4が上限ストッパ11に衝突したときの衝撃は、鍵を介して演奏者の指に伝わることはない。
一般的に、回動部材において、当接部から回動支点までの部分は変形しにくく、当接部から自由端までの部分は変形しやすいことが知られている。
従って、図1(b)に示す、各鍵の押し切り状態において、上限ストッパ11に当接する後方上端面(第1の当接部)8e4の位置が、自由端Pの近傍(近傍とは、自由端Pを含んでも含まなくてもよい)にあるため、良好なストップ感が得られる。また、自由端P側の部材が、その変形により、上限ストッパ11以外の、鍵フレームの上部取付部3aや白鍵本体部1等の予期しない部分に衝突する可能性が少なくなる。
鍵フレームの上部取付部3aの下面には、補助ストッパ12が、図示の例では、貫通孔16の前端に隣接して配設されている。鍵の押し切り時に質量体8が回動範囲の上限位置(押切静止位置)を過渡的に超えた(オーバーストローク)ときに、連結部8dが鍵フレームの上部取付部3aに衝突することを防止する。なお、衝突するおそれがない場合は、補助ストッパ12を必要としない。
演奏者が鍵を離すと、質量体8が自重により逆回動して図1(a)の位置に復帰し、質量集中部8eの前方下端面8e1が下限ストッパ10に衝突することにより、質量体8の初期位置(離鍵状態)を規制する。
質量集中部8eが下限ストッパ10に衝突する際は、押鍵力が加わらず、重力のみで衝突するために衝撃が小さい。従って、下限ストッパ10に当接する前方下端面(第2の当接部)8e1の位置が、後方上端面(第1の当接部)8e4よりも回動支点8c側にあっても、質量体8の変形が問題とならない。
また、質量集中部8eという、質量体8の質量が集中する部分の下端面8e1に下限ストッパ10に対する当接部(第2の当接部)が設けられているから、離鍵時のリバウンド、振動といったストップ感の悪化を抑制することができる。
一方、鍵フレームの上部取付部3aの前方上面に配置された下限ストッパ13は、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2が押し切られたときに、それらの左右側壁下端の揺動下限位置を規制する。
上述した上限ストッパ13は鍵フレームの上部取付部3aに固定されるものであるから、下限ストッパ10,補助ストッパ12,下限ストッパ13と同様に、複数の鍵の配列方向に沿って帯状に配置されて固定されることにより、全鍵、あるいは、1または数オクターブ単位の、少なくとも2つの鍵(全鍵、あるいは、1〜数オクターブの鍵など)に対応する質量体8に対して共通のものとすることができる。
個々の質量体8に対し、上限ストッパ11を個別に用意し、配置し固定する作業に比べて、鍵盤装置の組立性が良くなる。
この実施の形態において、図1(a)に示す各鍵の離鍵状態において、前方下端面8e1(第2の当接部)は、後方上端面(第1の当接部)8e4の最下端よりも高い位置にある。従って、下限ストッパ10と質量集中部8eとは、高さ方向に一部が重なる。
これに対し、特許文献2のような従来の質量体は、段差のない下端面が下限ストッパに当接している。その結果、下限ストッパの厚みに応じて下端面(第2の当接部)の位置が高くなり、これに応じて鍵盤装置の全高が高くなっていた。
この実施の形態においては、従来技術よりも、重なりの分に応じて、鍵フレームの上部取付部3aの高さが低くなり、その結果、鍵盤装置の全高Hが低くなる。
さらに、図1(b)に示す、各鍵の押し切り状態において、前方上端面8e3が後方上端面(第1の当接部)8e4よりも高い位置にある方が、質量集中部8eの質量を増やすことができる。
このとき、質量集中部8eの上部(前方上端面8e3)が、各鍵の左右側壁間の内部という空きスペースに位置するように質量集中部8eが形成されている場合は、質量体8と各鍵の左右側壁とが干渉することなく高さ方向に重なるから、鍵盤装置の全高Hは変わらない。
なお、質量集中部8eを、押し切り状態において、前方上端面8e3が上限ストッパ11とのみ重なるようにしたり、前方上端面8e3が上部取付部3aの上面と鍵の左右側壁下端との間に位置するようにしてもよい。
上述した説明では、複数の鍵スイッチ14は、鍵フレームの上部取付部3aの上面に配設されているとして説明した。これに代えて、特許文献1のように、質量体8の下端面、例えば、主被駆動部8aと回動支点部8cとの間の下端面に突部(アクチュエータ)を形成し、その下方に鍵スイッチ14を載置した回路基板を配設してもよい。
白鍵本体部1,黒鍵本体部2の支持部材を、図示のような鍵支点部(貫通孔)と軸によるものではない、別構成のものに置き換えてもよい。
鍵フレーム3が合成樹脂製である場合、鍵毎に並設される複数の支持部3gは、鍵フレーム3の一部として一体成形できる。しかし、支持部3gは鍵フレーム3と別構成のものとして形成しておき、組立て時に、鍵フレーム3に配設してもよい。
上述した上限ストッパ11を含む各ストッパ部材は、衝撃吸収性、消音性、及び、白鍵本体部1、黒鍵本体部2の停止位置、及び、質量体8の停止位置の再現性の観点から、復元力を備えたものが必要であり、フェルト又はポリウレタン・エラストマ等の動作規制部材が使用される。
質量体8における、主被駆動部8a,副被駆動部8bから回動支点部8cまでの部材は、合成樹脂等で一体化されて基部となる。この基部は、例えば、金属製の連結部8dを金型に差し込んだ状態でアウトサート成形により一体化される。質量集中部8eは、例えば連結部8dと一体の金属製のものである。
図2は、本願発明の第2の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図2(a)は押鍵されていない離鍵状態を示し、図2(b)は白鍵本体部が押し切られた状態を示している。図2(c)は、図2(b)において、矢示A−Aから見た白鍵本体部1a、鍵フレーム21及び上限ストッパ23を模式的に示す横断面図である。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施の形態は、図1に示した実施の形態と比較すると、下限ストッパに当接する部分を連結部の下面に配設するとともに、鍵フレームの上部取付部の後部を高くすることにより上限ストッパの位置を高くしたものである。
21は鍵フレームであって、図1に示した鍵フレーム3と全体的には同様なものである。しかし、その上部取付部21aは前後に分かれている。前方上部取付部21a1は、移行部21a2により、僅かに高い後方上部取付部21a3と結合している。
21bは段差部、21cは基部、21dは垂直壁、21eは段差部、21fは基部である。段差部21bには、複数の鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔24が形成されている。
後方上部取付部21a3の後端近傍において、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して複数の支持部21gが並設されている。21g1は立設部、21g4は垂直リブである。後方上部取付部21aの後方部分であって、支持部21gの手前には、各鍵に対応してスリット状の貫通孔25が形成されている。
図2(c)に示すように、立設部21g1の左右の側面の上部には、軸部21g2,21g3を有する。図示の軸部21g2,21g3の高さは、図1に示した軸部3g2,3g3と同じにしている。
支持部21gの上部は、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2の左右側壁間の内部に配設されている。
21hは質量体支持部である。質量体22は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して並設されている。全体としては図1に示した質量体8とほぼ同様の構造である。上述した質量体支持部21hに支持され、対応する鍵の力伝達部1cを介して回動される。
22aは主被駆動部、22bは副被駆動部、22cは回動支点部である。
連結部22dは、前方連結部22d1と後方連結部22d2とが結合した構造である。
図2(a)に示す離鍵時において、後方連結部22d2が下限ストッパ23に当接する。このとき、図示の例では、後方連結部22d2の下端面(第2の当接部)が鍵フレーム底板4と平行な水平状態になる。
22eは質量集中部であり、後方連結部22d2の後端が質量集中部22eの前端部下方に結合されている。
質量集中部22eには、前方下端面22e1と後方下端面22e2がある。
図2(a)に示す離鍵状態において、図示の例では、前方下端面22e1は傾斜面で後方が低く、水平状態にある後方下端面22e2に連結している。
この離鍵状態において、後方連結部22d2の下端面(第2の当接部)の方が、後述する後方上端面22e4(第1の当接部)の最下端よりも高い位置にある。後方下端面22e2は、鍵フレーム底板4に接触しない限度で近接している。
後方連結部(第2の当接部)22d2は、下限ストッパ23に対する当接部となる。下限ストッパ23は、鍵フレーム底板4の上面に固定されている。
質量集中部22eには、前方下端面22e1の上方に前方上端面22e3があり、後方下端面22e2の上方に後方上端面(第1の当接部)22e4がある。
図示の例では、前方上端面22e3,後方上端面22e4は、図2(b)に示す、鍵が押し切られた状態においては、鍵フレームの後方上部取付部21a3と平行になって、水平状態となる。後方上端面22e4は、上限ストッパ11に対する当接部(第1の当接部)となる。
図2(a)に示す離鍵状態において、白鍵本体部1が押されたとき、この鍵に対応する質量体22は、重力に抗して反時計回りに回動する。
後方上端面22e4の位置が低いため、図2(b)に示す、鍵が押し切られた状態において、前方上端面22e3の高さが上限ストッパ11よりも上昇する。
図示の例では、前方上端面22e3が貫通孔25を通過し、前方連結部22d1は水平状態になり、前方上端面22e3が白鍵本体部1の左右側壁間の内部にまで入り込むまで回動し、後方上端面32e4が上限ストッパ(動作規制部材)11に衝突する。
自由端Pは、図2(b)に「ストローク長」として示した距離を移動する。
黒鍵本体部2に対しても、同様な質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部により回動され、上限ストッパ11に衝突する。
図示の例では、鍵盤装置の全高Hは、図1に示した実施の形態と同じである。しかし、後方上部取付部21a3が前方上部取付部21a1よりも高い分(距離h)だけ、上限ストッパ11の固定位置が上に移動する。その結果、図2(a)に示した離鍵状態における後方上端面22e4の高さを、図1に示した後方上端面8e4よりも高くすることができる。従って、後方下端面22e2と後方上端面22e4との間の縦幅(高さ方向)を厚くすることができるから、この部分の部品強度を高くすることができる。
あるいは、後方下端面22e2と後方上端面22e4との間の縦幅を図1と同様に薄いものとすれば、鍵盤装置の全高Hを、図1に示した実施の形態よりも低くすることができる。
図3は、本願発明の第3の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図3(a)は押鍵されていない離鍵状態を示し、図3(b)は白鍵本体部が押し切られた状態を示している。白鍵本体部1及び鍵フレーム31の横断面図は、図3(c)に示した、白鍵本体部1及び鍵フレーム21と同様であるので、図示を省略する。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施の形態は、下限ストッパに当接する部分を質量集中部32に形成したものである。
31は鍵フレームであって、図1,図2に示した鍵フレーム3,21と全体的には同様なものである。前方上部取付部31a1は、この前方上部取付部31a1よりも高い後方上部取付部31a3と、段差部31a2により結合している。段差は、後述する質量体の連結部32dと質量集中部32eとの連結形状に合わせている。
31bは段差部、31cは基部、31dは垂直壁である。鍵フレームの段差部31bには、複数の各鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔35が形成されている。
31eは段差部、31fは基部である。後方上部取付部31a3の後端近傍において、複数の鍵のそれぞれに対応して複数の支持部31gが並設されている。31g1は立設部、31g4は垂直リブである。鍵フレームの後方上部取付部31a3には、複数の各鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔36が形成されている。
31hは質量体支持部である。質量体32は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して並設されている。全体としては図1,図2に示した質量体8,22とほぼ同様の構造である。上述した質量体支持部31hに支持され、対応する鍵の力伝達部1cを介して回動される。
32aは主被駆動部、32bは副被駆動部、32cは回動支点部、32dは連結部、32eは質量集中部であり、連結部32dの後端は質量集中部32eの前端部下方に垂直に結合されている。
質量集中部32eには、前方下端面32e1と後方下端面32e3の間に下方に開口した凹部33が形成されている。図示の例では、前方下端面32e1と後方下端面32e3は鍵フレーム底板4から同じ高さにあり、水平状態である。
離鍵状態において、この凹部33の内部に下限ストッパ34の上部が位置し、凹部33の天井面(第2の当接部)32e2に当接する。凹部33は、質量体32(質量集中部32e)と、高さ方向で見ると重なるから、鍵盤装置の全高Hは高くならない。
図1に示した質量集中部8eと同様に、質量集中部32eという質量体32の質量が集中する部分に下限ストッパ34に対する当接部(第2の当接部、凹部33の天井面32e2)を設けているから、離鍵時のリバウンド、振動といったストップ感の悪化を抑制することができる。
しかし、図1に示した質量集中部8eの場合は、下限ストッパ10の左側(鍵の長手方向の前方)において、下端面8e1と鍵フレーム底板4との間に、空きがある。
これに対し、質量集中部32eは、この空きに対応する場所においても、第1の下端面32e1が鍵フレームの底板4に接近しているから、質量を稼いでいる。その結果、質量体32の慣性モーメントが増大する。
質量集中部32eには、前方下端面32e1から天井面32e2(第2の当接部)を経て後方下端面32e2の前方部分に至るまでの上部に、前方上端面32e4があり、後方下端面32e2の後方部分の上部に後方上端面32e5がある。この実施の形態では、図3(a)に示す離鍵状態において、天井面(第2の当接部)32e2は、後方上端面(第1の当接部)32e5の最下端よりも高い位置にある。
図示の例では、前方上端面32e4,後方上端面32e5は、図3(b)に示す、鍵が押し切られた状態において、鍵フレームの後方上部取付部31a3と平行な水平状態となる。後方上端面32e5は、上限ストッパ11に対する当接部(第1の当接部)となる。
図3(a)に示す離鍵状態において、白鍵本体部1が押されたとき、この鍵に対応する質量体32は、重力に抗して反時計回りに回動する。
図示の例では、前方上端面32e4が貫通孔36を通過し、連結部32dは水平状態になり、前方上端面32e4が白鍵本体部1の左右側壁間の内部にまで入り込むまで回動し、後方上端面32e5が上限ストッパ(動作規制部材)11に衝突する。
自由端Pは、図3(b)に「ストローク長」として示した距離を移動する。
黒鍵本体部2に対しても、同様な質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部により回動され、上限ストッパ11に衝突する。
図示の例では、前方上部取付部31a1の高さ及び鍵盤装置の全高Hは、図1に示した実施の形態と同じである。
しかし、図2に示した実施の形態と同様に、距離hに応じて、上限ストッパ11の固定位置が上に移動する。従って、後方下端面32e3と後方上端面32e5との間の縦幅(高さ方向)を厚くすることができる。あるいは、後方下端面32e3と後方上端面32e5との間の縦幅を図1と同様に薄いものとすれば、鍵盤装置の全高Hを図1に示した実施の形態よりも低くすることができる。
上述した各実施の形態において、複数の質量体8,22,32、下限ストッパ10,23,34、及び、上限ストッパ11は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に位置している。
ここで、下方に位置するとは、装置の高さ方向に見た場合に、上述した複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパが存在する位置の高さが、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の高さよりも、低いことを意味している。
上述した各実施の形態においては、複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパは、鍵の長手方向において、複数の白鍵本体部の先端部1aから白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の後端部までの区間内に完全に入る。
しかし、複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパの少なくとも1つが、例えば、白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の後端部から後方に、はみ出しても構わない。はみ出しが少しであれば、鍵盤装置以外の構成部品も組み込まれる電子鍵盤楽器の奥行きに、それほど影響を与えない。
上述した各実施の形態において、質量体8,22,32は、その自由端側に質量集中部8e,22e,32eを有した構造のものであった。しかし、各鍵の押鍵操作に連動して回動するものであればよく、質量が集中していることが明確でない構造のものであってもよい。
上述した各実施の形態において、質量体支持部3h,21h,31hは、鍵フレームの上部取付部3a,21a1(前方上部取付部),31a1(前方上部取付部)の下面に立設されていた。
しかし、鍵フレーム底板4の上面に質量体支持部を立設したり、鍵フレーム3,21,31に前方下部取付部を新たに設け、この上面に質量体支持部を立設したりしてもよい。これらの場合、質量体が回動する途中で、質量体の被駆動側部分が通過する領域(貫通孔15,24、35の領域に相当)や、質量集中部が通過する領域(貫通孔16,25,36の領域に相当)に、鍵フレーム3,21,31の部分構成が存在しないようなフレーム構造にすることができる。
本願発明の第1の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。 本願発明の第2の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。 本願発明の第3の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。
符号の説明
1…白鍵本体部、1a…先端部、1b…鍵支点部、1c…力伝達部、2…黒鍵本体部、2a…先端部、2b…鍵支点部、
3,21,31…鍵フレーム、3a…上部取付部、21a1,31a1…前方上部取付部、21a2…移行部、31a2…段差部、21a3,31a3…後方上部取付部、3b,21b,31b…段差部、3c,21c,31c…基部、3d,21d,31d…垂直壁、3e,21e,31e…段差部、3f,21f,31f…基部、3g,21g,31g…支持部、3g1,21g1,31g1…立設部、3g2,3g3,21g2,21g3,31g2,31g3…軸部、3g4,21g4,31g4…垂直リブ、3h,21h,31h…質量体支持部、
4…鍵フレーム底板、5,6…鍵ガイド、7…弾性部材、
8,22,32…質量体、8a,22a,32a…主被駆動部、8b,22b,32b…副被駆動部、8c,22c,32c…回動支点部、8d,22d,32d…連結部、22d1…前方連結部、22d2…後方連結部(その下端は第2の当接部)、
8e,22e,32e…質量集中部、8e1…前方下端面(第2の当接部),8e2…後方下端面、8e3…前方上端面、8e4…後方上端面、22e1…前方下端面、22e2…後方下端面、22e3…前方上端面、22e4…後方上端面(第1の当接部)、32e1…下端面、32e2…凹部の天井面(第2の当接部)、32e3…後方下端面(第1の当接部)、32e4…前方上端面、32e5…後方上端面(第1の当接部)、
9…口棒部、10,23,34…下限ストッパ(下限動作規制部材)、11…上限ストッパ(上限動作規制部材)、12…補助ストッパ、14…鍵スイッチ、15,16,24,25,35,36…貫通孔、33…凹部

Claims (3)

  1. 複数の鍵と、該複数の鍵の下方に位置し各鍵の押鍵操作に連動して回動する複数の各質量体と、前記複数の鍵及び前記複数の質量体が並設されたフレームと、前記複数の鍵の下方に位置し前記フレームの側に固定され、前記質量体が衝突することにより当該質量体の回動範囲の上限及び下限をそれぞれ規制する上限動作規制部材及び下限動作規制部材を有する電子楽器の鍵盤装置において、
    前記各質量体は、各鍵の押し切り状態において前記上限動作規制部材に当接する第1の当接部と、各鍵の離鍵状態において前記下限動作規制部材に当接する第2の当接部を有し、
    前記第1の当接部は、当該質量体の自由端の近傍に位置するとともに、
    前記第2の当接部は、前記第1の当接部よりも当該質量体の回動支点側に位置し、
    前記第2の当接部は、各鍵の離鍵状態において前記第1の当接部の最下端よりも高い位置にあるように形成されている、
    ことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 前記各質量体は、各鍵の押し切り状態において、当該質量体の上部が各鍵の左右側壁間の内部に位置するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  3. 前記各質量体は、下方に開口する凹部を有し、各鍵の離鍵状態において、当該凹部の天井面が前記第2の当接部となって、前記下限動作規制部材に当接する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置。
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