JP2000099030A - 鍵盤装置および電子楽器 - Google Patents

鍵盤装置および電子楽器

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JP2000099030A
JP2000099030A JP10265970A JP26597098A JP2000099030A JP 2000099030 A JP2000099030 A JP 2000099030A JP 10265970 A JP10265970 A JP 10265970A JP 26597098 A JP26597098 A JP 26597098A JP 2000099030 A JP2000099030 A JP 2000099030A
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hammer
chassis
keys
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Tomoaki Ito
倫明 伊藤
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COLUMBIA ONKYO KOGYO KK
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    • G10C3/125Materials or treatment of materials for the manufacturing of keys
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    • G10C1/00General design of pianos, harpsichords, spinets or similar stringed musical instruments with one or more keyboards
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍵ガイド機構のための専用部品数を削減して部
品工程管理を容易にする。 【解決手段】揺動自在にシャーシに支持して配設した複
数の鍵と、この各鍵の下方に揺動自在にシャーシに支持
し、各鍵の下部に当接して該鍵の押し下げに連動して支
点を中心として上下方向に揺動運動するようにした複数
のハンマーを備えた鍵盤装置において、前記各鍵に遊嵌
ガイド溝を形成し、この遊嵌ガイド溝にハンマーを上下
方向に相対的に揺動可能に遊嵌して鍵をガイドするよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵を備えた鍵盤装
置および該鍵盤装置を備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この種の一般的な電子鍵盤楽
器の一部を断面して示す斜視図である。キャビネット1
に音源装置などの電子回路装置2を内蔵し、演奏操作面
には、鍵盤装置3や音色切り換えなどのためのパネルス
イッチ4を備える。
【0003】図12は、図11に示した電子鍵盤楽器の
電気的な機能ブロック図である。電子回路装置2は、鍵
盤装置3やパネルスイッチ4を走査して操作状態を検出
する走査検出手段201と、この走査検出手段201に
よって検出した操作情報に基づいて楽音波形情報を発生
する音源装置202と、鍵盤装置3の操作情報や楽音の
音色情報などを入出力するMIDI(Musical Instrume
nt Digital Interface)などに対応した音楽情報入出力
手段203と、これらを制御する制御装置204とを備
える。
【0004】また、独立した音源装置やパーソナルコン
ピュータを使用した作曲や編曲支援装置などの周辺装置
あるいは端末装置としての電子鍵盤装置は、前記電子鍵
盤楽器における音源装置202を簡素化または省略し、
鍵盤装置3の操作情報を出力する機能を主機能とする構
成となる。
【0005】これらの電子鍵盤装置や電子鍵盤楽器にお
いて、鍵盤装置3は、極めて重要な構成手段である。
【0006】図13〜図16は、従来の鍵盤装置3を例
示している。図13は白鍵機構部の側面図であり、
(a)は白鍵の押し下げ前または復帰後の状態を示し、
(b)は白鍵を最下位位置まで押し下げた状態を示して
いる。図14は黒鍵機構部の側面図であり、(a)は黒
鍵の押し下げ前または復帰後の状態を示し、(b)は黒
鍵を最下位位置まで押し下げた状態を示している。図1
5は、この鍵盤装置の後部の斜視図である。図16は、
センサの縦断側面図であり、(a)は非動作状態を示
し、(b)は第1可動接点が固定接点に接触した動作状
態を示し、(c)は第2可動接点が固定接点に接触した
状態を示している。
【0007】白鍵303および黒鍵304は、その後端
部に設けた支点部303a,304aを、シャーシ30
1の後端部に並んで起立するように固設した鍵軸支部材
302に嵌合することによって略水平状態となるように
軸着する。この嵌合における鍵軸支部材302の軸柱面
と鍵303,304の支点部303a,304aの軸受
柱面を摺動させることにより、各鍵303,304を揺
動可能に軸支する。嵌合摺動面は、グリスを塗布して潤
滑する。
【0008】また、シャーシ301の前端部に突設した
鍵ガイド301a,301bには緩衝部材301c,3
01dを装着し、この緩衝部材301c,301dを鍵
303,304の前端部の下面側に形成した凹溝部30
3b,304bに遊嵌して該凹溝部303b,304b
の側壁に当接することにより、鍵303,304の前端
部が音階方向に移動するのを規制する鍵ガイドとして機
能させて隣接する鍵303,304が干渉し合うのを防
止するようにしている。
【0009】この鍵盤装置3は、鍵タッチによる強弱表
現を容易にするために、各鍵303,304に連動して
揺動して該鍵303,304に質量付加効果を及ぼすハ
ンマー305,306を備える。このハンマー305,
306は、それぞれ、板金のプレス加工品である主たる
質量体305a,306aと、この質量体305a,3
06aの一部を被覆するように一体的にアウトサート成
形したモールド成形部305b,306bにより構成し
ている。
【0010】各ハンマー305,306は、その支点部
305c,306cを、シャーシ301に固設したモー
ルド成形品のハンマー軸支部材307に嵌合させて略水
平状態となるように軸着する。この嵌合における軸支部
材307の軸柱面とハンマー305,306の支点部3
05c,306cの軸受柱面を摺動させることにより、
各ハンマー305,306を揺動可能に軸支する。この
嵌合摺動面は、グリスを塗布して潤滑する。
【0011】ハンマー305,306と鍵303,30
4との連動は、鍵アクチュエータ303d,304d
と、ハンマー305,306の鍵アクチュエータ当接部
305d,306dの当接によって実現する。なお、鍵
アクチュエータ303d,304dには、ハンマー30
5,306の鍵アクチュエータ当接部305d,306
dの当接を緩衝する緩衝部材303e,304eを貼着
し、更に、グリスを塗布して潤滑する。
【0012】また、ハンマー305,306の質量体3
05a,306aの後端部は、シャーシ301の後端部
に穿設したスリット301eを貫通させて該シャーシ3
01の後端部より突出させることにより、このハンマー
305,306の後端部が音階方向に振れたときにスリ
ット縁部301fに当接させてガイドし、隣接するハン
マー同士が干渉するようなことがないようにしている。
なお、ハンマー305,306の質量体305a,30
6aには、このスリット縁部301fへの当接を緩衝す
る緩衝部材305e,306eを貼着している。
【0013】鍵303,304の動作検出は、この鍵3
03,304に連動するハンマー305,306のセン
サアクチュエータ305f,306fによって押し下げ
られて動作するセンサ308,309により行うように
している。シャーシ301に固設されたハンマー軸支部
材307はセンサ基板310の支持部材を兼ねており、
このハンマー軸支部材307に取り付けたセンサ基板3
10に前記センサ308,309を取り付ける。
【0014】鍵303,304は、ハンマー305,3
06の質量体305a,306aの自重による傾動力を
鍵アクチュエータ303d,304dに受けて該鍵30
3,304の前端部が上方向へ揺動するように付勢され
ている。この上方向に付勢された鍵303,304は、
図13,図14に示すように、シャーシ301の第1鍵
制動当接部301gおよび第3鍵制動当接部301hに
当接して係止することにより、各鍵の押し下げ前または
復帰後の初期位置(鍵押し下げの初期位置)を定める。
【0015】鍵303,304を押し下げると、鍵アク
チュエータ303d,304dとハンマー305,30
6の当接部305d,306dの当接箇所は摺動しつつ
位置を変え、ハンマー305,306は、質量および摩
擦効果による反力を鍵303,304の押し下げに及ぼ
しつつ該鍵303,304の押し下げに連動して揺動す
る。
【0016】この鍵押し下げ操作により、鍵303,3
04が最下位位置まで押し下げされたときに、これと連
動するハンマー305,306は、シャーシ301のハ
ンマー制動当接部301iに当接する。相前後して、白
鍵303は、図13に示すように、第2鍵制動当接部3
01jおよび第4鍵制動当接部301kに当接して停止
し、黒鍵304は、図14に示すように、第4鍵制動当
接部301kに当接して停止する。これにより、鍵30
3,304の押し下げストロークが決まる。
【0017】なお、シャーシ301に取り付けたオーバ
ーストロークハンマー制動当接部301mは、鍵30
3,304が押し下げ操作から解放されて復帰するとき
に、同様に復帰してオーバーストロークするハンマー3
05,306を当接させて停止することにより該ハンマ
ー305,306がシャーシ301やキャビネットなど
に衝突するのを防止する。
【0018】図16は、センサ308,309として一
般に用いているラバースイッチである。このラバースイ
ッチは、シリコンラバーなどの弾性素材により一体的に
成形され、ドーム状で可撓性に富んだ支持系である可撓
部308a〜308cに支持された導電性の2つの可動
接点308d,308eと、材質の可撓性による変形を
極力抑える形状の押圧部308fを備え、この押圧部3
08fが押圧されると、先ず、可撓部308aが撓んで
第1可動接点308dがセンサ基板310上に対向させ
て設けた固定接点(図示省略)に接触して電気回路を閉
じ、次いで、可撓部308bが撓んで第2可動接点30
8eがセンサ基板310上に対向させて設けた固定接点
(図示省略)に接触して電気回路を閉じるように動作す
る。
【0019】これらの両接点の接触位置は、鍵303,
304あるいはハンマー305,306の揺動ストロー
ク範囲内において適切に割り付けられ、第2可動接点3
08eが接触したときに、第1可動接点308dが接触
してからの経過時間に応じて、そのラバースイッチ
(鍵)に対応する楽音波形情報を発生する制御を行うよ
うにする。そして、押圧が解放されて可撓部308a,
308bが復元することにより第1可動接点308dが
開放したときに、それまで発生していた楽音波形情報を
終端する制御と、次の楽音波形情報の発生を許可する制
御を行うようにする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図11〜図16に示し
た従来の鍵盤装置においては、多数の鍵303,304
に対する専用の鍵ガイド機構(多数の鍵ガイド301
a,301bと緩衝部材301c,301d)をシャー
シ301に設けているために、専用部品数が多く、これ
らを含めた部品工程管理(部品製造や組み立て作業の管
理)が複雑である。従って、電子鍵盤装置や電子鍵盤楽
器を安価に製造することができない。
【0021】従って、本発明の第1の目的は、鍵ガイド
機構のための専用部品数を削減して部品工程管理を容易
にすることにある。
【0022】また、この従来の鍵盤装置においては、鍵
303,304の揺動およびハンマー305,306の
揺動の支点部には、軸支による支持機構を用いている。
この支持機構は、堅牢で静粛性を備えた支点部とするた
めに、柱面と柱面を嵌合して摺動させる機構を用いてお
り、正確な柱面を実現するために、モールド成形部材を
用いている。
【0023】一方、シャーシ301には、堅牢で加工が
容易な板金を用いるのが経済的であるが、支持機構の柱
面は、板金のプレス加工による切断面や曲げ加工には馴
染まない。このために、柱面を有するモールド成形部材
であるハンマー軸支部材307をシャーシ301に固着
させ、これにハンマー305,306のモールド成形部
305b,306bによる柱面を嵌合させる構成を採用
しているが、この構成は、部品数と組み立て工数の増加
を招き、鍵盤装置および電子楽器の製造価格を上昇させ
る。
【0024】従って、本発明の第2の目的は、シャーシ
に対して鍵およびハンマーを安定に揺動自在に取り付け
る支点部の支持機構の構成部品数を削減し、組み立て工
数を減少させることにある。
【0025】また、本発明の第3の目的は、更に、ハン
マー支持機構におけるハンマー支持部の静粛性と耐久性
を高めることにある。
【0026】また、この従来の鍵盤装置において、鍵3
03,304の鍵アクチュエータ303d,304dに
は、ハンマー305,306の鍵アクチュエータ当接部
305d,306dとの当接を緩衝する専用の緩衝部材
303e,304eを貼着しており、部品数と組み立て
工数の増加を招き、鍵盤装置および電子楽器の製造価格
を上昇させる。
【0027】従って、本発明の第4の目的は、鍵アクチ
ュエータと鍵アクチュエータ当接部の当接を緩衝する専
用の緩衝部品を削減することにより、部品数と組み立て
工数を減少させることにある。
【0028】また、この従来の鍵盤装置においては、鍵
前端部の押し下げにおける初期位置は、ハンマー30
5,306の自重による傾動力によって上方向へ付勢さ
れた鍵前端部がシャーシ301の鍵制動当接部301
g,301hによって係止して決めているために、再現
性が高く、並設された多数の鍵303,304の前端部
の初期位置を揃えることが容易である。
【0029】しかし、鍵押し下げの初期位置におけるハ
ンマー305,306の後端部の位置は、前記鍵30
3,304の前端部の係止と後端部にある支点部303
a,304aに離間して支持されて懸架された該鍵30
3,304の反りや撓みの最も大きい中間部の鍵アクチ
ュエータ303d,304dへの当接で決まるために、
鍵303,304の押し下げに連動するハンマー30
5,306の鍵タッチを左右するハンマース揺動トロー
クの設定については再現性に問題があった。
【0030】また、演奏されていないときに、鍵30
3,304の押し下げの初期位置において、鍵アクチュ
エータ303d,304dにおけるハンマー305,3
06との当接部は、ハンマー305,306の自重によ
る付勢力を受け続ける。従って、ハンマー305,30
6の揺動によって摺動する鍵アクチュエータ303d,
304dとハンマー305,306の当接部は、その初
期位置にハンマー自重による付勢力を恒常的に受け続け
る。このことにより、鍵アクチュエータ303d,30
4dとハンマー305,306の当接を緩衝する緩衝部
材303e,304eが、経時変化で凹むなどの変形を
来して鍵タッチが変化してしまう問題があった。
【0031】従って、本発明の第5の目的は、ハンマー
の動作特性を揃え、経時変化を少なくすることにより、
安定した鍵タッチを実現することができるようにするこ
とにある。
【0032】また、この従来の鍵盤装置において、鍵3
03,304を最下位位置まで押し下げたときに、鍵3
03,304よりも先にハンマー305,306がシャ
ーシ301のハンマー制動当接部301iに当接して制
動を受けるか、制動当接部301j,301k,301
iによる制動効果が鍵側よりもハンマー側で大であると
きには、鍵機構の主たる質量部材であるハンマー30
5,306の制動応答が、鍵303,304を介して該
鍵303,304を押し下げしている指に略直接的に伝
わってしまい、鍵303,304の操作感を不快なもの
にする欠点がある。
【0033】また、鍵303,304を最下位位置まで
押し下げたときに、ハンマー305,306よりも先に
鍵303,304がシャーシ301の鍵制動当接部30
1j,301kに当接して制動を受けるか、当接の制動
効果がハンマー側よりも鍵側で大であるときには、鍵3
03,304が制動されて停止した後にハンマー30
5,306が鍵303,304から離間するように過回
動し、その後にこのハンマー305,306が制動され
て跳ね返って鍵303,304に再接触(衝突)するこ
とにより、不快な鍵機構ノイズを発生する。
【0034】これに対処するために、鍵アクチュエータ
303d,304dに設ける緩衝部材303e,304
eの緩衝効果の増大をはかったり、鍵303,304や
ハンマー305,306に積極的に可撓性を与えると、
比較的強い打鍵などの演奏操作において、質量体303
a,304aの追従性が低下してハンマー305,30
6による鍵303,304への質量付加効果を損なうこ
とになる。
【0035】鍵機構ノイズを抑制しつつ質量付加効果を
損なわずに鍵操作感を良くするためには、鍵303,3
04を最下位位置まで押し下げたときに、ハンマー30
5,306よりも先に鍵303,304がシャーシ30
1の鍵制動当接部301j,301kに当接して制動を
受けるか、当接による制動効果がハンマー側よりも鍵側
で大となるようにし、引き続いて鍵303,304が押
し下げられているときにハンマー305,306の制動
応答によって起こるハンマー305,306と鍵アクチ
ュエータ303d,304dの間の離間と再当接が顕著
に起こらず、且つ、鍵303,304の打鍵力が比較的
大きいときには、制動応答であるハンマー305,30
6の振動が十分に起こる程度に、鍵アクチュエータ30
3d,304dとハンマー制動当接部301iによって
ハンマー305,306を弾力的に係止し、ハンマー3
05,306に減衰振動を起こさせてその運動エネルギ
ーを吸収するような鍵303,304およびハンマー3
05,306の制動を実現することが必要である。
【0036】しかしながら、シャーシ301の前後方向
に、鍵制動当接部301j,301kと、鍵アクチュエ
ータ303d,304dと、鍵303,304の支点部
303a,304aと、ハンマー制動当接部301iが
分散して位置し、更に、ハンマー305,306の鍵ア
クチュエータ当接部305f,306fと、ハンマー制
動当接部301iへのハンマー当接部(緩衝部材305
e,306e)は、ハンマー305,306の支点部3
05c,306cを挟んだ両端部に離間している。
【0037】このように制動当接の関連部位が広範囲に
分散していると、鍵303,304およびハンマー30
5,306に、前述したような鍵機構ノイズを抑制しつ
つ質量付加効果を損なわずに鍵操作感を良くするための
緻密な制動を実現しようとすると、関連部材の撓みや寸
法精度への要求が過酷になるか、再現性が悪くて量産性
に乏しいものとなってしまう問題がある。
【0038】従って、本発明の第6の目的は、良好な鍵
操作感を容易に実現しようとすることにある。
【0039】また、この従来の鍵盤装置において、セン
サ308,309には、安価なラバースイッチを用いる
のが一般的である。このラバースイッチは、その特質と
して、可撓部308a〜308cにおける例えばゼリー
のような撓み形態の不安定性がある。この不安定な撓み
がラバースイッチのスイッチング動作に悪影響するのを
避けるためには、スイッチング動作のための可撓部30
8a〜308cの撓み量を極力少なくすることが必要で
ある。
【0040】このために、スイッチ押し下げストローク
を大きくすることは押し下げによって撓む可撓部308
a〜308cの撓み形態の不安定さから実現困難であ
り、また、この押し下げは、撓み形態および可動接点支
持の安定性や、当接時における可動接点と固定接点の平
行度や、接点の接触圧力安定性を確保するために、セン
サ基板310に対して略鉛直で直線方向と見做せるよう
な方向の押圧によるものに限られる。
【0041】一方、ハンマー305,306は、揺動ス
トローク角を大きくすることにより、ハンマー支点部か
らハンマー質量集中部までの距離を短くしても該質量集
中部の必要な線運動距離を確保することができるため
に、ハンマー305,306による質量付加効果を保ち
つつ鍵盤装置の小型化が可能となる。しかしながら、ハ
ンマー305,306によってラバースイッチ308,
309を直線的に押圧するためには、ハンマー305,
306の揺動ストローク角を小さくしなければならず、
従って、鍵盤装置を小型化することは困難である。
【0042】従って、本発明の第7の目的は、センサと
して使用するラバースイッチを安定に動作させることが
でき、しかもハンマーの揺動ストローク角を大きくして
装置を小型化することにある。
【0043】また、鍵押し下げに連動したハンマー30
5,306の揺動運動を制動するシャーシ301のハン
マー制動当接部301iは、鍵303,304を強打し
たときにおいても速やかに且つ静かにこのハンマー30
5,306を受け止めて停止しなければならない。この
ために、このハンマー制動当接部301iの部材は、高
い制動特性を得るために、異なる素材を重ね合わせた特
殊なものとなったり、大きな体積を必要とするようにな
って高価になる。
【0044】従って、本発明の第8の目的は、強打され
て揺動するハンマーを、ハンマー制動当接部に特殊な部
材を使用することなく、速やかに且つ静かに制動して停
止することができるようにすることにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンマーを鍵
ガイド機構に利用して鍵ガイド用の専用部品数を削減す
ることによって、部品工程管理を容易にする。
【0046】また、鍵とハンマーを遊嵌し、揺動方向に
は相対的な摺動を可能にし、音階方向には移動(振れお
よび倒れ)できないようにお互いをガイドする組み合わ
せ構成とすることにより、シャーシに対して鍵とハンマ
ーを安定に揺動可能に取り付けるための各支点部の支持
機構を、シャーシに穿設した取り付け穴に鍵およびハン
マーに一体的に形成した突起を遊嵌する構成で実現し、
構成部品数を少なくして組み立て工数を減少させる。
【0047】また、ハンマーは、エラストマを使用した
モールド成形部に、ハンマー支点部と、このハンマー支
点部から下方に離間した位置でシャーシのガイド片を摺
動するガイド片当接部と、前後および上下方向に離間し
た複数の鍵遊嵌当接部とを一体的に成形しているので、
自ら安定に揺動し、且つ、鍵を安定にガイドする。しか
も、ハンマー支点部のシャーシへの当接面および遊嵌面
を略円弧状とすることにより、静粛性と耐久性を得る。
【0048】また、ハンマーの鍵アクチュエータ当接部
をエラストマを使用したモールド成形によって弾力的に
変形するようにモールド成形部を成形するときにこれと
一体的に形成することにより、鍵アクチュエータとの当
接を緩衝するための専用の緩衝部品を取り付ける必要を
なくし、構成部品数を少なくして組み立て工数を減少さ
せる。
【0049】また、ハンマーの質量体の自重による傾動
力は、このハンマーのハンマー支点部から離間した位置
に形成したハンマー当接部をシャーシの第1ハンマー制
動当接部に当接することによって受け止めて静止させる
ようにして、高い静止位置精度を長期間に渡って維持す
ることにより、ハンマーの動作特性の経時変化を少なく
する。しかも、このハンマーを連動させる鍵は、精度良
く静止しているハンマーの鍵アクチュエータ当接部に鍵
アクチュエータを該鍵の自重で当接させて支えるように
して静止位置(初期位置)の精度を高くし、更に、鍵は
樹脂製で軽量であるので当接箇所が経時変形することも
なく、鍵とハンマーを高精度に初期位置に維持して安定
した鍵タッチを実現する。
【0050】また、鍵を深く押し下げて鍵制動当接部に
当接して停止させたときに、ハンマーの当接部を鍵アク
チュエータとハンマー制動当接部の間に弾力的に挟持す
る形態とすることにより、ハンマーに制動応答である減
衰振動を起り易くし、しかもこの制動応答は、鍵を押し
下げている指と鍵制動当接部に分散するようにすること
により、鍵を強打しても、過大な制動応答が指を不快に
刺激することがないようにする。
【0051】また、鍵アクチュエータとハンマー制動当
接部によってハンマーの当接部を挟持する機構を、ハン
マーのモールド成形部に形成した当接部の周囲に集中し
た位置で実現するように構成することにより、精密な寸
法管理を比較的容易に実現する。
【0052】また、揺動ストローク角が小さい鍵により
ラバースイッチを押し下げるように構成することによ
り、ラバースイッチ押し下げの制約を受けることなくハ
ンマーの揺動ストローク角を大きくすることを可能に
し、ハンマー支点部から質量集中部までの距離を短くし
て鍵盤装置を小型化する。
【0053】更に、強打された鍵に連動して揺動するハ
ンマーの制動は、第2ハンマー制動当接部に加えて、オ
ーバーストロークハンマー制動当接部でも行うようにし
て、ハンマーの運動エネルギーの吸収を2段階に行うよ
うにする。従って、異なる素材を重ね合わせた特殊な制
動当接部材を使用することなく、同一素材で同一形状の
部材を使用して所望の制動特性を得ることを可能にし、
制動当接部品を簡素化して量産性を向上させる。
【0054】
【発明の実施の形態】図1〜図10を参照して本発明の
電子鍵盤楽器の一実施形態を説明する。図1は鍵盤装置
における白鍵機構部の側面図であり、(a)は白鍵の押
し下げ前または復帰後の状態を示し、(b)は白鍵を最
下位位置まで押し下げた状態を示している。図2は鍵盤
装置における黒鍵機構部の側面図であり、(a)は黒鍵
の押し下げ前または復帰後の状態を示し、(b)は黒鍵
を最下位位置まで押し下げた状態を示している。図3
は、シャーシに対する鍵支点部を示す斜視図である。図
4は、シャーシに対するハンマー支持状態を示す斜視図
である。図5は、ハンマー支点部を示す側面図である。
図6は、シャーシに対するハンマー取り付け過程を示す
側面図である。図7は、シャーシに対するハンマー取り
付け状態を示す正面図である。図8は、鍵とハンマーの
連動関係を示す縦断正面図である。図9は、ハンマーに
よる鍵ガイド状態を示す縦断正面図である。図10は、
鍵によりハンマーを押し下げた弾力的当接状態を示す縦
断正面図である。図11〜図16を参照して説明した従
来の電子鍵盤楽器と同一の構成手段については、図示説
明を省略する。
【0055】シャーシ321に対する白鍵323および
黒鍵324の取り付けは、特開平10−63259号公
報に開示されているように、シャーシ321の後端部に
並べて穿設した取り付け穴321aに鍵323,324
の後端部に突設した鉤突起323a,324aを係合さ
せ、押え片323b,324bの下端に形成した突起を
取り付け穴321bに嵌め込んで前記鉤突起323a,
324aを抜け止めするよう押えることにより揺動自在
に実現する。この取り付け部は、必要に応じて、グリス
潤滑し、係合境界に緩衝部材を介在させる。
【0056】白鍵323に連動するハンマー325およ
び黒鍵324に連動するハンマー326は、板金をプレ
ス加工した質量体325a,326aと、この質量体3
25a,326aの一部を被覆するようにポリエステル
エラストマを使用してアウトサート成形したモールド成
形部325b,326bにより構成する。
【0057】このハンマー325,326のハンマー支
点部は、前記モールド成形部325b,326bに一体
的に成形して構成し、シャーシ321の平坦部の前端部
に並べて形成した係止穴321cに遊嵌する支点突起3
25c,326cおよび抜け止め突起325d,326
dと、シャーシ321の表面に当接する突起基部325
e,326eと、シャーシ321の前端立ち下げ部に並
べて穿設した縦長の案内スリット321dに係合する脱
落防止突起325f,326fを備える。
【0058】各ハンマー325(326)は、図6に示
すように、シャーシ321の平坦部の前端部に並べて形
成した係止穴321cに上側から支点突起325cおよ
び抜け止め突起325dを遊嵌し、突起基部325eを
シャーシ321の上側表面に当接することにより、自重
を利用して揺動自在に懸垂する。この遊嵌部および懸垂
当接部は、必要に応じて、グリス潤滑する。
【0059】係止穴321cの壁面に対向する支点突起
325cの周面およびシャーシ321に当接する突起基
部325eの当接面は円弧状に形成する。突起基部32
5eは、ハンマー325の揺動に伴ってシャーシ321
の表面上を転動する。
【0060】脱落防止突起325fは、支点突起325
cおよび抜け止め突起325dを係止穴321cに上側
から遊嵌するハンマー取り付け過程では弾性変形して後
退し、その後は、復元して案内スリット321dに嵌入
してその上縁に対向し、ハンマー325が浮き上がろう
とするときにはこの上縁に当接して浮き上がりを抑えて
支点突起325cを抜け止めする。
【0061】各ハンマー325,326のモールド成形
部325b,326bは、更に、一体的にモールド成形
した鍵案内用の鍵遊嵌当接部325g,325h,32
5i,326g,326h,326iと、ハンマーアク
チュエータ325j,326jと、受圧箇所が弾力的に
変形する鍵アクチュエータ当接部325k,326k
と、ガイド片当接部325m,326mを備える。
【0062】各ハンマー325,326のモールド成形
部325b,326bは、ハンマー支点部の上方の位置
に前後方向に離間して前記鍵遊嵌当接部325g,32
5h,326g,326hを一体的に形成して鍵盤前端
方向へ向かい、シャーシ321の平坦部の前端からの立
ち下げ部の前方で下方向に向かい、この部分の前端側の
比較的低い部位に上下方向に離れて対向した前記ハンマ
ーアクチュエータ325j,326jと鍵アクチュエー
タ当接部325k,326kおよび鍵遊嵌当接部325
i,326iを一体的に形成し、次いで、鍵盤後端方向
に向きを変えて伸び、シャーシ321の立ち下げ部に穿
設した案内スリット321dを貫通し、その先に質量体
325a,326aが露出して伸びる形態とする。
【0063】シャーシ321の案内スリット321dの
下部空間を形成する両側縁には、シャーシ321を切り
残した舌片を後方に折り曲げてガイド片321eを形成
する。ハンマー325,326の前記ガイド片当接部3
25m,326mは、揺動時に、このガイド片321e
を摺動して案内されるように弧状に形成し、ハンマー3
25,326が音階方向に移動するのを阻止するように
する。
【0064】ハンマー325,326は、ハンマー支点
部の支点突起325c,326cおよび抜け止め突起3
25d,326dを係合穴321cに遊嵌して突起基部
325e,326eをシャーシ321に当接し、質量体
325a,326aが略水平状態となるように懸垂する
と、質量体325a,326aの重量の働きによって、
図1,図2に示す状態において、時計方向の回動力(傾
動力)を発生する。この傾動力は、ハンマー325,3
26のモールド成形部325b,326bに形成した第
1当接部325n,326nをシャーシ321に設けた
第1ハンマー制動当接部321fに当接することによっ
て、質量体325a,326aが略水平状態に伸びた姿
勢となるように停止する。
【0065】各鍵323,324は、その下面側に、各
ハンマー325,326を遊嵌させる遊嵌ガイド溝32
3c,324cを形成し、この遊嵌ガイド溝323c,
324cの前端側には鍵アクチュエータ323d,32
4dを形成する。そして、シャーシ321に取り付けた
ハンマー325,326の鍵遊嵌当接部325g,32
5h,325i,326g,326h,326iを遊嵌
ガイド溝323c,324cに嵌入し、更に、鍵アクチ
ュエータ323d,324dを上下方向から前記ハンマ
ーアクチュエータ325j,326jと鍵アクチュエー
タ当接部325k,326kの間に挟んで対向させるよ
うに、鍵323,324を上方から差し込むようにして
シャーシ321に取り付ける。鍵323,324の自重
による反時計方向の傾動は、鍵アクチュエータ323
d,324dを鍵アクチュエータ当接部325k,32
6kに当接して受け止めることによって鍵323,32
4を初期位置に停止させる。
【0066】このように、鍵323,324とハンマー
325,326をシャーシ321上に遊嵌状態に組み合
わせて取り付けると、専用の独立した取り付け部品を設
けることなく、鍵323,324を安定した揺動可能状
態にすることができる。
【0067】そして、鍵323,324が押し下げられ
るときには、鍵アクチュエータ323d,324dが鍵
アクチュエータ当接部325k,326kに当接して該
鍵アクチュエータ当接部325k,326kを押し下げ
ることによってハンマー325,326をハンマー支点
部を中心にして反時計方向に揺動させ、そのとき反力が
鍵323,324に作用する。また、このときの前記当
接位置は、揺動半径の違いによって移動するが、そのと
きの摺動抵抗も反力として鍵323,324に作用す
る。そして、これらの反力が質量付加効果となり、鍵タ
ッチの質量感となる。
【0068】この間、鍵323,324は、前後および
上下方向に離間した鍵遊嵌当接部325g,325h,
325i,326g,326h,326iに案内されて
下降するので、音階方向に大きく振れたり傾いたりする
ことがなく、また、ハンマー325,326も前後およ
び上下方向に離間した鍵遊嵌当接部325g,325
h,326g,326hおよびガイド片当接部325
m,326mが鍵323,324の遊嵌ガイド溝323
c,324cおよびシャーシ321のガイド片321e
によって案内され揺動するので、音階方向へ振れたり傾
いたりすることがない。
【0069】鍵323,324は、深く押し下げられる
とき、その下端部323e,324eを鍵制動当接部3
21gに当接して制動(停止)するようにする。この鍵
押し下げ停止位置において、これと連動して揺動するハ
ンマー325,326は、その当接部325p,326
pを第2ハンマー制動当接部321hに当接して制動す
る。このとき、ハンマー325,326は、揺動方向
に、鍵アクチュエータ323d,324dと第2ハンマ
ー制動当接部321hの間に挟持した形になるが、減衰
振動の余地を残した弾力的な挟持形態となるようにす
る。
【0070】鍵323,324が比較的に強い力で押し
下げ操作されたときには、これに連動して強く揺動する
ハンマー325,326は、その当接部325p,32
6pを第2ハンマー制動当接部321hに当接して制動
されるときに該第2ハンマー制動当接部321hの緩衝
部材を圧縮して過回動する。この過回動は、質量体32
5a,326aに形成した当接部325q,326qを
オーバーストロークハンマー制動当接部321iに当接
して制動するようにする。
【0071】鍵盤操作を検出するセンサ基板330は、
各鍵323,324に対応させてセンサ328,329
を実装し、各鍵323,324の中程に設けたセンサ押
圧部323f,324fによって前記センサ328,3
29が略鉛直方向に押圧されるようにシャーシ321に
僅かに傾けて取り付ける。
【0072】このセンサ328,329には、前述した
従来装置と同様なラバースイッチを使用したが、スタッ
カート奏法などのように鍵323,324を最下位位置
まで押し下げない演奏操作においても、鍵323,32
4の押し下げに連動して揺動するハンマー325,32
6が慣性運動することによってハンマーアクチュエータ
325j,326jが鍵アクチュエータ323d,32
4dを更に押し下げることにより、このラバースイッチ
(センサ)328,329を更に押圧して動作させるよ
うにする。
【0073】このような鍵盤装置によれば、ハンマー3
25,326を鍵323,324に形成した遊嵌ガイド
溝に上下方向に相対的に揺動可能に遊嵌して鍵ガイド機
構に利用するようにしているので、鍵ガイド用の専用部
品数を削減することができ、部品工程管理を容易にする
ことができる。
【0074】また、鍵323,324とハンマー32
5,326は、鍵323,324の遊嵌ガイド溝323
c,324cにハンマー325,326の複数の鍵遊嵌
当接部325g,325h,325i,326g,32
6h,326iを遊嵌し、揺動方向には相対的な摺動を
可能にし、音階方向には移動(振れおよび倒れ)できな
いようにお互いをガイドする組み合わせ構成としている
ので、シャーシ321に対して鍵323,324とハン
マー325,326を安定に揺動可能に取り付けるため
の各支点部の支持機構を、シャーシ321に穿設した取
り付け穴321a,321b,321cに鍵323,3
24およびハンマー325,326に一体的に形成した
突起323a,323b,324a,324b,325
c,325d,326c,326dを抜け止め状態に遊
嵌する構成で実現することができ、従って、構成部品数
を少なくし、組み立て工数を減少することができる。
【0075】更に、ハンマー325,326は、エラス
トマを使用したモールド成形部325b,326bに、
ハンマー支点部を構成する支点突起325c,326c
および抜け止め突起325d,326dとシャーシ32
1の表面に当接する突起基部325e,326eとシャ
ーシ321の前端立ち下げ部に並べて穿設した縦長の案
内スリット321dに係合する脱落防止突起325f,
326fと、このハンマー支点部から下方に離間した位
置でシャーシ321のガイド片321eを摺動するガイ
ド片当接部325m,326mと、前後および上下方向
に離間した複数の鍵遊嵌当接部325g,325h,3
25i,326g,326h,326iとを一体的に成
形しているので、自ら安定に揺動し、且つ、鍵323,
324を安定にガイドする。しかも、ハンマー支点部の
シャーシ321への当接面および遊嵌面を略円弧状とす
ることにより、静粛性と耐久性が得られる。
【0076】更に、ハンマー325,326の鍵アクチ
ュエータ当接部325k,326kをエラストマを使用
したモールド成形によって、図10に示すように、弾力
的に変形するようにモールド成形部325b,326b
に一体的に形成したことにより、鍵アクチュエータ32
3d,324dとの当接を緩衝するための専用の緩衝部
品を取り付ける必要がなくなり、構成部品数が少なく、
組み立て工数を減少することができる。
【0077】更に、ハンマー325,326の質量体3
25a,326aの自重による傾動力は、このハンマー
325,326のハンマー支点部から離間した位置に形
成したハンマー当接部325nをシャーシ321の第1
ハンマー制動当接部321fに当接することによって受
け止めて静止させるようにしているので、高い静止位置
精度を長期間に渡って維持することができ、従って、ハ
ンマー325,326の動作特性の経時変化を少なくす
ることができる。しかも、このハンマー325,326
を連動させる鍵323,324は、精度良く静止してい
るハンマー325,326の鍵アクチュエータ当接部3
25k,326kに鍵アクチュエータ323d,324
dを該鍵323,324の自重で当接させて支えるよう
にしているので、静止位置(初期位置)の精度が高く、
しかも、鍵323,324は樹脂製で軽量であるために
当接箇所が経時変形することもなく、鍵323,324
とハンマー325,326を高精度に初期位置に維持し
て安定した鍵タッチを実現することができる。
【0078】更に、鍵323,324を深く押し下げて
下端部323e,324eを鍵制動当接部321gに当
接して停止させたときに、ハンマー325,326の当
接部325k,326k,325p,326pを鍵アク
チュエータ323d,324dとハンマー制動当接部3
21hの間に弾力的に挟持する形態としたことにより、
ハンマー325,326に制動応答である減衰振動が起
り易くなり、しかもこの制動応答は、鍵323,324
を押し下げている指と鍵制動当接部321gに分散する
ので、鍵323,324を強打しても、過大な制動応答
が指を不快に刺激することがない。
【0079】また、鍵アクチュエータ323d,324
dとハンマー制動当接部321hによってハンマー32
5,326の当接部325k,326k,325p,3
26pを挟持する機構は、ハンマー325,326のモ
ールド成形部325b,326bの周囲に集中した位置
で実現するように構成しているので、精密な寸法管理を
比較的容易に実現することができる。
【0080】更に、センサ(ラバースイッチ)328,
329は、揺動ストローク角が小さい鍵323,324
により押圧して押し下げるように構成しているので、ラ
バースイッチ押し下げに制約されることなくハンマー3
25,326の揺動ストローク角を20度程度に大きく
することができ、従って、ハンマー支点部から質量集中
部までの距離を短くして鍵盤装置を小型化することがで
きる。
【0081】更に、強打された鍵323,324に連動
して揺動するハンマー325,326の制動は、第2ハ
ンマー制動当接部321hに加えて、オーバーストロー
クハンマー制動当接部321iでも行うようにしている
ので、ハンマー325,326の運動エネルギーの吸収
を2段階に行うことができる。従って、異なる素材を重
ね合わせた特殊な制動当接部材を使用することなく、同
一素材で同一形状の部材を使用して所望の制動特性を得
ることが可能になり、制動当接部材が簡素化して量産性
が向上する。従って、良好な鍵操作感を容易に実現する
ことができる。
【0082】また、1つの鍵323,324を素早く繰
り返し押し下げ操作するトリル奏法においては、鍵32
3,324,ハンマー325,326,ラバースイッチ
(センサ)328,329の総ての動作が、必ずしもそ
れらの可動ストロークの端部にまで達することはない。
電子ピアノにおけるトリル奏法では、ラバースイッチ3
28,329の押し下げが楽音波形情報発生に必要な2
つの接触位置間隔を越え、しかも、小さな振幅での動作
を繰り返すように鍵押し下げ操作を加減している。
【0083】この実施形態においては、トリル奏法やス
タッカート奏法などのように鍵323,324を最下位
位置まで押し下げない演奏操作においても、鍵323,
324の押し下げに連動して揺動するハンマー325,
326の慣性運動によって、ハンマーアクチュエータ3
25j,326jが鍵アクチュエータ323d,324
dを押して鍵323,324を更に押し下げ、ラバース
イッチ328,329を動作位置まで押し下げる。因
に、通常の鍵押し下げにおいては、鍵アクチュエータ3
23d,324dがハンマー325,326の鍵アクチ
ュエータ当接部325k,326kを押し、鍵323,
324のセンサ押圧部323f,324fがラバースイ
ッチ328,329を押し下げる。
【0084】そして、この鍵アクチュエータ323d,
324dがハンマー325,326の鍵アクチュエータ
当接部325k,326kに当接してハンマー325,
326を押し下げるときの該鍵323,324とハンマ
ー325,326の相対姿勢と、ハンマーアクチュエー
タ325j,326jが鍵アクチュエータ323d,3
24dに当接して鍵323,324を押し下げるときの
該鍵323,324とハンマー325,326の相対姿
勢の間に差が発生するように、図10に示すように、可
撓性当接部材による弾力的当接構造としたことにより、
トリル奏法が容易になる。
【0085】このトリル奏法の鍵押し下げ操作では、連
続して繰り返すスタッカート奏法に似て、鍵323,3
24を最下位位置まで押し下げない。また、ハンマー3
25,326による質量付加効果が大きいときには、鍵
323,324の復帰途中に次の鍵押し下げ操作に入る
ことになり、鍵323,324およびハンマー325,
326の復帰を迎え打つ状態になる。樹脂製の鍵32
3,324はハンマー325,326に比べて質量が小
さいために、鍵アクチュエータ323d,324dと鍵
アクチュエータ当接部325k,326kの当接部材の
弾力性やラバースイッチ328の復元力によって、鍵3
23,324の復帰をハンマー325,326の復帰に
先行させることができる。この先行量は、前記した弾力
的当接による相対姿勢の差分となる。
【0086】これにより、ラバースイッチ328,32
9が次の発音を許可する位置まで復帰するようにハンマ
ー325,326に先行して鍵323,324が復帰し
たときに、この鍵323,324を直ちに押し下げ操作
するならば、ラバースイッチ328,29において楽音
波形情報発生に必要な2つの接触位置間隔内において、
ハンマー325,326の連動を伴わない鍵323,3
24の押し下げが前記相対姿勢の差分だけ発生すること
になる。
【0087】従って、この鍵323,324により押し
下げられるラバースイッチ328,329の押し下げ量
が楽音波形情報発生に必要な2つの接触位置間隔を越え
る振幅で動作するようにしても、ハンマー325,32
6はこの全振幅に連動して揺動する必要がないので、質
量付加効果が大きいハンマー325,326を使用して
も、トリル奏法が容易になる。
【0088】
【発明の効果】本発明は、ハンマーを鍵ガイド機構に利
用して鍵ガイド用の専用部品数を削減したことによっ
て、部品工程管理を容易にすることができる。
【0089】また、鍵とハンマーを遊嵌し、揺動方向に
は相対的な摺動を可能にし、音階方向には移動(振れお
よび倒れ)できないようにお互いをガイドする組み合わ
せ構成とすることにより、シャーシに対して鍵とハンマ
ーを安定に揺動可能に取り付けるための各支点部の支持
機構を、シャーシに穿設した取り付け穴に鍵およびハン
マーに一体的に形成した突起を遊嵌する構成で実現する
ことができ、従って、構成部品数が少なく、組み立て工
数を減少させることができる。
【0090】また、ハンマーは、エラストマを使用した
モールド成形部に、ハンマー支点部と、このハンマー支
点部から下方に離間した位置でシャーシのガイド片を摺
動するガイド片当接部と、前後および上下方向に離間し
た複数の鍵遊嵌当接部とを一体的に成形しているので、
自ら安定に揺動し、且つ、鍵を安定にガイドする。しか
も、ハンマー支点部のシャーシへの当接面および遊嵌面
を略円弧状とすることにより、静粛性と耐久性を得るこ
とができる。
【0091】ハンマーの鍵アクチュエータ当接部をエラ
ストマを使用したモールド成形によって弾力的に変形す
るようにモールド成形部を成形するときに一体的に形成
することにより、鍵アクチュエータとの当接を緩衝する
ための専用の緩衝部品を取り付ける必要がなくなるの
で、構成部品数が少なく、組み立て工数を減少させるこ
とができる。
【0092】また、ハンマーの質量体の自重による傾動
力は、このハンマーのハンマー支点部から離間した位置
に形成したハンマー当接部をシャーシの第1ハンマー制
動当接部に当接することによって受け止めて静止させる
ようにしているので、高い静止位置精度を長期間に渡っ
て維持することができ、従って、ハンマーの動作特性の
経時変化を少なくすることができる。しかも、このハン
マーを連動させる鍵は、精度良く静止しているハンマー
の鍵アクチュエータ当接部に鍵アクチュエータを該鍵の
自重で当接させて支えるようにしているので静止位置
(初期位置)の精度が高く、しかも、鍵は樹脂製で軽量
であるので当接箇所が経時変形することもなく、鍵とハ
ンマーを高精度に初期位置に維持して安定した鍵タッチ
を実現することができる。
【0093】また、鍵を深く押し下げて鍵制動当接部に
当接して停止させたときに、ハンマーの当接部を鍵アク
チュエータとハンマー制動当接部の間に弾力的に挟持す
る形態としたことにより、ハンマーに制動応答である減
衰振動が起り易くなり、しかもこの制動応答は、鍵を押
し下げている指と鍵制動当接部に分散するようにしたこ
とにより、鍵を強打しても、過大な制動応答が指を不快
に刺激することがない。
【0094】また、鍵アクチュエータとハンマー制動当
接部によってハンマーの当接部を挟持する機構は、ハン
マーのモールド成形部に形成した当接部の周囲に集中し
た位置で実現するように構成しているので、精密な寸法
管理を比較的容易に実現することができる。
【0095】また、ラバースイッチは、揺動ストローク
角が小さい鍵により押し下げるように構成しているの
で、ハンマーは、ラバースイッチ押し下げの制約を受け
ることなく揺動ストローク角を大きくすることができ、
従って、ハンマー支点部から質量集中部までの距離を短
くして鍵盤装置を小型化することができる。
【0096】更に、強打された鍵に連動して揺動するハ
ンマーの制動は、第2ハンマー制動当接部に加えて、オ
ーバーストロークハンマー制動当接部でも行うことにな
るので、ハンマーの運動エネルギーの吸収を2段階に行
うことができる。従って、異なる素材を重ね合わせた特
殊な制動当接部材を使用することなく、同一素材で同一
形状の部材を使用して所望の制動特性を得ることが可能
になり、量産性が向上する。従って、良好な鍵操作感を
容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鍵盤装置における白鍵機構部の側面図
であり、(a)は白鍵の押し下げ前または復帰後の状態
を示し、(b)は白鍵を最下位位置まで押し下げた状態
を示している。
【図2】本発明の鍵盤装置における黒鍵機構部の側面図
であり、(a)は黒鍵の押し下げ前または復帰後の状態
を示し、(b)は黒鍵を最下位位置まで押し下げた状態
を示している。
【図3】本発明の鍵盤装置におけるシャーシに対する鍵
支点部を示す斜視図である。
【図4】本発明の鍵盤装置におけるシャーシに対するハ
ンマー支持状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の鍵盤装置におけるハンマー支点部を示
す側面図である。
【図6】本発明の鍵盤装置におけるシャーシに対するハ
ンマー取り付け過程を示す側面図である。
【図7】本発明の鍵盤装置におけるシャーシに対するハ
ンマー取り付け状態を示す正面図である。
【図8】本発明の鍵盤装置における鍵とハンマーの連動
関係を示す縦断正面図である。
【図9】本発明の鍵盤装置におけるハンマーによる鍵ガ
イド状態を示す縦断正面図である。
【図10】本発明の鍵盤装置における鍵によりハンマー
を押し下げた弾力的当接状態を示す縦断正面図である。
【図11】従来の一般的な電子鍵盤楽器の一部を断面し
て示す斜視図である。
【図12】図11に示した電子鍵盤楽器の電気的な機能
ブロック図である。
【図13】従来の鍵盤装置における白鍵機構部の側面図
であり、(a)は白鍵の押し下げ前または復帰後の状態
を示し、(b)は白鍵を最下位位置まで押し下げた状態
を示している。
【図14】従来の鍵盤装置における黒鍵機構部の側面図
であり、(a)は黒鍵の押し下げ前または復帰後の状態
を示し、(b)は黒鍵を最下位位置まで押し下げた状態
を示している。
【図15】従来の鍵盤装置の後部の斜視図である。
【図16】センサの縦断側面図であり、(a)は非動作
状態を示し、(b)は第1可動接点が固定接点に接触し
た動作状態を示し、(c)は第2可動接点が固定接点に
接触した状態を示している。
【符号の説明】
321…シャーシ、323…白鍵、323c…遊嵌ガイ
ド溝、325…ハンマー、325a…質量体、325b
…モールド成形部、325g〜325i…鍵遊嵌当接
部、328…センサ(ラバースイッチ)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その先端が上下方向に揺動自在となるよう
    に後端をシャーシに支持して配設した複数の鍵と、この
    各鍵の下方に揺動自在にシャーシに支持し、各鍵の下部
    に当接して該鍵の押し下げに連動して支点を中心として
    上下方向に揺動運動するようにした複数のハンマーと、
    鍵演奏操作状態を検出する検出手段を備え、鍵演奏操作
    の強弱表現に応じた鍵演奏操作情報を出力する鍵盤装置
    において、 前記各鍵に遊嵌ガイド溝を形成し、この遊嵌ガイド溝に
    ハンマーを上下方向に相対的に揺動可能に遊嵌して鍵を
    ガイドするようにしたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記鍵およびハンマー
    のシャーシへの揺動可能な支持機構は、前記シャーシに
    形成した取り付け穴に前記鍵およびハンマーに形成した
    突起を抜け止め状態に遊嵌するように構成し、前記ハン
    マーには、前記鍵の遊嵌ガイド溝に遊嵌して揺動方向に
    摺動可能な複数の鍵遊嵌当接部を形成したことを特徴と
    する鍵盤装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記ハンマーは、板金
    を加工して形成した質量体と該質量体を一体的にモール
    ド成形したモールド成形部を備え、このモールド成形部
    に、シャーシの取り付け穴に抜け止め状態に遊嵌する突
    起と、シャーシに形成したガイド片を摺動するガイド片
    当接部と、前後および上下方向に離間した複数の鍵遊嵌
    当接部を一体的に成形したことを特徴とする鍵盤装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記ハンマーをシャー
    シに抜け止め状態に遊嵌する突起は、シャーシへの当接
    面および遊嵌面を略円弧面としたことを特徴とする鍵盤
    装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、前記ハンマー
    は、鍵の押し下げに連動して揺動するように鍵を当接す
    る当接部を弾力的に変形可能に形成したことを特徴とす
    る鍵盤装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、前記ハンマ
    ーは、ハンマー当接部をシャーシに形成したハンマー制
    動当接部に当接して自重による傾動力を受け止めて静止
    させ、前記鍵はこのハンマーの鍵アクチュエータ当接部
    に当接して初期位置に静止させるようにしたことを特徴
    とする鍵盤装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、鍵を深く押し下げて鍵
    制動当接部に当接して停止させたときに、ハンマーに設
    けた当接部を鍵に設けた鍵アクチュエータとシャーシに
    設けたハンマー制動当接部の間に弾力的に挟持するよう
    にしたことを特徴とする鍵盤装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、鍵アクチュエータとハ
    ンマー制動当接部の間に弾力的に挟持する前記ハンマー
    の当接部は、このハンマーのモールド成形部に一体的に
    形成したことを特徴とする鍵盤装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の1項において、前記検出手
    段には鍵によって押圧されるラバースイッチを使用した
    ことを特徴とする鍵盤装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の1項において、ハンマー
    のモールド成形部に形成した当接部に当接するハンマー
    制動当接部と、質量体の当接部に当接するハンマー制動
    当接部を設け、鍵に押し下げられて揺動する前記ハンマ
    ーの揺動運動を制動するようにしたことを特徴とする鍵
    盤装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜10の1項に記載した鍵盤装
    置と、この鍵盤装置から出力される鍵演奏操作情報を反
    映した楽音波形情報を出力する音源装置とを備えたこと
    を特徴とする電子楽器。
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