JP4380336B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子楽器等の鍵盤楽器の鍵盤装置に関し、鍵の下限位置を規制するための鍵下限ストッパ部の改良に関する。
従来、電子楽器の鍵盤装置として、例えば、特開2003−29756号公報に開示されたものがある。この従来の鍵盤装置では、サブフレーム(20)をメインフレーム(10)に対してヒンジ部(1)を介し鍵並び方向に相対的に揺動可能に構成し、鍵操作時の鍵並び方向の揺動を検出したり、押鍵ストローク後に鍵(30)をさらに下方に押下したとき、下方への力を下限ストッパホルダ(51)を介して板状部材(50)に伝え、この板状部材(50)を下方に撓ませて、この下限ストッパホルダ(51)の変位量を検出し、これらの検出信号により、例えば、音色、音量、ピッチ、リバーブ、パン、ビブラート等に反映させて楽音を制御するようにしている。
特開2003−29756号公報
このように、鍵並び方向へ揺動させたり、押鍵ストッパ後にさらに押下させるような演奏操作は強い鍵操作力で押下するので、堅牢で剛性の高い下限ストッパが必要となる。特開2003−29756号公報の装置のものにあっては、板状部材によって下限ストッパホルダへの押圧力をある程度吸収できるが、このような板状部材等を設けると構造が複雑になり生産性が悪いという問題がある。また、重量が大きく増えるため可搬性への影響が大きくなる。さらにフレーム等が板金の曲げ加工で形成されているため、上限ストッパと下限ストッパの間隔などの精度が出しにくく、ひいてはセンサ精度を良くするのが困難である。また、各部材を締結するためのネジ等の部品が多くなり、高コストにもなる。
本発明は、鍵盤装置において、堅牢で剛性の高い下限ストッパを得るとともに、アフタタッチセンサで高い精度が得られ、しかも簡単な構成で部品点数を低減することを課題とする。
請求項1の鍵盤装置は、鍵支持部を有し、該鍵支持部の鍵支点部に鍵が揺動自在に支持されるための鍵フレームと、鍵の下限位置を規制するための、前記鍵フレームに一体形成された硬質樹脂からなる鍵下限ストッパ部とを備えた鍵盤装置において、前記鍵フレームは、当該鍵盤装置を楽器本体に固着するための固定フレームと、固定フレームに対して鍵並び方向に揺動可能な可動フレームとからなり、該鍵下限ストッパ部は、前記可動フレームに一体に形成され、鍵側の被ガイド部としての下延部が可動するための前壁部手前の空間格子状に突出した突起として手前側に設けた。格子状に突出した突起は縦のリブ壁を有するので鍵下限ンストッパは下方への押圧力に対して剛性が高くなる。また、格子状の上面をアフタタッチセンサの載置台とすることもできる。アフタタッチセンサの載置台とした場合、剛性が高いため、台の変形がないので精度の高いセンサを構成することができる。特に各鍵で均一な出力を得ることが可能である。
請求項1の鍵盤装置によれば、堅牢で剛性の高い下限ストッパを得ることができるとともに、アフタタッチセンサで高い精度が得られ、しかも簡単な構成で部品点数を低減することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、この明細書において、鍵盤装置(電子楽器)の「上下左右」を指す場合、演奏時の演奏者側(鍵盤側)から見た正立状態の「上下左右」とする。また、「前後方向(あるいは手前と奥)」を指す場合、演奏者側を「前、手前」、背面側を「後、奥」とする。
図1は本発明の実施形態の鍵盤装置の断面図であり、鍵並び方向に対して直角に切った断面図である。この鍵盤装置は電子オルガン用の鍵盤装置であり、後述の下限ストッパ部に配設したアフタタッチセンサでアフタタッチを検出するとともに、図示しないセンサにより鍵並び方向の押鍵力を検出して、音色、音量、ピッチ、リバーブ、パン、ビブラート等をの楽音制御を行えるようにしたものである。
鍵フレーム1は、当該鍵盤装置を楽器本体に固着するための固定フレーム11と、可動フレーム12と、該固定フレーム11と可動フレーム12とを連結するヒンジ部13とで構成され、この固定フレーム11、可動フレーム12及びヒンジ部13は硬質の合成樹脂で金型により一体成型されている。ヒンジ部13は鍵並び方向の厚みが薄いリブ状に形成してそのリブを鍵並び方向に複数併設したものであり、このヒンジ部13の弾性により、可動フレーム12は固定フレーム11に対して鍵並び方向に僅かに揺動可能とされている。なお、固定フレーム11及び可動フレーム12はヒンジ部13と同様に垂直面をなす多数のリブ等により軽量で堅牢な構造になっている。
鍵(白鍵及び黒鍵)2は奥側の基端部2aにおいて、固定フレーム11の上部の鍵支持部11aに回動自在となるように取り付けられている。なお、図では白鍵についてその断面が現れ黒鍵は白鍵に隠れているので、以下、主に白鍵について説明するが黒鍵についても白鍵と同様な構成になっている。固定フレーム11のバネ係止部11bと鍵2のバネ受部2bとの間には復帰用バネ21が装着される。復帰用バネ21は鍵2を上方に付勢しており、押鍵後に離鍵されると鍵2を非押鍵状態の位置に復帰させる。
鍵2の前寄りには2枚のストッパ当接片(被ガイド部としての下延部)2cが下方に延設されている(黒鍵の場合は先端近傍)。また、可動フレーム12の先端には鍵ガイド支持部12aが該可動フレーム12と一体に形成されるとともに、この鍵ガイド支持部12aには鍵ガイド121が嵌着されており、鍵2のストッパ当接片2cが鍵ガイド121を挟むようにして上下方向に摺動可能となっている。これにより、鍵2の鍵並び方向の揺動は、鍵ガイド121によって抑制される。より正確には、鍵2を鍵並び方向に揺動させると、その力がキーガイド121を介して可動フレーム12に伝わり、可動フレーム12が固定フレーム11に対して鍵並び方向に揺動する。なお、可動フレーム12上には、キースイッチ41等を取り付けた回路基板4が配設されており、鍵2の押離鍵に応じたキーオン、キーオフ等がキースイッチ41により検出される。
可動フレーム12の前壁部12dの下部には、下限ストッパ部7が該可動フレーム12と一体に形成されている。図2は下限ストッパ部7の前方下から見た一部斜視図であり、この下限ストッパ部7は、水平な上面部7a、垂直な後面部7b及び水平な下面部7cを有し、この上面部7a、後面部7b及び下面部7cは、一体にして断面コ字状で鍵並び方向に全鍵に亘って形成されている。また、この上面部7a、後面部7b及び下面部7cで囲われた内側には鍵並び方向に所定間隔を取って複数のリブ壁17dが形成されている。さらに上面部7a上部と前壁部12dとに直角な複数のリブ壁17eがリブ壁17dと同じ間隔で形成されている。図1に示したように、上面部7aの上には長尺なアフタタッチセンサ8が鍵並び方向に配設されるとともに、このアフタタッチセンサ8の上に下限ストッパフェルト71が配設されている。
また、可動フレーム12の前端側には鍵ガイド支持部12aの付け根部に沿って鍵並び方向に延びる上限ストッパレール部122が形成されており、この上限ストッレール部122の下面には、全鍵のストッパ当接片2cの鈎部上端2c2に対向するように長尺の上限ストッパフェルト122aが接着して配設されている。
以上の構成により、鍵2の非押鍵(離鍵)時には、復帰用バネ21により鍵2の前端が上がる方向に付勢され、ストッパ当接片2cの鈎部上端2c2が上限ストッパフェルト122aに当接して非押鍵状態の位置になる。また、鍵2の押鍵時には、ストッパ当接片2cの下端2c1が下限ストッパフェルト71に当接し、通常の押鍵状態となる。すなわち、このストッパ当接片2cが上限ストッパフェルト122aに当接する位置から下限ストッパフェルト71に当接する位置までが、鍵2の押鍵ストロークとなる。
この押鍵ストローク後に、鍵2に対して更に押下するように押圧力を加えると、ストッパ当接片2cにより下限ストッパフェルト71を押圧し、アフタタッチセンサ8によりその押圧力が検出される。
以上のように、下限ストッパ部7は、鍵2側のストッパ当接片2cが可動するための前壁部12dの手前の空間S(図1)へ、格子状に突出した突起として鍵盤装置の手前側に設けられている。下限ストッパ部7の上面部7a、下面部7c、リブ壁17d(及びリブ壁17e)は格子状を成しており、特にリブ壁17dにより当該下限ストッパ部7は剛性の高いものになっている。また、この剛性の高い下限ストッパ部7の上面部7a上にアフタタッチセンサ8を設けているので、精度の高いセンサ出力が得られる。
このように、剛性の高い下限ストッパ部7の部分でアフタタッチセンサ8により、押鍵ストローク後の押鍵力を検出することができるので、前記従来の鍵盤装置のように、可動フレーム12の下に板状部材等の弾性部材を設けるような構成にしなくてよいので、軽量で簡単な構成になり部品点数も低減できる。
以上の実施形態では、下限ストッパ部7に垂直のリブ壁17dを設けうるようにしているが、例えば図3のような構造のリブ壁17fを設けてもよい。このリブ壁17fは隣接するもの同士で三角の梁の構造をなすので、上からの押圧力に対してさらに剛性が高くなる。このように、下限ストッパ部は縦のリブのような構造を持っていればよい。なお、鍵フレームの成型金型は鍵フレームの上下方向に抜くようにして製造しているが、下限ストッパ部7の上面部7aと下面部7cの間は、上下金型に連動するスライドコア方式で比較的容易に形成できる。
なお、図1に一点鎖線で示した部分は当該鍵フレームの成型時に同時に一体成型することができる連結部Xであり、この連結部Xを設けると固定フレーム11の下側と下限ストッパ部7とが連結部Xによって一体に連結される。 前記実施形態のものは可動フレーム12が鍵並び方向に揺動可能にしたものであるが、鍵並び方向の押鍵操作を検出しないような廉価な機種の場合はこの連結部Xを設けれはよい。この連結部Xを設けるか設けないかもスライドコア方式で容易に選択することができるので、高級機種も廉価な機種も殆ど同じ金型で成型することができ、コストを低減することができる。
本発明の実施形態の鍵盤装置の断面図である。 本発明の実施形態における下限ストッパ部の前方下から見た一部斜視図である。 下限ストッパ部の他の実施例を示す一部斜視図である。
符号の説明
1…鍵フレーム、2…鍵、7…鍵下限ストッパ部、2c…ストッパ当接片(下延部)、11…固定フレーム、12…可動フレーム、12d…前壁部

Claims (2)

  1. 鍵支持部を有し、該鍵支持部の鍵支点部に鍵が揺動自在に支持されるための鍵フレームと、
    鍵の下限位置を規制するための、前記鍵フレームに一体形成された硬質樹脂からなる鍵下限ストッパ部とを備えた鍵盤装置において、
    前記鍵フレームは、当該鍵盤装置を楽器本体に固着するための固定フレームと、固定フレームに対して鍵並び方向に揺動可能な可動フレームとからなり、
    該鍵下限ストッパ部は、前記可動フレームに一体に形成され、鍵側の被ガイド部としての下延部が可動するための前壁部手前の空間へ格子状に突出した突起として手前側に設けたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記下限ストッパ部の上面にアフタタッチセンサが配設されることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
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